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バイヤーインタビュー

 

バイヤーインタビュー 株式会社オリンピック

バイヤーインタビュー 株式会社オリンピック
 
デイリー事業部商品部バイヤー 今井 聡氏
「旬と目新しさで価値を訴求 地域の産品にも注目」
 
関東で食品スーパーとディスカウント業態を中心に66店舗を展開する株式会社オリンピック(金澤良樹社長、本部=東京都国分寺)デイリー事業部商品部バイヤーの今井聡氏にインタビュー。和日配の仕入れに携わって10年以上の経験を持つ同氏に漬物の売れ行きや同社の取組み、地域産品の可能性などについて話を聞いた。(千葉友寛)
◇    ◇
―昨年の漬物の売れ行きと御社の取組みについて。
「昨年の3月から12月までで、前年比102%と良い数字となった。1月は野菜高の影響もあり、浅漬、キムチともに108%と好調な動きとなっている。それらの要因の一つとして、当社では単価を上げる取り組みをしている。売場で旬や目新しさを大事にして、季節や素材といった価値をお客様に提案している。定番商品で欠かせない白菜の刻みや姿物なども扱っているが、そういった商品は差別化を図るのが難しく、どうしても価格競争になってしまう。それよりも、旬や独自性を出せる商品に力を入れ、他店と競合しない棚を作れれば販売価格も影響を受けにくい。大手のNB商品は品揃えとして必要だが、どこの店舗にもある商品は価格だけの競争になる。それよりも、短期間でも販売できる季節商材やローカルブランドでも独自性を打ち出せる商品を販売した方が利益を出すことができる。PB商品ではないが、お客様により良い商品をリーズナブルに提供したい、という思いをメーカーと小売が一体となって取り組み商品を販売したいと考えている。小売業界もシュリンクしていく中で、他店との違いを作れるか、ということが重要で、お客様もそこに価値を感じていただいていると思う」
―ニーズの変化について。
「個食ニーズが増えている、と言われるが、ニーズはカテゴリーによって異なる。デイリーの漬物売場としてのニーズは少ないが、食べ切りや即食を求められるデリカテッセンの売場では個食タイプの需要はある。デイリーの漬物売場に求められるのは漬物本来の味や品質、伝統食品として位置付けで、デイリーのバイヤーとしてはここにこだわっている。豆腐は個食で適量のものが人気で、佃煮は変わり種の商品に限って個食タイプが売れる。定番商品で小さいタイプは売れない。まだまだデフレから脱却しきれていないことが大きな要因で、消費動向に大きく影響している」
―売れている商品は。
 「やまうの2色タイプの製品は良い製品だと思う。人気がある商品同士のマッチングは消費者受けが良く、割高感を感じさせずに簡便性もある。和日配では少ないタイプで、攻めの商品だと思う。2色タイプが売れると単体の売れ行きが落ちる事になるが、全体的には増えていく流れになり、売場の勢力図が変わる可能性もある。人気が高い商品同士のマッチングは、洋日配では多くの商品で採用されている。例えばヨーグルトの2種類タイプは外れがない2フレーバーの組み合わせ。4種類タイプは外れがない3フレーバープラス変わったフレーバーが1種類あった場合、3種類で外れがなければ冒険になったとしてもお客様は購入されると思う。和日配でもそのような商品が出てきてほしいと思っている」
―地域産品の可能性は。
「独自性や目新しさという点では地域の産品にも注目している。昔からの成功例で言えば赤かぶは魅力が詰まった商品。産地性があり、彩りも豊かで味も良い。そして、単価も高い。まさに付加価値の集合体で、完成された商品だと言える。当社では旬と地域性を大事にしており、今の時期だと宮崎の干し沢庵、秋はキムチ専用品種で産地限定の白菜を使用したキムチを販売する。棚の下段のフリースペースは店の特徴を出せるところなので、バイヤーの腕の見せ所でもある。完成された商品の価格は重要ではなく、高くても食べて美味しければリピートしていただける。長く引っ張っても素材の美味しさを生かすことができないので、旬が過ぎたらスパッと止めて、その時期に旬の商品に入れ替える。これを1年通して続けてお客様には常に旬と目新しさを提供している。値段は関係なく、付加価値があって当社の独自性を出せる商品という意味でも地域の産品は面白い素材。是非、色々な提案をしてほしい」
【2018(平成30)年2月12日第4922号4面】
 
株式会社オリンピック https://www.olympic-corp.co.jp/
 

この人に聞く 株式会社成城石井 商品本部 商品部

この人に聞く 株式会社成城石井 商品本部 商品部
 
グロサリー課課長代理 坪井 元氏

「甘さをつけた梅干」が売れ筋
 ご飯以外の食シーンの確立を
 株式会社成城石井の商品本部商品部グロサリー課課長代理・坪井元氏にインタビュー。今夏の梅干製品の売れ行きや売れ筋商品の価格帯、最近のニーズやトレンドについて話を聞いた。
(聞き手・千葉友寛)
◇    ◇
 ――今夏の梅干製品の売れ行きについて。また、どのような商品が売れていますか。
 「既存店前年比は横ばい。売れ筋は塩分値が低く、蜂蜜などで甘さをつけた梅干が売れているが、夏場の時期は白干やしそ漬けの需要もあり、実績は高い」
 ――売れ筋商品の価格帯は。
 「1000円~1500円」
 ――若い世代にはちみつ味、うすしお味などが支持されているようですが、味や規格など、最近のニーズ、トレンドについて。また、ここ数年の需要の増減に変化は。
 「蜂蜜などで甘さをつけた塩分値の低い商品の売上ボリュームが大きいです。需要の増減に関しては大きく増えてはいないが、減ってもいません」

 
梅干売場。撮影店舗=「成城石井 東京ドームラクーア店」※写真は取材時のもの
梅干売場。撮影店舗=「成城石井 東京ドームラクーア店」※写真は取材時のもの
 ――塩分5、6%の低塩梅干のアイテム数が増加しているようですが、低塩化のニーズは高まっていると感じていますか。また、塩分10%以上の製品の売れ行きはいかがですか。
 「低塩化のニーズは高まっていますが、塩分値の高い商品のニーズもしっかりとあります」
 ――見た目や味で差別化が難しいと言われる梅干製品ですが、御社の梅干売場のこだわりや、商品を選定するにあたって重要視されているポイントは。
 「成城石井の商品選定で大切にしているのは『おいしさ』『品質』『手に取りやすい価格』の3つのバランスです。いくらおいしくて品質が高くても、価格が高すぎてはお客様に手に取っていただけないので、常にその最適なバランスを意識しています。梅干において具体的に挙げると、梅の規格、サイズ、味、品種、産地、価格設定などです」
 ――現在の消費者ニーズを含め、梅干メーカーに「こういった商品を作ってほしい、こういう提案をしてほしい」などのメッセージがあればお願いします。
 「食のニーズが多様化しているので、今までのような『ごはんのお供』以外での摂取するシーンの確立。和のスーパーフードとしての位置づけなど。あとは世界に向けたアピールが必要だと思います」
【2015(平成27)年9月28日第4818号1面】
 
株式会社成城石井 http://www.seijoishii.co.jp/
 
 
 

株式会社ライフコーポレーション

株式会社ライフコーポレーション
 
首都圏食品日配部首都圏加工食品課チーフバイヤー・齋藤宏紀氏
「漬物の素特集」
 簡便タイプの売上逆転 冷蔵庫で漬ける人が増加
 首都圏と近畿圏において食品スーパー「ライフ」を展開する株式会社ライフコーポレーションの首都圏食品日配部首都圏加工食品課チーフバイヤー齋藤宏紀氏に漬物の素の動きや傾向について聞いた。
(藤井大碁)
◇    ◇
 ――漬物の素専用コーナーを展開されています
 首都圏のライフ全店(107店舗)で4月8日より実施しており、6月いっぱいまでの展開を予定しています。春野菜が出回る時期を意識して10年以上前から始めた取り組みで野菜との関連販売が狙いです。
 ――品揃えとターゲット層について
 煎りぬか、冷蔵庫ですぐ漬けられる簡便タイプのぬか漬け製品、液状や粉末状の漬物の素など約15種類を揃えています。今年は簡便タイプのぬか漬け製品の取り扱いを増やしました。また、粉末のうどんスープの素も実験的に展開しています。売場のターゲット層は高めですが、昨年からお酢で漬けるピクルスをニューファミリー層向けに提案するなど新たな取り組みも行っています。
 ――全体的な動きは
 昨年の上半期はNHK朝ドラの影響で前年比107%くらいまで伸びました。現在は前年比98%ほどに落ち着いていますが一昨年比では上回っています。簡便タイプのぬか漬け製品や液体・粉末タイプの浅漬けの素が伸びています。塩こんぶも3年前から取り扱いをスタートし、好調です。
 ――近年のトレンド
 ぬか漬けにおいては、煎りぬか製品と簡便タイプの売上が以前の7対3から現在は4対6くらいまで逆転してきました。時代の流れの中、ぬか床で漬ける人は減り冷蔵庫で漬ける人が増えてきています。また、お酢で漬けるピクルスも手軽さやジャーサラダのブームなども伴って人気が出始めています。
 ――今後について
 簡便性を重視する傾向は引き続き強まっていくことが予想されます。お客様のニーズを確実に捉えた品揃えを目指し、野菜を美味しく食べる方法の一つとして漬物の素を提案していきたいと思っています。
(2015(平成27)年5月11日第4802号1面)
 
株式会社ライフコーポレーション http://www.lifecorp.jp/
 
   
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