株式会社食料新聞社|東京都台東区|新聞の出版|漬物|伝統食品|発酵食品|情報、広報、宣伝サービス

qrcode.png
http://www.syokuryou-shinbun.com/
モバイル版はこちら!!
バーコードリーダーで読み取り
モバイルサイトにアクセス!

株式会社食料新聞社
〒111-0053
東京都台東区浅草橋5-9-4 MSビル2F
TEL.03-5835-4919(ショクイク)
FAX.03-5835-4921
mail:
info@syokuryou-shinbun.com
──────────────────
・食料新聞の発行
・広報、宣伝サービス
・書籍の出版
──────────────────
 

漬物JAS・全国漬物検査協会

 

農産物漬物の関係規定集(抜粋)

農産物漬物の関係規定集(抜粋)
 
食品表示基準 漬物抜粋版 H28.3修正 ( 468KB )
※↑タイトルをクリックして開く、または右クリック「対象をファイルに保存」でダウンロードできます。
 
食品表示基準 (平成27年3月20日内閣府令第10号)における
農産物漬物の関係規定集(抜粋)
 
 この規定集は、厖大な「食品表示基準」の中から、農産物漬物の表示を行うための規定等を抜粋したもので、その構成を示し、関連する別表は該当する規定の後に配置して分かり易くした。
 農産物漬物に関連がなく省略した規定等については、食品表示基準の本文を確認されたい。
 
 消費者庁HP(http://www.caa.go.jp/)→食品表示→食品表示基準(内閣府令、PDF)
 
 

全国漬物検査協会 専務理事 佐藤惠氏 インタビュー

全国漬物検査協会 専務理事 佐藤惠氏 インタビュー
 
佐藤専務理事
HACCPもJASにお任せ
JASとHACCPは同手順 格安で導入を指導
 食品の製造工程におけるHACCP(危害分析と重要管理点監視)システム導入の動きが本格化してきた。全国漬物検査協会(=JAS、西村信作会長)の佐藤惠専務理事にHACCPについて聞いた。全漬検ではHACCPに関する相談も受けている。
◇    ◇
 ―これまでの動きを
 厚生労働省は、「食品等事業者が実施すべき管理運営基準に関するガイドライン」を平成16年2月に制定されました。これは、営業施設の衛生管理上の措置を条例で定める場合の管理運営基準準則について、CODEX委員会が示している食品衛生の一般原則を参考に全面的に見直し新たな指針として都道府県等に通知したものです。このガイドラインが昨年5月に改正されました。
 ―HACCPについては
 この改正されたガイドラインの中で、HACCPがCODEX委員会によりガイドラインとして示されてから世界各国では90年代後半から義務化を行い、国際標準として広く普及が進んでいます。日本では過去に食中毒の多かった食品業種を対象として、食品衛生法を平成10年に改正して日本版HACCPと称された「総合衛生管理製造過程」を創設しましたが、任意制度で対象が限定され、厳格かつ複雑なやり方などのため、その普及は限られたものでした。HACCPを導入して食品製造の衛生管理を強化することにより食中毒の発生等の防止につながるなど、食品の安全性の向上が期待されることからHACCPによる製造工程管理の普及を加速させる必要があります。また、食品の輸出にあたり、他国からのHACCPによる衛生管理が求められる場合もあることから、「従来の基準」に加え、新たに「HACCPを用いて衛生管理を行う場合の基準」を規定して、各都道府県等は関係事業者を指導するとともに、関係条例を改正して、この改正ガイドラインを義務化できるようにと通知しています。
 ―どこまで進んでいる
 HACCPに関する条例改正の進捗状況は今年の1月31日の段階で、条例改正ずみが9自治体。94自治体が議会に諮る準備を進めていました。告示・規則等で対応する4自治体と合わせて合計107自治体がHACCPに関する条例を改正する、しようとしています。先ずHACCPをやっていることを任意で届け出させて、保健所などの衛生監視員が見て指導するという形を進めていくと思います。
 ―漬物業界では
 HACCPとは、7原則12手順で進めていきますが、すでに、漬物業界では全日本漬物協同組合連合会(=全漬連)が平成13年のキムチを原因とするO‐157食中毒事件を受けて、14年に「HACCP手法を取り入れた浅漬及びキムチの製造・衛生管理マニュアル」を作成。さらに平成24年8月の札幌市での白菜浅漬けによるO-157集団食中毒事件を受けて、急遽26年3月にマニュアルを改訂しました。今年1月には公益社団法人日本食品衛生協会から全漬連に「食品製造におけるHACCPによる衛生管理の普及のための調査及び手引き作成事業」における「農産物漬物版」への協力要請があったようです。
 ―JASについて
 JASは品質を重要視した製造管理を行いますが、ベースになる安全は当たり前のこととしています。JAS認定工場制度では主に安全を担保する衛生管理はきちんとしよう、ということにしていました。漬物のJAS認定工場では食品事故や食品表示の問題などが起きたことはありません。
 ―JASとHACCPの違いは
 JASの認定工場における品質管理の実際(QC工程表等)と、HACCPにおける衛生管理上の危害分析、重要管理点、改善措置を行うことはほとんど同じ手順になります。つまり、JAS認定を受ければ、HACCPをやっていると言ってもいいのです。我々も、漬物のJAS認定工場の品質管理をチェックするだけでなく、漬物企業におけるHACCPに関するアドバイスも行うことができます。
 ―費用は
 本会の漬物のJAS認定工場の審査には、基本料金33万円にプラス審査員の旅費、税金の費用が必要になります。今後、全漬検にHACCPの指導を依頼する場合は、まだ正式には決めていませんが、基本料金10万円ぐらいにプラス旅費、税金になると思われます。最近、HACCPを認証します、というような認証機関が増えてきましたが、そういう団体や企業に頼めば百万円単位での費用がかかるとも言われていますので、全漬検はかなり、格安になるでしょう。
 
※2015(平成27)年4月27日第4801号1面掲載
 
 一般社団法人全国漬物検査協会 http://www.maff.go.jp/j/corp/2012/koukai/018.html(農水省HP)
 
 

全漬検 第25回記念 漬物技術研究セミナーのお知らせ

全漬検 第25回記念 漬物技術研究セミナーのお知らせ
 
 一般社団法人全国漬物検査協会(西村信作会長)では、漬物業界の製造技術等の向上を目的とし、平成3年から漬物技術研究セミナーを行っています。今回は25回目という記念すべき筋目のセミナーとなりました。食品、漬物に関する重要かつ今日的な課題などの講演と漬物各社等の最近の技術研究の発表が、下記のとおり行われますのでご参加下さるようご案内いたします。
 
【名称】第25回漬物技術研究セミナー
【日時】平成28年2月25日(木)10:00~17:00(受付9:30から)
【会場】江東区深川江戸資料館
    (東京都江東区白河1-3-28、☎03-3630-8625)
【内容】
・基調講演 前田安彦  宇都宮大名誉教授
                「漬物を考える(仮題)」
・記念講演 中村祥一  味の素㈱元川崎工場製造部長
      「我が社の安全教育-ことわざで綴る私の安全文化への思い-」
・研究発表 稲垣隆一 東海漬物㈱
              「米国FDA査察への対応」
      大場輝子 遠藤食品㈱
              「漬物の商品開発と地域の活性化(仮題)」
        長 俊広 山形県工業技術センター
      「山形県庄内漬物由来の乳酸菌を活用した漬物の開発」
 ※他に記念講演 1名、研究発表2名を予定しています。
 
【主催】 一般社団法人全国漬物検査協会(東京都江東区三好1-1-2)
     (☎03-3643-0461、FAX:03-3643-0462)
 
【申込〆切り】 平成28年2月22日(月)申込み100名超の時は〆切りとします。
 
【申込方法】
 ①本協会に電話、FAX、Mail(aaz13340@nyc.odn.ne.jp )にてセミナー案内、申込書をご請求下さい。
 ②申込書に、氏名、社名、連絡先(☎、Fax、E-mail)、懇親会への出欠の有無を記入して参加申し込み下さい。
 ③参加費は申し込み後速やかに以下の振込先に入金ください。
 ④入金の確認次第、「参加証・会場案内」をFAX、メールで送信します。
 
【参加費用】 1人 12,000円(別途、懇親会費3,000円)
 
【振込先】 みずほ銀行 深川支店 普通預金No.1098946
      一般社団法人全国漬物検査協会
 
 

全漬検 人材育成で講演会開く 発酵、塩、食品SM学ぶ

全漬検 人材育成で講演会開く 発酵、塩、食品SM学ぶ
 
西村会長
西村会長
 
大羽副会長
大羽副会長
 
第6回営業マン、若手技術者のための講演会
第6回営業マン、若手技術者のための講演会
   
 一般社団法人全国漬物検査協会(西村信作会長)は2015(平成27)年11月19日、東京都江東区の古石場文化センターにて「第6回営業マン、若手技術者のための講演会」を開催した。
 同講演会は漬物業界を担う人材育成を目的に漬物の知識や魅力を知り、今後の営業担当者のセールス、若手技術者の製造などに役立ち、求められるような知見を学ぶために実施されている。
 開会の挨拶に立った西村会長は昨今の経済状況に触れた上で、「私ども全漬検は漬物業界の体力強化のために、漬物に携わる個人の職務能力の向上に役立つような基本的な知識を学ぶ機会を設けたいとの提案があり、この講演会を実施することとなり今回で6回目となります」と説明した。
 食に関わる問題として有名ホテル・レストランのメニューや肥料成分の偽装表示、北海道における浅漬の食中毒事件を挙げ、「行政当局も衛生管理の指導強化に取り組んでいるところですが、一層自らも衛生管理に力を入れるようにして頂きたく存じます。漬物には原料原産地表示が特別に課されており、他の食品表示との不公平感は否定できませんが、嘘や誇大表示を行わないこと、安全な漬物を作ることが今までよりも大事になってきております」とし、「お忙しい中、来て下さった皆様にとってこの講演会が役立つことがあれば幸いでございます。会社に持ち帰るとともに、日々の業務に生かしていただきたいと思います」と有効活用を呼びかけた。
 続いて大羽恭史副会長(技術委員会委員長)は原料価格の高騰について「何とか野菜の価格を商品の販売価格に結び付けたいところですが、なかなか難しく、各社大変苦しんでおります。ただ10月になってやっと価格が安定してきたということで、これからしっかりと利益を出していって頂きたい」と好転したと指摘。また、米の値上げについて「今年は豊作ということですが、飼料米という動物の餌にする米を2年前から政府が奨励しておりまして、それでも農家の方が作ってくれないので、また大幅に補助金を増やしたことが要因のようです。家畜が人間よりも高い米を食べるというおかしな状況になっております。しかし、幸いなことに飼料米を作ることは誇りにかけてもやりたくないという農家の方もいらっしゃいます。世の中、TPPもあり変わっていきますが、我々も心ある農家と志をもって商売に励みたいと思います」とした。
 講演会は東京家政大学教授の宮尾茂雄氏、公益財団法人塩事業センター元海水総合研究所所長・元東海大学非常勤講師の橋本壽夫氏、一般社団法人新日本スーパーマーケット協会プランニングマネージャーの籾山朋輝氏の3氏が講演。参加者一同、知見を広げた。
 
 

3氏の講演内容

3氏の講演内容
 
宮尾茂雄氏 「発酵はじめ健康機能を全面に」
宮尾氏
 「漬物の魅力と健康力」の演題で講演。はじめに漬物の魅力について、歴史、和食との関連性、塩の役割を解説。漬物は飛鳥時代の木簡における記述をはじめその歴史は古く、江戸時代には現在の漬物の多くが揃い、商売として成立。技術・物流の進歩により近代化・工業化し、現在に至るとした。和食の基本である一汁三菜について香の物が必須であり、現在の欧米化が進む食事に対し、糖分や脂質を減らす必要があり、漬物の消費も多かった1980年代の食事が理想である。塩の役割については浸透圧作用、酵素作用、発酵作用から漬物の旨さを引き出す大きな役割を果たしているとした。
 漬物の健康力においては、漬物は食物繊維、ミネラル、ビタミン、乳酸菌、機能性成分を豊富に含み、食物繊維は生活習慣病、特に心筋梗塞を抑制する。生の野菜に比べ、食物繊維が豊富に摂れるとした。また、漬物は塩分を排出するカリウムを豊富に含み、漬物に含まれる植物性乳酸菌は動物性に比べ、より酸抵抗性が強く、腸内生残率が高いことを紹介。加えて、漬物の発酵の程度の概念を提唱し、発酵とは連続的なものであり、その段階に応じて微発酵、温和発酵(マイルド)、軽度発酵(ライト)というように表記し、健康イメージの強い発酵を全面に出すべきと述べた。
 最後に今後のPR活動の推進について言及。健康機能をアピールするとともに、若年層や主婦層に向けて「若い人に受けるようなデザインなど手に取らせる工夫が必要です。また、子供の頃から馴染ませることも大切で、地域活動や工場見学など漬物に親しみを持つような活動に取り組んで頂きたい」と結んだ。
 
 
橋本壽夫氏 「一律的な減塩政策の危険性」
橋本氏
 「食品加工に不可欠な塩がはたして悪者か?」の演題で講演を行い、国際的に進められている減塩政策が正しい保健政策であるかを検証した。
 はじめに甘味や旨みの強化など対比効果や酸味や苦みに対する抑制効果、漬物における浸透圧など食品加工における塩の役割や、塩の種類と品質、生命維持に不可欠な塩の人体における働きを説明。続いて、塩が悪者とされた背景について、食塩と高血圧に関する研究の流れを解説し、結果「塩の摂取量が高血圧症の原因との仮説は未だに証明されていない」とした。
 また、減塩の効果と危険性について言及し、減塩の効果を示すのは塩感受性の人だけで、全体では30%程度であり、心筋梗塞を起こす危険性が高まる、下痢、高熱、出血に対する抵抗力が下がる等その危険性を示した。
 最後に減塩を巡る論争を紹介。一律に減塩させる保健政策は次第に劣勢になってきてきたが減塩推進派、減塩を心掛ける適塩推進派、反減塩派、現状の摂取量を適正とする現状肯定派の他、野菜(カリウム)や酪農製品(カルシウム)といった高血圧予防食(DASH食)を多く食べ、減塩しない食生活で血圧を下げるなど多くの減塩に対する考え方があり「塩は必ずしも悪者ではない。ほとんどの人々にとって塩は良い物であり、一部の人にとっては悪者となる。その簡単で絶対的な見分法はまだ見つかっていない」と見解を示した。
 
 
籾山朋輝氏 「EC化率が急速な伸び」
籾山氏
 「食品スーパーの動向と展望‐中食(なかしょく)、漬物をフォーカスする‐」のテーマで講演。はじめにライフスタイルの変化の実態について、和の食材や加工度の低い商材の売上げが減少しており、洋風で、かつ調理時間が短いものへと消費者ニーズがシフト。味の傾向としては「塩辛いものや酸っぱいものの人気が落ちており、例えばキムチでも甘めでマイルドなものやあっさりなものが動いている反面、スパイシー味も人気。味への好みというものは時代とともに変わるので、開発の際はトレンドを良く確認して頂きたい」とした。部門別では惣菜の伸びが堅調。「惣菜はお店ベースの加工なので価格以外の面でも差別化しやすい。有望なマーケットとして各SMが、商品開発に力を入れクオリティも格段に上がってきている」と述べた。
 続いて、食品流通全体の流れについて解説。「日本の人口が減少する中でSMはオーバーストアの状況であり、これから減っていくことが予想される。SMの吸収合併も頻繁となり、さらなる効率化を進め、体力を付けなければならなくなっている」とした。また高齢者の増加など商圏が狭くなったことで、小型スーパーはじめSMがCVS化に舵を切りつつある現状を示し「この業態が伸びるかがSMの試金石になる」と述べた。
 そのような状況下で通販をはじめEC化率が急速な伸び。「現在の全小売流通高11兆円から2020年には20兆円になるのではと言われている。小売業各社がオムニチャネルの時代の仕組み作りを急いでいる」とし「ネットスーパーで売りやすいような商品や、こだわり商品が検索される可能性もあり、今の営業や商品開発で良いのかを見直す必要がある」と提唱した。
 
【2015(平成27)年11月30日第4826号2面】
<<株式会社食料新聞社>> 〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-9-4 MSビル2F TEL:03-5835-4919 FAX:03-5835-4921