和食業界で活躍する女性たちへのインタビュー

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漬物・佃煮女子/漬物MEN 2017

 

2017年2月13日号(4879号)掲載 「佃煮男子」

2017年2月13日号(4879号)掲載 「佃煮男子」
 
かねだい食品株式会社 営業 岩重 雄也氏

新しい美味しさ挑戦
「従業員のため」が地域貢献に
 佃煮・調理食品ほか、菓子・健康食品など多彩に製造する「かねだい食品株式会社」(岩重敏郎社長、鹿児島県南九州市川辺町)は、主に地元・鹿児島県で獲れる魚介類を加工する有力メーカーだ。岩重社長の長男で営業担当の雄也氏は、広告代理店勤務を経て家業のかねだい食品へ戻って3年目。今年35歳になる若手〝佃煮男子〟の雄也氏に、業界の現状と自社の取り組みなどについて伺った。(文中敬称略、聞き手=福岡支局・菰田隆行)
◇   ◇
 ――家業に入社して3年目ということですが、現状をどうお感じですか。
 岩重 時代的に、難しいところに直面しているなと感じています。製品の原料は主に鹿児島県内で獲れる魚を使っています。かつお、まぐろ、さば、かんぱちなどですが、漁獲量は年々減っています。かつお漁で有名な枕崎漁港では、かつおの他にもまぐろなどを取り扱っていますが、全国的に有名な枕崎でさえも状況は厳しいものがあります。原料の仕入れ値のほか、包材、人件費など全てがコストアップしており、それを末端の製品価格に転嫁できないのが現状です。
 ――では、その現状を打破するために取り組まれていることは。
 岩重 伝統的な佃煮一本では、ごはん食の減少とともに売上が減少していくことは否定できません。ですから、佃煮から派生した惣菜の分野に取り組んでいます。例えば3~4年ほど前に発売した「お芋と魚の和ディップ」は、当社の佐々木一朗常務が開発した商品ですが、和食だけでなくカナッペやパスタ、ピザなど西洋料理のソースや調味料としても利用できる商品です。創業者である祖父・藤吉の「地のものを大切に使う」という意志を継承しながら、新しい美味しさにも挑戦していきたいと考えています。
 ――現在の主な販売先と業務内容は。
 岩重 メーンの売上は地場ですが、業務用は中部・関西・福岡・北九州などにも流通しています。また、学校給食で一人に一袋配る豆菓子は、主に関西、福岡などのほか、遠くは東北・秋田まで行っています。営業を担当していて、今まで売っていない地域に行けるのは嬉しいですね。一昨年はトレードショーの「こだわり食品フェア」に出展し、昨年と今年はトレードショー本体の鹿児島県ブースに出展いたします。出展した時に出会った関東地区の方々にも、徐々にですが営業をかけています。
 ――ご自身の信条と、今後への抱負は。
 岩重 現在、当社ではパートも含めて約20名の従業員が働いてくれていますが、私はその社員さんたちのために働きたいですね。毎朝早くから精を出してくれている社員さんは、近くに住んでいる地元の人たちですから、しっかりと生業に励むことが地域への貢献になります。地元・南九州市のふるさと納税の返礼品にも、少しですが登録しています。また、今はネットのSNSなどで全国各地の食材にスポットが当たりやすくなっていますので、地方の企業なりに特徴のあるものを造っていけば、決して将来を悲観することはない、と思っています。
 ――貴重なお話をありがとうございました。
【2017(平成29)年2月13日第4879号9面】

 
かねだい食品株式会社 http://satsuma-kanedai.jp/
 
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