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イベント写真館 大阪天満宮の天神祭

 

大阪天満宮(大阪市北区)の天神祭

大阪天満宮(大阪市北区)の天神祭
 
   
(悠久の時を経る 漬物文化を想う)
 
日本各地の天満宮で開催される天神祭。その中でも取り分け賑わいを見せるのが、日本の三大祭りや大阪三大夏祭りにも数えられる、大阪天満宮(大阪市北区)の天神祭だ。6月下旬から7月25日の本宮までの約1カ月間には様々な神事が行われる。

「船渡御(ふなとぎょ)」は、最終日の7月25日に約100隻の船が大阪市の中心部・大川を行き交う神事。5000発もの奉納花火と合わせ、祭りのフィナーレを飾るシーンだ。その歴史は大阪天満宮が創建された天暦3年(949年)にまで遡り、大川に流した神鉾が漂着した場所に御旅所(おたびしょ)を設ける神事「鉾流神事」に由来する。この御旅所が設けられた後、御神霊をお移しした御輿を川岸までお送りするのが「陸渡御(りくとぎょ)」、川岸から船で御旅所までお送りするのが「船渡御」だ。
 
輿丁(よちょう‥神輿を担ぐ人)の威勢の良い掛け声や見物客の熱気に包まれる渡御列のしんがりを務めるのは、(一社)大阪市中央卸売市場本場市場協会が御守りする「玉神輿」。名前の由来は、神輿頭部に宝珠がついていることで、重厚かつ精緻な造りは釘を1本も使わずに仕上げられている。25日、同市場の業務管理棟に於いて真部誠司会長や同協会役員など関係者出席のもと行った出発式では、「打ちましょ(パンパン)、もひとつせ(パンパン)、祝うて三度(パパンパン)」と大阪締めで景気づけ。「年に1度、玉神輿を担ぐために市場で働いている」とうそぶくのは、大阪人の心意気だ。

平日にも関わらず街は見物客でごった返すが、中でも天満橋北詰の交差点付近には、船渡御見たさに多くが詰めかける。ここから船渡御の乗船場がある天神橋北詰までの数100mは、ピーク時には身動きがとれないほどだ。ここには大正4年天満青果市場で創業した旭漬物味噌株式会社(長谷川豊光社長、大阪市北区天満)が本社を構え、24・25日の2日間にわたって祭りきゅうり(きゅうりの1本漬)や大阪特産・泉州水なす漬などを販売した。

漬物の歴史は有史以前まで遡ると言われており、記録として確認出来るだけでも奈良時代の貴族邸宅跡から発見された木簡(可須津毛瓜=粕漬瓜など)や平安時代の「延喜式」がある。1000年前、確かに存在していた天神祭と漬物。毎年多くの若者が詰めかける光景に、悠久の時を経てなお栄えるふたつの文化の今を見た。(大阪支社)
【2017(平成29)年8月14日第4901号16面】
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