和食業界で活躍する方々へのインタビュー

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新日本スーパーマーケット協会

   
一般社団法人新日本スーパーマーケット協会 に関する記事を紹介します。
 
 

デリカデッセントレードショー2018 特別インタビュー

デリカデッセントレードショー2018 特別インタビュー
 
新日本スーパーマーケット協会 シニアディレクター 籾山 朋輝氏
地域特産が売場活性
グローサラント的考えに
 
デリカテッセン・トレードショー2018【=DTS】は、SM、GMS、CVS、百貨店、弁当・惣菜専門店、飲食店などあらゆる業態で需要が高まっている中食・惣菜分野に特化した商談展示会。お弁当・お惣菜売場をとりまく食品・食材、設備機器、包材資材、衛生管理、情報等、各業界のさらなる発展を目指している。恒例となっている「お弁当・お惣菜大賞」をはじめ「デリカテッセン・トレードショー2018」の出展申し込み状況や見どころ、今後の展開について一般社団法人新日本スーパーマーケット協会のシニアディレクター・籾山朋輝氏に話を聞いた。(中村裕貴)
◇   ◇
 
‐今年の出展申し込み状況について。
「出展申込書受領数は昨年とほぼ同数の251小間、参加社数88社でそのうち新規は18社。昨年の参加は76社だったので今年もおかげさまで社数を伸ばした。SMTSの出展者がこちらに参加する形だけでなくデリカに特化した商材をお持ちの事業者様も増えてきているのが一つの流れだ。主催者企画はこれまでの物を定着させることに注力しており、『お弁当・お惣菜大賞』の実食ができるコーナー(=フードコート)も例年通り開催し商品数40品目でさらに幅を広げていくことを目指している。受賞商品に関しては漏れなく展示を行ない『惣菜デリ最前線』を発刊した。小売業の販売現場のトレンドだけでなく、お弁当・お惣菜大賞の選出商品ガイドブックとしての役割も兼ねた充実した内容となっている」

‐今年のお弁当・お惣菜大賞受賞者ついて。
「常連企業をはじめ、この企画を活用して頂き各企業が切磋琢磨する形で商品開発レベルが上っていると感じている。具体的には価格に対するクオリティーが格段に上がってきており、受賞企業の方達は商品開発のサイクルに本企画を埋め込みモチベーションを上げているという。受賞後のブランド価値は少なくとも2~3カ月続き、その効果は売上げにも直結し好循環となっている。マスコミにも取り上げられており、社会的認知度もさらに上げていきたい」
 
‐デリカスタディという新たな試みも興味深い。
「昨年の10月に続き1月25日に第2回の発表が行われたが今年度初の試みだ。デリカのクオリティーを上げていくことを目的とした継続的な勉強会でDTS2018デリカスタディでは2回開催のみであったが、年4回ペースを目指しており、次回は5月下旬を予定している。『お弁当・お惣菜大賞』受賞の商品開発事例や受賞後の社内外を含めた効果を共有して頂く。実食も行う中で商品特徴の掘り下げを行い、メーカー、ベンダー側からの新商品情報や新しい提案をして頂きながら小売業の取組み事例なども勉強するという双方向性のある売場レベル向上のための場を作っていきたい」
 
‐デリカの注目度は相変わらず高い。
「売上げ構成比率は〝生鮮4品〟と言っても差し支えないくらいで10%を超えてきている。20%を超える企業もあるが、メニュー提案の悩みやそのメニューがどれだけの工数で出来上がるのかといった実践的な情報を各社欲している。成功している店舗のメニュー開発も共有していきたい。また、人材不足は依然として課題で棚入れもバックヤードも全て外国人という店舗を持つ企業もある。その中で日本人向けの商品開発をしていかなくてはいけないのが現状だ。利幅が取れおいしいのはもちろん、見栄えも良く季節感のあるメニュー提案をしていかなくてはならない。ただし、工数をかけて手作り感のある商品ほどオリジナリティを出せて売上げも良い筈だが、規格化された商品をベンダー頼みにする企業も多い訳で多様性のある売場形成を持つにはどうしたら良いかという具体的なソリューションを当協会から提供していきたいし、それに見合った講師陣を招聘し、デリカスタディを活性化させていきたい」
 
‐『お弁当・お惣菜大賞』売場部門はサミットが受賞した。
「部門の壁を取っ払ったのがサミットさんの特長だ。魚なら、魚を仕入れるにあたり惣菜チームは独自で行うという傾向があったが、きちんと魚売場の商材を使用しデリカを開発する方向にシフトした。結果、格段に味は良くなった。部門間で壁があるSMは多く、横の繋がりを持ち商品開発できている所はまだまだ少ない。そういう点でサミットさんはブレイクスルー。各売場の1級品を使用し惣菜メニュー開発をしているので品質は対価格でとても高い。今回サミットさんの『総菜選挙』が売場部門で最優秀賞を受賞したが、いかに売るかという形でも次元が違う提案となった。こうした取組みを具体的にデリカスタディで聴講するだけでも勉強になるわけで、この勉強会が情報の流れを作っていく可能性があると考えている」
 
‐グローサラントへと発展していくのが売場のトレンドなのか。
「店内で扱う食材をその場で調理しレストランの様に質の高い食事を提供していくグローサラントの考え方は、ほぼ飲食業なので課題はまだまだ多いと感じている。部門間の壁を取っ払うことに難儀している組織体がグローサラントに一足飛びに行くとは考えにくい。ただ、出来たて感や即食性のニーズは間違いなく高くなっており、SMやCVSの新店ではイートインが標準装備になる所が多い。だからこそ、惣菜売場の質の向上が求められている。その点をDTS出展者さんも意識して情報提供して頂けていると思う。我々の方もヘルスコンシャスというテーマを引き続き掲げており、和惣菜に関して言えば味付けなど製造工程に対するこだわりや地域特産を使用する傾向があり品質も高くなっている。グローサラント的な、オリジナリティを持った本格的な商品が売場でも意識されているのではないか」
 
‐オリジナリティと地域特産はマッチング性がある。
「地域特産品を出していくという流れは『お弁当・お惣菜大賞2018』でも色濃く出た。たとえば中部フーズさんの『飛騨産赤かぶ梅酢仕立ておにぎり』は、シンプルだが地域産品を使用し税別62円と、この価格でこのクオリティーか!と驚かされた中での最優秀賞受賞であった。静鉄ストアさんの『桜海老たっぷり天丼』もレベルが高い。それだけでなく2次審査までを見ても優秀な商品がたくさん見受けられた。そうした商品は地場産の商材をたくさん使用している。産地を明確にして鮮度感と価格面でバランスの取れた商品を製造している企業が増えてきており評価も高い。地産地消のニーズは高く、新鮮な物をおいしく食べたいという消費者のニーズがありそこが差別化に繋がっている。正に地域との共生であり、デリカが地域産品を使用するという流れは続いていくだろう。イートインやフードコートを地域のコミュニティの場にしていきたいという意図を持つ店舗が増えてきておりECだけでは完結できない空間創造の機能を小売り側もきちんと意識し、リアル店舗にマッチした鮮度感のある商品開発が求められていると思う。外食メニューを参考にしたり元オーナーシェフが商品開発を進めたりしている企業がデリカを進化させている。グローサラント的な役割こそが実食の機会を増やし、それが日配商品など、既存商品の売場活性化という相乗効果に繋がっていくはずだ」
【2018(平成30)年1月29日第4921号8面】
 

第6回営業マン、若手技術者のための講演会 新日本スーパーマーケット協会

第6回営業マン、若手技術者のための講演会 新日本スーパーマーケット協会
 
籾山朋輝プランニングマネージャー
「EC化率が急速な伸び」
 
 「食品スーパーの動向と展望‐中食(なかしょく)、漬物をフォーカスする‐」のテーマで講演。はじめにライフスタイルの変化の実態について、和の食材や加工度の低い商材の売上げが減少しており、洋風で、かつ調理時間が短いものへと消費者ニーズがシフト。味の傾向としては「塩辛いものや酸っぱいものの人気が落ちており、例えばキムチでも甘めでマイルドなものやあっさりなものが動いている反面、スパイシー味も人気。味への好みというものは時代とともに変わるので、開発の際はトレンドを良く確認して頂きたい」とした。部門別では惣菜の伸びが堅調。「惣菜はお店ベースの加工なので価格以外の面でも差別化しやすい。有望なマーケットとして各SMが、商品開発に力を入れクオリティも格段に上がってきている」と述べた。
 続いて、食品流通全体の流れについて解説。「日本の人口が減少する中でSMはオーバーストアの状況であり、これから減っていくことが予想される。SMの吸収合併も頻繁となり、さらなる効率化を進め、体力を付けなければならなくなっている」とした。また高齢者の増加など商圏が狭くなったことで、小型スーパーはじめSMがCVS化に舵を切りつつある現状を示し「この業態が伸びるかがSMの試金石になる」と述べた。
 そのような状況下で通販をはじめEC化率が急速な伸び。「現在の全小売流通高11兆円から2020年には20兆円になるのではと言われている。小売業各社がオムニチャネルの時代の仕組み作りを急いでいる」とし「ネットスーパーで売りやすいような商品や、こだわり商品が検索される可能性もあり、今の営業や商品開発で良いのかを見直す必要がある」と提唱した。
 
【2015(平成27)年11月30日第4826号2面】
 

この人に聞く 一般社団法人新日本スーパーマーケット協会

この人に聞く 一般社団法人新日本スーパーマーケット協会
 
事業本部・事業企画2課 吉沢 敦氏

SMTS ケアフーズゾーン拡大
健康食品の情報発信
 第50回スーパーマーケット・トレードショー2016の通常受付が13日にスタートした。記念大会となる今回のSMTSの目玉のひとつで、大幅にゾーンを拡大した「ケアフーズゾーン」を担当する新日本スーパーマーケット協会の吉沢敦氏に話を聞いた。
◇     ◇
 ――ケアフーズゾーンについて
 「4月から機能性表示食品制度が始まり、特定保健用食品(トクホ)や、機能性食品に対する注目度が高まりました。また、少子高齢化に伴う介護食などの高齢者向けの食品も注目を集めています。そこで、健康的なカラダづくりに着目した食品の出展ゾーンとして①機能性食品・飲料、特定保健用食品②介護食、アレルギー対応食品、乳用児食③医薬部外品、サプリメントなどを対象に展開する予定となっています」
 ――SMや小売店でのケアフーズの売場は
 「現状、日本のSMや小売店の店頭では健康食品やアレルギー対応食品の売場は少ない。サプリメントなども、ドラッグストアや通販が中心で、小売店であまり売っていません。米国ではSMの店頭でサプリメントが手に入るように、日本でも今後、そうなっていくのではないか、と考えています。そこで、50回の記念大会ということもあり、積極的に前回から大幅に小間数を増やして展示することになりました」
 ――日本チェーンドラッグストア協会(=JACDS)が監修する
 「昨年からJACDSさんとの交流が本格的に始まりました。前回のSMTSではJACDSの宗像守事務総長に特別講演もしていただいた。その中で『健康食品市場がどんどん、大きくなる。SMでも同様なのでは』というお話でした。実際にはこういうゾーニングにしていったらいい、こういうものを集めたらいい、という話し合いをしています。それぞれの協会に会員がいて、出展いただこう、という話にもなっています」
 ――他の健康食品の展示会との差別化は
 「SMや小売店は、需要が高まっている中、売場をどうしたらいいか、というイメージはあまり持っていないように思います。売場や棚をこんな感じにしていったらいいのでは、という提案もしたい。売場に並んだ時、どういう表現ができるのか、POPやチラシで、こういう表現ができるのでは、という情報発信も、パネル展示も含めてやっていきたいと考えています」
 ――出展対象は
 「健康商材しか扱っていらっしゃらないメーカーさんもいるし、普通の商材もやっているけど機能性の商材も出している、というメーカーさんもいます。どの商品に注力するかで変わりますが、今後拡大するであろう小売業の健康食品市場に向けて、自社商品の販路開拓・拡大や情報発信をお考えの企業様にはぜひ、出展していただきたいと考えています」
 ――ほぼ満小間になった
 「SMTSとしてはすでに多くのお申込みをいただきましたが、拡大予定のケアフーズゾーンとしてはまだ出展を募集しております。当協会の会員だけではなく、一般からも面白かったり、とんがったような商品を扱っているメーカーさんに出展していただきたい、と思っています。地方にも健康への意識が高いメーカーさんも多いし、そういった企業様にも出展していただきたいです」
 ――「FOOD TABLE in JAPAN」としてオーガニックEXPOも同時開催される
 「ケアフーズゾーンとオーガニックEXPOの会場が隣同士になる予定です。オーガニックや有機の商材を探しているバイヤーさんも2つのゾーンを行き来できるので親和性もあるし、出展者さん同士の交流もできるのではないでしょうか。今回のSMTSはこれまで以上に明確に目的ごとにゾーニングしていますので、ケアフーズゾーンを目的に来場していただきたいと思います。健康系の食品に関するセミナーも予定しており、セミナーを聞きにきた人に展示を見ていただけるように連動していきたい」
 ――高齢化社会で介護食などの注目度も高い
 「これまでも介護食の展示会はありましたが、給食用や業務用のメーカーさんが中心に出展されていました。小売業からも、介護食も取り扱っていきましょうという発信ができれば、と思います。SMで取り扱うのなら、作ってみようかな、という流れも出てくるといいですね」

【2015(平成27)年7月27日第4811号10面】
 

一般社団法人新日本スーパーマーケット協会 http://www.super.or.jp/
 
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