農林水産省は昨年4月26日、「野菜を食べようプロジェクト」の一環で、野菜の目標摂取量を補う手段の一つとして、「漬物で野菜を食べよう!」の取組をスタートした。
野菜摂取量の目標(350g)に対する摂取量平均(280g)の差が70gであることから、農水省が作成したチラシには、生野菜換算で70gに相当する各種漬物の量を分かりやすく写真で掲載。これを用いて政府や漬物業者等による各種イベントの他、流通・小売り・外食店等を通じて消費拡大に向けた情報発信を行っている。
また、昨年の「野菜の日」(8月31日)には、『~「漬物」から野菜の消費拡大を考える~』をテーマとしたWebシンポジウムを開催し、一般の生活者も合わせて約350名が参加した。
一般社団法人全国漬物漬物検査協会会長で東京家政大学大学院客員教授の宮尾茂雄氏が「つけもの‐その魅力と健康力‐」の演題で基調講演を行った他、パネルディスカッションが実施され、漬物の魅力を広く深く発信した。