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2026全国スーパーマーケット協会

<流通3団体 12月統計>日配売上103・2% 田尻会長が今年の方針を発表

田尻会長
中村専務理事
西井部長
 一般社団法人全国スーパーマーケット協会・一般社団法人日本スーパーマーケット協会・オール日本スーパーマーケット協会(AJS)の流通3団体は1月21日、日本スーパーマーケット協会会議室(東京・日本橋)において、12月販売統計調査(実績速報版)を発表した。
 AJSの中村伸一郎専務理事、日本生活協同組合連合会(日生協)渉外広報本部広報部の西井安紀子部長が、それぞれ12月度の統計結果を報告。AJSの田尻一会長が「2025年の振り返りと2026年の方針」について発表した。
 中村専務理事は12月の統計調査実績について、総売上高は1兆2888億2692万円で、全店ベースの前年同月比は101・6%、既存店ベースでは100・7%だった。
 食品合計の売上高は1兆1811億4425万円で、全店ベース102・0%、既存店ベース101・0%だった。
 部門別では、生鮮3部門(青果・水産・畜産)合計4438億6601万円で100・6%。このうち、青果は1700億873万円で99・2%だった。日配は2521億2456万円で103・2%。惣菜は1408億7005万円で103・1%。一般食品は3442億8362万円で102・5%だった(以上、前年比は全店ベース)。
 中村専務理事は12月の概況について「前年より日曜日が1日少なく、曜日回りが悪かったことに加え、週末ごとの悪天で動向が読みづらかった。また気温が高く、鍋物食材が不振だった。但し、地方のスーパーは年末年始の長期休みの恩恵があった」と説明。
 しかし、続けて「全般的に財布のひもは固く、ハレの日のギフト等に金をかけず、日常の消費の延長といった動向だった。年末年始の消費行動が明らかに変わった」と説明した。
 次に日生協の西井部長が12月度供給実績(速報値)を報告。全国64主要地域生協の総供給高は、2911億9800万円で99・2%と前年割れ。店舗供給高は902億3200万円で100・6%と前年を超えたものの、宅配供給高が1954億3600万円で98・5%であった。
 西井部長は「店舗は客数が前年に届かなかったが、客単価の上昇で前年を超えた。一方の宅配は利用人数の未達と曜日回りの影響を受け、前年割れとなった。農産、水産、畜産の不振が目立った。点単価が上昇している米の伸長など、客単価は前年を上回った」と報告した。
 続いて、AJSの田尻会長が「2025年の振り返りと2026年の方針」について発表。田尻会長は「昭和100年が終わり、これからの100年をどう読むかがポイント」とスーパーが抱える現状と課題について発表した。
 業界を取り巻く課題としてエネルギー問題、労働問題、環境問題、ICT対応・DXなど8つの課題を挙げ、「小売業はコミュニケーション業で、AIが進化してもスーパーの役割として変わってはいけない部分だ」と説明した。
 小売業の変遷について「過去30年で店舗数は3・4倍になったが、売上は1・5倍と1店舗当たりの売上は縮小傾向にある。今後も人口減少は進むため整理されるのは当然で、どう生き残るかが問題だ」と指摘した。
 今後は「サプライチェーンとしてのムダを省き、スタッフとどうコミュニケーションを取っていくか。下手をすると“○○ハラ”と言われかねない部下へのアプローチが大切だ。サグラダファミリアを設計したガウディは、建築士たちに『明日はもっといい仕事をしよう』と声をかけた。この言葉を胸に、今年は希望ある未来に向けた『次世代コミュニケーション元年』だ」と締めくくった。
【2026(令和8)年2月1日第5220号1面】

全国スーパーマーケット協会 https://www.super.or.jp/
日本スーパーマーケット協会 http://jsa-net.gr.jp/
オール日本スーパーマーケット協会 https://www.ajs.gr.jp/

DTS特別インタビュー

(一社)全国スーパーマーケット協会 事業部流通支援課兼事業創造室 チーフディレクター 籾山朋輝氏

次回ソリューション型展示会へ
売場課題に具体的な解決策提案

 デリカテッセン・トレードショー2026(以下、DTS)が2月18日から20日まで幕張メッセにて開催される。DTSは中食業界に特化した商談展示会。主催者企画「お弁当・お惣菜大賞」は近年注目度が上昇、会場内では今回も受賞商品の一部を実食できるフードコートを展開する。DTSを主催する一般社団法人全国スーパーマーケット協会事業部流通支援課兼事業創造室チーフディレクターの籾山朋輝氏にインタビュー。籾山氏は現在の消費動向について、物価上昇が続く中、消費者は価格と価値のバランスをこれまで以上に重視していると語った。
(藤井大碁)
‐デリカカテゴリーの動向。

 「デリカカテゴリーの売上は値上げの影響もあり、好調を維持している。売上高の伸び率は、他のカテゴリーと比較しても大きいので、引き続き代えのきかないカテゴリーとなっている。日本惣菜協会が発刊する『惣菜白書』によると、惣菜の中でも素材の値上がりの緩やかな商材が特に伸びている。具体的には麺類。節約志向が高まる中、消費者は価格に関して敏感で、米が高騰する中、米に比べて割安なパスタやそば、うどんなどの麺類が良く売れている。売る側としても、麺類のヒットが利益に直結するため、コストを抑えてボリュームを出すために麺類をどうアレンジするかが昨年のテーマとなった。近年、おにぎりがブームになっていたが、米高騰により価格優位性が薄まり、一時期の勢いはなく、現在は麺類がトレンドとなっている。今後、米の価格が下がれば、またトレンドが変わる可能性がある。物価上昇が続く中、消費者は価格と価値のバランスをこれまで以上に重視している」
‐デリカテッセン・トレードショー2026の見所
 「出展者は56社・団体、271小間。『お弁当・お惣菜大賞』の受賞商品の一部を実食できるフードコートを今回も展開する他、デリカ関連のメニューを来場者に食べ比べしてもらう『食べくらべ体験STAND』は、今回パスタがテーマで、麺類の商材のバリエーションを広げる提案を行う」
‐DTSは来年度から7月の『SMTSフレッシュ ソリューション』内での開催となる。
 「従来の開催形態は今回が最後となり、次回以降は農産・畜産・水産・惣菜といった生鮮4品に特化した展示会であるフレッシュ ソリューションの中核カテゴリーとしてイベントを牽引する位置付けとなる。フレッシュ ソリューションは、売場の課題に対して具体的な解決策を提案するソリューション型の展示会を目指しており、部門を越えたSPA型売場の推進が副次的なテーマとなる。素材系の売場も加工度を高めなければ売上を作ることができない時代になっており、既存の生鮮3品についても惣菜化を見据えた商材提案を行っていく」
‐フレッシュ ソリューションの出展対象。
 「生鮮4品のバイヤーに商材を提案したいメーカーの他、システムや物流のソリューションを提案したいメーカーが出展対象となる。出展者には市販向けではなく業務用向けのメニュー開発を伴った商品提案を行ってもらう。例えば、水産仲卸が業務用の水産商材をデリカ向けに、農産売場の生産者がカット野菜をデリカ向けに提案するイメージだ。その上で、実際に弁当や惣菜のトレーに入れると、原価率や粗利がどれくらいになるかなどの具体的な情報も盛り込んだ提案を行ってもらう。出展申し込みについては、2月のDTS2026開催期間から優先仮申込みを開始する予定だ」
‐「お弁当・お惣菜大賞2026」受賞商品の特徴。
 「円安で輸入食材と地域食材の価格差が縮んでおり、例年より地域食材を使用した商品の受賞が目立った。以前はボリューム感を訴求した商品もあったが、地域食材を使用して地産地消を謳うことで、付加価値を出す流れが強まっている」
‐デリカ売場の課題。
 「人手不足は年々深刻化しており、インストアとアウトパックの比率をどのようにするかが、永遠の課題となっている。インストアで作ったものの人気が出ることは分かっているが、人手不足で全部は作りきれない。突き詰めるのは、どこまでアウトパックで作り、最後のひと手間をどう定義し、どの商品にひと手間を付けるかの取捨選択。商品改廃が早いので、それを常に考えながら商品作りをしていかなければならない。また外国人材にクオリティの高い商品を作ってもらうため、外国人が働きやすい環境を整えることもテーマとなっている」
‐今後の見通し。
 「外食の値上げ幅が大きいので、外食を控えて惣菜を購入するという消費行動がより顕著になっていく。その流れの受け皿となるのが、外食と同じかそれ以上にクオリティが高く、高単価だが外食よりリーズナブルというポジションのデリカ商材。ピザもデリバリーや外食の市場を吸収し、近年のデリカのヒットカテゴリーとなった。今回のお弁当・お惣菜大賞は、消費者の価格感度を警戒しながら、クオリティと値ごろ感を両立した商品の受賞が目立った。今後、政府の経済対策などにより可処分所得が上がってくれば、ハイクオリティ高単価のデリカ商材へ強い需要が期待できると考えている。今年は、そうした商材の開発と売場づくりがテーマとなるのではないだろうか」
【2026(令和8)年1月21日第5219号1面】

デリカテッセン・トレードショー公式サイト
https://www.delica.jp/ 

<全国SМ協会>「お弁当・お惣菜大賞2026」 20部門で入賞商品を発表

「白海老と桜海老の炊き込みご飯弁当」(写真提供=全国スーパーマーケット協会)
「北海道産ポテトの彩り塩糀オムレツ」(写真提供=全国スーパーマーケット協会)
 一般社団法人全国スーパーマーケット協会(横山清会長)は、2026年2月18日から20日まで幕張メッセにて開催する「デリカテッセン・トレードショー2026(略称:DTS2026)」の主催者企画「お弁当・お惣菜大賞2026」の最優秀賞・優秀賞・健康長寿賞・入選商品を選出した。
 「お弁当・お惣菜大賞」は、スーパーマーケットや専門店、コンビニエンスストア等で実際に販売している数多くのお弁当・お惣菜・サラダ・パン等の中から、食の専門家で構成された審査委員により、特に優れた商品を選出し表彰するプログラム。15回目となる今回は1万5489件がエントリーした。
 表彰式は、DTS2026会期初日の2月18日(水)に8ホールにて開催される。会期中、「お弁当・お惣菜大賞」ブース(3ホール/3ー405)にて受賞商品の展示が行われる他、「受賞・入選商品の味が知りたい」という声に応えるため、ブース内フードコートにて一部商品を販売する。
<お弁当・お惣菜大賞2026概要>
◆エントリー対象
2024年10月1日(火)~2025年9月20日(土)に販売された商品
◆エントリー期間
2025年7月8日(火)~9月20日(土)
◆部門
 【定番商品部門(コロッケ)】【弁当部門】【惣菜部門】【サラダ部門】【麺部門】【丼部門【おにぎり部門】【寿司部門】【パン部門】【スイーツ部門】の10部門を、それぞれ【スーパーマーケット】【専門店・CVS他】の2業態に分けた、合計20部門での審査
◆審査項目
 商品:①おいしさ(最終審査のみ) ②テーマまたはコンセプト ③原材料のこだわり④調理法や味付け、作業効率のこだわり ⑤見た目のこだわり ⑥オリジナリティ⑦値ごろ感
◆エントリー数
 1万5489件
◆受賞商品(66商品)
 最優秀賞[16商品]、優秀賞[50商品] ※健康長寿賞1商品含む
◆入選商品(164商品) ※詳細はウェブサイトを参照(URL:https://www.obentou-osouzai.jp/)
◆表彰式
 2月18日(水) 14:50~15:50(DTS2026会期初日)幕張メッセ 8ホール セミナーステージ
【2026(令和8)年1月21日第5219号4面】

お弁当・お惣菜大賞

デリカテッセン・トレードショー2026

<SMTS2026> 「冷凍ゾーン」規模拡大 60回迎え「歴史と未来展」開催

主催者代表による記念撮影(昨年11月の合同記者発表会で)
スーパーマーケット・トレードショー2025
2月18日より幕張メッセで
 「第60回スーパーマーケット・トレードショー(SMTS)2026」「デリカテッセン・トレードショー(DTS)2026」(主催:一般社団法人全国スーパーマーケット協会)「第21回こだわり食品フェア2026」(主催:一般財団法人食品産業センター)が2月18日から20日まで、千葉市の幕張メッセ全館(1~11ホール)で開催される。
 「第60回スーパーマーケット・トレードショー2026」(横山清実行委員長)はスーパーマーケットを中心とする食品流通業界に最新情報を発信する商談展示会。60回目の記念大会となる今回も、日本全国47都道府県から出展者数2157社・団体、3689小間(2025年11月1日現在。前回の最終実績は2237社・団体、3611小間)以上が幕張メッセに集結。自治体が取りまとめる36の都道府県ブースを含めた1400社以上の地方メーカーに加え、海外からも17カ国、102社・団体、140小間が出展する。
 主催者企画では、スーパーマーケットにおける冷凍関連売場の拡大と売上増、時短簡便ニーズの高まりを受け、「冷凍ゾーン」の規模を拡大。また新しい試みとして「ご当地冷凍食品」に関するピックアップ展示コーナーも展開する。
 60回目の開催を記念した「SMTS 60回の歴史と未来展」では、1964年にスタートしたSMTSの歴史を振り返りながら、今後のSMTSの未来を展望する特別展示を実施する。 「SMTS・DTSセミナーステージ」では開会式や各種表彰式、横山会長によるSMTSスピークスの他、「Future Store “NOW”」「食品小売物流」「品質改善成果発表大会」「スーパーマーケット白書」など業界注目度の高いテーマを題材としたセミナーを開催。オンラインで2月上旬開催予定の「小売未来Days2026」と合わせて充実したプログラムを無料で聴講可能となっている。
 その他継続企画では、日本食に関心の高い海外バイヤーとの個別商談会「ジェトロ食品輸出商談会 at SMTS」や「出展者・商品検索システム」等を実施する。 
 「デリカテッセン・トレードショー2026」(三科雅嗣実行委員長)は、中食産業(お弁当・お惣菜)に特化した商談展示会。57社・団体、271小間(2025年11月1日現在)が出展を予定している。主催者企画「お弁当お惣菜大賞2026」には今回、1万5489件がエントリー。結果の公開は2026年1月14日を予定しており、会期初日の2月18日に表彰式が行われる。
 「第21回こだわり食品フェア2026」は日本全国から特色のある地域食品をはじめ、素材や製法、味付けや見せ方にこだわった食品を集めた「食」の専門展示会。今年度から朝日新聞社との連携した相互情報発信の取組を開始。朝日新聞社主催「GOOD LIFEフェア」と連携したSDGsテーマ企画を拡充する。
【2026(令和8)年1月1日第5217号13面】

SMTS2026
https://www.smts.jp/jp/index.html
DTS2026
https://www.delica.jp/

<全国SM協会> SMTSフレッシュソリューション 生鮮4品バイヤー向け展示会

 一般社団法人全国スーパーマーケット協会(横山清会長)は、2027年7月28日から30日まで、千葉県千葉市・幕張メッセ(1~3ホール)にて、生鮮売場の未来を拓く、農産・畜産・水産・惣菜バイヤーに向けた素材・商品・ロジスティクス構築提案が一堂に会する商談展示会「第1回SMTSフレッシュソリューション2027」[横山清SMTS組織委員長、三科雅嗣SMTSフレッシュソリューション実行委員長]を新たに開催する。
【開催概要】
 名称:第1回SMTSフレッシュ ソリューション2027
 主催:一般社団法人全国スーパーマーケット協会
 会期:2027年7月28日(水)~7月30日(金)
 会場:幕張メッセ1~3ホール
 出展対象:農産・畜産・水産、惣菜関係者に提案をしたい出荷者・生産者・メーカー、加工業者、卸・商社、ロジスティクス構築事業者、デジタルソリューション企業など
 来場対象:食品小売業(食品スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、食料品専門店等)の生鮮品(農産・畜産・水産)・惣菜担当バイヤー及び中食・外食産業(飲食店等)のバイヤー(マーチャンダイザー)、店舗経営者、商品開発、物流担当者等
 入場方法:事前登録制*業界関係者のみ、18歳未満入場不可
 来場者数:約3万名(3日間合計)
【実行委員会組織※敬称略】
*2026年4月より
SMTS組織委員長:(株)アークス代表取締役会長・CEO 横山清、SMTSフレッシュソリューション実行委員会実行委員長:(株)いちやまマート代表取締役社長 三科雅嗣、副実行委員長‥(株)ベルジョイス代表取締役会長 小苅米秀樹、副実行委員長:(株)エムアイフードスタイル代表取締役社長執行役員 雨宮隆一、副実行委員長:(株)成城石井代表取締役社長 後藤勝基
【出展カテゴリー】
<農産カテゴリー>
「気候変動による供給不安」「消費者ニーズの多様化(有機・減農薬・機能性野菜など)」「地域特産品の差別化」など「安定供給と新価値提案の両立」をテーマに展開する。
<畜産カテゴリー>
「価格高騰への対応」「高品質と安定供給の両立」「差別化できるブランド肉の確保」をテーマとしている。
<水産カテゴリー>
「水産資源の安定供給」「鮮度管理の高度化」「加工済み商品の拡充」という課題に「売場の鮮度・価値を高める解決策」をテーマとしている。
<惣菜カテゴリー>
「即食・簡便・健康志向」「人手不足に対応できる調理済み商材」「高付加価値商品の拡充」をテーマとしている。
【主催者企画】
<専門セミナー>
▽サステナビリティ、フードロス削減に関する最新事例
▽店舗運営効率化に資するソリューション事例紹介
▽消費者ニーズを踏まえた商品開発・販売戦略の提案▽食品流通を取り巻く物流の最新動向など会期3日間を通して実施予定
<出展者・商品検索システム>
 ウェブサイト上にて「SMTSフレッシュソリューション」の出展者および商品情報を公開予定。各社・団体のブランドや、商品の認知度を広範囲に高め、商談展示会の前後での商談機会を創出する。
【2026(令和8)年1月1日第5217号13面】

<SM3団体> 統計調査11月 日配売上前年比106・1%

岩崎会長
江口専務理事
西井部長
岩崎会長が協会の取組を報告
 一般社団法人全国スーパーマーケット協会・一般社団法人日本スーパーマーケット協会・オール日本スーパーマーケット協会の流通3団体は昨年12月23日、東京都中央区の全国スーパーマーケット協会にて、11月販売統計調査(実績速報版)を発表した。
 日本スーパーマーケット協会の岩崎高治会長、江口法生専務理事、日本生活協同組合連合会渉外広報本部の西井安紀子部長が出席、江口専務理事と西井部長がそれぞれ11月の統計調査結果(いずれも速報値)を報告。岩崎会長が2025年の振り返りと2026年の展望について発表した。 
 11月の総売上高は1兆946億7293万円。全店ベースの前年同月比は104・9%で、既存店ベースは103・6%。食品合計の売上高は9986億369万円で全店105・2%、既存店103・9%だった。 部門別に見ると、生鮮3部門(青果・水産・畜産)合計は、3655億7754万円で、全店103・9%、既存店102・8%。日配は2214億2952万円で、全店106・1%、既存店104・1%。惣菜は1207億2531万円で全店105・8%、既存店104・2%。集計企業数は270社、総店舗数は8418店舗だった。 
 江口専務理事は「33カ月連続で前年売上をクリアした。畜産、惣菜、日配、一般食品などの部門が伸びている。販売点数は前年を下回る一方で、一品単価が上昇している状況が続いている」と概況を説明した。
 部門別で、日配は気温低下により練物やおでん関連商材、麺類などホットメニュー商材の動きが良かった。和日配では納豆や豆腐が堅調に推移した。また洋日配ではインフルエンザ等の流行により乳酸菌飲料が復調、健康志向で豆乳飲料が好調だった。
 惣菜は、気温低下とともに揚物や天ぷら類はやや鈍化したが、米の価格高止まりを背景に米飯類、麺類は引き続き堅調に推移した。
 日生協の西井部長が11月度供給実績を報告。全国63主要地域生協の総供給高は2533億8700万円で前年比101・2%となった。内訳は店舗供給高が821億2200万円で102・9%、宅配供給高が1661億5700万円で100・2%。西井部長は「店舗、宅配ともに供給高が前年を超えた。店舗は天候不順の影響もあり客数が伸び悩んだが客単価の上昇により前年を上回った。宅配は新米価格の点単価上昇の影響を受けて米が伸長した他、日配や冷凍食品も好調だった」と述べた。
 続いて岩崎会長が2025年の振り返りと2026年の展望について発表した。日本スーパーマーケット協会では、人手不足の中で問題となっている「パートタイマーの働き控え」について、2024年12月にスーパーマーケット3団体の連名で、『「年収の壁」に関する提言』を実施。2025年度からようやく「年収の壁」が動いたものの、依然として多くの壁が残っており、「税と社会保険の一体改革」への取組は継続課題となっている。
 物流分野では、「SМ物流研究会」への参加企業が24社まで増加し、荷待ち・荷役作業時間の大幅削減や、共同配送によるトラック台数削減を実現した。
 長年業界の懸案であった「非効率な商品情報の受け渡し」については、メーカー、卸、小売業が出席する経済産業省主導の会議が2025年3月に実現、運用ルール、利用料金、協議会体制などの議論を進めている。
 岩崎会長は2026年の取組について、「デジタル・IT分野で会員間の連携を深めていく。働きたいと思ってもらえる業界になれるよう業界の地位向上にも取り組んでいきたい」と話した。
【2026(令和8)年1月1日第5217号13面】

全国スーパーマーケット協会 https://www.super.or.jp/
日本スーパーマーケット協会 http://jsa-net.gr.jp/
オール日本スーパーマーケット協会 https://www.ajs.gr.jp/

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