本文へ移動

全国調理食品工業協同組合2025

全調食近畿ブロック会 新米シーズンに佃煮PR

阪田会長
奥村組合長(左)らが佃煮を配布
家族連れなど幅広い世代にPR
滋賀県立大生へ佃煮配布
滋賀県立大・道の駅で配布
 全国調理食品工業協同組合の近畿ブロック会(阪田嘉仁会長)は11月9日と13日、佃煮のPR配布を実施した。両日とも運営は、滋賀県水産加工業協同組合(奥村龍男組合長)の会員が担った。
 9日は、大津市の道の駅びわ湖大橋米プラザで開催された「秋の収穫祭」に出店し、湖魚佃煮650個を来場者にPR配布した。
 当日は午前10時の配布開始と同時に、佃煮を求める客が次々と集まり、盛況のうちに予定数量に達した。
 新米が出ている時期に、ご飯のお供として最適な佃煮の魅力を多くの消費者に直接伝える絶好の機会となった。佃煮を受け取った人からは「今から道の駅で鮎も購入する」と応える姿も見られた。
 しかし、琵琶湖を取り巻く環境は厳しい。奥村組合長は「琵琶湖は今、水質や気候の変化で湖魚そのものが減っている。それを獲る漁師も減っている」と危機感を示した。
 その上で、今回の活動の重要性について「対策を打つには、まず私たちが美味しい佃煮を作り、しっかりと売ること。湖魚を食べて関心を持ってもらうことが、琵琶湖の現状を知ってもらうきっかけになる。それを続ければ、新たな展開が生まれてくるはずだ」と語った。
 13日は、滋賀県彦根市の滋賀県立大学の学生食堂前で、わかさぎ佃煮500個、小じゃこ(ハスやうぐい)200個の計700個、また「佃煮の日」クリアファイルを配布した。奥村組合長他、組合員や事務局員が運営した。
 佃煮を受け取った学生からは「きょうの夜食に佃煮を食べる」「佃煮が好き」と反応があった。
 10時の配布開始から、2時間半ほどで、すべての佃煮とクリアファイルを配布し終えた。
 両日の佃煮配布を終え、阪田ブロック会長は「湖魚佃煮の食文化継承に一役買えたと思う」とコメントした。

【2025(令和7)年12月11日第5215号2面】

<東日本ブロック会> カリフォルニア視察研修

カリフォルニア視察研修参加者で
クルミの収穫作業
クルミの製造工程を学ぶ
 全調食東日本ブロック会(菊池光晃会長)は、10月15日~20日の日程で、カリフォルニア視察研修旅行を実施した。
 研修2日目の16日には正栄食品工業の米国法人「ShoEi Foods (USA)」を訪問した。同社は正栄食品工業株式会社の全額出資により、対日貿易業務を主体として1985年にオレゴン州ポートランドに設立され、その後、1988年のプルーン農園の取得を機にカリフォルニア州オリーブハーストに移転。2009年からクルミの加工を開始している。
 一行はクルミ農園において、クルミの製造工程を視察した。専用トラクターを使用することで木を揺らしてクルミを落とし、専用トラクターで回収する収穫作業の他、洗浄や乾燥、選別といった各工程を見学。佃煮原料として欠かせない存在であるクルミについて、深く学ぶ機会となった。
 研修旅行では、ワイン産地として著名なナパバレーにも訪れ、複数のワイナリーを見学、ワインへの造詣も深めた。
 視察研修参加者は次の通り。(名簿順、敬称略)
 菊池光晃、菊池ななえ(菊池食品工業)、宮島一晃(遠忠食品)、勝木秀昭(勝木食品工業)、岩﨑龍太郎、岩﨑伊豆美(佃屋食品工業)、高澤宏司(髙沢食品)、中嶋あん梨(太堀)、石井智康(石井食品)、竹山寛、山本麻海(竹山食品工業)、岩田晃明(岩田食品)、堂本高義(堂本食品)、本多隆士(北洋本多フーズ)、石井光二(全国調理食品工業協同組合)
【2025(令和7)年11月21日第5213号6面】

<東海北陸ブロック会> 静岡で秋季研修会 年末商戦に向け情報交換

平松会長
岩田理事長
「葛城北の丸」にて
情報交換会
 全調食東海北陸ブロック会(平松賢介会長)では8日~9日、静岡県にて秋季研修会を実施した。研修会には19名が出席、宿泊地となった掛川市の「葛城北の丸」にて年末商戦の情報交換会が行われた。
 名古屋駅西口に集合した一行はバスで浜松市へ。うなぎ料理「浜乃木」にて昼食をとった後、森町の「遠江国一宮 小國神社」を参拝。その後、情報交換会が行われる掛川市の「葛城北の丸」に移動した。
 情報交換会は事務局の桜井智氏の司会進行の下、平松会長が挨拶。「今回の秋季研修会は静岡県掛川市という東海エリアのメンバーにとっては馴染みの場所で開催させていただいた。小國神社を参拝し、改めて地元の変化を感じとることができた。本日の情報交換会を各企業のこれからの発展の糧にしてほしい」と述べた。
 東海北陸ブロック会顧問理事を務める全国調理食品工業協同組合の岩田功理事長が全調食事業の報告を行った後、全調食組合事務局の石井光二氏が自己紹介を兼ねて挨拶した。
 続いて、加藤英敏副会長より、おせち商戦の動向や原料事情について発表が行われた。
 加藤副会長は、「昨年のおせち商戦では串物の売上が減少し、栗きんとんや黒豆など主要品への集約がさらに進んだ。特に栗きんとんが伸長した。今年の商戦では、丹波黒豆の不作の影響が懸念される。また、重詰めおせちがダウントレンドになり4年目を迎え、ネット販売へのシフトが顕著になっている。それに伴い、スーパーのおせち販売が苦戦、ファミレスなど飲食店のおせちの扱いも減少傾向となっている。全体としては、為替が現在150円前後で推移しており、これから調達する輸入原料への影響が危惧されている」と話した。
 その後、平松会長が進行役を務め、各社が活動報告を行った(詳細は文末に掲載)。加藤副会長より全調食の令和7年度新事業である能登半島災害支援物資等提供の実施報告が行われ、現地で活動している支援団体から届けられた感謝の手紙や写真が紹介された。
 懇親会では平松会長の開会挨拶に続き、開催県である静岡県の組合員を代表して村松隆之理事が乾杯発声を務め開宴。活発な情報交換が行われた後、宴たけなわの中、清水英訓理事の中締めで幕を閉じた。
 翌日9日はホテル出発後、静岡市の久能山東照宮を参拝、清水駅近くの末廣鮨で昼食をとり、名古屋駅到着後解散となった。
 秋季研修会参加者は次の通り(名簿順、敬称略)。
 吉田潤子(名古屋佃煮工業)、松岡宗之介(玉三屋食品)、加藤英敏(カネハツ食品)、岩田功(岩田食品)、酒井幸太郎(ミノカン)、櫻井靖子(水上食品)、古川定容(新川食品)、小林つくだ煮(小林利生)、平松賢介(平松食品)、松下和正(松下食品)、関谷冴基(セキヤ食品工業)、松田太郎(松田食品)、村松隆之(村松食品工業)、清水英訓(カクニンベンうさぎ屋食品)、松下卯蔵(大丸松下食品)、水谷誠志(貝新物産)、荒木進(荒木國一商店)、桜井智(岩田食品)、石井光二(全国調理食品工業協同組合)、他報道3社
 【各社活動報告内容(一部抜粋)】
 ▽串物を今年から止める。年末の売上を上げようと思っても原料が無いため増産できないだけでなく、人手の確保も難しい。12月のマーケット自体は大きいので、通常品を中心に、そのニーズに対応していく。▽冷凍おせちは8月のお盆明けから製造に取り掛かれるため仕事量を平準化できるメリットがある。▽年末商材は、にしん佃煮と鮎甘露煮の2品のみだが、他に製造しているメーカーがないため、毎年伸長している。▽おせちはたづくりのみを製造、原料はなんとか確保したが、質があまり良くない。昆布を入れたり、胡麻を和えたり、新しい商品も人気を集め始めている。▽冷凍おせちを展開しているが、高価格帯のため数量はダウンしている。▽たづくり原料を大量に買い付け、在庫がまだ多少ある。▽北海道の産地が暑くなり豆の粒が小さい。▽夏の猛暑により野菜の生育に大きな影響が出ている。輸入原料は安定してきているが、原料手配が厳しい状況になっている。▽おせちが以前に比べて高価格帯になっており、消費者が価格に対してシビアになっている中、現在の価格で売れるのか危惧している。▽サンマ原料は獲れてきているが、価格は以前より6割ぐらい高い。大型が多いわりに小型のサンマの価格が下がっておらず、価格が高止まりしている。イワシは水揚げ量の増加が続いてきたが、ここ3年は横ばいになっている。イワシは加工度が高いため、商品開発により、おせちの一品に採用してもらえるよう取り組んでいきたい。ハゼは4年前に釣り人から集める取組をスタート。今年は昨年の30%増の総量2・5トン程を確保できそうで、関東圏への販売も見込んでいる。最近、佃煮の保存性を生かした宇宙食の開発にも取り組んでいる。
【2025(令和7)年10月21日第5210号10面】

全調食 新キャラ「つくだに食べ隊」

つむぎちゃん
しぐれちゃん
レンくん
うみねちゃん
カイくん
「佃煮の日」新クリアファイル
佃煮の日クリアファイルに起用
 全国調理食品工業協同組合(岩田功理事長)では、本年度から新キャラクター「つくだに食べ隊」を「佃煮の日」クリアファイルで起用し、今年の6月29日「佃煮の日」の各地PRイベントでお披露目された。
 「つくだに食べ隊」は、佃煮を多くの人に広めたいと活動するキャラクターで、メンバーはリーダーのつむぎちゃんの他、しぐれちゃん、レンくん、うみねちゃん、カイくんの5名。
 つむぎちゃんは、伝統の味を伝える「つむぐ」から名前が付けられた。しぐれちゃんはしぐれ煮から命名され、自身の推しはあさりの佃煮。手にはあさりを持っている。
 レンくんは波紋が重なり合う様子の「漣」から名が取られ、釣りをしながらおにぎりを食べるのが好き。佃煮ではわかさぎがお気に入り。
 うみねちゃんは、海の恵みを音で伝えることから命名された漁師の娘で、特技はお弁当作り。ヘアバンドやスカーフのように、昆布を身体に巻き付けるほど昆布好き、佃煮では昆布佃煮のファンである。
 カイくんは、「海」や「貝」を連想させる名前で、日々バク転を練習している。貝好きでありながら、今の一押しは金時豆で、その甘さに惚れている。
 つくだに食べ隊に起用されることになり、リーダーのつむぎちゃんらは「私たち『つくだに食べ隊』は、いろいろな種類の佃煮を毎日食べたい! そして、健康と幸せをみんなにも教えてあげたい」とPR活動への抱負を述べている。
 なお、今年の「佃煮の日」でクリアファイルを手に取った子どもたちからは「どのキャラクターもかわいい」と声が上がった。
【2025(令和7)年9月1日第5206号6面】

全国調理食品工業協同組合

全調食 能登半島へ災害支援物資提供

支援物資の仕分けを終えた加藤副理事長
寄贈された佃煮や煮豆、惣菜
佃煮・煮豆、惣菜1860個
 全国調理食品工業協同組合(岩田功理事長)は19日、能登半島災害支援物資等提供事業を実施した。全調食に加盟する企業4社の佃煮、煮豆、惣菜1860個が、カネハツ食品株式会社(加藤英敏社長、愛知県名古屋市)の第一配送センターより発送され、石川県の問屋を経由して被災地の子ども食堂を中心に届けられた。
 昨年1月の能登半島での地震発生後、いまだ復興が見えない同地域への食料支援の必要性が現在も高いことから、全調食では令和7年度において本支援事業を策定しており、7月に続き2回目の実施となった。支援物資として、全調食加盟企業が自社の製品(常温商品限定)を無償提供した場合、製品代金(原価程度)と配送料として補助金を本部から支給している。
 今回の支援物資は、初回と同じく前日までに、カネハツ食品の第一配送センターへ寄せられ、加藤社長や同社社員が仕分けを行った。
 支援物資の仕分けを終えて、全調食の加藤副理事長(カネハツ食品社長)は「当社では、昨年の能登半島地震の発生直後から、自社の佃煮・煮豆・惣菜を現地のNPO等の支援団体へ供給しており、ネットワークを構築してきた。この度、そのネットワークを活用させていただけて、大変感慨深い」と語った。
 なお今回は、さんま蒲焼、くるみ小女子、黒豆、鮭フレークの4点が届けられた。また、9月、10月にも同様の支援事業が予定されている。
 【2025(令和7)年8月21日第5205号2面】

<全調食東日本ブロック会> 杉並区社協に寄贈事業 佃煮・煮豆など計2932個

菊池会長(右から4人目)、手島常務理事(同5人目)と関係者で記念撮影
寄贈商品と杉並社協のマスコットキャラ「うぇるくん」
 全国調理食品工業協同組合東日本ブロック会(菊池光晃会長)は7月28日、令和7年度第1回「佃煮・煮豆」キャンペーンとして、社会福祉法人杉並区社会福祉協議会(田中奈那子会長)に佃煮煮豆2432個(協賛企業19社、27商品)を寄贈した。合わせて、宣伝商材としてクリアファイル等も贈呈。また全国甘納豆組合連合会、全国フライビンズ組合連合会より、甘納豆等2商品計500個も寄贈された。
 ウェルファーム杉並(杉並区天沼)で開催された寄贈式では、東日本ブロック会の菊池光晃会長ほか加盟企業から3名、全調食柴田昌美専務理事、同石井光二氏、公益財団法人日本豆類協会穴井達也振興部長らが出席した。
 杉並区社協からは手島広士常務理事、疋田恵子事務局長経営管理課長、竹嶋美歩地域支援課課長らが出席。菊池会長より手島常務に目録が贈呈され、社協からの感謝状を受け取った。
 菊池会長は「9世帯に1世帯が貧困家庭という厳しい現実だが、日本のこれからを支えていく世代が困っていては日本の将来はない。佃煮や煮豆を良い形で配布していただければお持ちした甲斐があるので、これからもぜひ協力していきたい」と語った。
 日本豆類協会の穴井振興部長は「子どもたちに豆類のことを知っていただき、寄贈した甘納豆などをぜひ、美味しく食べてもらいたい」と述べた。
 寄贈を受けた手島常務は、「杉並区では子ども食堂ネットワークに約40施設の登録があるが、場所の確保難や資金不足など、運営は厳しい状況。その中で、子どもたちの体と心の成長につながる貴重な食品を寄贈いただき、深く感謝申し上げたい。次回は、子ども食堂の現場を見ていただく機会も、ぜひ設けてほしい」と感謝の言葉を述べた。
 懇談の中では菊池会長から「一度に寄贈する数量が、多すぎるということはないか? もしあれば数量を減らして回数を増やすといった対応もあるが」と提案があったが、手島常務は「40施設の規模はまちまちだが、施設に合わせた仕分け作業を行っているので支障はない」との返答があった。
 貴重な情報交換を行った後、出席者全員で記念撮影し、寄贈式は終了した。
【2025(令和7)年8月1日第5203号9面】

全調食東海北陸ブロック会 子ども食堂支援事業 佃煮や惣菜を計624P寄贈

寄贈された佃煮や惣菜
 【大阪支社】全国調理食品工業協同組合東海北陸ブロック会(平松賢介会長)は5月14日、子ども食堂支援事業を実施した。一般社団法人つなぐ子ども未来(安藤綾乃代表、名古屋市昭和区)、NPO法人キッチンキング(山野元久代表、名古屋市東区)の2カ所の子ども食堂へ、佃煮や惣菜を計624パック寄贈した。
 当日は、カネハツ食品株式会社(加藤英敏社長、愛知県名古屋市南区)本社近くの第一配送センターから9時30分~10時の間に、寄贈品がトラックへ詰め込まれた。同社からは商品管理部主幹の山田博氏が立ちあった。
 寄贈品目には、ごま昆布、しそ昆布、筑前煮、たけのこ土佐煮、ポテトサラダがラインナップされた。
 また同社では毎週水曜日、両方の子ども食堂へ食品支援を行っており、わかさぎ煮やしじみ煮、木くらげの佃煮、甘口昆布、ポテトサラダといった数多くの佃煮や惣菜を提供し、東海北陸ブロック会による寄贈に加え、子ども食堂へ配送された。
【2025(令和7)年7月1日第5200号2面】

<6月29日は「佃煮の日」> 佃煮文化を次世代に継承 各地でPR活動

 「6月29日は佃煮の日」のPRを目的に、全国調理食品工業協同組合(岩田功理事長)は各地で佃煮提供などの事業を実施。東海北陸ブロック会(平松賢介会長)では会員企業の貝新物産が子ども食堂へ佃煮を寄贈。秋田県佃煮組合(安田和博組合長)は小学校で佃煮授業を実施。石川県佃煮調理食品協同組合(大畑晃一理事長)は小中学校の学校給食に佃煮を提供。豊橋佃志会(平松大地会長)も小学校に佃煮を寄贈した。
【2025(令和7)年7月1日第5200号1面】

全調食東海北陸ブロック会  佃煮文化を次世代に継承

佃煮を寄贈する水谷社長(右)と受け取る対馬代表
時雨あさり寄贈 
 全国調理食品工業協同組合(岩田功理事長)の子ども食堂支援事業の一環として、東海北陸ブロック会(平松賢介会長)の会員である貝新物産株式会社(水谷誠志社長、三重県桑名市)は6月29日、桑名市の七里の渡し公園内休憩施設にて、桑名こども食堂ネットワークへ、桑名を代表する郷土食である「時雨あさり(甘口)54㎏」を寄贈した。
 水谷社長は「佃煮の日の時雨あさりの寄贈は、今年で5回目を迎えた。佃煮の日は、江戸の佃島の漁師たちが、出身地の大坂・佃村の神様を祀るために住吉神社を建てた日に由来があり、本日は桑名住吉神社の近くで、寄贈式を実施できて感慨深い」と語った。
 時雨あさりの寄贈を受けて、桑名こども食堂ネットワークの対馬あさみ代表は「5年連続の食料支援に感謝している。現在は物価高の状況で、子育て家庭では経済的に苦労しているという声も聞こえる。寄贈いただいた時雨あさりは、桑名市内14か所の子ども食堂での提供を予定している」と感謝の意を表明。
 最後に、同ネットワークには、地元のパスタ・デ・コンチェルト(森田亘代表)の「マクロビクッキー」、貝卸売業の有限会社マルヨシ水産(水谷隆社長)の「しじみ」、桑名市観光協会から、桑名名産の「安永餅」も贈呈された。
 寄贈式を終え、水谷社長は「桑名で生まれ育った子どもたちが、地元の名産の一つに時雨あさりがあると知り、伝統的な佃煮を誇りに思ってもらえたら、うれしい」とコメントした。
【2025(令和7)年7月1日第5200号1面】

秋田県佃煮組合 佃煮授業を実施

クイズ形式で佃煮授業が行われた
 秋田県佃煮組合(安田和博組合長)では「6月29日は佃煮の日」に合わせて今年も佃煮キャンペーンを実施した。
 6月16日に潟上市立天王小学校へ組合員が訪れ、4年生と6年生の2学年を対象に佃煮についての授業が実施された。
 授業はクイズ形式で行われ、佃煮の歴史や秋田県内の佃煮業者についての問題の他、今年文化庁が認定する『100年フード』に秋田佃煮が認定されたことに関する問題も出題され、佃煮の知識や100年フード認定への周知を図った。
 授業の最後には、組合員が製造した秋田県産佃煮のミニパックが配布され、児童は笑顔で受け取り、佃煮キャンペーンは好評裡に終了した。
【2025(令和7)年7月1日第5200号1面】

石川佃煮調食 金沢で出前授業

大畑理事長(中央)ら出前授業を行った組合員
金沢佃煮の歴史を学んだ児童
 石川県佃煮調理食品協同組合(大畑晃一理事長)は6月29日の「佃煮の日」の普及を目的に、学校給食へ「あみえびの佃煮」を提供した。6月23~27日の間に金沢市内の全小学校及び併設中学校等を合わせ、約2万人の生徒へ届けられた。
 24日には金沢市立粟崎小学校へ会員が訪問し、4年生60名に出前授業を行った。
 クラスを訪問した大畑理事長らは、金沢で佃煮が発展した歴史を解説。加賀藩の前田家が参勤交代をきっかけに江戸の佃煮を持ち帰り、金沢の農水産物や加賀料理と結びついて独自の佃煮が生まれたと語った。金沢の佃煮は、地元の大野醤油、料理酒や水飴を使った甘味のある味が特徴、原料はごりやくるみを使用する伝統がある。
 児童からは「佃煮は魚や貝のイメージが強いが、お肉の佃煮はあるか」という質問も出て、会員らは「お肉の佃煮もある。また、そのほかにも、全国にはご当地の佃煮が数多くある」と答えた。
 当日の給食時には、会員企業の佃食品(佃一志社長)が制作したあみえび佃煮を製造する動画が、粟崎小学校の各クラスで放映された。
 伝統の製法と衛生・品質管理のもとで製造されていること、保存性に優れた栄養価の高い食品であること等、理解を深めることができた。あみえび佃煮を食べた生徒たちは「甘くて美味しい」「ご飯に合う」と笑顔で感想を述べ、ご飯をおかわりする児童もいた。
 給食へ佃煮を提供する取組は今年で19回目。大畑理事長は「佃煮を知らない生徒の割合が年々増えていると感じる。佃煮文化を継承するためには、本取組のように、佃煮を食べておいしいと思ってもらうことから始める必要がある。今後も地道に継続していく」と食育への意欲を見せた。
【2025(令和7)年7月1日第5200号1面】

豊橋佃志会 小学校へ佃煮1400個寄贈

平松会長(左)から東田小の沖田校長へ佃煮寄贈
八町小では山岡教頭が寄贈に立ち会った
多言語のパンフも配布
 豊橋佃志会(平松大地会長)は6月29日の「佃煮の日」に合わせ、豊橋市内の小学校4校へ、会員各社のつくだ煮を計1400個、さらにクリアファイル、パンフレットを寄贈した。
 パンフレットは「佃煮とは」「三河地域でつくだ煮が名産の理由」「佃煮の日の由来」が学べる内容になっている。様々なバックグラウンドを持つ児童のために、日本語に加え、英語やネパール語、ポルトガル語、中国語版も用意した。
 6月20日には、同会の平松会長が東田小学校の沖田典子校長、八町小学校の山岡良介教頭を訪問し、つくだ煮、クリアファイル、パンフレットを手渡した。
 東田小の沖田校長は「つくだ煮を普段家庭で食べない児童でも、この地域では給食で三河の郷土食を食べる機会があり、つくだ煮が出ると喜んで食べる。甘みのある味は子どもが好みやすい。寄贈されたつくだ煮は持ち帰ってもらい、家庭でパンフレットを見て、つくだ煮の歴史を学びながら、味わって食べてほしい」とコメントした。
 八町小の山岡教頭は「本校は全国的にもめずらしく、小学一年生から英語で授業を学ぶ制度を設けている。海外に関心を持つことで一層、日本の伝統的な文化や食に興味が湧きやすく、地元三河のつくだ煮と触れることは児童にとって良い機会だ。魚が苦手という児童でも、つくだ煮は骨ごと食べられて、ご飯が進むと食べる子が多い」と話した。
 平松会長は「魚介のつくだ煮は、カルシウム、DHA、EPAが含まれ、成長期の子どもたちにはぜひ食べてほしい。今年は、三河を代表するつくだ煮『あさり志ぐれ』を始め、つくだ煮の定番であるにしん、さんま、ちりめん、子持ちししゃも、おかかを寄贈した。つくだ煮には、様々な種類があることも、知ってもらえれば」と語った。
 なお、他の2校には会員の関谷冴基氏(セキヤ食品工業社長)が6月12日に松山小学校、6月30日に新川小学校を訪問して、つくだ煮が手渡された。

【2025(令和7)年7月1日第5200号2面】

全調食東海北陸ブロック会 子ども食堂支援事業

寄贈された佃煮や惣菜
佃煮や惣菜を計624P寄贈
 全国調理食品工業協同組合東海北陸ブロック会(平松賢介会長)は5月14日、子ども食堂支援事業を実施した。一般社団法人つなぐ子ども未来(安藤綾乃代表、名古屋市昭和区)、NPO法人キッチンキング(山野元久代表、名古屋市東区)の2カ所の子ども食堂へ、佃煮や惣菜を計624パック寄贈した。
 当日は、カネハツ食品株式会社(加藤英敏社長、愛知県名古屋市南区)本社近くの第一配送センターから9時30分~10時の間に、寄贈品がトラックへ詰め込まれた。同社からは商品管理部主幹の山田博氏が立ちあった。
 寄贈品目には、ごま昆布、しそ昆布、筑前煮、たけのこ土佐煮、ポテトサラダがラインナップされた。
 また同社では毎週水曜日、両方の子ども食堂へ食品支援を行っており、わかさぎ煮やしじみ煮、木くらげの佃煮、甘口昆布、ポテトサラダといった数多くの佃煮や惣菜を提供し、東海北陸ブロック会による寄贈に加え、子ども食堂へ配送された。
【2025(令和7)年7月1日第5200号2面】

豊橋佃志会 豊橋市内4校へ佃煮寄贈

豊橋佃志会の例会
青年交流会大阪大会の報告
 豊橋佃志会(平松大地会長)は6月10日、愛知県豊橋市の「登月」にて、例会を開催した。
 初めに、6月29日の「佃煮の日」に際して、豊橋市内の小学校4校へ会員企業の佃煮を寄贈する計画があるため、最後の打ち合わせを行った。その後、定例会に移った。
 定例会では、平松会長より「6月3日に大阪で開催された調理食品青年交流会に当会から私を含め3名が参加した。ボーリング大会では普段会えない業界の方とも親睦を含め、懇親会では、有意義な情報交換ができた」と挨拶した。
 続いて、大阪大会に参加した髙坂悠太氏(濱金商店社長)、関谷冴基氏(セキヤ食品工業社長)は「当会の会員は、ボーリングで良いスコアを出せて、同じチームを組んだ人や、他地域の方々に褒めていただけた。また、代表者会議では来年の開催県が鹿児島県と決定し、主催企業が一社のため、運営、準備ともに当会でも協力できることがあれば行いたい」と話した。
 また今後の事業として、佃煮の日の寄贈を終えた後、10月に開催される豊橋まつりでの佃煮PR販売の準備計画を立てていくことを確認し、散会となった。
【2025(令和7)年7月1日第5200号2面】

第34回調理食品青年交流会大阪大会 佃煮の未来語り合う 創始以来の受け継ぐ自由な精神

ボウリングを終えて記念撮影
(右から)法被を引き継いだ梶原会長、岩重氏、赤名実行委員長
ボウリングを楽しんだ
初参加者を紹介
 【大阪支社】第34回調理食品青年交流会大阪大会(梶原靖久大会会長、赤名祐貴実行委員長)が3日、大阪市の心斎橋サンボウルで開催された。大阪・関西万博の会期に合わせ、昨年の神戸大会に続き2年連続の近畿開催となった。
 講演会や工場見学といった「学び」の要素が強かった昨年の神戸大会からは一転、ボウリング大会や大阪の名所を巡る「遊び」に重心を置いた大会となった。
 青年交流会は調理食品業界に身を置く青年らの自主活動として始まった。そのため形式を定めず、開催県が自由に企画してきたのが特徴であり、今回もその精神を体現した。
 大阪大会のテーマは「未来かがやく佃煮社会」。ボウリング場に集まった一同を前に梶原大会会長は「今日は固い挨拶はこれだけ」と前置きしたうえでテーマに込めた思いを語った。
 「我々は競合相手であったり、取引相手であったり、原料を融通し合う仲間であったりと色々な側面があると思う。しかし今日は一旦仕事のことを忘れて友だちのように遊び、話して欲しい。楽しんで、気心の知れた仲になった先で、調理食品の未来を深く語り合ってほしい」と語った。この狙い通り、参加者の笑顔が絶えない一日となった。
 恒例の初参加者紹介では合食の清原悦郎氏、田中隆史氏、大丸松下食品の松下卯暁氏、水上食品の齋藤純氏、東海澱粉の菊池一成氏(菊池食品工業・菊池光晃社長の長男)、マルキン食品の増田啓人氏が自己紹介した。
 ボウリングは2ゲームの合計点を競い、マルイチ食品の石本圭亮氏が335という好スコアをマークし、優勝。準優勝の増田啓人氏も330と高レベルで接戦になり、以下平松食品の平松大地氏、ヒロツクの竹本新氏、前島食品の川井規宏氏と続いた。景品はペア旅行券のほか大阪名所の食事券、大阪・関西万博グッズなど。飛び賞やレーンごとのチーム賞も授与されて大いに盛り上がった。
岩田理事長
 その後、会場を西成区の「鯛よし百番」に移して懇親食事会が開かれ、来賓として全国調理食品工業協同組合の岩田功理事長と柴田昌美専務理事が来場した。
 岩田理事長は青年交流会が始まった当初を振り返り「当時、他団体でも盛んに青年部で集まろうという動きがあった。多くは親組合の下で開催されていたが、我々は若者の自由な行動力を大事にしたい思いから自主活動とした。楽しみながら、色々な経験を積んでほしい」とエールを送った。
 大阪府調理食品協同組合理事長である廣川昌平氏が「大阪の古い街並みを感じながら語り合おうとこの会場を選んだ」と乾杯。ボウリングで盛り上がったお陰もあり、会社の社長、営業マンといった服を脱ぎ捨てて打ち解けた雰囲気になった。杯を重ねるに連れ、佃煮業界はどうあるべきか、と討論する姿も見られた。
 最後は梶原会長と赤名実行委員長から、来年開催地である鹿児島の岩重雄也氏へ、青年交流会の歴史を受け継ぐ法被の贈呈式が行われた。岩重氏が「鹿児島からの参加は私だけ。その分全力で鹿児島らしく私らしい大会になるよう目指す」と力強く宣言した。
 翌日は開催中の大阪・関西万博を訪れた参加者も多く、社会の目指すべき姿や未来の技術を体感した。
【2025(令和7)年6月11日第5198号1面、6月21日第5199号3面】

調理食品青年交流会地区代表者会議 次回会場は鹿児島に 海外市場見据えタイ研修企画

地区代表者会議
 調理食品青年交流会に先立ち、地区代表者会議が実施された。主な議題である次回開催地は、鹿児島県の岩重雄也氏が立候補してスムーズに決まった。
 鹿児島県での開催は初となる。全調食会員はかねだい食品株式会社1社であり、青年交流会参加者も岩重氏のみ且つ鹿児島という遠隔地であることから、開催規模にこだわらず自由な形式で企画する。梶原会長も「今回のボウリング場はホテルで開催するよりコストを抑えられ、運営も気楽になった」と後押しした。
 岩重氏は「一人でも多く誘い合わせて参加してほしい。青年交流会がずっと続くよう一緒に盛り上げよう」と力を込めて語った。
堂本氏
 また広島の堂本健壮氏から、青年交流会の35回目を記念して、自由参加のタイ研修旅行が提案された。来年5月26~30日に開催される東南アジア最大級の展示見本市「THAIFEX Anuga ASIA2026」見学を中心とする計画。
 堂本氏は自社(堂本食品)でもタイ法人を運営している経験から「インバウンド需要の獲得や調理食品の輸出に留まらず、海外原料や海外工場の活用、人材採用と様々な場面で海外と接する機会は増えていくはずだ」と海外研修の意義を訴えた。
【2025(令和7)年6月21日第5199号3面】
小沼水産(茨城県)

全調食 名古屋で第70回通常総会

岩田理事長
井苅氏
 第70回通常総会
福島氏、佐々氏、加藤氏に感謝状
 全国調理食品工業協同組合(岩田功理事長)は5月22日、名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルにて第70回通常総会を開催した。名古屋での開催は平成28年以来9年ぶりで、総勢89名(組合員81名)が出席した。任期満了に伴う役員改選では岩田理事長の再任が決議された他、新事業として「能登半島災害支援物資等提供への補助金支給」が実施されることが可決された。
 また総会に先駆けて組合創立70周年記念行事が執り行われ、来賓として出席した水産庁加工流通課課長補佐の井苅好勝氏より、組合副理事長を務める福島光宏氏、佐々重雄氏、加藤英敏氏の3名に水産庁長官感謝状が授与された。
 総会冒頭、水上食品の水上眞二氏、松田食品の松田和敏氏の冥福を祈り黙祷が捧げられた。
 開会挨拶で岩田理事長はハワイ総会やマルヤナギ小倉屋で開催された若手後継者育成研修会など組合事業が成功裏に行われたことを報告。「スーパーマーケット・トレードショー」などへの出展料を補助するイベント出展料補助事業について、昨年度約30社が利用したことを明かし、「首都圏で商品をPRする貴重な機会となっている。今期も是非ご活用いただきたい」と述べた。
 最後に「コロナ禍により、世の中が大きく変化しており、新しいビジネスモデルを構築していかなければならない。全調食には、後継者育成研修会や青年交流会などを通して素晴らしい若手メンバーのネットワークが広がっている。本日も総会後に情報交換会の時間を長く取っているので、様々な情報交換を行い、新しいビジネスモデルの構築につなげてほしい」と呼びかけた。

感謝状が授与される福島氏
 感謝状が授与される佐々氏
感謝状が授与される加藤氏
役員改選で岩田理事長再任 能登半島災害支援事業実施へ
 来賓として水産庁加工流通課課長補佐の井苅好勝氏が祝辞を述べた後、岩田理事長が議長に就き、①令和6年度事業報告書及び決算関係書類承認の件、②令和6年度剰余金処分案承認の件、③令和7年度事業計画及び収支予算承認の件、④令和7年度借入金残高の最高限度額決定の件、⑤令和7年度賦課金およびその徴収方法決定の件、⑥令和7年度新規加入組合員の加入金決定の件、⑦令和7年度常勤理事の報酬額決定の件、⑧令和7年度若手後継者育成研修の件、⑨令和7年度新事業の件、⑩任期満了に伴う役員改選の件の各議案について審議が行われ、全て満場一致で採択された。
 ①では、いか・輸入雑豆などの共同購入事業、「佃煮の日」キャンペーンなどの各事業について昨年度の実施報告がなされ、③では、いかIQ枠の割当量見込みなどの説明がなされた。⑧では今期の第9回若手後継者育成研修会を令和8年2月19日に予定していること。⑨では令和7年度新事業として、能登半島災害支援物資等提供への補助金支給についての説明が行われた。同事業では令和7年度限定で自社製品を自らの意思で、支援物資として無償提供した場合、製品代金(原価程度)並びに配送料等の費用として、原則10万円を限度として提供した組合員に補助金を支給する。
 また任期満了に伴う役員改選では、岩田理事長の再任の他、岩﨑龍太郎氏、石井智康氏、村松隆之氏、岩本睦之氏の理事就任、山本裕治氏の監事就任が決議され、4名の新理事が挨拶した。
 報告事項として、令和7年度第1回理事会は来年2月5日に静岡市「ホテルアソシア静岡」で、令和8年度(第71回)通常総会は来年5月21日に開催予定で会場は検討中であることが確認された。
 その後、各ブロックの活動報告が行われ、北海道ブロック会の脇裕輝理事、東日本ブロック会の菊池光晃会長、東海北陸ブロック会の平松賢介会長、近畿ブロック会の阪田嘉仁会長、西日本ブロック会の本多隆士会長より、佃煮の日キャンペーンや子ども食堂寄贈、研修旅行などの各事業について説明が行われ、総会は閉会した。
 懇親を兼ねた情報交換会は、加藤英敏副理事長の挨拶で開会。原料高や人手不足など様々な課題をテーマに活発な意見交換が行われた。最後は平松東海北陸ブロック会長の中締めで、盛会裏に幕を閉じた。
 【新役員(敬称略)】(◎は新任)▼理事長:岩田功▼副理事長:福井正一、柳本一郎、福島光宏、佐々重雄、加藤英敏▼理事:金子宏道(北海道ブロック会長)、菊池光晃(東日本ブロック会長)、平松賢介(東海北陸ブロック会長)、阪田嘉仁(近畿ブロック会長)、本多隆士(西日本ブロック会長)、脇裕輝、鎌田三義、宮島一晃、白井眞吉、◎岩﨑龍太郎、勝木秀昭、柴田純道、河村浩之、小沼和幸、高澤宏司、◎石井智康、松岡宗之介、小林利生、清水英訓、◎村松隆之、松下卯蔵、樋口智一、酒井幸太郎、大畑晃一、佃一志、尾上一幸、山本卓秀、梶原靖久、山田裕一郎、廣川昌平、砂川雄一、◎岩本睦之、前島克彦、宇治英俊、田中智樹、鴨井恒夫、堂本高義、石本一成、大野英作、岡田尚士、専務理事:柴田昌美、監事:松下和正、大谷憲一、◎山本裕治
【2025(令和7)年6月1日第5197号2面】

<全調食東日本ブロック会> 総会で菊池会長再任 新進の湯川顧問が講演

菊池会長
加藤副理事長
湯川氏
東日本ブロック会の通常総会
 全調食東日本ブロック会(菊池光晃会長)は4月22日、東京都千代田区のビジョンセンター新橋にて第47回通常総会を開催、31名が出席した。
 菊池会長は開会挨拶で、「引き続き様々なコストが上昇しており、値上げをしなければ以前のような利益を出すことが難しくなっている。物流コストの上昇が続く中、保存料を使用して常温物流に切り替えることも選択肢の一つとして検討していく必要がある。東日本ブロック会の皆様は品質の高いものづくりを行っており、その価値を認めてもらえるよう取り組んでいく。人手不足や原料不足も深刻な状況になっているが、皆様と力を合わせて業界を盛り上げていきたい」と話した。
 菊池会長が議長に選出され執り行われた議事では、①令和6年度事業報告及び収支報告、②令和7年度事業計画及び収支予算、③役員改選についての議案が上程され、原案通り採択された。
 令和6年度は、研修会や共同宣伝事業(佃煮の日キャンペーン)、豆類宣伝事業などを中心に事業を展開。2月の研修会では、М&A事業承継セミナーを実施した。共同宣伝事業、豆類宣伝事業としては、フードバンクふなばし、板橋区社会福祉協議会、フードバンクみたかへ佃煮煮豆の無償配布を実施した。また浦和美園で開催の「豆・豆フェア」で豆商品800個を提供した。
 令和7年度は、研修会や共同宣伝事業(佃煮の日キャンペーン)を中心に事業を計画、子ども食堂寄贈事業にも引き続き力を入れる。また10月16日~20日の日程でカリフォルニア視察研修旅行を実施。米国のカリフォルニアのクルミ産地を視察する。
 役員改選では菊池会長の再任が決議され、石井智康氏、岩﨑龍太郎氏が新たに理事に就任した。
 続く講演会では、株式会社新進(東京都千代田区)顧問の湯川治己氏が、「仕事をするうえで心掛けてきたこと」というテーマで講演した。湯川氏はキユーピー株式会社にて執行役員商品開発本部長などを歴任。同グループの株式会社中島董商店他で営業企画や商品開発を担当した後、2022年から新進の顧問に就任している。
 湯川氏は、仕事をするうえで大切なことや課題解決にむけた基本アプローチ、会議のあり方などについて、40年を超える社会人生活の経験に基づいて分かりやすく解説。「人格」を高めることや、見識に決断力と実行力が加わった「胆識」を身につけることが仕事で成果を出すことにつながると説明した。
 続いて、情報提供として、全調食副理事長でカネハツ食品株式会社代表取締役社長の加藤英敏氏が「子ども食堂支援」の取組について説明。カネハツ食品では2020年より子ども食堂支援をスタート。他メーカーと共同で様々な食品を子ども食堂へ届ける仕組みを作った他、日本マクドナルドに呼びかけ無料食事券を子ども食堂へ寄付するプロジェクトなどを行っている。加藤副理事長は「現在、食品ロスが減っていることにより、子ども食堂への提供品が減少している。是非、支援をお願いしたい」と呼びかけた。
【2025(令和7)年5月1日第5194号2面】

<フードネットワーク関東> 西原屋で商談会開催 弁当おせち向けに佃煮提案

笈川代表
渡部氏
西原屋日本橋店で行われた商談会
 フードネットワーク関東(笈川陽平代表)は4月15日、東京都江東区の株式会社西原屋日本橋店にて、定例会を開催した。
 今回の定例会では、西原屋と長年取引のある組合員の甲斐智重氏の仲介の下、西原屋が製造する弁当やおせち向け商材として、会員が自社商品を提案する商談会が実現した。
 西原屋は創業慶応2年の老舗。現在は弁当事業や産業供食事業、介護供食事業などを幅広く展開。弁当事業では、東東京や千葉北西部エリアを中心に日食1万食以上を供給している。ひとつひとつ心を込めて作る、まごころの味に定評があり、年末に販売する生おせちも人気を集めている。
 当日は会員9社10名が出席。笈川代表が商談会の流れを説明した後、各社が用意した佃煮・惣菜・漬物など約50アイテムを西原屋の社員が試食した。
 商談会では、味の特徴や原料、賞味期間などについて幅広い内容の質問が飛び、会員は自社商品のこだわりについて熱心にアピールした。
【2025(令和7)年5月1日第5194号6面】

大阪府憲法記念日表彰 大調食の山本卓秀氏が受賞 たべもの展や慈善事業で活躍

山本副理事長
 【大阪支社】大阪府では憲法記念日に合わせ、府政の振興に功績があり府民の模範となる人物を称える大阪府知事表彰を行っている。本紙関連では大阪府調理食品協同組合副理事長で、株式会社山本(大阪市東成区)社長の山本卓秀氏が産業功労者として表彰の栄誉に浴した。
 山本氏は平成21年2月に大阪府調理食品協同組合の理事就任以来、若手をまとめる役を率先して行い、毎年の組合行事に積極的に参加。組合活動の活性化、組合員相互の協力体制をより強固なものとした。
 また、全国水産加工たべもの展では、運営に参加し他の団体とのパイプ役としてたべもの展全体の円滑な運営に力を注いできた。
 同27年からは副理事長に就き、若手の育成に携わる。また、大阪府下の社会福祉協議会等への佃煮・煮豆の無償提供および、PR事業にも積極的に参加するなど多岐にわたり活躍。
 社業では、自ら佃煮製造の現場で先頭に立ち続け、伝統技術の継承に力を注ぐ。令和4年開催の第66回全国水産加工たべもの展では、自ら開発した「珠あゆ甘露煮」が農林水産大臣賞を受賞した。
 山本氏は「自分の役割をこなしてきただけ。慢心せず、これからも責務を全うしていきたい」と謙虚に語った。
吉村知事
 なお5月7日には憲法施行記念式並びに表彰式が大阪国際会議場(大阪市北区)で開催された。式典では挨拶に立った吉村洋文大阪府知事が「日本国憲法の下で受け継がれてきた自由と平和を守る思いを、受賞者の皆様は体現し、事業や地域発展に励んできた」と敬意と感謝の思いを述べ、表彰状を手渡した。
【2025(令和7)年5月11日第5195号2面】

西日本ブロック会 広島で総会・情報交換会 原料不足や休日数確保が課題

本多ブロック会長
 【大阪支社】全国調理食品工業協同組合(岩田功理事長)の西日本ブロック会(本多隆士会長)は4月22日、広島市のエディオンピースウイング広島会議室で定時総会を開催した。情報交換も行われ、原料状況や人材確保への取組が意見交換された。
 本多会長は為替変動や人手不足、原料不足により調理食品業界は厳しい舵取りが続いていると指摘した上で「昨年は研修旅行でジャパネットグループが運営する長崎スタジアムシティを見学し、企業が地域に貢献できることを考える機会とした。一方本日の会場は市が整備主体。違いを肌で感じてもらえれば」と会場設定の意図を話した。
 来賓の岩田理事長は全調食の活動を報告。イベント・展示会の出展費用補助事業は好評で西日本ブロック会会員の利用もあったと話し「地方で作って首都圏で売るという意欲が旺盛なのは頼もしい」と語った。
 議事は本多会長が議長を務めて進行。第一号の前年度事業報告では、子ども食堂へ佃煮・煮豆を4000個以上を配布したことや、豆類宣伝事業で広島県のフードフェスティバルに出店したことが確認された。
 続く第二号では本年度事業計画と予算案が審議され、引き続き食育を兼ねた子ども食堂支援や、研修活動を実施していく方針となった。
 議事終了後は懇親会・情報交換会が開かれた。各社とも調理食品業界の発展という目的を共有し、原料面の情報交換から、経営課題の吐露まで赤裸々に語り合った。主な発言は次の通り。
総会の様子
 【原材料関係】
 ▼黒豆は北海道、丹波篠山とも不足。北海道産の豆は大豆、金時、紫花豆、白花豆などあらゆる種類が不足。商社も在庫が尽きており、お金を積んでも買えない状態。
 ▼さつまいもはねっとり系の品種がブームで、甘納豆に適する硬めの品種の栽培が激減している。
 ▼昆布は国内生産量が8213トンと過去最低。当社原藻部門の売上も大きくダウンした。
 ▼輸入昆布は増やしていく方向性ではあるが、市場原理だけでなく政治にも関係するため、国産が不足しているからといって急な増加はできない。
 【人材関係】
 ▼初任給を引き上げたが新卒応募はほとんど増えず、年間休日数120日以上とした近隣企業には殺到していた。休日数向上に必要なのは作業効率の改善、すなわちDX。請求書を紙から電子データへ移行するなど事務所から始めた。最終的に工場もDX化していく。
 ▼福利厚生として置き型社食と酸素ボックスをリースで導入した。社員の満足度が上がり、健康でいてくれれば会社にとって大きなメリット。
 ▼年間休日を122日にし、一日の勤務時間を8時間から8時間半に変更した。代わりにフレックス制を導入することで家庭に不都合が生じないようにするとともに、規定勤務時間中は生産に全力を注ぎ、清掃は残業時間に、希望者に任せるようにしたことで生産効率が上がり、働き方にもメリハリが出た。
 【有事対応】
 ▼BCP(事業継続計画)の策定を始めた。災害時に物流や、電気ガス水道が止まったときのことを想定しておくだけで初動速度が変わるはずだ。
 ▼汚水処理設備の不調となり、有機物を分解するグラニュールの補充に数千万円の費用がかかった。早めの対策をおすすめする。
【2025(令和7)年5月11日第5195号2面】

全調食近畿ブロック会 販促・食育活動を推進 國酒フェア出展やマニラ研修計画

阪田ブロック会長
岩田理事長
鷲尾座主
研修会参加者で記念撮影
 【大阪支社】全国調理食品工業協同組合(岩田功理事長)の近畿ブロック会(阪田嘉仁会長)は4月18日に滋賀県大津市の石山寺で研修会、並びにびわ湖大津プリンスホテルで令和7年度通常総会を開催した。
 阪田会長は総会開会にあたり「昨年、前会長の退任により急遽会長となったが、微力ながら業界発展に貢献できたと感じている」と振り返り、会員へ感謝の思いを述べ挨拶とした。
 来賓の岩田理事長は「近畿ブロック会は活動が盛んで頼もしい。2月にマルヤナギ小倉屋の柳本一郎会長に講師を務めていただいた若手研修会は大好評だった」とした上で、全調食の活動を報告。
石山寺研修会
 中でもイベント・展示会出展の補助事業は160社余りの会員のうち27社が活用したと明かし、近畿ブロック会にも利用を奨めた。
 議事に移ると①令和6年度事業報告・会計報告、②令和7年度事業計画・予算計画、③役員改選、④各地区活動報告の4議案が原案通り承認された。
 ①の令和6年度事業では佃煮の日キャンペーンで2370個、豆類宣伝事業で1990個の佃煮・煮豆をPR配布。子ども食堂支援事業では1018個を寄贈した。
 また3月20日~22日には、北海道ブロック会員を交えて台湾に赴き、現地の日本食事情を視察したことが報告された。
 ②の本年度計画では、前年と同程度の販促、食育活動を行うほか、6月14~15日に大阪市のATCホールで開催される國酒フェア2025に出展。また研修旅行をフィリピン・マニラで行う計画とした。③の役員改選は全員が留任となった。
 各府県の活動報告では、大阪の梶原靖久氏が、6月3日に行われる調理食品青年交流会全国大会を告知し参加を呼びかけた。また来年1月には大阪府調理食品協同組合(廣川昌平理事長)らによる主催で全国水産加工たべもの展が開催されることも報告した。
 なお、総会前に実施された研修会は昨年のNHK大河ドラマ『光る君へ』の主人公だった紫式部ゆかりの地である石山寺を訪問した。747年の開山から数えて第53世座主となる鷲尾龍華氏による講話を受けた。
【2025(令和7)年5月11日第5195号2面】

【告知】調理食品青年交流会 6月3日心斎橋で開催 参加受付はLINEにて

梶原大会会長(右)と赤名実行委員長
 「第34回調理食品青年交流会・大阪大会」が、6月3日に大阪市中央区の心斎橋サンボウルにて14時より開催される(代表者会議は13時から)。大会会長は梶原靖久氏、実行委員長は赤名祐貴氏が務める。
 14時に開演し大会セレモニーを執り行った後、ボウリング大会を実施する。18時から懇親食事会、21時から二次会を実施予定で、会場は当日までのお楽しみとして非公開。参加受付や当日の連絡等は全てLINEグループにて行っている。グループへの参加希望はお近くの会員または食料新聞社大阪支社(TEL:06ー6531ー5741)まで。

【大会概要】▼開始日時:6月3日、代表者会議13時、大会開演14時▼集合場所:心斎橋サンボウル(大阪市中央区西心斎橋2ー9ー28)▼参加費用:懇親会まで参加=1万円、二次会まで参加=1万6000円▼宿泊場所:各自手配
【2025(令和7)年4月21日号第5195号2面】

東海北陸ブロック会 平松会長再任で事業推進

平松会長
岩田理事長
大塚氏
大塚氏が日本経済テーマに講演
 全調食東海北陸ブロック会(平松賢介会長)は15日、第47回通常総会を名古屋市のマリオットアソシアホテルにて開催した。
 本年は役員改選期であり、平松ブロック会長が再任され、一部役員が新任、講演会では前参議院議員の大塚耕平氏が日本経済をテーマに語った。
 総会は、平松会長が「昨年は元日の能登半島地震から始まり、9月の豪雨と災害が相次ぎ困難を極めた。経済においては米騒動や世界的なインフレで消費者の購買行動が沈滞せざるを得ない状況であった。だが、このような状況だからこそ、我々のような伝統食に携わる事業者は、伝統を守るにとどまらず、いかに変えていくかに目を向けなければならない」と挨拶し、開会となった。
 続いて全調食の岩田功理事長が登壇し「全調食では5月に名古屋で総会を開催するので、ぜひ出席をお願いしたい。また、新年度からは能登半島地震の復興支援事業を開始するので、こちらも皆様のご協力を賜りたい」と語った。
 次に、平松会長が議長に選任され議事に移行した。一号議案で第47期の事業が振り返られ、二号議案でその収支決算や監査報告、三号議案で任期満了に伴う役員改選、四号議案で第48期の事業計画案、五号議案でその収支予算案、六号議案で賦課金徴収承認の件が審議され、上程された全議案が承認された。
第47回通常総会
 47期から、静岡県焼津市の株式会社イチニンベン大畑食品(大畑文孝社長)が新規入会した。48期では役員改選で、新理事として、有限会社カクニンベンうさぎ屋食品(静岡県焼津市)代表取締役社長の清水英訓氏が加わる。
 代表組合員の交代は、有限会社水上食品(愛知県北名古屋市)の櫻井靖子代表取締役社長、松田食品株式会社(静岡県浜松市)の松田太郎代表取締役社長が今年1月に就任した。
 総会終了後、大塚耕平氏が登壇し「日本経済の現状‐食品業界とイノベーション」をテーマとした講演に一同、耳を傾けた。
 大塚氏は、2000年以降、日本は国際競争力が弱まり、現在は半導体の開発競争にも出遅れ、厳しい現状にあると、データを紹介しながら説明した。続いて、イノベーションの重要さを訴えた。イノベーションは日本で「技術革新」と訳されることが多いが、正確にいえば「新結合」の意味合いが強く、顕在ニーズと新規シーズの結合を推進していくことが求められていると話した。
 さらに、日本ではPDCAで綿密なプランを策定するが、アメリカやイスラエルではまず行動してから振り返るため修正が早い、日本でも広まってほしいと想いを語った。
 講演会の後は、懇親会に移り会員同士、近況を語り合った。中締めの挨拶は大畑晃一副会長が担当し、「今日の参加者で若い世代の方を見ると、頼もしいと感じた。業界を担ってほしい、期待している」と話し、総会、懇親会ともに締めくくられた。
【2025(令和7)年4月21日第5193号7面】

全調食近畿ブロック会 台湾の食文化や市況学ぶ

台湾研修の参加者で
視察したロピア台湾の「LaLaport南港店」
阪田ブロック会長
「ロピア台湾」新店舗視察も
 全国調理食品工業協同組合近畿ブロック会(阪田嘉仁会長)は3月20~22日、台湾で研修会を実施した。北海道ブロック会の5名も加わった。
 台湾研修の目玉は、株式会社ロピア(高木勇輔社長、神奈川県川崎市)が3月20日に開店させた「LaLaport南港店」(台北市)に訪問し、ロピアのアジア地区責任者である水元仁志氏が案内する視察。そのほか3日間を通して、現地の食文化やマーケットへの理解を深めることができた。
 研修初日は一同、関西国際空港からフライト、台北到着後は老舗の「欣葉本店」で台湾料理を味わいながら、自己紹介と情報交換を行った。2泊とも五つ星の「リージェント台北」に宿泊した。2日目は忠烈祠、故宮博物館を見学し、圓山大飯店で飲茶料理の昼食後、現地ドン・キホーテにも立ち寄った。
 続く「ロピアLaLaport南港店」では、水元氏により、台湾においても日本の食品は、安全性やおいしさで人気だと説明を受けた。水元氏は小売コンサルとして名を馳せ、コロナ禍にロピアからスカウトされ、台湾へ赴任。日本食や日本の食材の良さを伝えたいという想いを語った。ロピアは日本産、またはアジアの協力工場による日本品質に特化し、現地小売との差別化を図っている。
 夕食は阪田会長がおすすめの四川料理「国賓中餐庁」で、名物の北京ダックに舌鼓を打ち、水元氏を囲み、和やかに楽しんだ。ナイトマーケット「士林夜市」も散策した。
 最終日は、「カルフール桂林店」で台湾食材を視察し、帰路についた。研修を終え阪田会長は「台湾で得た知見を、社業に活かしてもらえれば、うれしい」と総括した。
 【台湾研修の参加者】(名簿順、敬称略)
 ▼近畿ブロック会=阪田嘉仁(西友商店)、柳本一郎(マルヤナギ小倉屋)、澤井妙子(大つる)、梶原靖久(天満屋)、廣川昌平(廣川)、奥村吉男(奥村佃煮)、山田裕一郎(進興食品工業)、坂本浩之(舞昆のこうはら)▼北海道ブロック会=山下健介(山下食品)、竹山寛(竹山食品工業)、金子宏道(マルキチ食品)、境栄和(カワショク)、田中賢治(合食)。
【2025(令和7)年4月11日第5192号5面】

<全調食東日本ブロック会> 佃煮・煮豆を無償配布 フードバンクみたかへ2662個

 全国調理食品協同組合東日本ブロック会(菊池光晃会長)は5日、令和6年度「第3回子ども食堂無償配布事業」を実施した。NPO法人「フードバンクみたか」(東京都三鷹市)へ、佃煮・煮豆など2662個を寄贈した。
 この事業は、佃煮・煮豆商品の「食育」、社会的課題「SDGs」、食品ロス削減推進法への取組として行っている。また、地域社会への貢献を目的として実施しているもので、全国甘納豆組合連合会、全国フライビンズ組合連合会と共同で行っている。
【寄贈商品】
 (▽協賛企業名=協賛商品名)
 ▽佐藤食品=金ごまわかさぎ▽菅英佃煮本舗=潟美人(塩味)、シーフードカリット▽ミクロ=極旨めんま▽小沼水産=ピリ辛わかさぎ▽鳩屋=ピーナツみそ▽仁徳=たらこわかめ▽石井食品=いつでもミートボール▽佃の匠やまと=かつお小判、ちりめんおかか▽遠忠食品=生ふりかけおかか、きくらげ佃煮▽銀座新之助貝新=さざめ昆布▽日出味噌醸造元=金紋みそピー(ミニパック)▽勝木食品工業=くるみ甘露煮▽佃屋食品工業=高原豆・うぐいす豆・白花豆・富貴豆・金時豆・三色豆▽髙沢食品=あさりやわらか煮▽オオタニ=たらこ昆布、わかさぎ佃煮▽大谷政吉商店=羽田大谷の若炊あさり▽菊池食品工業=十品目野菜豆、七品目ひじき豆▽菊田商店=3種のとろ火炊き煮豆セット(紅しぼり豆、昆布豆、黒豆)▽タカハシ食品=たもぎ茸と根昆布、さけ昆布巻き
 全調食の合計(19社)30商品(合計2662個)
 ▽つかもと=甘納豆お好み(全国甘納豆組合連合会)▽松川屋=大粒花豆(全国フライビンズ組合連合会)
 2団体の合計(2社)2商品(合計700個)
【2025(令和7)年3月11日第5189号3面】

全調食近畿ブロック会 もろこ佃煮を配布

 阪田会長
配布されたもろこ佃煮とクリアファイル
もろこ佃煮配布の青年部員
奥村佃煮杯のレース期間中に
 全国調理食品工業協同組合近畿ブロック会(阪田嘉仁会長)は1日、滋賀県大津市のボートレースびわこ1階で、もろこ佃煮200パックを配布した。
 当日の運営に当たったのは滋賀県水産加工業協同組合(奥村龍男組合長)の青年部員で、ボートレースびわこの利用者へ、もろこ佃煮に加え、PR用の「佃煮の日」クリアファイルも手渡した。
 全調食近畿ブロック会、滋賀県水産加工業協同組合の加盟企業である株式会社奥村佃煮(奥村吉男社長、滋賀県近江八幡市)がスポンサーを務める「奥村佃煮杯」のレース期間中(2月25日~3月2日)であり、奥村佃煮杯を楽しむ数多くの来場者に向け、もろこ佃煮をPRした。
 阪田近畿ブロック会長は「滋賀で、本年度3回目の佃煮PRとなった。1回目は近鉄百貨店で若年層へいさざ佃煮を、2回目は道の駅でファミリー層へわかさぎ佃煮の魅力を伝えた。今回は、県外からも多く人が訪れるボートレース場でもろこ佃煮を配布。様々なターゲットへ毎回異なる湖魚佃煮をアピールすることができ、来年度も継続したい」とコメントした。
 奥村佃煮の奥村社長は「昨年からボートレースびわこのスポンサーになり、ボートレース場の方や利用客から強い要望があり、2回目を迎えることができた。今年は近畿ブロック会の佃煮PR配布の場所確保、設営に当社も協力でき、役に立てて感慨深い」と語った。
【2025(令和7)年3月11日第5189号3面】

若手後継者育成研修会 マルヤナギ小倉屋の社工場で

 岩田理事長
柳本副理事長
柳本専務
 若手後継者育成研修会の参加者で
 全国調理食品工業協同組合(岩田功理事長)の第8回若手後継者育成研修会は2月27日、(株)マルヤナギ小倉屋(柳本勇治社長、兵庫県神戸市)の社工場(兵庫県加東市)で実施された。今回は、多数の応募の中から30名限定での研修で、ニューヨーク研修より2年ぶりの開催となった。
 当日は13時前に新神戸駅新幹線口で集合し、貸し切りバスで移動。移動中、全調食副理事長で、マルヤナギ小倉屋の代表取締役会長である柳本一郎氏、専務取締役の柳本健一氏がスケジュールをガイドした。柳本副理事長は「業界の後輩たちへ、私の仕事論や、人脈構築術をお伝えしたい。役に立てばうれしい」と挨拶した。
 社工場に到着後、全調食の岩田理事長が登壇し、「柳本副理事長は、全調食きってのやり手経営者。ぜひ彼の仕事への向き合い方を学んで持ち帰り、皆さんの糧にしてほしい。柳本副理事長に今回の研修企画を依頼し、後輩たちのためならと、引き受けてもらえた」と語った。
 工場見学では、蒸し豆の洗浄、調理、充填工程などで作業の自動化が進んでおり、業界の中でいち早く製造現場の省力化に取り組んできたことが伺えた。蒸し豆開発のパイオニアとして、様々な独自技術を持つことも明らかにされた。
 会議室では、柳本副理事長による講演「マルヤナギの成長と、柳本一郎の動き・考え方・生きざま」の演題で行われた。同社のものづくりは、業界初の商品開発の歩みであり、1955年に袋入りとろろ昆布「初霜」、70年にカップ入り昆布佃煮、76年に自動計量・充填レトルト煮豆の販売を開始して、2004年には新しい大豆の食べ方として「蒸し大豆」を世に出してきた歴史を誇る。
 次に柳本副理事長の足跡が紹介された。「幼少期から家業を継ぐことを第一に考え勉学に励み、様々な経験を積んできた。大学は神戸大学経営学部に入学し、在学中に簿記一級と中小企業診断士の試験に合格。新卒で入社した丸紅の審査部時代には目まぐるしく働き、休日は職場のクラブ活動に勤しみ、良好な人間関係が仕事を進める時にも役立った」と話した。
 柳本副理事長の講演を聴講する若手後継者
 25歳で、家業である同社前身の小倉屋柳本に入社、営業で頭角を表す。担当地区の売上は、前年同月比の2倍越えを2年間達成、さらに、問屋中心だった従来の営業に加え、小売店への直接商談も強化し、業績拡大に貢献した。
 柳本副理事長は今や、全国のスーパーや卸売業の経営者から頼られる存在。その秘訣として、面談前は、徹底的に準備する大切さを訴えた。相手に伝えるべき物事の順番や内容を入念に練り上げてから面談に臨む。
 例を挙げ、「面談の時間をいただいたら、営業の話だけでなく、師匠である稲盛和夫の教え、様々な経営者の逸話、スーパーの現況と、あらゆる話題を常日頃から情報収集し、お伝えすることを意識している。相手に役立つことを語り続けてきたのが、結果的に自社の信頼確保に繋がっている」と伝えた。
 柳本健一専務取締役は「会長は社長時代から、経営理念や経営方針の策定、実施、改善にも取り組んできた。お客様第一主義で、伝統食品の継承への強い情熱、全従業員の成長を常に考えている」と総括し、講演は終了した。
【2025(令和7)年3月1日第5188号2面】

<全調東日本ブロック会> 46期定例研修会を開く 「M&A・事業承継セミナー」

菊池会長
東日本ブロック会の定例研修会
 全調食東日本ブロック会(菊池光晃会長)は2月18日、東京都中央区のビジョンセンター東京八重洲にて第46期定例研修会を開催、27名が出席した。
 研修会では、マクサス・コーポレートアドバイザリー株式会社の卯田泰基氏による「食品製造業向けM&A・事業承継セミナー」を開催。卯田氏は食品業界の様々なM&A事例を紹介するとともに、M&Aを検討する場合の留意点などについて説明した。
 開会挨拶で菊池会長は、「トランプ政権になり約1カ月が経つが、既にいろいろなことが起こっており、今までの常識が通用しない世界になってきている。会社経営においても、世界が混迷する中で、常に最悪の事態を想定して準備をしておくことが大切だ。原料や物流費が上昇し続けており厳しい環境下ではあるが、是非、皆様と協力し、積極的な組合活動を行っていきたい」と話した。
 活動報告では、今期開催した通常総会や子ども食堂支援事業などについて振り返り、今後の事業計画として、10月に米国カリフォルニアのクルミ産地において視察研修会を実施予定であることを報告した。
 続く研修会では、マクサス・コーポレートアドバイザリー株式会社の卯田泰基氏による「食品製造業向けM&A・事業承継セミナー」が行われた。
 卯田氏は、近年、後継者不在により中小企業の休廃業が増加し、それに伴いM&A件数が急増していることを説明。食品業界の様々なM&A事例を紹介しながら、事業承継がうまくいく会社、いかない会社の特徴などについて解説した。
 卯田氏は「事業を守るには事業承継対策を早期から進める必要があり、M&Aを行う場合は仲介業者任せにしてはならないことが大切」と語り、セミナーを結んだ。
 その後、会場では情報交換会が行われ出席者が近況を報告。年末のおせち商戦や非常食マーケットなどについて幅広い意見が交わされた。
 会場を「赤坂四川飯店」に移して行われた懇親会は、柴田純道副会長の乾杯発声により開宴。出席者が原料高や人手不足などの課題を共有し、今後のビジョンを語り合った。中締めは高澤宏司理事が務め、懇親会は終了した。
【2025(令和7)年3月1日第5188号2面】

<全調食> 仙台にて理事会を開催 5月総会で70周年記念行事

岩田理事長
佐々副理事長
菊池会長
梶原大会会長
全調食の令和6年度第1回理事会
 全国調理食品工業協同組合(岩田功理事長)は6日、仙台市のホテルメトロポリタン仙台にて令和6年度第1回理事会を開催した。仙台での理事会開催は2017年以来8年ぶりとなった。
 理事会では5月22日に名古屋市で開催される第70回通常総会に向けての議案審議、報告事項の確認が行われた。
 岩田理事長は開会挨拶で、「とてつもないスピードで世界が変化しており、トランプ大統領が就任したことで、さらに見通しが立てづらい世の中になっている。我々を取り巻く環境も、原料高や原料不足に加え、人件費の上昇が続くなど、引き続き厳しい状況になっており、新しいビジネスモデルの構築が求められている。こうした時こそ、若い世代の経営者の方たちの力の見せ所、知恵やアイデアにより業界を大きく変革し、発展させてくれることを期待したい」と述べた。
 続いて、柴田昌美専務理事が理事会の定数報告を行い、岩田理事長が議長に就いて、①令和6年度収支見込及び令和7年度収支予算案、②第70回通常総会に提出のその他の議案、③任期満了に伴う役員の改選、④令和7年度若手後継者育成研修会、⑤令和7年度新事業、⑥組合創立70周年記念行事における功労者表彰について審議が行われ、全て満場一致で採択された。
 ①では、いか購買手数料を始めとした原料対策事業収入などについて前期実績や今期見込みの他、若手後継者育成研修会、佃煮の日キャンペーン、子ども食堂支援事業といった組合事業の予算案が報告された。③では新役員候補者案が承認された。
 また⑤では令和7年度新事業として上程される能登半島災害支援物資等提供への補助金支給についての説明が行われた。同事業は令和7年度限定で自社製品を自らの意思で、支援物資として無償提供した場合、製品代金(原価程度)並びに配送料等の費用として、10万円を限度として提供した組合員に補助金を支給するもの。
 ⑥では、5月22日に名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルにて開催される第70回通常総会において、組合創立70周年記念行事とともに功労者表彰が行われることが報告された。
 最後に報告事項として、2月27日にマルヤナギ小倉屋にて開催される令和6年度若手後継者育成研修会など今後の組合事業の確認が行われた他、令和7年度より組合クリアファイルをリニューアルすることが報告された。
 理事会閉会後、6月3日に開催される「第34回調理食品青年交流会大阪大会」の梶原靖久大会会長が挨拶。「是非、多くの方にご参加いただきたい」と大阪大会への協力を呼び掛けた。
 懇親を兼ねた情報交換会は、佐々重雄副理事長の挨拶で開会。原料高や人手不足など様々な課題をテーマに活発な意見交換が行われた。最後は菊池光晃東日本ブロック会長の中締めで、盛会裏に幕を閉じた。
【2025(令和7)年2月21日第5187号2面】

全国調理食品工業協同組合
https://zenchoshoku.or.jp/

<調理食品青年交流会>6月3日に「大阪大会」 

 次回大阪大会のメンバー(右から廣川氏、赤名実行委員長、梶原大会会長、坂本氏)
大阪・関西万博の期間中で
 「第34回調理食品青年交流会・大阪大会」(梶原靖久大会会長、赤名祐貴実行委員長)が6月3日(火)に大阪府内で開催される。同大会は、大阪府調理食品協同組合(廣川昌平理事長)の青年部組織である、大阪佃志会(赤名祐貴会長)が運営を務める。
 梶原大会会長、赤名実行委員長は「大阪・関西万博は4月13日から10月13日まで開催され、大阪大会はその期間中に実施することにした。万博、大阪大会ともに楽しんでもらいたい。『来て良かった』と満足してもらえるよう全力で、企画・準備しているところ」と力強く語っている。
 大阪での開催は、2015年開催の第26回大会から10年ぶりとなる。
【2025(令和7)年1月1日第5183号7面】
株式会社食料新聞社
〒111-0053
東京都台東区浅草橋5-9-4 MSビル2F

TEL.03-5835-4919(ショクイク)
FAX.03-5835-4921
・食料新聞の発行
・広報、宣伝サービス
・書籍の出版
TOPへ戻る