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アニバーサリー 2025

中元本店 呉で創業100周年 ラムネ・漬物の輝きトビキリ

中元社長
呉市長
山本理事長
中元社長を囲む広島漬協一同
 【大阪支社】広島県呉の地で「トビキリ」ブランドのラムネと漬物を作り続けてきた株式会社中元本店が10月1日、創業100周年を迎えた。その夜、呉阪急ホテルで開かれた記念祝賀会には、同社の歴史を彩ってきた人々134名が集い、節目の時を迎えたことを祝福した。
 若狭倫一営業部長による司会のもと、最初に主催者を代表して中元直己会長がマイクを握った。「長きにわたり会社を続けてこれたのは、支えてくださった皆様のおかげに他ならない。どうかこれからもご支援を賜りたい」と参列者へ深々と頭を下げた。
 続いて、来賓を代表して呉市の新原芳明市長が祝辞を述べた。その言葉は、2022年に49歳の若さで急逝した前社長、中元順一朗氏への深い思慕に満ちていた。「呉といえばラムネ。そのイメージを築いたのが中元本店であり、その中心にはいつも、順一朗さんがいた。彼は呉を心から愛し、その人柄で多くの人を惹きつけ、地域おこしイベントの数々を先頭に立って引っ張ってくれた。その情熱のバトンは奥様の裕子社長に確かに受け継がれ、さらに大きく発展しようとしていることに感服する」と先人への敬意と現経営陣への力強いエールを送った。
 続いて、乾杯の音頭で会場に響いたのは「ポンッ」という涼やかな音だった。100年の新たな始まりを告げるかのように「呉大和ラムネ」のビー玉が、瓶の口から落ちた。
 祝宴が盛り上がる中、ステージでは、前職で音楽に携わっていたという中元社長が率いるバンド「トーン・ブーケ」が登場し、生演奏を披露。会場からは大きな拍手と歓声が送られた。さらにゲストを交えて、故・順一朗氏を偲んで作詞作曲されたオリジナル曲「心はいつもラムネ色」が歌い上げられると、会場は感動に包まれた。
登壇した中元本店社員
 祝宴も終盤に差し掛かった頃、中元本店の社員が壇上に上がり、中元社長が一人ひとりの社員を丁寧に紹介。次代を担う存在として長男の喜一朗さん、次男の悠喜さんも紹介し「未だ学びの途中だが、未来へ向けて歩み始めている。どうか見守ってほしい」と語りかけた。
 そしてお土産として各席に用意した「呉大和ラムネ」、「酒粕フレーク」、「おつまみいりこ」などの開発秘話を説明しながら同社の歴史を振り返り、「これからも、皆様のご期待にお応えできるよう、社員一同精進します。今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げる」と述べると、会場からは万雷の拍手が送られた。
 最後は広島県漬物製造業協同組合の山本千曲理事長が閉式の挨拶に立った。「100年という歴史の中には幾多の苦労があったと思う。時代の波に飲まれ、消えゆく会社はたくさんある。しかし中元本店にはキラリと輝くものがあるからこそ、こうして多くの人に愛され、続いてきた」と称え、未来への飛躍を願う三本締めで幕を閉じた。
【2025(令和7)年10月21日第5210号10面】

中元本店

厚生労働省・食品衛生協 食品衛生功労者・優良施設表彰

小松屋食品の東崎社長
フジッコの稲村係長
つけもとの松井社長
明治座で行われた表彰式
功労者3名、優良6社が栄誉
 令和7年度第70回食品衛生功労者・食品衛生優良施設表彰式(主催:厚生労働省、公益社団法人日本食品衛生協会)が16日、明治座(東京・日本橋)で執り行われた。
 今年度は、厚生労働大臣表彰で功労者160名、優良施設88施設、日本食品衛生協会会長表彰で功労者315名、優良施設178施設が受賞。また、食品衛生行政担当者181名に、食品衛生協会会長感謝状が贈られた。
 この表彰の趣旨は、食品衛生の普及向上、食品衛生行政に対する協力及び業界の指導育成等に顕著な功績があった者の労苦に報いるとともに、優良な食品衛生施設について他の模範とすることを目的として行っている。また、日本食品衛生協会においても食品の製造、販売に携わる者の自主的な食品衛生管理体制の充実、食品衛生技術の向上等を目的とした諸事業を通じ、食品の安全確保を図っている。
森社長
 本紙関連では、厚生労働大臣表彰之部食品衛生功労者として、東崎孝一氏(小松屋食品社長、愛知県)が表彰の栄に浴し、同部食品衛生優良施設としてフジッコ東京工場(千葉県)が表彰を受けた。
 日本食品衛生協会会長表彰之部では食品衛生功労者として、松井義明氏(つけもと社長、奈良県)、森義治氏(京つけもの もり社長、京都府)の2名、同部食品衛生優良施設としてアキモ西工場(栃木県)、シオダ食品田沼工場(同)、九州新進(鹿児島県)、とり市老舗(京都府)、東宝食品西神工場(兵庫県)の5社がそれぞれ表彰を受けた。
 午前10時から行われた令和7年度食品衛生功労者・食品衛生優良施設表彰式では、各受賞者の氏名・施設名が映像で紹介され、厚生労働省及び食品衛生協会の担当者から選考経過の報告、表彰状授与、受賞者代表謝辞と進行した。
 大臣表彰の部では、福岡資麿厚生労働大臣(代読)、公益社団法人日本食品衛生協会の香田隆之副会長が挨拶。来賓の元参議院議長・山東昭子氏、元厚生労働大臣政務官・丸川珠代氏がお祝いの言葉を述べた。
秋本社長
 各受賞者のコメントは次の通り。
【厚生労働大臣表彰之部食品衛生功労者】
 ▽東崎孝一氏(小松屋食品社長、愛知県)「今回の受賞を大変嬉しく、また有難く思っている。日頃より基本に忠実に衛生管理を徹底していることを評価していただいたと考えている。この受賞を機に、より美味しく、より安全な惣菜づくりができるよう努めていく」
【同食品衛生優良施設】
 ▽フジッコ東京工場(千葉県)品質管理課稲村慎吾係長「保健所の視察で100点満点中99点を取ることができた。これは製造担当者、品質管理担当者がコミュニケーションを取り、一緒になって取り組んできた成果だと思う。受賞出来て大変嬉しい」
【日本食品衛生協会会長表彰之部食品衛生功労者】
 ▽松井義明氏(つけもと社長、奈良県)「地元では食品衛生指導員として、地域の衛生面での向上に尽力させていただいている。食品衛生協会の“五つ星事業”を推進しており、これからも食の安心安全を提供していきたい」
 ▽森義治氏(株式会社もり社長、京都府)「食品は安心安全であることが大前提。これからも変わらず基本を守り、京漬物の伝統を積み重ねていきたい」
【同食品衛生優良施設】
 ▽アキモ西工場(栃木県)秋本薫社長「平成7年に西工場を建設した時から、衛生重視で設備投資をしてきた。小学生の工場見学も受け入れ、地元へのPRも積極的に行っている。これからも手を抜かずに取り組んでいきたい」
 ▽シオダ食品田沼工場(栃木県)亀山大輔社長「年々品質管理のニーズが高まっている中、従業員の努力により、このような表彰を受けることができ、大変嬉しく思っている」
 ▽九州新進(鹿児島県)新納一基社長「今後もFSSC22000を確実に運用しながら、安全で質の高い商品を提供していきたい」
 ▽東宝食品西神工場(兵庫県)「今回の受賞は、品質管理を始め、ひとえに従業員一同の衛生管理への取組が評価されたものだと思う。今後も、徹底した衛生管理を行い、安全・安心な製品づくりに邁進していく」
【2025(令和7)年10月21日第5210号1,2面】

<令和7年和歌山県知事表彰>中田吉昭氏が知事表彰  梅産業振興や地域貢献で功績

宮﨑知事(右)と中田社長、中田祐子令夫人
 和歌山県知事表彰の受賞者
 和歌山県漬物組合連合会理事長で、中田食品株式会社代表取締役社長である中田吉昭氏が、農林業振興の功績により、令和7年和歌山県知事表彰を受賞した。
 10月10日には和歌山市のホテルアバローム紀の国で表彰式が執り行われ、宮﨑泉知事から表彰状が手渡された。
 宮﨑知事は、この日受賞した57名4団体に対して「皆様は強い責任感と思いやりを持って、和歌山県をあらゆる場面で支えてきた。そのひたむきで献身的な取組は、新たな道を切り拓き、将来を担う後進の育成にも多大な貢献を果たされている。心より敬意を表する」と称賛の言葉を送った。
 中田氏は、業界団体においては現在、和歌山漬連理事長(令和3年度~)、全日本漬物協同組合連合会常務理事(同5年度~)及びPR委員会委員長(同7年度~)を務めている。
 県内小学生への食育活動や梅調味液廃液処理問題に積極的に取り組むなど、業界の課題解決と発展へ寄与した。
 中田食品では、昭和62年に入社、平成18年5月に社長就任。紀州梅干しのトップメーカーとしてその販路拡大や商品開発に取り組みブランドを確固たるものとした。食品安全にも注力し、令和4年にはFSSC22000を取得した。
 また、県内産梅を重視した仕入れによる梅生産システム全体の活性化や、地元高校の卒業生やUターン人材を中心に採用を行って雇用を生み出し、梅産業や地域の活力創出に多大な貢献を果たしてきた。
 表彰式を終えて中田社長は「先人の努力のおかげで今の紀州梅業界がある。社員の皆が頑張って会社を守ってくれて、業界の皆様が梅を未来に繋いでいこうと志を共にしてくれているから私は活動できている。本日はこの事実を改めて噛み締め、感謝を感じる日となった。微力ながら、これまで取り組んできたことが、梅業界や地域の方々のお役に立てていたなら嬉しい」と感謝の思いを口にした。
【2025(令和7)年10月11日第5209号1面】

<春の叙勲褒章>元日本フードサービス協会副会長の惠谷氏が藍綬褒章

惠谷氏
 政府は令和7(2025)年春の叙勲褒章受賞者を公表した。本紙関係者では元一般社団法人日本フードサービス協会副会長で、株式会社ケイコーポレーション(岡山県浅口市)代表取締役社長の惠谷龍二氏が藍綬褒章を受章した。
 惠谷龍二氏は昭和27年12月31日生まれ。同50年甲南大学法学部卒。大学卒業後、株式会社恵谷商店(平成4年よりケイコーポレーション)に入社。平成9年に社長就任。同社は「甲羅本店」「かもがた茶屋」などを展開する、岡山県に根ざしたレストラングループである。
 日本フードサービス協会では平成26年より6年間副会長を務め、外食産業の発展、地位向上と食文化の継承、創造に向け力を尽くしてきた。
 惠谷氏は「栄誉ある褒章を受章できたのは家族、社員、協会の皆様をはじめ周囲のおかげだと心より感謝している。今後も外食産業が継続的に発展していくには社会全体が豊かになり可処分所得を向上させていくことが必要。企業活動、協会活動を通じて貢献していきたい」と述べた。
【2025(令和7)年5月11日第5195号1面】

日本フードサービス協会 http://www.jfnet.or.jp/
ケイコーポレーション https://www.kamogata.com/

<野﨑伸一氏 旭日小綬章受章祝賀会> 業界発展と地位向上に貢献

野﨑会長(右)と野﨑社長
お孫さんから花束を受け取る野﨑会長
中園氏
東国原氏
竹尾氏
江藤氏
髙木氏
盛大に開催された祝賀会
出席者を出迎える発起人
野﨑会長の受章を祝福
野﨑会長の慶事をともに祝う
全国からお祝いに駆け付ける漬物業界関係者
 令和6(2024)年秋の褒章・叙勲で旭日小綬章を受章した前全日本漬物協同組合連合会会長の野﨑伸一氏(野崎漬物代表取締役会長)の受章祝賀会が3月28日、宮崎県宮崎市の宮崎観光ホテルで開催された。
 全国から230余名が出席し、元宮崎県知事の東国原英夫氏ら多数の来賓、漬物業界関係者、取引先、野崎漬物社員、友人、親族らとともに受章の慶びを祝った。
 祝賀会の発起人代表は全漬連会長の中園雅治氏、発起人は九州漬物協会会長の大久保次郎氏、宮崎県漬物協同組合代表理事の野﨑偉世氏、野崎会会長の髙木徹氏、野崎漬物生産者青壮年部会会長の野﨑泰行氏。
 会場に響き渡るJC太鼓の演奏で幕開けし、発起人代表として挨拶に立った中園会長は、野﨑氏が宮崎県漬物協同組合代表理事を17年、九州漬物協会会長を10年、全漬連会長を6年務めるなど、数多くの団体等の要職を歴任したことを称賛した上で、特筆される3つの功績を紹介。「一つ目は漬物製造業における外国人技能実習生受け入れの一層の拡充。それまで1年間の実習期間で受け入れることができていたが、新たな外国人技能実習制度の構築を目指し、厚生労働省並びに農林水産省との折衝に積極的に取り組んだ結果、平成30年11月には農産物漬物製造業が新たに2号移行対象職種に追加され、さらには全漬連が農産物漬物製造業技能実習評価試験実施機関として認定された。これにより、業界内資格試験である漬物製造管理士の2級以上の資格を持つ者が在職している受け入れ企業では、外国人技能実習生が3年間働くことが可能となった。慢性的な人手不足となっている業界には、非常に大きな恩恵を受けている」と説明。
 「二つ目は、更なる漬物産業の発展、振興を図るため、平成29年11月に発足した自由民主党漬物振興議員連盟。発足に当たっては、氏自らが議員個々のもとを奔走し、業界の抱えている現状等の説明を精力的に訴えてきた成果が認められたもの。これにより関係省庁と連携が一層深まった。三つ目は、業界の若手経営者による委員会を立ち上げ、若年層への漬物の振興策や漬物の効能の拡散等について検討を行っている他、従来の各都府県理事長から構成されていた役員の配置を見直し、若手経営者並びに女性経営者の登用を図ることで全漬連事業の新しい一面を生み出した」と業界発展と地位向上に対する多大な功績に感謝の誠を捧げた。
 続いて東国原氏と株式会社西日本シティ銀行代表取締役副頭取の竹尾祐幸氏が来賓祝辞を述べ、東国原氏は「野﨑会長とは十数年来の付き合いをさせていただいており、色々な相談に乗っていただいている。パンフレットを見ると、眩いばかりの経歴で青年会議所や商工会議所、漬物業界などの要職に長く就かれ、地域の活性化に貢献されている。宮崎を代表する産業人、経済人に対する栄誉ある受章だと思う。野﨑会長はまだまだ若いので、これからも元気で地域に貢献していただきたい。私は野﨑会長がトランプさんに似ていると思っている。似ているのは主義や主張ではなく、バイタリティーや行動力。そのエネルギーを宮崎や国家のために惜しみなく使っていただきたい」と称賛し、期待の言葉を贈った。
 竹尾氏は「野﨑会長は昭和48年に社長に就任し、約50年の間に会社を宮崎ナンバー1、全国有数の企業に成長させた。それに加えて業界の仕事もずっとされてきて、全漬連会長を務められた6年間の間にコロナが発生するなど大変なことも多かったと思うが、何とか乗り越えてこの度の受章の栄に浴され、喜びもひとしおだと思う。当銀行は野崎漬物様と約50年取引をさせていただいている。地方の金融機関として長くご支援いただいたお客様がこのような栄誉ある章を受章されたことには本当に嬉しく思っている」と功績と栄誉を称えた。
 お孫さんから花束を贈呈された野﨑氏が謝辞に立ち、「本日は年度末のご多忙の中、ご出席いただき、心より感謝している。先程、発起人の方のお話にあったように、私は業界にどっぷりつかって歩んできた。多くの先輩方にご協力とご指導をいただけたからこそ、このような栄誉をいただくことができたと思っている。色々な団体で色々な役をさせていただくことができたのも、皆さんのご指導とご鞭撻があったから。私も年齢からするとカウントダウンが始まっているわけだが、皆様方に少しでもご恩をお返しするためには健康に留意して頑張れればと思っている。これからも変わらぬご指導、ご鞭撻、ご厚誼をいただき、カウントダウンの中でも楽しみながら過ごしていきたい」と感謝の言葉を並べた。
江藤氏の音頭で乾杯
 続いて生活協同組合連合会コープ九州事業連合代表理事理事長の江藤淳一氏が「コープ九州は九州・沖縄地区の8つの生協の事業連合。一緒にできることは一緒にやる、ということで組合員や暮らしにメリットを出すために連帯を組んでいる。野崎漬物様とは33年お付き合いさせていただいているが、その間に物作りをしていただいて組合員に提案、提供することができている。野崎漬物様には帳合もしていただくなど、長きにわたってお世話になっている。この場を借りて感謝を申し上げる」と乾杯の音頭をとって開宴となった。
 祝電が披露される中、野﨑氏は各テーブルを回って感謝の言葉をかけながら、思い出話に華を咲かせ、この度の栄誉を共に分かち合った。
 楽しい時の時間は早く進むもので、宴もたけなわ、野崎会会長の髙木徹氏が中締めの挨拶に立ち、「野﨑会長様は全日本漬物協同組合連合会会長など、様々な団体の役職を歴任され、その実績や貢献度が評価されたことで、この度の旭日小綬章受章となったと思う。これまでの功績に敬意を表するとともに、野崎会会員として取引させていただけていることは大変光栄に思っている。食の業界においては気候変動による農作物の不作や水産物の不漁、米の価格高騰など、多くの影響が出てきている。帝国データバンクによると、2025年は4月までに6000品目が値上げされ、値上げ率は平均18%になるとのこと。企業としては状況の変化に対応してこの先も事業を継続していかなくてはならない。我々としても様々なソリューションを活用して難題を解決していけるように取り組んでいくので、引き続きご協力とご理解をいただきたい」と一丁締めの音頭を取って祝賀会の幕を閉じた。
[野﨑伸一氏の略歴と主な功績]
 【職 歴】
 昭和47年11月に野崎漬物株式会社入社。同48年11月に同社代表取締役社長に就任。令和3年10月に同社代表取締役会長に就任。現在に至る。昭和48年11月に野崎商事株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。令和3年10月に同社代表取締役会長に就任。現在に至る。昭和50年6月に社会福祉法人睦美福祉会高洲保育園を創立し、理事長に就任。現在に至る。昭和63年11月に株式会社一ツ葉フーズを設立し、代表取締役社長に就任。令和3年10月に同社代表取締役会長に就任。現在に至る。令和元年12月に宮崎フードサステナ事業協同組合を設立し、監事に就任。現在に至る。令和3年10月に株式会社野崎ファームを設立し、取締役に就任。現在に至る。
 【漬物関係団体役員経歴】
 昭和48年4月~昭和56年3月、宮崎県漬物協同組合理事。昭和56年4月~平成10年3月、同組合専務理事。平成10年4月~平成27年3月、同組合代表理事。平成27年4月~、同組合理事。現在に至る。平成10年4月~平成19年3月、九州漬物協会副会長。平成19年4月~平成29年3月、同協会会長。平成6年度、全日本漬物協同組合連合会青年部会会長。平成11年5月~平成15年5月、同連合会理事。平成15年5月~平成19年5月、同連合会常務理事。平成19年5月~平成29年5月、同連合会副会長。平成29年5月~令和5年5月、同連合会会長。令和5年5月~、同連合会監事。現在に至る。平成5年~令和元年、一般社団法人全国漬物検査協会常務理事。令和元年~、同協会副会長。現在に至る。
 【全日本漬物協同組合連合会会長としての功績】
 ①外国人技能実習制度の構築。「農産物漬物製造業」が新たに2号移行対象職種に追加され、全漬連が「農産物漬物製造業技能実習評価試験実施機関」に認定された。
 ②自由民主党漬物振興議員連盟の設立。氏自らが議員個々のもとを奔走し、平成29年11月に設立。
 ③小規模事業者向け衛生管理の手引書を作成。食品衛生法の改正法が平成30年6月に施行されることを受け、「HACCP手法を取り入れた浅漬及びキムチの製造・管理マニュアル」の抜本的な見直しを行い、「漬物製造業におけるHACCPの考え方を取り入れた安全・安心なものづくり」を作成。平成30年3月に全会員に配布した。
【2025(令和7)年4月11日第5192号10面】


河島歳明氏 旭日双光章受章祝賀会 160余名が集い祝福

河島歳明氏と美智子令夫人
お孫さんからも花束を受け取る河島夫妻
河島夫妻と発起人
全漬連役員らと
中田氏
岸本知事
尾花市長
中園会長
小原住職
 【大阪支社】令和6(2024)年秋の叙勲で旭日双光章を受章した元全日本漬物協同組合連合会(全漬連)副会長の河島歳明氏(河島本家代表取締役社長)の受章記念祝賀会が3月2日、ホテルグランヴィア和歌山(和歌山市)で開催された。
 全国から160余名が出席。行政、漬物業界関係者や、河島本家の社員や取引先、河島氏の親族、友人らも集い、慶事を祝った。
 祝賀会は和歌山県漬物協同組合連合会の中田吉昭理事長が発起人代表、阪本和繁理事が実行委員長として開催された。
 和歌山漬連の前田雅雄副理事長による開会宣言に続いて挨拶に立った中田理事長は出席者各位にお礼を述べた後、河島氏の受章経緯について「漬物業界団体の役職を歴任し、業界発展を常に先導してきた。社業においても、紀の川漬を地域ブランドとして確立した。これら多数の功績が認められ受章されたことは我々にとっても大きな喜び。そして、全国から多数の出席をいただいたのは何より河島氏の人柄によるものだ」と述べた。
 阪本実行委員長による勲記披露が行われた後、来賓の岸本周平和歌山県知事、尾花正啓和歌山市長、中園雅治全漬連会長、〝沢庵寺〟で知られる宗鏡寺(兵庫県)の小原游堂住職らが祝辞を述べた。
 岸本知事は「河島氏とは20年来の付き合いになる。穏やかで笑顔を絶やさず、誠を尽くし、周囲を惹きつけ、事業を成功に導き皆を幸せにする人だ。日本一の漬物生産金額を誇る和歌山を、河島氏のような徳のある人が引っ張ってくれたことは本当にありがたいこと」と称えた。
 尾花市長は「日本の食文化は海外でブームになっており、漬物はそれを代表する独自の存在。河島氏がこれからもますます活躍し、日本の食文化が発展することを願っている」と激励の言葉を贈った。
 中園会長は「河島氏は全漬連においては、沢庵漬委員会委員長として11月11日『たくあんの日』制定、副会長として賦課金制度の改革など幅広く活躍された。漬物は技術進歩により50年前より大きく減塩しているので、出席者の皆様も安心してたくさん食べてほしい」と漬物のアピールを交えて語った。
 小原住職は「当院は沢庵和尚ゆかりの寺として、地域の子どもたちに食の大切さを伝えている。沢庵漬が河島氏や関西漬協の御縁を生み、昨年11月の出石お城祭りの際には関西漬協が当院の改修チャリティセールを実施していただき、地元で語り草となるほどの盛況になった」と謝意を示した。
 来賓紹介、祝電披露に続いて中田理事長と和歌山地区漬物協同組合の河島伸浩副理事長が記念品を手渡した。また花束贈呈は河島氏の3人のお孫さんが登壇し、河島氏と美智子令夫人には笑顔が溢れた。
 謝辞に立った河島氏は、「はからずも旭日双光章を賜り、また皆様から過分なるお言葉を頂き大変光栄に思う。ただ実を言うと、私は自分の力で受章したとは全く思っていない。皆様のご支援のおかげでこの場に立てている。和歌山の皆様は私をいつも後押ししてくれた。本当に心強かった。関西漬協の事業は、直前会長の高嶋良平氏をはじめ皆様がほとんどこなしてくれた。全漬連では賦課金制度の改革で、大手企業様には負担増をお願いしたわけだが、漬物文化の多様性を守るためならと快く受け入れてくださった。そして私が外部の活動で留守にしていても会社を守ってくれた河島本家の社員、常に私を支えてくれる家族、何より家内に心から感謝している」と、涙を湛えながら語り、会場は感動に包まれた。
 最後は和歌山漬連の殿畑雅敏副理事長が閉会の辞を述べ、第一部は終了となった。
【2025(令和7)年3月11日第5189号8面】

第二部 平井氏「いつも河島氏が中心に」  大紀常務「思い引き継ぐ」

平井氏
河島大紀常務
桂あさ吉氏の祝落語
 第二部は、桂あさ吉氏による祝落語「はてなの茶碗」で幕を開けた。
 来賓一同が登壇し鏡開きを終えると、河島氏と時を同じくして黄綬褒章を受章した関西漬物協会の平井達雄会長が「出石お城祭りでのチャリティセールの盛況ぶりは漬物の底力を感じた。そういう気付きや学びがある時、いつも中心にいるのは河島氏」と語り、河島氏と出席者の繁栄を祈念して乾杯発声を務めた。
 宴席中も河島氏は出席者一人ひとりに気さくに声をかけ、思い出話に華を咲かせる和やかな時間を過ごした。
 宴もたけなわのうちに、河島氏の長男で河島本家常務の河島大紀氏が登壇。河島本家が今年で創業95年目を迎えたことを明かし「父は叙勲に推薦する話を頂いた際からずっと、皆様への感謝を口にしてきた。私からもお礼を申し上げたい。漬物業界は今、厳しい環境に置かれているが、当社はお客様に安全と安心を第一に商品を提供し続ける。これからは私が父の思いを受け継ぎ、河島本家を担っていく。今後ともご指導ご鞭撻をお願いしたい」と力強く宣言し、出席者一同は頼もしい後継者へ拍手喝采を贈った。
 最後は和歌山漬連前理事長の杉本宗一氏が中締めの音頭を取り、幕を閉じた。
【2025(令和7)年3月11日第5189号8面】

京都府 柴垣氏「府の現代の名工」

西脇府知事
  「京都府の現代の名工」となった柴垣氏
西脇知事は万博で技を世界へ 
 株式会社柴常(京都市南区)の柴垣勝巳氏が、京都府の優秀技能者表彰を受賞し「京都府の現代の名工」に認定された。2月7日には京都市上京区の京都府公館において表彰式が執り行われ、西脇隆俊府知事より表彰状が手渡された。
 今回表彰されたのは、食品業界のほか建築や工芸などの分野から柴垣氏を含めた17名。青年優秀技能者奨励賞(明日の名工)の9名も表彰された。
 西脇府知事は「永年にわたり伝承された技術を現代の生活様式に合わせ進化させ続ける皆様に心から敬意を表したい。今年は大阪・関西万博へ関西パビリオンに府として出展する。一過性のイベントでなく、これを契機に皆様の技を世界へ伝えていきたい」と語り、表彰者を讚えた。
 式典を終えて柴垣氏は「子どもの頃から手伝っていた頃から数えれば、漬物に携わって約60年。波乱万丈な人生だと自負しているが、それでも支えてくれた周囲の皆様に感謝している。私は商売っけの強いほうではなく、良いものを作って喜んでもらいたい、という気持ちで動いてきたからこそ何にでも挑戦出来たのだと思う。漬物は自分の人生そのものであり、業界を良くしたい思いも人一倍ある。培ってきた技術を共有し貢献したい」と語った。
 【柴垣勝巳氏】
 昭和32年生まれ。柴常は昨年で創業100周年を迎えた老舗であり、柴垣氏は幼少の頃から家業を手伝い、漬物製造技術を鍛えてきた。
 主な製造品目はしば漬や刻みすぐきなどの古漬。自ら生産地に赴き栽培技術指導を行うなど原料にも精通する。
 安全安心な製品作りと少人力化のため1992年からいち早く工場設備の機械化に着手し、年間約100トンの漬物を工場要員3名で製造できる体制を整えた。
 このように野菜から漬物まで知識と技術は業界トップクラスと目される。
【2025(令和7)年3月1日第5188号3面】

京都市 京の名匠に村上嘉一氏 「千枚漬」守る熟練の技

村上氏(右)と松井市長
 京都市は、伝統産業の卓越した技を持ち、業界発展に貢献する「伝統産業技術功労者(京の名匠)」を発表、昨年12月16日に京都市役所で表彰式を実施した。
 本紙関連では宮川町むらかみ(東山区)の村上嘉一代表が表彰を受けた。
 染物、織物、工芸、食品などの分野で活躍する11名に、松井孝治市長より表彰状が授与された。松井市長は「日本のみならず世界の宝と言える技術を磨き、後進へ伝えている皆様に敬意と感謝を申し上げる。伝統の価値は何物にも代えがたく重いものであるが、今日においては見落とされがちなのが現実。価値を正しく、世界中へ伝えていくこと、道を極める人々を応援することに市として力を尽くしたい」と伝統産業を後押しする姿勢を示した。
 受賞した村上氏は、宮川町むらかみの四代目として、千枚漬を中心に、季節に合わせた漬物を製造してきた。
 同店の千枚漬は鉋を用いて手作業でミリ単位の調整をしながら薄切りにしていることや、味付けは酢をほとんど使わず昆布を多く用いた独自の味が特徴。
 村上氏は蕪や気候の状態を見極めながら、熟練の技術でこの伝統の味を守ってきた。
 表彰式を終えて村上氏は「野菜の状態を見極め、同じ味に仕上げるには技術と経験が必要。努力を認めていただき励みになる。近年は温暖化の影響で野菜の出来が不安定。難しい環境だが、お客様に喜んでいただくためにも、このような時こそ腕の見せどころ、と踏ん張っていきたい」と話した。
【2025(令和7)年1月11日第5184号7面】
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