本文へ移動

こんにゃく 業界活動2025

<全こん連> 粉川隆市氏が新理事長就任

粉川新理事長
 全国こんにゃく協同組合連合会は11月7日開催の理事会において、白井宏一理事長が退任、粉川隆市副理事長が新理事長に就任した。
 白井理事長は任期2年目となる2023年より、三団体の相互理解と消費拡大を目的に、こんにゃく生産者、製粉業者、製造業者が集う「全国こんにゃくサミット」を開催、業界発展への道筋を描いた。
 全こん連では今後、粉川新理事長の下、全国こんにゃくサミットなどの事業を継続し、こんにゃく需要拡大へ取り組んでいく。
【2025(令和7)年12月21日第5216号1面】

<長野こんにゃく組合> 秋のこんにゃく祭り開催 蒟蒻、白滝1000個寄贈

寄贈品の目録が贈呈された
御礼を述べる川瀬会長
細萱理事長
 長野県こんにゃく組合(細萱聖理事長)は9月27日、「秋のこんにゃく祭り」を開催。組合員5社(有限会社寺田屋、株式会社上州屋、有限会社小林蒟蒻店、有限会社荻原、株式会社細萱食品)のこんにゃく、しらたき製品1000個とこんにゃく料理カレンダー50部を長野県長野市の児童養護施設「三帰寮」へ寄贈した。当日はこんにゃく広報大使「こんにゃ君」も会場に駆けつけ、子どもたちから人気を集めた。 
 三帰寮で行われた寄贈式では、細萱理事長が挨拶。「秋のこんにゃく祭りとして今回15回目の開催となる。我々は組合員5社で活動をさせて頂いているが毎年ここにお伺いすることを楽しみにしており、元気を頂いている。こんにゃく業界としても、こんにゃくの消費量を増やすために、現在、試行錯誤して様々な取組を行っている。こんにゃくを好きと言ってくれる子供たちも多く、是非この機会にたくさんのこんにゃくを食べていただき、業界を盛り上げてほしい」と話した。
 細萱理事長より一般財団法人長野県児童福祉施設連盟の川瀬勝敏会長へ寄贈品の目録が手渡された。
 続いて川瀬会長が挨拶。「子供たちのために15年にわたり、こんにゃくを寄贈して頂いていることに心より御礼申し上げたい。長野県においては約400名の子供たちが施設で生活しながら、様々な活動を行っている。その中で毎日の食事はとても大切で楽しみな時間。信州は新鮮な野菜や果物がたくさんとれるので、こんにゃくは汁物や煮物に入れて使わせていただく。また、今後の自立のために調理実習で直接こんにゃくに触れる機会もでき、子供たちの成長にもつながる。今後も地域の子供たちを守り育てていきたい」と御礼を述べた。
 その後、川瀬会長より小林蒟蒻店の小林文人社長に長年の寄付への感謝状が贈呈され、寄贈式は終了した。
【2025(令和7)年11月1日第5211号2面】

<全こん連>第3回全国こんにゃくサミット 113名出席し盛大に開催

白井理事長
 全国こんにゃく協同組合連合会(白井宏一理事長)は9月6日と7日に、日本一のこんにゃく産地である群馬県の高崎市で「第3回全国こんにゃくサミット」を開催した。
 会場となった高崎市のホテルグランビュー高崎には、全国から製造業者、製粉業者、生産者の三団体が集結。農林水産省農産局地域対策官果樹・茶グループ長の羽石洋平氏、一般財団法人日本こんにゃく協会理事長の清水秀樹氏を始めとした来賓を合わせ、総勢113名が出席し盛大に開催された。
 「全国こんにゃくサミット」は、“こんにゃく業界の未来予想図”をテーマに、三団体の相互理解と消費拡大、業界発展を目的として開催されるイベント。三回目の開催となった今回は、“消費者のこんにゃくへの期待は何なのか 我々こんにゃく業界はどうこたえていくのか”というサブテーマを設定。消費者にさらに向き合いニーズを掘り起こすための様々なプログラムが展開された。
(藤井大碁)

三業態一体で現状打破 消費拡大へ未来予想図描く

羽石氏
清水理事長
岡野理事長
後藤会長
全国から113名が出席した
 第3回全国こんにゃくサミットは、市川英久理事の司会進行の下、白井理事長が開会挨拶。関係各位の出席に御礼を述べた後、「全国こんにゃくサミットは、これまであまり交流のなかった生産者・製粉業者・製造業者の三業態が一堂に会し、こんにゃく業界の未来について話し合うことを目的に2年前より開催し、今年で3回目を迎えた。過去2回のグループディスカッションは大変盛り上がり、活発な意見交換がなされた。今回も今まで以上に良いディスカッションができるものと考えている。こんにゃく業界は動力費、人件費、物流費など様々な経費が高騰しており、それに加えて消費の低迷も続いている。こうした中、皆様で話し合い、何とか打開策を模索し、未来のこんにゃく業界をつくっていきたい」と話した。 
 来賓として出席した農林水産省農産局地域対策官果樹・茶グループ長の羽石洋平氏は「近年のこんにゃく製品の消費動向を見ると、食生活の多様化などにより、販売量、販売額共に減少傾向にある。このような中、こんにゃく精粉の在庫量は増加し続けており、令和2年以降、年間需要量を上回る量が積み上がっている。令和5年産以降、こんにゃく芋価格が急落していると認識している。こんにゃく産地でのこんにゃく芋生産とこんにゃく製品の供給を継続していくためには、生産者・製粉業者・製造業者の皆様方が協力連携して需給バランスを適正化していくことが重要であると考えている。国内だけでなく輸出の取組にも是非力を入れていただきたい。本日のこんにゃくサミットを機にこんにゃく業界がますます発展していくことを祈念している」と述べた。
 一般財団法人日本こんにゃく協会の清水秀樹理事長は「こんにゃく消費の長期にわたる低迷から原料在庫の積み上がりと原料価格の下落という厳しい状況に置かれている。特に一昨年秋からの生芋価格の下落については業界全体の大きな課題となっている。令和6年度の30キロあたりの価格は3000円を切ることになった。こうした厳しい状況の中でもこんにゃく農家の方々が栽培現場で複合経営や越冬栽培等の省力化や大規模化の推進といった努力を重ねられていることに関しては、誠に頭の下がる思いだ。近年の健康志向の高まりの中で、こんにゃくは低カロリーのダイエット食品としてだけでなく、食物繊維により腸内環境を改善して便秘を予防する食品としても国内外で高い評価を得ている。また、こんにゃく製品の海外輸出も伸びており、当協会の調査によると2023年度のこんにゃく輸出額は14億円と2019年度の2・5倍となっている。これは国内消費のおよそ2%にすぎないが、今後伸びる可能性は十分あると考えている。当協会ではこうした状況を踏まえ、こんにゃくの美味しさや健康性、新しい食べ方を国内はもとよりインバウンドや海外の方々にSNS等も用いて広く情報発信することにより需要拡大に努めている」と語った。
 続いて、全国蒟蒻原料協同組合の岡野則行理事長が挨拶。「我々原料加工業界においては、荒粉や精粉加工に使用する燃料代や電気料などの経費が大幅に増加していても、その上昇分を精粉価格に転嫁できていない状況にある。生玉の販売価格が長期低迷する中、収益に期待が持てないなどの問題が顕在化し、離農や収益の上がる農作物への転作により、生産者のこんにゃく離れはさらに拍車がかかっている。こんにゃく業界が問題意識を共有し、一致団結し、問題の解決に真剣に取り組み、業界三団体が共存共栄を図れるよう産業の構築を目指さなければならない。本サミットを機に、生産から製造、消費に至る食料システム全体で適正価格が維持できる持続可能なこんにゃく産業になることを祈念している」と述べた。
 生産者代表である群馬県こんにゃく研究会の後藤功也会長は「こんにゃく業界は引き続き厳しい状況が続いている。特に生産者は、作れば作るほど赤字になるだけでなく、借金が増える状況に陥っており、まさに待ったなしの状況だ。自身のプライドや意地、取引先への義理や人情だけでは生産を維持することはできず、早期の価格回復を望んでいる。そこで我々こんにゃく研究会では、消費拡大活動である“しらたきサラダ大作戦”を昨年の今頃、群馬県出身のインフルエンサーであるバヤシさんへ動画制作を依頼する資金集めからスタートし1年が経った。その間、しらたきの配布や試食会を実施してきた。今では行政側から是非取組を推進してほしいと言っていただけるまでに活動が発展している。その他、国会議員や県議会議員、地方議会議員とともに大手外食チェーンやスーパーマーケットへの働きかけを行っている。さらに心強いのは下仁田町の岩崎町長により“こんにゃく条例”ができたこと。この条例が群馬県だけでなく、全国に広がってくれることを期待している。サミットのテーマである未来予想図は仲間の淘汰やシェアの奪い合いではなく、下落した消費を取り戻し、さらに増加させていくこと、また用途の拡大にあると考えている。今回のサミットを機に業界が発展していくことを祈念している」と話した。 
 来賓紹介に続いて、特別講演では一般社団法人全国スーパーマーケット協会事業部流通支援課兼事業創造室チーフディレクターの籾山朋輝氏が「惣菜トレンドに見る消費者動向最前線」というテーマで講演。
 株式会社矢野経済研究所主任研究員の大篭麻奈氏が、日本こんにゃく協会がアメリカとフランスにおいて実施した消費実態調査の結果をもとに「こんにゃく市場の海外動向」について発表した。
 三団体グループディスカッションでは、出席者が13グループに分かれて消費者ニーズなどをテーマに議論。その内容を踏まえて、宇都宮大学農学部・農業経済学科准教授の神代英昭氏が総評を述べた。
 会場を移して行われた懇親会では、出席者が現状の課題や今後の目標について、業態の壁を越えて情報交換。翌日には産地視察会が開催され、18名が群馬県沼田市のこんにゃく芋圃場を視察した。

<特別講演> 全国SМ協会の籾山氏が講演

籾山氏
 「惣菜トレンドに見る消費者動向最前線」
 特別講演では一般社団法人全国スーパーマーケット協会事業部流通支援課兼事業創造室チーフディレクターの籾山朋輝氏が「惣菜トレンドに見る消費者動向最前線」というテーマで講演した。
 籾山氏は現在の惣菜トレンドについて、食品スーパーマーケット側から見たトレンドと消費者側から見たトレンドに分けて説明した。
<食品スーパーマーケット側から見たトレンド>
 スーパーマーケット販売統計調査実績の数字を見てみると、惣菜カテゴリーの売上が好調に推移しており、売上構成比が継続して上昇している。惣菜はスーパーが自社で製造しているため差別化しやすく、利益率も高いカテゴリーであり、惣菜売場をいかに充実させるかが、現在のスーパー各社の経営課題になっている。
 商品カテゴリー別のSKU数も圧倒的に惣菜の伸びが大きく、消費者からのニーズが増加していることが分かる。日配に関しては、SKU数はそこまで増加しておらず、これまで素材として日配売場で買っていた商品が、惣菜として惣菜売場で購入されている可能性が考えられる。
 日本惣菜協会が発刊する「惣菜白書」によると昨年の惣菜市場規模は11兆円2882億円。業態別市場では、食料品スーパーが昨年初めて30%を超えた。食料品スーパーと総合スーパーを合わせた構成比はおよそ40%を占めており、伸び率も食料品スーパーが一番高い。
 カテゴリー別市場では、パスタやうどんなどといった調理麺が伸びている。コンビ二の麺商品の進化などが寄与していると考えられる。
 全国スーパーマーケット協会が主催する「お弁当・お惣菜大賞」の受賞動向を見てみると、10年間で惣菜商品が大きな進化を遂げていることが分かる。スーパーマーケットの惣菜市場が拡大している要因は、クオリティに対して価格がリーズナブルであることが大きい。それが消費者に支持され、人気を博している。味は美味しくて当然であり、価格と見た目が受賞できるかどうかのポイントとなっている。
 また、味の想像がつきやすく、普段から食べ慣れているなじみのあるカテゴリーが受賞しやすい傾向にある。同じように惣菜市場全体の特徴として、売れている人気のカテゴリーは昔から変わっておらず保守的な傾向が見られる。この傾向は冷凍食品についても同様で、うどんやコロッケといった売上上位のカテゴリーはここ数年変わっていない。
<消費者側からみたトレンド>
 デリバリー弁当や持ち帰り弁当事業者の2025年上半期の人気ランキングを見ると、上位にランクインしている商品は肉類や幕の内などなじみのあるカテゴリーが多い。新商品が次々に発売されるコンビニでさえもこの傾向が見られる。 近年の日本の食卓では、魚介類の消費量が減少し、肉類の消費量が増加している。肉料理の登場機会が増えることにより、副菜も洋風化し、食卓全体が洋風化する流れがある。
 こんにゃくは和食系統の食卓への親和性が高いため、肉食化、洋食化した食卓メニューにいかにこんにゃくを出現させることができるかが、こんにゃく需要を拡大させるポイントと言える。
 主要な料理レシピサイトに掲載されたレシピ数を見てみると、肉を使用したレシピは魚の7倍以上あり、それだけ食卓で肉メニューを作りたい人が多いことが分かる。
 こんにゃくのレシピ数は全体の1%で、同じ和日配の豆腐のレシピ数4・5%と比較すると少ない。食卓で食べてもらうためには、売場でいかに想起してもらえるかが大切。そのためにはレシピ提案を積極的に行うことが必要になる。弁当や惣菜を購入する際にも、いかに想起してもらえるかが、重要になっており、これが売れ筋の惣菜ランキングが長年変わっていないことにつながっている。 
 単身世帯の割合は今後ますます増える見通しで、惣菜の需要も高まっていく可能性が高い。消費者アンケートによると購入機会を増やしたい惣菜カテゴリーの1位は4年連続で和惣菜であり、クオリティと価格の優れた商品開発ができれば和惣菜カテゴリーが爆発的に伸びる可能性があり、こんにゃくを使用したメニュー開発にもチャンスがあるのではないか。
<まとめ>
 需要拡大のため、すき焼き弁当にしらたきをたくさん使用してもらうなど、副菜として採用率を高めていくことは有効な戦略だ。また、消費者の食の嗜好は極めて保守的であるため、新機軸の商品は採用されにくい。こんにゃく米のように、今ある食材に、忍び込ませて使ってもらい、食感改良やカロリーオフにつなげることも有効ではないか。  こんにゃくの需要が伸び悩んでいる背景には、食の洋食化、個食化、即食化の中にうまくマッチングしきれていない部分がある。豆腐を見てみると、個食化や即食化のメニューが確立されており、それがレシピサイトのメニュー数の差につながっているのではないか。
 売場ではそのまま食べられる冷奴の商品が売られているが、同じようなコンセプトで豆腐の隣に、食べきりサイズのこんにゃく製品があれば購買につながる可能性がある。即食や個食といった現在の消費者ニーズに対応して商品開発を行っていくことが需要拡大につながっていくと考えている。

こんにゃく市場海外動向 アメリカ、フランスの食べ方学ぶ

大篭氏
 株式会社矢野経済研究所主任研究員の大篭麻奈氏が「こんにゃく市場の海外動向~海外でのこんにゃくの食べ方を学ぶ。チャンスはどこに~」というテーマで講演。日本こんにゃく協会が今年5月~8月にアメリカとフランスで実施したインターンネット調査の結果を踏まえ、海外におけるこんにゃく動向を説明した(一部抜粋)。
<こんにゃくの認知度>
 “Konnyaku”や“Konjac”という名称を知っているかについて、アメリカでは50・9%、フランスでは26・1%が「知っている」と回答した。
<こんにゃくの喫食経験>
 アメリカでは、食べたことがある計(複数回食べたことがある+一度だけ食べたことがある)が最も高かったのは「こんにゃく麺」(59・2%)で、「糸こんにゃく(しらたき)」(56・9%)、「板こんにゃく」(53・2%)が続いた。
 「複数回食べたことがある」の比率が最も高かったのは「板こんにゃく」(40・4%)で、「こんにゃく麺」(36・2%)も高く、一定のリピーターが育成されているとみられる。
 フランスでは、喫食経験者の比率は全体的にアメリカより低め。食べたことがある計が最も高かったのは「こんにゃく麺」(27・5%)で、「糸こんにゃく(しらたき)」(25・4%)、「玉こんにゃく」(15・3%)が続いた。
 「複数回食べたことがある」の比率が高かったのは「こんにゃく麺」(15・8%)と「糸こんにゃく」(36・2%)も高く、一定のリピーターが育成されているとみられる。
<こんにゃくの好き・嫌い>
 アメリカでは、好き計(好き+どちらかというと好き)の比率が86・4%、フランスでは64・4%となった。
クリックで拡大
<こんにゃくの魅力(上位3位>
 アメリカ、フランスともに、「カロリーが低い」と「食物繊維が豊富だから」が高く、これに「美容に良い」、「おいしい」が続いた。健康や美容への効果を期待してこんにゃくを食べていることがわかる。フランスは「ヴィーガン食品である」の順位がアメリカより高かった。
<こんにゃくに対する課題>
 アメリカは「調理方法が分かりにくい」や「賞味期限が短い」といった項目が上位となった。フランスは「こんにゃく自体に味がない」「食感に違和感がある」「見た目が好みでない」という製品自体の課題が上位にくる傾向がみられた。
<今後の喫食意向>
 アメリカの食べたい計(積極的に食べたい+これまでどおり食べたい)の比率は、「こんにゃく麺」で83・3%となり、最も高かった。「板こんにゃく」(79・5%)、「糸こんにゃく(しらたき)」(78・8%)も8割に近かった。
 フランスでは、「糸こんにゃく(しらたき)」の比率が76・3%で最も高く、「こんにゃく麺」も72・6%と高くなった。一方「板こんにゃく」と「玉こんにゃく」は食べたい計の比率が5割前後であり、好き嫌いが分かれる可能性がうかがえる。
<自国で売れると思うこんにゃくの特長(上位3位)>
 アメリカでは、「そのまま食べられる味付け製品」(46・2%)が最も高かった。次いで、「こんにゃく特有の匂いをなくした製品」(29・5%)、「レシピ等を添付した製品」(28・8%)、「ドレッシング等の調味料を添付した製品」(27・3%)、「こんにゃくの硬さを高めた製品」(25・8%)と続いた。 
 フランスでは、「そのまま食べられる味付け製品」や「レシピ等を添付した製品」が上位となっている点は、アメリカと共通する傾向であった。
 こんにゃくの硬さについては、アメリカでは5位に「こんにゃくの硬さを高めた製品」が入り、弾力性のある食感を好む傾向がみられたのに対し、フランスでは「こんにゃくの硬さを低くした製品」が3位、「こんにゃくの硬さを高めた製品」は7位であり、食感が柔らかい方が好まれることがうかがえる。
【調査対象】アメリカ(カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州)、フランス(海外県を除く本土)<回答者条件>▽20歳以上(69歳まで)の男女で、上記国・地域に居住し、アメリカまたはフランスの国籍保有者。▽こんにゃくゼリーを除くこんにゃく製品(板こんにゃく、糸こんにゃく(しらたき)、玉こんにゃく、こんにゃく麺)のいずれかの喫食経験がある人【回収サンプル数】回収サンプル数は各国100ss、性・年代別の均等割付なし【調査手法】インターネット消費者調査【調査期間】2025年5~8月【調査実施主体】一般財団法人日本こんにゃく協会(株式会社矢野経済研究所へ委託)

<群馬県こんにゃく研究会> “しらたきサラダ”活動報告

インフルエンサー「こぴ」氏
県も「こんにゃくグルメ大作戦」展開へ
 群馬県こんにゃく研究会の後藤会長より「しらたきサラダ」のPR活動報告が行われた。
 冒頭、群馬県こんにゃく組合(兵藤武志理事長)が群馬出身のインフルエンサー「こぴ氏」に制作依頼し、YouTubeやインスタグラム、TikTok等の各SNSで配信された動画、また農林水産省の公式YouTubeチャンネル「BUZZMAFF ばずまふ」で配信されたしらたきサラダのPR動画が会場で上映された。
 後藤会長は、こぴ氏の動画が1カ月前の公開から様々なSNSで配信され、計290万回以上視聴されるなど大きな反響を呼んでいることを報告。「皆様に是非、動画をご覧いただき拡散していただきたい。そして、動画のコメント欄には消費拡大へのたくさんのヒントがあると思うので参考にしていただきたい」と呼びかけた。会場では、3種のドレッシング(ごま、青しそ、シーザーサラダ)で食べる「しらたきサラダ」の試食が実施された。
会場で試食が行われた3種の「しらたきサラダ」
 「しらたきサラダ」は群馬県こんにゃく研究会が考案したレシピ。しらたきを開封してザルで水洗いして、水分を切り、キッチンバサミで食べやすい長さにカット。食べる分量を小皿に入れて、青じそやごまなどお好みのドレッシングをかけるだけで完成する。
 群馬県こんにゃく研究会では、1年前に群馬県出身のインフルエンサーであるバヤシ氏にしらたきレシピの動画制作を依頼。賛同するこんにゃく生産者が有志で動画制作費を出し合うことで実現した。 
 その後、「しらたきサラダ大作戦」を展開。しらたきサラダという新しい食習慣を広めるため、生産者自身が自費でしらたきの配布や試食会を県内外で行ってきた。この活動が次第に広がりを見せ、飲食店や行政、農協などからの支援を得られるようになっていった。
「こんにゃくグルメ大作戦」のロゴマーク
 後藤会長は「地元のこんにゃく直売所では、春頃から変化が起き、しらたきがいつもの年より売れるようになっている。特に7月、8月は通常しらたきが売れない時期だが、今年は例年の5倍以上売れているようだ。まだスーパーマーケットの売場までは広がっていないので、是非、チラシ内にあるレシピのQRコードを製品袋に入れていただきたい。そうすることにより、反響があるかもしれない。私たち生産者へ、この取組の恩恵がくる日はまだ先だと思うが、活動を継続し、しらたきやこんにゃくが家庭に常備され、毎日のように食卓に上がることが未来予想図ではないか。そうした未来が少しでも早く来ることを願っている」と話した。
 なお群馬県では、群馬県こんにゃく研究会の取組と連携するかたちで、群馬県こんにゃく消費県民運動「こんにゃくグルメ大作戦」を展開する。
 こんにゃくの消費拡大につなげるため、県内の飲食店及び宿泊施設で“群馬県産こんにゃくを使用したメニュー”を提供する新たな取組で、12月から実施するに当たり、10月31日まで参加する県内の飲食店や宿泊施設を募集している。

<グループディスカッション> 業態の垣根超え議論

グループ①
需要拡大へ活発な意見交換
 今年も参加者を13のグループに分けた三団体グループディスカッションが実施された。生産者・製粉業者・製造業者が業態の垣根を超えて、約2時間にわたり活発な議論を交わした。
 今回のテーマは、生産者グループである群馬県こんにゃく研究会の“しらたきサラダ”のプレゼンテーションを受けて「しらたきをドレッシングで食べる」、またサミット全体を通した「消費者ニーズと我々の対応。今日得たヒント」の2点。各テーブルでは当日のプログラムで学んだことを踏まえて、ディスカッションが行われた。 
 「しらたきサラダ」を試食した感想は好意的なものがほとんどで、「手軽で美味しく、食物繊維がとれる現代の食生活にあったレシピ」「しらたき、こんにゃくが売れない理由は食べ方が知られていないから。しらたきサラダのような食べ方を提案することにより、食べてもらうきっかけを作ることができる」との意見が出された。
 また、インフルエンサーによるSNSの配信についても、「若い世代へこんにゃくやしらたきを知ってもらうためには有効な手段であり、売場で想起してもらうことにもつながる」とPRの重要性を指摘する声が多く聞かれた。
 「しらたきサラダをコンビニの惣菜コーナーで販売することができれば需要拡大につながる。そのためには、カップの中でしらたきから水が出てしまうことを防ぐ必要がある」といった実際の売場をイメージした具体的な意見も出されるなど、グループごとに議論を深めた。
 消費者ニーズへの対応については、「こんにゃくやしらたきの健康性を訴求しながら簡便性や即食性を高めることが必要」「高齢化が進む中で、高齢者でも食べやすい製品の開発」などの意見が挙げられた。
 また、副菜として使用してもらう機会を増やすため、「すきやきの具材を乗せた牛丼があるが、しらたきが入っていないものも多い。牛丼にしらたきをもっと使用してもらえるよう、家庭用、業務用の双方にアプローチしていきたい」など需要拡大に向け積極的な意見が多く出された。
グループ②
グループ③
グループ④
グループ⑥
グループ⑦
グループ⑧
グループ⑨
グループ⑩
グループ⑪
グループ⑫
グループ⑬
グループ⑭

<総 評> こんにゃくの可能性探る場 意識と行動で「未来予想図」実現へ

神代氏
 サミット終盤には宇都宮大学農学部准教授の神代英昭氏が総評を述べた。
 冒頭、サミット開催の意義と目的として、業界三団体の相互理解と連携強化、消費・生産拡大による業界の持続的発展、第1回(2023年)から継続する「未来予想図」の共有の3つを挙げ、「第3回では特に“消費者の期待に業界はどうこたえるか”かがテーマとなっており、籾山様と大篭様の講演が行われた。それをもとに、実践的なテーマのもとグループディスカッションが行われた。多角的な視点からこんにゃくの可能性を探る場となった」とした。
 籾山氏の講演について、「消費者ニーズの変化など、こんにゃく業界に向けた様々なヒントがあった。健康志向や低カロリー志向の高まりにより、こんにゃくも注目されやすいカテゴリーになっているが、需要拡大を実現するためには、スーパーや惣菜専門店との連携強化が重要。こんにゃく業界全体としても惣菜業界に向けた商品開発や販促ができるかどうかが試されるのではないか。色々な食材の中からこんにゃくを食べてもらうためには売場で想起してもらうことが今まで以上に求められる」と説明した。
 大篭氏の講演について、「アメリカとフランスで様々な共通点がありながら相違点もあった。アメリカは固め、フランスは柔らかめといったように国ごとに食感の好みが異なることも分かった。前回の発表で、こんにゃく輸出の規模が14億円という話があったが、今回の調査により、健康志向や美容、ビーガン対応といった理由から、海外で支持されていることが分かった」と述べた。
 また、しらたきサラダの取組について、「インスタグラムのコメント欄には、ポジティブなコメントだけでなく、実際に食べた意見やレシピ提案のコメントなども多く見られた。テレビ中心のPRではなく、インスタグラムにより、今までアプローチしていなかった人たちに情報を届けることができ、反応が返ってきていることもとても良い取組であると感じた」と話した。
 最後に、「第4回のテーマは未定だが、皆様の意識と行動が次の一歩をつくる。『未来予想図』の実現に向けて、今後も皆様とともに考え、ともに動いていきたい」と総括した。

<懇親会> 三団体結束し業界発展 “三本の矢”となりより強固に

市川前理事長
小金澤専務理事
木原専務理事
盛大に開催された懇親会
 定刻午後6時より、同ホテル2階「HARUNA」で懇親会が開催された。
 全国こんにゃく協同組合連合会木原智司専務理事の司会進行で開会。
 群馬県こんにゃく研究会の後藤功也会長の挨拶に続き、全こん連前理事長の市川豊行氏が乾杯発声で登壇し、「『第3回こんにゃくサミット」も大変有意義な会となった。この会は生産者・製粉業者・製造業者の三団体が集まってできた会。こんにゃく業界の三団体が結束することで、毛利元就の『三本の矢』のようにさらに強くなり、業界発展につなげていきたい」と呼びかけ、高らかに杯を挙げた。
 宴もたけなわの中、全こん連の小金澤定夫専務理事が閉会挨拶。「三団体が力を合わせて業界発展につながるよう取り組んでいきたい。皆様頑張っていきましょう」と呼びかけ会を結んだ。

<産地視察> 高温と干ばつで生育不良 収穫量は平年比6割の見通し

山田農産にて
 サミットの翌7日には産地視察会を開催し、18名が群馬県沼田市のこんにゃく芋圃場を視察した。
 一行はホテルグランビュー高崎を出発し、こんにゃく芋の生産、販売を行う山田農産(山田繁代表、沼田市白沢町)の圃場を見学。山田代表から今年の作柄などについて説明を受けた。
 今年は高温と干ばつの影響により、こんにゃく芋が生育不良を起こしている。今後の状況にもよるが、現状、収穫量は平年の6割作になる見通しだ。
 こんにゃくの作付面積も減少している。生芋価格の下落や人件費、燃料費、農薬など様々な経費の高騰により、こんにゃくだけでは経営がままならず、夏野菜や薬草の作付面積を増やす生産者が増加している。
山田代表から説明を受ける一行
 山田農産では、現在の栽培品種は全て「みやままさり」。粉が多く取れるだけでなく、作業効率が良い。他の作物を作る場合に、収穫までの期間が長いため、作業に余裕ができることも特長。今後も群馬県全体で「みやままさり」の比率が高くなっていく見込みだ。 山田代表は「今年の生玉の価格次第では、来年の作付がさらに減ってしまう。こんにゃく栽培は圃場の3分の1以上が種のため売上にならず、販売する生玉の価格が近年下落しているため畑を維持していくことが困難になっている」と話した。
 その後、一行は昭和村の産地を回った。昭和村や沼田の一部産地では、9月2日に突風や雹の被害があった。それにより、第3回全国こんにゃくサミットに出席する予定であった生産者の中には欠席せざるを得なかった人もいた。
 最後に「道の駅 あぐりーむ昭和」を視察し、高崎駅に移動。産地視察会は終了となった。
【2025(令和7)年10月1日第5208号1、6、7面】

<全こん連>「第3回こんにゃくサミット」 全国SМ協会の籾山氏が講演

白井理事長
籾山氏
第3回全国こんにゃくサミット
 全国こんにゃく協同組合連合会(白井宏一理事長)は9月6日と7日に、日本一のこんにゃく産地である群馬県の高崎市で「第3回全国こんにゃくサミット」を開催した。
 会場となった高崎市のホテルグランビュー高崎には、全国から蒟蒻製造者、原料業者、生産者、関連資材メーカーが集結。農林水産省農産局地域対策官果樹・茶グループ長の羽石洋平氏、一般財団法人日本こんにゃく協会理事長の清水秀樹氏を始めとした来賓を合わせ、総勢113名が出席し盛大に開催された。
 当日は三団体の代表者である全国こんにゃく協同組合連合会の白井理事長、全国蒟蒻原料協同組合の岡野則行理事長、群馬県こんにゃく研究会の後藤功也会長が業界発展を祈念して挨拶した。
 特別講演では一般社団法人全国スーパーマーケット協会事業部流通支援課兼事業創造室チーフディレクターの籾山朋輝氏が「惣菜トレンドに見る消費者動向最前線」というテーマで講演。株式会社矢野経済研究所主任研究員の大篭麻奈氏が、日本こんにゃく協会がアメリカとフランスにおいて実施した消費実態調査の結果をもとに「こんにゃく市場の海外動向」について発表した。
【詳細次号】【2025(令和7)年9月11日第5207号1面】  

<群馬県こんにゃく組合> 「しらたきサラダ」動画制作 インフルエンサー「こぴ」氏が配信

インフルエンサー「こぴ」氏
 群馬県こんにゃく組合(兵藤武志理事長)では、群馬県太田市出身のインフルエンサー「こぴ」氏による「しらたきサラダ」の動画を制作した。
 「こぴ」氏は、YouTubeやインスタグラム、TikTokにおいてショート動画を配信。ダイエットにも美容にもオススメのメニューとして、青じそや胡麻ドレッシングを使用した「しらたきサラダ」を紹介している。
 またオリジナルレシピとして、しらたきを使用した「レモン冷麺」を披露。「こんなに美味しいのにダイエット飯なのが凄すぎる」と締めくくっている。
 各SNSで投稿されたショート動画の反響は大きく、高評価とともに、たくさんのコメントが寄せられている。コメント欄には、視聴者オススメのしらたきレシピが投稿されており、きな粉と黒蜜を混ぜた和風スイーツ風、ピリ辛の担々麺風、しらたきチャプチェなど様々な食べ方が書き込まれている。 
 「しらたきサラダ」は、しらたきを開封してザルで水洗いし、キッチンバサミで食べやすい長さにカット、お好みのドレッシングをかけるだけで完成するメニュー。生産者団体である群馬県こんにゃく研究会が中心になって食卓への浸透を図っている。
 今年1月には群馬県出身のインフルエンサーとして知られるバヤシ氏がYouTubeで動画を配信し話題になるなど、健康性と簡便性を兼ね備えたメニューとして認知度が高まっている。
【2025(令和7)年9月1日第5206号2面】

【「こぴ」氏 しらたきサラダ動画URL】
<TikTok>
https://vt.tiktok.com/ZSSQChmUJ/

<全国こんにゃく協同組合連合会>白井宏一理事長 暑中ご挨拶文

「第3回全国こんにゃくサミット」開催
 暑中お見舞い申し上げます。平素より弊会の運営につきまして格別のご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
 当組合は、今年で組合創立70周年を迎えました。70周年という大きな節目を迎えられたことは、これまで支え、ご尽力くださった皆様のおかげであり、心より感謝申し上げます。
 さて、全国こんにゃく協同組合連合会では9月6日~7日に、日本一のこんにゃく産地である群馬県高崎市にて「第3回全国こんにゃくサミット」を開催します。
 昨年開催された「第2回全国こんにゃくサミット」は、第1回に続き「こんにゃく業界の未来予想図」を大会趣旨として掲げ、生産者・製粉業者・製造業者の三業態160名が一堂に会し、“美味しいこんにゃく”をテーマに、消費拡大へ向けたディスカッションや講演会などを実施しました。
 第3回となる今回は、「こんにゃく業界の未来予想図」という大会趣旨を継承するとともに、消費者にさらに向き合いニーズを掘り起こすことに集中します。 講演会では、一般社団法人全国スーパーマーケット協会の籾山朋輝様を特別講師として招聘し、惣菜をテーマにした講演を行っていただく予定です。美味しさだけでなく、簡便性や個食といった現在の消費者ニーズを捉え、惣菜市場は右肩上がりに成長を続けています。
 当日は、惣菜のトレンドや消費者動向などについて解説いただく予定で、こんにゃくの需要拡大に向けたきっかけになることを期待しています。
 2023年に「全国こんにゃくサミット」が初開催されるまで、こんにゃく業界の三業態が一堂に会する機会は少なく、生産者と製造業者の連携が密に取れているとは言えない状況でした。そのような中、一昨年、昨年とこんにゃくサミットの場で、三業態が一体となり、忌憚のない意見交換を行うことができたことは、今後のこんにゃく産業の発展のために大きな意味をもつものだと考えています。
 こんにゃく業界の発展は、生産者・製粉業者・製造業者の三業態がウインウインになることにより初めて実現できるものと考えており、今期も「全国こんにゃくサミット」の開催を軸に、こんにゃくの消費拡大に引き続き取り組んで参ります。
 こんにゃくは、食生活の多様化や家庭での調理機会の減少、少子高齢化の進展等により、近年、販売量の減少が続いているものの、コロナ禍の巣ごもり需要を経て、そのおいしさや健康性が改めて認知されるようになっていることも事実です。 
 今後はこんにゃくを素材として提供するだけでなく、手軽さが求められる現在の消費者ニーズに合わせて、すぐに食べられる即食性の高い商品の開発を行っていくことも需要創出の鍵になると考えています。
 最後になりますが、皆様の益々のご発展とご多幸を祈念いたしまして、暑中のご挨拶とさせて頂きます。
【2025(令和7)年8月1日第5203号10面】

全こん連 第69期通常総会を開催

白井理事長
三村氏
飯田氏
岡野氏
第69期通常総会
9月に「第3回こんにゃくサミット」
 全国こんにゃく協同組合連合会(白井宏一理事長)は18日、東京都豊島区のホテルメトロポリタン池袋にて第69期通常総会を開催した。
 木原智司専務理事の司会進行の下、白井宏一理事長が開会挨拶。組合事業への協力に謝意を示した上で、「今年は9月6日、7日に“第3回こんにゃくサミット”を開催する。全国スーパーマーケット協会の籾山様に惣菜をテーマにご講演いただく予定なので、是非ご期待いただきたい。昨年の参加人数144名を超えられるよう一人でも多くのご参加をお願いしたい」と話した。 
 続いて農林水産省農産局果樹・茶グループ課長補佐の三村真梨子氏が来賓挨拶「令和5年度から全国こんにゃくサミットを開催されているということで、今後もこんにゃく3業態の皆様方や関係者の方々の間で様々な意見交換を行っていただき、こんにゃく産業の持続的な発展につなげていただきたい」と述べた。
 一般財団法人日本こんにゃく協会理事長の清水秀樹氏の祝辞を同事務局長の飯田健雄氏が代読。「海外需要の伸びを好機として捉え、インバウンドや海外の方々にSNS等を使用して、こんにゃくの魅力を発信することにより、こんにゃくの海外需要の一層の増加に力を注いでいく」と話した。 
 また、全国蒟蒻原料協同組合理事長の岡野則行氏は、「こんにゃくを食べていただける環境を作り出し、消費の拡大に向け努力を続け、業界3団体が活性化することを期待している」と祝辞を述べた。
 矢野政幸理事が議長に就き執り行われた議事では、令和6年度事業報告書及び決算関係書類承認の件、令和7年度事業計画及び収支予算承認の件、令和7年度経費の賦課及び徴収方法決定の件といった8つの議案について各議案が上程され、全て原案通り承認された。 
 前期は9月28日、29日に群馬県高崎市において、「第2回全国こんにゃくサミット」を開催。生産者、製粉業者、製造業者の3業態関係者が一堂に会し、“美味しいこんにゃく”をテーマに消費拡大へ向けたディスカッションや講演会などを実施した。
 組合創立70周年を迎える今期は9月6日、7日に「第3回全国こんにゃくサミット」を開催。「こんにゃく業界の未来予想図」というテーマは継承し、消費者に向き合いニーズを掘り起こすことに参加者全員で集中する。講演会には、全国スーパーマーケット協会の籾山朋輝氏を特別講師として招聘する他、代表者座談会や日本こんにゃく協会によるマーケティング調査報告などを実施する。また、5月29日のこんにゃくの日に合わせた普及啓発・消費拡大イベントに対しての助成などを行っていく。
 組合員数は、京都府蒟蒻工業協同組合、福井県蒟蒻組合の退会により、12組合96社、個人会員6社を合わせて102社となった。 
 懇親会では白井理事長が「組合数が残念ながら12組合に減ったが、各地方には元気なこんにゃく屋さんがまだまだいるので、個人会員として入会いただくよう積極的にお声がけして、会員数を増やしていきたい」と挨拶した。
 柳澤繁男前副理事長の乾杯発声にて開宴、組合員が活発な情報交換を行った。宴たけなわの中、粉川隆市副理事長の中締めで閉会となった。(藤井大碁)
【2025(令和7)年6月21日第5199号5面】

<全こん連> 白井理事長が全国SМ協会訪問 こんにゃくサミット講演者に籾山氏

こんにゃくの消費動向などについて意見交換
白井理事長㊨と籾山氏
 全国こんにゃく協同組合連合会の白井宏一理事長は9日、東京都千代田区の一般社団法人全国スーパーマーケット協会(横山清会長)を訪問。同協会の三浦正樹専務理事、事業部流通支援課兼事業創造室チーフディレクターの籾山朋輝氏と小売業を取り巻く環境やこんにゃくの消費動向などについて意見交換を行った。
 また全国こんにゃく協同組合連合会が9月6日に群馬県高崎市で開催する「第3回全国こんにゃくサミット」における特別講演の講演を籾山氏に依頼。「デリカテッセン・トレードショー」(主催:全国スーパーマーケット協会)の担当者でもある籾山氏は講演の申し入れを快諾し、現在の消費者ニーズや惣菜トレンドなどをテーマに講演することが決まった。
 籾山氏は「群馬県出身者として、県の特産品であるこんにゃくの消費拡大のため、少しでも力になることができれば」と話している。
【2025(令和7年)6月11日第5198号3面】

<こんにゃく健康効果> 肥満防止や便秘解消など幅広く

様々な健康効果が期待できるこんにゃく
 こんにゃくは、ヒトの消化酵素で消化されない食物繊維のグルコマンナンが多量の水分を取り込んで凝固した水分97%の食品なので、カロリーがほとんどなく食物繊維が豊富なことから、昔から知られている整腸作用、便秘解消だけでなく、現代人の悩みである肥満や生活習慣病の予防・改善などメタボリックシンドロームに役立つことが明らかになっている。
 メタボに悩む人は美味しい料理は食べたいけれど糖質や脂質が気になる。料理にこんにゃくを取り入れれば同じ分量の料理を食べても、こんにゃく分だけ糖質や脂質が減ってダイエットになる。食べる量を減らさず罪悪感なく食べられるこんにゃくは救世主のような食材だ。
 無味無臭で形も自在な固形食品なので様々な料理に取り入れることが出来る。料理に使うことでかさを増し、品数を増やし、独特の食感が料理にアクセントを加えるが、料理の栄養バランスが保たれ食べた分だけカロリーオフになる理想的なダイエット食品。また血糖値を上げるブドウ糖を含んでおらず、かつ、低カロリーで食べ応えがあることから、糖尿病のリスクファクターである過食によるカロリーの摂り過ぎや肥満を未然に防ぐ効果もある。
 さらに、こんにゃくはグルコマンナンが水分を多量に取り込んで凝固した不溶性食物繊維で、小腸で消化されず固形物のまま大腸に達し、カサを増してやんわりと大腸を刺激して、排便反射を高め、便秘を解消し、おなかをすっきりさせる。
 食物繊維が腸内細菌のエサとなって短鎖脂肪酸に分解され、腸内環境が弱酸性に整えられて有用菌が優勢になり腐敗菌による有害物質の生成を抑制、排便を促す腸のぜん動運動も活発になって大腸内環境の健全性が保たれる。
 また、こんにゃくには、牛乳の半分のカルシウムが含まれており、かつ、胃の中で溶出し吸収されやすいと言われている。
 日本人の食生活は生活水準の向上と洋風化から、飽食による栄養過多が心配されるほどになっているが、厚生労働省「日本人の食事摂取基準」の目標量に比べて食物繊維とカルシウムが不足している。
 「日本人の食事摂取基準」では、食物繊維の摂取不足が循環器疾患や糖尿病、がんなどの生活習慣病の発症に関連することから目標量を設定。カルシウムについても成長期の骨形成や骨粗しょう症予防などから欠乏しないよう目標量を定めている。
 こんにゃくはカロリーの摂取量が増えることを心配せずにサツマイモ並みの食物繊維と牛乳の半分ものカルシウムが補給できる食品となっている。(一般財団法人日本こんにゃく協会ホームページより引用)
【2025(令和7)年4月1日第5191号4面】

日本こんにゃく協会HP

しらたきダイエット動画公開 世界的インフルエンサー”バヤシ氏”

動画内でレシピを紹介するバヤシ氏
しらたきサラダ
 群馬県出身で世界的インフルエンサーとして知られるバヤシ氏が12日、チャンネル登録者数3120万人を誇る自身のYouTubeチャンネル『Bayashi TV』において、しらたきレシピによるダイエット動画をアップした。  
 地元を代表する特産品であるこんにゃくが消費減退や生産者減少などにより苦境に立たされていることを知ったバヤシ氏は、知人を通じて利根沼田コンニャク研究会の関康浩会長らこんにゃく生産者から寄せられた動画制作の依頼を快諾。動画制作に賛同するこんにゃく生産者が有志で制作費を出し合うことで、この度、動画の制作が実現した。  
 約16分に及ぶ動画内では、バヤシ氏がオススメする「しらたきもやし」などのしらたきレシピの他、自らチャレンジしたしらたきダイエットの結果が報告されている。公開日から8日経った1月21日現在、動画再生数は早くも11万回を超えており、今後さらなる拡散が期待されている。  
 生産者団体である群馬県こんにゃく研究会(後藤功也会長)では、しらたきの食べ方として、手軽に毎日食物繊維を摂取できる「しらたきサラダ」を推奨している。
 しらたきを開封してザルで水洗いして、水分を切り、キッチンバサミで食べやすい長さにカット。食べる分量を小皿に入れて、青じそやごまなどお好みのドレッシングをかけるだけで完成する。「カニカマ」などを合わせるのもオススメだ。
 一日に必要な食物繊維に対して日本人の平均摂取量は不足しており、同研究会では、しらたきを日常の健康維持に役立つ重要な食材として、継続的なPRを続けていく。
【バヤシ氏「しらたき」PR動画】
【2025(令和7)年1月21日第5185号3面】

株式会社食料新聞社
〒111-0053
東京都台東区浅草橋5-9-4 MSビル2F

TEL.03-5835-4919(ショクイク)
FAX.03-5835-4921
・食料新聞の発行
・広報、宣伝サービス
・書籍の出版
TOPへ戻る