10年前の30~50%高 販売価格適正化が課題
2025年度の海外生姜はタイ、中国南部、山東省といずれの産地も収穫が終了し、順調な漬け込み状況となっている。懸念されていた種生姜価格が上昇しなかったこともあり、作付面積が増えて生鮮生姜と塩蔵生姜の価格も安定したものとなった。
タイでは生鮮生姜の需要が高いことから作付け面積が昨年比で30%増加。今年は天候が安定していたため、発芽率が例年より高く、豊作の要因となった。
植え付け後は雨不足や局地的な集中豪雨、日照不足などの影響もあったが、全体的には順調に生育し、8月2日から収穫がスタートした。8月17日には1日で6000tの収穫があり、収穫作業が本格化。各原料メーカーでは高品質な生姜が漬け込まれた。
中国南部では、福建省の作付面積は昨年並みだったが、雲南省と広西自治区は20~30%増加。山東省の作付面積は減っていないものの、連作障害の影響で産地の移動があった。
生姜栽培面積は増加し、新しい産地では20%の増加率となった。既存の産地では技術と政策を基盤に干ばつや猛暑対策を行ったことで10~15%増となった。収穫量は、山東省は連作障害で減少したものの、河南省や河北省など新しい産地では順調に収穫が行われ、南部も含めて昨年を上回る収穫量となった。
山東省では、生姜の植え付けが3月20日から行われ、天候は生育に適した天候が続いた。その後、7月から8月は猛暑となり、一部の産地では干ばつや高温障害が発生した地域もあったが、農家が地下水を利用するなど生姜圃場の管理をしっかり行ったことで生育が順調に進んだ。8月から収穫がスタートし、塩蔵生姜の品質は例年通りで問題は見られない。
生鮮生姜と塩蔵生姜の価格は作付面積が増えて収穫量が増加したことで昨年より下がっているが、人件費や製造コスト、輸送コストに加え、2022年から為替が1ドル140円~150円と円安が続いていることから、日本円の着値でこの10年の価格と比較すると、タイは6番目、中国南部は5番目、山東省は4番目に高い価格となっており、10年前の価格と比較すると30%~50%上昇するなど、高止まりの状態となっている。
メーカーの価格改定は追い付いていない状態で、適正価格での販売が課題となっている。
【2025(令和7)年10月11日第5209号8面】
タイでは生鮮生姜の需要が高いことから作付け面積が昨年比で30%増加。今年は天候が安定していたため、発芽率が例年より高く、豊作の要因となった。
植え付け後は雨不足や局地的な集中豪雨、日照不足などの影響もあったが、全体的には順調に生育し、8月2日から収穫がスタートした。8月17日には1日で6000tの収穫があり、収穫作業が本格化。各原料メーカーでは高品質な生姜が漬け込まれた。
中国南部では、福建省の作付面積は昨年並みだったが、雲南省と広西自治区は20~30%増加。山東省の作付面積は減っていないものの、連作障害の影響で産地の移動があった。
生姜栽培面積は増加し、新しい産地では20%の増加率となった。既存の産地では技術と政策を基盤に干ばつや猛暑対策を行ったことで10~15%増となった。収穫量は、山東省は連作障害で減少したものの、河南省や河北省など新しい産地では順調に収穫が行われ、南部も含めて昨年を上回る収穫量となった。
山東省では、生姜の植え付けが3月20日から行われ、天候は生育に適した天候が続いた。その後、7月から8月は猛暑となり、一部の産地では干ばつや高温障害が発生した地域もあったが、農家が地下水を利用するなど生姜圃場の管理をしっかり行ったことで生育が順調に進んだ。8月から収穫がスタートし、塩蔵生姜の品質は例年通りで問題は見られない。
生鮮生姜と塩蔵生姜の価格は作付面積が増えて収穫量が増加したことで昨年より下がっているが、人件費や製造コスト、輸送コストに加え、2022年から為替が1ドル140円~150円と円安が続いていることから、日本円の着値でこの10年の価格と比較すると、タイは6番目、中国南部は5番目、山東省は4番目に高い価格となっており、10年前の価格と比較すると30%~50%上昇するなど、高止まりの状態となっている。
メーカーの価格改定は追い付いていない状態で、適正価格での販売が課題となっている。
【2025(令和7)年10月11日第5209号8面】



























