全日本漬物協同組合連合会(中園雅治会長)は4月20日、東京都千代田区の株式会社新進本社にて漬物価値創造委員会(菅野行雄担当副会長、平井誠一委員長)の令和8年度第1回委員会を開催、同委員会の今後の運営方針やチーム編成、年間スケジュールなどについて話し合いが行われた。
漬物価値創造委員会は、日本古来の食文化である漬物の価値向上を目指し、①喫食機会の創出、②喫食世代の拡大、③漬物で想起されるイメージの転換‐の3つを活動目的とする。小学生を始めとした若年層をターゲットにして食育活動を推進していく食育推進チーム(担当‥籠島正雄副委員長)、業界内に漂う閉塞的なイメージを払拭するインナーマーケティングチーム(担当‥俣野貴彦副委員長)に分かれて、それぞれのチームが具体的活動を行っていく。
委員会は籠島副委員長の司会進行の下、菅野担当副会長が開会挨拶。「漬物価値創造委員会の活動により、漬物の価値を高め、健康的な和食を推進することで、日本人の健康や医療費の削減の一助になれるような取組を期待したい」と述べた。
平井委員長が委員会の活動方針について説明。「子どもたちを含めた若年層に漬物の喫食機会を増やしていく必要があることから食育を観点にした活動を行っていく。また漬物業を営んでいる業界内の方にもう一度プライドを持ち直していただく。そのためには我々自身が漬物の価値をもう一度理解し直し、ブランディングし、いかにそれを広げていけるかが重要になる」と話した。
続いて、籠島副委員長より委員会の具体的な活動内容について説明があり、出席者より様々な意見が寄せられた。
具体的な活動として、食育推進チームは文部科学省が定める全国一律の教育課程の基準である「学習指導要領」が、来年10年に一度の改訂期を迎えるにあたり、漬物をテーマにした内容を盛り込んでもらうことを目指し、自由民主党漬物振興議員連盟とも連携し取り組んでいく。
インナーマーケティングチームでは、全漬連評議委員会、全漬連青年部会全国大会大阪大会といった業界イベントにおける啓発とともに、漬物について学ぶことができる資料制作にも着手していく。
将来的には委員会として、外国人や外食産業も含めた喫食機会の創出や業界内外から漬物の語り部を育成する〝漬物マイスター制度〟の創出なども視野に入れ、文化的側面と健康的側面の両面から漬物の価値を発信していく取組のビジョンが示された。
チーム編成では、出席者が食育、インナーマーケティングのどちらのチームに加わるか、また業界内から新たに加わってほしい追加メンバーの選出について話し合いが行われた。
最後に、年間スケジュールについて、各チームが分科会の開催日を決定。次回の全体ミーティングは6月22日に東京で、その後は青年部会全国大会大阪大会の開催に合わせて10月に大阪で開催されることが確認された。
なお当日の委員会には全漬連広報委員会の遠藤栄一委員長も出席。現在進められている全漬連公式ホームページのリニューアルについて進捗状況の報告がなされた。
【「令和8年度第1回漬物価値創造委員会」出席者(敬称略)】
菅野行雄担当副会長、平井誠一委員長、籠島正雄副委員長、俣野貴彦副委員長、大曾根史典(神奈川)、浅田康裕(愛知)、岩田浩行(愛知)※リモート出席、遠藤栄一(広報委員会委員長)、真野康彦(全漬連)、鎌田洋行(全漬連)
漬物価値創造委員会は、日本古来の食文化である漬物の価値向上を目指し、①喫食機会の創出、②喫食世代の拡大、③漬物で想起されるイメージの転換‐の3つを活動目的とする。小学生を始めとした若年層をターゲットにして食育活動を推進していく食育推進チーム(担当‥籠島正雄副委員長)、業界内に漂う閉塞的なイメージを払拭するインナーマーケティングチーム(担当‥俣野貴彦副委員長)に分かれて、それぞれのチームが具体的活動を行っていく。
委員会は籠島副委員長の司会進行の下、菅野担当副会長が開会挨拶。「漬物価値創造委員会の活動により、漬物の価値を高め、健康的な和食を推進することで、日本人の健康や医療費の削減の一助になれるような取組を期待したい」と述べた。
平井委員長が委員会の活動方針について説明。「子どもたちを含めた若年層に漬物の喫食機会を増やしていく必要があることから食育を観点にした活動を行っていく。また漬物業を営んでいる業界内の方にもう一度プライドを持ち直していただく。そのためには我々自身が漬物の価値をもう一度理解し直し、ブランディングし、いかにそれを広げていけるかが重要になる」と話した。
続いて、籠島副委員長より委員会の具体的な活動内容について説明があり、出席者より様々な意見が寄せられた。
具体的な活動として、食育推進チームは文部科学省が定める全国一律の教育課程の基準である「学習指導要領」が、来年10年に一度の改訂期を迎えるにあたり、漬物をテーマにした内容を盛り込んでもらうことを目指し、自由民主党漬物振興議員連盟とも連携し取り組んでいく。
インナーマーケティングチームでは、全漬連評議委員会、全漬連青年部会全国大会大阪大会といった業界イベントにおける啓発とともに、漬物について学ぶことができる資料制作にも着手していく。
将来的には委員会として、外国人や外食産業も含めた喫食機会の創出や業界内外から漬物の語り部を育成する〝漬物マイスター制度〟の創出なども視野に入れ、文化的側面と健康的側面の両面から漬物の価値を発信していく取組のビジョンが示された。
チーム編成では、出席者が食育、インナーマーケティングのどちらのチームに加わるか、また業界内から新たに加わってほしい追加メンバーの選出について話し合いが行われた。
最後に、年間スケジュールについて、各チームが分科会の開催日を決定。次回の全体ミーティングは6月22日に東京で、その後は青年部会全国大会大阪大会の開催に合わせて10月に大阪で開催されることが確認された。
なお当日の委員会には全漬連広報委員会の遠藤栄一委員長も出席。現在進められている全漬連公式ホームページのリニューアルについて進捗状況の報告がなされた。
【「令和8年度第1回漬物価値創造委員会」出席者(敬称略)】
菅野行雄担当副会長、平井誠一委員長、籠島正雄副委員長、俣野貴彦副委員長、大曾根史典(神奈川)、浅田康裕(愛知)、岩田浩行(愛知)※リモート出席、遠藤栄一(広報委員会委員長)、真野康彦(全漬連)、鎌田洋行(全漬連)
【2026(令和8)年5月1日第5228号1面】
全日本漬物協同組合連合会(中園雅治会長)は4日、広島市留学生会館にて外国人技能実習生を対象とした農産物漬物製造業技能実習評価試験(専門級)を実施した。
広島県内から2社9名(ベトナム人8人、中国人1人)が受検した。広島県漬物製造業協同組合(山本千曲理事長)が運営にあたり、主席試験委員を山本理事長、試験委員を沖本克也氏、佐々木理絵氏(漬物製造管理士1級取得者)が務めた。
山本理事長は「専門級の受検生は久しぶりで緊張感をもって取り組んだ。おかげで無事スムーズに終了することができ安心している」と語った。試験は、作業試験の後、判断等試験、学科試験と順に進み予定より早めの終了となった。
【2026(令和8)年4月21日第5227号8面】
全日本漬物協同組合連合会(中園雅治会長)は15日、関西ブロックで漬物製造管理士技能評価試験を大阪市中央卸売市場本場業務管理棟において実施。1級2名、2級12名、3級17名が受検した。
全漬連の鎌田洋行事務局長、漬物技能評価委員会の曽我公彦委員長も出席して試験を視察するとともに、試験制度改善に関する意見交換も行われた。試験委員は関西漬物協会の辻博文氏(主席)、松本智文氏、堺智洋氏、髙嶋善平氏と、管理士資格1級保有者の林野賢寛氏、阪本俊治氏、八尾奈緒子氏が務めた。
開始前に辻氏より試験についての説明が行われ、学科試験、技能要素筆記試験、実技作業試験(1級のみ)の順で行われ、無事終了した。なお合格発表は4月10日に、全漬連の公式サイト上で行われる。
試験制度改善の意見交換では実技作業試験の「最重要項目」設定の是非が議論された。重大な健康被害に繋がりかねない衛生面での不手際は即不合格が妥当、との意見があった。
辻氏は「現状の試験では奨励されている爪ブラシも、近年は雑菌の温床になるとの見方から廃止する企業が増えた。試験内容もアップデートしなければならない」と語った。
曽我委員長は「漬物製造管理士試験はその名の通り指導的立場になる者が受検する。食は人の健康に直結するものであり、厳格な審査が必要」との見解を示した。
全漬連の鎌田洋行事務局長、漬物技能評価委員会の曽我公彦委員長も出席して試験を視察するとともに、試験制度改善に関する意見交換も行われた。試験委員は関西漬物協会の辻博文氏(主席)、松本智文氏、堺智洋氏、髙嶋善平氏と、管理士資格1級保有者の林野賢寛氏、阪本俊治氏、八尾奈緒子氏が務めた。
開始前に辻氏より試験についての説明が行われ、学科試験、技能要素筆記試験、実技作業試験(1級のみ)の順で行われ、無事終了した。なお合格発表は4月10日に、全漬連の公式サイト上で行われる。
試験制度改善の意見交換では実技作業試験の「最重要項目」設定の是非が議論された。重大な健康被害に繋がりかねない衛生面での不手際は即不合格が妥当、との意見があった。
辻氏は「現状の試験では奨励されている爪ブラシも、近年は雑菌の温床になるとの見方から廃止する企業が増えた。試験内容もアップデートしなければならない」と語った。
曽我委員長は「漬物製造管理士試験はその名の通り指導的立場になる者が受検する。食は人の健康に直結するものであり、厳格な審査が必要」との見解を示した。
【2026(令和8)年3月21日第5224号10面】
全日本漬物協同組合連合会(中園雅治会長)は2月21日13時より、広島市留学生会館にて外国人技能実習生を対象とした農産物漬物製造業技能実習評価試験(初級)を実施した。
広島県内から1社4名(ベトナム人)、愛媛県から1社1名(カンボジア人)の計5名が受験した。広島県漬物製造業協同組合(山本千曲理事長)が運営にあたり、主席試験委員を山本千曲理事長、試験委員を沖本克也氏、佐々木理絵氏(漬物製造管理士1級取得者)が務めた。
広島では2020年に第1回の試験を開催以来、年間2~3回のペースで開催。山本主席試験委員は「今回も無事に終了することができたが、よりスムーズな運営を目指し、これまで以上に緊張感を持って取り組みたい」と語った。
試験は、実技試験(作業試験・判断等試験)の後、学科試験へと順に進み予定より早めの終了となった。
広島県内から1社4名(ベトナム人)、愛媛県から1社1名(カンボジア人)の計5名が受験した。広島県漬物製造業協同組合(山本千曲理事長)が運営にあたり、主席試験委員を山本千曲理事長、試験委員を沖本克也氏、佐々木理絵氏(漬物製造管理士1級取得者)が務めた。
広島では2020年に第1回の試験を開催以来、年間2~3回のペースで開催。山本主席試験委員は「今回も無事に終了することができたが、よりスムーズな運営を目指し、これまで以上に緊張感を持って取り組みたい」と語った。
試験は、実技試験(作業試験・判断等試験)の後、学科試験へと順に進み予定より早めの終了となった。
【2026(令和8)年3月11日第5223号2面】
全日本漬物協同組合連合会(中園雅治会長)は2月10日、福岡県久留米市の「ホテルニュープラザ久留米」にて評議委員会(委員長=大久保次郎副会長)を開催した。意見交換を通じて、原料不足や人手不足の深刻化への対応、漬物のネガティブイメージ払拭に向けた情報発信などの課題を明確化。具体的な対策案の提示や、その実現に向けた組織強化にまで議論が及んだ。
司会の山本千曲総務委員長の進行で開会。冒頭、大久保副会長が「評議委員会は全漬連という組織を良くするためのもの。忌憚のない意見を寄せてほしい」と呼びかけた。
続いて中園雅治会長が挨拶。「課題は様々ある。全漬連として全力で対応するため、皆さんの率直な意見が必要だ」と述べた。また、メディアで発酵鍋がブームとなっていることに触れ、「以前から提唱している『漬物の料理活用』を広める絶好の機会」と期待を込めた。
真野康彦専務理事より直近の事業報告が行われた。外国人技能実習評価試験は全国で52回実施され、受験者数は480名に上った。漬物グランプリは学生の部の応募が増加。また、全漬連の新イメージキャラクターの発表や、公式Xによる広報活動を強化していることなどが紹介された。
司会の山本千曲総務委員長の進行で開会。冒頭、大久保副会長が「評議委員会は全漬連という組織を良くするためのもの。忌憚のない意見を寄せてほしい」と呼びかけた。
続いて中園雅治会長が挨拶。「課題は様々ある。全漬連として全力で対応するため、皆さんの率直な意見が必要だ」と述べた。また、メディアで発酵鍋がブームとなっていることに触れ、「以前から提唱している『漬物の料理活用』を広める絶好の機会」と期待を込めた。
真野康彦専務理事より直近の事業報告が行われた。外国人技能実習評価試験は全国で52回実施され、受験者数は480名に上った。漬物グランプリは学生の部の応募が増加。また、全漬連の新イメージキャラクターの発表や、公式Xによる広報活動を強化していることなどが紹介された。
【漬物技能評価委員会】
林野雅史担当副会長は、国内検定(漬物製造管理士)について、2級・3級の実技試験復活や評価基準の全国統一を求める声が上がっていることを報告。また、外国人技能実習評価試験(外国人試験)についても、日本語能力や現場実態に即した問題への見直しを進めていると紹介した。
これに対し、動画マニュアルの作成や、負担分散を目的とする試験委員の条件緩和など意見が上がった。
【原料安定化委員会】
大久保次郎担当副会長は、昨年9月に日本漬物産業同友会(遠藤栄一会長)との合同会合を開催したものの、現状では情報交換にとどまっていると指摘。全漬連としてはその後の対応へ繋げる必要があると語った。
これに対し、例えば温暖化対策として耐暑性品種への改良を陳情して補助を求めるなど、全漬連だからこそできる取組と、産地団体で行う取組を明確にして実行に移すべきとの意見があった。
【PR委員会】
望月啓行担当副会長は、漬物グランプリ法人の部について、審査料の無料化や審査項目に「コストパフォーマンス」を導入するなど、メーカーの努力が報われる形へ変更したと報告。学生の部では、第1回グランプリの「キムチ部」の物語に映画化の話が浮上しており、さらなる注目が期待されると述べた。
これに対し、学生の部の活性化には募集開始の早期化が必要との声が多く出た。またグランプリの訴求力を高めるため、食シーンに特化した部門や、他食品との組み合わせる部門を求める意見が出た。
【漬物価値創造委員会】
籠島正雄副委員長は、「食育」と「インナーマーケティング」の2チーム体制で4月から本格始動することを報告。インナーマーケティングでは、従事者が自信と誇りを取り戻すための意識改革を図っていくと述べた。
これに対し、沖縄県では納豆が給食で提供されるようになってから全国水準の消費量へ成長した事例を踏まえ、漬物も給食に導入してもらえるよう働きかけるべきとの意見が出た。
【広報委員会】
遠藤栄一委員長は、Xのフォロワー1万人獲得やホームページ刷新、インフルエンサーの活用を目指すと表明した。
ホームページに対する要望として、薬機法の関係で明示しづらい栄養機能性について、全漬連ホームページやSNSで発信してほしいとの意見が上がった。
【総務委員会】
関口悟担当副会長は、「広報誌のデジタル化により年2回で約100万円の経費削減を実現した」と報告。今後も全漬連の支出状況を常に監視し、会員からの賦課金を大切に運用していくとした。
また全漬連の組織運営について、籠島正雄氏が青年部会全国大会や若手委員から募った意見を紹介。①委員の任期の明確化が必要。期限が不明確なままでは実行に移しづらい。②会議では意見が出ても実行に移されないものが多い。リーダーシップを発揮してほしい。③末端会員への情報共有の徹底。④他団体との連携(共同陳情やイベント実施)。⑤マスコミへの積極的な働きかけ(記者発表や記者向け勉強会など)― ― と要望した。
これらを受け中園会長は、「手厳しいながらも建設的な意見を頂戴した。給食への漬物導入などは自由民主党漬物振興議員連盟の協力も求めていく。和食中心の食生活で健康が促進されれば医療費削減となるので、そういった方向性からの提言も検討したい。他団体との連携は情報共有については、和食の要であるコメの団体とはぜひ話をしてみたいと考えている。委員会に業界紙を招き、オープンな組織づくりを推し進める。本日頂いた貴重な意見を元に、実現を目指して行動していく」と総括した。
最後に関東ブロックの関口悟副会長が閉会の辞を述べ、会を締めくくった。
委員会後の懇親会では、開催地・福岡県漬物工業協同組合の熊川稔也理事長が歓迎の挨拶。大分県の三浦好徳理事長による乾杯の音頭で賑やかに交流が行われた。
最後は鹿児島県の堂園春樹理事長による中締めで、業界のさらなる発展と一致団結を誓い合った。
その後、6委員会から活動報告が行われ、それぞれに対する意見交換がなされた。
林野雅史担当副会長は、国内検定(漬物製造管理士)について、2級・3級の実技試験復活や評価基準の全国統一を求める声が上がっていることを報告。また、外国人技能実習評価試験(外国人試験)についても、日本語能力や現場実態に即した問題への見直しを進めていると紹介した。
これに対し、動画マニュアルの作成や、負担分散を目的とする試験委員の条件緩和など意見が上がった。
【原料安定化委員会】
大久保次郎担当副会長は、昨年9月に日本漬物産業同友会(遠藤栄一会長)との合同会合を開催したものの、現状では情報交換にとどまっていると指摘。全漬連としてはその後の対応へ繋げる必要があると語った。
これに対し、例えば温暖化対策として耐暑性品種への改良を陳情して補助を求めるなど、全漬連だからこそできる取組と、産地団体で行う取組を明確にして実行に移すべきとの意見があった。
【PR委員会】
望月啓行担当副会長は、漬物グランプリ法人の部について、審査料の無料化や審査項目に「コストパフォーマンス」を導入するなど、メーカーの努力が報われる形へ変更したと報告。学生の部では、第1回グランプリの「キムチ部」の物語に映画化の話が浮上しており、さらなる注目が期待されると述べた。
これに対し、学生の部の活性化には募集開始の早期化が必要との声が多く出た。またグランプリの訴求力を高めるため、食シーンに特化した部門や、他食品との組み合わせる部門を求める意見が出た。
【漬物価値創造委員会】
籠島正雄副委員長は、「食育」と「インナーマーケティング」の2チーム体制で4月から本格始動することを報告。インナーマーケティングでは、従事者が自信と誇りを取り戻すための意識改革を図っていくと述べた。
これに対し、沖縄県では納豆が給食で提供されるようになってから全国水準の消費量へ成長した事例を踏まえ、漬物も給食に導入してもらえるよう働きかけるべきとの意見が出た。
【広報委員会】
遠藤栄一委員長は、Xのフォロワー1万人獲得やホームページ刷新、インフルエンサーの活用を目指すと表明した。
ホームページに対する要望として、薬機法の関係で明示しづらい栄養機能性について、全漬連ホームページやSNSで発信してほしいとの意見が上がった。
【総務委員会】
関口悟担当副会長は、「広報誌のデジタル化により年2回で約100万円の経費削減を実現した」と報告。今後も全漬連の支出状況を常に監視し、会員からの賦課金を大切に運用していくとした。
また全漬連の組織運営について、籠島正雄氏が青年部会全国大会や若手委員から募った意見を紹介。①委員の任期の明確化が必要。期限が不明確なままでは実行に移しづらい。②会議では意見が出ても実行に移されないものが多い。リーダーシップを発揮してほしい。③末端会員への情報共有の徹底。④他団体との連携(共同陳情やイベント実施)。⑤マスコミへの積極的な働きかけ(記者発表や記者向け勉強会など)― ― と要望した。
これらを受け中園会長は、「手厳しいながらも建設的な意見を頂戴した。給食への漬物導入などは自由民主党漬物振興議員連盟の協力も求めていく。和食中心の食生活で健康が促進されれば医療費削減となるので、そういった方向性からの提言も検討したい。他団体との連携は情報共有については、和食の要であるコメの団体とはぜひ話をしてみたいと考えている。委員会に業界紙を招き、オープンな組織づくりを推し進める。本日頂いた貴重な意見を元に、実現を目指して行動していく」と総括した。
最後に関東ブロックの関口悟副会長が閉会の辞を述べ、会を締めくくった。
委員会後の懇親会では、開催地・福岡県漬物工業協同組合の熊川稔也理事長が歓迎の挨拶。大分県の三浦好徳理事長による乾杯の音頭で賑やかに交流が行われた。
最後は鹿児島県の堂園春樹理事長による中締めで、業界のさらなる発展と一致団結を誓い合った。
その後、6委員会から活動報告が行われ、それぞれに対する意見交換がなされた。
【2026(令和8)年3月1日第5222号2面】
【大阪支社】関西漬物協会(林野雅史会長)は2月6日、兵庫県神戸市の「西村屋和味旬彩」で役員会議を開催し、今後の事業計画について審議した。
冒頭、挨拶に立った林野会長は「漬物業界を取り巻く環境には厳しい話題もあるが、その中から明るい兆しを見つけ出し、育てていくことが大事。本日は20名もの参加をいただいている通り、関西漬協は全国でも稀有な団結力を誇る。我々が主体となって業界を盛り上げていこう」と力強く呼びかけた。
議事では事業報告の後、今後の活動計画を協議した。3月15日に大阪市中央卸売市場業務管理棟で「漬物製造管理士試験」が開かれるため、同協会が運営を担う。外国人技能実習試験については、同日までに大阪で4回、和歌山で6回、京都で3回、広島で3回実施されたことが報告され、年度内に和歌山と広島でそれぞれ1回ずつ追加実施する予定であることも共有された。
このほか、「漬物グランプリ」の関西ブロック審査を2月20日に行うことを決定したほか、翌週の全日本漬物協同組合連合会評議委員会に向けて提出する意見の取りまとめも行った。
次期総会については奈良県での開催を予定しており、奈良県漬物協会の宮前有一郎会長から、奈良国立博物館を会場とした総会および文化振興学術講演会の企画案が示された。
会議終了後は懇親会へと移り、和やかな雰囲気の中で業界の展望について意見を交わし、親睦を深めた。
冒頭、挨拶に立った林野会長は「漬物業界を取り巻く環境には厳しい話題もあるが、その中から明るい兆しを見つけ出し、育てていくことが大事。本日は20名もの参加をいただいている通り、関西漬協は全国でも稀有な団結力を誇る。我々が主体となって業界を盛り上げていこう」と力強く呼びかけた。
議事では事業報告の後、今後の活動計画を協議した。3月15日に大阪市中央卸売市場業務管理棟で「漬物製造管理士試験」が開かれるため、同協会が運営を担う。外国人技能実習試験については、同日までに大阪で4回、和歌山で6回、京都で3回、広島で3回実施されたことが報告され、年度内に和歌山と広島でそれぞれ1回ずつ追加実施する予定であることも共有された。
このほか、「漬物グランプリ」の関西ブロック審査を2月20日に行うことを決定したほか、翌週の全日本漬物協同組合連合会評議委員会に向けて提出する意見の取りまとめも行った。
次期総会については奈良県での開催を予定しており、奈良県漬物協会の宮前有一郎会長から、奈良国立博物館を会場とした総会および文化振興学術講演会の企画案が示された。
会議終了後は懇親会へと移り、和やかな雰囲気の中で業界の展望について意見を交わし、親睦を深めた。
【2026(令和8)年3月1日第5222号6面】
農林水産省は1月29日、東京都千代田区の中央合同庁舎4号館にて「野菜を食べようプロジェクト」に参画している野菜サポーターの交流会を初開催。漬物業界からは秋本食品株式会社、株式会社アキモ、遠藤食品株式会社、東海漬物株式会社(オンライン参加)の4社の他、全日本漬物協同組合連合会(中園雅治会長)が参加し、業界共通のコンセプトである「漬物で野菜を食べよう」をPR。野菜摂取の手段の一つとして漬物の魅力を発信した。
農林水産省農産局長の山口靖氏も同席する中、農林水産省農産局園芸作物課園芸流通加工対策室室長の髙田文子氏が開会の挨拶を行い、「農水省では、野菜の消費について食料・農業・農村基本計画においても国民健康づくりの指標である健康日本21の摂取量目標値350gの達成に向けて消費者への情報発信や消費拡大の取組を図っている。最新の国民健康栄養調査によると、令和6年の野菜摂取量(20歳以上、1日あたり)は平均値で258・7gで、令和5年から2・7g増えた。しかし、目標値の350gに対しては依然として不足している。野菜の消費拡大に向けて効果的な取組を実施していく必要がある」と述べ、更なる協力を求めた。
続いて1社ごとに取組紹介を行い、秋本食品は執行役員営業本部営業統括部長兼マーケティング部部長兼商品仕入担当の松本高氏が発表を行い、2025年に企業公式キャラクター「べじにゃぶる」を作成し、子どもにも野菜・漬物に興味を持ってもらえるようにSNSでキャラクターを通じて野菜・漬物の情報を発信していることを紹介した。
アキモはマーケティンググループ広報セクションマネージャーの櫻井千水氏が工場見学の受け入れ、腸活食育講演会、手づくりキムチ教室、浅漬け活用レシピ提案、地域スポーツ浅漬支援等を通じて野菜消費拡大の活動を実施していることを発表した。
遠藤食品は研究室課長の熊谷正幸氏が栄養成分表示を従来の100gから常食量(1食分)への表示に順次切り替えていることを説明。漬物の1食分の塩分量は多くないことをPRし、漬物の消費、野菜の摂取拡大に努めていることを紹介した。
全漬連は真野康彦専務理事が漬物グランプリの開催、同会場での漬物の試食・販売、一般公募によるつけもんキャラクターの作成、大阪・関西万博で漬物の魅力や野菜の効能等を紹介したことなどを報告した。
「野菜を食べようプロジェクト」は、野菜の消費拡大を目的に令和2年1月にスタート。初年度のサポーター登録数は33社だったが、現在208の企業、団体が登録。業種も多種多様でサポーターの輪が広がっている。2023年4月には野菜を食べようプロジェクトの一環で、野菜の目標摂取量を補う手段の一つとして、農水省が「漬物で野菜を食べよう」のチラシを作成。生野菜70gに相当する各種漬物の写真、重量、食塩量が掲載されている。
【2026(令和8)年 2月11日第5221号1面】
農林水産省農産局長の山口靖氏も同席する中、農林水産省農産局園芸作物課園芸流通加工対策室室長の髙田文子氏が開会の挨拶を行い、「農水省では、野菜の消費について食料・農業・農村基本計画においても国民健康づくりの指標である健康日本21の摂取量目標値350gの達成に向けて消費者への情報発信や消費拡大の取組を図っている。最新の国民健康栄養調査によると、令和6年の野菜摂取量(20歳以上、1日あたり)は平均値で258・7gで、令和5年から2・7g増えた。しかし、目標値の350gに対しては依然として不足している。野菜の消費拡大に向けて効果的な取組を実施していく必要がある」と述べ、更なる協力を求めた。
続いて1社ごとに取組紹介を行い、秋本食品は執行役員営業本部営業統括部長兼マーケティング部部長兼商品仕入担当の松本高氏が発表を行い、2025年に企業公式キャラクター「べじにゃぶる」を作成し、子どもにも野菜・漬物に興味を持ってもらえるようにSNSでキャラクターを通じて野菜・漬物の情報を発信していることを紹介した。
アキモはマーケティンググループ広報セクションマネージャーの櫻井千水氏が工場見学の受け入れ、腸活食育講演会、手づくりキムチ教室、浅漬け活用レシピ提案、地域スポーツ浅漬支援等を通じて野菜消費拡大の活動を実施していることを発表した。
遠藤食品は研究室課長の熊谷正幸氏が栄養成分表示を従来の100gから常食量(1食分)への表示に順次切り替えていることを説明。漬物の1食分の塩分量は多くないことをPRし、漬物の消費、野菜の摂取拡大に努めていることを紹介した。
全漬連は真野康彦専務理事が漬物グランプリの開催、同会場での漬物の試食・販売、一般公募によるつけもんキャラクターの作成、大阪・関西万博で漬物の魅力や野菜の効能等を紹介したことなどを報告した。
「野菜を食べようプロジェクト」は、野菜の消費拡大を目的に令和2年1月にスタート。初年度のサポーター登録数は33社だったが、現在208の企業、団体が登録。業種も多種多様でサポーターの輪が広がっている。2023年4月には野菜を食べようプロジェクトの一環で、野菜の目標摂取量を補う手段の一つとして、農水省が「漬物で野菜を食べよう」のチラシを作成。生野菜70gに相当する各種漬物の写真、重量、食塩量が掲載されている。
【2026(令和8)年 2月11日第5221号1面】
関東漬物協議会(関口悟会長)は5日、東京都荒川区のアートホテル日暮里ラングウッドにて令和8年新春懇談会を開催した。
古越三幸専務理事の司会進行で、長谷川正一郎副会長が開会の挨拶に立ち、「昨年の山梨の小梅は冬が長かったので豊作となったが、今年は早咲きとなっている。昨年は和歌山が不作で、群馬も雹害が発生するなど、原料不足で皆さん苦労されている。本日は情報交換を行って間違いのない商売をしていただきたいと思っている」と述べた。
続いて関口会長が挨拶を行い、全国で発生している降雪などの問題や原料不足について「埼玉ではハウスで作っていた野菜がいちごに替わり、茨城でもさつまいもの生産が増えて大根の生産が減少しているとのこと。現時点ではこれといった対応策がないのだが、例えば原料価格が1・5倍になった時に1・5倍の価値のある商品をどうやって作っていくのかということを考えなければならない。原料を安く買うことは、これからは無理だと思う」と原料確保が難しくなってきていることを強調。
続けて「味と品質、ネーミングと化粧、これを上手くミックスして、あとはどこをターゲットにするのか明確にして売るのかを考える必要がある。全国には漬物の名産品が数多くある。それらを掘り起こして食べていただくような流れを作っていけば需要は減少しない。本日は本音で語り合い、情報交換をしていただきたい」と呼びかけた。
来賓紹介に続いて全日本漬物協同組合連合会の真野康彦専務理事、全国漬物検査協会の宮尾茂雄会長が来賓祝辞を述べ、真野専務理事は自由民主党漬物振興議員連盟の幹事長として高市早苗首相が昨年まで全漬連の会合に出席していたことなどを紹介した他、漬物製造管理士、外国人技能実習試験、漬物グランプリについて説明を行った上で、「漬物グランプリ2023の学生の部でグランプリを受賞(「×(かける)キムチ」)した大阪偕星学園高等学校のキムチ部の活動を映画化したい、という話が制作会社からきている。映画化を機に漬物がフィーチャーされることを期待している」と明るい話題を提供した。
宮尾会長は「漬物は免疫力を高める腸活に最適なものと言える。プロバイオティクスは乳酸菌を指し、プレバイオティクスは善玉菌のエサになる食物繊維などのこと。漬物はプロバイオティクスとプレバイオティクスの両方の機能を有するシンバイオティクスと位置付けられ、腸内バランスを整えるのに有用だ。また、業界においては栄養成分表示を常食量に変更する企業が増えており、少しずつ健康面についての情報発信ができていると感じている」と健康機能性に関する情報を提供。泰地武常任顧問が乾杯発声を務めて開宴となった。
アトラクションでは、「浅草振袖」の舞踊が披露され、会場に花が添えられた。秋本大典常任顧問による中締め、東京都漬物事業協同組合副理事長の丸山博史氏による「木遣り」、遠藤栄一副会長の閉会挨拶にて終了となった。
古越三幸専務理事の司会進行で、長谷川正一郎副会長が開会の挨拶に立ち、「昨年の山梨の小梅は冬が長かったので豊作となったが、今年は早咲きとなっている。昨年は和歌山が不作で、群馬も雹害が発生するなど、原料不足で皆さん苦労されている。本日は情報交換を行って間違いのない商売をしていただきたいと思っている」と述べた。
続いて関口会長が挨拶を行い、全国で発生している降雪などの問題や原料不足について「埼玉ではハウスで作っていた野菜がいちごに替わり、茨城でもさつまいもの生産が増えて大根の生産が減少しているとのこと。現時点ではこれといった対応策がないのだが、例えば原料価格が1・5倍になった時に1・5倍の価値のある商品をどうやって作っていくのかということを考えなければならない。原料を安く買うことは、これからは無理だと思う」と原料確保が難しくなってきていることを強調。
続けて「味と品質、ネーミングと化粧、これを上手くミックスして、あとはどこをターゲットにするのか明確にして売るのかを考える必要がある。全国には漬物の名産品が数多くある。それらを掘り起こして食べていただくような流れを作っていけば需要は減少しない。本日は本音で語り合い、情報交換をしていただきたい」と呼びかけた。
来賓紹介に続いて全日本漬物協同組合連合会の真野康彦専務理事、全国漬物検査協会の宮尾茂雄会長が来賓祝辞を述べ、真野専務理事は自由民主党漬物振興議員連盟の幹事長として高市早苗首相が昨年まで全漬連の会合に出席していたことなどを紹介した他、漬物製造管理士、外国人技能実習試験、漬物グランプリについて説明を行った上で、「漬物グランプリ2023の学生の部でグランプリを受賞(「×(かける)キムチ」)した大阪偕星学園高等学校のキムチ部の活動を映画化したい、という話が制作会社からきている。映画化を機に漬物がフィーチャーされることを期待している」と明るい話題を提供した。
宮尾会長は「漬物は免疫力を高める腸活に最適なものと言える。プロバイオティクスは乳酸菌を指し、プレバイオティクスは善玉菌のエサになる食物繊維などのこと。漬物はプロバイオティクスとプレバイオティクスの両方の機能を有するシンバイオティクスと位置付けられ、腸内バランスを整えるのに有用だ。また、業界においては栄養成分表示を常食量に変更する企業が増えており、少しずつ健康面についての情報発信ができていると感じている」と健康機能性に関する情報を提供。泰地武常任顧問が乾杯発声を務めて開宴となった。
アトラクションでは、「浅草振袖」の舞踊が披露され、会場に花が添えられた。秋本大典常任顧問による中締め、東京都漬物事業協同組合副理事長の丸山博史氏による「木遣り」、遠藤栄一副会長の閉会挨拶にて終了となった。
【2026(令和8)年 2月11日第5221号16面】
日本食回帰で健康守る 漬物は世界に誇る食文化
全日本漬物協同組合連合会(中園雅治会長)と一般社団法人全国漬物検査協会(宮尾茂雄会長)の漬物業界2団体は15日、東京都千代田区の松本楼で2団体共催の新年賀詞交歓会を開催した。
中園会長はインフルエンザに罹患したため欠席となったが、全漬連から菅野行雄副会長、秋本薫副会長、関口悟副会長、望月啓行副会長、林野雅史副会長、全漬検の宮尾会長をはじめとする両団体役員が出席。農林水産省大臣官房新事業・食品産業部食品製造課長の野添剛司氏ら多数の行政関係者に対して、原料面、生産面、消費拡大といった業界が抱える課題や現状を説明。意見や情報を交換しながら行政とのパイプを強化し、それぞれの環境や視点で解決策を模索した。
賀詞交歓会は全漬連の真野康彦専務理事が司会進行を務め、菅野副会長が中園会長の挨拶文を代読。昨年を振り返り、恒久化する異常気象による原料不足や原料価格の高騰、大阪・関西万博で漬物や梅をPRしたこと、全漬連青年部会全国大会東京大会が新しい形でスタートしたこと、新事業として公式Xの開設や新キャラクターが誕生したことなどを説明した上で、「重点課題として、一つ目は漬物文化の継承。20代の若者で漬物を食している人の割合は20%に過ぎず、このままでは漬物文化がなくなりかねない。その原因を探り、食べていただくための対策を検討していく必要がある。二つ目は消費拡大。人口減に伴い消費量が減少する他、米価の高騰による米離れの影響も懸念されることから、漬物を料理素材として提案することで消費拡大を図る。一部メディアで紹介されたことだが、いぶりがっこがヨーロッパやアフリカで料理に活用されるなど良い事例もある。三つ目は、漬物は高塩分食品というイメージを払拭し、低塩化していて効能的にも多くの良い点があることを医療界、マスコミ、一般の方にまで広く認識していただく必要がある」と課題に対応していく考えを示した。
中園会長はインフルエンザに罹患したため欠席となったが、全漬連から菅野行雄副会長、秋本薫副会長、関口悟副会長、望月啓行副会長、林野雅史副会長、全漬検の宮尾会長をはじめとする両団体役員が出席。農林水産省大臣官房新事業・食品産業部食品製造課長の野添剛司氏ら多数の行政関係者に対して、原料面、生産面、消費拡大といった業界が抱える課題や現状を説明。意見や情報を交換しながら行政とのパイプを強化し、それぞれの環境や視点で解決策を模索した。
賀詞交歓会は全漬連の真野康彦専務理事が司会進行を務め、菅野副会長が中園会長の挨拶文を代読。昨年を振り返り、恒久化する異常気象による原料不足や原料価格の高騰、大阪・関西万博で漬物や梅をPRしたこと、全漬連青年部会全国大会東京大会が新しい形でスタートしたこと、新事業として公式Xの開設や新キャラクターが誕生したことなどを説明した上で、「重点課題として、一つ目は漬物文化の継承。20代の若者で漬物を食している人の割合は20%に過ぎず、このままでは漬物文化がなくなりかねない。その原因を探り、食べていただくための対策を検討していく必要がある。二つ目は消費拡大。人口減に伴い消費量が減少する他、米価の高騰による米離れの影響も懸念されることから、漬物を料理素材として提案することで消費拡大を図る。一部メディアで紹介されたことだが、いぶりがっこがヨーロッパやアフリカで料理に活用されるなど良い事例もある。三つ目は、漬物は高塩分食品というイメージを払拭し、低塩化していて効能的にも多くの良い点があることを医療界、マスコミ、一般の方にまで広く認識していただく必要がある」と課題に対応していく考えを示した。
菅野副会長は、「日本人は一汁一菜の食文化を基本としてきた。ご飯と味噌汁と漬物は基本の食事だったが、戦後、米文化からパン文化に変化した。国内の風潮として塩は高血圧につながるということで、医療関係、栄養士から味噌汁と漬物は敬遠され続けてきた。しかし、漬物や味噌は発酵食品で1回に摂る量は少ないことや、漬物や味噌に入っているカリウムにはナトリウムを体外に排出する作用があり、日本食の回帰が日本人の健康を守ること、医療費を抑えて食料自給率を高めることにつながるということを日本及び業界を挙げてPRする必要があると考えている」と述べ、開会の挨拶とした。
来賓紹介に続いて野添氏、独立行政法人農林水産消費安全技術センター理事長の木内岳志氏が来賓挨拶を行い、野添氏は「昨年成立した食料システム法では、コストを適正に反映した価格を形成するということを目指している。適正な価格を形成して物価が上がっていく中で、それを上回る賃金の実現を目指していくわけだが、肝になるのは生産性を向上させていくこと。補正予算等で機械化を推進していく施策についても支援をさせていただくのだが、活用できる施策を利用していただいて業界の発展につなげていただきたい」とバックアップしていく姿勢を示した。
木内氏は「米についても需要に応じた生産ということが課題になっているが、漬物も人口が減っていく中で需要を作っていかなければならない状況。一つは輸出になると思うが、堅調なインバウンドに乗じて漬物が海外で広がっていくための努力は必要になると思う。当センターは昭和24年に輸出食品検査場として始まり、77年が経つ。これからも漬物JASの品質はもちろん、目や耳など五感に訴えるPRをしながら付加価値を高めてみんなが儲かり、世界に誇れる食文化として漬物を広げていただきたい」と期待を寄せた。
続いて宮尾会長が乾杯発声を務め、「一昨年12月に『漬物の力はなぜスゴイ?』という書籍を出したのだが、その中には漬物は高塩ではないということやナトカリ比について解説している。ナトリウムを体外に排出する作用があるカリウムは生野菜よりも漬物の方が多くなる場合が多く、ぬか漬にすると2、3倍になる。また先日、文部科学省から連絡があり、中学校卒業程度認定試験問題の国語の試験で本の内容を引用している、と連絡があった。色々な形で漬物の健康力が広がるように活動していきたい」と抱負を語り、乾杯の音頭を取った。
漬物業界と行政関係の出席者が挨拶及び情報交換を行った後、日本漬物産業同友会会長の遠藤栄一氏と日本食糧新聞社副社長の平山勝己氏が挨拶を行い、遠藤氏は「当会は輸入原料を使用しているメーカーが多いのだが、円安が進んで1ドル105円が160円になっても売値が変わらない状況となっていることは非常に厳しいと言わざるを得ない。もう少し為替にも目を向けて円安に応じた価格形成も真剣に検討していただきたいと思っている」と輸入原料の実情を訴えた。
再び歓談の時間を過ごした後、真野専務より漬物グランプリ2023の学生の部でグランプリを受賞(「×(かける)キムチ」)した大阪偕星学園高等学校のキムチ部の活動が映画化される話が浮上していることを発表するなど、明るい話題も提供された。
最後に秋本副会長が中締めの挨拶に立ち、「業界はシュリンクしているが、私は漬物が今後ブレークする食品になると確信している。食物繊維が多く、植物乳酸菌も摂れる漬物は腸活に最適な食品。唯一の欠点は塩分だが、1食分の塩分は少ないことに加え、野菜のカリウムがナトリウムを排出してくれるので深刻な状態にはならないのだが、国民はそのようなことを知らない。地元の小学校のPTAで話しているが、焼け石に水。農水省など大きな力があるところに正しい情報を発信していただき、漬物は世界に誇る食品だということを訴えていきたい」と改めて行政に支援を求め、三本締めで閉会となった。
来賓紹介に続いて野添氏、独立行政法人農林水産消費安全技術センター理事長の木内岳志氏が来賓挨拶を行い、野添氏は「昨年成立した食料システム法では、コストを適正に反映した価格を形成するということを目指している。適正な価格を形成して物価が上がっていく中で、それを上回る賃金の実現を目指していくわけだが、肝になるのは生産性を向上させていくこと。補正予算等で機械化を推進していく施策についても支援をさせていただくのだが、活用できる施策を利用していただいて業界の発展につなげていただきたい」とバックアップしていく姿勢を示した。
木内氏は「米についても需要に応じた生産ということが課題になっているが、漬物も人口が減っていく中で需要を作っていかなければならない状況。一つは輸出になると思うが、堅調なインバウンドに乗じて漬物が海外で広がっていくための努力は必要になると思う。当センターは昭和24年に輸出食品検査場として始まり、77年が経つ。これからも漬物JASの品質はもちろん、目や耳など五感に訴えるPRをしながら付加価値を高めてみんなが儲かり、世界に誇れる食文化として漬物を広げていただきたい」と期待を寄せた。
続いて宮尾会長が乾杯発声を務め、「一昨年12月に『漬物の力はなぜスゴイ?』という書籍を出したのだが、その中には漬物は高塩ではないということやナトカリ比について解説している。ナトリウムを体外に排出する作用があるカリウムは生野菜よりも漬物の方が多くなる場合が多く、ぬか漬にすると2、3倍になる。また先日、文部科学省から連絡があり、中学校卒業程度認定試験問題の国語の試験で本の内容を引用している、と連絡があった。色々な形で漬物の健康力が広がるように活動していきたい」と抱負を語り、乾杯の音頭を取った。
漬物業界と行政関係の出席者が挨拶及び情報交換を行った後、日本漬物産業同友会会長の遠藤栄一氏と日本食糧新聞社副社長の平山勝己氏が挨拶を行い、遠藤氏は「当会は輸入原料を使用しているメーカーが多いのだが、円安が進んで1ドル105円が160円になっても売値が変わらない状況となっていることは非常に厳しいと言わざるを得ない。もう少し為替にも目を向けて円安に応じた価格形成も真剣に検討していただきたいと思っている」と輸入原料の実情を訴えた。
再び歓談の時間を過ごした後、真野専務より漬物グランプリ2023の学生の部でグランプリを受賞(「×(かける)キムチ」)した大阪偕星学園高等学校のキムチ部の活動が映画化される話が浮上していることを発表するなど、明るい話題も提供された。
最後に秋本副会長が中締めの挨拶に立ち、「業界はシュリンクしているが、私は漬物が今後ブレークする食品になると確信している。食物繊維が多く、植物乳酸菌も摂れる漬物は腸活に最適な食品。唯一の欠点は塩分だが、1食分の塩分は少ないことに加え、野菜のカリウムがナトリウムを排出してくれるので深刻な状態にはならないのだが、国民はそのようなことを知らない。地元の小学校のPTAで話しているが、焼け石に水。農水省など大きな力があるところに正しい情報を発信していただき、漬物は世界に誇る食品だということを訴えていきたい」と改めて行政に支援を求め、三本締めで閉会となった。
【2026(令和8)年1月21日第5219号1・2面】
1社から11名が初級受験
全日本漬物協同組合連合会(中園雅治会長)が行う農産物漬物製造業技能実習評価試験の初級試験が17日、大阪市中央卸売市場本場業務管理棟で実施された。
調味漬メーカー1社からフィリピン人6名、中国人5名が受験した。試験委員は、大阪府漬物事業協同組合から辻博文副理事長、松本智文理事の2名、漬物製造管理士1級の有資格者からは林野賢寛氏(堺共同漬物)と阪本俊治氏(カカシ食研)が務めた。試験補佐は、1級取得の八尾奈緒子氏(みやまえ)1名。主席試験委員は松本理事が担当した。
試験では学科試験、実技試験(判断等試験、製作等作業試験)が実施され、試験問題は読み上げ方式で行われた。製作等作業試験では、きゅうりの浅漬を製作した。
試験を終え、主席試験委員の松本氏は「試験委員として、業界貢献ができ光栄に思っている。全漬連では2月に評議委員会を行い、技能実習評価試験の運営や試験内容をアップデートできるよう意見交換される予定だ。試験委員の負担が軽減され、今後も安定的に試験運営ができることを願っている」とコメントした。
調味漬メーカー1社からフィリピン人6名、中国人5名が受験した。試験委員は、大阪府漬物事業協同組合から辻博文副理事長、松本智文理事の2名、漬物製造管理士1級の有資格者からは林野賢寛氏(堺共同漬物)と阪本俊治氏(カカシ食研)が務めた。試験補佐は、1級取得の八尾奈緒子氏(みやまえ)1名。主席試験委員は松本理事が担当した。
試験では学科試験、実技試験(判断等試験、製作等作業試験)が実施され、試験問題は読み上げ方式で行われた。製作等作業試験では、きゅうりの浅漬を製作した。
試験を終え、主席試験委員の松本氏は「試験委員として、業界貢献ができ光栄に思っている。全漬連では2月に評議委員会を行い、技能実習評価試験の運営や試験内容をアップデートできるよう意見交換される予定だ。試験委員の負担が軽減され、今後も安定的に試験運営ができることを願っている」とコメントした。
【2026(令和8)年1月21日第5219号2面】
全漬連青年部会全国大会 大阪大会は10月16日に
第44回全日本漬物協同組合連合会青年部会全国大会大阪大会(中村武史大会会長=大阪府漬物事業協同組合青年部部長)が、10月16日(金)に大阪市阿倍野区のあべのハルカス25階貸会議室で開催される。
全国の漬物に携わる若手が一堂に会し、業界の未来を展望する。
同大会は、昨年の東京大会からその運営形式を大きく刷新した。開催地青年部による運営負担軽減や参加会費の抑制を図り、将来にわたって継続可能な大会を目指している。
今大会もその方針を継続し、従来の形式にとらわれないカジュアルな雰囲気の中で、会員同士がより円滑に交流できる場として計画されている。
中村大会会長は「大阪からは青年部という枠にとらわれず親組織からも多数参加いただく。全国の皆様もぜひ気軽にお越しいただきたい」と話す。
会場となる会議室は、最大300名を収容可能な規模を誇る。JR天王寺駅、地下鉄天王寺駅、近鉄阿倍野橋駅から直結しており、新幹線の新大阪駅や各空港(大阪国際空港、関西国際空港、神戸空港)からのアクセスも良好なため、200名以上の参加を見据える。
なお、次期大会の開催地については、佐賀県が名乗りを挙げている。伝統ある漬物文化の継承と、時代の変化に即した組織運営の両立に向け、大阪での議論に注目が集まる。
全国の漬物に携わる若手が一堂に会し、業界の未来を展望する。
同大会は、昨年の東京大会からその運営形式を大きく刷新した。開催地青年部による運営負担軽減や参加会費の抑制を図り、将来にわたって継続可能な大会を目指している。
今大会もその方針を継続し、従来の形式にとらわれないカジュアルな雰囲気の中で、会員同士がより円滑に交流できる場として計画されている。
中村大会会長は「大阪からは青年部という枠にとらわれず親組織からも多数参加いただく。全国の皆様もぜひ気軽にお越しいただきたい」と話す。
会場となる会議室は、最大300名を収容可能な規模を誇る。JR天王寺駅、地下鉄天王寺駅、近鉄阿倍野橋駅から直結しており、新幹線の新大阪駅や各空港(大阪国際空港、関西国際空港、神戸空港)からのアクセスも良好なため、200名以上の参加を見据える。
なお、次期大会の開催地については、佐賀県が名乗りを挙げている。伝統ある漬物文化の継承と、時代の変化に即した組織運営の両立に向け、大阪での議論に注目が集まる。
【2026(令和8)年1月11日第5218号7面】
漬物2団体 賀詞交歓会を1月15日に開催
全日本漬物協同組合連合会(中園雅治会長)と一般社団法人全国漬物検査協会(宮尾茂雄会長)は、漬物業界2団体共催による行政との新年賀詞交歓会を1月15日に開催する。
同交歓会は、漬物業界に関係する行政等の担当者と業界団体幹部が一堂に会し、情報交換を行う場となっている。
日時:1月15日12時~
会場:日比谷・松本楼(東京都千代田区日比谷公園1‐2)
同交歓会は、漬物業界に関係する行政等の担当者と業界団体幹部が一堂に会し、情報交換を行う場となっている。
日時:1月15日12時~
会場:日比谷・松本楼(東京都千代田区日比谷公園1‐2)
【2026(令和8)年1月1日第5217号7面】
新春懇談会を2月5日に開催
関東漬物協議会(関口悟会長)は、2月5日に令和8年新春懇談会を開催する。
日時:2月5日16時~
場所:アートホテル日暮里ラングウッド 6Fエテルノ
内容:新春懇談会16時~18時 アトラクション「浅草振袖」
受付:15時30分~
日時:2月5日16時~
場所:アートホテル日暮里ラングウッド 6Fエテルノ
内容:新春懇談会16時~18時 アトラクション「浅草振袖」
受付:15時30分~
【2026(令和8)年1月1日第5217号7面】





































