本文へ移動

令和7年度茨城県水産製品品評会 表彰式

原田水産「白魚佃煮」が大臣賞 辺田商店・ツカサ食品に長官賞

髙木会長
冨永審査委員長
令和7年度茨城県水産製品品評会の表彰式
 茨城県の水産加工製品の品質の向上、普及拡大、及び水産業の振興を目的として行われる令和7年度茨城県水産製品品評会(主催=茨城県水産物開発普及協会、後援=茨城県)の表彰式が昨年12月12日、水戸プラザホテルで開催された。品評会には、霞ヶ浦北浦部門として200点、沿海部門として127点、合計327点の出品が寄せられた。霞ヶ浦北浦部門では、有限会社原田水産(小美玉市高崎)の「白魚佃煮 紅白」が農林水産大臣賞を受賞。水産庁長官賞は、辺田商店(行方市白浜)「白魚佃煮」とツカサ食品株式会社(かすみがうら市柏崎)「浅炊きつぶ貝」の2品が受賞した。
  表彰式は茨城県水産物開発普及協会の小沼和幸副会長の開会の言葉に続き、同協会の髙木安四郎会長が挨拶。「茨城県の水産加工製品生産は質・量ともに全国屈指の位置を占めているが、猛暑の影響による水温の上昇や生態系の変化による漁獲量減少が顕著となり、年々原料の確保が困難を極めている。また世界的な資源争奪競争など海外市場の環境変化に伴い輸入原料の確保も厳しさを増しており、原油高、電気料金高騰、不安定な為替相場、労働力不足など過去に経験したことがない厳しい状況が継続している。そのような中、地域の伝統を守りながら時代の変化に柔軟に対応し、多様化するニーズに的確に応えていく製品づくりが今後ますます重要になると考えている。今後もさらに魅力ある製品づくり、品質向上へ取り組んで頂きたい」と述べた。
 来賓紹介に続いて来賓代表として茨城県農林水産部次長兼漁政課長の冨永敦氏が挨拶。「各賞を受賞された皆様に心よりお祝いを申し上げたい。県としても受賞した製品をホームページやSNSなどで情報発信に努め、受賞製品の販売促進に取り組んでいく。茨城県の水産加工業は令和6年に約11万トンの生産量を誇り全国4位の地位にある。今後とも水産加工品の商品力向上と消費拡大に向け取り組んでいく」と話した。
 引き続き審査委員長でもある冨永氏が審査講評を発表。霞ヶ浦北浦部門の特徴としては、「地元で親しまれてきた魚介類を原料とした伝統的な佃煮が多く出品され、中でもワカサギ、シラウオ、エビを原料とした製品が大半を占めた。これらの伝統的な加工品は、江戸の昔から継承されてきた歴史ある食文化として、令和7年3月に文化庁が推進する『100年フード』に認定されている」と説明した。
 農林水産大臣賞を受賞した原田水産の「白魚佃煮 紅白」については、「霞ヶ浦で漁獲された高鮮度のシラウオを、鮮度が低下しないうちに搬入し、受賞者が開発した特許製法を用いて丁寧に炊き上げたもの。雑味がなく誰にでも受け入れられやすい味に仕上げられており、また、着色料を使わずに出した透明感のある淡い紅白の対照が美しく、慶事にも合う一品となっており、これらの点が高く評価された」と講評した。
 受賞者代表挨拶で、農林水産大臣賞を受賞した原田水産の原田氏は「我々は従来製品を改良し、より良い新製品を世に出す心掛けが必要であると思います。本日の感激を肝に銘じ、名誉ある各賞の名に恥じぬよう、茨城県の水産振興、水産加工品の品質向上のため、さらなる努力を重ねて参る所存です」と述べた。
【2026(令和8)年1月11日第5218号16面】
株式会社食料新聞社
〒111-0053
東京都台東区浅草橋5-9-4 MSビル2F

TEL.03-5835-4919(ショクイク)
FAX.03-5835-4921
・食料新聞の発行
・広報、宣伝サービス
・書籍の出版
TOPへ戻る