霞ヶ浦北浦水産加工業協同組合 組合長 小沼和幸氏
「100年フード」認定でPR
霞ヶ浦の水産加工業を次世代へ
霞ヶ浦の水産加工業を次世代へ
近年、不漁や後継者不足などにより霞ヶ浦北浦の水産加工業を取り巻く環境は厳しさを増している。そうした中、「霞ヶ浦北浦の魚介類食文化~佃煮・煮干し・釜揚げ~」が昨年、文化庁「100年フード」に認定された。小沼和幸組合長は「100年フード」認定を機に、地域の食文化として、佃煮・煮干しの認知度を高め、霞ヶ浦の水産加工業を次世代へつないでいきたいと語った。(藤井大碁)
‐昨年の漁模様。
「ワカサギは近年の不漁の状況が変わらず、ほとんど獲れなかった。温暖化により水温が上昇し、ワカサギが生きられない環境になっていることなどが要因とされており、今後も気候が変わらない限りは、漁獲量の急な回復を期待することは難しい。シラウオは一昨年より水揚げ量が多く好漁となった。エビは、量は少ないものの一昨年よりは獲れた。霞ヶ浦ではワカサギの不漁により近年シラウオ中心の漁模様になっているものの、シラウオは好漁となってもワカサギと比較すると漁獲量が少ないため、今年はシラウオに加え、エビの好漁を期待したい」
‐昨年開催された令和7年度茨城県水産製品品評会には霞ヶ浦北浦部門から200点が出品された。
「漁模様を反映してシラウオの出品が多かった。不漁によりワカサギを始めとした水産原料の確保が難しくなる中、各事業者が手に入る原料を使用して工夫を凝らし、出品しているのが印象的だった。現在の漁模様が続けば、今後もシラウオを使用した製品開発が求められる。原料が限られる中、多くの出品を頂いた組合員の皆様のご協力へ感謝を申し上げたい」
‐昨年3月に霞ヶ浦北浦の食文化が文化庁の「100年フード」に認定された。
‐昨年の漁模様。
「ワカサギは近年の不漁の状況が変わらず、ほとんど獲れなかった。温暖化により水温が上昇し、ワカサギが生きられない環境になっていることなどが要因とされており、今後も気候が変わらない限りは、漁獲量の急な回復を期待することは難しい。シラウオは一昨年より水揚げ量が多く好漁となった。エビは、量は少ないものの一昨年よりは獲れた。霞ヶ浦ではワカサギの不漁により近年シラウオ中心の漁模様になっているものの、シラウオは好漁となってもワカサギと比較すると漁獲量が少ないため、今年はシラウオに加え、エビの好漁を期待したい」
‐昨年開催された令和7年度茨城県水産製品品評会には霞ヶ浦北浦部門から200点が出品された。
「漁模様を反映してシラウオの出品が多かった。不漁によりワカサギを始めとした水産原料の確保が難しくなる中、各事業者が手に入る原料を使用して工夫を凝らし、出品しているのが印象的だった。現在の漁模様が続けば、今後もシラウオを使用した製品開発が求められる。原料が限られる中、多くの出品を頂いた組合員の皆様のご協力へ感謝を申し上げたい」
‐昨年3月に霞ヶ浦北浦の食文化が文化庁の「100年フード」に認定された。
「たくさんの関係者の方のご尽力により我々加工業者が製造する佃煮や煮干しの食文化が認定されたことに心より御礼を申し上げたい。『100年フード』に登録されたことは、霞ヶ浦の食文化を守り、次世代に継承していく上で非常に重要な意味を持つと考えている。認定後、商品に貼付できる『100年フード』のシールを組合で作り、組合員に配布した。また、イベントなどで活用できるのぼり旗も制作した。今後も組合全体でPRに力を入れていきたい」
‐かすみがうら市歴史博物館にて「博覧会と霞ヶ浦の近代水産業」の特別展が昨年11月から今年1月4日まで行われた。
「大阪・関西万博の開催や『100年フード』認定を記念して実施されたもので、帆引き船の発明など霞ヶ浦の水産加工業が辿ってきた歴史を深く学ぶことができた。各地で開催された博覧会へ霞ヶ浦の漁具や水産加工品が数多く出品され、霞ヶ浦の水産業が全国的に高く評価されていたことも知ることができた。先人たちの偉大な功績に大きな刺激を受けた」
‐今後について。
「国内原料は不漁、海外原料は為替の影響があり、我々を取り巻く環境は非常に厳しい。原料の不安要素が強く、売れるものが限られてきている中、新しい原料を探し出し、商品化していく必要がある。霞ヶ浦北浦の水産加工業においても、不漁や後継者不足など、様々な課題を抱えている。現在獲れているシラウオを有効活用し、付加価値を付けて販売していくことが求められている。『100年フード』への認定を機に、地域の食文化として、佃煮・煮干しの認知度を高め、偉大な先人たちが築き上げてきた霞ヶ浦の水産加工業を次世代へつないでいきたい」
‐かすみがうら市歴史博物館にて「博覧会と霞ヶ浦の近代水産業」の特別展が昨年11月から今年1月4日まで行われた。
「大阪・関西万博の開催や『100年フード』認定を記念して実施されたもので、帆引き船の発明など霞ヶ浦の水産加工業が辿ってきた歴史を深く学ぶことができた。各地で開催された博覧会へ霞ヶ浦の漁具や水産加工品が数多く出品され、霞ヶ浦の水産業が全国的に高く評価されていたことも知ることができた。先人たちの偉大な功績に大きな刺激を受けた」
‐今後について。
「国内原料は不漁、海外原料は為替の影響があり、我々を取り巻く環境は非常に厳しい。原料の不安要素が強く、売れるものが限られてきている中、新しい原料を探し出し、商品化していく必要がある。霞ヶ浦北浦の水産加工業においても、不漁や後継者不足など、様々な課題を抱えている。現在獲れているシラウオを有効活用し、付加価値を付けて販売していくことが求められている。『100年フード』への認定を機に、地域の食文化として、佃煮・煮干しの認知度を高め、偉大な先人たちが築き上げてきた霞ヶ浦の水産加工業を次世代へつないでいきたい」
【2026(令和8)年1月11日第5218号16面】
























