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ぬか・漬物の素 商材・企業紹介2026

2月1日号 樽の味(和歌山県)

キムチ革命
万能調味料
浅漬け革命
 熟成ぬか床スタンドパック
 
大バズり「キムチ革命」
 有限会社樽の味(細田幸平社長、和歌山県御坊市)が展開する漬物の素「革命シリーズ」が、健康志向層の間で急速に支持を広げている。
 いずれも「化学調味料無添加」と「簡便性」を両立している。家庭で作るには手間がかかる、市販品では添加物が気になるといった消費者の悩みを解決する商品としてSNSインフルエンサーが紹介すると、健康や発酵に関心の高い層で話題となり、ECサイトで売上を急拡大させた。
 特に人気を集めているのが「キムチ革命」だ。原材料は唐辛子を主体に、野菜パウダーや魚介パウダー、そして深みのある味を作り出す自家製麹などの17種類。濃厚な味わいで「無添加とは信じられないくらい美味しい」「好きな野菜で漬けられてコスパも抜群」との口コミが寄せられている。
 春夏に向けては、液体タイプの浅漬の素「浅漬け革命」や「熟成ぬか床スタンドパック」も人気が高まる。
 ペットボトル入の「浅漬け革命」は和歌山県の名産である南高梅から抽出される「梅酢」と、白菜漬けの漬け汁を入れているのが特徴で、これにより野菜を短時間漬けるだけで、旨味のある漬物らしい味わいを作れるようになっている。
 また昨年発売した「万能調味料」は、元々「浅漬け革命」の粉末バージョンとして開発したものだった。しかし、その濃厚な旨みは様々な料理に振りかけるだけで美味しくなることから「漬物に限定するのはもったいない」と万能調味料としてリニューアル発売した。
 また「熟成ぬか床スタンドパック」は、漬物作りに実際に使ったぬかを使用しているという、同社ならではの商品。
 乳酸発酵した状態で詰めたウェットタイプであるため、下漬け不要で買ったその日から、失敗なく漬けられる。
 漬物の素以外では、「糀の甘酒」や、自家製麹やそら豆醤油を活用することでアレルゲン不使用を実現した「麹の鍋つゆ(塩味・みそ風味)」など、発酵の技術を活かすことで無添加でも旨みを引き出した商品を多数発売している。
【2026(令和8)年2月1日第5220号6面】

樽の味

2月1日号 コーセーフーズ(岐阜県)

ぬかチューブ
やみつききゅうりの素
「やみつききゅうり」売上1・9倍に
 「粉末漬物の素」や「ぬかどこ」の分野でトップシェア(日経POS、2025年1月~12月)を誇る株式会社コーセーフーズ(里村俊介社長、岐阜県揖斐郡)は、伝統的な漬物作りのハードルを下げるべく、攻めの姿勢で商品開発を加速させている。家庭内での調理機会の変化や健康志向を背景に、手軽さと新感覚の味を提案することで、新たなファン層の獲得に成功している。
 同社の開発姿勢を象徴するのが、チューブ入りぬか床の「ぬかチューブ」だ。従来のぬか漬けは、ぬか床の管理(毎日の手入れ)や、漬ける際に手が汚れること、保管場所の確保などが消費者にとって高いハードルとなっていた。
 これに対し同商品は、きゅうり等の野菜にチューブからぬかを絞り出し、表面に塗ってラップで包むだけという簡便性を実現。冷蔵庫で場所を取らず、手も汚さずに本格的な発酵食品を楽しめる手軽さが受け、漬物初心者や若年層の取り込みに寄与している。
 既存商品のリブランディングも奏功している。「やみつききゅうりの素」は、えびみそのコクと唐辛子のピリ辛味を組み合わせ、米麹で素材の旨みを引き出した商品だ。
 昨年3月、旧称の「きゅうり漬の素」からネーミングを刷新した結果、3月から7月の売上は前年同期比で189%という大幅な伸びを記録した。「〇〇漬」という従来の名称から脱却したことで、ご飯のお供だけでなく「ヘルシーなおつまみ」としての需要を喚起。中年層へアプローチすることに成功した。
 商品開発に加え、ソフト面での提案力強化にも取り組む。同社はオウンドメディア「漬けるドットコム」の運営に加え、YouTubeやInstagramなどのSNSを通じ、アレンジレシピや活用法を積極的に発信している。  
 単に「漬ける」だけでなく、食材の新しい楽しみ方を動画や画像で視覚的に訴求することで、現代のライフスタイルに合わせた漬物文化の定着を図っている。
【2026(令和8)年2月1日第5220号6面】
 
コーセーフーズ

2月1日号 国城産業(東京都)

ニューぬか漬の素 ぜいたく三昧
漬塩
天然の万能調味料「漬塩」
 いりぬかと漬物用塩の元祖として知られる国城産業株式会社(山﨑理香子社長、東京都板橋区)は、国内唯一のいりぬか専業メーカー。創業以来いりぬか一筋を守り抜いてきた同社では、今後もぬか漬け文化伝承のため、高品質のいりぬか製品を作り続けていく。
 同社のロングセラー商品が、水を加えるだけで簡単にぬか床ができあがる「ニューぬか漬の素 ぜいたく三昧」。48時間以内に精米された米ぬかだけを使用し、こだわりの味付けが人気の秘訣で、乳酸発酵による自然な酸味と後味の良さも特長。繰り返し食べても飽きることがなく、「同製品でなければダメ」というリピーターが数多く存在する。
 また、天然塩に昆布・椎茸・唐辛子を調合した天然の万能調味料「漬塩」も好評。昆布のグルタミン酸、シイタケのグアニル酸が食塩中で結合し、素材の旨味を高めてくれる。長年の愛用者が多く、漬物など様々な用途で塩の代わりとして使用できる商品となっている。
 近年、地域の小売店の閉店などにより同商品が購入できなくなった愛用者から「どこで購入することができるか」といった問合せが同社に多く寄せられており、愛用者にとって「漬塩」が日常生活の必需品となっていることが分かる。
 また体験型ぬか床キット「ぬか漬け体験」も人気。「ぬか漬け体験」は、食塩、各種のダシが配合済みなので水を入れ塩もみした野菜を漬け込むだけで本格的なぬか漬けが完成する商品。
 他社製品が発酵済みのぬかを使用している中、同社ではあえて発酵前のいりぬかを使用。ぬか床の発酵過程を体験してもらうことを重視している。
【2026(令和8)年2月1日第5220号6面】
 
国城産業

2月1日号 長﨑産業(石川県)

業務筋へ煎りぬかを提供
煎りぬかOEMに専念
 長﨑産業株式会社(長崎成任衛社長、石川県金沢市)は、北陸3県を中心に全国のコメ、ぬかの集荷及び販売を行う企業である。
 同社は米処である北陸産を中心に、コメ、玄米、米ぬかと幅広く扱うことで築いたパイプを活かし原料確保に努めている。コメに関しては主食用だけでなく米粉用や加工用、中米・くず米も扱っている。
 ぬかの取扱高では屈指の規模を誇り、食用(米油・漬物用)からきのこ床向けまで広く扱っている。
 漬物用のぬかについては、煎ぬかのフレコンと15㎏のOEM製造に専念している。自社ブランド製品の開発を休止し委託製造に集中することで、複雑だった製造ラインをシンプル化でき、品質向上や生産効率を向上させた。
 長崎社長は「ぬかは劣化の早いデリケートな素材。米ぬか集荷業の当社が、委託製造元としてぬか製造業の土台を支えることが当社の役割と自負している。自社製品と委託製品がバッティングすることもなくなり、営業面でもスムーズになった」と狙いを語る。
 ぬかの新たな魅力発見にも力を注ぐ。最近ではぬか漬以外の用途でのぬか(生ぬか、煎ぬか)の相談が増えており、協力を惜しまない。
 長崎社長は「米価が高騰したことでかえって、日本人にとって米は欠かせない存在であることが浮き彫りになった。その副産物であるぬかも有効活用する意識が高まっているのでは」と分析。「食の選択肢が無限にある時代において美味しいのはもはや当たり前であり、プラスアルファの価値が必要。ぬかの場合は健康性が鍵となる」と期待を寄せた。
【2026(令和8)年2月1日第5220号6面】

長﨑産業

2月1日号 東海漬物(愛知県)

熟発酵ぬか床
補充用 熟発酵ぬか床
本格ぬか床「熟発酵ぬか床」
 東海漬物株式会社(大羽儀周社長、愛知県豊橋市)では、昨年2月に発売した「熟発酵ぬか床」と「補充用 熟発酵ぬか床」が安定した動きを見せている。
 同商品はあらかじめ乳酸菌で発酵させることで、ぬかの風味・発酵感を実現した本格的なぬか床。捨て漬不要で、買ってすぐそのまま野菜を漬けられる。
 再封性のあるチャック付きスタンドパックを採用しているため、この袋を容器として使用することができる(1㎏仕様のみ)。初めてぬか漬にチャレンジする人でも簡単、便利に使えるぬか床で、本格的なぬか漬が楽しめる。
 「熟発酵ぬか床」の内容量は1㎏で、賞味期間は13カ月。「補充用 熟発酵ぬか床」の内容量は500gで、賞味期間は13カ月。
【2026(令和8)年2月1日第5220号6面】

東海漬物 HP

2月1日号 チヨダ(埼玉県)

からし漬の素
もみーな
熟成ぬか蔵
ぬかみそからし
からしメーカーの「からし漬の素」
 チヨダ株式会社(抱井麻理社長、埼玉県戸田市)では、ウエットぬか床、味付けぬか、ぬか床のメンテナンス用製品まで幅広くぬか漬け関連アイテムをラインナップしている。
 からしメーカーとして100年以上の歴史がある同社が、近年力を入れているのが「からし漬」の提案。夏場は特に需要が高まるシーズンで、胡瓜や茄子などの夏野菜をからし漬にして楽しむ愛用者は多い。
 手軽にからし漬が楽しめるのが同社の「からし漬の素」。切った野菜にまぶし、60分でからし漬が手間なくスピード調理できる。国産ゆずや昆布を使用、旨味、風味、辛味のバランスが絶妙で、赤穂の天塩を使用することでまろやかな漬け上がりを実現している。ブロッコリー、アスパラ、かぶ、菜の花などを漬けるのもオススメだ。
 味付けぬか「熟成ぬか蔵」は水を入れたその日から本格的なぬか漬けが楽しめる商品。野菜の捨て漬けなど、ぬか床を熟成させる手間と時間を省き、忙しい現代人の日常生活に対応する。塩にはミネラルを豊富に含んだ赤穂の天塩を使用するなど、一つ一つの食材にこだわっており、初回漬け込み時から、ぬか漬け特有の心地良い酸味やまろやかな旨味を楽しむことが出来る。
 ウエットぬか床「もみーな」はチャック付きの製品袋に野菜を入れて揉むだけで、初心者でも簡単手軽に本格ぬか漬けが楽しめる商品。発酵熟成済みのぬかを使用しているため、こちらも捨て漬けの必要がなく、製品袋のまま冷蔵庫の中で漬けることができる。
 ぬかの味付けには信州みそを使用、よりコクのある深い味わいにこだわった。5~6回の使い切りタイプになっており、単身世帯や多忙な人がぬか漬けを楽しむためにもピッタリな商品だ。
 「ぬかみそからし」は、ぬか床のメンテナンスのため、ぬか漬けユーザーが使用するロングセラー商品。
 からしの抗菌殺菌効果により、ぬか床をカビや虫から守る。ぬか床に混ぜ込むことで、カビ、酵母の増加を抑え、ぬか床の酸味を適度に保つ効果もある。先祖代々伝わるぬか床を保持している人などには今も変わらずマストアイテムとなっている。
 「チヨダからし」ブランドの「和からし100g」は2023年10月、フードアナリストによる食品・食材の審査・認定制度「ジャパン・フード・セレクション」において、最高賞となるグランプリを受賞。からし製品として初めての受賞となった。同社では「和からし」をさらに幅広い料理に利用してもらえるようPRしていく。
【2026(令和8)年2月1日第5220号6面】

チヨダ

2月1日号 秋本食品(神奈川県)

かんたん発酵ぬかどこ
ぬか漬カプレーゼ
「かんたん発酵ぬかどこ」
 秋本食品株式会社(秋本善明社長、神奈川県綾瀬市)では、昨年3月より『発酵の旨味シリーズ』第二弾として「かんたん発酵ぬかどこ」を発売し、着実に販路を拡大している。
 同商品の主な商品特徴は3つ。
【①冷蔵庫で邪魔にならないコンパクトサイズのぬかどこ!】
 従来(同社商品比較)のぬかどこよりもコンパクトなサイズになった。消費者から要望が多かった、「持って帰りやすい重さ」、「冷蔵庫で場所を取らずに保管できるサイズ」に対応。B5サイズ(230㎜×190㎜×40㎜)の大きさとなっている。
【②すぐに使える!簡単発酵ぬかどこ】
 チャック式なので商品パッケージがそのままぬかどこの容器になる。下漬作業が不要で、購入してすぐに野菜を漬けることができる。また、かき混ぜ不要なので、初めてぬか漬に挑戦する人も手軽に利用できる。
【③発酵による自然な旨味!乳酸菌と酵母が生きています!】
 株式会社伊勢惣の人気商品「みやここうじ」が入っている。麹を入れることで有益な菌を増やし、発酵を促すことで旨味が増し、風味が豊かになる。「みやここうじ」由来の甘みで味に深みが増したぬか漬を楽しむことができる。
 内容量は500gで、賞味期限は180日。発売期間は通年。
 同社では定番の野菜以外にも刺身、チーズ、豆腐など、様々な食材を漬けることを提案。ぬか漬にした豆腐とチーズにバジルとトマトを合わせ、黒コショウ、オリーブオイル、酢をかければ「ぬか漬カプレーゼ」を作ることができる。
【2026(令和8)年2月1日第5220号7面】
 
秋本食品

2月1日号 伊勢惣(東京都) 

麹屋が作った熟成ぬか床
パッケージをリニューアルした「仕上りぬかみそ」
発酵ぬかみそ 漬けるだけ!

みやここうじ四角型200g
農水省のプロジェクトに参画
 株式会社伊勢惣(足立功社長、東京都板橋区)は、全国に幅広く流通する乾燥こうじ「みやここうじ」の製造元として知られている。
 また、自然発酵技術を生かし「熟成ぬか床」を昭和60年代に発売。現在のぬか床ブームの火付け役となった。その後も時代のニーズに合った新商品開発を積極的に行っている。
 同社は昨年10月より、農林水産省が野菜の消費拡大や健康維持をテーマに実施している「野菜を食べようプロジェクト」に参画。プロジェクトのサポーターとして、ぬか漬を通じて野菜摂取量増加と健康意識向上に向けた取組を推進している。
 ぬか漬は生野菜よりも栄養価が高く、さらにぬか床に含まれる乳酸菌が腸内環境の改善や免疫機能の維持に寄与するとされている発酵食品の特性を活かし、「ぬか漬を通じて野菜をもっと身近に、もっと健康的に」というメッセージを発信。誰でも簡単に美味しいぬか漬を作れる製品として、幅広い売場にぬか床製品を供給している。
 ぬか床の新商品として昨年3月より「麹屋が作った 熟成ぬか床」を発売。麹のプロが新しいぬか床製品の商品化を目指して開発した同商品の特徴は、自社製造の麹発酵調味料を使用していること。ぬか床に麹を入れることにより、有益な菌が増えて発酵を促すことで旨味が増し、風味が豊かになる。
 麹由来の甘味で味に深みが生まれる他、麹の酵素の働きによってぬかみそ独特の臭いが分解される。「麹菌・乳酸菌・酵母菌」のトリプル発酵で、より美味しく、より健康的で、より使いやすいぬか床となっている
 「麹屋が作った 熟成ぬか床」も含めて同社のぬか床製品はチャック開封タイプの包材を採用しており、すぐに漬けられることもうれしいポイント。また、乳酸菌と酵母が生きているため、ガスが発生するのだが、袋が膨らむ心配はない。内容量は800gで賞味期限は180日。
 主力商品の「仕上りぬかみそ」(1㎏)は、パックがそのまま漬け容器になり、チャック開封タイプのため臭いが外に漏れないよう設計。手軽に本格的なぬか漬ができるアイテムとして定番となっている。同商品は2月より農水省が推進している「野菜を食べようプロジェクト」のロゴマークが入ったパッケージにリニューアル。視認性と商品価値を高めている。
 その他、タル詰め(2・3㎏、熟成済ねりぬか1・8㎏+補充用味付椎茸ぬか500g)、つかっ樽(2㎏、熟成済ねりぬか1・5㎏+補充用味付椎茸ぬか500g)、ぬか漬け達人(1㎏)など、豊富なぬか床製品をラインナップしている。
 『余った野菜、ぬか漬けにしてみませんか?』をコンセプトにした「発酵ぬかみそ 漬けるだけ!」は、世帯人数の減少や個食化のニーズにマッチし、ぬか床初心者にもオススメの一品だ。
 内容量は350gとぬか床最小タイプで、9~10回の使い切りタイプ。冷蔵庫保管で場所を取らず、野菜を漬けるだけで誰でも簡単に美味しいぬか漬を作ることができる。ぬか床を始めたい、ぬか床を使ってみたいという初心者やライトユーザーにぴったりの商品で、ぬか漬を少しだけ食べたい人(高齢世帯、単独世帯、少数世帯)にもオススメのアイテムだ。
 同商品は大手量販店でも定番として販売されている他、青果物を扱うドラッグストアやCVSにも納入。売場は青果、日配、ドライと多様で、健康機能性や食品ロス削減の観点からも認知が広がり、着実に裾野を広げている。賞味期限は180日で保存方法は常温。
 最もブランド力のある麹製品として認知されている「みやここうじ」も安定した動きを見せている。2012年の塩麹ブーム、2016年の甘酒ブーム、2018年のこうじ水ブーム…。数年に一度の周期で麹を利用して作られたものが注目を浴び、需要が拡大する。メディアで取り上げられる度に麹の需要が急激に高まるが、その勢いは落ちることなく高止まりした状態で推移。ベースアップにつながっている。同商品の規格は200gタイプに加え、500gパックや業務用1㎏もラインナップしている。
 【2026(令和8)年2月1日第5220号6面】

2月1日号 つけもと(和歌山県) 

まぶしぬか
塩こうじ
キムチ調味料
キムチ漬の素
栄養まるごと「まぶしぬか」
 つけもと株式会社(松井義明社長、奈良県北葛城郡河合町)は家庭用漬物の素の総合メーカー。中でも野菜を漬けぬかごと食べられる「まぶしぬか」は注目を集めている。
 一般的なぬかよりも非常に細かい微粉にすることで、滑らかでそのまま食べられるようにした商品だ。乳酸菌と酵母菌を配合しているためあっさりとした発酵感があり、米ぬかが持つ香ばしい香りやほんのりとした甘みを楽しめる。
 使い方は、本品と食材をポリ袋に入れて揉み込み、冷蔵庫で8~12時間程度漬けるだけ。従来のぬか床では日々のかき混ぜや、色落ちしやすい野菜(茄子等)、雑菌繁殖リスクのある肉・魚を漬ける場合には一部を取り分けて漬ける必要があるなど管理の手間がかかったが、本品は都度袋からまぶしかけるだけなのでお手軽だ。
 米ぬかは玄米の栄養豊富な部分を粉末にしたものであり、ポリフェノール、ビタミンB群、ビタミンE、各種ミネラルのほか、コメに特有のポリフェノールであるγーオリザノールなども含まれている。これを丸ごと、乳酸菌と酵母菌も一緒に摂れるため健康訴求もできる。
 同社のぬか製品の特徴のひとつが、過熱水蒸気(OSR)を用いて焙煎していること。これによりぬかの全ての粉が均等に、確実に煎りあげられ、香ばしく甘みが生まれる。
 この技術が評価され、近年では地域性を持たせたPBぬか床の開発や、パン・菓子メーカー等への煎ぬか原料供給も行っている。
 また近年は肉・魚への利用や、調味料として使える商品開発にも力を注ぐ。昨年は「塩こうじ」と「キムチ調味料」を発売した。
 「塩こうじ」は30g入りの使い切りサイズ。これまで100g入りの「塩麹」を販売してきたが、手軽に調味料感覚で使ってもらうことを狙う。
 パッケージ表面には「超楽々!ふりかけるだけ」と簡単さをアピールする。ポリ袋に食材を入れて揉み込んで一晩寝かせるだけで、肉や魚の旨みが増し、しっとり柔らかい食感を引き出せる。
 20g入りの「キムチ調味料」は、本格的な味わいのキムチが作れると評判の同社のキムチ漬の素を、鍋や炒飯などの味付けにも使ってもらおうと開発した。 韓国風の旨辛で、食べ盛りの10代から中高年まで満足できる。
 その兄貴分的商品の「キムチ漬の素」は第95回ジャパン・フード・セレクション食品・飲料部門において、最高賞であるグランプリを獲得しており、これも「万能調味料として使える」と評価コメントが寄せられた。
 インスタグラムでは漬物の素を使ったアレンジレシピ紹介や、ぬか床の日(大寒の日。今年は1月20日)に合わせたプレゼントキャンペーンを実施するなどファン作りにも取り組んでいる。
 松井社長は「現代において漬物作りは趣味や健康の意味合いが強い。挑戦する最初の一歩のハードルを下げ『おもしろそう』と思ってもらえるよう、様々な角度からアプローチしていく」と話している。
【2026(令和8)年2月1日第5220号8面】
 
つけもと
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