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漬物研究同志会2026

<漬物研究同志会>山本千曲氏が新会長就任 塩川氏と吉川氏は新副会長

宮尾名誉会長
山本新会長
塩川新副会長
吉川新副会長
前田顧問
近相談役
漬物研究同志会の研修会
小林事務局長
 漬物研究同志会(近清剛会長)は2月24日、東京都千代田区のAP東京丸の内にて、第46回総会及び東京家政大学学生による株式会社吉岡屋でのインターンシップ活動報告、同大学大学院客員教授で一般社団法人全国漬物検査協会会長でもある宮尾茂雄名誉会長による講演会が開催された。
 第1部の総会は事務局の小林登氏が司会を務めて進行し、昨年12月の役員会で選出された新役員が承認。山本千曲氏が新会長、塩川正徳氏と吉川絵美子氏が新副会長にそれぞれ就任。近清剛会長は相談役、前田節明副会長は顧問に就任した。
 3代目の会長に就任した山本新会長は、「会社は3代目が潰すと言われることが多いので、精一杯覚悟を持って頑張っていきたい。業界の一番の課題は後継者、事業承継だと考えている。以前、近前会長に漬物産業としての道を作っていかないといけないからあなたも頑張れ、という言葉をいただき、それが今でも胸に残っている。次の代の人がやりがいを感じられるような業界にしていくために皆さんの協力をいただきながら活動していきたい」と決意を語った。
 令和7年度事業報告及び収支報告、令和7年度監査報告、令和8年度事業計画は原案通り承認、可決。事業計画では7月3・4日に鹿児島視察研修会(水溜食品株式会社工場見学、他)、9月に海外視察研修、11月14日に東京家政大学卒論生OGとの漬物談義を予定。また、女子会スタディーツアーは4月10日に赤穂化成株式会社の工場見学を行う他、10月にも計画する。その他では会則の改定について協議が行われ、役員の任期を原則2年とすることや会の運営のために留任することができる案が承認された。
 第2部の活動報告では、吉川副会長が動画を用いてインターンシップ活動について発表。実習内容は①オリエンテーション、漬物の基礎知識②店舗・市場見学、漬物試食、チラシの作成ミニ講座③漬物POP作成④漬物アレンジレシピ試作⑤漬物アレンジレシピPOP作成、店舗販売実習準備⑥店舗販売実習、ゲストスピーカーの話⑦SNSでの情報発信、店頭用小POP作成など、延べ7日間に分けて実施されたことなどが報告された。
 吉川副会長は「インターンシップ活動は9年目に突入した。漬物は野菜をそのまま食べられることが最大の利点だと思っている。若い人の生活に漬物が入り込める余地があるのか探る気持ちで活動を始め、これまでに参加した学生は40名を超えている。学生と接点を持ちたいという希望がある企業には是非、活動に参加してほしい」と語った。
 初参加のキユーピー醸造株式会社東京営業所所長の田中毅氏と株式会社河村屋の染谷育之氏が自己紹介。休憩を挟み、宮尾名誉会長が「腸活と発酵食品」の演題で講演。腸活とは腸内環境を整えて腸の本来の働きを取り戻すための生活習慣を改善する活動で、便通改善や免疫力アップなどの効果が期待される。
 プロバイオティクスとは、乳酸菌などを直接摂取することにより整腸作用・免疫機能などを向上させることを意味し、プレバイオティクスとは水溶性食物繊維やオリゴ糖など、乳酸菌、ビフィズス菌などの腸内有用菌の増殖を促進する物質のことを指す。宮尾名誉会長は「発酵漬物は乳酸菌と食物繊維を同時に摂ることができ、双方の機能がより効果的にヒトの健康に有利に働くシンバイオティクスと位置付けられる。ヨーグルトでは食物繊維が摂れない。発酵漬物は強力な武器を2つ持っているという意味で、宮本武蔵や大谷翔平のような存在と言えるかもしれない」とまとめた。
 【新役員(敬称略)】
 ▼名誉会長:宮尾茂雄▼会長:山本千曲▼副会長:塩川正徳、吉川絵美子(女子会担当兼務)▼幹事:皆川昭弘(会計監査兼務)、柴垣勝巳、鶴泰博▼相談役:近清剛▼顧問:前田節明▼事務局:小林登
【2026(令和8)年3月1日第5222号2面】
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<吉岡屋> 春のインターン実習 東京家政大生が漬物レシピ試作

吉川社長㊧とインターン生
 株式会社吉岡屋(吉川絵美子社長、東京都中央区)では漬物研究同志会女子会の取組としてスタートした東京家政大学学生を対象とした2025年度春のインターン実習を実施。2月6日~2月27日の日程で、全7回のプログラムが行われた。
 今回の実習には栄養学部管理栄養学科2年生の山口紗英さんと同1年生の吉田夏愛さんの2名が参加。豊洲市場見学や漬物アレンジレシピ作成、POP制作、SNSでの情報発信、店頭販売など様々なプログラムが実施された。 
 2月16日には、築地総本店にて漬物アレンジレシピの試作会が行われた。インターン生は、手軽さを最大のテーマとして漬物アレンジレシピを考案し、実際に調理。味噌たくあんや奈良漬を使用した「漬物おにぎり茶漬け」、皮付きべったら漬や長芋の赤じそ漬などを使用した「和風ポキ丼」の他、「いぶりがっこ×チーズ」「キウイとはちみつ梅干のディップソース」など今回もインターン生の柔軟なアイデアにより様々なアレンジレシピが開発された。
 2月26日に築地総本店で行われた店頭販売実習では、来店客にべったら漬の試食を提供しながら、漬物販売の接客を行った。来店した外国人観光客にも漬物の魅力を丁寧に説明、考案した漬物アレンジレシピのPOPを配布し、食べ方提案まで行った。
 山口さんは「生きたまま腸に届く漬物の乳酸菌により身体の中から疲れを癒してほしいという思いで漬物レシピを考案した。漬物でこんなにたくさんのアレンジレシピができるとは知らなかったので、もっとたくさんの人たちに漬物の便利さを知って欲しい」。また、吉田さんは「漬物は単品で食べるものであると思っていたが、素材として色々な料理に使えるということを知った。漬物を若者が食べなくなっていると言われているが、色々な料理に使ってもらうことでもっとたくさん食べてもらえると思う」とそれぞれ感想を語った。
【2026(令和8)年3月1日第5222号3面】

<漬物研究同志会>2月24日に総会を開催

 漬物研究同志会は、2月24日に東京都千代田区のAP東京丸の内会議室にて第46回総会を開催する。
 【議題】
 ▼第1部(13時30分~)
 ①新役員の紹介及び承認
 ②令和7年度予算執行報告
 ③令和8年度実行計画及び予算(案)
 ④活動報告・情報交換など
 ⑤宮尾先生の講演
 ▼第2部(17時~)
 懇親会
【2026(令和8)年2月11日第5221号面】

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