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<霞ヶ浦水産加工協組>新春交流会を開催 大井川知事ら出席し意見交換

新春交流会の出席者一同
左から小沼組合長、大井川知事、安藤市長

業界発展へ意見交換 県、市と新しいチャレンジを

新春交流会の会場
 小沼組合長は今後について、「アメリカナマズなどの未利用魚は資源量こそ豊富なものの、取扱いの難しさ等から十分な商品化に至っていないのが現状。これらをいかに有効活用し、新たな収益の柱に育て上げられるかは今後の課題で、我々も積極的に取り組んでいきたい」と協力を呼びかけた。
 また現在の円安、インフレ、コストアップなど厳しい経営環境に触れ、「経営者不足も重なって、組合員数はかつての半数近くまで減少している。現在、まさに当業界は正念場を迎えている。そのような中、昨年霞ヶ浦の食文化が文化庁の『100年フード』に認定された。これまで築き上げてきた伝統技術を大切にしながらも現代の食のニーズに対応し、新たな加工技術を取り入れ、当地区の食文化を確実に継承発展させていきたいと考えている」と決意を表した。
 最後に、「当組合は、地域の食文化を支え、これを守り、霞ヶ浦ブランドを全国に発信する重要な役割を担っている。本日は現場の事情を知事に直接お伝えし、今後の県との連携について意見交換する貴重な機会。私たちの声をお伝えし、今後の施策の参考にしていただければ幸いだ」と述べた。
 続いて大井川知事が挨拶に立ち、県の取組について「地球温暖化等の現状について、指を咥えて見ているわけではない。しっかりと何かの可能性を探そうと、様々な工夫と努力をしているところだ。シラウオの豊漁にはホッとしており、『暁のしらうお』としてブランド化に取り組み、高級食材としての地位を確立できればと考えている。その他、アメリカナマズやウナギ、チョウザメのキャビアなど、新しいチャレンジで道を切り開いて行きたい」と説明した。
 また、茨城県沖で獲れる『常陸乃国しらす』ブランド化の成功例について紹介し、「鮮度管理など品質に徹底的にこだわった取組で価格が安定し、若手漁師も集まっている。内水面でも同様のチャレンジで新しい商品開発を行い、可能性を広げてほしい」と激励した。
原田水産の「白魚佃煮 紅白」
 安藤土浦市長は、同市が実施した自転車を活用した海外誘客による活性化策『土浦TABECYCLE(食べサイクル)』の成功例を紹介し、「この取組は、帆曳船の見学やシラウオ料理の試食などがセットになったツアーで、テレビでも取り上げられ注目を浴びた。霞ヶ浦の自然や食文化は、私たちの宝。様々な課題を乗り越えて発展させていきたい」と語った。
 来賓紹介では、当日出席した茨城県農林水産部長の三宅建史氏、茨城県農林水産部次長兼漁政課長の冨永敦氏、茨城県農林水産部水産振興課長の小曽戸誠氏、茨城県農林水産部霞ヶ浦北浦水産事務所長の武士和良氏が紹介された。
 懇親会は、島田栄一代表理事副組合長の乾杯発声で開宴。同地区水産加工業発展のため、大井川県知事や安藤市長らと直接意見交換を行った。料理の献立では、昨年の茨城県水産製品品評会で農水大臣賞を受賞した有限会社原田水産(小美玉市高崎)の「白魚佃煮 紅白」も提供された。
 宴たけなわの中、高須耕一理事兼湖南支部長の中締めで終了した。
【2026(令和8)年3月1日第5222号1、3面】

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