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堺共同漬物(大阪府)「みずなすのしば漬」【記者のオススメ!2026年5月1日号】

堺共同漬物(大阪府)「みずなすのしば漬」

みずなすのしば漬
 堺共同漬物株式会社(林野雅史社長、大阪府堺市中区)は、看板商品である「みずなす漬」を中心に、地場産原料に特化した高付加価値戦略で成長を遂げている。今期は水なすの契約栽培面積を前年比120%まで拡大させた。
 「みずなすぬか漬」は水なすを丸ごとぬかで包む独特の形態。ぬかの香ばしさや塩気と、水なすの甘くジューシーな果汁が織りなすコントラストが楽しめる。出荷直後はフレッシュな味わいが強いが、賞味期限が近づくにつれてぬかの塩気や香ばしい風味が浸透していく。好みの日数を見つけるのも楽しみの一つだ。
 液漬けの「みずなす漬」はホールタイプ、カットタイプを揃えている。リンゴ酢を用いることでさっぱりとした口当たりに仕上げている。レモン風味、生姜などの薬味を効かせた商品などバリエーション展開もしている。
 また「みずなすしば漬」や「みずなす茶漬」は規格外原料や端材を有効活用し、食品ロス削減と価値向上を両立している。
みずなすぬか漬
みずなす漬カットタイプ
みずなす茶漬
 これらの品質を伝えるために長年取り組んでいるのが、消費者を畑や工場に招き公開することだ。「大手のような機械化は進んでおらず効率では劣るが、手間ひまかけた手仕事と認識してもらうことで価値に転換できる」と林野社長が語る通り、見学者はその後高いリピート率を維持するようになり、水なすの取扱量拡大にも繋がっている。
 今後の展望として、同社はさらに季節感を重視した商品づくりを強化する方針だ。希少素材を用いた多品種少量生産にも注力し、特定のニーズに深く刺さる提案を続ける。
 「現代において、消費者が季節感を最も感じる瞬間は買い物。当社の漬物も、手に取るだけで四季を感じられるような、対面販売のブランドにも引けを取らない品質とこだわりを提供し続けたい」と力を込めた。
【2026(令和8)年5月1日第5228号8面】

堺共同漬物
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