<漬物の素特集>食品ロス削減にも貢献
「ぬか漬けで野菜を食べよう」
「ぬか漬けで野菜を食べようプロジェクト」が発動する。
ぬか床を主軸とする漬物の素業界では、新たなキャッチフレーズとして農林水産省が実施している「野菜を食べようプロジェクト」のタイトルの冒頭に「ぬか漬け」を追記。「ぬか漬けで野菜を食べようプロジェクト」を推進する。
20歳以上の1人1日当たりの野菜摂取量の平均値は、平均258・7g(令和6年国民健康・栄養調査)であり、摂取目標量(350g)を大きく下回っている。
そこで、農林水産省では、野菜の消費拡大を推進するため、「野菜を食べようプロジェクト」を実施。野菜はビタミンやミネラル、食物繊維、機能性関与成分が豊富に含まれており、野菜が手頃な価格となっている時期や、特に栄養価の高い旬の野菜をもっと食べて毎日を元気に過ごすことを推奨している。
生野菜を毎日350g摂取することは難しいが、漬物は生野菜よりも水分が抜けてかさが減っているため、食物繊維を効率良く摂取できる。白菜のキムチや浅漬は生野菜と同じ重量で比較すると2倍の食物繊維を摂取できるため、175gで生野菜350gに相当する。
そのため、農水省では「野菜を食べようプロジェクト」の一環で、「漬物で野菜を食べよう」のチラシを作成し、同省HPにも掲載されている。今回のプロジェクトは、漬物の中でも「ぬか漬け」に限定することで訴求力を高めている。
5月8日は「ぬか漬けの日」
ぬか床を販売する好機が到来する。昨年12月、日本いりぬか工業会(山﨑理香子会長)は、2015年に同工業会が制定した「ぬか漬けの日」(5月8日)を一般社団法人日本記念日協会に登録申請し、正式登録となった。今年の「ぬか漬けの日」は正式登録後、初めて迎える記念すべき日となる。
4月下旬から小売店の青果売場でPOPが掲載され、野菜の横にぬか床製品が置かれるなど、積極的なPRと販促活動が現在進行形で実施されている。
5月は胡瓜や茄子など、初夏からシーズンを迎える野菜が出回り始めて価格が安定するため、漬物の素は最需要期となるだけに、その勢いを加速させる取組として期待されている。
漬物の素は食品ロス削減に貢献できるアイテムとしても見直されている。令和5年度の食品ロスの発生量は約464万t(うち家庭系約233万t、事業系約231万t)と推計。前年度より0・17%減とわずかに減少しているが、国民1人あたりに換算すると1日約102gでおにぎり約1個分相当になり、決して少ない数字ではない。ぬか床や漬物の素は、余った野菜を漬けるだけで捨てずに食べることができる。
多くの栄養素を摂取できることも魅力だ。ぬか漬は野菜そのものの栄養素に加え、植物性乳酸菌、ビタミンB群、ビタミンE、γ‐オリザノール、フェルラ酸、イノシトールの栄養成分が含まれており、免疫力アップ、腸内環境改善、抗酸化作用、抗ガン作用、動脈硬化予防など様々な健康効果が期待される。コロナ禍では健康機能性の他、家庭で手軽に利用できることなどが支持されてブームとなった。
残った野菜を捨てずに美味しく健康的に食べる。現在販売されているぬか床は、熟成済みでチャック開封式が主流のため、すぐに使用することができ、少人数世帯向けの商品も展開されている。ぬか床が再び脚光を浴びる舞台は整っている。
ぬか床を主軸とする漬物の素業界では、新たなキャッチフレーズとして農林水産省が実施している「野菜を食べようプロジェクト」のタイトルの冒頭に「ぬか漬け」を追記。「ぬか漬けで野菜を食べようプロジェクト」を推進する。
20歳以上の1人1日当たりの野菜摂取量の平均値は、平均258・7g(令和6年国民健康・栄養調査)であり、摂取目標量(350g)を大きく下回っている。
そこで、農林水産省では、野菜の消費拡大を推進するため、「野菜を食べようプロジェクト」を実施。野菜はビタミンやミネラル、食物繊維、機能性関与成分が豊富に含まれており、野菜が手頃な価格となっている時期や、特に栄養価の高い旬の野菜をもっと食べて毎日を元気に過ごすことを推奨している。
生野菜を毎日350g摂取することは難しいが、漬物は生野菜よりも水分が抜けてかさが減っているため、食物繊維を効率良く摂取できる。白菜のキムチや浅漬は生野菜と同じ重量で比較すると2倍の食物繊維を摂取できるため、175gで生野菜350gに相当する。
そのため、農水省では「野菜を食べようプロジェクト」の一環で、「漬物で野菜を食べよう」のチラシを作成し、同省HPにも掲載されている。今回のプロジェクトは、漬物の中でも「ぬか漬け」に限定することで訴求力を高めている。
5月8日は「ぬか漬けの日」
ぬか床を販売する好機が到来する。昨年12月、日本いりぬか工業会(山﨑理香子会長)は、2015年に同工業会が制定した「ぬか漬けの日」(5月8日)を一般社団法人日本記念日協会に登録申請し、正式登録となった。今年の「ぬか漬けの日」は正式登録後、初めて迎える記念すべき日となる。
4月下旬から小売店の青果売場でPOPが掲載され、野菜の横にぬか床製品が置かれるなど、積極的なPRと販促活動が現在進行形で実施されている。
5月は胡瓜や茄子など、初夏からシーズンを迎える野菜が出回り始めて価格が安定するため、漬物の素は最需要期となるだけに、その勢いを加速させる取組として期待されている。
漬物の素は食品ロス削減に貢献できるアイテムとしても見直されている。令和5年度の食品ロスの発生量は約464万t(うち家庭系約233万t、事業系約231万t)と推計。前年度より0・17%減とわずかに減少しているが、国民1人あたりに換算すると1日約102gでおにぎり約1個分相当になり、決して少ない数字ではない。ぬか床や漬物の素は、余った野菜を漬けるだけで捨てずに食べることができる。
多くの栄養素を摂取できることも魅力だ。ぬか漬は野菜そのものの栄養素に加え、植物性乳酸菌、ビタミンB群、ビタミンE、γ‐オリザノール、フェルラ酸、イノシトールの栄養成分が含まれており、免疫力アップ、腸内環境改善、抗酸化作用、抗ガン作用、動脈硬化予防など様々な健康効果が期待される。コロナ禍では健康機能性の他、家庭で手軽に利用できることなどが支持されてブームとなった。
残った野菜を捨てずに美味しく健康的に食べる。現在販売されているぬか床は、熟成済みでチャック開封式が主流のため、すぐに使用することができ、少人数世帯向けの商品も展開されている。ぬか床が再び脚光を浴びる舞台は整っている。
【2026(令和8)年5月1日第5228号1面】
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<漬物の素特集>食品ロス削減に貢献
残余の野菜を美味しく食べる
野菜を漬けて美味しく無駄なく健康的に食べる。最需要期の春夏シーズンに向けて「漬物の素」への関心が高まっている。
気象庁などの予報によると、3月以降の日本の気候は、全国的に気温が高めに推移し、春の訪れが早くなると予想されている。特に北日本、東日本、西日本では、2月から4月の気温は高くなる見込みとなっている。
季節の歩みが早く、春は高温傾向となる可能性が高いため、春野菜、夏野菜ともに順調な生育が期待されている。漬物の素の動きは野菜の価格に大きく影響されるため、野菜価格が安定した状況が続けば良い環境となる。
漬物の素の代表格である「ぬか床」は、野菜を入れて漬けるだけで美味しく食べることができる便利な商品。「ぬか床」で野菜を漬けたぬか漬には、野菜そのものの栄養素に加え、植物性乳酸菌、ビタミンB群、ビタミンE、γ‐オリザノール、フェルラ酸、イノシトールの栄養成分が含まれており、免疫力アップ、腸内環境改善、抗酸化作用、抗ガン作用、動脈硬化予防など様々な健康効果が期待できる。
また、ぬか漬は発酵作用によって生野菜よりも保存期間が長くなることも魅力だ。国民1人当たりの食品ロス量は1日約103gとなっており、茶碗約1杯分(約150g)のご飯に近い量となっている。残余の野菜を漬けるだけで食品ロス削減に貢献し、美味しく健康的に食べることができる。
巣ごもり需要が増加したコロナ禍では、家庭で手軽にできる健康的な要素を含んだ趣味としてぬか床がクローズアップされ、需要も増加した。コロナの収束に伴い、ぬか床の動きも落ち着いてきているが、SNSなどでタレントやインフルエンサーが「マイぬか床」を自慢したり、漬け方などを紹介するケースが散見される。「大人や年配の人が使用するもの」という意識は以前よりも薄れつつあり、潜在的な市場性やポテンシャルは高いものがある。
少人数世帯向けや野菜摂取を訴求した商品など、各社こだわりの「漬物の素」を特集した。(千葉友寛)
【2026(令和8)年2月1日第5220号1面】
気象庁などの予報によると、3月以降の日本の気候は、全国的に気温が高めに推移し、春の訪れが早くなると予想されている。特に北日本、東日本、西日本では、2月から4月の気温は高くなる見込みとなっている。
季節の歩みが早く、春は高温傾向となる可能性が高いため、春野菜、夏野菜ともに順調な生育が期待されている。漬物の素の動きは野菜の価格に大きく影響されるため、野菜価格が安定した状況が続けば良い環境となる。
漬物の素の代表格である「ぬか床」は、野菜を入れて漬けるだけで美味しく食べることができる便利な商品。「ぬか床」で野菜を漬けたぬか漬には、野菜そのものの栄養素に加え、植物性乳酸菌、ビタミンB群、ビタミンE、γ‐オリザノール、フェルラ酸、イノシトールの栄養成分が含まれており、免疫力アップ、腸内環境改善、抗酸化作用、抗ガン作用、動脈硬化予防など様々な健康効果が期待できる。
また、ぬか漬は発酵作用によって生野菜よりも保存期間が長くなることも魅力だ。国民1人当たりの食品ロス量は1日約103gとなっており、茶碗約1杯分(約150g)のご飯に近い量となっている。残余の野菜を漬けるだけで食品ロス削減に貢献し、美味しく健康的に食べることができる。
巣ごもり需要が増加したコロナ禍では、家庭で手軽にできる健康的な要素を含んだ趣味としてぬか床がクローズアップされ、需要も増加した。コロナの収束に伴い、ぬか床の動きも落ち着いてきているが、SNSなどでタレントやインフルエンサーが「マイぬか床」を自慢したり、漬け方などを紹介するケースが散見される。「大人や年配の人が使用するもの」という意識は以前よりも薄れつつあり、潜在的な市場性やポテンシャルは高いものがある。
少人数世帯向けや野菜摂取を訴求した商品など、各社こだわりの「漬物の素」を特集した。(千葉友寛)
【2026(令和8)年2月1日第5220号1面】
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