本文へ移動

<ダイヤソルト(福岡県)>ジャパンソルトに株主変更

熊野社長(左)と大川社長
古見常務
塩業界初の垂直統合
 ダイヤソルト株式会社(熊野直敏社長、福岡県福岡市)は、ジャパンソルト株式会社(大川洋社長、東京都千代田区=JS社)が設置した特別目的会社「みらいの塩屋株式会社」へ同社株式の全てを譲渡。塩業界初の垂直統合となり、12日にJS本社会議室において記者会見を行った。
 ダイヤソルトは、2023年3月に親会社であった三菱マテリアル株式会社から独立し、新たな株主であるIAパートナーズ株式会社(村上寛社長、東京都港区)が管理、またはサービス提供を行う投資ファンド(IAパートナーズ株式会社=IAP)の下で、事業経営を進めてきた。
 今般、IAPはダイヤソルトの主要顧客であるJS社が設置(JS社100%出資)したSPC(特別目的会社)「みらいの塩屋株式会社」へ同社の株式の全てを譲渡すること(以下「本株式譲渡」)を決定。
 本株式譲渡によりダイヤソルトはJS社のグループ会社となり、製造・販売・物流においてバリューチェーンを最適化し、ユーザーファーストを追求していく。
【株式譲渡の背景及び目的】
 ダイヤソルトは、国内唯一の九州立地を強みとし、五島灘(長崎県)の海水を原料として製造した塩製品及び化成品製品を日本全国に販売している。
 近年、国内塩市場の競争が激化する状況下で、エンドユーザーのニーズ把握に精通しているJS社との事業統合は、マーケットイン、ユーザーファーストに繋がり、同業他社との差別化及び同社の事業成長の加速化を可能とするもの。
 資本・事業の両面で連携強化を図ることで、同社の経営基盤はより安定し、結果として全ての取引先に対する供給責任・品質責任を一層確実に果たせる体制が整うものと考えている。
陽だまりのダイヤ
【株式譲渡後の事業運営】
 ダイヤソルトは本株式譲渡後も引き続き独立した事業会社としての運営体制を維持し、全ての取引先との関係や取引条件等についても変更することはない。なおJS社との連携強化を通じ、今後は以下のような価値提供を強化していく。
 ▽高付加価値製品の開発▽新たなビジネスモデルの創出▽需要予測精度の向上による安定的且つ持続可能な供給▽製造・販売・物流の連携強化による品質・コスト競争力の向上
 熊野社長は「業界初の垂直統合により、JS社の販売能力を開発・製造に活かし、バリューチェーンの最適化、塩業界の健全化を目指す」と語った。
 2026~2028の中期経営計画については、経営管理管掌の古見直子常務取締役が説明。3年間で売上高110%、営業利益140%の達成を目指す。
 会場には同社が特許を取得した「連続洗滌製法」による製品「陽だまりのダイヤ」を展示。今後も低ナトリウム塩の開発など、製造技術の深化と安定供給体制の構築に取り組んでいく。
【取締役及び監査役】(敬称略)
 ▽代表取締役会長=大川洋(新任、最高経営責任者)▽代表取締役社長=熊野直敏(最高執行責任者・全社統括)▽専務取締役=小串正幸(管掌役員:営業・物流企画統括部 ロジスティクス部 品質部)▽常務取締役=山田文彦(管掌役員:崎戸工場 研究所)、山口秀昭(昇進、管掌役員:営業本部)、古見直子(昇進、管掌役員:経営管理本部)▽取締役=迎俊則(崎戸工場長)、小川襲(研究所長)▽監査役=小松公仁人、緒形明洋 ※取締役=佐藤亮、岸本聡一郎、西川怜 監査役=西村俊治、西林忠宣は退任
【2026(令和8)年5月21日第5230号7面】

ダイヤソルト

株式会社食料新聞社
〒111-0053
東京都台東区浅草橋5-9-4 MSビル2F

TEL.03-5835-4919(ショクイク)
FAX.03-5835-4921
・食料新聞の発行
・広報、宣伝サービス
・書籍の出版
TOPへ戻る