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<立花容器>再生容器「価格安定」で注目

海洋ゴミ(POP)再生容器は非食品分野で活躍
 戦争により世界的に石油由来素材の不足や価格高騰が起きる中、立花容器株式会社(岡野邦男社長、岡山県小田郡矢掛町)が製造する再生容器が大きな注目を集めている。
 海洋プラスチック汚染の発生源となっている世界の沿岸地域で回収されたプラスチックごみ(POP=Prevented Ocean Plastic)を100%使用したペットボトルは、化粧品をはじめとする非食品分野での採用が進んでおり、すでに年間100トン以上のPOP削減を実現した。POP原料は価格が安定しているため、切り替えを検討する企業が急増中だ。
 岡野社長は「当社は再生容器にはいち早く着手したが、20年ほど前までは見向きもされなかった。時代が変わり、環境意識の高まりによってようやく採用が増えてきた。今回は皮肉なことに戦争を契機とした注目であり手放しでは喜べない状況だが、企業としてはこのチャンスを活かしたい」と語る。
耐熱PET(200ml)
耐熱PETが需要増
 食品向けでは、耐熱PET容器の需要が伸びている。充填温度75℃までの耐熱性があり、製品製造後のスムーズな充填が可能なことから、主に調味料関係で利用されている。
 プラスチック原料は高騰しているものの、それはガラス瓶など隣接業界でも同様であり、プラスチック製品の価格優位性は揺らいでいない。
 さらに、物流費の値上がりや破損防止といった観点からも、軽量で扱いやすい耐熱PET容器への切り替えにメリットを見出す食品メーカーが増えているという。製品規格は110ml用と200ml用の2サイズを展開している。
木製品のある暮らしを発信
 また、同社は原点である木製製品の価値向上にも力を注ぐ。10年前からECサイト「チアフルライフ」を運営し、樽製造の技術から生まれた雑貨を販売するなど、容器の枠にとらわれない活躍の幅を広げている。インスタグラムでは「立花桶樽屋」を開設し、木桶や木樽が溶け込んだ暮らしのワンシーンを紹介。木の温や特別感を広く発信している。
【2026(令和8)年5月21日第5230号8面】

立花容器 HP
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