全国凍豆腐工業協同組合連合会、長野県凍豆腐工業協同組合、凍豆腐製造業公正取引協議会の3団体は5月19日、令和8年度総会を長野市のホテルメトロポリタン長野で開催した。
各団体長を務める木下博隆氏は開会挨拶で、高野豆腐の事業環境に触れ、「2021年頃からインフレが始まり、様々な資材や原料が値上がりする中、一定の価格転嫁を進めてきたが、価格が上昇するとどうしても販売点数が減少する。その課題を解決すべく需要喚起策を進めてきた。本日の記者発表会でも、信州大学医学部の田中教授とともに高野豆腐の健康性食品としての論文を発表させていただいた。昔から高野豆腐は健康に良いと言われてきたが、ここ数年にわたり科学的エビデンスをもって全国に発信している最中で、今年度もそうしたエビデンスをもとに、需要喚起を行っていきたい」と語った。
3団体ともに、総会の各議案は全て原案通り承認された。
全国凍豆腐工業協同組合連合会総会では、令和7年度事業報告、令和8年度事業計画など4つの議案が承認された。
前期は前年度に引き続き、パンの代わりにこうや豆腐を使ったパンレシピに絞ったレシピコンテストを開催、184品の応募作品の中から、グランプリとなる農林水産省大臣官房長賞を始めとした各賞が決定した。
また、健康長寿の鍵を握るフレイル予防をテーマとした「こうや豆腐健康フォーラム」を9月25日に大阪市で開催。フォーラムの採録記事が11月3日「高野豆腐の日」に読売新聞大阪本社版朝刊に掲載された。
今期は凍り豆腐の新たな健康効果を訴求し、記者会見などを通じて健康の保持・増進をPRするとともに、「高野豆腐の日」制定を機にスタートした社会貢献事業「こども食堂やフードバンクへの凍り豆腐の寄贈」についても継続して実施し、若い世代への浸透を図る。
長野県凍豆腐工業協同組合総会では令和7年度事業報告、令和8年度事業計画など7つの議案を承認。今期は全凍連や県、県内各団体と連携し、消費拡大や教育研修などに取り組んでいく。
凍豆腐製造業公正取引協議会総会では令和7年度事業報告、令和8年度事業計画、役員改選など5つの議案を承認。今期は、令和8年4月1日に「凍り豆腐」の個別表示ルールを含めて食品表示が改正されたことを受け、「凍り豆腐製造業公正競争規約」及び「同施行規則」の改正について、全凍連と連携して消費者庁等と協議を進めていく。役員改選では、全役員が再任となった。
なお凍豆腐製造業公正取引協議会総会には消費者庁表示対策課課長の岡田博己氏らが、長野県凍豆腐工業協同組合総会には長野県産業労働部部長の米沢一馬氏らが来賓として出席し、凍豆腐業界の発展を祈念して祝辞を述べた。
総会後の懇親会では、前年度のレシピコンテスト入賞作品を参加者が試食。グランプリ受賞の「こうや豆腐でエビのクルトン揚げ」を始めとした様々な凍り豆腐レシピが振舞われた。
【2026(令和8)年6月21日第5232号5面】
全国凍豆腐工業協同組合連合会(こうや豆腐普及委員会)



























