霞ヶ浦北浦水産加工業協同組合(小沼和幸代表理事組合長)は6月17日、令和8年度第21回通常総会を「L’AUBE kasumigaura」(茨城県土浦市)で開催した。
同組合の松澤由幸事務局長(かすみがうら市商工会課長)が司会を務め、邉田和夫代表理事副組合長が開会の辞を述べた。
続いて挨拶に立った小沼組合長は、「霞ヶ浦の貴重な水産資源を何としても後世に残したいが、ワカサギの不漁は続いており、温暖化や農薬問題など、その要因は単純ではない。小女子や昆布など、他の水産物も同様の状況であり、環境の変化でこれまでの常識が通用しない」と述べた。
続けて「一方、シラウオは好漁が続いているが、更に拡販し地域の活性化を図るには、付加価値を付けて販路の確保が必要。アメリカナマズやウナギなど新しい資源の活かし方など、良いアイデアを皆さんとぜひ共有したい。次の世代に向け、一緒に盛り上げていきたい」と組合運営に協力を求めた。
来賓として出席した茨城県霞ケ浦北浦水産事務所の武士知良所長、同事務所の荒井将人指導課長、茨城県水産試験場内水面支場の久保田次郎技佐兼内水面支場長が紹介され、代表して武士所長が祝辞を述べた。
土浦支部の柳生剛氏を議長に選出し、定数、書記・議事録署名人確認の後に、次の各議案の討議を進行した。(1)令和7年度事業報告書・貸借対照表・損益計算書、監査報告(2)同8年度事業計画(案)及び収支予算(案)(3)同8年度経費の賦課及び徴収方法(4)同8年度余裕金預入先(5)消費拡大イベント開催。
(1)は松澤事務局長の概要説明、貝塚幸夫監事による監査報告で承認され、(2)の計画・予算案も同じく承認された。(3)の賦課金については、組合員減少が継続しているため、令和9年度以降の賦課金増額について、役員会で検討していくことが決まった。(5)は上部団体の事業への積極参加で、PR活動や販路拡大に努めることが確認された。
議案討議終了後はその他の検討事項として、原田静男理事より「高浜地区でレンギョの大量死があった。稲作の農薬が原因であるとされ、人体にも影響が出ていることから、対策を講じていかねばならない」と報告。これについて武士所長は「農薬主成分の生物に対する基準が国で決まっていないため、今後を注視していく」と語った。
邉田副組合長の閉会の辞で、総会は滞りなく終了。懇親会では小沼組合長の挨拶に続き、高須耕一理事の乾杯発声で開宴。親睦を深め、原田理事の中締めでお開きとなった。
【2026(令和8)年7月1日第5233号3面】



























