東海漬物株式会社(大羽儀周社長、愛知県豊橋市)は6月10日、豊橋商工会議所主催の地域の職業人による訪問授業「春のビジネスパーク2026」に参加し、豊橋市立東陵中学校にて、「ぬか漬教室」を実施した。
「ビジネスパーク」は、地域のこどもたちに地域の職業人が仕事について伝える場であり、豊橋市教育委員会のキャリア教育と進路指導を合わせた「生き方教育」の中核事業として位置づけられている。2008年度から毎年行われている事業で、同社は2014年より参加している。
「ぬか漬教室」の授業は同社社員が講師となり、2年生の受講希望者32名の生徒に対して行った。授業は日本の伝統食「ぬか漬」をテーマに、発酵食品の奥深さを解説。特に、乳酸菌や酵母などの微生物による発酵のメカニズムと、それがもたらす具体的な健康効果について、身近な例を交えながら分かりやすく説明した。
座学の後には、同社の風味豊かな「熟発酵ぬか床」で漬けた「きゅうり」を試食。ぬか漬特有の香りに慣れていないこともあり、試食の段階では少し戸惑っている生徒の姿も見られたが、その後、一人ひとりに小分けしたぬか床を使い、実際にきゅうりを漬ける実習を行った。
最初はにおいを気にして「手で触るの?」とためらう生徒もいたが、実際にぬか床に触れて作業を進めるうちに徐々に慣れてきたようで、最終的には楽しんで漬け込みを行った。漬けたきゅうりとぬか床は、自宅でも手軽にぬか漬を楽しんでいただけるよう、お土産として同社商品「きゅうりのキューちゃん」と一緒に持ち帰った。
同社ではこの活動を通じて、「発酵」や「ぬか漬」という伝統食の知恵を少しでも身近に感じてもらえたと認識しており、これからもこのような体験型の活動を通じて漬物を作る楽しさや、漬物が持つ豊かな栄養価を伝え、日本が誇る伝統食『漬物』の素晴らしさを未来に繋いでいくとしている。
【2026(令和8)年7月1日第5233号3面】
東海漬物



























