日本で唯一香辛料の神をまつる、石川県金沢市の波自加彌(はじかみ)神社で6月15日、「はじかみ大祭(生姜まつり)」が開催された。
全国から奉納された生姜や生姜製品が神前に供えられ、田近章嗣宮司が祝詞を奏上し、参詣者の代表が玉串を奉納した。
「はじかみ大祭」に参列した遠藤食品株式会社(栃木県佐野市下彦間町)の遠藤栄一社長は、「遠藤食品として毎年参列しており、今年も生姜業界の発展を祈願した。生姜は素晴らしいものであるということを多くの人に知っていただきたい想いで、我々もPRしていきたい」と話した。
「はじかみ大祭」の歴史は古く、奈良時代に加賀国で数カ月雨が降らず、草木が枯れ多くの人が亡くなるという事態が起こった。国造が雨乞いをするため、波自加彌神社に参拝し、身を清め断食して祈願すること37日目の満願日、神社近くより霊水が湧き出たことにより人々は救われた。
人々はその神恩に報いるために供え物を求めたが、長く続いた干ばつの影響でめぼしいものがなく困っていたところ、たまたま干天下に自生する生姜があったため、これを献じて感謝の祭りを行った。
この日が6月15日だったことから、毎年6月15日に奇祭「はじかみ大祭」が執り行なわれるようになった。
【2026(令和8)年7月1日第5233号5面】
遠藤食品



























