株式会社伊勢惣(足立功社長、東京都板橋区)は、全国に幅広く流通する乾燥こうじ「みやここうじ」の製造元として知られている。
同社では9月1日より新商品「みやここうじパウダー」を発売した。同商品は消費者の声から生まれた商品で、「みやここうじ」をお湯などでそのまま飲む利用者が増加していることから商品化。同社には利用者から便通や腸内環境が改善したとの報告が多数寄せられており、スプーン一杯で麹の栄養素をプラスできる「みやここうじパウダー」を秋冬のイチ押し商品として提案している。
「みやここうじ」をそのまま飲む場合は細かく砕く作業が必要となるため、パウダーにしてその手間を省いた。また、粉末化することで牛乳や豆乳に入れたり、ヨーグルトに混ぜるなど、毎日の食事や飲み物、料理にかける、混ぜるだけで幅広く利用できるようになった。また、使いやすいパウダーなので製麺材料や発酵材料(製パン発酵など)など、混ぜ込むものにも使用できる。
同商品は「みやここうじ」と同様に熱殺菌していないため、休眠状態の麹菌や酵素の高い酵素力価は維持されたまま。塩麹や甘酒作りなど、もちろん従来通りに使うことも可能だが、米粒状の麹より使用量は少なく、かつ早い発酵ができる他、米粒感がなくサラサラとした塩麹や甘酒を作ることができる。
「みやここうじ」には酵素の他にも食物繊維、エルゴチオネイン、GABAなど、うれしい成分がたっぷり。スプーン一杯で麹の栄養素をプラスすることができ、毎日の食卓にやさしい麹習慣を楽しむことができる。内容量は100gで賞味期限は1カ年。売場はグロッサリーとなるが、日配で販売されている「みやここうじ」との関連販売や併売の動きも出てくる見込みだ。
「みやここうじ」は、90%以上の店舗カバー率(首都圏)を誇り、「こうじ」カテゴリーで圧倒的なブランド力を持つ。売場は日配のため、ドライよりも回転率が高く、他の追随を許さない絶対的なアイテムとなっている。
「こうじ」は素材として甘酒の素や塩麹、こうじ水、味噌などを作る際に使用するもので、用途によって使い分けられるが、「みやここうじ」は酵素力価が強く、味や品質の違いが実感できる仕上がりになる。そのため、リピート率が非常に高いのが特徴だ。
2012年の塩麹ブーム、2016年の甘酒ブーム、2018年のこうじ水ブーム…。数年に一度の周期で麹を利用して作られたものが注目されて大ヒット。その度に麹の需要が急激に高まり、近年は高止まりした状態が続いている。規格は200g、500gの他、業務用1㎏もラインナップしている。今年3月の値上げ後も出荷数は変わらず、高い支持を得ていることを示している。
「みやここうじ」を原料とする「無加糖あま酒かたねり」は、あま酒の定番商品。濃縮、無加糖タイプのあま酒で、砂糖を使用せず「こうじ」の力で米の甘さを引き出しており、自然で優しい甘味が特徴だ。濃縮タイプのため好みの甘さのあま酒に調整することが可能で、料理の調味料としても利用できる。内容量は280gで賞味期限は120日。
「あま酒雪っ子」は、米こうじと米をじっくり熟成発酵させ、甘酒本来の甘さであるブドウ糖を加えたまろやかな甘さが特徴のあま酒。こちらも濃縮タイプで、内容量は280gで賞味期限は120日。
その他にも希少な「芋蜜」を使用した「芋蜜入りの甘酒」や発芽玄米を麹にしてその麹の酵素で米を糖化させた「発芽玄米麹あま酒」など、同社の技術を生かして開発した高付加価値商品など、独自性の高いアイテムをラインナップしている。
【2026(令和8)年9月21日第5241号4面】
伊勢惣
































