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食料新聞デジタル2021年8月30日号

INDEX

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【INDEX】(20項目)
 〔霧島農産、中園久太郎商店〕
 〔小沼水産、有坂食品、山重〕
3.ヤオコー 埼玉150周年コラボ商品第2弾 ピックルス、鳩屋と共同開発
 〔神尾食品工業、十二堂えとや、ブンセン〕
4.中田食品 「ピリッと旨辛おつまみ梅」新発売
 〔天塩、信濃食品、熊川食料工業〕
5.塩事業センター 塩の消費に関する調査 調味料の使い方に変化
 〔谷口醸造、長島漬物食品、福梅〕
6.全調食東日本ブロック会 佃煮煮豆を寄贈 フードバンクふなばしへ
 〔ミノカン、タカハシ、機設〕
7.総務省家計調査 佃煮等の都市別出荷金額
 〔貝新物産、カカシ食研、日本海水〕
8.マイボイスコム【ご飯のおともに関する調査】「納豆」が自宅でご飯を食べる人の6割強
 〔新進、水溜食品、チヨダ〕
9.紀文食品 「ディズニーおせち」 Webストアで予約受付中
 〔菅野漬物食品、山田酒造食品、キョウショク〕
 〔五味商店、前田食品工業、春月〕
 〔道本食品、中村産業、ファルベン〕
15.日本チェーンストア協会 令和3年7月度販売統計  食品全体で前年比プラス 惣菜は111.5%と大幅増
 〔カメヤ食品、オギハラ食品〕
17.日本フランチャイズチェーン協会 コンビニ調査7月 梅雨明け早く夏物商材好調 前年同月比5.9%増加
 〔長谷川醸造、上園食品〕
 〔寿食品、川津食品〕
 
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経産省・工業統計 2019(平成31・令和元)年 県別漬物出荷金額

全国計は約3364億円で前年並み
埼玉が前年比大幅増で2位に躍進
経済産業省では、2020(令和2)年に実施した「工業統計調査」において、2019(平成31・令和元)年分の実績数値を発表した。品目別統計表・地域別統計表が8月25日付けで公表され、漬物の都道府県別出荷額及び産出事業所数が明らかとなった。
それによると、野菜漬物(果実漬物を含む)の出荷金額は3364億2100万円で前年比99・9%となり、2年連続で前年を下回ったものの、ほぼ前年並みとなった。事業所数は1183で前年(1238)から55の減少。1事業所当たりの平均出荷額は2億8400万円と、8年連続で前年(2億7200万円)を上回った。
県別出荷金額では、和歌山が前年比96・3%とやや下回ったものの、514億6900万円で不動の首位を守った。
続く2位には前年5位の埼玉が、249億8900万円で前年比140・0%と大幅増を記録し、2位に躍進した。
3位は栃木が223億2500万円、4位の群馬は207億6100万円、5位の長野は168億8300万円で、3県とも前年比でやや減少し、それぞれ順位を一つずつ下げた。
(詳細は9月1日号の紙面で)

日本アクセス 西日本秋季フードコンベンション2021

SDGs関連の展示(日本アクセス)
「MAL de MEAT」を使った惣菜など提案(日本アクセス)
日本中の美味しさを全国へ(日本アクセス)
アサダ
あさの
旭松食品
伊勢惣
 
岩下食品/俵たん
太堀
くらこん
合食
伍魚福
堂本食品
長久保食品
フジッコ
ベニレイ
丸昌稲垣
マルヤナギ小倉屋
三島食品
ヤマク食品
やまへい
ヤヨイサンフーズ
ヨコオデイリーフーズ
大阪でも展示会開催  SDGsや菜食提案活発に
株式会社日本アクセス(佐々木淳一社長、東京都品川区)は7月20~21日の2日間「秋季フードコンベンション2021」をインテックス大阪にて、万全な新型コロナ感染症の予防対策を実施した上で開催し、470社が出展、入場者数は5200名と盛況だった。
7月15~16日には東日本会場(パシフィコ横浜)でも開催しており、440社が出展、6400名が入場した。
日本アクセスブランドの展示では、SDGsや菜食主義、中食需要に対応した商品の展示が活発だった。菜食主義は大豆100%の代替食品「MAL de MEAT」を使った惣菜や冷凍食品が展示された。
また同社が強みとするチルド幹線物流網を活かし、全国で生産されたチルド食品を紹介する地域ブース(北海道、沖縄、愛媛、高知)も展開された。日本アクセス北海道の営業本部・商品開発部の佐々木正勝部長代行は「地方に眠る逸品を都市部へ届けることは我々の役目。感染対策が難しい環境だが、実際に五感で感じていただく場を設けることは大切で、こうして展示会を開催でき嬉しい」とした。
メーカー展示では各カテゴリーの様々な商品が紹介された。本紙関連企業の出展は次の通り。
▼アサダ▼あさの▼旭松食品▼伊勢惣▼岩下食品▼カネク▼キッコーマン食品・飲料▼キユーピー▼くらこん▼合食▼伍魚福▼堂本食品▼長久保食品▼長山フーズファクトリー▼フジッコ▼マルコーフーズ▼丸昌稲垣▼マルヤナギ小倉屋▼三島食品▼みすずコーポレーション▼盛田▼ヤマク食品▼やまへい
【2021(令和3)年8月11日第5066号5面】
 
 

ヤオコー 埼玉150周年 コラボ商品第2弾

3種魚介の旨味が入った旨辛キムチ
コクのあるピーナツみそ
埼玉150周年のロゴ
ピックルス、鳩屋とコラボ
ヤオコー(川野澄人社長、埼玉県川越市)は、埼玉150周年記念事業パートナーとして、埼玉県と協働し、埼玉県の魅力を発信するため、埼玉県の生産者やメーカーと共同開発した「埼玉150周年記念 コラボ商品」を7月より順次販売開始している。
第2弾は、それぞれ埼玉県に本社を置き、同県内で製造される、ご飯のお供に最適な下記2商品を販売する。
今後も埼玉150周年記念の事業パートナーとして、様々な企画や当該記念コラボ商品の開発を進めていく。

【埼玉150周年記念 コラボ商品第2弾
◇▼商品名:埼玉150周年記念 3種魚介の旨味が入った旨辛キムチ(280g+増量20g)▼メーカー名:株式会社ピックルスコーポレーション▼販売期間:2021年7月30 日~無くなり次第終了▼販売場所:全店▼特長:3種の魚介の旨味にしっかりとした辛味を感じられるように仕上げた。
◇▼商品名:埼玉150 周年記念 コクのあるピーナツみそ(120g+増量 12g)▼メーカー名:彩小鉢 (株式会社鳩屋)▼販売期間:2021年7月30日~無くなり次第終了▼販売場所:全店▼特長:4種類の味噌をブレンド配合し、濃厚なコクと甘みに仕上げた。
【食料新聞デジタル 2021(令和3)年8月30日号】
 

中田食品 「ピリッと旨辛おつまみ梅」新発売

ピリッと旨辛おつまみ梅
中田食品株式会社(中田吉昭社長、和歌山県田辺市)は、「ピリッと旨辛おつまみ梅」(80g)を9月1日より新発売する。
コロナ禍による生活様式の変化に伴い、巣ごもり商品が注目される中、街中での飲食が難しい状況となり、家での食事をバラエティ豊かにして楽しむ人も増加。そんな需要にぴったりな味わいで、これまでの梅干し製品とは異なる梅干しというコンセプトで「ピリッと旨辛おつまみ梅」を開発した。
ご飯のお供やお茶請けとして食べられる機会が多い梅干しだが、第四次激辛ブームと言われる昨今、刺激的な辛みのニーズは継続して注目されているジャンルで、「ピリッと旨辛おつまみ梅」も幅広い年代の消費者に楽しんでもらえるよう旨味の効いた辛さに仕上げた。
旨辛味でおつまみに
梅干しの塩味と酸味、それに唐辛子のピリッと辛いアクセントが加わることで引き出した「旨辛味」が後を引く新感覚梅干し。ご飯やおにぎりの具材としてはもちろん、ビールやサワーなどのお酒のおつまみとして楽しめる。
味わいは旨味の効いた辛さで、梅の酸味と甘味が辛さにマッチするよう調整している。また、辛い物好きの方には追い唐辛子などで辛さ増しする食べ方もオススメだ。
より売場で映えるように梅干しでは珍しいゼリー型カップを採用し、辛みを表現したインパクトのあるパッケージデザインに仕上げている。
塩分は8%で内容量は80g。原料は中国産で賞味期限は180日。
【食料新聞デジタル 2021(令和3)年8月30日号】
 

紀文食品 「おせち詰合せ/ディズニー」 WEBショップで予約受付開始

おせち詰合せ/ディズニー
株式会社紀文食品(堤裕社長、東京都中央区)では2日より、紀文オンラインショップにて新商品となる「おせち詰合せ/ディズニー」の予約受付を開始。全国の小売店においても、順次予約受付を開始する。
【「おせち詰合せ/ディズニー」の特長】
▼「みんなでそろってお正月を迎えられますように」という願いを込めた、「ミッキーマウス」と「ミニーマウス」が仲良くハートをつくっている紀文オリジナルデザインのお重箱
▼“一の重”には紅白蒲鉾や伊達巻、煮しめなどの伝統的なおせちを、“二の重”には「ミッキーマウス」と「ミニーマウス」の絵柄をあしらった蒲鉾や、鶏のトマト煮、ローストポークなどの洋風おせちを盛り付け
▼8種のデザインからランダムで6個の切り餅が付いてくる(※絵柄は重複する可能性がある)
▼きれいに盛り付けた状態で届けられるので、開けてすぐに食べられる
▼保冷バッグ付き
【商品概要】
▼商品名:おせち詰合せ/ディズニー
▼内容量:26品
▼配送形態:冷蔵/生詰め
▼お重サイズ:約16・5×16・5×9・7cm
【食料新聞デジタル 2021(令和3)年8月30日号】

エバラ食品工業 業務用ラーメン百景シリーズから2品を新発売

ラーメン百景シリーズの新製品
豚骨ラーメン
横浜家系ラーメン
エバラ食品工業株式会社(森村剛士社長、神奈川県横浜市)は、8月2日より、業務用商品のラーメン百景シリーズに「うまか豚骨ラーメンスープ」「横浜家系とんこつ醤油ラーメンスープ」を追加ラインアップし、全国で発売する。
「うまか豚骨ラーメンスープ」は豚骨と豚頭から取ったまろやかでコクのあるスープに豚脂の風味を合わせ、隠し味に三温糖を加えた優しい味わいの豚骨ラーメンスープ。
「横浜家系とんこつ醤油ラーメンスープ」は、豚骨スープに鶏骨スープを合わせ、本醸造しょうゆでキレのある味わいに仕上げた。横浜家系ラーメンの特長でもある鶏油を風味付けに加えている。
ラーメン百景シリーズは、スープまで飲み干してもらえるようなおいしさを追求したラーメンスープ。新発売の2品は、がらを炊き出した専門店のような味わいを、お湯で割るだけの手軽さで楽しめる。
使用方法は、本品をお湯またはがらスープで7~8倍に希釈して使用する。ラーメン1人前なら本品45グラム(約40ミリリットル)に対して、お湯270ミリリットルとなる。本品1袋(1キログラム)で、約22人分のラーメンを作ることができる。
外食業界においては、人手不足を背景に時短・簡単なオペレーションが重視される一方、付加価値の高いメニュー開発が求められている。簡易オペレーションで高品質なメニュー提供を可能にする本品を発売することで、外食業界へ貢献していく。
【食料新聞デジタル 2021(令和3)年8月30日号】
 

荒井商事 『ガラナ・アンタルチカ』 生誕100周年キャンペーン

 
荒井商事株式会社(荒井亮三社長、神奈川県平塚市)は、ガラナ・アンタルチカ100周年を記念して、『ガラナ・アンタルチカ』生誕100周年キャンペーンを開催する。
『ガラナ・アンタルチカ』は、アマゾン流域でとれる種子「ガラナ」のエキスを使用した飲料。その始まりは1921年8月18日ブラジルで「ガラナ・シャンパーニュ・アンタルチカ」という商品名で全く新しい飲み物が発売され今年で100年が経つ。現在ブラジルではガラナ飲料部門で国内29・7%の圧倒的なシェアを誇る世界一飲まれているガラナ飲料となっている。またガラナ・アンタルチカは、サッカーブラジル代表公式スポンサー飲料としても知られ、世界最高峰のサッカーチームであるブラジル代表を男子、女子ともに全面的にバックアップしている。
【ガラナ・アンタルチカ誕生100周年キャンペーン概要】
≪キャンペーンプレゼント内容≫
「ガラナ・アンタルチカ350ml 8本+ロゴ入り特製タンブラー1個セット」を100名様に
・キャンペーンサイト  https://araimart.com/  (AraiMart-アライマートHP内)
・応募期間:2021年8月16日(月)~9月5日(日)・応募方法    
<Twitter からの応募>
①「ガラナ公式Twitter」 @guaranajapan ( https://twitter.com/guaranajapan ) をフォロー
② ハッシュタグ #ガラナ100周年をつけてプレゼントに関するコメントを投稿
<Instagram からの応募>
①「guaranaantarcticajp」 ( https://www.instagram.com/guaranaantarcticajp/?hl=ja )公式サイトをフォロー
②ハッシュタグ#ガラナ100周年を付け、ガラナの画像を投稿(合成、イラスト可)
【食料新聞デジタル 2021(令和3)年8月30日号】
 

オイシックス 「もったいないキャベツ餃子」発売

もったいないキャベツ餃子
フードロス対策で作り手支援
食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社(高島宏平社長、東京都品川区)は、運営する「らでぃっしゅぼーや」で、畑のフードロス対策として「もったいないキャベツ餃子」を新発売した。
同社は、作り手の支援やフードロス削減を目的に、新鮮さとおいしさは担保し、色・形・サイズなど多様なふぞろいの野菜や水産物を取り扱うサービス「ふぞろいらでぃっしゅ」を今年4月5日から開始している。
この度、畑のフードロス削減の取組として、豊作期に畑で発生した廃棄処分見込みのふぞろいキャベツを活用する「もったいないキャベツ餃子」を、8月9日より発売開始した。
同社では、年間の需要に応じて農作物の安定供給を図るため、全国約4000軒の農産物生産者と直接取引をしている。生産者との契約栽培により事前に数量や価格を取り決めることで、生産者の収入安定と、できる限りフードロスを生まない仕組みを構築している。
ふぞろいのキャベツを使用
しかしながら、農産物は天候の影響を受けやすく、畑でフードロスが生じてしまうことがある。今年のキャベツは生育良好で安価傾向だ。一般市場で需要過多となると出荷先を見込みづらいことから、保存がきく冷凍餃子の具材に活用。キャベツをたっぷり使用した具だくさん餃子「もったいないキャベツ餃子」として発売し、畑のフードロス削減に取り組む。
【商品概要】
▼商品名:「もったいないキャベツ餃子」▼商品本体価格:1パック10個入429円(税込)/2パック20個入842円(同)▼販売日:8月9日〜売り切れまで(追加でもったいないキャベツが生じた場合、再製造、再販売する予定)
【食料新聞デジタル 2021(令和3)年8月30日号】
 

サミット 「炙り〆さんまの海鮮バラちらし」発売

秋薫る炙り〆さんまの海鮮バラちらし(柚子酢飯)
サミット株式会社(服部哲也社長、東京都杉並区)は8月20日、「秋薫る炙り〆さんまの海鮮バラちらし(柚子酢飯)」の新発売を発表した。
国産の柚子皮を混ぜ合わせた柚子酢飯と一緒に、秋の味覚の「炙り〆さんま」や「サーモン」、人気具材の「まぐろ」 「寿司海老」等、具だくさんの海鮮が楽しめる、大満足な海鮮バラちらし寿司だ。
「秋の味覚『さんま』をとにかくお客様に楽しんで頂ける商品」をコンセプトに開発したもので、三陸沖産の美味しい「炙り〆さんま」をはじめ「さんま蒲焼」「北海道産いくら」「まぐろ」「サーモン」「焼ハラス」「寿司海老」「数の子バラ子」「玉子焼」「きゅうり」の 10種類の具材を盛り込んでいる。

それぞれの旨みが口いっぱいに溢れ出す商品に仕上げ、酢飯や具材の「種類」「バランス」を何度も試作し、完成するのに半年かかった、寿司バイヤー渾身の商品だ。
【「秋薫る炙り〆さんまの海鮮バラちらし(柚子酢飯)」の概要】
▼販売期間:2021年8月21日(土)以降の週末、10月頃までの販売予定
▼取扱い店舗: サミットストア 115店舗(東府中店、神田スクエア店を除く全店)
【食料新聞デジタル 2021(令和3)年8月30日号】
 

日本チェーンストア協会 令和3年7月度販売統計

日本チェーンストア協会(小川信行会長)は8月24日、令和3年7月度チェーンストア販売統計を発表した。
 
日本チェーンストア協会 https://www.jcsa.gr.jp/
 

日本百貨店協会 月次報告7月

お問い合わせは、日本百貨店協会 橘・長柴 まで
TEL 03-3272-1666   ホームページアドレス http://www.depart.or.jp

日本フランチャイズチェーン協会 コンビニ調査7月

日本フランチャイズチェーン協会 https://www.jfa-fc.or.jp/

日本ショッピングセンター協会 販売統計調査7月度

 
◎6月の既存SC売上高の前年同月比伸長率は▲9.1%となった。前年は、5月中旬から緊急事態宣言(第1回)が徐々に解除され、売上回復傾向が見られたが、本年は、緊急事態宣言(第3回)等による休業が続いたこともあり、前年を下回る結果となった。
◎なお、2019年6月との比較では▲23.5%と、5月(▲33.2%)と比べマイナス幅は10ポイント近く改善した。
◎立地別の売上高伸長率 は、中心地域・総合が前年同月比▲6.7%(前々年同月比▲31.4%)、周辺地域・総合が同▲10.1%(同▲19.8%)となった。前年と比べると中心地域の売上が回復しているようにみえるが、前々年比では依然として、中心地域のマイナス幅が周辺地域より大きい。コロナ下においては、広域商圏をメインターゲットとする中心地域が苦戦する傾向に依るものであり、自治体を跨ぐ移動制限がかかる間は売上回復が難しいことが想定される。
◎構成別の売上高伸長率 は、テナントが前年同月比で▲10.4%(前々年同月比▲26.4%)、キーテナントが同▲4.5%(同▲11.7%)となり、前々年と比べてもテナントの苦戦が続いている。キーテナントは、コロナ下でも日常生活に必須である食料品を取扱うGMSや食品スーパーが主である一方、テナントは、コロナ下において不要不急と見做される衣料品や身の回り品等が中心であることに加え、外出自粛傾向のなかで実施したバーゲン商材が苦戦していることも要因とみられる。
◎立地別・地域別の売上高伸長率 は、北海道が総合で前年同月比▲26.6%(前々年同月比▲43.4%)と全国でもっとも大きい落ち込みとなった。緊急事態宣言等による土日祝日休業や営業時間短縮の実施による売上減のほか、コロナ前の2019年に約250万人に達していた海外からの観光客が、今年度に入りほぼ消滅している状況にあることも苦戦が続く要因のひとつとなっている。
◎都市規模別・地域別の売上高伸長率 は、生活必需品の対象範囲が広い首都圏(東京区部、横浜市、千葉市)に比べ、大阪市、神戸市は、生活必需品としての休業要請対象外業種が食料品・医薬品等に厳しく制限されたことで、前月に引き続き苦戦した。
◎業種別では、理美容といった施術を行うサービス系テナントが好調という声がきかれた。感染対策を徹底していることが浸透し、その安心感から、コロナ前と同様の利用頻度に戻ってきたことが推察される。苦戦の続く飲食は、緊急事態宣言下の酒類提供禁止要請が21日に解除されたものの、19時までの提供という制限もあり売上増には繋がらず、ディナータイムに集客の多い重飲食の苦戦が続いている。

日本フードサービス協会 外食産業市場動向調査7月

一般社団法人日本フードサービス協会 http://www.jfnet.or.jp/
 

食品需給研究センター 食品需給レポート6月

漬物生産量4.5%増  みそ漬類が25.8%と大幅増
一般社団法人食品需給研究センター(白須敏朗理事長)では、令和3年6月の「食品需給レポート」を発表した。
【加工食品の物価及び生産・販売動向】
◎卸売業と小売業の販売動向=6月の食料・飲料卸売業の販売額指数は106・1で、対前年同月比2・6%増加した。飲食料品小売業の販売額指数は108・1で、同0・7%増加した。
◎スーパー(SM)、コンビニエンスストア(CVS)、百貨店の加工食品の販売動向=6月のSM、CVS、百貨店における飲食料品の販売動向についてみと、SMは125・5で対前年同月比1・8%増加、CVSは105・5で同0・6%増加、百貨店は84・2で1・3%増加した。
◎6月の飲食料品の企業物価指数は104・1で、前年比1・9%上昇。消費者物価指数(食料、生鮮食品を除く)は同105・4で、前年並みであった。
【食品製造業の生産動向】
◎農産食料品=野菜・果実漬物の6月の生産量は、対前年同月比4・5%とやや増加した。これは、酢漬類(▲5・1%)は減少したものの、浅漬類(2・8%)、醤油漬類(9・5%)、粕漬類(9・4%)、みそ漬類(25・8%)及びその他の漬物(8・3%)が増加したことによる。
◎製穀粉・同加工品=上新粉の6月の生産量は▲21・6%と大幅に減少。また、新規米粉の生産量は0・5%と前年並み。食パンの小麦粉使用料は▲4・9%とやや減少した。
生めん類の6月の小麦粉使用量は、対前年同月比10・7%とかなりの程度増加した。これはうどん(生)及び日本そば(生)は減少したものの、うどん(ゆで)、中華めん(生、ゆで、蒸し、餃子等皮類)及び日本そば(ゆで)が増加したことによる。即席めん類のうち、袋めんの小麦粉使用料は▲10・1%とかなりの程度減少。カップ麺は0・2%と前年並みとなった。
◎調味料=味噌の6月の生産量は、0・7%と前年並み。これは、麦みそは減少したものの、豆みそ及び調合みそが増加し、また米みそが前年並みとなったことによる。醤油の5月の生産量は、8・6%とかなりの程度増加した。
◎調理食品=無菌包装米飯の6月の生産量は、0・2%と前年並み。冷凍米飯は▲8・2%とかなりの程度減少した。
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