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河野食品株式会社 福岡県

<企業紹介>河野食品株式会社

おしゃれな外観の西建屋

河野(かわの)食品株式会社は、大正3年の創業以来、高菜漬ひと筋に製造を続けている有力メーカー。同社はこれまで業務用やPB製造の売上比率が高かったが、現在では「量販店・生協向けの小袋製品が好調に推移している」(河野大輔専務)という。

それらの商品の中から、「からし高菜」や「油いため」「カレー高菜」などのヒット商材が生まれてきた。また、女性社員の意見を取り入れながら、パスタや料理のトッピング向けに「たかなソース」を開発するなど、高菜漬業界でも異彩を放つ存在として注目を浴びている。

「高菜&SOYMEAT」が漬物グランプリ2021で金賞を受賞

高菜&SOYMEAT ガパオ風
『漬物グランプリ2021』の本漬部門にて「高菜&SOYMEAT ガパオ風」が金賞に輝いた。瀬高たかな漬を丁寧に炒め、「ガパオ風味」に仕上げたアジアン風高菜そぼろ。そぼろにはSOYMEAT(大豆ミート)を使用し、さわやかなガパオ風シーズニングで調味した一品である。
実際のガパオは鶏ひき肉などを使うところ、大豆ミートを使ってヘルシーに仕上げた。動物性の油脂でないため、冷めてもおいしく食べられる。
ガパオ(バジル)の香りが熱で飛びやすいので、入れるタイミングと温度調整に細心の注意を払って出来上がった、こだわりの一品である。
同社製品では、漬物グランプリ2019で金賞を受賞した「焼き明太子入りからし高菜」に続いての受賞。また、今回の2021では「高菜&SOYMEAT ガパオ風」の他に「たかなソース ペペロンチーノ風」と「たかなソース れもん風味」の2品も1次審査を通過し、銀賞を獲得。
ガパオライスにアレンジ
2018年には「昭和 高菜油いため」も銀賞を獲得しており、これで漬物GPでの受賞作品は全5品となった。この事実が、同社の製品開発力の確かさを示している。
同社は食料新聞電子版の登録サイト「九州うまかモン」でのページ開設の他、自社ホームページ「高菜専門店 河野食品」と、インスタグラムでも公式ページを開設。高菜漬を使ったアレンジレシピ写真を豊富に掲載している。
「高菜&SOYMEAT」も、ご飯の上に目玉焼きと共に乗せれば、簡単にガパオライスが楽しめる。加工食品分野で大豆ミートを使用した製品が注目を浴びる中、同社の「高菜&SOYMEAT」も、今回の金賞受賞でブレイク間違いなしだ。
 

<オススメ商品>「焼き明太子入り からし高菜」

漬物グランプリ2019で金賞受賞
 
「焼き明太子入りからし高菜」は、全日本漬物協同組合連合会(全漬連)主催の漬物日本一決定戦「漬物グランプリ2019」で決勝大会に進出し、見事金賞に輝いた。
すでに発売していた同タイプの商品から辛子明太子を増量し、ボイルではなく焼き明太子を使用してリニューアルした。その課程で考慮されたのは、これまでのボイル明太では風味がやや乏しく、ナマ明太のまま高菜と炒めると水っぽくなってしまう点だ。
そこで、博多ではいわしの腹に明太子を詰めて焼いた「いわし明太」という料理があり〝焼く〟という食文化があるため、明太子業者に特注で焼き明太を発注した。
 
スケトウダラの卵を唐辛子と絡めてしっかりと焼き上げた焼き明太子は、香ばしいだけでなく旨味も凝縮。塩辛くなりすぎないように、高菜の塩分を抑えて味を整えた。また焼き明太子のため、ツブツブ感をより楽しめると好評だ。
高菜は契約栽培で生産者とコミュニケーションを図り、丁寧に育て上げられた九州産に限定。良質で歯切れの良い物を選定している。高菜の風味とほのかな酸味を残し、程良くしぼって丁寧に炒めており、ご飯のお供にはもちろんチャーハン・ラーメン・パスタなどあらゆる料理にピッタリの一品である。
関東地区のスーパーで実施する「九州フェア」でも採用され、人気がじわりと高まってきている。漬物グランプリ2019の決勝大会進出で、ますます人気に拍車がかかりそうだ。

<オススメ商品>その2「無添加 からし高菜」「高菜ソース」

同社は高菜漬のレシピ利用を促進する意味で、数年前からパスタなどに利用できる「たかなソース」を開発。第一弾として発売したのが「ペペロンチーノ風」だ。これは和えるだけで本格的なパスタが楽しめる高菜入りソース。スパゲティはもちろん、うどんやピザのトッピングにも重宝する。たかなソース「直火焼きカレー」は、もともと以前より「カレー高菜」として発売しており、同社の人気商材のひとつ。健康食品として定着したウコンをもっと多く摂ってもらいたい、という思いで開発された。たかなソース「れもん風味」は、レモンのさっぱりとした酸味が、揚げ物などのトッピングに最適。〝インスタ映え〟する新しい食べ方として女性に人気が出そうだ。

これらの商品は、同社の地元「道の駅みやま」で手軽なお土産用としてセット販売されている。

その他の売れ筋は、無添加の「からし高菜」。
素材の持つうま味をそのまま伝えるため、化学調味料・グルソーは不使用。
さらに砂糖も北海道産のてん菜(ビート)が原料で、ソフトな香りが高菜本来の風味を際だたせる。
国産丸大豆醤油の香ばしさと、純米酢の柔らかい酸味が効いている。

料理レシピ例

そら豆とイカのアーリオオーリオ風
たかなソースペペロンチーノ風
たかなソースれもん風味ささみカツ
伝統製法の高菜漬
「高菜パスタ」の調理例
たかなソースを唐揚げに

道の駅で販売されているセット商品

高菜ソースセット
「瀬高たかな  彩りたかな」
「瀬高たかな漬」手土産2本セット
 

河野食品 ネットショップ →こちらから

 

河野食品 インスタグラム →こちらから

河野食品 公式Instagram

<企業情報>

会社河野食品株式会社
代表
代表取締役社長 河野 安男
創業大正3年
業務内容
高菜漬製造
住所(本社)福岡県みやま市瀬高町長田828
電話(代表)0944-63-2368
FAX0944-63-2370
HPhttps://takana.jp/
メールkawanoa@ktarn.or.jp

紙面アーカイブ

<2023年4月1日号4面>

焼き明太子入りからし高菜 キャンペーン積極的に展開
 河野食品株式会社(河野安男社長、福岡県みやま市)の創業は1914年。高菜漬一筋100年超を誇る老舗企業である。
 同社が2018年秋から発売したのが「焼き明太子入りからし高菜」。前年に発売した同タイプの商品から辛子明太子を増量、ボイルではなく焼き明太子を使用してリニューアルした。
 リニューアル過程で考慮されたのは、これまでのボイル明太では風味がやや乏しく、ナマ明太のまま高菜と炒めると水っぽくなってしまう点だった。そこで、博多ではいわしの腹に明太子を詰めて焼いた「いわし明太」という料理があり“焼く”という食文化があるため、明太子業者に特注で焼き明太を発注した。
 スケトウダラの卵を唐辛子と絡めてしっかりと焼き上げた焼き明太子は、香ばしいだけでなく旨味も凝縮されている。塩辛くなりすぎないよう、高菜の塩分を抑えて味を整えた。また焼き明太子のためツブツブ感をより楽しめると好評だ。
 「焼き明太子入りからし高菜」は,漬物グランプリ2019に出品し、見事に金賞を受賞。現在も、受賞4周年記念キャンペーンのプレゼント企画をホームページ上で実施するなど、積極的な発信を行っている。
 同社は2020年10月より、河野大輔専務が中心となって自社HP、ネットショップ、インスタグラムを立ち上げた。ネットショップは、人気の化学調味料無添加商品やカレー高菜、料理用のたかなソースなど、豊富なラインナップだ。


2022(令和4)年4月1日号3面 高菜特集
 
2021(令和3)年4月21日号9面掲載
 
 
2021(令和3)年4月1日号7面掲載
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