首都圏の父親400人に
農林中央金庫(東京都千代田区)では2018(平成30)年6月5日、東京近郊の父親400人に聞く「第3回現代の父親の食生活 家族で育む『食』」の調査結果を発表した。
同金庫では、平成16年から各世代を対象に、食に関する調査を継続して実施。本年は、現代の父親の食に関する意識と実態を探ることを目的に調査を実施した。調査にあたっては、同じく父親を対象に実施した19年「現代の父親の食生活、家族で育む『食』」、25年「第2回現代の父親の食生活、意識と実態調査」との比較検証も行い、この間に父親の意識がどのように変化したかも探っている。
調査対象は、首都圏に居住する子どもを持つ30歳~49歳の男性400人、調査期間は3月17日から同31日まで。
調査の結果、おかずの1位は「サラダ」など野菜中心のメニュー、「お酒は飲まない」人が増え、晩酌の頻度も減少傾向となった。食生活への参加率は9割を超え、買い物や料理をするお父さんが増え、食事中のスマホには〝問題がある〟という意見が大多数(97%)を占めるなど、この11年で父親の食意識や実態は大きく変化している。
自分の故郷、ふるさとと思うような地域が「ある」人がほぼ半数(47・3%)を占めており、応援するためには「頻繁に帰省する」が4割弱(39・2%)で多く、「ふるさと納税を利用する」人も1割弱(9・0%)見られた。郷土料理や行事食を子ども世代に〝伝えたい〟は4人に3人(73・3%)で、ふるさとや郷土料理を大切に思っていることがうかがえた。
【2018(平成30)年6月11日第4937号9面】
※以下資料は一部抜粋(クリックで拡大表示)