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大豆・みそ・納豆 商材・企業紹介2019

高橋製粉所(福井県福井市)

たかはしの打豆
しょうが仕立て 大豆とトマトのスープリゾット
福井の伝統食「打豆」
福井県の伝統食材〝打豆〟を全国へ発信すべく努力しているのが、株式会社高橋製粉所(高橋社長、福井県福井市)だ。
打豆とは、大豆を石臼の上でつぶし、乾燥させた大豆の保存食である。福井県では特に、味噌汁に入れて食べる打豆汁が古くから親しまれてきた。
同社ではこの打豆を60年以上前から製品化し、現在は「福井の味たかはしの打豆(100g入)」として販売している。石臼で打つ製法を独自の機械で再現することで、形良く、崩れないつぶし具合を実現可能になった。
打豆は水煮や蒸し豆よりも、水にさらす時間が短いため栄養成分の流出が少ないのが特長。それでいて、つぶしているのですぐに火が通り調理しやすい。大豆の栄養を余すことなく手軽に食べられる、先人の知恵が詰まった食べ方というわけだ。
味噌汁の具材として食べる打豆汁が基本だが、煮豆・蒸し豆を使う料理なら何でも代替可能。また今年から、調理済みですぐに食べられるレトルト食品として「しょうが仕立て大豆と濃厚トマトのスープリゾット」を発売。生姜、トマトのスープに打ち豆の旨味や栄養成分が溶け出して、心も体もほっと温まる美味しさになっている。
高橋社長は、打豆やその背景にある福井県の文化まで知ってもらい、伝統を後世へ伝えていきたいとの思いから食育活動へも熱心に取り組んできた。大豆ブームとも言える今、煮豆、蒸し豆に続く食べ方として、この伝統食材の提案を広げている。
【2019(令和2)年12月30日第5005号6面】
 
株式会社高橋製粉所 https://echizen-konaya.com/

フンドーダイ五葉(熊本県熊本市)

透明醤油 業務用パッケージ
透明醤油の肉じゃが
「透明醤油」業務用で
株式会社フンドーダイ五葉(山村脩社長、熊本県熊本市)が製造する「透明醤油」に食品業界から注目が集まっている。
「透明醤油」は、独自の技術により作り上げた、本醸造濃口醤油の芳醇な香りを味わうことのできる透明な醤油である。素となる本醸造濃口醤油を製造後、独自に開発した透明化する技術によって、醤油の風味と味わいが残る原料が出来上がる。
そこから、老舗醤油メーカーの調合技術で醤油としての味を最終工程で整えて作り上げる。本醸造濃口醤油を作る工程に加え、透明の醤油を製造する工程、製品の調合工程の3つの製造工程を経て出来上がる渾身の品だ。
醤油を透明にすることで、単に物珍しさだけでなく〝料理を黒く染めない〟という大きなメリットが生まれた。素材本来の色味を活かす料理には特にオススメだ。加熱加工も可能であるため、佃煮や惣菜等、食品製造においても活躍の可能性がある。
例えば煮物やみたらし団子のタレなど和風料理に使えば、いつもの味が意外な外見となる。洋風料理に使えば、見た目を変えることなく和のテイストを取り入れることが可能だ。
小売用は100ml入で通販や全国の百貨店等で発売中。
「業務用透明醤油1L」は、全国の業務用ルートおよび一部の通販ルートで発売している。
【商品詳細】▼商品名‥業務用透明醤油▼分類・品名:しょうゆ風調味料▼価格:オープン価格▼容量:1L▼原材料名:しょうゆ蒸留液、食塩、醸造酢/調味料(アミノ酸等)、アルコール、環状オリゴ糖、甘味料(ステビア)、(一部に大豆・小麦を含む)▼発売地域:全国▼販売ルート:業務用ルート、一部通販ルート
【2019(令和2)年11月11日第4999号6面】

株式会社フンドーダイ五葉 https://fdgoyo.jp/
 

水上食品(愛知県北名古屋市)

タマフクラの「昆布煮豆」
洋風煮豆やタマフクラ製品
有限会社水上食品(水上眞二社長、愛知県北名古屋市)は創業80年の煮豆・惣菜・佃煮メーカー。
同社では〝パンに合う煮豆〟をテーマに「珈琲花豆」「シナモン花豆」「黒糖花豆」を開発、洋風煮豆シリーズとして発売し人気を集めている。
ふっくらと炊き上げた花豆にそれぞれ絶妙な味付けを施し洋風煮豆として仕上げている。バニラアイスの付け合わせやケーキの具材としてなど楽しみ方も様々で、若者にも訴求できる商品となっている。
同社では、北海道産の日本一大粒の大豆〝タマフクラ〟製品として煮豆4種及び冷凍枝豆の製造販売も行う。
タマフクラは極大粒の丹波黒豆と大粒ツルムスメとの交配で生まれ、2008年に登録された新種。粒の大きさは一般的な大豆の1・5倍にもなる。
このタマフクラを同社熟練の技法で、あさり・椎茸・桜えび・昆布と共に炊いたのが、それぞれ「あさり豆」「椎茸まめ」「さくら大豆」「昆布煮豆」。ふっくらとしたタマフクラの旨みと食感に各素材の風味が重なり豊潤な味わいを生み出す。極大粒の豆が口の中でとろける感覚は他の大豆では味わうことの出来ない特別なものだ。
タマフクラの枝豆「たま富久良」は栗のようにホクホクした食感と自然な甘みが特長。無農薬に極力近い状態で栽培されており、現時点での収穫量は年間で5トン程しかない希少品となっている。
なおタマフクラの昆布煮豆とタマフクラの枝豆は、「日本産」「安心」「美味しさ」という独自の評価基準にて、国産の安心な食品をセレクトする「食の3重丸」セレクションにも認定されている。
【2019(令和2)年11月11日第4999号5面】
 
有限会社水上食品 http://www.mizukamifoods.co.jp/

マルヤナギ小倉屋(兵庫県神戸市)

国産サラダ蒸し大豆
スープで食べるもち麦ごま香るわかめ
新ブランド立ち上げ マルヤナギwith日本の農家さん
蒸し豆・佃煮・煮豆のマルヤナギブランドを展開する株式会社マルヤナギ小倉屋(柳本一郎社長、神戸市東灘区)は、新ブランド『マルヤナギwith日本の農家さん』を立ち上げ、同ブランド商品として6品を、1日から全国のスーパー・小売店で発売した。
新ブランド立ち上げの発端となったのは、同社が蒸し大豆の発売以来15年間の取組みを通じて得た、『お客様の真のニーズは「おいしくてからだに良い食品」にある』という確信。おいしくてからだに良い商品作りには良い原料が欠かせないが、メーカーが望む作物と生産者が作りやすい作物は必ずしも一致せず、その実現には生産者の抱える様々な課題を理解したうえで、品種や栽培方法などを共に考える必要があった。
「マルヤナギwith日本の農家さん」では、同社のこうした想いに共感した生産者とともに、品種や栽培方法にこだわって育てた国産原料のみを使用する。おいしさは勿論、健康に配慮した様々な工夫がされた品揃えで、食べる人の健康づくりをサポートする。
商品ラインナップは、素材のおいしさを蒸し製法で閉じ込めた「国産蒸しシリーズ」3品、もち麦を〝スープで食べる〟新!健康主食「スープで食べる国産もち麦シリーズ」3品となっている。
【2019(令和元)年10月7日第4995号2面】
 
株式会社マルヤナギ小倉屋 https://www.maruyanagi.co.jp/

小沢食品(茨城県那珂市)

豆富屋さんのうの花こんにゃく
フード・アクション・ニッポン アワード選定証
画期的な新商品を多数開発
株式会社小沢食品(小沢幸也社長、那珂市)は大正12年創業の老舗の豆腐メーカー。主力の豆腐製品ラインナップは多岐に渡る。中でも茨城県産大豆を使い職人が丹精込めて仕上げた「日本の豆富」シリーズは人気の商品だ。また早い時期からHACCPを導入し、品質管理と安全面では万全の体制を整えている。新商品の開発にも意欲的で、こだわりの豆腐、厚揚げ製品でありながら賞味期限D+30以上を実現した画期的な商品群など個人消費者だけでなく業務用としても優れた利点を持つものも多数ある。
中でも注目の商品が「豆富屋さんのうの花こんにゃく」だ。農林水産省が主催し、全国各地の産品を食のプロが発掘するコンテスト「フード・アクション・ニッポンアワード2018」において入賞した商品。豆腐を作る際にできるおからを上手く資源化していきたいと考え、環境対策にもつながると考案された商品だ。生おからと蒟蒻で作った新素材でサラダ、おかずとしてはもちろん、主食としてごはんの代わりにもなり、スイーツの素材にもなる優れもの。糖質ゼロで低脂質、低カロリーであり主食として食べればダイエット食材としても最適だ。また不溶性と水溶性の2種類の食物繊維が含まれ、100gあたりセロリの約5倍の食物繊維が摂れるので腸内環境改善など健康面でも効果が期待できる商品だ。小売り用は内容量200g、常温保存で賞味期限はD+180。業務用は内容量1㎏、冷蔵保存で賞味期限はD+60となっている。
【2019(令和元)年9月30日第4994号5面】
 
株式会社小沢食品 http://www.kozawafoods.jp/

マルマン(長野県飯田市)

甘酒塩糀
無添加生みそ(赤)
新商品開発に「甘酒塩糀」
マルマン株式会社(林隆仁社長、飯田市大通)は明治21年創業の信州味噌の老舗で、商品作りへのこだわりや高い技術力で著名な存在。それまで8カ月かかっていた味噌の完熟期間を20日間に短縮した「中田式味噌速醸法」の発明(昭和19年)、炭酸ガスが抜ける味噌容器を開発したことによる「無添加生みそ」の発売(平成3年)、業界に先駆けてのISO22000取得(平成18年)など、味噌業界の歴史を切り開いて来た。
「甘酒塩糀」は、数々の新技術を世に送り出して来た同社が、今年6月に発売した業務用の新商品。甘酒・塩糀といずれも人気の素材をかけ合わせており、使用すれば甘酒仕立ての塩糀漬けを簡単に作ることが可能だ。特徴は米糀と甘酒の自然な甘さと上品な香り。きゅうり・ナスといった様々な野菜類を漬け込むだけで、旨味たっぷりに仕上げることが出来る。化学調味料は不使用で、着色料やアミノ酸、酒精以外の添加物は一切用いていないため、素材の味を大切にしたいとするメーカー・店舗にもおススメ。
弁当や料理メニューの一品に加えればワンランク上の食事を提供出来るため、差別化商材としても最適だ。素材に対して30~40%の重量で1~2日間漬込むだけで、美味しく仕上げることが可能。
塩糀・甘酒の持つ、発酵食としての効能は広く知られており、特に腸内環境改善による美肌・健康効果は、若い女性からの注目度も高い。こうしたトレンドを背景に、味噌や糀などを長年取り扱って来たマルマンのノウハウを生かして提供している。
なお同社では今月末まで「無添加生みそ(赤・白)」の購入者を対象としたプレゼントキャンペーンを実施中。抽選で500名に書籍『医者が考案した「長生きみそ汁」』をプレゼントするなど、味噌を用いた食生活の提案にも力を入れている。
【2019(令和元)年9月23日第4993号5面】
 
マルマン株式会社 http://maruman-miso.jp/

カネハツ食品(愛知県名古屋市)

乳酸菌が入った 蒸しサラダ豆
4種の豆を手軽に
乳酸菌入り蒸しサラダ豆
カネハツ食品株式会社(加藤英敏社長、愛知県名古屋市)は、「乳酸菌が入った 蒸しサラダ豆」を9月1日より全国で発売する。
「乳酸菌が入った 蒸しサラダ豆」は、北海道産大豆、ひよこ豆、赤いんげん、青えんどうの4種の豆を、手軽に且つそのままでもおいしく食べられるよう仕上げた商品。いつもの食事にプラスするだけで、食卓を彩る。
いろいろな種類の豆を手軽においしく食べたいと思っている人や、食物繊維を積極的に摂取したいと思っている人にもおすすめ。
また、同商品には植物由来の乳酸菌が100億個入っており、豆だけでなく乳酸菌も手軽に摂取することができる。内容量75g、賞味期限は常温90日。同社では『サラダがあったら!シリーズ』より「クリーミーかぼちゃサラダ」と「蒸し鶏入りごぼうサラダミニ」も新発売。家庭での調理が大変なかぼちゃやごぼう、蒸し鶏を簡単手軽に楽しめるよう提案する。
【2019(令和元)年8月5日第4988号11面】
 
カネハツ食品株式会社> http://www.kanehatsu.co.jp/

水上食品(愛知県北名古屋市)

のり豆
極大粒タマフクラ煮豆
有限会社水上食品(水上眞二社長、愛知県北名古屋市)は創業80年の煮豆・惣菜・佃煮メーカー。同社では〝パンに合う煮豆〟をテーマに「珈琲花豆」「シナモン花豆」「黒糖花豆」を開発、洋風煮豆シリーズとして発売し人気を集めている。
ふっくらと炊き上げた花豆にそれぞれ絶妙な味付けを施し洋風煮豆として仕上げている。バニラアイスの付け合わせやケーキの具材としてなど楽しみ方も様々で、若者にも訴求できる商品となっている。
同社では、北海道産の日本一大粒の大豆〝タマフクラ〟製品として煮豆3種及び冷凍枝豆の製造販売も行う。タマフクラは極大粒の丹波黒豆と大粒ツルムスメとの交配で生まれ、2008年に登録された新種。粒の大きさは一般的な大豆の1・5倍にもなる。
このタマフクラを同社熟練の技法で、あさり・椎茸・桜えびと共に炊いたのが、それぞれ「あさり豆」「椎茸まめ」「さくら大豆」。ふっくらとしたタマフクラの旨みと食感に各素材の風味が重なり豊潤な味わいを生み出す。極大粒の豆が口の中でとろける感覚は他の大豆では味わうことの出来ない特別なものだ。
タマフクラの枝豆「たま富久良」は栗のようにホクホクした食感と自然な甘みが特長。無農薬に極力近い状態で栽培されており、現時点での収穫量は年間で5トン程しかない希少品となっている。
また国産の海苔佃煮に北海道大豆を加えた「のり豆」もオススメ商品。ご飯だけでなく、アボカドなど野菜との相性も良く、サラダのドレッシング代わりにも使用できる。
【2019(令和元)年8月5日第4988号11面】
 
有限会社水上食品 http://www.mizukamifoods.co.jp/

服部醸造(北海道二海郡八雲町)

鍋日和
チャンチャン焼きのたれ
チャンチャン焼きセット
こだわりの味噌「舞」
チューブ入りダシ味噌「鍋日和」
服部醸造株式会社(服部雅彦社長、二海郡八雲町)は昭和2年創業の味噌・醤油メーカー。その歴史は古く、明治維新の際に徳川家より北海道開拓の命を受け、尾張より渡道。伝統ある尾張藩の「㊇」の印を受け継ぎ、八雲にて味噌・醤油の製造を開始した。
道南地方で親しまれている八雲町の日本海側より採取した良質な海洋深層水を使用した「OKみそ」を始め、同社の味噌は全て海洋深層水入り。こだわりの麹製品を数多く揃え、「マルハチ」の屋号で知られている。同社では道東の昆布粉末を同社特製味噌に配合したチューブ入りのダシ味噌である「鍋日和」を新発売した。
チューブ入りの味噌をお湯にそのまま溶かすだけで簡単手軽に鍋が楽しめる商品。鍋に水と「鍋日和」を入れ、温まったら好きな具材を加えるだけで様々な本格鍋が出来上がる。昆布粉末のほか、かつお節や椎茸エキスなどを加え味に深みを与えており、魚介や肉など様々な具材の味わいを引き立てる。味噌汁や炒め物などにも使用でき、「少しだけ味噌が使用したい」時など、単身世帯にも便利な商品だ。
同商品は同社女性社員のアイデアから生まれた。その後、部門間の枠を取り払い社内で開発グループを結成、味わいやパッケージなど試行錯誤を繰り返しながら、商品開発を進めた。服部由美子専務は「女性社員を中心に社員一丸となり考えた自信作。是非お試し頂きたい」と語る。
また「チャンチャン焼きセット」を新発売する。北海道長万部(おしゃまんべ)で水揚げされた肉厚な鮭の半身(冷凍)、キャベツ・玉ねぎ・ピーマンなど北海道産の新鮮野菜(冷凍)、同社特製のチャンチャン焼きのたれとバターがセットになった商品。北海道の秋の味覚を自宅で手軽に楽しめる内容となっている。
北海道産の大豆と米100%でつくった同社こだわりの味噌「舞」は、今年4月、週刊文春で政治評論家の杉村太蔵氏がオススメ商品として紹介し人気を集めている。尾張徳川家へ献上され、伊勢神宮にも奉納される同社の伝統が詰まった逸品となっている。
【2019(令和元)年7月29日第4987号18面】
 
服部醸造株式会社 https://maru-8.net/

村山健次商店(新潟県新潟市)

プレミアム味噌
糀美人 糀醤
健次の晩酌小鉢
こだわりの味噌
手間と時間を惜しまない
有限会社村山健次商店(村山武則社長、新潟市江南区)は、越後、亀田郷で明治15年酒蔵として創業。その後、時代の変遷とともに、家業を変え、現在は、味噌造りを主に行いながら、糀や漬物などを製造販売する老舗となった。酒蔵時代からの製法、技術を受け継ぎつつ、手間と時間を惜しまない、こだわりを持った商品を生み出している。
村山健次商店の味噌は、昔ながらの大きな和釜で、木杓文字を使い休むことなく混ぜ続け、じっくりと煮た大豆を丁寧に潰して糀と合わせ、常温で一年、自然の力に任せて熟成させる。昔ながらの手間暇かけた製法で、丹念に仕上げている。
村山健次商店のこだわり味噌の中でも、今年特に力を入れている商品が「プレミアム味噌」。全国に米どころとして知られる新潟県の新品種米で、豊潤な甘みとコクを持つ「新之助」米で明治から続くこだわりの製法で仕込んだ「生糀」と近隣の亀田横越地域の若手農家を中心に作られた「カメヨコ大豆」と塩で作った味噌。無添加で、1年間常温で自然の力に任せて熟成させ、〝新潟で一番美味しい味噌〟と言われるくらいの味を目指した自信作。内容量は1㎏で賞味期限は180日。
もうひとつの注目商品は、味噌蔵ならではの独自製法でブレンドした糀菌と新潟のお米で製造した「生糀」に醤油、唐辛子を合わせて作った「糀美人糀醤」。糀と醤油と唐辛子がよく合い、食材の旨味を引き立て、マヨネーズと合わせ生野菜につけたり、炒めものに加えたりと幅広いシーンで使える発酵調味料。内容量は230gで賞味期限は90日となっている。
「健次の晩酌小鉢」は、3品入った盛り合わせの人気商品。こだわりの手作り味噌に亀田郷特産の「梨蜜」を合わせ、山古志産かぐら南蛮の辛みと旨味が合わさり、まろやかな口あたりが特長の「かぐら南蛮味噌」。ご飯にのせて食べるのはもちろん、野菜につけたり、油揚げはさみ焼きに入れたりと様々な食材と相性が良い。内容量は40gで賞味期限は60日。「しそ巻らっきょう」は、らっきょう1粒1粒を赤しその葉で手巻きをして甘酢に漬け仕上げた、ぱりぱりとした食感がたまらない一品。内容量は5粒で賞味期限は40日。千切り生姜におかかをたっぷりまぶして甘辛く煮詰めた「生姜のつくだに」は、甘じょっぱくてピリッとした味が特徴だ。内容量は40gで賞味期限は30日。
【2019(令和元)年7月22日第4986号7面】

有限会社村山健次商店 http://murayamakennzi.shop-pro.jp/

菊池食品工業(東京都板橋区)

蒸し大豆
蒸し黒豆
おやつに「蒸し黒豆」
煮豆、佃煮、惣菜の大手メーカーである菊池食品工業株式会社(菊池光晃社長、東京都板橋区)は、秋冬向けの新商品「蒸し黒豆」と「蒸し大豆」を提案している。
蒸し豆市場は年々拡大しており、高たんぱく、低カロリー、豊富な食物繊維を含んでいることから〝健康食品〟として認知され、需要を伸ばしている。
「蒸し黒豆」は黒大豆を蒸かし炊きにしてほくほくとした食感に仕上げた。ほんのり甘く、1袋125kcalとカロリーが低いので女性や子供のおやつにもぴったりだ。レタスの約9倍の食物繊維を含んでおり、そのまま手でつまめて、チャック式なので持ち運びにも便利。保存料・着色料は使用していない。内容量は50gで賞味期間はD+179日。
「蒸し大豆」は、北海道産黄大豆を使用。豆を蒸すことにより、豆が持つ栄養と旨味を逃さず閉じ込め、ほくほくとした食感に仕上げた。
くせがないので、サラダやカレー、スープ等、様々な料理に合う。保存料・着色料は不使用。内容量は100gで賞味期間はD+59日。
【2019(令和元)年7月22日第4986号10面】
 
菊池食品工業株式会社 https://www.kikuchi-shokuhin.co.jp/

髙橋製粉所(福井県福井市)

たかはしの打豆
福井の伝統食「打豆」
福井県の伝統食材〝打豆〟を全国へ発信すべく努力しているのが、株式会社髙橋製粉所(髙橋英夫社長、福井県福井市)だ。
打豆とは、大豆を石臼の上でつぶし、乾燥させた大豆の保存食である。福井県では特に、味噌汁に入れて食べる打豆汁が古くから親しまれてきた。
同社ではこの打豆を60年以上前から製品化し、現在は「福井の味たかはしの打豆(100g入)」として販売している。石臼で打つ製法を独自の機械で再現することで、形良く、崩れないつぶし具合を実現可能になった。
打豆は水煮や蒸し豆よりも、水にさらす時間が短いため栄養成分の流出が少ないのが特長。それでいて、つぶしているのですぐに火が通り調理しやすい。大豆の栄養を余すことなく手軽に食べられる、先人の知恵が詰まった食べ方というわけだ。
味噌汁の具材として食べる打豆汁が基本だが、煮豆・蒸し豆を使う料理なら何でも代替可能。調理済みですぐに食べられるレトルト食品シリーズ「大豆食堂」は11月を目処にリニューアル予定で、トマト煮などを用意する。
また同社が運営する打豆のPRサイト「越前打豆本舗(uchimame.com)」にはアレンジレシピや、打豆の歴史などを掲載している。
髙橋社長は、打豆やその背景にある福井県の文化まで知ってもらい、伝統を後世へ伝えていきたいとの思いから食育活動にも熱心に取り組んできた。大豆ブームとも言える今、煮豆、蒸し豆に続く食べ方として、この伝統食材の提案を広げている。
【2019(令和元)年7月22日第4988号5面】
 
株式会社髙橋製粉所 https://echizen-konaya.com/

高口又四郎商店(新潟県新潟市)

AL お豆の王様
棒だら煮
鮭ジャンボ巻
にしんジャンボ巻
なんばんみそ
事業継承の逸品「なんばんみそ」
株式会社髙口又四郎商店(髙口和則社長、新潟県新潟市北区)は、「お豆の王様」や「ひたし豆」で知られる青大豆のトップメーカー。素材の旨味を活かしたシンプルな味付けに仕上げており、全国の量販店で人気となっている。
同社は昨年6月、廃業する加藤作次郎商店から佃煮製造の事業を継承。機械や社員も受け入れて急ピッチで専用工場を竣工し、同年7月から操業を開始した。スタートから1年が経過し、工場は順調に稼働。新潟の食文化に根差した伝統食品は地元を中心に好評を博しており、新規取引先も増えて拡売につながっている。
「棒だら煮」は、北海道産の乾燥棒だらを一晩かけてじっくりと水で戻し、水戻しした棒だらを水煮。ふっくらとさせた棒だらを調味液で煮込み、自然冷却させて味を浸透させる。鱈の旨味が凝縮した逸品で、独特の風味が味わえる。「棒だら煮」は物流が円滑ではなかった時代、新潟県では貴重なたんぱく源として食され、今でもお盆や催事、正月に食卓に並ぶ郷土食として親しまれている。内容量は270gで賞味期限はD+119。
「鮭ジャンボ巻」は、質の良い北海道産の昆布と国産の鮭を使用し、手作業で鮭を丁寧に昆布で巻いた。下処理をした上で調味を行い、一晩寝かせて味を中まで浸透させた。輪切りにすると美しい見た目になるため、正月などのおもてなし料理として利用されている。内容量は1本で賞味期限はD+59。
「にしんジャンボ巻」は、良質の北海道産昆布と脂の乗りが良くしっかりとした身が特徴のノルウェー産にしんを使用。手作業でにしんを昆布で巻き、丁寧に下処理を施した上で煮込み調味を行う。一晩寝かせて味を中で浸透させたものを包装、加熱殺菌した。祝い事の時などに食されてきた一品で、地元では定番となっている。内容量は1本で、賞味期限はD+59。
8年前に地元の企業からレシピを引き継いだ「なんばんみそ」は、北国の伝統的な家庭料理。味噌、しそ、砂糖を二重釜で煮詰めた伝統食。昔から作られてきた味をそのままに、しその香りと唐辛子のピリッとした味が食欲をそそる。特に食欲が落ちる暑い時期にオススメだ。温かいご飯はもちろん、おにぎりの具、もろきゅうなどの他、調味料としても幅広く利用できる。内容量は100gで賞味期限はD+59。
また、輸出用商品としてシンガポール、オーストラリア、ロシアへの販売をスタートした「AL お豆の王様」は、厳選された国産青大豆をその前形である枝豆の風味になるよう濃すぎず薄すぎないようにむき枝豆風に調味。ビールのおつまみや酒の肴、ヘルシーなサラダのトッピング、豆ごはん等、色々な料理に利用できる。
包装資材をアルミにすることにより、光によるダメージを防ぎ、豆の色と風味を保つことができて長期保存が可能になった。なお、原料は国産青大豆100%使用で、遺伝子組換えではない。内容量は固形量100g(液30g)で賞味期限はD+364。
【2019(令和元)年7月22日第4988号7面】
 
株式会社髙口又四郎商店 https://www.takaguchi-m.com/

オクヒロ食品(広島県三原市)

蒸しミックス豆
「蒸しミックス豆」発売
オクヒロ食品株式会社(奥延浩寿社長、広島県三原市)は、煮豆や佃煮、惣菜など伝統食品の製造を手がけるメーカー。近年は市場が拡大する蒸し豆商材や、長年にわたって実績を有するサツマイモ商材が伸びを見せている。
「蒸しミックス豆」は4月から案内を開始している新商品で、定番の白大豆をベースに、大粒で豆自体の甘味が強い青大豆、洋風の煮込み料理にも使われるなど幅広い用途で人気の金時豆を加えたもの。これらは全て国産原料を使用しており、中でも金時豆は北海道での不作から需給バランスが逼迫するものの、同社では安定的な供給体制を敷いている。このほか蒸し豆商材では広島県産大豆使用の「蒸し大豆」、北海道産金時豆使用の「蒸し金時豆」があるが、いずれもしっとりとした仕上げで豆の美味しさを味わえるよう、工夫が施されている。他にも産地を限定した豆を加工することで地産地消型の商品も手がけており、エリアマーケティングを進めるチェーンなどからの需要が高い。
またサツマイモでは、甘露煮シリーズが安定した需要を誇る。釜でじっくりと炊き込む昔ながらの製法は、内部まで味が浸み込んでいるほか、製造から時間が経過しても見た目の色鮮やかさが損なわれないのが特徴。その重厚な味わいを手軽に味わえる輪切りとして提供できるのは同社ならではで、80g入りの「おさつポテト」から大容量の400gまで幅広く対応している。
なお同社は昨年、平成30年度食品衛生優良施設表彰にて、厚生労働大臣表彰を受賞した。奥延社長は地元三原市の食品衛生協会で専務理事を務めており、自社及び地域の衛生管理実現に尽力。瀬戸内海を望む三原の地から、安全安心な商品を全国へ供給している。
【2019(平成31)年4月29日第4976号9面】
 

マルヤナギ小倉屋(兵庫県神戸市)

店頭人気No.1の蒸し豆ごはん
2月発売の「おやつ蒸しまめ」
2月発売の「サラダ蒸し大豆」
『おいしい蒸し豆シリーズ』が躍進
蒸し豆・煮豆・佃煮のマルヤナギブランドを展開する株式会社マルヤナギ小倉屋(柳本一郎社長、神戸市東灘区)では、『おいしい蒸し豆シリーズ』の躍進が続いている。
現在のおいしい蒸し豆シリーズの展開は、機能性表示食品の「蒸し大豆」「蒸し黒豆」「蒸しサラダ豆」をベースとして、「ほの甘蒸しあずき」、今年2月に発売した「おやつ蒸しまめ」、蒸し豆発売から15周年を記念して同じく2月にリリースした「サラダ蒸し大豆」の計6品。「サラダ蒸し大豆」では国産かつ減農薬・減化学肥料栽培の特別栽培大豆(黄大豆・黒大豆・紅大豆Ⓡ・青大豆)を使用した希少性、「おやつ蒸しまめ」では5種の豆(大豆・黒豆・紅大豆Ⓡ・青えんどう・ひよこ豆)の旨味が味わえるギルトフリースナックと、これまでのラインナップに無い特徴を有する。ここに『おいしい雑穀シリーズ』5品を加え、伸長を続ける〝蒸し〟市場に対し多彩な提案が出来るのが、大きな強みとなっている。
なお蒸すことで大豆本来の旨味や栄養を逃さない蒸し豆は、様々な料理レシピへの活用が可能。同社では量販店店頭での試食提案を盛んに行うが、中でも炊いたご飯に加えて混ぜるだけの「蒸し豆ごはん」は一番人気のメニューとなっており、試食が購買へと繋がるケースが増加している。
また同社では近年、『人は食べたもので出来ている』との考えから、食育活動にも注力する。商品企画マーケティング推進部の尾鷲美帆部長は「体に良い食材も、それさえ食べていれば良い訳ではない。大切なのは一人一人が自分に合った食べ方を考えて実践することで、そのために様々な情報を伝えて行きたい」と、その活動方針に言及。子供から大人まで、幅広い世代を対象とした食育を推進している。
【2019(平成31)年4月29日第4976号9面】
 
株式会社マルヤナギ小倉屋 https://www.maruyanagi.co.jp/

フンドーダイ五葉(熊本県熊本市)

透明醤油業務用
「透明醤油」業務用で
株式会社フンドーダイ五葉(山村脩社長、熊本県熊本市)は、15日より「業務用透明醤油」1Lを、全国の業務用ルートおよび一部の通販ルートで発売する。
「透明醤油」は、フンドーダイ独自の技術により作り上げた、本醸造濃口醤油の芳醇な香りを味わうことのできる透明な醤油である。本商品は、素となる本醸造濃口醤油を製造後、フンドーダイ独自の透明化する技術によって、醤油の風味と味わいが残る原料が出来上がる。
そこから、老舗醤油メーカーの調合技術で醤油としての味を最終工程で整えて作り上げる。本醸造濃口醤油を作る工程に加え、透明の醤油を製造する工程、製品の調合工程の3つの製造工程を経ており、手間とコストをかけて作ったこだわりの商品だ。
同社では2月より、市販用として100㎖の「透明醤油」を発売してきたが、業務用顧客からの大容量サイズでの商品化の要望を受け、新たに製法と原料の見直しを行い、業務用で使える商品として「業務用透明醤油」1Lの発売に至った。
醤油の味わいはそのままに、素材の色を最大限に活かしたい料理におすすめ。ジュレ状、エスプーマにしてソースとしてスタイリッシュなお料理に、また、スープとしてなど、オリジナルのメニュー作りが可能。もちろん漬物・佃煮・惣菜など食品製造にも利用可能だ。和食の枠を超え、さまざまな料理の調味料として使える商品だ。
【商品詳細】▼商品名‥業務用透明醤油▼分類・品名:しょうゆ風調味料▼価格:オープン価格▼容量:1L▼原材料名:しょうゆ蒸留液、食塩、醸造酢/調味料(アミノ酸等)、アルコール、環状オリゴ糖、甘味料(ステビア)、(一部に大豆・小麦を含む)▼発売地域:全国▼販売ルート:業務用ルート、一部通販ルート▼発売日:4月15日▼販売者:株式会社フンドーダイ五葉
【2019(平成31)年4月29日第4976号10面】
 
株式会社フンドーダイ五葉 https://fdgoyo.jp/

ちくま食品(東京都江東区)

大江戸甘みそ赤と白
力士みそ
大江戸あまさけ
江戸味噌を忠実に復刻
株式会社ちくま食品(竹口友章社長、東京都江東区)は元禄元年(1688年)、永代橋のたもとに味噌醸造業「乳熊屋作兵衛商店」を開店して以来、創業330年を誇る老舗である。明治18年に千歳座(現在の明治座)において初演された河竹黙阿弥作『四千両小判梅葉』では「道理で味がいい味噌はちくまにかぎるのう」と歌舞伎の台詞場面にも出てくるほどで、ちくま食品の「大江戸甘みそ」はまさに江戸時代から親しまれてきた本来の江戸味噌を忠実に復刻し、その味わいを今に伝えている。
「大江戸甘みそ赤」は米糀をたっぷり15割、塩分は5・5%と低塩に仕上げている。ほんのり甘口ながら、コクのあるきめ細やかな口当たりの味噌である。味噌汁以外にも煮込み料理等にもおすすめ。
「大江戸甘みそ白」は糀歩合12割で、麹の甘さがほどよく混ざり合った深みある贅沢なお味噌。こちらも塩分7・5%と低塩に仕上げている。竹口社長は「塩かどが少なくコクがあるのが特長である。業務用の出荷でも引き合いを強めており、最近では味噌ランタンとして焼き菓子にも使用されている」と説明した。
老舗味噌メーカーとして良質な糀が原料となっている同社自慢の「大江戸あまさけ」も昨年夏にスタンドパウチでパッケージリニューアルした。
米糀由来で砂糖不使用のため程よい甘さが楽しめる。そのまま飲めるアルコール0%のストレートタイプで糀の粒々も残しつつも後味はスッキリ。お子様からお年寄りまで幅広い年齢層で楽しめる甘酒だ。
またおかず味噌として人気の「力士みそ」は、国産鶏肉のそぼろがたっぷりのちょっぴりピリ辛で風味満点の肉みそ。別名『ちから味噌』とも呼ばれており、力士達が激しい稽古後、鍋の味付けのほか、ちゃんこをする際にご飯やおにぎり、お茶漬け、プチ贅沢なTKG(卵かけご飯)、鍋の味付けにも使用。部屋ごとに工夫を凝らして幅広く料理に使用されているという。300年の伝統の技で造り上げたちくま味噌と角界の伝統の味わいが忠実に生かされており、是非堪能してみたい一品だ。 
【2019(平成31)年3月25日第4972号4面】
 
株式会社ちくま食品 http://www.chikuma-tokyo.co.jp/

菅谷食品(東京都青梅市)

人気上昇中の「北海道産ひきわり納豆」
農林水産大臣賞の「つるの子納豆」
注目の経木納豆「国産小粒大江戸せいろ蒸し」
炭火造りを行う石室
有限会社菅谷食品(高橋武男社長、東京都青梅市)は『納豆造りは、納豆菌と職人が互いにわかりあうことから始まる』という言葉を胸に、納豆菌と日々、話しながら発酵の最適条件を求め納豆の製造を続ける。
今年2月、北海道札幌市で行われた納豆日本一を決める第24回全国納豆鑑評会では菅谷食品の「北海道産ひきわり納豆」がひきわり部門特別賞を3年連続で受賞した。ひきわり大豆は発酵度合いを見極めることは丸大豆よりも難しい。同社の取組が高く評価されたことが示された形だ。
菅谷食品の「北海道産ひきわり納豆」は食感がやわらかく、ふっくらとした納豆用に使用されている大粒大豆をひきわり納豆に使用。契約栽培のこだわりの北海道産を原料に採用しており、その美味しさから大人気となっている。50gの2個入。賞味期限は9日。
ひきわり納豆は大豆を挽いてから作るため一般の粒納豆よりも消化が良いとされる。また、ひきわり納豆の方がカルシウムを沈着させるためのオステオカルシンの働きを活発化させるビタミンK2を多く含んでおり骨粗鬆症予防になることがテレビでも紹介され脚光を浴びている。粒の表面積も広いため納豆菌がつくるナットウキナーゼも多く作る。このナットウキナーゼは血栓を溶かす強力な作用を持っており、脳梗塞の予防に役立つ。
菅谷食品がモットーとしている〝納豆菌との会話〟とはどういうことなのか。製造の責任者である関本政英専務にあらためて聞くと「最後に発酵の具合を見極めていく時、豆の固さ、糸引きなど、納豆の出来栄えを見ると何を納豆菌が求めているのか教えてくるのが〝納豆菌との会話〟。そのためには浸漬、蒸煮、発酵、熟成など全ての工程で細心の注意を払うこと。そのことを高橋社長から今も教わっている」と話した。
納豆造りに関しては『せいろ蒸し』という伝統製法にこれからも注力していくという。蒸気を下から上に豆をやわらかく包みながら蒸し上げることで発酵に必要な豆の養分と旨味をたっぷりと残すことができるためだ。今後は『せいろ蒸し』で且つ大量生産できる新しい釜を全ラインで揃えていく方針で同社の強みにしていく。
また、納豆を発酵させる室では制御盤だけに頼らず最終チェックは一列ごとに人の目で行い、出来栄えを判断。通常の室だけでなく大谷石の石室も完備しており炭火を用いた高質な経木納豆も菅谷食品はラインナップとして揃えている。この室で発酵させる製法を石室炭火造りと言い、炭火、大谷石、檜から出る遠赤外線効果を生むことができるよう煮豆を経木で包み発酵段階における納豆菌の働きを絶妙なものとしている。
【2019(平成31)年3月25日第4972号5面】
 
有限会社菅谷食品 https://sugaya.co.jp/

まるだい(群馬県前橋市)

おいしい大粒納豆
おいしい小粒納豆
おいしいひきわり納豆
フリーズドライ納豆
株式会社まるだい(柳澤敬一社長、前橋市富士見町)は、国産大豆に特化した納豆・豆腐・豆乳を製造する大正八年創業の老舗メーカーである。日本百名山に数えられる赤城山の麓、地元群馬県産のほか、北海道産、東北産などの大豆にこだわり納豆用には糖度の高い大豆、豆腐用にはタンパク質の高い大豆と使用品種を厳選し製造している。
同社の社紋がパッケージに描かれている納豆の「おいしいシリーズ」は、大粒、小粒、ひきわりと3種のラインナップを揃えている。
「おいしい大粒納豆 青森県産」は青森県産オオスズ大豆を使用し、中はふっくら、外はしっかりとした食感に仕上げた大粒納豆である。粒が大きいため、大豆の味をより味わえる一品となっている。納豆ブームの中でこうした食べ応えあるラインナップにも注目度は高まりそうだ。規格は45g×3、賞味期限は9日間。
「おいしい小粒納豆 北海道産」は北海道産ユキシズカを使用した糸引きの良い小粒納豆。納豆向きの大豆で、大豆の甘味・旨味がぎゅっと詰まった仕上がりとなっている。平成30年に開催された『第23回全国納豆鑑評会 小粒部門』において特別賞を受賞した逸品である。規格は40g×3、賞味期限は9日間。
「おいしいひきわり納豆 秋田県産」は『第18回全国納豆鑑評会 ひきわり部門』において、1位受賞した商品のリニューアル版。秋田県産リュウホウ大豆を使用しおいしく仕上げている。粒の食感も良く納豆の風味も豊かだ。ひきわり大豆は丸大豆に比べ発酵管理が難しいと言われるため、まるだいの製造レベルが高いことが窺える。ひきわりタイプはビタミンKが丸大豆の納豆より多く、大豆の皮がついていないので消化吸収しやすいため効率よく栄養を摂ることができる。昨年からブームにもなっている。規格は40g×3、賞味期限は9日間。
 このひきわりをフリーズドライにした「フリーズドライ納豆」も小売、外食問わず人気となっている。納豆のおいしさそのままに、栄養素もほとんど失われていないのが特長だ。イタリアンやエスニック、中華料理のトッピングにもマッチするため、国内外問わず外食で引き合いは強まっている。もちろんお味噌汁やサラダにも合い小売向けとしても販売している。賞味期限は常温で180日間。
おいしい国産きぬとうふ
数ある豆腐製品の中からは「おいしい国産きぬとうふ」を紹介したい。東北産大豆をブレンドした無調整豆乳を、石垣島天然本にがりで固めて作った充填豆腐となっている。豆乳濃度が高く、大豆の甘味と風味を楽しむことが出来る。2連タイプの個食用。規格は150g×2、賞味期限は20日。
まろやか純豆乳
また、前述の無調整豆乳を飲み切りサイズにした「まろやか純豆乳」も売れ筋の一つだ。豆乳濃度10%以上で飲む豆腐と言われるほどの濃さながら、さっぱりとした味わいが特長だ。地元・群馬県の旅館ではこの豆乳の業務用サイズを使用し、朝食に出来立ての豆腐を提供する形が人気を博している。規格はポーションタイプで180ml、賞味期限は20日間。
【2019(平成31)年3月18日第4971号7面】
 
株式会社まるだい http://www.marudais.jp/
 

盛田(愛知県名古屋市)

マルキン 醤の郷 小豆島 丸大豆生しょうゆ 700ml
マルキン こいくちしょうゆ
株式会社JFLAホールディングス(檜垣周作社長、東京都中央区)の子会社である盛田株式会社(檜垣周作社長、愛知県名古屋市)は、香川県小豆島産の木桶仕込みの天然醸造しょうゆ「マルキン醤の郷小豆島丸大豆生しょうゆ」(700㎖と200㎖)を新発売した。
同商品は、国産の丸大豆、小麦、塩を使用し、じっくり仕込んだしょうゆを生のまま瓶詰めした。まろやかで奥行きのある繊細な味わいと、生のしょうゆならではの豊潤ですっきりした香りを楽しめる。
瀬戸内海に浮かぶ小豆島には、約400年前にしょうゆ造りが伝えられ、日本のしょうゆの4大産地の一つとして発展してきた。しょうゆ蔵や佃煮屋が軒を連ねる小豆島の馬木、苗羽(のうま)地区は、「醤の郷(ひしおのさと)」と呼ばれている。「醤の郷」に集う13のしょうゆ蔵の多くは、木桶で仕込む伝統的なしょうゆ造りを続けている。 全国で2000基あまりしか残っていないといわれている、しょうゆ造りに使われる大桶(おおこが)のうち、この地で1000基以上が大切に使われており、現役でしょうゆを仕込んでいる。
現役で307本(2019年2月現在)の木桶がしょうゆを仕込んでいるマルキンの天然醸造蔵は、日本最大級の規模を誇る。その貴重な文化的価値から、1996年に国の登録有形文化財に指定された。
また、同社では香川県小豆島産の密封ボトルのしょうゆ「マルキンこいくちしょうゆ」「マルキンうすくちしょうゆ」及び6倍濃縮の万能つゆ「マルキンデラックスつゆ500㎖」を新発売した。
「マルキンこいくちしょうゆ」「マルキンうすくちしょうゆ」は密封ボトル入りのため、しょうゆを空気に触れさせないことでおいしさを保ち、香ばしさと豊かなコクを長く楽しむことができる。
「マルキンデラックスつゆ500㎖」は、40年以上前に発売され、風味豊かな味わいと使いやすさから、長く愛されてきたロングセラー商品。小豆島産の香ばしいしょうゆに、うるめいわし節・かつお節・昆布の旨みをきかせた豊かな味わいで、様々な料理に使用できる。世帯人数の減少や、家庭での調理が減っている傾向がある中、小容量の商品が使いやすいとの声に応え、500㎖サイズを新発売する。
【2019(平成31)年3月11日第4970号10面】
 
盛田株式会社 http://moritakk.com/
株式会社食料新聞社
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東京都台東区浅草橋5-9-4 MSビル2F

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