株式会社食料新聞社|東京都台東区|新聞の出版|漬物|伝統食品|発酵食品|情報、広報、宣伝サービス

qrcode.png
https://www.syokuryou-shinbun.com/
モバイル版はこちら!!
バーコードリーダーで読み取り
モバイルサイトにアクセス!

株式会社食料新聞社
〒111-0053
東京都台東区浅草橋5-9-4 MSビル2F
TEL.03-5835-4919(ショクイク)
FAX.03-5835-4921
mail:
info@syokuryou-shinbun.com
──────────────────
・食料新聞の発行
・広報、宣伝サービス
・書籍の出版
──────────────────
 

塩事業センター

 

2018年12月3日号 塩事業センター

2018年12月3日号 塩事業センター
 
見学会では実験棟も回り説明を受けた
海水総合研究所で講演  テーマは塩づくりと錆び
公益財団法人塩事業センター海水総合研究所は2018年11月27日、同研究所の講習室で「ソルト&シーウォーターサイエンスセミナー2018」を開催した。同セミナーは2004年から毎年開催されている講演会。今年で15回目を迎え、塩に関する種々のテーマを取り扱ってきた。
セミナー司会は海水総合研究所の吉川直人所長が務め、塩事業センターの津田健理事長が「塩に関する調査研究事業を行っているのが海水総合研究所である。腐食対応に関しては20年くらい前の調査でも当時のGNPの1~2%と非常に大きなコストがかかっており、そうした傾向は今も続いていると思われる」と挨拶の中で述べ、本日テーマの「塩づくりと錆び」について考える意義を示した。
講演会で最初に登壇したのは大阪府立大学大学院工学研究科の井上博之准教授で「なぜ金属は腐食するのか」と題し腐食に関する身近な話題から海水を使用するプラントまで、腐食を防ぐにはどうしたらよいかについて解説が行われた。井上准教授は腐食は止めることはできないが予測の中で遅らせることが技術であるとし、塩づくりの装置(減圧沸騰による濃縮)は、酸素による腐食を抑制するメカニズムを内包していることを確認した。最終的には経年劣化設備で起きる外面腐食の対策は塩製造においても重要であると話した。
続いて塩事業センター海水総合研究所の中村彰夫主任研究員は日本独自の製法であるイオン膜・立釜法を中心に日本の塩づくりと腐食(錆び)の現状について述べた。それによると製塩環境の腐食性というのは局部腐食のケースを考えなくてはならず、塩化物イオン濃度が上がるにつれて腐食性は高くなることを指摘。特にせんごう工程の腐食性が高いことを話した。製品の安全性に与える影響はほとんどないが、立釜の建設費、維持費としてコストに影響を与えるという。また、腐食の実例としては孔食、応力腐食割れ、すきま腐食、潰食、異種金属接触腐食というように様々なケースがあるため、各特性を理解し対処する必要性も語られた。
最後に同じく塩事業センター海水総合研究所の中島聖珠研究員が海水総合研究所で実施している腐食防止技術の研究の中で材料マップの構築、いわゆる任意の温度、組成、圧力(真空度)、において使用できる金属を選定する方法を確立する研究を紹介した。立釜の構成材料はステンレス鋼やニッケル合金があるが塩水の濃縮度、温度が高くなると臨界電位が低下して腐食しやすくなることや酸素濃度が低いと自然電位が低下して腐食しにくくなり、銅イオンの影響も受けにくくなることが伝えられた。
講演会終了後は見学会を実施。多数の参加者が本館の分析室や実験棟を回り次世代型イオン交換膜装置が本格稼働する見込みなど、最新の状況も語られた。
【2018年12月3日第4958号7面】
 
公益財団法人塩事業センター  https://www.shiojigyo.com/
 
 
津田理事長
 
吉川所長
 
井上氏
 
中村氏
 
中島氏
 

2018年6月25日号 塩事業センター

2018年6月25日号 塩事業センター
 
食塩 減塩タイプ200g
需要喚起と減塩商品
公益財団法人塩事業センター(津田健理事長、東京都品川区)は漬物需要が高まる時期に店頭で原料野菜と共に大量陳列を行い、需要喚起を行っている。6月は梅の時期であり、全国的に「食塩5㎏」を中心に今年も各地の塩元売会社を通じて積極的な売り場提案を実施する。
販促ツールとしては「食塩でつくる美味しい梅漬け」と「旬の山菜をおいしくいつもの食塩」の2つのポスターや「梅干し」や「キャベツの洋風漬け」のレシピを紹介した手に取りやすいリーフレットを用意した。商品紹介やレシピ提案だけでなく塩事業センターでは塩に関する様々な情報を分かりやすく提供することを目的にHP内に「塩百科」を掲載している。塩の基本、塩のつくり方、塩の用途、塩の選び方、数字で見る塩などの項目を設置し塩の知識が深まる内容となっている。
そして、今年春から新発売した「食塩 減塩タイプ200g」と「食卓塩 減塩タイプ90g」も好評で、展示会などでの反応も良く取り扱う小売店も増えてきている。HPで減塩レシピも紹介するなど塩事業センターならではのやり方で減塩商品の定着を進めている。
「食塩 減塩タイプ200g」は、シェア№1商品「食塩」と比べ塩分を50%カットし塩味のあるカリウムとにがりを加えておいしい塩味に仕上げた。うず潮で有名な徳島県の鳴門市の海水からつくった国産塩で保存にも便利な使いやすいチャック付きスタンディングパウチ入り。標準販売価格は248円(税抜)となっている。
 
食卓塩 減塩タイプ90g
「食卓塩 減塩タイプ90g」は、カリウムの配合を少なく抑えることで、くせのない塩味に仕上げた。「食卓塩」と言えば昭和27年発売以来カテゴリーシェアのトップを維持してきた〝赤いキャップ〟でお馴染みのロングセラー商品。びんの形状、振り出し易さはそのままで緑のキャップで新登場したというインパクトも大きい。標準販売価格は198円(税抜)となっている。
家庭での塩の消費量は年々減少傾向にある一方で、減塩タイプの塩商品は消費量が比較的安定している。そのようなニーズに着目し、さらにおいしさと使い勝手の良さで差別化を図っている。
【2018年6月25日第4939号12面】
 
公益財団法人塩事業センター  https://www.shiojigyo.com/
<<株式会社食料新聞社>> 〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-9-4 MSビル2F TEL:03-5835-4919 FAX:03-5835-4921