本文へ移動

糀・甘酒 商材・企業紹介 2019

12月30日号 福光屋(石川県)

KOJI POWER DRINK 3種
KOJI POWER DRINK
 
1625年創業、金沢で最も長い歴史を持つ酒蔵、株式会社福光屋(福光松太郎社長、金沢市)。現在は酒類に加えて発酵食品、化粧品の三本柱で事業展開する。
発酵食品の分野での注目商品が、甘酒造りの技術を応用した経口補水液「KOJI POWER DRINK」シリーズだ。自然な優しい甘味や旨味と爽やかな酸味で、一般的な甘酒とは違い、ゴクゴクと飲むことができる。
原材料は米、米麹、食塩のみ。独自の技術を用いて、発酵を絶妙にコントロールすることで麹がアミノ酸やクエン酸、ブドウ糖、オリゴ糖、ビタミンなどを生成する。これらは甘味や酸味の素になるとともに、身体への吸収効率に優れた成分であるため、日常の水分補給にぴったりの経口補水液となった。
シリーズラインナップは、まろやかな口当たりのにごりタイプと、すっきりとしたクリア(透明)タイプ、熱中症対策のため塩分濃度を0・2%まで高めたものの3種類がある。飲みやすいよう粒感を残さずに濾過するのも技術が光るポイントだ。また塩は奥能登・珠洲の揚げ浜式塩田法による天然塩を使用している。
麹が生み出す成分が体に良いことは既に広く知られている。しかしその代表製品である甘酒は口当たりの重さやカロリーの高さから日常の水分補給には不向きという声が多かったことが、本商品の開発のきっかけだ。
2020年は東京オリンピック・パラリンピックが開催される。炎天下での活動が増えることが予想される中、本シリーズは天然素材のみを使用した経口補水液としてさらなる注目が集まりそうだ。
この他、ベーシックな「糀甘酒」や、粒感を抑えた「シルキー甘酒」、「KOJI POWER DRINK」と同様の発酵方法で果糖を出した「さわやか甘酒」、乳酸菌と麹菌のダブル発酵効果が期待できる「ANP71」シリーズなど続々と甘酒関連商品を開発している。
【2019(令和元)年12月30日第5005号6面】
 
株式会社福光屋  https://www.fukumitsuya.co.jp/
 

12月9日号 コーセーフーズ(岐阜県)

酵素が生きているモチムギ生甘酒美活部
モチムギ生甘酒
 
麹、漬物の素で全国トップクラスの販売額を誇る株式会社コーセーフーズ(厚生産業グループ。里村大像社長、岐阜県揖斐郡大野町)は、「腸活を体験し、記録、参加できる」新しい発酵食品『酵素が生きているモチムギ生甘酒美活部』を12月1日より発売開始した。
本品は砂糖代わりにヨーグルトに混ぜることで、善玉菌を摂取(=プロバイオティクス)しつつエサを与える(=プレバイオティクス)ことができる。この2つの作用を組み合わせた「シンバイオティクス」は健康増進に効果的な〝腸活〟として注目を集めている。
ポイントの一つが、モチムギ(もち麦)だ。モチムギは野菜・穀物の中でも多くの食物繊維を含んでおり、食物繊維は腸内に棲む善玉菌の増加を促す力があると期待される。
また同社の米麹甘酒には生きた麹酵素や、同じく善玉菌のエサとなるオリゴ糖がたっぷりと含まれており、以前から腸の健康に効果があるという声が寄せられていた。
今回、モチムギを米麹甘酒に加え、さらにヨーグルトに混ぜる食べ方に特化することでシンバイオティクス習慣を効率的に促進できるようになった。
甘酒の健康機能性とともに〝飲む〟以外の活用法を提示してくれる本商品。新たな需要の開拓に、期待が高まる。
啓蒙コンテンツ充実
商品には腸活の手引書と記録用紙が付属されており、購入者はメールやSNSを通じてサポートを受けられる「美活部」コミュニティに参加できる。
4週間分(500g×4本)がセットで4980円。インターネット直営店「こうじや里村楽天店」などで購入できる。
【2019(令和元)年12月9日第5003号2面】
 
厚生産業株式会社  https://www.kohseis.co.jp/
 

12月9日号 養命酒製造(長野県)

養命酒製造 甘酒
甘酒初の機能性表示食品
 
「薬用養命酒」の製造販売元として知られる養命酒製造株式会社(塩澤太朗社長、東京都渋谷区)では、今年3月より甘酒商品としては日本初となる機能性表示食品「養命酒製造 甘酒」を発売。美容を訴求できる商品として、ドラッグストアや量販店などで販路を拡大している。
同製品は肌の潤い(水分)を逃しにくくする機能があることが報告されているパイナップル由来グルコシルセラミドを配合し、肌が乾燥しがちな人に適した機能性表示食品の甘酒。米糀のやさしい甘さですっきりと飲みやすく仕上げている。米糀由来のためアルコールは0%。
セラミドとは、化粧品などにも使用されている成分で、細胞間脂質の一つ。水分を蓄えて肌を保湿するとともに細胞間を隙間なく埋める役割を果たす。そのため、女性の認知度は高く、肌の潤いやバリア機能を持つ成分もあるとされる。
「カラダに優しい」「伝統的な」「醸造」のイメージが高い同社のブランド価値を生かした製品で、「飲む美容液」としてブームとなった甘酒の主な飲用理由を明確にすることで、差別化を図っている。また、デザインの大部分に「養命酒製造 甘酒」と「肌が乾燥しがちな方に」という文字を記載し、分かりやすく商品名や用途をPRしている。
ターゲットはケミカルなものに頼らず、自然の力でキレイになりたい40代女性。パイナップル由来グルコシルセラミドの1本当たりの含有量は1・2㎎で、一日摂取目安量は1日1本。内容量は125mlで容器はカートカン。賞味期限は12カ月(常温)。
【2019(令和元)年12月9日第5003号7面】
 
養命酒製造株式会社 https://www.yomeishu.co.jp/
 
 

11月11日号 宝来屋本店(福島県)

郡山市役所の検査を受け製造を再開
対応進め完全復旧間近に  台風19号による浸水被害も
 
味噌やあま酒などの製造で知られる株式会社宝来屋本店(柳沼広呂人社長、福島県郡山市田村町)は10月12日、台風19号の豪雨によって近くを流れる阿武隈川が氾濫した影響で、本社社屋及び工場が浸水する被害を受けた。
被害から約1カ月が経過した現在は復旧作業が進んでおり、あま酒製造ラインについては11月11日の完全復旧、味噌の仕込み作業についても22日の再開を予定している。
台風が通過した翌13日には、本社一帯が膝上まで浸水する被害があったものの、その後は復旧に向けた対応に注力。同社社員をはじめ、取引先・仕入先やSNS等を見て訪れた多くのボランティア、また同社がスポンサーになっている女子バレーボールチーム・デンソーエアリービーズの監督、スタッフらが必死の作業に当たり、25日には郡山市保健所が立ち入り検査を実施。先週までに一部のあま酒製品の製造再開、味噌の充填作業の再開に漕ぎ着けていた。なお被害後は停電により電話・FAXも使用出来なくなっていたものの、先週には復旧している。
柳沼広呂人社長と共に復旧作業の陣頭指揮をとった柳沼真行専務は「多くのボランティアの方々に加えて、業者の皆さんが自社の社員を連れて作業を手伝いに来てくださった。浸水した機械についても素早く修理対応いただいたことで、何とか製造の見通しをつけることが出来た。本当に多くの方々との繋がりを感じる1カ月になった」と話す。
現在は商品の出荷を徐々に再開しており、早期の完全復旧に向け最終的な対応を進めている。
【2019(令和元)年11月11日第4999号9面】
 
株式会社宝来屋本店 https://www.e-horaiya.com/
 
 

11月4日号 ベストシーン

ベストシーンの甘酒ヌーボー
ベストシーン「大吟醸甘酒ヌーボー」 長野県信濃町から全国へ
 
 株式会社ベストシーン(鈴木崇文社長、本社=和歌山県和歌山市小松原)は、長野県で特別栽培米・無農薬米の生産や、その加工品の販売を手がける企業。ここ最近では、昨年(2018年)発売の「大吟醸甘酒ヌーボー」の開発元として注目されている。
同社が認定農業者として生産を行う長野県上水内郡の古海地区は、新潟県との県境に程近い山あいにあり、冬には1m以上の積雪があるなど厳しい環境を有する。過去には広大な湿地が広がっており米の栽培が盛んだったものの、近年は耕作放棄地が増加。中山間地域ならではの課題を抱えている。
こうした背景から、地域での農業振興に貢献したいと創立したのが同社で、長野営業所の所長を務める佐藤泰春氏は「日本の文化である米作りを、未来へ守って行きたい。農業は儲からない、という現実を変えるためには付加価値の高い商品が必要」と話す。 
収穫間近の水田を前にする佐藤所長
 「大吟醸甘酒ヌーボー」は同社を代表する商品で、ワインのボージョレヌーボーのように、その年に収穫した新米を使用した甘酒。精米歩合は50%と米を贅沢に使用することで、雑味の無いクリアな味わいを生み出した。スイーツのような濃厚な味わいは好評を博し、現在は自然食品を取り扱う専門店・高質スーパーなどで取り扱いがある。昨年(2018年)「甘酒ヌーボーの日」(=小雪の日、2019年は11月22日)を日本記念日協会に登録するなど、新米の時期にあわせた販促活動も行っている。
 このほか商品展開としては、健康と美容をテーマにした甘酒「健美のしずく」、砂糖不使用で自然な甘さが味わえる「甘酒ミルクアイス」があり、夏場にはキッチンカーでの直売に出向くなど、甘酒の魅力を伝え続けている。佐藤所長は「ゆくゆくは甘酒の需要を増やし、近隣の生産者の米を買い取るなど、活動を拡大したい」としており、信濃町から全国へ向け、活躍の場を広げようとしている。
【2019(令和元)年11月4日第4998号3面】
 
株式会社ベストシーンhttps://best-scene.jp/
 

10月28日号 糀屋本藤

本藤社長
こだわりの発酵食が人気
 
有限会社糀屋本藤醸造舗(本藤浩史社長、長野県須坂市)は、明治2年に製麹業を生業として創業し、今年(2019年)で150周年の節目を迎えている老舗。現在は長野県産米を使用したみそを中心に、麹・醤油・甘酒などの製造販売を手がけている。
「室蓋糀(むろぶたこうじ)」は、長い歴史を有する同社を代表する商品。室蓋に入れて販売する昔ながらの方法は同社の名物で、これを目当てに直売店を訪れる常連客もいるほど。製造に当たっては、浸漬させた米を蒸かして菌を付け、室で発酵させるまで全てを手作業で行う。
「白こうじ」と「室蓋糀」
出来を大きく左右する発酵工程の管理では、最低でも夕方・夜中・朝方と1日3回以上の手入れを行うなど手間を要するが、4代目の本藤社長は「菌という生き物が相手なので、一定の製法で同じものが出来るとは限らない。原料やその日の気温などに合わせて微妙に手入れを変えることで、本当に美味しいものが出来る」と話す。
また同社では用途に応じて8種類の麹菌を使い分けしているが、「味噌作りには大豆分解酵素の多い菌が適し、甘酒作りには糖化力の強い菌が適する。一口に麹と言っても菌によって性質は全く異なるため、用途に応じたものを案内している」(本藤社長)とのこだわりが、長年の人気と信頼の元となっている。なお卸向けでは200g入りの「白こうじ」が人気を博す。
「信州ソムリエみそ」
またみそのカテゴリで注目なのが、少量入りで様々な味を食べ比べ出来る「信州ソムリエみそ」。これは料理によって相性の良い組み合わせがあるワイン同様、料理や好みに合わせたみそを提案したいとの想いからリリースしたシリーズ商品だ。ラインナップは、昔ながらのみそ玉製法で造られた「玉造りみそ」をはじめ、「特選みそ」「低塩みそ」「麦糀みそ」「匠白みそ」「匠赤みそ」「雑穀糀みそ」「そば糀みそ」の8種類があり、全て300gのためお試し感覚で購入出来るのが嬉しいポイント。
なお同社の販売ルートは卸に加えて、個人向け販売が主体。これは創業当時、近隣の米農家が自身で収穫した米を同社で加工してもらい、家庭で味噌作りを行っていた名残で、信州のみそ作り文化を支えてきた証でもある。また近年は直売店2階にあるカフェで、味噌や塩糀作りの体験講座を開くなど、PR活動にも積極的に取り組んでいる。
【2019(令和元)年10月28日第4997号3面】
 
有限会社糀屋本藤醸造舗 http://528.jp/
 

10月21日号 樽の味

お肌うるうる甘酒
樽の味 お肌うるうる甘酒 西日本で初の機能性表示
 
有限会社樽の味(細田幸治社長、本社=和歌山県御坊市島)は、肌の保湿を守る働きがあるという機能性表示食品の「お肌うるうる甘酒」を発売する。
商品に含まれる「米由来グルコシルセラミド」の「肌の潤いを保つ効果」についての届け出が消費者庁に受理された。早ければ10月中にクラウドファンディングで先行販売を開始し、年内(2019年)には一般販売を開始する予定。「お肌うるうる甘酒」は150g中に機能性関与成分の「米由来グルコシルセラミド」を1・8㎎配合。市場小売希望価格は298円(税込み)。
同社は以前から和歌山県産の米を用いた自家製糀の甘酒「糀(はな)の甘酒」を販売し、好評を得てきた。この度発売する「お肌うるうる甘酒」では肌の保湿を守る働きがあるとされる「米由来グルコシルセラミド」を甘酒に配合し、研究・臨床試験を重ねた。この届け出が消費者庁に受理された。
【2019(令和元)年10月21日第4996号3面】
 

 

10月7日号 伊勢惣

発芽玄米こうじ
健康訴求「発芽玄米こうじ」
 
株式会社伊勢惣(足立功社長、東京都板橋区)は、全国に幅広く流通する乾燥こうじ「みやここうじ」の製造元として知られている。
同社では麹製品のプラス1アイテムとして差別化を図ることができる「発芽玄米こうじ」を提案している。2019年9月1日からパッケージをリニューアルして「みやここうじ」に近いデザインにすることで、同商品の製造元であるということが見た目で分かるようにした。
「発芽玄米こうじ」は国内産玄米100%使用で、発芽玄米本来の栄養成分(ギャバ「r‐アミノ酪酸」、ビタミンB1、食物繊維、ミネラル)を含んでおり、既存の「みやここうじ(米麹)」と比べ、栄養価や健康面などの訴求効果が期待できる。低温乾燥麹の為、生こうじと比較して長期保管できる。利用方法は米麹と同じで、甘酒、塩麹、醤油麹、味噌、漬物など。内容量は250gで賞味期限は1カ年。
「みやここうじ」は相変わらず絶好調だ。麹製品では最もブランド力のある商品として認知されており、2018年12月3日放映のテレビ番組で麹と水で作る「こうじ水」が便秘解消や免疫力アップ等の効果があると紹介されて以降、需要に対して供給が追い付かず、出荷調整が続いていた。出荷調整は2019年5月から解除となったが、需要は高止まりしており、本格需要期となる秋冬の売場でも活発な動きとなることが予想されている。
同商品の主な特徴は6つ。①長毛菌を使用しているので菌糸が長く効力が強い。②低温乾燥しているため生こうじの様に流通段階での品傷みが無い。③乾燥こうじの為、生こうじより30%少ない使用料で済むため、生こうじより価格的に割安。④白色長毛菌の為、利用範囲が広い。⑤原材料に丸粒上米を使用している(くず米は一切使用していない)。⑥乾燥こうじの為、いつでも利用でき保管がしやすい。機械ではなく手作りで4日以上かけて板麹を作るため、生産に時間がかかるものの力価の強い麹ができる。甘酒にしても塩麹にしても良いものができるため、リピート率も高い。
オンリーワン商品の「発芽玄米麹あま酒」も注目のアイテムだ。同社の独自技術で発芽玄米を麹にし、その麹の酵素で米を糖化。糖分無添加で麹が醸し出す自然な甘さと発芽玄米の芳しい風味が特徴だ。米、麹、発芽玄米麹と原材料は全て国産で、温めても冷やしても希釈(目安は甘酒と同量の水で薄める)して美味しく飲むことができる。栄養価も高く、ギャバ、ビタミンB群、食物繊維が豊富に含まれている他、発芽玄米に含まれるアミノ酸の数値を白米、玄米と比較すると、ほぼ全ての栄養素で上回っている。内容量は230gで賞味期限は120日。
「みやここうじ」を原料(国内産原料100%使用)とする「無加糖あま酒かたねり」も人気の一品。濃縮、無加糖タイプで、砂糖を使用せずこうじだけの自然な甘さが特徴だ。内容量は350gで賞味期限は120日。2018年は甘酒が大ブームとなり、前年比で2倍という近年稀に見る売れ行きを見せたが、今年は年明けから夏まで落ち着いた状況で推移。それでも全体の需要は増加傾向にあり、「みやここうじ」を軸とする同社製品は、秋冬も存在感を示すことになりそうだ。
株式会社宝島社が2019年8月30日に発行した「こうじ納豆で体すっきり!ずっと健康!」は、納豆とこうじを混ぜるだけで様々な健康効果が期待できる「こうじ納豆」を紹介。東京医科歯科大学名誉教授(医学博士)の藤田紘一郎氏の監修で、発酵食品のダブルパワーで腸内環境を整え、動脈硬化予防、血圧解消、ダイエット、便秘解消効果などについて解説されている。こうじ納豆の作り方、驚異のパワー、計50のレシピ、こうじカタログなどが掲載されている。
【2019(令和元)年10月7日第4995号4面】
 
株式会社伊勢惣https://www.isesou.co.jp/
 
みやここうじ
発芽玄米麹あま酒
無加糖あま酒かたねり

10月7日号 山田酒造食品

たきのいずみ あまざけ
酒粕の技術活かした甘酒
 
山田酒造食品株式会社(山田文彦社長、本社=兵庫県加東市高岡)は、酒粕流通大手で味醂の醸造元としても知られる有力企業である。
全国的な酒処として著名な灘・伏見の有力ブランド黄桜、玉乃光、沢の鶴、白鶴酒造や、醸し人九平次(愛知県)、磯自慢(静岡県)、鶴齢(新潟県)等、各種の酒粕を取り扱う。酒粕の加工にも定評があり、自社ブランド酒粕「瀧の泉」「山田の鶴」も好評を得ている。
また昨年(2018年)秋よりはこの技術を活かし「たきのいずみあまざけ」(350ml/900ml)を発売。ペットボトル入りで常温保存可能、ストレートタイプの商品となっている。
売場において目を惹くのが「酒かす・米こうじ・はちみつ入り」とのラベル。テレビ等による健康報道では酒粕甘酒と糀甘酒を比較しながら取り上げるケースが多いため、健康効果を求める人への強力なアピールとなる。味も、糀とはちみつの自然な甘さ、酒粕の爽やかな香りが感じられる、両者の良いとこどりをしたような仕上がりだ。
鍋物用が本格シーズンを迎える酒粕では、板粕・バラ粕に加えてチューブに詰めた使い易さ抜群の「蔵じまん 吟醸酒の酒粕」を提案している。片手で簡単に中身が絞り出せるため、手を汚すことなく調理もしやすい。ペースト状の柔らかい酒粕は溶かしやすく料理の途中でも気軽に加えられる。日常使いするヘビーユーザーから初めて酒粕を使うライトユーザーまでオススメできる、今後も伸長の可能性を秘めた商品だ。
設備面では更なる品質向上に向けて2年前から新工場を稼働開始。安全・安心に対するニーズの高まりを受け衛生管理を追求している。工場規模も大幅拡大し、安定供給に指折りの強みをもつようになった。
なお今年9月からは消費者へ酒粕と甘酒の魅力を発信しようと、HPを新たに開設した。https://www.yamada‐shuzoushokuhin.com/
【2019(令和元)年10月7日第4995号5面】
 
山田酒造食品株式会社http://yamadashuzo.com/

 

10月7日号 カネジュウ食品

禅 あま酒 無加糖400g
「禅」ブランドの甘酒
 
カネジュウ食品株式会社(稲森律子社長、静岡県焼津市)は創業300年を誇る老舗メーカー。「禅」ブランドでこだわりの甘酒・味噌・金山寺の製造販売を行っている。同社製品に使用される麹は全て自社製。蒸米に麹菌を種付けし、麹室の中で最適な温度・湿度を調整し、都度手入れを繰り返して米麹が造られる。代々受け継がれてきた製法を守り、厳しい目で担当者が日々製造管理を行っている。
定番商品「禅 あま酒 無加糖400g」(5~6人前)は、砂糖を一切使用せず米と麹のみで造った添加物不使用の本格甘酒。大容量のお買い得感も魅力で、手造り麹特有のまろやかな味わいがたっぷりと楽しめる。夏場は冷やして、冬場は温めて、またスムージーに加える飲み方もオススメだ。
夜のあまざけ
 
「禅 あま酒 全糖400g」(5~6人前)も程よい甘みと口当たりの良さが好評だ。それぞれ250g(3~4人前)タイプも揃えている。また、昨年(2018年)発売しストレートタイプの甘酒「夜のあまざけ」も人気。無加糖タイプの米こうじ甘酒で、袋ごとレンジで温めて簡単に飲めるのが特長。夜にホッと一息、一日の疲れを癒したい人や、時間の無い朝食時に温かい甘酒を楽しみたいという人にもピッタリな商品だ。
【2019(令和元)年10月7日第4995号5面】
 
カネジュウ食品株式会社http://www.kanejyu.com/kaishainfo.html

 

10月7日号 ハナマルキ

新発売のミールキット
塩こうじミールキット
 
味噌・醸造製品メーカーのハナマルキ株式会社(花岡俊夫社長、長野県伊那市)は、料理教室を運営する株式会社ABCクッキングスタジオ(横井啓之CEO、東京都千代田区)とタイアップし、液体塩こうじを使用したミールキット「5種野菜と鶏肉の液体塩こうじだれ」を発売した。
同品は、ハナマルキとABCが共同でレシピ開発した。ミールキットには鶏もも肉(加熱済み)、野菜(なす・かぼちゃ・赤パプリカ・オクラ・サニーレタス・ねぎ・しょうが)の食材に加え、液体塩こうじ20mlをセット。
液体塩こうじを鶏もも肉の下味とたれに使用し、肉と野菜のバランスのとれたメニューが簡単にできるミールキットとなっている。
液体塩こうじ
 
ハナマルキは、食材に漬け込むことで食材の旨みを引き出し、味付けにも簡単に使用できる特徴を持つ「液体塩こうじ」がミールキットに適した調味料となると判断。料理教室運営で卓越したノウハウを持つABCとの共同でミールキットメニューを開発し、販売する。
ミールキット展開に力を入れているABCは、食品メーカーとタイアップは初めて。
ミールキットのオリジナル性・付加価値化を目指すABCと、液体塩こうじの認知・体験を増やしていきたいハナマルキの目指す方向が一致した。
総合オンラインストアのアマゾンがプライム会員向けサービスとして展開している生鮮食品や日用品の宅配サービス「アマゾンフレッシュ」(東京都・神奈川県・千葉県の対象エリア)にて販売する。
【2019(令和元)年10月7日第4995号5面】
 
ハナマルキ株式会社 https://www.hanamaruki.co.jp/

 

10月7日号 伊豆フェルメンテ

塩あま酒
富士箱根の水源活かしたあま酒
 
株式会社伊豆フェルメンテ(桐部都宏社長、静岡県三島市)は昭和7年創業の食品メーカー。静岡を代表するあま酒メーカーとして、富士箱根水系の清く豊かな水源を活かしたあま酒・味噌などの糀製品やジャム・デザートの製造を行っている。
あま酒製品は〝金太くん印あま酒シリーズ〟として富士箱根水系の湧水を使用したノンアルコールあま酒を各種展開。素材を活かした自然な味わいが支持されている。巾着入りの定番商品「金太君純あま酒」「金太君あま酒」は長年にわたり愛されているロングセラー。「金太君純あま酒」は砂糖を使用せず、米と米糀で昔ながらの製法で造った本格あま酒。「金太君あま酒」は砂糖を加えて飲みやすく仕上げたあま酒で、それぞれ内容量は350g、濃縮2倍タイプとなっている。
そのまま飲めるストレートタイプのあま酒商品では、「糀造りあま酒」「糀造り生姜あま酒」「糀造り白桃あま酒」に加え、今春新発売した「塩あま酒」をラインナップ。「塩あま酒」は、米糀で造ったあま酒に西伊豆・戸田の塩を加えた地域性の高い商品。糀の風味や甘みを塩がうまく引き立てており、素材を活かした上品な仕上がりとなっている。内容量は各160g。
また個食ニーズに対応する商品が、「お米の甘みだけで作った純あま酒」、少量の砂糖を加えた「お湯を注いですぐ飲めるあま酒」、風味づけに少量の砂糖と酒粕を加えた「米糀造りあま酒」の3品。一食ずつ小袋に入っているため、コップに移しお湯を注ぐだけですぐ飲める簡便性が特長。時間がなく忙しい朝食時などには特に重宝する。
「ヨーグルトや牛乳をもっとおいしく食べる糀」も人気が定着した。砂糖を一切使用せず、米糀が造りだす糖化力を活かして開発された〝食べるあま酒〟製品で、米糀の自然な甘みをヨーグルトや牛乳に加えて手軽に楽しむことができる。食べ切りサイズの個包装(30g)6パック入りとなっている。
【2019(令和元)年10月7日第4995号4面】
 
株式会社伊豆フェルメンテ http://www.izu-fmt.co.jp/
 
糀造りあま酒
糀造り生姜あま酒
糀造り白桃あま酒

10月7日号 森下商店

フジモ印の甘酒
「フジモ印」の甘酒
 
「フジモ印」の金山寺味噌で知られる株式会社森下商店(森下昌治社長、静岡県静岡市葵区)では今年(2019年)も甘酒の販売を開始した。
同社の甘酒は加糖タイプで飲みやすいのが特長。小売用350g巾着タイプの他、業務用1㎏タイプも揃えている。
米麹(こめこうじ)から作る甘酒には、ビタミン・アミノ酸・ブドウ糖・ミネラルが豊富に含まれている事が知られており、近年、夏場の需要が高まってきているが、秋冬シーズンの需要も相変わらず底固く、「自治会のイベントや神社仏閣での振舞酒としての利用もさらに増えてきている」(同社)。
また、甘酒にココアや黄な粉、抹茶などを加える飲み方も同社ホームページで提案を行っており、甘酒の可能性を広げる取り組みにも力を入れる。
 
フジモ印の金山寺味噌
 
定番の金山寺味噌も人気商品。混ぜ込みを職人の手作業で行うことで小麦・大豆の粒が潰れずにはっきり残っており見た目が美しい。また、他社に比べ甘めの味付けと大き目に刻んだナス・白瓜・生姜が入っているのが特徴だ。
【2019(令和元)年10月7日第4995号4面】
 
株式会社森下商店 http://www4.tokai.or.jp/fujimo/
 

10月7日号 盛田

忠勇 無加糖あまざけ 320g
定番の「忠勇 無加糖あまざけ」
 
盛田株式会社(檜垣周作社長、愛知県名古屋市)では、定番の「忠勇 無加糖あまざけ320g」が人気を集めている。
米麹と白米を原材料にお米のでんぷんを糖化させる「麹あまざけ」と呼ばれる本格製法で造ったノンアルコールタイプで、お米由来のやさしい甘味を活かして砂糖は加えず仕上げている。
500gの「徳用 無加糖あまざけ」も揃えている。
これらのあまざけ製品は濃縮2倍タイプ。同量の水を加え、温めて飲むのはもちろん、冷やしても美味しい。
水の代わりに牛乳や豆乳を加えても、まろやかな味わいが楽しめる。バナナを加えてスムージーにしたり、シリアル、グラノーラに加えて手軽な朝食としてなど、様々なアレンジが可能となっている。
【2019(令和元)年10月7日第4995号4面】
 
盛田株式会社 http://moritakk.com/
 

9月23日号 カネジュウ食品

禅 あま酒無加糖400g
静岡相白味噌「大御所」
金山寺味噌
「禅」ブランドの麹製品
 
カネジュウ食品株式会社(稲森律子社長、焼津市吉永)は創業300年を誇る老舗メーカー。「禅」ブランドでこだわりの甘酒・味噌・金山寺の製造販売を行っている。
同社製品に使用される麹は全て自社製。麹は蒸米に麹菌を種付けし、一定の温度・湿度に保たれた麹室の中で製麹される。代々受け継がれてきた製法を守り、厳しい目で担当者が日々製造管理を行っている。
この麹を使用してつくられる製品はなめらかで力強い味わいが特長。麹本来の風味や甘みが生きている。 定番商品「禅 あま酒無加糖400g」(5~6人前)は、砂糖を一切使用せず米と麹のみで造った添加物不使用の本格甘酒。大容量のお買い得感も魅力で、手造り麹独特のまろやかな味わいがたっぷりと楽しめる。
味噌製品では、同社が全国で唯一製造を行う「駿河の相白(あいじろ)味噌」に注目だ。静岡県中部地方で伝統的に食べられてきた白味噌で、今川義元が京都から伝えたとされる。京の白味噌と田舎味噌の中間の色と味わいを持つ味噌という意味で「あいじろみそ」と命名された。同社では、静岡相白味噌「大御所」を始めとした製品をラインナップする。
また同社の金山寺製品は発売以来70年が経つロングセラー。風味を豊かにする野菜類の他、大豆と小麦2種類の麹を配合して、深みのある味わいに仕上げている。合成着色料は使用せず、伝統製法にこだわった味わいが長年支持を集めている。
【2019(令和元)年9月23日第4993号9面】
 
カネジュウ食品株式会社  http://www.kanejyu.com/
 

9月23日号 森下商店

金山寺味噌
金山寺味噌と甘酒
 
「フジモ印」で知られる株式会社森下商店(森下昌治社長、静岡市葵区)の看板商品が「金山寺味噌」。 金山寺味噌は小麦と大豆をすべて麹として熟成発酵させ、加えた野菜とともに、ほんのり甘口に仕上げた発酵食品。豊富なビタミン類やたんぱく質・食物繊維などの栄養素を多く含むことでも知られている。
同社では大きめに刻んだ、茄子・瓜・生姜を加え、さらに食感と旨みをプラスしている。麹独特の旨味が野菜それぞれの味を引き立て、ご飯のおかずや酒の肴としてピッタリな仕上がりとなっている。胡瓜を添えてモロキュウとして食べるのもオススメだ。
金山寺味噌を使用したピザ
同社の金山寺味噌は、混ぜ込みを職人の手作業で行うことにより、小麦・大豆の粒が潰れず見た目が美しいのが特長。その味わいは永年に亘り、多くのファンから愛されている。形態は巾着袋(250g)とカップ(150g)の2種。
 
また、近年はレシピ提案にも力を注いでいる。金山寺味噌はマヨネーズなど卵製品との相性が良い。ピザ生地に金山寺味噌を塗り、具材とマヨネーズを乗せてオーブンで焼けば手軽に金山寺味噌の香ばしさと発酵の旨味が楽しめるいつもとはひと味違うピザが出来上がる。マヨネーズと金山寺味噌を混ぜて、野菜のディップソースやドレッシングとして使用するのもオススメだ。同社では、10月29日にツインメッセ静岡で開催される「しんきんフェア静岡2019」に出展し、金山寺味噌を使用したレシピを試食PRする予定となっている。
甘酒
また、今年(2019年)も9月中旬から2月まで甘酒の製造販売も行う。米麹から作る甘酒で、加糖タイプで飲みやすいのが特長。小売用350g巾着タイプの他、業務用1㎏タイプも揃えている。
【2019(令和元)年9月23日第4993号9面】
 
株式会社森下商店  http://www4.tokai.or.jp/fujimo/

9月23日号 伊豆フェルメンテ

東伊豆産ニューサマーオレンジジュレ
塩あま酒
いずふるっ 静岡県産ブルーベリー
いずふるっ 山形県産黄金桃
静岡県産など産地にこだわり
 
株式会社伊豆フェルメンテ(桐部都宏社長、静岡県三島市八反畑)は昭和7年創業の食品メーカー。静岡を代表する甘酒メーカーとして、富士箱根水系の清く豊かな水源を生かした甘酒・味噌などの糀製品やジャム・デザートの製造を行っている。
同社が力を注いでいるのが地元静岡県産など産地にこだわった製品づくりだ。2019年10月1日より新発売するのが「東伊豆産ニューサマーオレンジジュレ」。同社からほど近い東伊豆の特産品であるニューサマーオレンジはほどよい酸味と独特の苦みを持つフルーツ。このニューサマーオレンジの果皮と果汁をたっぷりと使用し、スパウトパウチ入りの飲む寒天ジュレに仕上げた。ジュレの中にクラッシュしたナダデココを加えており食感も楽しい一品。朝食やおやつはもちろん、スポーツや登山などの栄養補給にも重宝する。内容量は150g、賞味期間は常温180日。
また牛乳を混ぜて冷蔵庫で30分冷やすだけで、簡単手軽にムース風のデザートが出来上がるのが「いずふるっ」シリーズ。こちらは「東伊豆産ニューサマーオレンジ」「山形県産黄金桃」「青森県産りんご」に続き10月より新発売する「静岡県産ブルーベリー」の4種類。
全国から厳選した地域特産の果実を使用し、素材のおいしさそのままの味わいとフルフルとした食感が特長。〝小さな子供と母親が一緒に手作りする〟という体験型の食シーンを創出することで、「手作りの楽しさと美味しさを味わってほしい」という同社の思いが込められた商品となっている。内容量は150g、賞味期間は常温180日。
「東伊豆産ニューサマーオレンジ」、「静岡県産ブルーベリー」は800gの業務用タイプもラインナップ、ホテルや外食などから引き合いがある。
甘酒製品では「塩あま酒」を新発売した。米糀で造った西伊豆・戸田の塩を加えたこちらも地域性の高い商品。糀の風味や甘みを塩がうまく引き立てており、素材を生かした上品な仕上がりとなっている。内容量160g、賞味期間は常温120日。
【2019(令和元)年9月23日第4993号8面】
 
株式会社伊豆フェルメンテ http://www.izu-fmt.co.jp/

9月9日号 宝来屋本店

黒ごまあまざけと抹茶あまざけ
抹茶・黒ごま甘酒好調
 
株式会社宝来屋本店(柳沼広呂人社長、福島県郡山市田村町)が、新感覚の〝和スイーツ〟として2019年9月1日から発売した新商品「抹茶あまざけ」「黒ごまあまざけ」が早くも好評を博している。

「抹茶あまざけ」には静岡県の老舗・丸山製茶の上質な抹茶を、「黒ごまあまざけ」には、ごま市場国内トップクラス・九鬼産業の黒ごまをそれぞれ使用した。糀の自然な甘さに抹茶の爽やかな香りと濃密な味、黒ごまの力強い風味を加えたことで、伝統の甘酒に和の素材が調和した新感覚の味が醸し出されている。
 
8月30日には発売に先駆けてコラッセふくしま1階の福島県観光物産館(福島市三河南町)にて、試飲販売会を開催。柳沼広呂人社長、柳沼真行専務も店頭でPRを行い、多くの県内メディアに取り上げられた。8月26日から開始したヨークベニマル限定での先行販売、また9月1日からスタートした他店での販売の状況について柳沼専務は「抹茶あまざけ・黒ごまあまざけを試飲した方が、新しい味はもちろん美味しいが〝やっぱりプレーン(=冷やしあま酒ストレート・ボトル入)も美味しい〟と買い求めてくださった。定番のプレーンの良さを改めて感じていただくのは、今回新商品を投入した狙いのひとつでもある」と手ごたえを感じている。
PRする柳沼社長(左)と柳沼専務
また発売から数日後には、一般消費者が「#宝来屋」などのハッシュタグでSNSに写真を投稿するケースが増加。「これまでのヘビーユーザーだった年配消費者以外にも、様々な世代の方に飲んでいただいていると思う」(柳沼専務)としており、可愛らしいパッケージも高評価の一因となっている。
現在は、県内に加えて関東圏や香港でも販売がスタートしており、今後益々注目を集めて行きそうだ。
【2019(令和元)年9月9日第4992号11面】
 
株式会社宝来屋本店 https://www.e-horaiya.com/

5月20日号 厚生産業

塩麹パウダーだし入り
使いやすい粉末塩麹
 
漬物の素、米麹製品の大手メーカーとして知られる厚生産業株式会社(里村大像社長、岐阜県揖斐郡大野町)が現在注力しているのが「塩麹パウダーだし入り」である。
同品は万能調味料として広く定着している塩麹を、同社の技術で粉末にして再現したもの。分包タイプのため1回ずつで使いやすく衛生的なのは家庭での使用にうれしい工夫だ。規格は12g×8入りで賞味期限は12ヵ月。
利用方法は様々。肉や魚の下ごしらえに使用する場合は、調理前に1袋をふりかけて15分ほど置くだけ。麹の酵素が活きているためお肉を柔らかく、旨みを引き出す効果が得られ、ワンランク上の素材のようなジューシーさを味わえるようになる。
また和風だしを利かせているので野菜炒めや卵焼き、浅漬などの味付けとして加えても美味しく、サッと味が決まり、自然な旨味が味わえる。
お米と米麹でつくったあまざけ

甘酒では「お米と米麹でつくったあまざけ」が人気。時間をかけてじっくり熟成糖化させており、砂糖不使用で優しい甘さを実現している。同社は金沢工業大学との協同研究の結果、米麹甘酒にはレジスタントプロテインが豊富に含まれていることを実証。肥満抑制などの効果がある可能性を示唆しており、美味しく健康になれる甘酒として効果を実感するリピーターも多いようだ。
同社はこれ以外にも多数の麹製品や、冷蔵庫専用で管理がしやすいぬか床「冷蔵庫で育てる熟成ぬか床」など漬物の素や発酵食品関連を幅広く展開。業務用では乾燥麹・熟成麹を扱っている。
またグループ会社の㈱コーセーフーズで、漬物作りをサポートする相談窓口を設置しており、顧客満足の向上に努めている。さらに「つけもの大学」や「漬けるドットコム」などの情報サイトを立ち上げ情報発信を行うなど漬物の需要拡大・文化継承にも積極的に取り組んでいる。
【2019(令和元)年5月20日第4978号6面】
 
厚生産業株式会社 http://www.kohseis.co.jp/
 

5月20日号 養命酒製造

養命酒製造 甘酒
甘酒初の機能性表示食品
 
「薬用養命酒」の製造販売元として知られる養命酒製造株式会社(塩澤太朗社長、東京都渋谷区)では、今年(2019年)3月より甘酒商品としては日本初となる機能性表示食品「養命酒製造 甘酒」を発売。美容を訴求できる商品として、ドラッグストアや量販店などで販路を拡大している。
同製品は肌の潤い(水分)を逃しにくくする機能があることが報告されているパイナップル由来グルコシルセラミドを配合し、肌が乾燥しがちな人に適した機能性表示食品の甘酒。米糀のやさしい甘さですっきりと飲みやすく仕上げている。米糀由来のためアルコールは0%。
セラミドとは、化粧品などにも使用されている成分で、細胞間脂質の一つ。水分を蓄えて肌を保湿するとともに細胞間を隙間なく埋める役割を果たす。そのため、女性の認知度は高く、肌の潤いやバリア機能を持つ成分もあるとされる。
「カラダに優しい」「伝統的な」「醸造」のイメージが高い同社のブランド価値を生かした製品で、「飲む美容液」としてブームとなった甘酒の主な飲用理由を明確にすることで、差別化を図っている。また、デザインの大部分に「養命酒製造 甘酒」と「肌が乾燥しがちな方に」という文字を記載し、分かりやすく商品名や用途をPRしている。
ターゲットはケミカルなものに頼らず、自然の力でキレイになりたい40代女性。パイナップル由来グルコシルセラミドの1本当たりの含有量は1・2㎎で、一日摂取目安量は1日1本。内容量は飲み切りサイズの125mlで容器はカートカン。賞味期限は12カ月(常温)。
一般的な米糀由来の甘酒にはブドウ糖、オリゴ糖、ビタミンB群、アミノ酸など、豊富な栄養素が含まれているとされ、近年はテレビ等のメディアで度々紹介されたことで市場の拡大につながっている。
積極的に取り組んでいる。
【2019(令和元)年5月20日第4978号6面】
 
養命酒製造株式会社 https://www.yomeishu.co.jp/
 

5月20日号 ヤマク食品

甘酒スムージー2種
米こうじや甘酒が堅調
 
ヤマク食品株式会社(久次米貴史社長、徳島県板野郡)は、味噌・甘酒・煮豆・惣菜類等幅広いジャンルの商品を製造する。
近年は各種甘酒商品に加えて、需要の高まっている米こうじの引き合いが強く、安定した出荷体制を敷いている。
蒸した米に麹菌を繁殖させた同社の米こうじは、こうじの甘味とうま味を有しており、甘酒、味噌、べったら漬にはじまり、ブームとなっているこうじ水の材料としても人気を誇る。商品ラインナップは、丸米を用いて昔ながらの製法により板状にした「板こうじ200g」やバラ麹タイプの「米こうじ220g」、「国産米こうじ240g」(賞味期限はいずれも6カ月)がある。
用途・要望に応じた3タイプを取り揃えていることから、高まる需要に対応するため数種類を店頭にランナップしたい、とする動きにも対応が可能だ。明治27年創業と、長い年月が培った技術から生まれる、米麹の風味をそのまま残した味わいは、日本全国の量販店・小売店などで親しまれている。
また甘酒商材では、「あま酒(ストレート)」(1000ml×6)が長年主力商材だ。米こうじの芳醇な香りと自然な甘さにファンは多く、その人気は発売から約30年が経過しても継続中。ヘビーユーザーに好まれる大容量サイズが魅力で、甘酒と相性抜群の生姜を加えた「しょうが入りあま酒(ストレート)」も同規格で手掛けている。
小容量・夏向けのタイプでは「甘酒スムージー」がお勧め。バナナ・ピーチ・マンゴー味の〝ミックスフルーツ〟と、パイナップル・マンゴー味の〝トロピカルフルーツ〟の2種類があり、いずれも暑い時期に冷やして飲むことを推奨している。フルーツの爽やかな風味と米こうじがマッチした味わいは女性や子供、また甘酒初心者にも親しみやすい味だ。こちらはいずれも180gの飲みきりサイズ。
【2019(令和元)年5月20日第4978号5面】
 
ヤマク食品株式会社 https://www.yamaku.co.jp/
 
米こうじ220g
板こうじ200g
国産米こうじ240g
株式会社食料新聞社
〒111-0053
東京都台東区浅草橋5-9-4 MSビル2F

TEL.03-5835-4919(ショクイク)
FAX.03-5835-4921
・食料新聞の発行
・広報、宣伝サービス
・書籍の出版
TOPへ戻る