厚生労働省では、食品衛生の普及向上、食品衛生行政に対する協力及び業界の指導育成等に顕著な功績があった者の労苦に報いるとともに、優良な食品衛生施設について他の模範とすることを目的として「食品衛生事業功労者厚生労働大臣表彰」を行っている。
このたび15日付けで、令和2年度の受賞者を公表した。受賞者等は以下の通り。【厚生労働大臣表彰】
①食品衛生功労者(185名)②食品衛生優良施設(108施設)③食品衛生功労者(牛乳衛生関係)(3名)。
※本年10月に開催を予定していた表彰式については、新型コロナウイルス感染防止の観点から中止することとした。
表彰状等は、同省より受賞者へ郵送される予定となっている。
本紙関連の受賞者ならびに受賞施設は次の通り。
【食品衛生優良施設】
▼玉三屋食品株式会社 守山工場(愛知県)
▼株式会社河内屋(富山県)
【食品衛生功労者】
▼山本重樹氏(有限会社やま重社長・滋賀県)
▼岩切千春氏(有限会社向栄食品工業社長・宮崎県)
受賞者はそれぞれ、次のように受賞についてコメントを語った。
食品衛生優良施設表彰を受けた玉三屋食品株式会社(愛知県)の松岡宗之介社長は「このような表彰を頂いたことに感謝を申し上げたい。お客様の安全安心へのニーズが高まる中、衛生管理をこれまで以上に徹底し、美味しい惣菜づくりに励んでいきたい」と喜びを語った。
同じく食品衛生優良施設表彰を受けた株式会社河内屋(富山県)の河内肇社長は「客観的な評価を頂けたことはお客様にとって安心材料となり嬉しい。衛生管理は日々のことなので、地道に取組んでいきたい」と受賞を喜んだ。
滋賀県食品衛生協会で長年指導員を務め、理事、会長を歴任した実績から厚生労働大臣表彰之部の食品衛生功労者で表彰を受けた、有限会社やま重(滋賀県)の山本重樹社長は、「28歳で指導員となり、自身、自社にとっても勉強になることばかりだった。今後も食の安全を守るため力を尽くしたい」と、30年以上に渡る活動を振り返った。
同じく食品衛生功労者表彰を受けた宮崎県の漬物製造業、有限会社向栄食品工業の創業者である岩切千春社長は、「たいへん立派な賞をいただき、誠にありがたく思っている。これもひとえに、皆様方のご指導・ご支援のお陰と感謝申し上げたい」と感謝の言葉を語っている。
【照会先】
厚生労働省 医薬・生活衛生局 生活衛生・食品安全企画課指導係 直通番号03(3595)2326
【2020(令和2)年10月21日第5037号1面】