〝青年の輪〟は次回滋賀県へ
全日本漬物協同組合連合会青年部会の第37回全国大会神奈川大会(主管=神奈川県漬物工業協同組合青年部、大曽根史典大会会長、秋本善明実行委員長)が2018(平成30)年10月26日、新横浜プリンスホテルで開催された。
衆議院議員の甘利明氏、衆議院議員で「自由民主党 漬物振興議員連盟」会長でもある望月義夫氏、農林水産省食料産業局食品製造課課長補佐の佐藤真次氏、神奈川県知事代理神奈川県産業労働局中小企業部部長の荘田俊夫氏、綾瀬市長の古塩政由氏、全漬連の野﨑伸一会長、河島歳明副会長、中園雅治副会長ら来賓をはじめ、全国の青年部会員、協賛企業など計216名が参加した。
第7回大会以来、30年ぶりの神奈川開催となった今大会のテーマは「新たな出会いと融合」。また、「食べたい、と思わせるPOP」の訴求力を評価する商品紹介POPコンテストを初めて実施。出席者による投票が行われた結果、マルハチ(山形県)が優勝を果たし、赤城フーズ(群馬県)、新進(東京都)と続いた。
第一部の大会式典では、冒頭に青年部会方針朗読、青年部会宣言文朗読(ともに安田琢磨副実行委員長)が行われ、来賓祝辞では自民党選挙対策委員長でもある甘利氏が漬物振興議員連盟の顧問就任を明言するなど、漬物業界にとって大きなプラスになる新人事が表明された。
続いて各都府県代表者による原料事情発表では、それぞれの地域の状況を発表。全国の業界関係者と名刺交換を行い、情報交換を行うことで問題や課題を共有。新しいアイデアのヒントを掴む〝参加型〟の全国大会として価値を示した。青年の輪伝達式では、次回開催県の滋賀県漬物協同組合青年部の上西宗太大会会長に大曽根会長から青年の輪と想いが託された。
第二部の講演会では株式会社ムロオの山下俊一郎社長が「物流による復興」のテーマで講演。第三部の交流会では、全てのテーブルで積極的な名刺交換が行われ、これまで交流がなかったエリアの人たちと出会うことができた。開国の地である横浜で大会のテーマである「新たな出会い」を提供できたことは大成功となった。もう一つのポイントである「融合」については、これからの取組みが重要となる。この機会を生かすかどうかは参加者にかかっている。
【2018(平成30)年10月29日第4954号1~3面掲載、一部抜粋】