本文へ移動

ぬか・漬物の素 商材・企業紹介2023

つけもと プロも使う本格漬物の素

たくあん漬の素 つけもと青箱
澤庵漬の素
だし漬の素
キムチ漬の素
強力白菜漬の素
  つけもと株式会社(松井義明社長、奈良県北葛城郡河合町)は漬物の素を全般に揃える総合メーカー。一般家庭向けから、農家や業務筋向け商品まで幅広く揃える。
 郊外ディスカウントストアや道の駅、また通販では樽漬用の商品も需要が根強くあり「結局これが一番」と多くのリピーターが付いている。
 「たくあん漬の素つけもと青箱(4斗用)」は一箱で生大根約100㎏を漬けられる。ウコン、甘草を中心に配合していて深みのある昔ながらの味に仕上がるのが特徴だ。
 使い方は、生大根100㎏に塩5㎏で下漬した後、本品と食塩600g、米ぬか3㎏で調味糠を作りさらに漬け込むというもの。干し大根に使うこともできる。
 また「澤庵漬の素(4斗用)」はウコンを主としており、食塩や甘味料を配合していないため好みの沢庵を作れる。
 「強力白菜漬の素」は粉末昆布をベースとした白菜の保存漬の素。こちらも食塩無配合で好みの味に漬けられる。本品1箱で約20㎏の白菜が漬けられる。
 「たかな漬の素」はウコンと甘草の風味を生かしており、たかな漬の独特の風味が豊かに仕上がる。1箱で約10㎏の高菜が漬けられる。
 一般家庭では使いやすい少量タイプの商品が充実している。
 「だし漬の素」は北海道産昆布を使用し、まろやかな旨味が白菜をはじめどんな野菜にもよく合う新商品。本品を野菜に揉み込み、冷蔵庫で6~12時間程度漬けるだけ。
 人気の「キムチ漬の素」は、アキアミエビやホタテを配合した旨味と、程よい甘みある味が好評を得ている。
 花椒を配合した「辛口キムチの素」や、コラーゲン入りであっさり塩味の「水キムチの素」も、韓国ブームの後押しを受けて手に取る人が増えている。
 他にも生大根を漬けるだけの「生大根でたくあん一本漬の素」や、燻製香をしっかり再現できる「いぶりがっこの素」など幅広い商品が揃っている。
【2023(令和5)年10月1日第5141号11面】

つけもと

東海漬物 夏休み親子ぬか漬教室

ぬか漬のやり方を学ぶ一同
「熟ぬか床」をかき混ぜる子ども
梅谷主任
5組13名の親子が参加
 東海漬物株式会社(永井英朗社長、愛知県豊橋市)は7月25日、愛知県豊橋市の「こども未来館ここにこキッチン工房」で「夏休み親子ぬか漬教室」を開催した。講師は、営業企画部情報解析課の梅谷靖子主任が務めた。
 初めに梅谷氏が挨拶とともに「ぬか漬のことを知っていますか、食べたことはありますか?」と子どもたちに質問すると、数人の手が上がった。自社商品のきゅうりのキューちゃんや、キムチのことを知っている人も多く、「キューちゃんは昨日も食べました」と話すお母さんもいた。
 次に、子どもたちは梅谷氏が用意した乾いたぬかに鼻を近づけてから触ると、「ちょっと臭う」「砂みたいな手触り」と感想が漏れた。梅谷氏は、ぬかとは玄米を白米にする時に取れるもので、ビタミンB群やミネラルが豊富、摂取すると元気になれると解説した。
 野菜クイズも行われ、大根やパプリカ、アボカドの認知度は高かったものの、ズッキーニの正解者はいなかった。一番の難問は「かりもり」。かりもりは愛知の伝統野菜で、漬物にすると歯切れが良い食感のため、主に漬物用に栽培されている。
 続いてぬか漬体験に移り、同社の「熟ぬか床」を親子で底からしっかりかき混ぜた。「触るとひんやりしている」「粘土遊びみたい」と笑顔で楽しく取り組んだ。
 梅谷氏は、ぬか床をかき混ぜるのは、上方の酵母と下方の乳酸菌のバランスを整えるためで、かき混ぜないと酵母や乳酸菌が増えすぎてしまい、風味が劣化したり嫌な臭いが発生したりすると説明した。
 参加者はきゅうりを半分に折ってから、よくかき混ぜられたぬか床に入れ、漬け込んだ。自宅に持ち帰り、半日ほど経れば、きゅうりのぬか漬が完成する。最後に、梅谷氏が事前に用意していたきゅうりのぬか漬が振舞われると、子どもたちは笑みを浮かべながら口に運んだ。
 体験教室が終わって参加者に感想を聞くと、子どもたちからは「ぬか床に野菜を入れるだけで簡単にできる。明日から色々な野菜を漬けて、夏休みに食べたい」と話した。保護者は「この体験教室は人気と評判で、参加を楽しみにしていた。良い夏休みの体験になってくれて良かった」と語った。
 梅谷氏は「ぬか漬教室の参加をきっかけに、少しでもご家庭で漬物と親しんでほしいと願っている。自分で漬けるとよりおいしく感じ、マイぬか床に愛着が湧くはず」とコメントした。
【2023(令和5)年8月11日第5137号15面】

東海漬物

東海漬物 ぬか漬教室を開催

豊橋市立北部中学校で開催した「ぬか漬教室」
豊橋商工会議所主催の訪問授業
 東海漬物株式会社(永井英朗社長、愛知県豊橋市)は6日、豊橋商工会議所主催の地域の職業人による訪問授業「春のビジネスパーク 2023」に参加し、豊橋市立北部中学校において、「ぬか漬教室」を実施した。
 「ぬか漬教室」の授業は、同社社員が講師となり、2年生の受講希望者31名に対して行った。授業内容は、「ぬか漬」を通して、発酵食品とはどういったものなのか、乳酸菌や酵母などの微生物による発酵がもたらす健康効果などの講義行った後、調理室へ移動し、生徒ごとに小分けした「熟ぬか床」を利用して、実際にきゅうりを漬けた。
 最初は、ぬか床の独特な香りに戸惑っている生徒もいたが、全員が楽しんで漬ける作業を行った。質疑応答の時間では、ぬか漬におすすめ&おすすめしない食材、ぬか床にバナナは漬けられるのかなど様々な質問があった。
 漬けたきゅうりは各自「きゅうりのキューちゃん」とともにお土産に持ち帰った。「帰ったらお母さんに伝えたい」と話す生徒もいて、「発酵」や「ぬか漬」について少しでも身近に感じていた様子だった。
 同社では今後もこのような活動を通じて、漬物を作る楽しさや漬物の栄養を理解してもらい、伝統食である『漬物』の素晴らしさを伝えていく方針だ。
 「ビジネスパーク」は、地域のこどもたちに地域の職業人が仕事について伝える場であり、豊橋市教育委員会のキャリア教育と進路指導を合わせた「生き方教育」の中核事業として位置づけられている。
 2008年度から毎年行われている事業で、同社は2014年から参加している。
【2023(令和5)年6月26日第5132号4面】
 
東海漬物 HP
 

【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 伊勢惣(東京都) 

発酵ぬかみそ 漬けるだけ!
仕上りぬかみそ
みやここうじ四角型200g
初心者向け「発酵ぬかみそ 漬けるだけ!」
  株式会社伊勢惣(足立功社長、東京都板橋区)は、全国に幅広く流通する乾燥こうじ「みやここうじ」の製造元として知られている。
 また、自然発酵技術を生かし「熟成ぬか床」を1980年代に発売。現在のぬか床ブームの火付け役となった。その後も時代のニーズに合った新商品開発を積極的に行っている。
 新型コロナウイルスの影響で巣ごもり消費が増加し、健康志向が高まったことなどからぬか床製品への関心が高まり、同製品の売れ行きも好調に推移。巣ごもり消費が落ち着いた現在は一時ほどの勢いはないものの、堅調な動きを見せている。
 同社のぬか床の特徴は、乳酸菌と酵母が生きている製品であること。生きている乳酸菌と酵母の活動によって栄養が野菜に染み込むとともに発酵を促す。植物性乳酸菌が豊富に摂れる他、漬けて水分が抜けた分だけビタミンや食物繊維、カルシウム、カリウムなどの栄養素が凝縮され、栄養成分たっぷりの「ぬか漬」を手軽に摂取することができる。
 乳酸菌と酵母が生きているからこそなせる“業”。乳酸菌と酵母が生きているとガスが発生するため、同社ではガス抜き穴を設けた包材を採用し、袋が膨らまないようにしている。乳酸菌と酵母が生きているといないとでは野菜の漬かり方と味が大きく変わってくる。同社製品と他社製品の違いはここにある。
 ぬか床初心者やライトユーザー向けに提案している「発酵ぬかみそ 漬けるだけ!」は、内容量350gとぬか床最小規格で、9~10回の使い切りタイプ。冷蔵庫保管で場所を取らず、野菜を漬けるだけで誰でも簡単に美味しいぬか漬を作ることができる。
 『余った野菜、ぬか漬けにしてみませんか?』をコンセプトとしており、家庭での食品ロス削減にも貢献できる。世帯人数の減少や個食化など現代のニーズにマッチした商品として着実に裾野を広げている。
 同商品はぬか床初心者の他、ぬか漬を少しだけ食べたい消費者(高齢世帯、単独世帯、少数世帯)をターゲットとし、青果、日配、ドライなど、どの売場でも販売できる。賞味期限は180日で保存方法は常温。
 主力商品の「仕上りぬかみそ」(1㎏、1・2㎏)は、パックがそのまま漬け容器になり、チャック開封タイプのため匂いが外に漏れないよう設計。手軽に本格的なぬか漬ができるアイテムとして定番となっている。その他、タル詰め(2・3㎏、熟成済ねりぬか1・8㎏+補充用味付椎茸ぬか500g)、つかっ樽(2㎏、熟成済ねりぬか1・5㎏+補充用味付椎茸ぬか500g)、ぬか漬け達人(1㎏)など、豊富なぬか床製品をラインナップしている。
 最もブランド力のある麹製品として認知されている「みやここうじ」は、引き続き好調だ。2012年の塩麹ブーム、2016年の甘酒ブーム、2018年のこうじ水ブーム…。数年に一度の周期で麹を利用して作られたものが注目を浴びて大ヒット。その度に麹の需要が急激に高まるが、その勢いは落ちることなく高止まりした状態で推移。麹を代表する商品として不動の地位を確立している。規格は200g、500gの他、業務用1㎏もラインナップしている。
【2023(令和5)年5月1日第5127号6面】
 

【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 ニチノウ食品(長野県) 

ピリ辛きゅうりの素
甘うまトマトの素
旨塩キャベツの素
きゅうりのからし漬の素
コク辛キムチの素
ゆずこしょう大根の素
「おつまみ畑」シリーズ 
 ニチノウ食品株式会社(有賀哲哉社長、長野県上伊那郡箕輪町)は、浅漬けの素やぬか漬けの素、「おつまみ畑」シリーズなど自然の味わいにこだわった様々な漬物の素を展開している。
 コロナ下の家飲み需要を経て、右肩上がりに人気が拡大しているのが「おつまみ畑」シリーズ。『食卓にプラス1品』をコンセプトに、野菜と和えるだけで簡単手軽に本格的なおつまみが完成する漬物の素で、現在6種類のラインナップを揃えている。標準小売価格は140円(税抜)。
 「ピリ辛きゅうりの素」は、暑い夏にピッタリで辛くて箸が止まらないおいしさの〝ピリ辛きゅうり”が手軽に作れる漬物の素。乱切りきゅうりに同製品を加え、冷蔵庫で冷やすだけでピリ辛きゅうりが完成する。タコと和えたり、豚キムチにしたり、多彩なアレンジ料理も楽しめる。
 「甘うまトマトの素」は、沖縄の塩「シママース」が野菜本来のうまみを引き立てる漬物の素。さっぱり甘酸っぱい味わいにファンが急増中、トマトが苦手な子供でも食べられると評判だ。
 野菜に同製品を加えて冷蔵庫で冷やすだけで、玉ねぎのマリネ風や、かぶの甘酢漬けを作ることができる。瓶に刻んだ野菜を入れ、同製品を加えて、ピクルスを作るのもオススメだ。       
 「旨塩キャベツの素」は、香ばしいローストオニオンの風味が味の決め手となる漬物の素。
キャベツと和えるだけで、旨塩サラダが完成する。にんじんやパプリカを加えて野菜サラダ、じゃがいも・たまねぎ・ベーコンを材料に簡単にジャーマンポテトを作ることもできる。
 「きゅうりのからし漬の素」は、使いやすい分包タイプ(2本入)の漬物の素。きゅうり2本を袋に入れて、小袋1本をふりかけて揉むだけで“きゅうりのからし漬”が完成する。
 夏はビールとの相性が抜群で、ツーンとした辛さが後を引く。茹でたブロッコリー、かぼちゃ、れんこんなどを使ってからし和えを作ることもできる。
 「コク辛キムチの素」は、本格キムチを手軽に再現できるシリーズ最高傑作の呼び声も高い本場韓国唐辛子を使用した粉末キムチの素(小袋2本入)。
小袋1本で白菜200gを漬け込むことができる。コクのある濃厚なキムチの味わいが好評、時間をかけて漬け込むことにより乳酸発酵が進み、さらに深い味わいが楽しめる。豚キムチやキムチ炒飯に利用するのもオススメ。
 「ゆずこしょう大根の素」は、九州発祥の万能調味料“ゆずこしょう”を使用した青唐辛子の辛みと柚子の香りが楽しめる漬物の素。柚子の風味に青唐辛子の辛さが加わり、薄切りの大根のパリパリとした食感と良く合う。
 レンコンとの相性も良い他、お好みの野菜に振りかけて和風マリネを作るのもオススメだ。
【2023(令和5)年5月1日第5127号6面】


【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 チヨダ(埼玉県) 

熟成ぬか蔵
味付けぬか「熟成ぬか蔵」 
 チヨダ株式会社(抱井麻理社長、埼玉県戸田市)では、味付けぬか、ウエットぬか床、ぬか床のメンテナンス用製品まで幅広くぬか漬け関連アイテムをラインナップしている。
 味付けぬか「熟成ぬか蔵」は水を入れたその日から本格的なぬか漬けが楽しめる商品。野菜の捨て漬けなど、ぬか床を熟成させる手間と時間を省き、忙しい現代人の日常生活に対応する。塩にはミネラルを豊富に含んだ赤穂の天塩を使用するなど、一つ一つの食材にこだわっており、初回漬け込み時から、ぬか漬け特有の心地良い酸味やまろやかな旨味を楽しむことが出来る。
 

もみーな
 ウエットぬか床「もみーな」はチャック付きの製品袋に野菜を入れて揉むだけで、初心者でも簡単手軽に本格ぬか漬けが楽しめる商品。発酵熟成済みのぬかを使用しているため、こちらも捨て漬けの必要がなく、製品袋のまま冷蔵庫の中で漬けることができる。ぬかの味付けには信州みそを使用、よりコクのある深い味わいにこだわった。5~6回の使い切りタイプになっており、単身世帯や多忙な人がぬか漬けを楽しむためにもピッタリな商品。取り替え時の最後の楽しみ方として同社が提案しているのが、「最後漬け」。
サバや鮭、スルメイカなど好きな具材を漬け込み、旨みの詰まった味わいを堪能できる。
 また、からしメーカーとして100年以上の歴史がある同社が、近年力を入れているのが「からし漬」の提案。夏場は特に需要が高まるシーズンで、胡瓜や茄子などの夏野菜をからし漬にして楽しむ愛用者は多い。手軽にからし漬が楽しめるのが同社の「からし漬の素」。切った野菜にまぶし、60分でからし漬が手間なくスピード調理できる。国産ゆずや昆布を使用、旨味、風味、辛味のバランスが絶妙で、赤穂の天塩を使用することでまろやかな漬け上がりを実現している。
【2023(令和5)年5月1日第5127号6面】

【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 三色香辛料(東京都) 

生七味唐辛子
生ヌカ粋

九州産 唐辛子
塩分控えめ ぬか漬けの素 
 三色香辛料株式会社(甲斐義人社長、東京都練馬区)では、素材にこだわり化学調味料無添加で仕上げたオリジナル調味料が人気を集めている。
 「生七味唐辛子」はテレビでも取り上げられたヒット商品。鹿児島県・和歌山県・岐阜県で栽培された唐辛子を荒切りやペースト状にし、柚子皮・藻塩・山椒・黒ごま・しょうが・青さと練り上げた。原料はすべて国産を使用、化学調味料無添加で仕上げている。ご飯のお供やお茶漬け、おにぎり、パスタ、焼肉などこちらも使い方によって無限の可能性が広がる。業務用(500g)も取り揃え、小売りから飲食店と、幅広いニーズに対応している。 
 同社では創業以来、香辛料専門メーカーとしてこだわりの味わいを追求してきた。近年力を注ぐのが産地限定の唐辛子製品。徹底したトレースシステムを構築しているのが特徴で、問い合わせを受ければ、どこの農家がいつ作ったものなのかをすぐに特定することができる。「長野県北信濃産 唐がらし」や「九州産 唐辛子」などを揃え、産地育成にも取り組んでいる。
塩分控えめ ぬか漬けのもと
 いりぬか商品としては「塩分控えめ ぬか漬けのもと」に注目。
通常は平均15%程の塩分を約8%(同社比)と半分程度に抑え、昆布や酵母などの自然素材をブレンドですることにより今までと変わらない美味しさを実現した。
 また「生ヌカ粋」は、炒る前の生ぬかを使用した製品。生ぬかには、胚芽・油分がたっぷりと含まれており、ぬか漬けにコク深い味わいを付与する。活発な乳酸菌の働きで腸内活性化も期待できる健康面にも秀でたいりぬか商品となっている。
【2023(令和5)年5月1日第5127号6面】


【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 西宮食糧(兵庫県) 

自社ブランド「灘仕込」
自社ブランド「酒粕一番」
松竹梅 酒粕
白鹿 酒粕
松竹梅 なめらか酒かす
灘・伏見の酒粕を幅広く
 西宮食糧株式会社(山田文男社長、兵庫県西宮市)は酒粕卸、加工の大手。夏野菜向けの漬物用酒粕では本格派の踏み込み製法に力を注いでいる。
 取り扱う銘柄は幅広く灘、伏見の有力ブランド清酒「松竹梅」、「日本盛」、「黒松白鹿」、「東鶴」などと豊富。さらに自社ブランド酒粕では「灘仕込」、「六甲山」、「酒粕一番」など。得意先の要望に合わせて板、ばら、練り、吟醸の各種の形状で出荷している。
 漬物用酒粕は踏み込んだ上で土用越ししたものが珍重され、味の乗るおいしい漬物作りに欠かせないものとされている。現在の自社における酒粕の貯蔵(冷蔵)能力は2000tにも及んでおり灘五郷の一つ、西宮においてトップクラスの数量を誇っており、年間通して安定した品質で供給が可能となっている。
 業務筋へは漬物用だけでなく、調理素材での利用も提唱している。吟醸粕はフルーティーな香りを活かし、元の日本酒を感じさせる大人向けのお菓子に適する。
 純米酒粕は他の食材の香りを邪魔せずコクを与えられる、など酒粕に長年向き合ってきた同社ならではのレシピ提案が可能だ。
 また市販用ではペースト状、チューブ入り酒粕「松竹梅 なめらか酒かす300g」が、その簡便性や風味の良さが評価され、春以降も衰えることなく出荷が続いている。
 ペースト状であるため、従来の板・バラ粕とは違い水戻し不要で、味噌のように軽く鍋の中で混ぜるだけで溶かせるため、甘酒や粕汁作りがより簡単になる。
 肉・魚・野菜の粕漬作りや、料理やお菓子の素材としても使いやすい。米糀の粒が残っていないなめらかな口当たりである点も、様々な料理に使いやすいポイントだ。
 山田社長は「市販での酒粕の需要期は秋冬だが『なめらか酒粕』は春になっても注文が続いていることから、様々な用途で使われていることが分かる」と話す。
 製法は、宝酒造の清酒「松竹梅」の酒粕を、低温室(6℃)と氷温室で4カ月にわたって低温発酵させる独自技術でペースト状にしている。同社の緻密な管理技術があって、絶妙な熟成具合を実現している。
 酒粕は発酵食品であり酵母や酵素を多く含む。熟成させる過程でアミノ酸が増え風味を増していくほか「レジスタントプロテイン」など注目の成分も含んでいる。健康的かつ、料理にうま味を足してくれる万能調味料とも言える食材だ。
 新社長に山田文男氏
 西宮食糧株式会社は5月1日付で、取締役の山田文男氏が代表取締役社長に就任した。山田佳昭社長は顧問に就いた。
【2023(令和5)年5月1日第5127号7面】

西宮食糧

【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 米谷商店(兵庫県) 

醗酵パワー酒かす床2kg
サッと溶ける酒粕300g
パンにあう!?酒粕
スタンドパック入「酒かす床」 
 灘の銘酒「白鶴」の酒粕を専門に扱う有限会社米谷商店(米谷耕一社長、神戸市灘区)は、酒粕市場を活性化するため「酒粕伝承プロジェクト」を立ち上げている。その一環としてスタンドパック入の「醗酵パワー酒かす床2kg」を発売する。
 コロナ下において、発酵の健康性や家庭で楽しめる趣味として市場拡大したぬか床から着想を得ている。
 表面には「醗酵パワー」と記載し、健康性を訴求する。チャック付きスタンドパック入で、詰め替えの必要なくそのまま漬け始めることができる。裏面では塩漬(前漬け)など不要で1日で漬けられる簡単レシピを野菜用、肉・魚用でそれぞれ紹介している。粕床には塩などの調味料を入れていないため、好みに合わせて調整できる。
 また従来の漬物用酒粕と異なるのが、あえて熟成の若い白い酒粕を使用している点。これまで漬物用といえば半年程度熟成させ茶色くなったものが多かったが、Web上のレシピサイトを調査したところ、若い酒粕を使ったレシピが多く公開されていることに着目。若い酒粕ならではの、清酒の香りが生きた粕床となっている。
 昨年10月には、同じく使用方法を明確化した商品として、粕汁や鍋物に使える「サッと溶ける酒粕300g」(商標登録済み)と、蜂蜜やジャムなどと練り合わせて使える「パンにあう!?酒粕500g」を発売している。
 米谷社長は「下ごしらえが面倒、粕汁以外の使い方がわからないという方が多く伸び悩んできた。遊び心のあるネーミングで使用方法を明確化した。売場自体が広告塔となり、酒粕の固定概念を崩していける」と狙いを語っている。
 「酒粕伝承プロジェクト」は、このように酒粕の新たな利用方法を発信することで、酒粕文化の発展へ繋げていく。さらに、その文化の担い手となる子どもたちの未来を希望あるものにしたいという思いから、売り上げの一部を一般財団法人あしなが育英会に募金している。募金第1弾ではあしなが育英会に3万円を寄付した。同プロジェクトにいち早く協力していた小売店と、原料粕の供給元であり、米谷商店の酒粕を長期にわたり販売している「白鶴酒造資料館」に対し、あしなが育英会より感謝状が贈呈されている。
【2023(令和5)年5月1日第5127号7面】

【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 山田酒造食品(兵庫県) 

なめらか味付酒粕
なめらか生酒粕
TAKINOIZUMIフルーツ甘酒
「なめらか酒粕」好評 
 酒粕流通大手の山田酒造食品株式会社(山田文彦社長、兵庫県加東市高岡)は個包装で使いやすい「なめらか生酒粕」、「なめらか味付酒粕」を提案している。
 昨年9月に発売した「なめらか味付酒粕」はペースト状の酒粕をトマト、レモン、カレーの3種類の風味に味付けし、30gずつの個包装とした商品。好みの具材を加えるだけで、手軽に酒粕スープができる。洋風の味付であるため、誰でも食べやすく料理の下味や味変にも利用しやすい。
 地元加東市の兵庫県立社(やしろ)高等学校生活科学科の生徒とのコラボレーションで、幅広い世代へ酒粕に親しんでもらうために開発した商品だ。酒米の王者「山田錦」の特産地であるだけに、発酵食品であり健康や美容に良い酒粕の有効活用へ向け、熱意を持って取り組んできた。
 「なめらか味付酒粕」のベースとなったのは、一昨年発売した「なめらか生酒粕」だ。使い切りで扱いやすく、酒粕のイメージを一新する商品として注目を集めてきた。酒粕加工に長年従事してきた同社の技術を活かして、酒粕をゆっくりと熟成させ、なめらかなペースト状に仕立てている。
 スティック状の包装から簡単に絞り出すことができ、様々な料理の隠し味に使える。また卓上で味噌汁やスープに入れる“ちょい足し”にも利用できる。この手軽さから、春夏にも需要がある。
 「なめらか味付酒粕」、「なめらか生酒粕」とも賞味期限は常温保存で120日。調味料売場や、粕床用として肉・魚売場での販売も可能だ。
 酒粕については灘・伏見を中心に全国の酒粕を取り扱う。漬物用では自社ブランド酒粕「山田の鶴」「瀧の泉」が特に好評を得ている。同社の酒粕は、自社低温貯蔵庫とチルド温度管理、加工を一貫で行える体制を完備している。同社が長年の研究で成し得た独自の味だけに、他の追随を許さない分野の一つといえる。さらにこの酒粕を利用した「TAKINOIZUMIフルーツ甘酒」シリーズも好評だ。
【2023(令和5)年5月1日第5127号7面】


【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 高橋商店(香川県) 

ヤマモの育てるぬか漬パック
ぬか漬育てる楽しみ 
 小豆島で嘉永5年(1852年)より醤油の製造を続けている株式会社高橋商店(大野英作社長、香川県小豆郡小豆島町)は、諸湯製造で培った穀物の加工や発酵に関する知見を活かしてぬか漬けの素も製造している。
 2020年より佃煮・惣菜製造の宝食品株式会社(大野社長、小豆島町)のグループ会社となったことで、両社の商品開発力を融合した商品が誕生し始めている。その一つとして、昨年から「ぬか漬パック」をリニューアルして「ヤマモの育てるぬか漬パック」を発売した。米ぬかに食塩や昆布、唐辛子、甘草で味付けをしているため、パックに水を入れるだけですぐにぬか漬作りを始めることができる商品だ。
一時間漬(ミニパック)
 熟成発酵済みの商品とは違い、野菜を漬けることで乳酸菌が増え、風味が変化していく。漬ける野菜や、ユーザーの肌の状態などによっても菌の状態は日々変化していくことになる。ぬか床の醍醐味である「マイぬか床」へ育てていく過程を手軽かつ本格的に楽しめる。
 「育てる楽しさ」に焦点を当て、ネーミングにも盛り込んだ。パッケージは親しみやすいイラスト使いで、裏面には従来以上に丁寧な漬け方解説を載せた。大人の新しい趣味として、あるいは子供の食育としてぴったりの商品となった。
 この他、浅漬の素「一時間漬」は高橋商店のロングセラー商品。野菜を切ってふりかけて、揉むだけの簡単な漬物の素である。70g入りと10g×10個のミニパックタイプがあり、使い易さから特にミニパックタイプの人気が高い。
【2023(令和5)年5月1日第5127号7面】


【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 樽の味(和歌山県) 

熟成ぬか床スタンドパック
 
浅漬け革命
キムチ革命
糀の甘酒
干し沢庵のぬか床をそのまま
 有限会社樽の味(細田幸治社長、和歌山県御坊市島)は平成11年に創業。『昔ながら』『手作り』『無添加』をキーワードに、ニッチ市場を開拓する商品開発で急成長してきた漬物・漬物の素メーカーである。
 そんな同社で一番の売れ筋となっているのが「熟成ぬか床スタンドパック」だ。すっぱい沢庵「いなか漬け」を作る最中に出るぬか床をそのまま詰めたところ、プロの味を家庭で再現できるぬか床として大ヒット。熟成発酵タイプのため、下漬や味付けなどは不要ですぐに漬け始められる。
 スーパーや道の駅、通販といった幅広い売場で好評を得ている。最近では高品質商品に特化したセレクトショップのPB品販売もスタートした。
 さらに最近では足しぬか用の「うまみの素」も伸長傾向にあり、ぬか漬ブームが一過性のものではないことを示している。中野了輔常務は「発酵食品ブームで売場が拡大し、ますます人目を惹く好循環が生まれている」と話している。
 ぬか漬初体験を後押しする商品もある。チューブ状にした「ぬか漬け革命」も発売した。野菜や肉、魚などに塗り広げてラップでくるむだけでぬか漬けができあがる。管理の手間が全くないので初めてでも負担なく使える。また使い切りで衛生的なため、肉や魚などを漬けるのにもおすすめしている。
 またサラダ感覚であっさりと漬物を楽しむなら「浅漬け革命」と「キムチ革命」がおすすめだ。「浅漬け革命」は地元特産の南高梅の梅酢がさっぱりした口当たりを生み、隠し味に白菜の漬け汁を加えた複雑な旨味のある、液体タイプの商品。
 「キムチ革命」は粉末タイプで旨味のある韓国産唐辛子をベースに、乾燥野菜、麹などを組み合わせた。生野菜に揉み込んで冷蔵庫で置いておくだけで、本格的なキムチができる。大手通販サイトのキムチの素売上ランキングで1位を獲得しているように、味の良さでリピーターを獲得している。今後は実店舗での販売も増やしていく方針だ。
 この他にも、米糀だけで作った「糀の甘酒」も人気商品となっている。和歌山県産米から作る自家製米麹を用いて、砂糖不使用で作っている。
 さらに、甘酒の甘味とコクを活かして作った、アレルギー特定7品目不使用の「ホワイトソース」、特定27品目不使用の「糀の鍋つゆ」など独自性の強い商品も多数開発している醗酵の技術と独自の発想を生かした商品が多数。
【2023(令和5)年5月1日第5127号7面】


【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 長﨑産業(石川県) 

業務筋へ煎りぬかを提供
煎りぬかの委託製造に集中 
 長﨑産業株式会社(長崎成任衛社長、石川県金沢市)は、北陸3県を中心に全国のコメ、ぬかを取り扱う。ぬかの取扱高では有数の規模を誇り、米油・漬物用からきのこ床向けまで広く扱っている。
 漬物用のぬかについては、これまで自社ブランド「煎ぬか」の製造を休止し、フレコンと15kgのみのOEM製造に絞っていく。
 しかしこれはぬか事業の縮小は意味せず、むしろ委託製造に集中することで品質向上や生産効率の更なる向上を図る狙いがある。長崎社長は「今後は選択と集中が商売の命運を分ける」と狙いを語る。白山市の製造工場にはそのために特化した設備を導入すると共に品目を絞ることで複雑だった製造ラインを直線的に組み換えることに成功。生産効率を大きく改善した。
 自社ブランドでの販売を休止することについて、長崎社長は「OEM製造の強化を徹底することにより、ぬか製造業の土台を支え、ぬか漬文化の維持に貢献したい。当社の製品と委託製品がバッティングすることもなくなり、営業面でもスムーズになる」と狙いを語っている。
 米の消費量減少や米油の需要増加に伴い、米ぬかは年々確保が難しくなっている素材だが、同社は米処である北陸産を中心に、コメ、玄米、米ぬかと幅広く扱うことで築いたパイプを活かし原料確保に努めている。
 コメに関しては主食用だけでなく米粉用や飼料用、加工用、備蓄用、中米・くず米も扱っている。適正価格での取引を大切にすることで、仕入先と得意先双方からの信頼を得ている。
 また最近ではパン用の米粉開発や国産小麦の栽培拡大にも取り組み、日本の農業活性化へ尽力している。
【2023(令和5)年5月1日第5127号7面】


【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 東海漬物(愛知県) 

熟ぬか床
春休み親子ぬか漬教室でぬか漬作りを体験(3月28日)
親子漬物おにぎり教室でアレンジレシピに挑戦(3月31日)

W発酵調味料配合「熟ぬか床」 
 東海漬物株式会社(永井英朗社長、愛知県豊橋市)は、漬物の素カテゴリーにおいて、手軽に美味しいぬか漬けができる「熟ぬか床」を提案している。
 同商品は製法特許取得の「W発酵調味料」を配合した風味豊かなぬか床。「W発酵調味料」は、同社の漬物機能研究所が多数の乳酸菌の中から選び抜いた2種類の乳酸菌と1種の酵母を増殖させた調味料で、発酵によって醸し出された豊かな風味が楽しめる。
 原料の米ぬかは、食品基準を満たした玄米から得られる国産米の米ぬかを厳選して使用。国内の工場で製造している。原料の米ぬかを丁寧にふるいにかけて異物を取り除き、米ぬかと塩・水・とうがらしを混ぜ、「W発酵調味料」を配合して袋詰め。
 袋詰め後、加熱殺菌し、「熟ぬか床」が完成する。別売りの「補充用ぬか床」は、異物を取り除いた工程の後、米ぬかを加熱殺菌し、米ぬかと塩のみを混ぜ合わせた。同商品を使用すればぬか床の水分量や風味の調整が簡単にできる。
 冷蔵庫の隙間に入るコンパクトな袋タイプで、ぬか漬けをおいしく漬けられるぬか床の作り方を解説した「取扱説明書」入りで失敗なし。洗練したデザインで売場を演出する。内容量は1・2㎏で賞味期間は360日。
 同社では「ぬか漬」の魅力を発信するため、同商品を使用して子供から大人まで幅広い年代を対象とした「ぬか漬教室」や「ぬか漬講座」を定期的に開催するなど、ぬか床市場の裾野を広げている。
 今年3月28日には、愛知県豊橋市の「こども未来館ここにこ キッチン工房」で「春休み親子ぬか漬教室」を実施。子どもたちに、ぬか床に含まれる乳酸菌と食物繊維は腸内環境を整え、ビタミンB1は疲れを取るなどの栄養分があり、ぬか漬を食べると元気になると解説した。その後、子どもたちはぬかの臭いに戸惑いながらもきゅうりのぬか漬作りに挑戦した。
 3月31日には、豊橋市の「emCAMPUS FOOD」にて、「親子漬物おにぎり教室」を開催。漬物の種類として、沢庵、梅干し、きゅうりの浅漬を紹介した。同社営業企画部情報解析課の梅谷靖子氏が「沢庵は何からできていますか?」と質問すると、子どもたちは「大根!」と回答。楽しみながら漬物のことを学んだ。その後、きゅうりの浅漬や漬物おにぎりを作るなど、アレンジレシピにもチャレンジした。
【2023(令和5)年5月1日第5127号8面】

【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 秋本食品(神奈川県) 

漬物屋のぬかどこ
漬物屋のぬかどこ 
 秋本食品株式会社(秋本大典社長、神奈川県綾瀬市)は、通年商品として「漬物屋のぬかどこ」を展開。簡単に美味しいぬか漬を作ることができるアイテムとして支持されている。
 コロナ禍においては健康志向が高まったことに加え、家庭でできる趣味として巣ごもり需要につながる「ぬか漬ブーム」が発生し、同社の「漬物屋のぬかどこ」も好調な動きを見せた。
 同商品は家庭で手軽においしくスピーディーに、好きな野菜を漬けて食べられるぬか床。ぬか漬初心者やワンシーズン使いの人にも手に取りやすい商品設計で、商品形態は冷蔵庫で立たせられるジップロック付のスタンドパックを使用。そのまま野菜を袋に入れることで漬けられる。
 裏面には使用方法、お手入れ方法を見やすく記載。その他、困ったときの対処法や野菜の下準備方法、漬け時間の目安を同社HP(https://www.akimoto.co.jp/product/nukadoko/)に掲載している。国産米ぬか使用で、ビフィズス菌を配合。使い勝手だけではなく、味の面でもクセのない味に仕上げている。内容量は1㎏で賞味期限は120日間。
【2023(令和5)年5月1日第5127号8面】

秋本食品

【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 宝来屋本店(福島県) 

お新香三五八
ピリッと三五八
三五八漬で野菜を美味しく
 株式会社宝来屋本店(柳沼広呂人社長、福島県郡山市)は、明治39年の創業以来、100年以上にわたって伝承されている糀製法を守り厳しい品質管理体制のもと、あま酒、味噌、三五八漬の素などを製造販売している。
 福島を中心に東北に伝わる伝統の三五八漬は、塩が3、糀が5、蒸米が8の割合で配合することからそう呼ばれるようになった。昔は、各家庭で三五八を作るのが一般的だったが、「水を加えるだけで三五八漬ができる」という商品を同社が昭和24年に、全国に先駆けて商品化した。
 「お新香三五八」は、糀が作った酵素が食材の持つ栄養素を分解し、うま味と栄養価をアップさせてくれる。本品に水を加え、お好みの野菜を漬け込むだけで美味しい一夜漬けができる。また、野菜だけではなく肉や魚を漬け込むと、肉が柔らかくなり旨味成分が増し、素材が美味しくなる。容量は500gで賞味期限は300日。
 「ピリッと三五八」は、「お新香三五八」に唐辛子を加えており、ピリッと辛い三五八漬ができる。内容量は500gで賞味期限は300日。
【2023(令和5)年5月1日第5127号8面】

宝来屋本店

【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 玄海漬(佐賀県) 

発酵せっけん
低刺激の濃密泡
酒粕使用の「発酵せっけん」 
 玄海漬株式会社(髙田庄一朗社長、佐賀県唐津市)は有限会社キヌヤコスメティックス(同)と、肌に優しい「発酵せっけん」を共同開発した。
 「発酵せっけん」は、赤ちゃんや敏感肌の人にも安心の無添加・天然素材100%。塩分濃度ほぼ0・9%の泡で、目や傷にしみにくい洗顔石鹸。通常の約4倍の泡弾力があり、泡マスクも楽しめる。酒粕の美肌保湿成分と、佐賀県武雄産有機レモングラスの爽やかな香りが特徴だ。
 玄海漬の髙田社長とキヌヤの瀬戸淳子氏は、過去に酒粕レシピ考案でコラボした。その際、「酒粕の容器を洗った手がすべすべになる」と髙田社長が話したことがきっかけで、肌にも身体にも良い酒粕を「食べるだけではもったいない」との思いから酒粕入り石鹸の開発に着手した。
 配合する自然の香りには、佐賀県武雄市の耕作放棄地棚田で育った有機レモングラスを使用し、オール佐賀県産石鹸が完成した。
【2023(令和5)年5月1日第5127号8面】

【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 国城産業(東京都) 

ぬか漬け体験
「ぬか漬け体験」需要拡大 
 いりぬかと漬物用塩の元祖として知られる国城産業株式会社(山﨑理香子社長、東京都板橋区)では、体験型ぬか床キット「ぬか漬け体験」が人気を集めている。
 「ぬか漬け体験」は、食塩、各種のダシが配合済みなので水を入れ塩もみした野菜を漬け込むだけで本格的なぬか漬けが完成する商品。
 他社製品が発酵済みのぬかを使用している中、同社ではあえて発酵前のいりぬかを使用。別添のたねぬかを加え、ぬかを発酵させる過程を経て「ぬか床」作りを体験してもらうことを重視した。
 これまでは、ぬか漬けビギナーが通販で買い求めるケースや、小学校で食育の教材として使用されることが多かったが、コロナ禍の巣ごもりにより、家庭内で食育を兼ねて親子揃って楽しめるアイテムとして需要が拡大した。最近では、スーパーマーケットの他、ホームセンターにも売場が広がり、ワンシーズンだけぬか漬けを楽しみたいというユーザーからも支持を集めている。
ニューぬか漬の素 ぜいたく三昧
 また、同社のロングセラー商品が、水を加えるだけで簡単にぬか床ができあがる「ニューぬか漬の素 ぜいたく三昧」。30年以上前から発売している定番商品であるが、近年のぬか漬けブームの影響もあり人気が再燃している。
 化学調味料を一切使用せず、48時間以内に精米された米ぬかだけを使用する新鮮な味わいが人気の秘訣で、乳酸発酵による自然な酸味と後味の良さも特長。繰り返し食べても飽きることがなく、「同製品でなければダメ」というリピーターが数多く存在する。
 これまでは初夏から秋口にかけてのぬか漬けシーズンの売上が突出していたが、コロナ禍を経て年間を通してぬか漬けを楽しむユーザーが増加。同商品も年間を通し安定的に売れるようになってきている。
【2023(令和5)年5月1日第5127号8面】

国城産業

【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 つけもと(奈良県) 

おいしいぬか床
菓子や飲料にぬかを提案 
 つけもと株式会社(松井義明社長、奈良県北葛城郡河合町)は家庭用漬物の素の総合メーカー。米ぬかを過熱水蒸気で焙煎する技術が注目されている。ぬか床だけでなく、ぬかをお菓子や飲料に同社の炒りぬかを使おうと、業務筋から引き合いが増えている。
 生の米ぬかは油分やタンパク質が多いため酸化による品質劣化が早く、雑菌も繁殖しやすい素材である。加熱して炒りぬかとして扱うのが一般的だが、粉体であるため均一な加熱が難しい。
 同社はこの米ぬかの焙煎を、沸騰させたお湯から発生する蒸気をさらに高温度に加熱(170℃以上)した過熱水蒸気で行う。過熱水蒸気はガス状で存在して非常に高い伝熱性を持ち、物体を乾燥させる特性を持つ。
とろける米ぬか
 過熱水蒸気で満たした装置内はほとんど無酸素状態になるため、米ぬかを瞬時に、均一に、酸化させることなく焙煎することが可能となる。こうして出来た高品質な炒りぬかを、最小でメッシュサイズ60M(約0・25 mm以下)から用途に応じたサイズで提供している。
 飲料やお菓子に使うメリットは香ばしい香りやほんのりした甘みと健康的なイメージだ。玄米の栄養豊富な表皮部分を集めたのが米ぬかである。ポリフェノール、ビタミンB群、ビタミンE、各種ミネラルのほか、コメに特有のポリフェノールであるγ-オリザノールなども含まれている。
 自社商品としては、きな粉のように使える「とろける米ぬか」を発売している。
 勿論、ぬか床においても過熱水蒸気焙煎は品質向上に貢献している。長期間漬けるぬか漬において雑菌の繁殖は大敵である。
 量販店では、スタンドパックタイプのぬか床が好評であり、中でも「おいしいぬか床」は、2018年に発売して以来、瞬く間に同社のスタンドバック売上トップに躍り出た注目商品となっている(今年で創業91年)。
 かき混ぜを敢えて行わず、パン酵母を用いて低温でじっくりと“リラックス発酵”させて作っている。
いりぬか
 松井社長は「気温が低いと雑菌が繁殖しづらく、発酵はゆっくり進むので味に深みが出る。日本酒や味噌でも、『寒仕込み』が良いとされてきた」と話す。
 隠し味にレモン酢と米麹も配合したことで、すっきりした酸味とまろやかな旨みを持つ、他のぬか床とは一線を画す味わいが特徴のぬか床となっている。パッケージデザインもおしゃれで、若年層からの反応も良く、ぬか漬ブームの拡大に一役買っている。
 足しぬかにはシンプルな「いりぬか」や、昆布・唐辛子・からし・食塩で味付けした「ぬか漬の素」を容易している。
【2023(令和5)年5月1日第5127号9面】

【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 大川食品工業(静岡県) 

野菜漬の素700g
「野菜漬の素」田舎のお母さんの味 
 大川食品工業株式会社(大川博泰社長、静岡県沼津市)は家庭用生パン粉のパイオニア「カラット生パン粉」シリーズを始めとしたパン粉類、いりぬか・ぬかみそ製品やきな粉などを手掛ける食品メーカーである。
 「野菜漬の素700g」は、自社便で回収した近隣の米ぬかを新鮮なまま油染みさせずに香りよく煎り上げ、調味料とブレンドして作られるいりぬか製品。水を加えるだけで簡単に使用することができ、昔懐かしいようなぬか漬けの味わいを再現できる。田舎のお母さんが、長年にわたり真心こめて漬け込んだ味を大切にし、「田舎味」と名付けている。
 「補充用野菜漬の素300g」は、「野菜漬の素」の補充用製品。ぬかみそに足すだけで乳酸菌や酵母が生き生きとし、より美味しく新鮮で風味豊かな漬物を楽しむことができる。
ぬかみそパック(無添加)
 また、ぬかみそ製品は、ミネラル豊富な富士山の湧き水で仕込む味わいの良さが人気を集めている。簡単手軽に本格的なぬか漬けが漬けられる「ぬかみそパック」は手軽さが受け、近年人気上昇中。自然発酵で熟成済みのぬかみそがパックされており、袋の中にお好みの野菜を入れるだけで、塩分控えめ目のおいしいぬか漬けが出来上がる。アミノ酸入りと無添加の2タイプを揃えている。
 ここ最近は冷蔵庫で管理することで漬け時間の調整ができるだけでなく、かき混ぜ回数を減らすことにもつながり、利便性が向上している。
 今後も単身世帯の増加や核家族化により少量製品のニーズが増加していくと予想され、同社では商品パッケージのリニューアル等も予定している。
【2023(令和5)年5月1日第5127号9面】

【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 富士食糧(埼玉県) 

きゅうりの辛子漬
白菜漬の素
旨辛もやしの素
「きゅうりの辛子漬」が売れ筋
 富士食糧株式会社(佐藤清與治社長、埼玉県桶川市)は漬物の素、麦茶、きな粉、香辛料などの製造を手掛け量販向け、業務用など商品ラインナップは多岐に渡る。同社では「白菜漬の素」と「旨辛もやしの素」を昨年新発売した。2品とも手間をかけず食卓へもう1品をプラスできる商品で、野菜メニューを素早く作りたい時にオススメだ。
 「白菜漬の素」は、水洗いしてカットした白菜をポリ袋に入れ、同品を加え、冷蔵庫で20分漬ければ簡単に美味しい白菜漬が出来上がる商品。漬け込み時間や白菜の量を調整することで好みの味わいに漬け上げることができる。
 「旨辛もやしの素」は、もやしをレンジで加熱後に和えるだけで美味しい旨辛もやしが出来上がる商品。唐辛子入りでピリ辛の味わいが、シャキシャキとしたもやしと相性抜群。ビールやハイボールのおつまみ、ご飯のおかずやラーメンの具材にもピッタリな仕上がりとなる。
 また同社の漬物の素の中で、一番の売れ筋が「きゅうりの辛子漬」。販売から20年以上経つロングセラーで、90gと200gの規格を持つ同社の看板商品だ。近年は年間200万袋超の販売記録を達成。今年も胡瓜の旬である夏場に向けて伸長が期待される。
 味は甘辛く仕上がっており東北地方での人気が特に高い。袋の中でまぶすだけで簡単に胡瓜の辛子漬が出来上がる。胡瓜だけでなく大根の辛子漬も作ることができ、辛さはソフトで甘味とミックスしているニュータイプの漬物の素である。
 同社は2014年にISO22000、2019年にFSSC22000を取得。昨年10月には新たに労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格であるISO45001を取得した。健康経営優良法人2023にも認定されている。
【2023(令和5)年5月1日第5127号9面】

富士食糧

【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 みたけ食品工業(埼玉県) 

発酵ぬかどこ燻製風味
発酵ぬかどこ燻製風味 
 みたけ食品工業株式会社(八田武治社長、埼玉県戸田市)の「発酵ぬかどこ」は、チャック袋に入れるだけ、捨て漬けいらずで、すぐに漬けることができ、毎日のかきまぜが不要な簡便性の高い製品。
 産官学共同による研究成果により誕生した同製品は、発酵した状態でぬかをパッキング。化学調味料や食品添加物不使用で、生きた乳酸菌の働きにより自然な旨みと酸味がもたらされる。雑菌の繁殖を抑える効果の高い天然の乳酸菌と酵母により発酵させることで、ぬかのかき混ぜも週1回程度に留められるなど簡単手軽を求める現代生活のニーズに応えている。規格は1㎏、500g、250g(補充用)。
 シリーズ商品の「発酵ぬかどこ燻製風味」は2020年度にリニューアル発売された。「漬けるだけ」で本格的な燻製風味が楽しめる製品となっており、野菜以外に卵やチーズ、肉、魚などを漬け込むのもオススメだ。
【2023(令和5)年5月1日第5127号9面】

【漬物の素・夏の甘酒特集】5月1日号 コーセーフーズ(岐阜県)

こうじや里村 ハーブとスパイスが香る洋風ぬか漬の素
乳酸菌入りぬか漬けの素
こうじや里村 ぬか漬けの素
「洋風ぬか漬の素」新発売 
 株式会社コーセーフーズ(里村俊介社長、岐阜県揖斐郡)は、2022年上期日経POS実績において、ぬかづけ部門・粉末浅漬け部門でそれぞれトップのシェアを獲得した。今年3月にはぬか漬の新商品3品を投入し、更なるシェアの拡大と、幅広い世代へ手作り食品、発酵食品の素晴らしさを伝えることを目指す。
 「こうじや里村 ハーブとスパイスが香る洋風ぬか漬の素」はぬかにハーブとスパイス(ディル、ローレル、マスタード、白コショウ、コリアンダー、赤唐辛子)を加え、爽やかな香りでぬか漬けの独特の臭いを抑えた。さらにブドウ酢(ワインビネガー)を配合し、洋風な味わいを強調している。
 2020年に発売しヒット商品となった「ラップdeカンタンぬかチューブ」の洋風バージョン。本品をラップに塗り拡げて野菜や肉・魚を包むだけで、簡単にぬか漬に挑戦できる。
 同じく新商品の「乳酸菌入りぬか漬けの素」は、漬け上がり後にぬかを拭う必要すらない粉末タイプ。ポリ袋に入れて野菜へ揉み込み、冷蔵庫で1晩漬け込めば浅漬風に、3~5日経てば発酵して旨みや酸味が増す。鹿児島県産鰹節、北海道産昆布、九州産の原木栽培椎茸を使用して、ダシの旨みが強く食べやすい味わいに仕上げた。小袋1袋当たり約1億個の乳酸菌を配合していて、生きた乳酸菌が腸まで届く。
 「こうじや里村 ぬかづけの素」は水を入れて混ぜるだけで漬け始められる。自らぬか床を育てることに挑戦する中級者におすすめ。足しぬかとしても便利だ。
【2023(令和5)年5月1日第5127号9面】


東海漬物 食育親子教室を開催

「熟ぬか床」できゅうり漬を作る
漬物おにぎり作りを体験
梅谷主任
ぬか漬とおにぎり作り体験 
 東海漬物株式会社(永井英朗社長、愛知県豊橋市)は3月28日、愛知県豊橋市の「こども未来館ここにこ キッチン工房」で「春休み親子ぬか漬教室」を開催した。2部制で実施、計27名が参加した。講師は、営業企画部情報解析課の梅谷靖子主任が務めた。
 梅谷氏が挨拶とともに、自社商品の紹介を行い、「キューちゃんを知っている人」と声を掛けると、子どもたちは手を挙げた。
梅谷氏は次に、ぬか床に含まれる乳酸菌と食物繊維は腸内環境を整え、ビタミンB1は疲れを取るなどの栄養分があり、ぬか漬を食べると元気になると説明。
 その後、同社の「熟ぬか床」を使い、親子でぬか漬に挑戦。
子どもたちは珍しそうにぬかを触ったり、鼻を近づけたりした。梅谷氏が「ぬか床はどんな臭いですか」と問いかけると、「味噌のようなにおい」と答える子もいた。今回はきゅうりを1本漬けた。
 最後に、緑黄色野菜の摂取量を皮膚のカロテノイド色素にて計測する「ベジメータⓇ」を使用して、参加者の数値を図り、「もっと野菜を食べなきゃ」「意外と足りている」という感想が漏れた。
 3月31日には、愛知県豊橋市の「emCAMPUS FOOD」にて、計17名で「親子漬物おにぎり教室」を開催した。
当日も、梅谷氏が講師を務め、漬物の種類として、沢庵、梅干、きゅうりの浅漬けを紹介。梅谷氏が「沢庵は何からできていますか?」と質問すると、子どもたちは「大根!」と答え、正解した。
 その後、きゅうりの浅漬けを作り、漬物おにぎり作りに移った。沢庵でヒヨコを型どり、のりで目を、にんじんで鼻を作って楽しく飾る人もいた。
 梅谷氏は「漬物はそのまま食べてもおいしいが、おにぎりに入れると彩りが良く、カラフルに仕上がる。
漬物に触れるきっかけになってくれたらうれしい」とコメントした。
 【2023(令和5)年4月21日第5126号3面】

東海漬物

東海漬物 W発酵調味料配合「熟ぬか床」

熟ぬか床
ぬか漬講座(2022年10月28日に豊橋市で開催)
 東海漬物株式会社(永井英朗社長、愛知県豊橋市)は、漬物の素カテゴリーにおいて、手軽に美味しいぬか漬けができる「熟ぬか床」を今年も2月より春夏の野菜向けに提案。また、同商品を使用して子供から大人まで幅広い年代を対象とした「ぬか漬教室」や「ぬか漬講座」を継続的に開催するなど、ぬか床市場の裾野を広げている。
 同商品は製法特許取得の「W発酵調味料」を配合した風味豊かなぬか床。「W発酵調味料」は、同社の漬物機能研究所が多数の乳酸菌の中から選び抜いた2種類の乳酸菌と一種の酵母を増殖させた調味料で、発酵によって醸し出された豊かな風味が楽しめる。
 原料の米ぬかは、食品基準を満たした玄米から得られる国産米の米ぬかを厳選して使用。国内の工場で製造している。原料の米ぬかを丁寧にふるいにかけて異物を取り除き、米ぬかと塩・水・とうがらしを混ぜ、「W発酵調味料」を配合して袋詰め。袋詰め後、加熱殺菌し、「熟ぬか床」が完成する。
 別売りの「補充用ぬか床」は、異物を取り除いた工程の後、米ぬかを加熱殺菌し、米ぬかと塩のみを混ぜ合わせた。同商品を使用すればぬか床の水分量や風味の調整が簡単にできる。
 冷蔵庫の隙間に入るコンパクトな袋タイプで、ぬか漬をおいしく漬けられるぬか床の作り方を解説した「取扱説明書」入りで失敗なし。洗練したデザインで売場を演出する。内容量は1・2㎏で賞味期間は360日。
【2023(令和5)年2月11日第5119号16面】

東海漬物

秋本食品 漬物屋のぬかどこ

漬物屋のぬかどこ
 秋本食品株式会社(秋本大典社長、神奈川県綾瀬市)は、通年商品として「漬物屋のぬかどこ」を展開。簡単に美味しいぬか漬を作ることができるアイテムとして支持されている。
 同商品は家庭で手軽においしくスピーディーに、好きな野菜を漬けて食べられるぬか床。ぬか漬初心者やワンシーズン使いの人にも手に取りやすい商品設計で、商品形態は冷蔵庫で立たせられるジップロック付のスタンドパックを使用。そのまま野菜を袋に入れることで漬けられる。
 裏面には使用方法、お手入れ方法を見やすく記載。その他、困ったときの対処法や野菜の下準備方法、漬け時間の目安を同社HPに掲載している。国産米ぬか使用で、ビフィズス菌を配合。使い勝手だけではなく、味の面でもクセのない味に仕上げている。内容量は1㎏で賞味期限は120日間。
【2023(令和5)年2月11日第5119号16面】

秋本食品

国城産業 「ぬか漬け体験」人気高まる

ぬか漬け体験
 いりぬかと漬物用塩の元祖として知られる国城産業株式会社(山﨑理香子社長、東京都板橋区)では、体験型ぬか床キット「ぬか漬け体験」が人気を集めている。
 「ぬか漬け体験」は、食塩、各種のダシが配合済みなので水を入れ塩もみした野菜を漬け込むだけで本格的なぬか漬けが完成する商品。
 他社製品が発酵済みのぬかを使用している中、同社ではあえて発酵前のいりぬかを使用。別添のたねぬかを加え、ぬかを発酵させる過程を経て「ぬか床」作りを体験してもらうことを重視した。
 これまでは、ぬか漬けビギナーが通販で買い求めるケースや、小学校で食育の教材として使用されることが多かったが、コロナ禍の巣ごもりにより、家庭内で食育を兼ねて親子揃って楽しめるアイテムとして需要が拡大した。最近では、スーパーマーケットの他、ホームセンターにも売場が広がり、ワンシーズンだけぬか漬けを楽しみたいというユーザーからも支持を集めている。
ニューぬか漬の素 ぜいたく三昧
 また、同社のロングセラー商品が、水を加えるだけで簡単にぬか床ができあがる「ニューぬか漬の素 ぜいたく三昧」。30年以上前から発売している定番商品であるが、近年のぬか漬けブームの影響もあり人気が再燃している。
 化学調味料を一切使用せず、48時間以内に精米された米ぬかだけを使用する新鮮な味わいが人気の秘訣で、乳酸発酵による自然な酸味と後味の良さも特長。繰り返し食べても飽きることがなく、「同製品でなければダメ」というリピーターが数多く存在する。
 これまでは初夏から秋口にかけてのぬか漬けシーズンの売上が突出していたが、コロナ禍を経て年間を通してぬか漬けを楽しむユーザーが増加。同商品も年間を通し安定的に売れるようになってきている。
【2023(令和5)年2月11日第5119号16面】

国城産業

長﨑産業 煎りぬか製造を強化

長﨑産業の「煎ぬか」
 長﨑産業株式会社(長崎成任衛社長、石川県金沢市)は、北陸3県を中心に全国のコメ、ぬかを取り扱う。
 ぬかの取扱高では有数の規模を誇り、米油・漬物用からきのこ床向けまで広く扱っている。
 漬物用のぬかについては、これまで製造してきた唐辛子や昆布等をミックスしたぬかや充填機を使う個包装商品の製造を止め、フレコンと15㎏のみのOEM製造に絞った。
 しかしこれはぬか事業の縮小を意味するものではなく、むしろ委託製造に集中することで、品質向上や生産効率のさらなる向上をさせる狙いがある。長崎社長は「今後は選択と集中が商売の命運を分ける」と意図を語る。
 白山市の製造工場にはそのために特化した設備導入や複数品目を扱うことで複雑になっていた製造ラインを直線的に組み換え、生産効率を大きく改善した。
 自社ブランドの「煎ぬか」と、OEM製造の2本柱で製造する。長崎社長は「OEM製造の強化を徹底することにより、ぬか製造業の土台を支え、ぬか漬文化の維持に貢献したい」と想いを語っている。
 ぬかの原料状況としては、全国的に在庫状況がタイトとなってきている。背景には米の消費減による原料生糠の発生減に加え、他の肥料・飼料粕類(菜種油粕、大豆粕等)の高騰の影響がある。
 そんな中、同社は米処である北陸産を中心に、コメ、玄米、米ぬかと幅広く扱うことで築いたパイプを活かし原料確保に努めている。
 コメに関しては主食用だけでなく米粉用や加工用、中米・くず米も扱っている。適正価格での取引を大切にすることで、仕入先・仕向先双方からの信頼を得ている。
【2023(令和5)年2月11日第5119号16面】

長﨑産業

つけもと 「加熱水蒸気焙煎」の米ぬか

おいしいぬか床
 つけもと株式会社(松井義明社長、奈良県北葛城郡河合町)は家庭用漬物の素の総合メーカー。米ぬかを過熱水蒸気で焙煎する技術が注目されている。ぬか床だけでなく、菓子や飲料に同社のいりぬかを利用しようと、業務筋から引き合いが増えている。
 生の米ぬかは油分やタンパク質が多いため酸化による品質劣化が早く、雑菌も繁殖しやすい素材である。加熱していりぬかとして扱うのが一般的だが、粉体であるため均一な加熱が難しい。
おいしいぬか床 粉末
 同社はこの米ぬかの焙煎を、沸騰させたお湯から発生する蒸気をさらに高温度に加熱(170℃以上)した過熱水蒸気で行う。過熱水蒸気はガス状で存在して非常に高い伝熱性を持ち、物体を乾燥させる特性を持つ。過熱水蒸気で満たした装置内はほとんど無酸素状態になるため、米ぬかを瞬時に、均一に、酸化させることなく焙煎することが可能となる。こうして出来た高品質ないりぬかを、最小でメッシュサイズ60M(約0・25㎜以下)から用途に応じたサイズで提供している。
 飲料やお菓子に使うメリットは香ばしい香りと健康的なイメージだ。実際、玄米の栄養豊富な表皮部分を集めたのが米ぬかである。ポリフェノール、ビタミンB群、ビタミンE、各種ミネラルのほか、コメに特有のポリフェノールであるγ‐オリザノールなども含まれている。自社商品としては、きな粉のように使える「とろける米ぬか」を発売している。
 

 
とろける米ぬか
 勿論、ぬか床においても過熱水蒸気焙煎は品質向上に貢献している。長期間漬けるぬか漬において雑菌の繁殖は大敵。量販店では、スタンドパックタイプのぬか床が好評となっており、中でも「おいしいぬか床」は、2018年に発売して以来、瞬く間に同社のスタンドパック売上トップに躍り出た注目商品となっている(今年で創業91年)。
 かき混ぜを敢えて行わず、パン酵母を用いて低温でじっくりと〝リラックス発酵〟させて作っている。
 松井社長は「気温が低いと雑菌が繁殖しづらく、発酵はゆっくり進むので味に深みが出る。日本酒や味噌でも、『寒仕込み』が良いとされてきた」と話す。
辛口キムチの素
 隠し味にレモン酢と米麹も配合したことで、すっきりした酸味とまろやかな旨みを持つ、他のぬか床とは一線を画す味わいが特徴のぬか床となっている。パッケージデザインもおしゃれで、若年層からの反応も良く、ぬか漬ブームの拡大に一役買っている。足しぬかに便利な粉末タイプもある。
 ぬか床の他にも、同社ではあらゆる漬物の素を製造している。昨夏発売した「辛口キムチの素」は、天鷹唐辛子・花椒・生姜の3種類の辛さをミックス。市販のキムチ漬にはないしびれる辛さで、クセになる人が続出している。
【2023(令和5)年2月11日第5119号17面】

つけもと

樽の味 「時代遅れ」を付加価値に

おばあちゃんの味 熟成ぬか床スタンドパック
 有限会社樽の味(細田幸治社長、和歌山県御坊市島)はぬか床や甘酒などの発酵食品を得意としている。キャッチコピーは「時代遅れの漬物屋」。全商品において旨味調味料や保存料は使わない昔ながらの製法を守り続けている。
 そんな同社で一番の売れ筋となっているのが「おばあちゃんの味 熟成ぬか床1㎏」、「おばあちゃんの味 熟成ぬか床スタンドパック」だ。

おばあちゃんの味 熟成ぬか床 1㎏
 同社が創業当時から作っている干し沢庵「いなか漬」を漬けたぬかをそのまま詰めたところ、プロの味を家庭で再現できると大ヒット商品となった。スーパーや道の駅、通販といった幅広い売場で好評を得ている。最近では高品質商品に特化したセレクトショップのPB品販売もスタートするなど順調な広がりを見せている。
  細田社長は「以前は料理人として働いていて、当時既に希少になりつつあったすっぱい沢庵を自分で作り始めたのが創業のきっかけ。会社の柱となるほどに成長した。発酵食品ブームは今後も拡大していきそうだ」と語る。

浅漬け革命
 そのすっぱい沢庵自体も「いなか漬」として人気商品になっている。甘口の漬物が大半となった今、発酵の風味がしっかりと生きた漬物は強固なファンを獲得する存在となっている。
 漬物の素ではこの他、「浅漬け革命」や「キムチ革命」も人気だ。「浅漬け革命」は液体タイプで、地元特産の南高梅の梅酢がさっぱりした口当たりを生み、隠し味に白菜の漬け汁を加えた複雑な旨味が特徴。


 

キムチ革命
 「キムチ革命」は粉末タイプで旨味のある韓国産唐辛子をベースに、乾燥野菜、麹などを組み合わせた。生野菜に揉み込んで冷蔵庫で置いておくだけで、本格的なキムチが出来上がる。
 発酵の技術を活かし、米糀だけで作った「糀の甘酒」も人気商品だ。


 

糀の甘酒
 さらに、甘酒の甘味とコクを活かし、アレルギー特定7品目不使用の「ホワイトソース」や、特定28品目不使用の「糀の鍋つゆ」といった独自性の高い商品も開発している。
 昨年から新たに、自社で梅干し作りも始めた。「はちみつ梅干し」は塩分6%で、原材料は「塩、粗糖、りんご酢、本味醂、はちみつ」のみ。低塩かつ保存料や甘味料を使っていない、付加価値の高い梅干しだ。
【2023(令和5)年2月11日第5119号17面】

樽の味

チヨダ 味付けぬか「熟成ぬか蔵」

熟成ぬか蔵
 チヨダ株式会社(抱井麻理社長、埼玉県戸田市)では、味付けぬか、ウエットぬか床、ぬか床のメンテナンス用製品まで幅広くぬか漬け関連アイテムをラインナップしている。
 味付けぬか「熟成ぬか蔵」は水を入れたその日から本格的なぬか漬けが楽しめる商品。野菜の捨て漬けなど、ぬか床を熟成させる手間と時間を省き、忙しい現代人の日常生活に対応する。塩にはミネラルを豊富に含んだ赤穂の天塩を使用するなど、一つ一つの食材にこだわっており、初回漬け込み時から、ぬか漬け特有の心地良い酸味やまろやかな旨味を楽しむことが出来る。
 

もみーな
 ウエットぬか床「もみーな」は製品袋に野菜を入れて揉むだけで、簡単手軽に本格ぬか漬が楽しめる商品。発酵熟成済みのぬかを使用しているため、こちらも捨て漬けの必要がなく、ぬかの「匂い」や、かき混ぜる「手間」など、今までぬか漬けが敬遠される原因となっていた問題を解決した。
 また、からしメーカーとして100年以上の歴史がある同社が、近年力を入れているのが「からし漬け」の提案。夏場は特に需要が高まるシーズンで、胡瓜や茄子などの夏野菜をからし漬けにして楽しむ愛用者は多い。
 
和からし
 
 「チヨダからし」ブランドの「和からし」は、おでん・とんかつ等の料理だけではなく、からし漬けの材料としても親しまれてきた。漬け方は簡単。「胡瓜のからし漬け」の場合、水洗いした胡瓜を拭き取り、切らずにそのままポリ袋に入れ、和からし、砂糖、塩をよく混ぜ合わせ、きゅうりにまぶすようにして入れる。袋の上から調味料を胡瓜によくもみ込み、袋の空気を抜き、輪ゴムで密封し、室温で一晩漬ければ、美味しいからし漬けが出来上がる。
 
 
からし漬けの素
 さらに手軽にからし漬けが楽しめるのが同社の「からし漬けの素」。切った野菜にまぶし、60分でからし漬けが手間なくスピード調理できる。国産ゆずや昆布を使用、旨味、風味、辛味のバランスが絶妙で、赤穂の天塩を使用することでまろやかな漬け上がりを実現している。
 同社では、「熟成ぬか蔵」、「和からし」、「ぬかみそからし」といった主要商品のパッケージに使用するインクを再生可能な植物由来の原料を用いたバイオマスインキに切り替えるなどSDGsの推進にも力を入れており、埼玉県SDGsパートナーにも登録されている。
【2023(令和5)年2月11日第5119号17面】

チヨダ

伊勢惣 すぐに漬けられる「仕上がりぬかみそ」

仕上がりぬかみそ
発酵ぬかみそ漬けるだけ!
みやここうじ四角型200g
 株式会社伊勢惣(足立功社長、東京都板橋区)は、全国に幅広く流通する乾燥こうじ「みやここうじ」の製造元として知られている。
 また、自然発酵技術を生かし「熟成ぬか床」を昭和60年代に発売。現在のぬか床ブームの火付け役となった。その後も時代のニーズに合った新商品開発を積極的に行っている。
 新型コロナウイルスの影響で巣ごもり消費が増加し、家庭で楽しみながらできる商品としてぬか床の利用者が急増。同社のぬか床製品の売れ行きも大幅に伸長した。
 巣ごもり需要は落ち着いてきているが、ぬか漬の優れた健康機能性や手軽にできることが支持され、一定数以上のユーザーがぬか床の利用を継続。すぐに漬けることができる同社の「熟成済みぬか床」は堅調な動きを見せている。
 同社のぬか床の特徴は、乳酸菌と酵母が生きている製品であること。生きている乳酸菌と酵母の活動によって栄養が野菜に染み込むとともに発酵を促す。植物性乳酸菌が豊富に摂れる他、漬けて水分が抜けた分だけビタミンや食物繊維、カルシウム、カリウムなどの栄養素が凝縮され、栄養成分たっぷりの「ぬか漬」を手軽に摂取することができる。
 まさに、乳酸菌と酵母が生きているからこそなせる〝業〟。乳酸菌と酵母が生きているとガスが発生するため、同社ではチャック開封タイプの包材等を採用し、袋が膨らまないようにしている。乳酸菌と酵母が生きているといないとでは野菜の漬かり方と味が大きく変わってくる。同社の「ぬか床」と他社製品の違いはここにある。
 主力商品の「仕上りぬかみそ」(1㎏、1・2㎏)は、パックがそのまま漬け容器になり、チャック開封タイプのため匂いが外に漏れないよう設計。手軽に本格的なぬか漬ができるアイテムとして定番となっている。その他、タル詰め(2・3㎏、熟成済ねりぬか1・8㎏+補充用味付椎茸ぬか500g)、つかっ樽(2㎏、熟成済ねりぬか1・5㎏+補充用味付椎茸ぬか500g)、ぬか漬け達人(1㎏)など、豊富なぬか床製品をラインナップしている。
 『余った野菜、ぬか漬けにしてみませんか?』をコンセプトにした「発酵ぬかみそ漬けるだけ!」は、世帯人数の減少や個食化のニーズにマッチし、ぬか床初心者にもオススメの一品だ。
 内容量は350gとぬか床最小タイプで、9~10回の使い切りタイプ。冷蔵庫保管で場所を取らず、野菜を漬けるだけで誰でも簡単に美味しいぬか漬を作ることができる。ぬか床初心者の他、ぬか漬を少しだけ食べたい消費者(高齢世帯、単独世帯、少数世帯)をターゲットとしている。
 同商品は大手量販店でも定番として販売されている他、青果物を扱うドラッグストアやCVSにも納入。売場は青果、日配、ドライと多様で、食品ロス削減に貢献できる商品として着実に裾野を広げている。賞味期限は180日で保存方法は常温。
 最もブランド力のある麹製品として認知されている「みやここうじ」も安定した動きを見せている。2012年の塩麹ブーム、2016年の甘酒ブーム、2018年のこうじ水ブーム…。数年に一度の周期で麹を利用して作られたものが注目を浴びて大ヒット。その度に麹の需要が急激に高まるが、その勢いは落ちることなく高止まりした状態で推移。ベースアップにつながっている。同商品の規格は200gタイプに加え、500gパックや業務用1㎏もラインナップしている。
【2023(令和5)年2月11日第5119号17面】

伊勢惣

コーセーフーズ ぬか床ブーム牽引、洋風新商品も

コミローナ熟成ぬか床1kg
 株式会社コーセーフーズ(里村大像社長、岐阜県揖斐郡)は、日経POSセレクション2021の「1つ星」に選出された「コミローナ 熟成ぬか床1㎏」や「ラップdeカンタンぬかチューブ」などでコロナ下においてぬか床ブームを牽引してきた大手漬物の素メーカー。今年3月からは新たに青果売場専用の商品を投入し、さらなる漬物の素の定着を図る。
 「コミローナ 熟成ぬか床1㎏」はスタンドパックでそのまま漬けられる手軽さや、米糠抽出物由来のGABAが含まれる健康性、そして何より乳酸菌が生み出す風味の良さで人気商品となっている。企画開発チームの和田篤氏は「漬物の素全般を扱う当社だが、実はぬか床だけは本格的に参入したのは15年程前と後発。しかし市場全体の拡大もあり、一気に当社の柱の一つになった」と話す。
ラップdeカンタンぬかチューブ
 「ラップdeカンタンぬかチューブ」も2020年3月の発売以来話題を集めて、導入先が急拡大した。ラップに塗り拡げて野菜や肉・魚を包むだけなので管理の手間なく、衛生的にぬか床を楽しめるのが魅力だ。
 今年3月から青果売場専用商品として「こうじや里村 洋風ぬか漬の素」、「こうじや里村 ぬかづけの素」を発売する。野菜の食べ方としてのぬか漬を、より広く定着させていく。
 「こうじや里村 洋風ぬか漬の素」はぬかにハーブ(バジル)とスパイス(黒胡椒)、さらにブドウ酢を加えた〝洋風ぬかチューブ〟売場で好奇心を誘い新たな顧客獲得を目指す。意外性だけでなく爽やかな香りが野菜の美味しさを引き立てながら、ぬか漬の発酵感を抑えてくれるため、ぬか漬と洋風の味わいを調和させた商品となっている。


こうじや里村 洋風ぬかづけの素
 「こうじや里村 洋風ぬかづけの素」は水を入れて混ぜるだけで漬け始められる。足しぬかとしても使える、調味済みのぬか。青果売場で映えるよう、白基調の明るいパッケージだ。より手軽に漬物づくりを楽しめる、粉末タイプの漬物の素も好評だ。
 新商品の「乳酸菌入りぬか漬けの素(3袋入)」は切った野菜に混ぜるだけで、ぬかを拭う必要もなくこれまで以上に簡単にぬか漬を楽しめる。
 「旨こんしょうゆ漬の素」は、意外にも漬物の素としてはマイナーなしょうゆ漬を手軽に作れる商品。昆布やごまの香りが良く、味で評価される商品だ。
 「あごだし浅漬の素」は近年知名度が急上昇している焼きあごダシを利かせた。強力な旨みと香りを凝縮していて、ご飯のお供やおつまみにピッタリな浅漬が出来上がる。
【2023(令和5)年2月11日第5119号17面】

コーセーフーズ


株式会社食料新聞社
〒111-0053
東京都台東区浅草橋5-9-4 MSビル2F

TEL.03-5835-4919(ショクイク)
FAX.03-5835-4921
・食料新聞の発行
・広報、宣伝サービス
・書籍の出版
TOPへ戻る