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アニバーサリー 2023

食品産業センター、食品等流通合理化促進機構主催 「優良ふるさと食品中央コンクール」

受賞の4社、左からマルタスギヨ・平場副社長、大日食品・磯貝社長、辻漬物・辻社長、岡本商店・岡本社長
堀切会長
村上会長
高橋審議官
片岡審査委員長
髙増審査委員長
受賞者称え表彰式開催
 第44回食品産業優良企業等表彰式及び令和4年度優良ふるさと食品中央コンクール表彰式が15日、学士会館(東京都千代田区)で開催された。
 主催者代表として、共催の一般財団法人食品産業センターの堀切功章会長と、公益財団法人食品等流通合理化促進機構の村上秀德会長が挨拶した。堀切会長は「現在、食品業界を取り巻く厳しい状況の変化に対応していく上で、国内の農林水産物の活用、環境の社会課題に配慮していくことがとても重要であると考える」と述べ、受賞者がこれらを実践している点を称賛した。
 村上会長は「多くの課題が山積する現在の食品産業において、本日各賞を受賞された皆様は、経営者や業界のリーダーとして顕著な実績を上げられている方たちばかりだ」と称え、敬意を表した。
 来賓祝辞では、後援の農林水産省から高橋孝雄大臣官房総括審議官が「本日受賞された皆様は、農林水産省が政策で目指す姿を実践され、地域社会に範を示している」と述べ、その努力に深い敬意を表した。
 審査経過説明では、食品産業優良企業等表彰の片岡寛審査委員長(一橋大学名誉教授)、優良ふるさと食品中央コンクール表彰の髙増雅子審査委員長(日本女子大学名誉教授)がそれぞれ講評を行った。
 優良ふるさと食品中央コンクールでは、大日食品株式会社(山口薫会長、愛知県東海市)の「愛知のキムチ」が新製品開発部門で農林水産省大臣官房長賞を受賞。表彰式に出席した同社の磯貝幸弘代表取締役社長は「SDGsを意識した商品を評価していただき、嬉しい限り。この受賞をきっかけに多くの方に食べていただき、愛知と言わず全国に広がっていけば良い」と感想を述べた。
 同じく新製品開発部門では、マルタスギヨ株式会社(杉野浩也社長、新潟県新潟市)の「数の子わさび 極み」が食品産業センター会長賞を受賞。表彰式に出席した同社の平場誠取締役副社長は「このような賞をいただき、ありがたいと同時に大変恐縮している。米の一大産地新潟県の酒粕を使った商品で、これからも地元に貢献していきたい」と受賞の喜びを語った。
 国産農林産品利用部門では、岡本商店有限会社(岡本祐助社長、長野県下高井郡木島平村)の「信濃の瓜の粕漬」と、辻漬物株式会社(辻博文社長、大阪府貝塚市)の「そうめんかぼちゃ奈良漬」が食品産業センター会長賞を受賞した。
 岡本商店の岡本社長は「地元長野県下高井郡木島平村の酒米を使った酒粕と、瓜も地元産を使用して粕漬にしている。地元にこだわったものが評価され、これをきっかけに“木島平”の名前も広がっていけば嬉しい」と語った。
 辻漬物の辻社長は、「そうめんかぼちゃはたまたま手に入れた物を奈良漬にしてみたら歯応えが良く美味しかったので、知り合いの農家に栽培してもらい製品化した。これからは、こうして農家とも密接な関係を築いていくことで、漬物文化を継承していきたい」と抱負を語っている。
【2023(令和5)年3月21日第5123号12面】

優良ふるさと食品中央コンクール表彰 公式サイト
https://www.shokusan.or.jp/furusato/

京都府優秀技能者表彰 赤尾屋の土田社長が表彰

表彰を受けた土田社長
京野菜活用と農業新興に寄与
 【大阪支社】令和4年度の京都府優秀技能者表彰(現代の名工)の表彰式が17日、京都市上京区のホテルルビノ京都堀川で開催された。
 漬物業界からは、京都府漬物協同組合に加盟する赤尾屋有限会社の土田良之助社長が表彰され、47年に及ぶ研鑽と業界への貢献が評価された。京都の伝統野菜を使ったオリジナル商品の開発、地元農業の新興にも寄与してきた実績を持つ。
 同社は令和元年に創業320年を迎え、老舗の漬物屋が立ち並ぶ京都でも有数の歴史がある。NHKの朝ドラ「京ふたり」の撮影の際、お店を提供したことでも知られる。主力製品は、京漬物、奈良漬、大根の白みそ漬(まゆみ大根)。
 同社の商品は贈答人気が高く、JR京都駅の地下に位置する「JR京都伊勢丹」に自社店舗があり、観光土産として全国の旅行客も商品を買い求める。
 本表彰で土田社長は、「大学を卒業してから赤尾屋に入社し、早くも半世紀が経つ。漬物が売れて忙しかった時代、売れ行きが厳しい時代、どちらも見てきた」と47年を振り返る。
 「当社は妻の実家であり、妻と結婚することは、会社を継ぐということだった。大きなプレッシャーだったものの、惚れた女のために頑張ってきたことが、こうして報われたと感じる。現在69歳で、これからは業界の後進を育てていくことに力を入れたい」と抱負を語っている。
【2023(令和5)年3月21日第5123号16面】

京都府優秀技能者表彰

味の素 消費者庁長官表彰を受賞

消費者庁長官の新井ゆたか氏(左)より表彰される藤江社長
令和4年度消費者志向経営優良事例表彰
 味の素株式会社(藤江太郎社長、東京都中央区)は2月28日、消費者庁が主催する「令和4年度消費者志向経営優良事例表彰」において、消費者庁長官表彰を受賞した。
 消費者庁では、消費者志向経営に関する優れた取組を行う事業者を表彰することで広く周知啓発し、消費者志向経営の推進を図ることを目的として、2018年度から「消費者志向経営優良事例表彰」を実施している。
 同社は、日本の栄養課題改善に向けた「減塩」への取組が評価され、今回の受賞となった。
 同社は、自社の強みであるアミノ酸の力を活かした減塩商品を通じ消費者の減塩意識や行動実態を把握している。
 減塩を「我慢するものから楽しむもの」へとイメージを覆すため、情報発信やおいしい減塩レシピを提供し、行動の変容を促している。また、行政・流通等と連携した啓発活動や産学での研究成果発表など「減塩」を通じて「健康寿命」の延伸を目指す取組となっている。
 表彰式では受賞事例である「おいしい減塩・『スマ塩Ⓡ』の取り組み」について、藤江社長が方針と取組事例等の説明を行った。
【2023(令和5)年3月11日第5122号4面】

味の素 HP
https://www.ajinomoto.co.jp/

第44回食品産業優良企業等表彰式及び令和4年度優良ふるさと食品中央コンクール各賞受賞作品及び受賞者発表

大日食品の「愛知のキムチ」
マルタスギヨの「数の子わさび 極み」
辻漬物の「そうめんかぼちゃ奈良漬」
岡本商店の「信濃の瓜の粕漬」
大日食品が農林水産大臣官房長賞
 一般財団法人食品産業センター(荒川隆理事長)は9日、第44回食品産業優良企業等表彰式及び令和4年度優良ふるさと食品中央コンクール表彰式の概要と各賞受賞作品及び受賞者を発表した。
 本紙関連では第44回食品産業優良企業等表彰で味の素冷凍食品株式会社(寺本博之社長、東京都中央区)が環境部門の容器包装リサイクル推進タイプで農林水産大臣賞を受賞した。
 また、優良ふるさと食品中央コンクールでは、大日食品株式会社(山口薫会長、愛知県東海市)の「愛知のキムチ」が新製品開発部門で農林水産省大臣官房長賞を受賞。
 マルタスギヨ株式会社(杉野浩也社長、新潟県新潟市)の「数の子わさび 極み」と辻漬物株式会社(辻博文社長、大阪府貝塚市)の「そうめんかぼちゃ奈良漬」、岡本商店有限会社(岡本祐助社長、長野県下高井郡木島平村)の「信濃の瓜の粕漬」が、食品産業センター会長賞を受賞した。
 表彰式は3月15日に東京都千代田区の学士会館にて開催される。
【2023(令和5)年2月21日第5120号1面】

食品産業センター

マルハチ 阿部氏の旭日単光章祝賀会

4月15日に山形で開催 
 令和4年秋の叙勲・褒章で旭日単光章を受章した株式会社マルハチ会長の阿部武敏氏の受章祝賀会が4月15日に山形県鶴岡市の「グランドエル・サンクリスタルホール」にて開催される。発起人代表は富樫透氏(庄内町長)、発起人は長谷川吉茂氏(山形銀行取締役頭取)、小野木覺氏(山形県商工会連合会会長)。
 ▼日時:令和5年4月15日(土)午後3時より
 ▼会場:グランド エル・サン クリスタルホール(山形県鶴岡市東原町17‐7,0235‐24‐4633)
 ▼会費:1万円
【2023(令和5)年2月21日第5120号2面】

全国観光土産品連盟 全国推奨観光土産品審査会表彰式

細田会長
服部審査委員長
日本商工会議所会頭賞を受 賞した長久保食品の篠原社長
丸惣、長久保食品などが受賞
 全国観光土産品連盟(細田眞会長)は10日、東京都中央区の鉄鋼会館にて第63回全国推奨観光土産品審査会の表彰式を開催。同会は審査委員長に服部学園服部栄養専門学校の服部幸應理事長・会長、審査委員に女優の紺野美沙子氏らを迎え、「菓子」、「食品」、「民芸品」、「グローバル」の4部門で、法令順守はもとより観光客にとって魅力的な商品かどうかなどの観点から審査を実施。今回は全国から応募された314社553商品の中から選出された各賞が受賞者に授与された。
 本紙関連では、株式会社丸惣(芝邦浩社長、和歌山県田辺市)の「ウメスイーツマリアージュ」が特別審査優秀賞、有限会社長久保食品(篠原福一社長、福島県いわき市)の「いわきの野菜で作ったピクルス」が日本商工会議所会頭賞、株式会社紀和農園プロダクツ(阪本和繁社長、和歌山県和歌山市)の「紀州南高梅 夢葵 彩の舞16粒」が、日本観光振興協会会長賞を受賞した。
 「ウメスイーツマリアージュ」は、スイーツ感覚で味わえる、紀州南高梅のやさしい味わいの梅干し。味はマンゴー、メープル、ストロベリーの3種類。さらっとした甘味と香りが酸味とうまく調和し、これまでにない美味しさを奏でている。冷蔵庫で冷やしたり、凍らせても美味しく食べられる。オシャレな瓶タイプで見た目もかわいらしく、贈答にもオススメだ。
 「いわきの野菜で作ったピクルス」は、地元の野菜を使用した「おここさん」シリーズとして2017年から展開。漬物を表す「御香々」や「心地よい酸味」の意味から名付けられた商品で、「お酢を使用した加工食品を通じて健康と美味しさを提供する」という理念の下、漬物メーカーとして長年歩んできたノウハウを生かし、添加物は不使用。フルーツのピクルスは米酢と白ワイン、野菜のピクルスは米酢と出汁醤油で仕上げている。
 篠原社長は「おここさんシリーズは名産漬物とは異なり、日常的に食べていただく商品として提案している。何事もチャレンジすることに意義があると思っているが、このような賞をいただけたことは本当にありがたいこと。今後も商品開発を続けていく」と述べた。
 「紀州南高梅 夢葵 彩の舞16粒」は、昆布包み梅、しそ漬け梅、桜葉包み梅、はちみつ梅の「こだわり梅」のセット商品。見た目も華やかで、甘さ、酸っぱさ、旨み、香り、食感、外観と多彩な梅の個性的な舞いが楽しめる。
【2023(令和5)年2月21日第5120号6面】

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