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漬物研究同志会2022

漬物研究同志会 総会で宮尾茂雄氏が講演 研修会は10月前田食品へ

近会長
宮尾氏
小林事務局長
漬物研究同志会の総会
 漬物研究同志会(近清剛会長)は8日、東京都千代田区のAP東京丸の内にて第42回総会を開催した。コロナ禍により2年ぶりの対面開催となった同会には22名が出席、総会後の講習会では東京家政大学大学院客員教授で宮尾微生物研究所所長の宮尾茂雄氏が『漬物から元気をいただく』という演題で講演した。
 総会は事務局長の小林登氏の司会のもと進行。開会挨拶で近会長は、「漬物研究同志会は宮尾先生を中心に漬物の価値を高めるために集って頂いている会で、今回も全国各地からご参加頂いたことに御礼を申し上げたい」と謝意を述べた。 また今後に向けて、「それぞれの地域にはそれぞれの文化や歴史があり素材もいろいろある。想像力を豊かにしていけば、もっと新しい時代を担う漬物の商品を考えることができるのではないか。宮尾先生から様々なご指導を頂き、価値付けをどのようにしたら良いのか多くを学びながら新しい漬物の時代を切り拓いて頂きたい」と話した。
 議事では①2020年度事業報告及び収支報告、②2021年度事業報告及び収支報告、③2022年度事業計画について小林事務局長より報告があり満場一致で承認された。
 同会では、2020年の総会開催以降、研修会などの活動が実施できなかったが、今期は延期となっている前田食品工業への九州視察研修会を10月に予定している他、研修会や女子会などを感染状況を見極めながら実施する。小林事務局長は「ウィズコロナに向けて色々な取組をしていきたい」と語り、豊洲の江戸前場下町店を視察するスタディツアーや日中の発酵食品プロジェクトの実施なども検討しながら、宮尾氏と連携して、今期事業を進めていく方針を示した。
 続いて、当日の出席者が近況を報告。吉川絵美子幹事が漬物研究同志会女子会の取組としてスタートした東京家政大学学生のインターンシップ研修をスライド写真を交えて紹介した他、他の出席者からも冷凍漬物の開発や海外輸出の取組、原料状況など様々な報告がなされた。
 講演会では宮尾漬物微生物研究所の宮尾茂雄氏が「漬物から元気をいただく」というテーマで講演した。 宮尾氏は冒頭、「皆様のご協力のおかげで昨年研究所を開設することができた」と謝意を示した上で、漬物の健康性について説明。塩分摂取の重要性や様々な漬物用野菜の栄養素について詳説した。また発酵漬物が、乳酸菌と水溶性食物繊維、オリゴ糖を同時に摂取することができるシンバイオティクスであることを指摘、「非発酵漬物でも食物繊維がたくさん摂れる、発酵漬物はそれに加えてGABAや乳酸菌を摂ることができるのでPRに繋げて頂きたい」と話した。
 最後に、漬物のプラットフォームの必要性に言及。「漬物メーカーが個々にPRするだけでなく、全国各地の漬物をまとめて、食育や漬物の物語を含めて全体を網羅したものを是非つくってほしい」と呼びかけ、講演を結んだ。
 会場を移して行われた懇親会は皆川昭弘幹事の乾杯発声で開宴、出席者が活発な情報交換を行った。
【2022(令和4)年7月11日第5099号1面】
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