本文へ移動

記者のオススメ!2020

2020年12月21日・第5043号

原田水産(茨城県)

いわしカンロちゃん
独自製法で水産庁長官賞
有限会社原田水産(原田静男社長、茨城県小美玉市)は、霞ヶ浦、北浦、涸沼の生鮮・加工食品・冷凍食品の製造販売を行う創業150年の老舗。4代目となる原田社長は「人の真似をして安く売る商売はしない」というポリシーのもと、自社でしか作ることができないオリジナル製品の開発に力を注ぐ。
この度、令和2年度茨城県水産製品品評会において水産庁長官賞を受賞した「いわしカンロちゃん」は、その考えに基づいた画期的な製品だ。
本来であれば、いわしを甘露煮にする際には、苦味やえぐみが出るため、頭やえら、はらわたを取り除くのが一般的とされている。しかし同社では、それを解消する独自製法を確立、千葉県銚子産のいわしの頭・えら・はらわたを付いたまま一匹まるごと炊き上げる「いわしカンロちゃん」を生み出した。なおこの製法は現在、特許出願中となっている。
同製品の特徴と言えるのが、頭が付いた原魚のままの美しい外観。頭からまるごと食べられるため、いわしの美味しさを存分に楽しめるだけでなく、DHAなど豊富な栄養素を余すことなく摂取できる点も魅力だ。
頭が付いた美しい外観
また頭付いわし甘露煮として、2月の〝節分いわし〟向けの関連商材としても注目度は高い。
同社では、主力事業となる鮮魚販売においても、霞ヶ浦で獲れたわかさぎや白魚を生きたまま全国に配送する技術を確立している。
原田社長は、「霞ヶ浦でとれる魚の数は無限ではないので、いかに付加価値を高め販売していけるかが重要だ」と語り、今後も自社にしか出来ない取組みに力を入れる。
【2020(令和2)年12月21日第5043号5面】
 

2020年12月11日・第5042号

丸昌稲垣(長野県)

生甘酒「よるしみ」
新ブランド「かもしみ」  甘酒「よるしみ」と「のんびり熟した野沢菜漬け」
 
丸昌稲垣株式会社(稲垣勝俊社長、長野県飯田市)は1925(大正14)年創業の老舗味噌蔵である。その同社がこのほど、味噌や漬物など発酵食品の新ブランド「かもしみ」を立ち上げた。
「かもしみ」とは〝信州のひとと自然が醸し出す、身体に沁みわたるおいしさ〟という意味から命名されたブランド名。社内でコンセプトを検討していく中で、「本物の味」を示すブランド名にふさわしいとして採用された。
その皮切りとなる第1弾製品は、信州の米と水だけを使用したやさしい甘さの生甘酒「よるしみ」と、しっかりと乳酸発酵させた「のんびり熟した野沢菜漬け」の2アイテム。両品とも11月10日よりオンラインショップで発売され、11月21~23日に開催された「冬の蔵開き祭」でも販売された。
「よるしみ」は〝心地よい眠りに導いてくれる夜専用〟。砂糖や添加物を使用せず、信州のお米と水のみ、米糀で一晩かけてじっくり発酵した〝生〟の甘酒。ほのかな甘さと香りが特徴となっている。
「のんびり熟した野沢菜漬け」
「のんびり熟した野沢菜漬け」は、カブごと30日以上漬け込み、乳酸発酵のみで作った野沢菜漬け。こちらは、直販用の無殺菌生タイプと、低温殺菌した高質販店向けのタイプを準備している。
市場開発部兼店舗担当の稲垣雅久氏は、化学調味料を使用する食品作りが中心となっている現在で、「本当にいいものを作る情熱と技術を育て、残したい。お客さまに、その子どもたちに、本当のおいしさを思い出し、味わっていただきたい。そして、今ならまだそれが間に合うと思っている」と、創業100年を目前に控えた同社の目指すところを語った。
今後も「かもしみ」ブランドで素材の味を生かす伝統製法を追求し、発酵を均一にする「天地返しみそ」や、地元伝統野菜の漬物など新製品をラインアップする予定である。
【2020(令和2)年12月11日第5042号3面】
 

2020年12月1日・第5041号

遠藤食品(栃木県)

国産 佃煮生姜 平切
「鬼滅の刃」で注目〝生姜の佃煮〟
業務用がりのトップシェアを誇り、『新がり』、『新がり完成品』の商標登録並びに全国鮨組合の指定商社として広く知られている遠藤食品株式会社(遠藤栄一社長、栃木県佐野市下彦間町)。業務用から市販用まで、「しょうがを食卓に…」のコンセプトでこだわりの生姜製品を提供している。
同社において注目されているのが映画の公開から39日間で歴代3位の興行収入を記録するなど、空前の大ブームを巻き起こしている人気アニメ「鬼滅の刃」に関連する「国産 佃煮生姜 平切」だ。
「鬼滅の刃」に登場する鬼狩りの剣士、胡蝶しのぶ(こちょう・しのぶ)は、鬼殺隊の中でも最高位である「柱」の一人で、「蟲の呼吸」を使う蟲柱として今一番熱いとされる人気キャラクター。その胡蝶しのぶの好きなものが「生姜の佃煮」だ。
作中で食べるシーンは出てこないものの、皿盛りの「生姜の佃煮」と箸を手に笑みを浮かべる胡蝶しのぶの缶バッジ、キーホルダー、ボールペンなどがオフィシャルグッズとして販売。大人気となっている。また、胡蝶しのぶに扮したファンが「生姜の佃煮」を食べたり、自分で作ったりする動画がアップされるようになってきており、じわじわと話題が広がっている。
江戸時代頃には栃木県でも生姜が広く生産されるようになり、現在も生姜の加工メーカーが多く存在する。都道府県別に見ると生姜や楽京などの酢漬生産量は全国トップで、生姜の取扱量も圧倒的な規模を誇る。
千切りにしておにぎりに
同社の「国産 佃煮生姜 平切」は、厳選した国産生姜を原料とし、食べやすくスライして醤油と砂糖で煮込んだ。生姜の爽やかな辛味と砂糖の甘さ、芳醇な醤油の香りが融合し、温かいご飯にピッタリな逸品に仕上がっている。シンプルな商品デザインもレトロ感を演出しており、「ふる里の味」を思い出させるような見た目となっている。内容量は100gで賞味期限は120日(常温)。
栃木県には「鬼滅の刃」のファンから聖地として注目されているスポットがある。作中で鬼が嫌うとされる花として描かれる藤の花が見られる「あしかがフラワーパーク」、主人公が修行で大岩を真っ二つに切るシーンと重なる「弁慶の割石」、鬼殺隊当主の邸宅と雰囲気が似ている足利学校(いずれも足利市)などで、観光客は右肩上がりに増えている。
2020年の都道府県魅力度ランキング(ブランド総合研究所調べ)で最下位に転落した栃木県は11月24日、「鬼滅の刃」ブームにあやかって県内観光地をPRするCMを本編上映前に放映すると発表(首都圏や関西の劇場が対象)。観光誘致に力を入れている。
日本一の生姜屋が作った“生姜の佃煮”に熱視線が注がれている。
 

2020年11月21日・第5040号

猫島商店(広島県)

坦々広島菜
「坦々広島菜」麺売場で提案

株式会社猫島商店(猫島栄伸社長、広島市西区商工センター)は広島菜漬の老舗メーカー。その販売ルートは量販店や土産品売場、直営店など多岐にわたり、広島県内はもちろん全国へと及んでいる。
広島菜を塩漬した後、昆布や醤油であっさりと漬け込んだ「浅漬」や、半年以上にわたりじっくり塩漬にして熟成発酵させた「本漬」が定番の人気商品なのは勿論のこと、最近では広島菜漬の利用シーン拡大を目指し商品開発を積極的に行う。

今年新発売したのが「坦々広島菜」。豆板醤・花椒を使用して痺れるような辛さに仕上げた。本漬広島菜の乳酸発酵した酸味や旨味と、辛味が調和した味わいはラーメンやチャーハン等中華料理との相性が良い。広島には、日本に本場四川省風の汁なし担々麺を最初に持ち込んだ元祖とされる店もあることから、広島菜と”坦々”はイメージが合っている。中華麺売り場などのクロスMDを提案していく狙いだ。
広島レモン商品
これら広島菜漬に加え、今年から新たに開始したのが広島レモンを使った商品だ。来年の春夏に向け、本格的な販売を目指していく。商品は「レモン胡椒」や「はちみつ入り広島レモン(串切り、刻み)」、「生搾り広島レモン」がある。
レモン胡椒は、九州の柚子胡椒から着想を得たものながら、レモンの爽やかな香りがふわりと香る、新しい調味料となっている。また「はちみつ入り広島レモン(串切り、刻み)」は皮ごと蜂蜜に漬け込んだもので、パンやドリンク作りに活用できる。
猫島社長は「広島レモンは菓子業界などがいち早く商品化したが、果実や果皮を全面に押し出したものは少ない。漬物メーカーならではの素材を活かした商品ができたと思う」と自信を見せている。
【2020(令和2)年11月21日第5040号11面】
 

2020年11月11日・第5039号

落合一郎商店(愛知県)

にんにく昆布
「にんにく昆布」新発売
大正7年創業、株式会社落合一郎商店(落合幸一郎社長、愛知県豊橋市)では、「にんにく昆布」と「ラムレーズンくるみ」の2品を新発売した。
「にんにく昆布」は、北海道産昆布に青森県産にんにくスライスを加えた商品。風味良く炊き上げられた昆布に、にんにくの力強い旨みが合わさった。
昆布とにんにく、これまであまり出会うことがなかった食材であるが、その相性は抜群。佃煮にすることで、醤油がその仲介役となり両食材を結び付けている。ご飯のお供やおにぎり具材、お酒との相性も良い。バターを溶かして「にんにく昆布」と和えれば、さらに濃厚な旨みが生まれる。 昆布やにんにくの機能性にも注目が集まる中、健康志向の高い消費者にもオススメの一品だ。
 
ラムレーズンくるみ
「ラムレーズンくるみ」は、カリフォルニア産のレーズンとクルミを合わせた同社の人気商品「レーズンくるみ」にラム酒で香り付けした商品。甘辛く炊いたクルミの香ばしさとラムレーズンのちょっぴり大人な甘酸っぱさが良く合い、一度食べるとクセになる。バニラアイスに添えて食べるのもオススメだ。
【2020(令和2)年11月11日第5039号5面】
 

2020年11月1日・第5038号

からし菜
七折小梅
紀州梅かつお大根

有限会社大沢食品(愛媛県)

愛媛産「からし菜」全国へ
 
有限会社大沢食品(大沢宗昭社長、愛媛県今治市)は四国の風土に育まれた素材の味を生かした漬物・佃煮など和日配食材の有力メーカーである。
同社の看板商品となっているのが「からし菜」である。からし菜は、その種子が和辛子の原料となる植物で、葉や茎もピリッとした辛味がある。このからし菜を、辛味とシャキっとした食感が魅力の浅漬にしている。一口大にカットしてご飯を巻いて食べたり、小さく刻んで和え物や炒め物にしたりと、辛味をいかした食べ方が人気だ。「からし菜」は近年、中四国に留まらず関東圏など全国からの引合いが強まっている。そのため同社は県内で自社農園や契約栽培を年々拡大。今年産の原料は収穫開始こそ遅れたものの品質は良好で、冷凍商材も用意しているため、通年供給も可能だ。
また今年新発売したのが「七折小梅」だ。愛媛県砥部町七折地区では1万6千本もの梅の木が植えられており、その歴史は100年以上にも及ぶ。その特徴は、種は小さくて果肉が多く柔らかで、香りが良いこと。
同社ではこの七折小梅を塩だけで漬け込む昔ながらの梅干に仕上げた。はちみつ風味など酸味を抑えたものが多い中、しっかりと酸っぱさがありご飯との相性抜群。さらに小粒なので弁当やおにぎりに入れやすく、量の調整をしやすいというメリットもある。
この他、春夏用に発売したものの大変な売行となり、現在は通年販売としている「紀州梅かつお大根」や、非常に甘味のある味わいで子供や若い世代から人気を集める「ゆず大根甘酢漬」など、商品バラエティは豊富だ。
【2020(令和2)年11月1日第5038号6面】
 

2020年10月21日・第5037号

玄海漬株式会社(佐賀県)

酒粕バター
「酒粕バター」開発  バターと酒粕の風味が融合
 
【福岡支局】玄海漬株式会社(髙田庄一朗社長、佐賀県唐津市)は、玄界灘で盛んに捕鯨が行われていた明治中期に創業、会社設立も大正11年9月という老舗企業。鯨の頭部にある軟骨「蕪(かぶら)骨」を酒粕に漬け込んだ「玄海漬」が社名となり、押しも押されもせぬ看板商材である。
粕漬の可能性を追求し、伝統×今風商品の開発に挑んでいる同社では、このほど「酒粕バター」を開発した。8月からお試し価格で販売していたが、顧客に満足してもらえると判断し、9月より正式販売を開始している。
同社では、今何かと人気の食パンに合う商品をオリジナルの調味粕を使って出来ないかと研究。それも流通しやすい常温配送できる商品を作りたいと考えた。そこで、食パンには付きもののバターを使って商品化できないかと試作を重ね、その結果バターのコクと酒粕の風味が融合したオリジナルのバターが完成。酒粕の香り漂う大人のバターが楽しめる。
【商品詳細】
▼主原材料:酒粕(国産)バター(国産)▼加工地:佐賀県▼内容量:100g▼賞味期限:常温60日▼保存方法:冷暗所保存
【2020(令和2)年10月21日第5037号12面】
 
 
 

2020年10月11日・第5036号

株式会社伊豆フェルメンテ(静岡県)

アーモンドミルクあま酒
「アーモンドミルクあま酒」新発売
 
株式会社伊豆フェルメンテ(桐部都宏社長、静岡県三島市)は昭和7年創業の食品メーカー。静岡を代表するあま酒メーカーとして、富士箱根水系の清く豊かな水源を活かしたあま酒・味噌などの糀製品やジャム・デザートの製造を行っている。
あま酒製品は〝金太くん印あま酒シリーズ〟として富士箱根水系の湧水を使用したノンアルコールあま酒を各種展開。素材を活かした自然な味わいが支持されている。
同社では、8月1日に「アーモンドミルクあま酒」を新発売した。濃度の高いアーモンドミルクを厳選し、無加糖のあま酒と合わせた。あま酒の風味とアーモンドの香ばしさが絶妙に調和し、コク深い味わいに仕上がっている。
アーモンドミルクには抗酸化作用があり、〝若返りのビタミン〟と言われるビタミンEを豊富に含んでいるため、あま酒が持つ健康機能性との相乗効果も期待できる。
月に1回開催される工場直売会でもアーモンドミルクの健康やその機能性に関心があるお客様が多く、試飲にて特に女性を中心に幅広い年代層から高い評価を得た。
【2020(令和2)年10月11日第5036号5面】
 
 
 

2020年10月1日・第5035号

株式会社千田佐市商店(秋田県)

カッパの佃煮
濃厚な味わい「カッパの佃煮」
 
株式会社千田佐市商店(千田清隆社長、秋田県潟上市)は、明治30年創業の老舗企業。初代千田佐市の名を冠した「佐市の佃煮」としてブランドを確立。八郎潟で獲れるわかさぎを使った佃煮製品を中心に商品を展開している。
同社が新発売したのが「カッパの佃煮」。カッパとは牛前腹の皮と脂身の間にある赤いスジのこと。まるで雨がっぱを連想させる見た目であることから「カッパ」と呼ばれ、一頭から2~3キロしか取れないため、市場にはほとんど出回らない希少部位として知られる。
「カッパの佃煮」は、秋田県内で焼き肉店などを展開する有限会社日野(秋田県横手市)と共同開発。日野が丁寧に選び抜いた和牛のカッパを、千田佐市商店が伝統の技法で甘辛く炊き上げている。
濃厚な味わいで人気上昇中
口に含めば、コリコリ、モチモチとした弾力のある食感と、ジュワッとした脂の甘みが広がる。お肉とスジの良いとこ取りと言えるような濃厚な旨みが特長だ。ご飯のおかず、ビールやハイボールのおつまみにもピッタリで、その濃厚な味わいにリピーターが増加中だ。
なお両社による共同開発は今年1月発売の「秋田牛しぐれ煮」に続き2品目、旨味たっぷりのお肉の佃煮が人気を集め始めている。
【2020(令和2)年10月1日第5035号6面】
 
 

2020年9月21日・第5034号

佐久間食品株式会社(新潟県)

ちび胡瓜キムチ
乳酸菌100億個「ちび胡瓜キムチ」
 
佐久間食品株式会社(佐久間大輔社長、新潟県新発田市岡田)は、「人格と味覚は精神と共に磨かれる」の理念の下、味噌漬を中心に醤油漬・奈良漬・粕漬・わさび漬などを製造販売。多彩なアイテムをラインナップし、市販用から業務用まで幅広いニーズに応えている。
同社では秋冬向けの新商品として「ちび胡瓜キムチ」と「まるごと椎茸うまみそ漬」を発売した。「ちび胡瓜キムチ」は、味噌から生まれた乳酸菌「植物性乳酸菌LTK‐1N」が100億個(1パックあたり)入っている。
「植物性乳酸菌LTK‐1N」を摂取することで期待される健康効果は、整腸効果、免疫力アップ、体重減少効果があげられている。腸のぜん動運動が亢進することで整腸効果が発揮。免疫を活性化し、脂肪の多い食事による体重増加を抑制する。
原料となる小ぶりな胡瓜「ガーキン」は、日本の一般的な胡瓜よりも固めで、ポリポリとした歯応えが特徴。その「ガーキン」を唐辛子、にんにく、大根、生姜等で旨辛く漬け上げた。ご飯のおかずやお酒のおつまみに最適だ。内容量は150gで賞味期限は30日。
まるごと椎茸うまみそ漬
「まるごと椎茸うまみそ漬」は、肉厚の椎茸をまるごと越後みそで漬け込んだ。甘めに仕上げた旨みたっぷりのみそ漬で、椎茸のジューシーな食感が楽しめる。また刻んで料理のうま味付けにも使用できる。ご飯のお供や、そのままの形で弁当の一品としても利用できる。内容量は90gで賞味期限は30日。
椎茸には三大旨味成分の一つであるグアニル酸をはじめ、様々な栄養分が含まれている。また椎茸を乾燥させることによってグアニル酸がさらに生成されるため、生椎茸より旨味が強いことが特徴。また、低カロリーで食物繊維も豊富なため、健康食材としても人気となっている。
【2020(令和2)年9月21日第5034号3面】
 

2020年9月11日・第5033号

株式会社野村佃煮(京都府)

ごま入りつくだに昆布
片手でサッと絞り出せる「ごま入りつくだに昆布」
【大阪支社】株式会社野村佃煮(野村啓介社長、京都府宇治市)は、9月16日よりスパウトパウチ容器入りでペースト状の昆布佃煮「ごま入りつくだに昆布」(120g)を発売開始する。参考価格は258円(税抜)。
「ごま入りつくだに昆布」は、従業員の「子育て中のお母さんとその子どもを応援したい」という想いから開発された。
子どもが喜ぶおいしいおにぎりを作りやすく、をコンセプトに模索する中で、様々な用途に使えるペースト状の昆布佃煮が誕生した。
本商品なら、スプーン不要で片手でサッと絞り出すだけなので洗い物が増えず、量の調節もしやすい。忙しい朝でも手間を省きながら美味しいおにぎりやお弁当を作ることができる。
また味付けは、ご飯によく合い、子どものおにぎりにピッタリな甘めの味付けとした。ペースト状になっているため、調味料代わりにも使える。甘さと昆布の旨みを加えることができるので、野菜の和え物や卵料理など様々な料理と好相性だ。
贈答用にも利用される高級昆布佃煮「舞扇」をはじめとして、高品質な京佃煮・惣菜を作り続けてきた同社が佃煮の新しい使い方を提案する「ごま入りつくだに昆布」。子育てに奮闘するお母さん、お父さんの強い味方になるとともに、子どもに和食の良さを伝えてくれる存在となりそうだ。
【2020(令和2)年9月11日第5033号3面】
 

2020年9月1日・第5032号

オギハラ食品株式会社(福岡県)

「からし高菜」
「からし高菜」を新発売
大正5年創業、オギハラ食品株式会社(荻原浩幸社長、福岡県大牟田市)は創業100年を超える老舗メーカー。業界でも先駆的に高菜の油炒めを本格量産化したことで知られる。
その同社がこのほど、新製品「からし高菜」を発売した。コロナ禍で外食を控え、中食需要が増えてきているなか、家庭での食事でより美味しい高菜漬を食べてもらいたいという想いも込めて、この度の新発売となった。
今回新発売した「からし高菜」は、ミシュランガイド1つ星店「直球料理松田」オーナーの監修によるもの。九州産高菜に3種類の唐辛子と、九鬼産業株式会社(田中啓之社長、三重県四日市市)製のごま油を加え、直火釜で炒める。
仕上げには秘伝のだし醤油を加えた、しっとりと旨味のある「からし高菜」だ。高菜油炒めの先駆け企業である同社が、昭和40年から代々作り続けている直火釜製法で、じっくりと炒めた高菜は風味抜群だ。
温かいごはんはもちろん、かまぼこや竹輪などと合わせておつまみにも最適。またチャーハン、スパゲティなどの料理レシピにも手軽に使える。
同社は料理サイト「クックパッド」と提携しており、「からし高菜と豚肉のバターガーリックパスタ」「味噌煮込み高菜バーグ」「高菜オムレツ」「鶏肉と長芋の高菜炒め」などのレシピが掲載されている。
使いやすさを追求したパッケージは、同社の「元祖三池ごまたかな」と同様に袋の上部をアーチ型にした設計。袋上部の両端に高菜が詰まって取り出しにくいとの声を受け、取り出しやすい設計を採用した。

【からし高菜】の仕様
▼JAN:4957324192491
▼賞味期限:150日
▼内容量:150g
▼荷姿:10入×4合
▼商品サイズ:W150×H180×D15(㎜)
【2020(令和2)年9月1日第5032号6面】
 
食料新聞電子版 九州うまかモン→ こちらから
温かいごはんにピッタリ
からし高菜と豚肉のバターガーリックパスタ
おつまみにも最適

2020年8月21日・第5031号

野崎漬物株式会社(宮崎県)

「黒の千本漬」
「黒の千本漬」新発売
 
野崎漬物株式会社(野﨑伸一社長、宮崎市)は、沢庵、高菜をはじめ各種漬物及び鶏の炭火焼、冷や汁など惣菜製品を製造する総合メーカー。また九州一円をカバーするベンダーとしても、九州屈指の規模を誇っている。
看板商品の「千本漬」は宮崎県産契約栽培本干し大根を使用し、創業以来60年以上にわたり取引先から支持を得ている。
昔ながらのほんのり甘くてしょっぱい沢庵の味を再現し、その品質は「漬物グランプリ2018」の金賞受賞で証明された。
このたび、その千本漬を燻製したブラック仕立ての「黒の千本漬」を新発売した。
宮崎県産の干し沢庵を使用し、芳醇な燻製の香りとコクある調味で仕上げた一品となっている。
【2020(令和2)年8月21日第5031号2面】
 
食料新聞電子版 九州うまかモン→ こちらから
 

2020年8月11日・第5030号

ゆずからりん
フレーク状で扱いやすい

株式会社柚子辛凛(大阪府)

フレーク状の赤い柚子胡椒 ゆずからりん

大阪府高石市で作られる赤い柚子胡椒「ゆずからりん」が、注目を集めている。
製造するのは株式会社柚子辛凛(安澤和子社長)。元々、安澤社長が手作りして友人にお裾分けしていたオリジナル調味料だった。その美味しさから「お金を払ってでも欲しい」という声が多くなり、事業化に至った。
初めは地元道の駅等で販売していたが、口コミで話題となり徐々に販路を拡大。現在では有名百貨店やセレクトショップでも導入される人気商品となった。府内だけでなく首都圏でも販売されるようになり、今年はフランスへの出荷も決まった。メディア出演も増えている。
「ゆずからりん」は柚子皮、唐辛子、塩だけで作られている。原料は柚子胡椒と同じだが、フレーク状(ウェット感のある粉状)であるため、使用感としては七味唐辛子などに近い。
一番の特徴は、柚子の香り高さだ。高知県三原村産の柚子の皮を、まだ成熟しない青いうちに収穫し使用している。製品重量のうち柚子皮の占める割合は47%にも及ぶので、口に含んだ瞬間から爽やかな香りと風味が広がる。
一般的な柚子胡椒と比べるとまろやかな辛味と控えめな塩味となっているため、様々な料理に組み合わせやすく、存分に柚子の香りを楽しむことが出来る。
最近では、地元企業とのコラボも活発だ。高石市の隣、堺市で蒟蒻を製造する中尾食品工業株式会社(中尾友彦社長)は、ゆずからりんを練り込んだ糸蒟蒻を発売した。肉じゃがやきんぴらといった和食に使えば、ピリ辛で柚子が香る上品な料理が出来る。
安澤社長は起業前は、生命保険会社に勤め、支部長も務めていた。食品製造とは無関係の業種から「ゆずからりん」をヒット商品に成長させたことについて「食は365日続くもの。一般人だった自分が、毎日食べたいと思える手作りの味をそのまま商品化できたので、多くの人に受け入れられたのだと思う」と分析する。
また今後については「他にはない味で、気に入ってくれる人は多いはず。色々な販売チャンネルに挑戦していきたい」と積極的な姿勢を見せている。
【2020(令和2)年8月11日第5030号6面】

株式会社柚子辛凛 →こちらから

2020年8月1日・第5029号

「からし蓮根・〆蒲(鯖)」セット
ふくとくのからし蓮根
ふくとく本社の外観

ふくとく株式会社(熊本県)

完全手造りのからし蓮根 大臣賞受賞「〆蒲」も人気
 
熊本県辛子蓮根協同組合(髙見治理事長)加盟企業のふくとく株式会社(太田悦生社長、熊本市西区)は昭和23年創業以来、蒲鉾を中心に受け継がれた製法を守りつつ製造。また、時代に合った新しい商品づくりも行ってきた。
ふくとくの製品づくりの基本理念は、健康・安全で身体が求める美味しいもの。子供からお年寄りまで幅広く愛される製品づくりを目指している。
同社の定番商品、お刺身蒲鉾「〆蒲(しめかま)」は同社が長年の研究の末、国内産のさばと〝はも〟のすり身などを合わせ、珍しいかまぼこに仕上げた製品。第48回農林水産祭で内閣総理大臣賞を受賞している。
さばは脂の乗った貴重な「真鯖」だけを使用し、独自の追酢で〆ている。一本一本が職人による手造りで、量産が難しい希少品である(「〆蒲」は意匠登録済み)。
レギュラータイプの他、ゆず果汁に漬け込んだ爽やかな香りと酸味が特長の「〆蒲(ゆず風味)」や、昆布をのせ寝かせることで旨味が増す「バッテラ〆蒲」、全国水産加工たべもの展で農林水産大臣賞を受賞した「〆蒲(このしろ)」などが揃っている。
一方、ふくとくのからし蓮根は完全手造り。ウコンを使用した香ばしい衣に、地元味噌メーカーと作り上げた風味豊かなからし味噌が蓮根と爽やかなあじわいを奏でる。
揚げたてを届けるため、客からの注文分しか揚げていない。なお、衣の色は天然ウコンを使用した黄色となっている。
同社のからし蓮根は地元百貨店、空港、サービスエリア、ホテル・旅館などで販売。コロナウイルスの影響で4~5月の売上は減少したが、6月以降は少しずつ戻ってきている。
同社社長の長男・太田安昭工場長は、同社のからし蓮根の歴史について「蒲鉾の製造は冬場に集中するので、創業者の祖父が夏場に作る商材としてからし蓮根の製造を始めた」と語る。
同社では現在、夏ギフトとして「からし蓮根・〆蒲(鯖)」セット(2246円税込)などを展開。合計金額5000円以上で送料が無料となるサービスを行っている。
【2020(令和2)年8月1日第5029号14面】
 
ふくとく株式会社 →こちらから
 

2020年7月21日・第5028号

プレミアム健康酢シリーズ
和ドルチェ

宝福一有限会社(鳥取県)

鳥取名物を独自アレンジ
宝福一有限会社(髙野昌康社長、鳥取県倉吉市)は醤油や酢の醸造元としてスタートし、現在は健康酢やらっきょうなどの漬物、レトルト食品など幅広く製造する。
そんな同社の人気商品が、フード・アクション・ニッポンアワード2018でアワード10産品に選ばれた「福の誉 じゃことらっきょうの生ラー油」だ。選定者から「従来の商品や流通路では無い、らっきょうの食感を残した新しい商品でらっきょうの魅力を紹介したいという心意気にも打たれた」と絶賛された商品。豆板醤とコチュジャンで味付けしたピリ辛味がクセになる逸品だ。
同シリーズには「くだき梅らっきょう」「旨辛らっきょう味噌」がある。これらもらっきょうの食感や風味を活かしながら、従来の酢漬けとは違った楽しみ方を提案する商品である。
また得意の健康酢では果汁をブレンドした食物繊維含有の「プレミアム健康酢」シリーズを昨年から新発売した。『ライチ&りんご』『ブルーベリー&カシス』『シークワーサー&レモン』を用意しており、3~5倍程度に薄めて飲む。「プレミアム」の名に負けず、果汁感あるリッチな味わいで、美味しく健康になれる一品だ。
さらにレトルト商品では秋冬向けに「和ドルチェ」を提案。鳥取県で親しまれる“あずき雑煮”を一人前カップに詰めたものであり、ぜんざいのような甘いあずきとモチモチな餅という和の甘味を、手軽に、オシャレに食べられるよう工夫したのが本商品である。
これまでも同社商品は土産品ルートやネット通販向け等へ広く販売してきた。このコロナ禍においても、通販に強い健康酢が業績を下支えするなど、環境の変化に適応している。
また昨年9月には総合食品卸商社の㈱大物(日阪俊典社長、大阪市生野区)のグループとなった。髙野社長は、このパイプを生かして全国へ鳥取の魅力を伝えていく方針だ。
【2020(令和2)年7月21日第5028号6面】
 
宝福一有限会社 →こちらから
 

2020年7月11日・第5027号

つけもの屋さんがつくったダイズのお肉しぐれ煮風
野菜がおいしい SOYそぼろ

片山食品株式会社(新潟県)

「大豆たんぱく」新製品2品発売
片山食品株式会社(片山吉朗社長、新潟県新発田市藤塚浜)は、全国トップシェアのにんにく漬を主力に、農産物と海産物を組み合わせた惣菜漬物など、数々のヒット商品を生み出している有力メーカーとして知られている。
同社では秋の新製品として低脂質、低カロリー、高たんぱくが特徴の「大豆たんぱく」を使用した漬物を8月24日から発売する。健康志向や簡便・即食といったニーズに対応した2アイテムで、高まる健康志向を背景に浸透しつつある植物性たんぱく質(大豆たんぱく)を利用した『食事作りを時短できる』、『おかずの一品になる』漬物となっている。
「つけもの屋さんがつくったダイズのお肉しぐれ煮風」は、ジューシー感が強いフィレ肉タイプの大豆たんぱくを使用し、大根、平茸、こんにゃく、生姜、山セリ、人参を合わせ、彩り良く仕上げた。総菜のメニューとして馴染みのある、牛肉しぐれのような甘味のある特製調味液に漬け込んだ。食卓のプラス一品としてご飯のお供はもちろん、いなり寿司、お弁当のおかずにも利用できる。内容量は80gで賞味期間はD+29。
「野菜がおいしい SOYそぼろ」は、4種の野菜(赤・黄ピーマン、人参、刻みにんにく)がたっぷり入ったそぼろタイプの大豆たんぱくの漬物。彩りの良さが特徴で、刻みにんにくのカリカリ食感がアクセントになっている。ヘルシーメニューにぴったりの爽やかなレモン風味にブラックペッパーと魚醤を効かせ、家庭ではなかなか作ることがない、ちょっぴりエスニック風に仕上げている。内容量は2~3人で食べ切れる80gで賞味期間はD+29。
【2020(令和2)年7月11日第5027号8面】
 
片山食品株式会社 →こちらから
 

2020年7月1日・第5026号

『HONOKAセット』(「しその実入りきざみ奈良漬110g」と「しょうが入りきざみ奈良漬110g)
「一緒に顔晴ろう(がんばろう)!セット」

株式会社新六本店(茨城県)

新商品『HONOKAセット』
株式会社新六本店(田中秀社長、茨城県取手市)は明治元年創業の老舗。国産・無添加・生貯蔵・生出荷にこだわり、長い歴史の中で受け継がれてきた奈良漬の味を守り続けている。
厳選した国産の白瓜を茨城の銘醸酒の酒粕で仕込み、食塩・砂糖・味醂のみを加え、蔵の中で一年間かけてゆっくりと熟成させる奈良漬は、シャリッとした歯ごたえとほどよい甘さがたまらない。
昨年発売した新商品『HONOKAセット』は、「しその実入りきざみ奈良漬110g」と「しょうが入りきざみ奈良漬110g」の詰合せ。
同社が2018年に創業150周年を機に発売した刻み奈良漬に、埼玉県産のしその実、千葉県産の生姜をそれぞれ加えた。酒粕の優美な香りをまとった極め細やかな刻み奈良漬に、しその実、生姜が香る味わいは、爽やかながら奥深い仕上がり。ご飯にパラッと振りかけても、お酒のおつまみにしても楽しむことができる。
フタを開ければすぐに食べられる簡便性も魅力で、刻み奈良漬を使ったレシピ集も同梱されているため、様々な料理の素材として使用できるのも特長となっている。
また同社では、新型コロナウイルスの影響が続く中、家庭で奈良漬を手軽に楽しんでほしいという思いから「一緒に顔晴ろう(がんばろう)!セット」を発売した。
「一緒に顔晴ろう(がんばろう)!セット」は新発売した「しその実入り刻み奈良漬」と「生姜奈良漬刻み奈良漬」、「きざみ奈良漬」、「すらいす奈良漬」の4点に純米吟醸の日本酒がセットになった商品。同社の奈良漬の美味しさを手軽に楽しむことができ、自宅用としても、大切な人への贈り物にもピッタリな内容となっている。
同社では、新型コロナウイルスの影響を受け、緊急事態宣言期間中は一時的に直営店の営業を自粛していたものの、6月1日より通常営業を再開した。最近ではオンラインショップの売上が伸長しており、全国各地にファン層が拡大している。
【2020(令和2)年7月1日第5026号7面】
 
株式会社新六本店 →こちらから
 

2020年6月22日・第5025号

ペッパーオニオンチーズ
サラミスモークチーズ
トリプルナッツチーズ
パリパリこいわし

井上食品株式会社(兵庫県)

進化系「タラチーズサンド」人気
井上食品株式会社(井上淳也社長、兵庫県神戸市西区)は、創業当時から手がける佃煮製造に加え、おつまみ・水産加工品を中心に取り扱うメーカー。おつまみ商品では「パリパリこいわし」シリーズがロングセラーとなっている。
近年は家呑みニーズが年齢・性別を問わずに高まっていることからプレミアム路線を強化している。特に好調なのがタラチーズサンドに様々な素材を合わせた「o to na rich(オトナリッチ)シリーズ」の3種類だ。大変な好評を得ていることから、秋にはさらなる商品展開を予定している。
一番人気なのが①ペッパーオニオンチーズである。淡路島産たまねぎを混ぜ込むことで優しい甘みと旨味が加わり、タラチーズサンドのコクを引き出す。そこへブラックペッパーのスパイシーさを利かせることで全体が引き締まり、くどさを感じさせずお酒との相性抜群のおつまみとなった。
②サラミスモークチーズは熟成サラミの力強い旨味と、桜燻しの香りで、男女問わず好評を得ている。
③トリプルナッツチーズはアーモンド、ヘーゼルナッツ、カシューナッツの香ばしさと、ブラッドオレンジピールの爽やかな甘みが広がる。
いずれの味も特徴となっているのは、タラチーズサンドに2つ以上の素材を加えている点。商品開発を担当する永田憲史研究室室長は「例えばタラチーズサンドと玉ねぎを合わせるだけでは単調で飽きやすい上、真似もしやすい。玉ねぎとブラックペッパー、サラミと燻製香というように組み合わせることで当社にしか作れない味が生まれた」と話す。
また商品コンセプトについても市場ニーズに合わせた。「サラミスモークチーズ」は元々2008年から「サラミチーズサンド」として販売していたが、家呑み需要の高まりを受けて2018年に「o to na richシリーズ」としてリニューアル。若年層や女性にまで購入者層を拡げている。
またロングセラー商品の「パリパリこいわし」も最近になり再び注目を集めている。独自のノンフライ製法でいわしをパリパリに仕上げており、低糖質でタンパク質とカルシウムがたっぷり。SNSでダイエットや筋トレの優秀なお供と紹介されている。
【2020(令和2)年6月22日第5025号6面】
 
井上食品株式会社 →こちらから
 

2020年6月15日・第5024号

株式会社三幸(新潟県)

青とうがらし味噌
新発売「青とうがらし味噌」
 乳酸発酵した青唐辛子使用
 
山の幸・野の幸・海の幸で食品を製造する株式会社三幸(佐藤克成社長、新潟県北蒲原郡聖籠町位守町)は、6月1日より「青とうがらし味噌」を新発売した。
同商品は唐辛子を塩漬けし、乳酸発酵した青唐辛子を使用。風味豊かな越後みそで漬けた。大きめのカットで青唐辛子本来の風味を活かした。ピリ辛味でご飯が進む。刻んで焼きおにぎりの具にしたり、相性の良い肉や油揚げなどの付け合わせとしてもオススメだ。
青とうがらしは栽培の段階から管理し、ちょうどよい辛さになるように仕上げている。内容量は75gで賞味期限は45日。
【2020(令和2)年6月15日第5024号3面】
 
株式会社三幸
ホームページ http://www.kk-sanko.com/
 
 
 

2020年6月8日・第5023号

にんにくさばくるみ
大豆ミート豚くるみ

株式会社落合一郎商店(愛知県)

にんにくさばくるみ
大正7年創業、株式会社落合一郎商店(落合幸一郎社長、愛知県豊橋市羽根井町)では、「にんにくさばくるみ」を新発売した。
「にんにくさばくるみ」は、クルミと国産さばぶしを和え、にんにくスライスを加えた商品。クルミのカリッとした食感と風味に、さば節の力強い旨味、最後にニンニクの豊かな香りが押し寄せる。
口の中に広がる味わいのリレーは、しっかりと計算されたもので、相性の良い食材をベストバランスで組み合わせることにより生まれる。厳選した食材と伝統的な技、そこにクリエイティブな発想が加わって初めて完成する一品だ。
単体でも美味しいが、ご飯との相性も良い。ご飯に乗せて食べれば、ご飯の甘みと重なり、さらに旨みが増していく。
また、「大豆ミート豚くるみ」は、甘辛く炊き上げた豚そぼろとクルミを合わせた商品。豚そぼろのジューシーな味わいにクルミの香ばしさが混ざり合いこちらも、ご飯のおかずやおつまみにピッタリな仕上がりとなっている。豚そぼろと共に大豆ミートも使用しているため、カロリーやコレステロールが通常より低く抑えられるのも魅力だ。
両商品ともに添加物を使用せず、地元の天然調味料のみで炊き上げた無添加佃煮となっており、素材の旨みが織りなす自然な味わいを楽しむことができる。
【2020(令和2)年6月8日第5023号9面】
 
株式会社落合一郎商店 →こちらから
 

2020年5月25日・第5022号

とうちゃん漬
とうちゃんプルー
いか人参の炊き込みご飯

森藤食品工業株式会社(福島県)

ブログでメニュー提案
森藤食品工業株式会社(森藤洋一社長、福島県福島市大波)は、県内アンテナショップや量販店等で様々な商品を販売。同社では看板商品「福島りょうぜん漬」や郷土料理「いか人参」などを料理素材としたアレンジレシピを森藤洋紀統括本部長のブログ(漬物王子のブログ=https://www.ryozenzuke.jp/blog)で積極的に行うなど、メニュー提案で新しい食シーンの創出を目指している。
「福島りょうぜん漬」は、創業者の森藤力夫氏が地元で言い伝えられてきた民話に登場する漬物を再現したもので、そのルーツは500年以上前まで遡るとされる。シリーズ不動の人気商品は「とうちゃん漬」と「かぁちゃん漬」で、いずれも国産胡瓜を乳酸発酵させた伝統の味わいが魅力の醤油漬だ。入荷した生の胡瓜を長年の経験をもとに自社タンクで漬け込むことで、臭みの無い香り高い逸品となる。最近では地元の伊達市月館町の生産者が栽培する胡瓜を一部使用するなど、地元農業への貢献という観点からも取り組みを進めている。
「とうちゃん漬」は、食欲をそそるニンニクのピリッとした辛味、国産のりんご果汁が生み出す爽やかな後味が特徴。「かぁちゃん漬」は、ニンニクを使用しておらず子供や女性にも食べやすい味付けに仕上げている。「とうちゃん漬」のオススメレシピは、良く水を切った豆腐と適度に切った「とうちゃん漬」をごま油でさっと炒めた『とうちゃんプルー』。いずれも内容量170g、賞味期限は120日。
また同社では、福島を代表する郷土料理で、テレビでも度々紹介されている「いか人参」の製造、販売も行っている。人参とするめいかを程よい甘さの醤油で仕上げた味は、どこか昔懐かしさを感じさせる家庭の味だ。ご飯のおかずや酒のおつまみなど、あらゆる食シーンに登場する地元の常備食は、県内の土産品売場や県外の催事といった場で堅調な動きを見せている。「いか人参」のオススメレシピは、「いか人参」とご飯を一緒に炊く『いか人参の炊き込みご飯』。内容量は250gで賞味期限は30日。
【2020(令和2)年5月25日第5022号8面】
 
森藤食品工業株式会社 https://www.ryozenzuke.jp/
 

2020年5月18日・第5021号

株式会社宝来屋本店(福島県)

ゆずあまざけ
爽やかな「ゆずあまざけ」
株式会社宝来屋本店(柳沼広呂人社長、福島県郡山市田村町)は、明治39年の創業以来、100年以上にわたり伝承されている糀製法を守り厳しい品質管理体制のもと、あま酒、味噌、三五八漬けの素などを製造している。
夏に向けての新製品として、「ゆずあまざけ」の販売を開始した。厳選された香川県産、瀬戸の柚子を使用し、米糀の自然な甘さと柚子の酸味が程よく調和し、爽やかでさっぱりとした味わいに仕上げている。柚子はクエン酸を含むので疲労回復効果も期待でき、夏バテ対策として、冷やして飲むのがオススメの飲み方。また、アルコールは0・00%なので子供からお年寄りまで安心して楽しめる製品となっている。
また、宝来屋本店の代表商品である「冷やしあま酒350ml」のパッケージがリニューアルした。パッケージには可愛らしいイラストや書体を採用し、親しみを感じる優しいデザインへと進化している。
新感覚の〝和スイーツシリーズ〟として昨年発売した「抹茶あまざけ」、「黒ごまあまざけ」も好評だ。
「抹茶あまざけ」には静岡県の老舗・丸山製茶の上質な抹茶を、「黒ごまあまざけ」には、ごま市場国内トップクラス・九鬼産業の黒ごまをそれぞれ使用した。糀の自然な甘さに抹茶の爽やかな香りと濃密な味、黒ごまの力強い風味を加えたことで、伝統の甘酒に和の素材が調和した新感覚の味わいが魅力の一品。さらに今秋に向けて、新シリーズを検討中で、更なる新規顧客層開拓に向け、チャレンジを続けている。
また発売から数日後には、一般消費者が「#宝来屋」などのハッシュタグでSNSに写真を投稿するケースが増加した。
同社の柳沼真行専務は、「これまでのヘビーユーザーだった年配消費者以外にも、様々な世代の方に飲んでいただいていると感じる」としており、可愛らしいパッケージも高評価の一因となっている。
【2020(令和2)年5月18日第5021号8面】
 
株式会社宝来屋本店 https://www.e-horaiya.com/
 

2020年5月11日・第5020号

赤松みそ漬

佐藤漬物工業株式会社(宮崎県)

地元で愛される「赤松みそ漬」
佐藤漬物工業株式会社(佐藤茂廣社長、小林市)は南九州産の上質大根を原料とする沢庵「えびの漬」で著名である。
〝全国名水百選〟に選ばれた霧島連峰からの湧水を使用し「いきいき味わい仕立て」をはじめ、こだわりの漬物を全国に発信している。干し沢庵で知られる同社だが、手間ひまかけた高菜漬にも定評があり、売れ筋商品として豊富なラインナップを揃えている。
沢庵の看板商品の一つ「赤松みそ漬」は、宮崎県産の干し大根を使用。自社にて漬込み熟成させた干し沢庵を調合みそ床にて低温熟成させ、豊かな味噌風味に仕上げた。パリッパリッとした歯切れの良さも特徴で、ご飯との相性は抜群。甘口で芳醇な味が楽しめるみそ漬たくあんで、長く愛されている。内容量は1本入で、賞味期限は150日。
「無着色 生駒一本」は、宮崎県産大根を使用した霧島山の麓で育った大根の本漬沢庵。3回の漬け込み過程を経た本漬け沢庵で、冷蔵熟成させてホワイト感を残した。ぱりぱりとした程よい歯応えと風味豊かなほんのり甘口の味付けで、幅広い層に好まれている。内容量は1本で賞味期限は120日。
「しそかつお」は宮崎県産大根を本漬けにしてあり歯切れの良さが特徴。しそとかつおの風味が食欲をそそり、さわやかなしそとかつおの旨味が融合してご飯に良く合う味に仕上げた。内容量は1本で賞味期限は120日。
「これだ!もろみ漬」は、地元で愛されているこだわりの逸品。原料は国産(九州地区)干し大根を使用。大きめのサイズの干し大根(L以上)をもろみ、みそ、醤油で味わい深いもろみ漬に仕上げた。甘口タイプで食べやすくしている。薄切りにスライスすれば歯切れの良さと奥深い風味が楽しめる。内容量は1本で賞味期限は150日。
【2020(令和2)年5月11日第5020号5面】
 
佐藤漬物工業株式会社 http://www.satotukemono.com/

2020年4月27日・第5019号

青じそキャベツ
お漬物由来のQ‐1乳酸菌が生きて腸まで届くキムチ

東海漬物株式会社(愛知県)

期間限定「青じそキャベツ」 初夏に最適なアイテム
東海漬物株式会社(永井英朗社長、愛知県豊橋市)は、2月に発売を開始して好調な実績を残した「旬の春キャベツ」に続き、「青じそキャベツ」を5月より発売する。販売期間は5月~6月(一部エリアでは8月までの販売予定あり)。
同商品は国産のキャベツ、人参、青じそを使用。かつお節の香りにこだわったかつお節エキスを使用し、日本人好みの旨みに仕上げた。かつお節の風味と青じその爽やかな香りが特徴のキャベツ漬となっている。鮮度感があるパッケージで見た目でも爽やかな印象を与える一品で、初夏に最適なアイテムだ。内容量は150gで賞味期限は8日。
また、2020年3月に「お漬物由来のQ‐1乳酸菌が生きて腸まで届くキムチ」を新発売した同社では、4月に発表された漬物グランプリ2020(主催=全日本漬物協同組合連合会)において、同商品が浅漬・キムチ部門で唯一のキムチ製品として金賞を受賞した。
この商品の特徴は、商品名にあるように「Q‐1乳酸菌が生きて腸まで届く」こと。Q‐1乳酸菌(L.plantarum TK61406)は同社オリジナルの自社乳酸菌1000株の中から選び抜かれた格別な漬物由来の乳酸菌で、生きて腸まで届くことや高い人工消化液耐性が実証されている。
Q‐1乳酸菌は生きて腸まで届き、善玉菌を増やすことで腸内環境を改善することが期待できる。それを50g中25億個入れたこのキムチは、刻んだ白菜、大根、にんじん、にらを原料とし、毎日食べ続けられ、飽きがこないように塩麹とアカシアハチミツを使用して甘口タイプに仕上げた。まろやかな味わいの中にも魚介エキスと魚醤の旨味とコクがプラスされており、奥深い味が楽しめる。規格は50g×2パックの小分けパッケージで、個食、食べ切り、簡便といったニーズにも対応している。
【2020(令和2)年4月27日第5019号8面】
 
東海漬物株式会社 http://www.kyuchan.co.jp/

2020年4月20日・第5018号

ちりめん山椒
JAXA提供のパッケージ

宝食品株式会社(香川県)

宇宙で「ちりめん山椒」 宇宙ステーションで提供へ
【大阪支社】小豆島名産の佃煮や、レトルト食品を製造する宝食品株式会社(大野英作社長、香川県小豆郡小豆島町)の「ちりめん山椒」が宇宙航空研究開発機構(JAXA)が推進する『宇宙日本食』として、3月13日に認証された。今後、日本人宇宙飛行士が宇宙ステーションに滞在する際に提供される可能性がある。
『宇宙日本食』に認定されるには「宇宙空間で飛び散らない」「常温保存で1年半以上の保存期間」といった基本条件を満たす必要がある。同社では2014年に申請をして以来、製造工程や衛生管理などの厳しい審査を受けてきた。その全てをクリアしていることが認められ、ついに認証に至った。
「ちりめん山椒」は瀬戸内産のちりめんじゃこと実山椒を、小豆島名産の醤油を用いて炊き上げた佃煮。市販品では瓶入り(40g)となっているが、宇宙日本食としてはJAXA提供のパッケージ入り(10g)で提供する。
宇宙日本食は、JAXAが宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士に供給し、宇宙飛行士の軌道上パフォーマンスの維持・向上に資することなどを目的として開発された宇宙食。日本の宇宙飛行士だけでなく、要望に応じ国際パートナーの宇宙飛行士にも供給した実績がある。
現在、22社38品目が認証されておりカレーやラーメン、さばの味噌煮なども認証されている。「ちりめん山椒」は製法による区分では「自然形態食品」に分類され、佃煮としては初の認証となった。
【2020(令和2)年4月20日第5018号1面】
 
宝食品株式会社 http://www.takara-s.co.jp/
JAXA宇宙航空研究開発機構 https://www.jaxa.jp/

2020年4月13日・第5017号

株式会社中園久太郎商店(鹿児島県)

惣菜風の「高菜油あえ」
イチ押し「高菜油あえ」
株式会社中園久太郎商店(中園雅治社長、鹿児島県指宿市山川大山)は、伝統の干し沢庵、桜島大根、山川漬製造の老舗企業だが、ここ数年で九州特産の高菜漬製品のウエートも年ごとに高まってきており、高菜漬でも大手と言える規模を誇っている。
高菜漬の原料は、同社本社も位置する鹿児島県・薩摩半島の知覧町周辺で契約栽培している。また、大根の作付を行っている種子島でも、平成28年から一部で高菜の栽培を始めている。作付は全体的に前年よりやや抑え気味とし、反別収量も約4t平均と昨年に比べれば少なかったが、ほぼ計画通りの漬け込み量で終了した。
小袋製品では「おそうざい風 高菜油あえ」や、「お茶漬高菜」などが人気。「おそうざい風 高菜油あえ」は、イチ押しの売れ筋商品。唐辛子のピリッとした辛味と、ごま油の風味豊かな高菜漬。おにぎり・チャーハン・のり巻きなど、色々な料理に食材として使える。
「お茶漬高菜」は、鹿児島の大地に育まれた高菜を半年以上じっくりと漬け込み乳酸発酵させた。その高菜漬を食べやすいよう細かく刻み、ごま油で風味付けした。お茶漬にはもちろん、ラーメンやチャーハンにも最適である。
そのほか業務用製品も、弁当用・おにぎり用・ラーメン店等の外食向けなどで、油炒め・辛子高菜・惣菜風の油あえなど数種類のバージョンがあり、あらゆるニーズに応えられる体制を敷いている。
4月末~5月中旬頃をメドに、高菜漬新製品の発売を計画している。これまでにない素材との組み合わせとなる予定で、新機軸の取り組みに期待がかかる。
【2020(令和2)年4月13日第5017号7面】
 
食料新聞電子版「プロが売りたい!地域セレクション 九州うまかモン」サイトこちらから
株式会社中園久太郎商店 http://www.tuke-mono.com/
 

2020年3月30日・第5016号

ねぎドレッシング

株式会社和ナチュラルテイスト(埼玉県)

ねぎみそ
ねぎドレッシング
株式会社和ナチュラルテイスト(松下和彦社長、深谷市岡部)は、同地で100年以上農業を営んできた農家が母体となり2016年に法人化。食品加工部門をスタートさせ「From seed to you(種からあなたへ)」をコンセプトに種を蒔くところから生産、加工、販売と消費者の手に届くまでを一貫して手掛ける。松下社長は寿司職人として7年間和食に携わり、ニューヨークで寿司を握っていた時期もあり、また野菜ソムリエのジュニアマイスターの資格を持つ。異色の経歴を持ちながら味、見た目、素材にこだわった製品を生み出している。
同社の主力製品は「ねぎドレッシング」だ。自社農園で生産された新鮮な深谷ねぎをすぐに加工。一切加熱しないため、シャキッとした食感が活き、深谷ねぎの特徴である白い部分の甘みをしっかりと引き出しながらも、酸味など、ねぎ本来の味わいを活かしている。米油やチアシードを使用し、サラダにはもちろん、豆腐やカルパッチョにかけたり、ハンバーグやとんかつなどの肉料理にソースとして使うこともできる。食べるドレッシングとして人気の品だ。デザイン面でもこだわりを持ち、容器には売り文句であるはずの「深谷ねぎ」の文字が一切ない。同社の取締役、柏村由紀子氏は「そのことによって、マイナスに働いたこともあったが、こだわったかいもあり、今では人気の製品となっている」と語る。
また今年1月に発売した「ねぎみそ」にもこだわりを持っている。よく炒めた深谷ねぎに、カリッと揚げたにんにくチップを加え、ねぎみそ用に考えた手作りコチュジャンで仕上げている。見た目には分からないが、じっくりと火を入れた大量のねぎが隠れたコクと甘さで深い味わいを支えている。ピリッと後に残る辛さが癖になる品。
【2020(令和2)年3月30日第5016号4面】
 
株式会社和ナチュラルテイスト http://kazunaturaltaste.com/
 

2020年3月23日・第5015号

Soyソーセージ
ほろっと崩れるこんにゃく

茂木食品工業株式会社(群馬県)

「Soyソーセージ」を新開発
茂木食品工業株式会社(茂木進社長、甘楽郡下仁田町)は蒟蒻の生産地として有名な群馬県下仁田町にて半世紀以上にわたり、コンニャクの製造販売を行う老舗。最近では、既存のこんにゃくの枠を超えた研究開発に着手し画期的な新商品を次々と生み出している。
昨年、公益社団法人発明協会の発明奨励賞を受賞したのが「ほろっと崩れるこんにゃく」。商品名の通り、舌でつぶせる柔らかさを実現したこんにゃくで、介護施設など向けに需要が拡大している。
開発のきっかけは、咀嚼が不自由なお客様から同社へ、こんにゃくをどうしても食べたいという要望があったこと。同社ではその声を受け、3年の歳月をかけて開発した。
これまでの介護用のこんにゃくは加熱すると溶けてしまうものが多かったが、同社の商品は加熱しても崩れず、煮物やおでんとして調理できるところに特徴がある。口の中に入れて初めて崩れる特性は同社の高い技術があってこそのもの。こんにゃくの可能性を大きく広げる商品として注目を集めている。
また植物肉を使用した「Soyソーセージ」をこのほど開発、新発売する。植物肉は、大豆やこんにゃくなどの植物原料や細胞培養技術によって作る人工肉。健康志向や環境保全の考え方が強まるなか、世界的に市場が拡大している。
同社では、ソーセージ製造機を新たに導入、大豆たんぱくとおからを主原料に、こんにゃく粉を練り込み弾力ある食感に仕上げている。皮には天然の羊腸を使用するなどパリっとした食感にもこだわった。野菜パウダーなどを用いて旨味を出し、ラインナップもプレーン、ハーブ、チョリソーの3種類を揃えている。
肉ソーセージさながらの味わいも去ることながら、特筆すべきはそのカロリーの低さ。100gあたり約60キロカロリーと通常のソーセージの20%程に抑えられており、こんにゃく粉に含まれる豊富な食物繊維も同時に摂取できる優れもの。市販用(6本入)のほか、今後は業務用(20本入)の展開も予定している。
【2020(令和2)年3月23日第5015号6面】
 
茂木食品工業株式会社 https://www.zeitaku.jp/

2020年3月16日・第5014号

パクッと旨塩オクラ
シャキッと旨塩きゃべつミックス
パリッと旨塩きゅうりミックス

秋本食品株式会社(神奈川県)

春夏向けに「旨塩シリーズ」
秋本食品株式会社(秋本大典社長、本社=神奈川県綾瀬市)は、21日より「パクッと旨塩オクラ」、「シャキッと旨塩きゃべつミックス」、「パリッと旨塩きゅうりミックス」を発売する。ご飯のおかずやお酒のおつまみとしても楽しめる商品を投入し、春夏の漬物市場を盛り上げる。
「旨塩シリーズ」の特徴は五つ。①蓋を開けてすぐに食べられるカットタイプの漬物。②野菜の食感と旨味を楽しめる味付け。③新鮮な野菜の写真を取り入れた、食欲をそそるパッケージ。④商品名に野菜と食感とシズルワードを取り入れることで、売場で食べるイメージを広げることができる。⑤姉妹品として展開することで、統一感のある売場を演出する。
「パクッと旨塩オクラ」は、オクラを丸ごと漬けて、旨味を染み込ませた。彩りも良く素材の味を楽しめるさっぱりとした味に仕上げている。
「シャキッと旨塩きゃべつミックス」は、シャキッとしたきゃべつを、にんにく風味の食欲をそそる味となっている。
「パリッと旨塩きゅうりミックス」は、パリッときゅうりとだいこんを使用し、箸が止まらなくなるにんにく風味に
している。
全て内容量は120gで賞味期限は8日間。販売期間は3月21日~9月20日。
【2020(令和2)年3月16日第5014号2面】
 
食料新聞電子版 お店へ行こう♪「鎌倉あきもと本店」→こちらから
秋本食品株式会社 https://www.akimoto.co.jp/

2020年3月9日・第5013 号

乳酸醗酵白菜漬
乳酸醗酵キャベツ漬
乳酸醗酵しば漬

株式会社新進(東京都)

「乳酸醗酵白菜漬」など3品が認定
株式会社新進(籠島正雄社長、東京都千代田区)では、「乳酸醗酵白菜漬」「乳酸醗酵キャベツ漬」「乳酸醗酵しば漬」の3品が全漬連の発酵漬物認定制度における第一弾の発酵漬物として認定された。
「乳酸醗酵白菜漬」は同社指定の乳酸菌を使用して乳酸発酵させた白菜を手間を惜しまず3度の漬け替えを行い、独自の味付けで丹精を込めて漬け上げた本格乳酸発酵白菜。浅漬け白菜とは一味違う発酵によるやさしい酸味とうま味が特長で、昔ながらの漬物を好む人には特にオススメの商品。群馬県榛名山麓の国府地区のブランド野菜「国府白菜」などの良質な白菜を季節に応じて使用している。
「乳酸醗酵キャベツ漬」は国産キャベツをじっくり乳酸発酵させた漬物。キャベツの甘みと乳酸発酵のやさしい酸味に加えて、シャキシャキとしたキャベツの歯応えが楽しめる。ポトフなどの料理食材としても使用可能で、料理に発酵による奥深い味わいを加えることが可能だ。
「乳酸醗酵しば漬」は国産なすに国産のしそを加えて漬け上げた一品。しその爽やかな風味と発酵により醸し出される味わいはシンプルながら奥深い味わい。なすやしその旨味とやさしい酸味が味わえる本格的なしば漬に仕上がっている。
【2020(令和2)年3月9日第5013号13面】
 
食料新聞電子版「バイヤー必見!イチ押し商品!」サイト →こちらから
株式会社新進 https://www.shin-shin.co.jp/

2020年2月24日・第5012号

心太 2個パック
水切り不要ところてん

株式会社細萱食品(長野県)

自慢の「ところてん」
株式会社細萱食品(細萱聖社長、佐久市平賀)は蒟蒻・白滝・ところてん・ゼリーを製造。昔ながらの製法を再現しつつ、現代に合わせた衛生的な設備により製造を行っている。
同社の蒟蒻原料は、100%群馬県産を使用。群馬県はこんにゃく芋の生産量全国一を誇り、隣接する群馬県から直接原料の仕入れを行っている。製品ラインナップとしては、「昔ながらのこんにゃく」シリーズに白・黒が揃う。
その他にも、大容量5~6人前の「大ちゃん」や、「突きこんにゃく」「糸こんにゃく」「糸こん小結び」などのほか、「しらたき」シリーズも豊富に取り揃えている。
一方、同社が自信を持って世に送り出しているのが「ところてん」シリーズだ。ところてんは天草を煮溶かし、抽出した液を型枠に流し込んで冷却し固める。これを突き器で麺状にすると出来上がる。同社のところてんは、ツルッとした舌触りとコシのある歯触りを楽しむことができる。ところてんの仕上がりを左右する原料の仕入れは必ず見て、触り、納得ができた天草だけを仕入れている。
天然の天草は仕入れのタイミングにより特徴が異なるため、ところてんにした際にバラつきが発生する場合があるという。そこで同社は完成品にバラつきが出ないように、そして最高のところてんをお客様に食していただくために、特徴の違う天草をバランスよくブレンドして仕込みを行っている。さらに長野県のおいしい水を使用しているため、洗練された味と香りを楽しむことができるのだ。
ところてんシリーズは、次の通り。▼「心太」2個パック(130g×2、タレ付)▼「ところてん(2食入り、スープ付)」▼「徳用ところてん」(400g、たれ付)▼「水切り不要ところてん」(175g)▼「ところてん 涼の華」(200g、スープ付)
【2020(令和2)年2月24日第5012号8面】
 
株式会社細萱食品 http://hosogaya-foods.jp/

2020年2月17日・第5011号

松前漬
子持ち昆布
オクラ昆布

株式会社三幸(新潟県)

至福のめし友シリーズ 松前漬など3品新発売
株式会社三幸(佐藤克成社長、新潟県北蒲原郡聖籠町)は、新しい商品ラインナップとして発売予定の「至福のめし友」シリーズ「松前漬」、「子持ち昆布」、「オクラ昆布」の3商品を2020年3月16日の発売に先立ちSMTSにて展示、PRした。
同シリーズは「毎日を、至福めしに。」をコンセプトとして、パッケージにはそれぞれの特徴的なシズル感のある調理例を採用。さらに3連パックで個食化ニーズにも対応している。
北海道産の昆布を使用し、するめ、人参を加えた旨味たっぷりの「松前漬」は、パッケージにとろりと黄身をのせた調理例を採用。北海道産の昆布を使い、数の子の旨味を加えた「子持ち昆布」は、つるりと食べるとろろをかけた調理例を商品に載せている。彩りの良い昆布を使用し、オクラ、人参を加えたボリューム感ある「オクラ昆布」は、ふわりとかつお節をのせたパッケージで至福感を訴求する。選ぶ楽しみも演出し、毎日の食卓へ欠かせない一品としてPRしていく。
他にも従来品からのブラッシュアップ商品として「数の子山海漬」も展示PRした。雪室熟成の新潟清酒粕を使用し、添加物を必要最小限にとどめ、数の子は食感の良い「本チャン系」をたっぷりと使用し、高級感を演出している。
【2020(令和2)年2月17日第5011号4面】
 
株式会社三幸 http://www.kk-sanko.com/

2020年2月10日・第5010号

株式会社上沖産業(宮崎県)

初夏の早採りらっきょう
初夏の早採りらっきょう
株式会社上沖産業(上沖和己社長、宮崎県三股町)は、楽京・生姜・ごぼうなどの漬物製品やシロップ・金柑漬等を製造。県産原料にこだわり、地域資源を活用する姿勢は各方面から評価され、平成22年「宮崎中小企業大賞」の〝オンリーワン部門〟を受賞した優良企業である。
楽京製品では、全て県産原料で甘らっきょう・ピリ辛・黒酢・熟成塩らっきょうなど、こだわり手法でじっくりと漬け込んである。
そして、同社が期間限定で取り組んでいるのが「初夏の早採りらっきょう」だ。初夏に早採りされるらっきょうは、わずかな量のみ収穫される宮崎県の隠れた食材。これまでらっきょう農家だけが食べることのできた鮮度抜群の旬の食材を全国に届ける。受付期間は3月中旬から4月中旬。
新鮮な色彩と食感、風味が楽しめる早採りらっきょうは、鮮度を保つため土付きのままで出荷。食べ方はよく洗ってそのまま酢味噌やもろみと食べたり、5%の塩水に30時間ほど漬ければ浅漬けを楽しめる。また、天ぷら、梅肉和え、南蛮漬けなど調理方法のバリエーションは豊富で、旬の厳選食材を十分に堪能できる。
生姜製品では、業界でも早い時期にダイスカット加工品として発売した「万能おかず生姜」が、付け合わせとしての生姜漬物から考え方を発展させ、何にでもぶっかけて食べる薬味的な生姜漬のコンセプトを切り拓いた。
宮崎県産ごぼうを使用した製品では「霧島育ち 若ごぼう」の醤油漬けが人気。筋が少なく、シャキシャキと歯切れが良い。ごぼう丸ごとタイプやカットタイプも揃っている。また、味噌の旨味がごぼうと相性抜群の「麦みそごぼう」も人気商品だ。
【2020(令和2)年2月10日第5010号12面】
 
株式会社上沖産業 http://kamioki.shop-pro.jp/
 

2020年1月27日・第5009号

つけもと株式会社(奈良県)

花藻塩浅漬の素(QUICK PICKLED MIX)
花藻塩浅漬の素(QUICK PICKLED MIX)
つけもと株式会社(松井義明社長、奈良県北葛城郡河合町)は家庭用の漬物の素を全般に揃える総合メーカーだ。2018年に発売して以来好評を集めているのが、パン酵母で発酵させたスタンドパック入りの「おいしいぬか床」である。ぬか床作りに必要なかき混ぜを敢えて行わず、パン酵母を用いてじっくりと〝リラックス発酵〟させているのが特徴的だ。
レモン酢を配合しており、パン酵母発酵とレモン酢の酸味が米ぬかの旨味を引き立てる。さらに米麹を隠し味に使用しており旨味、甘味をプラス。新鮮な野菜を漬け込むだけで簡単にぬかみそ漬が完成する。化学調味料・保存料不使用である点も魅力の一つだ。
手軽さにもこだわって冷蔵庫専用ぬか床としており、発酵しすぎて酸っぱくなりすぎるのを防止。また包装は二重構造で、内袋に詰めることで香りとおいしさをキープする。外袋はチャック付きで、そのまま容器代わりにすることができる。
今年は新たに粉末タイプの商品も発売する。こちらは水を加えて混ぜるだけで、スタンドパックタイプと同じく手軽に漬物ができる他、足しぬかとしても使える。松井社長は「現代においてぬか漬は本来の『保存』の意味は薄れたが、好みの味を自ら作り上げる嗜好品としての価値は高まっている」と分析している。初心者でも手に取りやすく、質の高さを伺わせるパッケージで幅広い世代への訴求を強めている。
ぬか商品ではこの他にも、過熱水蒸気を使用したOSR方式生産で食品基準を満たした「ぬか漬の素 700g」や「いりぬか 550g」など多数のぬか床を揃える。業務用ではこのぬかを粒度を変えて展開、これを用いた調味料や飲料の開発を進めるメーカーも出ている。
また2020年3月からは「花藻塩浅漬の素(QUICK PICKLED MIX)」を新発売する。本商品の見どころは、パッケージだ。様々な野菜の浅漬が木製の小皿に乗った写真はナチュラルでおしゃれな印象を与える。従来の漬物の素は無骨なパッケージが多かっただけに、本商品は一線を画す商品として売場で存在感を放ちそうだ。味ももちろん美味しく、だしの利いたうす塩味で和食だけでなく洋食の付け合せにもぴったり。塩は瀬戸内の花藻塩を使用している。
【2020(令和2)年1月27日第5009号4面】
 
つけもと株式会社 http://www.tsukemoto.co.jp/jp/
 

2020年1月20日・第5008号

神尾食品工業株式会社(神奈川県)

桜ジャム
女性に人気「桜ジャム」
 神尾食品工業株式会社(神尾賢次社長、神奈川県小田原市)は春の商材として欠かせない桜花漬の最大手としても知られる。小田原市をはじめ神奈川県西部地区産の八重桜を使用。同社が製造する桜花製品は、旅館や割烹、菓子業界で長年安定した需要を保持している。
同社では地域特産品としての価値向上を目指し、桜花漬の各種加工品を開発。中でも桜の花びら入りで彩りも良い『桜ジャム』は、女性からの人気が高い商品。紅茶に入れれば中に花びらが舞い、桜の香りが漂う。その他、焼酎やハイボールの割材としても利用できる。また、パン以外にもヨーグルトやホットケーキなど、かけるだけで春が香るオシャレなスイーツになる。通年販売だが、最需要期は春。これからの季節にイチオシのアイテムだ。
従来品「さくら花の塩漬」(30g)は観光地で海外観光客の人気が高まっている他、2020年7月に開幕する東京オリンピック・パラリンピックに向けて桜花漬を使用した加工品の開発を目指す企業から問い合わせが増加。注目度は以前にも増して高まっている。
「さくら花の塩漬」は、八重桜の塩漬で、桜茶、お湯割のトッピング、まぜごはん、お吸物など、桜の花をそのまま利用できるため、幅広く活用できアレンジもしやすいことが大きな魅力だ。春を演出する代表的な商品なのだが、箱根などの観光地では外国人観光客の需要が増えていることから通年で販売する店舗が増えている。
また、発売から8年が経過し、着実に売上が伸びている「祝い花御膳」は、お祝い事の際の定番である赤飯に替わる新しい提案として注目されている。心を込めてお勧めするシーンは、1毎日のお弁当のメニュー。2来客のもてなしや日々のお祝い事。3運動会、ピクニック、行楽。4正月、ひなまつり、端午の節句。5誕生日、七五三、成人、長寿の祝い。6入学、卒業、就職、昇進、定年退職のお祝い。7結納、婚礼などの宴席‐の7つ。内容量は70g(ごはん又はおこわ2合用)で賞味期限は180日。業務用として300gも用意し、化粧箱もある。
桜花製品の代表格である「さくらごはんの素」は、炊きたてのご飯に混ぜるだけで簡単に桜の花寿司ができる。ひな祭りや花見シーズンには家庭用(35g)、業務用(450g・一升用)ともに高い伸びを示している。賞味期限は180日。化粧箱もある。その他、桜の花液で漬け込み、ほのかな花の香りが漂う梅干「曽我の華」や「桜小梅干」、「桜シロップ」、「桜茶」など、幅広い桜花製品を揃えている。
【2020(令和2)年1月20日第5008号3面】
 
神尾食品工業株式会社 http://www.kamio.co.jp/

2020年1月6日・第5007号

新進漬物株式会社(長野県)

ブラック生姜
「ブラック生姜」が農水大臣賞
新進漬物株式会社(寺島進一社長、長野県飯山市木島)では、昨年(2019年)10月に実施された令和元年度長野県漬物品評会の本漬物の部で「ブラック生姜」が最高賞となる農林水産大臣賞を受賞した。
同社では、平成元年の山ごぼう漬、平成7年の野沢菜漬、平成10年の山ごぼう漬に続いて4回目の大臣賞受賞となった。
「ブラック生姜」は、厳選した生姜を薄くスライスして、地元北信州産の濃口醤油と焼津産かつお節を加えて甘辛く炊き上げた商品。香り高い生姜の味わいに濃口醤油とかつお節の風味がうまく合わさり、一度食べれば止まらない美味しさに仕上がっている。
ご飯やお酒との相性も抜群で、生姜の辛みが少ないため、辛みが苦手な人でも楽しめる。冷え対策やダイエットに効果的とされる生姜の栄養分を楽しみながら摂取できるのも同商品の魅力といえる。内容量は250g、賞味期限は常温6カ月。
また同社の「信州産えのき茸シリーズ」も人気を集めている。ラインナップは「野沢菜なめ茸」、「ぼたん胡椒なめ茸」、「梅肉なめ茸」の3種。えのき茸だけでなくその他の具材にも地場食材を積極的に使用しており、味わいの面だけでなく、地域性を前面に出した仕上がりが支持されている。
「野沢菜なめ茸」は長野県産の野沢菜を使用、シャキシャキとしたえのき茸と野沢菜の風味が良く合う仕上がり。「ぼたん胡椒なめ茸」は地元中野産のぼたん胡椒(青唐辛子)を使用、ピリッと辛いアクセントのある味わいに仕上げている。「梅肉なめ茸」は和歌山県産の梅肉をえのき茸に加え、梅肉の酸味がえのき茸の味わいをさらに引き立てている。
各商品とも容器にはスパウトパウチを採用、手軽にご飯やパスタにトッピングして楽しめることも簡便性も魅力だ。
同社は、原料取り扱いでも知られ、野沢菜を中心に、希少な国産の山菜・高菜・ニンジン、地元産のキノコ類もなめこ・えのき茸・ぶなしめじ・エリンギ・まいたけ・きのこミックスと幅広く、卸売・業務用に生・塩蔵双方で対応している。最近では、地元木島平産と飯山産の菜の花の取り扱いもスタート、冷凍での対応も行っている。
【2020(令和2)年1月6日第5007号14面】
 
新進漬物株式会社 http://www.shinshin-net.co.jp/

2020年1月1日・第5006号

株式会社イヌイ(福岡県)

ゆず大根
新製品「ゆず大根」発売
高菜漬・惣菜製造の株式会社イヌイ(松石健郎社長、福岡県久留米市)はこのほど新製品「ゆず大根」を発売した。
国産の柚子の皮を使用した香り高い「ゆず大根」の酢漬け。リンゴ酢の効いた爽やかな春風を誘うような味付けに仕上げた。食感のある大根を使用しているので、箸休めにも最適のお惣菜となっている。
細かくカットされているため食べやすく、お弁当のおかずや刺身のつま、他の食材を加えたアレンジ料理などにも使いやすい一品。同社のホームページには、「タコとレンコンとゆず大根の辛子明太子和え」のレシピも紹介されている。
ゆず味の大根製品は他にもあるがいずれも浅漬製品が主流。しかしこの「ゆず大根」は本漬タイプで賞味期限が長く、扱いやすいのも特徴だ。
また、同社は2019年4月、本社工場が食品安全マネジメントシステムのFSSC22000及び、JFS‐Cの認証を同時に取得。「〝いい会社〟をつくり、イヌイに関わる全ての人々を幸せに!」のスローガンを基に、製造する全ての製品について「安全」を守るため、食品安全マネジメントシステムに取り組む。そのシステムを構築・実践して行くことによって、安全安心でモラルの高い食品工場としての経営を進めることができる。
工場内では、原料加工の工程において徹底した洗浄と人の目による異物除去を実施。不良製品を出荷しない取組みとしては、最新のX線異物検出器、金属探知機、ウェートチェッカーを活用している。
FSSC22000認証工場で生産される同社の製品は、業務用製品では「新緑々漬」「高菜油炒め」「みどり菜」「辛子高菜」「きんぴら」など。
一般向け製品では「漬物語り」シリーズの「辛子高菜(激辛・中辛・小辛)」「高菜味噌(西郷どん味噌仕立て)」など、豊富なアイテムを誇る。
【2020(令和2)年1月1日第5006号14面】
 
株式会社イヌイ https://tsukemono-inui.com/
株式会社食料新聞社
〒111-0053
東京都台東区浅草橋5-9-4 MSビル2F

TEL.03-5835-4919(ショクイク)
FAX.03-5835-4921
・食料新聞の発行
・広報、宣伝サービス
・書籍の出版
TOPへ戻る