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全国スーパーマーケット協会2024

流通3団体12月度実績 客数減も売上は前年比増 田尻会長が過去30年のデータ発表  

田尻会長
中村常務理事
近藤部長
 一般社団法人全国スーパーマーケット協会・一般社団法人日本スーパーマーケット協会・オール日本スーパーマーケット協会の流通3団体は1月23日、日本スーパーマーケット協会会議室(東京・日本橋)で、12月の販売統計調査(実績速報版)を発表した。
 オール日本スーパーマーケット協会の中村伸一郎常務理事、日本生活協同組合連合会(日生協)渉外広報本部広報部の近藤美奈子部長が、それぞれ12月度の統計結果を報告。ゲストスピーカーとして、オール日本スーパーマーケット協会の田尻一会長が「2024年年頭所感・新年を迎えて」のテーマで発表した。
 中村常務理事が能登半島地震の加盟企業被災状況などを報告。「協会からは、日赤を通じて見舞金を拠出する予定」と報告した。
 続いて12月のSM統計調査実績を発表。総売上高は1兆2127億5975万円で、全店ベースの前年同月比は103・7%、既存店ベースでは102・5%だった。食品合計の売上高は1兆1014億3148万円で、全店ベース104・4%、既存店ベース103・1%だった。
 部門別では、生鮮3部門(青果・水産・畜産)合計4153億9760万円で103・5%。日配は2419億4801万円で105・8%。惣菜は1298億8385万円で104・7%。一般食品は3142億202万円で104・4%だった(以上全店ベース)。
 概況として「客数や買い上げ点数は前年割れだが、売上は前年を超えた。青果は相場高が解消、水産もカニが相場安で良い動きだった。年末商戦は、曜日回りで消費者が外食等へ流れたこともあり、やや苦戦。だが、景気判断DIは好調の基準である50を6カ月連続で上回り、基調に大きな変化は見られない」と説明した。
 次に日生協の近藤部長が能登半島地震の被災状況を報告。「配送サポートメンバーの募集を呼びかけ、全国10生協から30名が集まった。支援センターを立ち上げ、今後も支援を続けていく」と報告した。
 全国66主要地域生協の12月の総供給高は、2905億6000万円で前年比100・9%と4カ月連続の前年超え。内訳は店舗供給高が887億5300万で同102・8%、宅配供給高は1965億9600万円で同100・7%、そのうち個配は1481億2600万円で101・8%だった。
 概況については「節約志向が継続したが、単価上昇が前年比増に影響した。部門別では生鮮3部門、総菜、日配品等が前年を超えた。宅配は利用人数の減少傾向が続いているが、客単価上昇で前年超え。苦戦していた衣料品・住関品が回復している」と報告した。
 続いて、ゲストスピーカーの田尻会長が、過去30年間の小売関連データを発表した。
 「1992年から2020年の約30年間で、小売店は店舗数が2・7倍、従業員が2・3倍と伸びた反面、店舗面積は1・9倍。百貨店やGMSが減少し、コンビニやドラッグなど小型店舗の増加傾向を示し、業態の構成比が大きく変化している」と報告。
 続けて「さらに衝撃的な数字として、この間で売上はわずか1・1倍しか伸びていない。胃袋の総数が減少していく中で、業態ごとの競合が激しくなっており、今後も厳しい状態は続いていく」と語った。
 人口1000人当たりの店舗数のデータでは、「石川県が全国1位。これは、人口の少ない地域ではSMが出店しにくいため、CVSの比率が高くなる」と分析した。
 SDGsについては「これまで地球を壊していたのは人間の方で、つまりSDGsは先祖返りだ。物流面で見ると、1980年代は週2回、10tトラックでの配送が当たり前だった。これを毎日発注・毎日納品に変更したのは我々店側の都合だった訳で、先祖返りしながら共同配送や物流拠点の共同化を進め、どう人口減に対応していくか。それがこれからのカギとなる」と語った。
【2024(令和6)年2月1日第5152号3面】

お弁当・お惣菜大賞2024 計22部門の受賞商品発表

弁当部門最優秀賞の「三陸産茎ワカメと鮭の炊き込みご飯弁当」(彩裕フーズ)
寿司部門最優秀賞の「5種のあじ食べ比べ寿司」(ヤオマサ)
 一般社団法人全国スーパーマーケット協会(横山清会長)は、2月14日から16日まで幕張メッセにて開催する「デリカテッセン・トレードショー2024(略称:DTS2024)」の主催者企画「お弁当・お惣菜大賞 2024」の最優秀賞・優秀賞・特別賞・入選商品を選出した。
 「お弁当・お惣菜大賞」は、スーパーマーケットや専門店、コンビニエンスストア等で実際に販売している数多くのお弁当・お惣菜・サラダ・パン等の中から、食の専門家で構成された審査員により、特に優れた商品を選出し表彰するプログラム。13回目となる今回は1万4992件のエントリーがあった。
 表彰式は、DTS2024会期初日の2月14日に行われる。会期中、「お弁当・お惣菜大賞」ブース(3ホール/3-413)にて受賞商品の展示を行う他、「受賞・入選商品の味が知りたい」という声に応えるため、ブース内フードコートにて一部商品を販売する。
【お弁当・お惣菜大賞2024概要】
◆エントリー対象
2022年10月1日(土)~2023年9月30日(土)に販売された商品
◆エントリー期間
2023年7月20日(木)~9月30日(土)
◆部門
【定番商品部門(天ぷら)】【弁当部門】【惣菜部門】【サラダ部門】【麺部門】【丼部門】【おにぎり部門】【寿司部門】【パン部門】【スイーツ部門】【各国料理部門】の11部門を、それぞれ【スーパーマーケット】【専門店・CVS 他】の2業態に分けた、合計22部門での審査
◆審査項目
商品:①おいしさ(最終審査のみ)②テーマまたはコンセプト③原材料のこだわり④調理法や味付け、作業効率のこだわり⑤見た目のこだわり⑥オリジナリティ⑦値ごろ感
◆エントリー数
1万4992件
◆受賞商品(78商品[最優秀賞20、優秀賞49、特別賞9])
◆入選商品(153商品)ウェブサイト参照。(URL:https://www.obentou-osouzai.jp/)
◆表彰式
2月14日(水) 14時50分~15時50分(DTS2024会期初日)
幕張メッセ ホール8 セミナーステージ

【2024(令和6)年1月21日第5151号5面】

スーパーマーケット・トレードショー公式サイト
https://www.smts.jp/jp/index.html

1月21日号 DTS特別インタビュー

(一社)全国スーパーマーケット協会 事業部流通支援課兼事業創造室 チーフディレクター 籾山朋輝氏

売場テーマは価値創出
おにぎり部門エントリー大幅増

 デリカテッセン・トレードショー2024(以下、DTS)が2月14日から16日まで幕張メッセにて開催される。DTSは中食産業の最新情報を発信する商談展示会。主催者企画「お弁当・お惣菜大賞」は近年注目度が上昇、売場の販促ツールとして大きな存在になりつつある。DTS会場内では今年も受賞商品の一部を実食できるフードコートを展開する予定だ。DTSを主催する一般社団法人全国スーパーマーケット協会事業部流通支援課兼事業創造室チーフディレクターの籾山朋輝氏にインタビュー。籾山氏は『お弁当・お惣菜大賞』の今年のエントリー商品の特徴について言及。商品開発の傾向が〝価格訴求”から〝価値訴求〟へ変化していることを挙げた。(藤井大碁)
 ーデリカ売場の販売動向について。
 「値上げが進んだことにより、惣菜カテゴリーの売上は、SM3団体統計調査の直近3カ月のデータを見ても、既存店で前年比3~6%増と好調が続いている。だが、同時に人件費や製造コストも上昇しており、利益面は売上ほどには伸びていないのが実情だ。全体的には、即食や簡便性を求める生活スタイルに加え、家飲みも定着しており、引き続きスーパーの惣菜への需要は堅調に推移していると言えるのではないか」
 ー今回のDTSの見どころ。
 「出展者数は前回よりやや増加し、50社・団体、238小間の規模になる。新規出展も10社程あり、中食産業に特化した様々な最新情報を発信するので是非ご注目頂きたい。『お弁当・お惣菜大賞』の受賞商品の一部を実食できるフードコートを今回も展開する他、デリカ関連のメニューを来場者に食べ比べしてもらう『食べくらべ体験 STAND』では、バックヤードでの導入が進むスチームコンベクションオーブンの活用メニューとして、注目が高まっている『ドリア』を試食して頂く予定だ」
 ー「お弁当お惣菜大賞2024」エントリー商品の特徴。
 「今回のエントリー商品を見てみると、極端な価格訴求型の商品が減っている。製造コストの高騰により、価格とクオリティの両立が難しくなった。その代わりとして、今回目立ったのが、メニューや食材に一捻り加えて、オリジナリティを演出した商品のエントリー。ご当地食材を使用したり、一つの弁当内で食べ比べが出来たり、様々な工夫を凝らすことにより価値を創出した商品が多く入賞している。またカテゴリーごとの特徴では、おにぎり部門のエントリー数が大幅に増加した。物価高で商品の一品単価が上昇する中、200~300円で一食完結できるこだわりのおにぎりのエントリーが増えた。一方、各国料理部門のエントリー数が減少した。コロナ禍で海外旅行に行けなかったため、家で海外の料理を食べて、旅気分を味わうというトレンドがあったが、そうした売場の企画が減少していることが見て取れる」
 ーデリカ売場の課題。
 「引き続き人手不足が大きな課題となっている。デリカ売場の商品を全て自社製造することは難しく、力を入れるもの、入れないものを見極めて、自社で作り切れない部分については、仕入れ商品をうまく活用していくことが求められている。また、コロナ前のデリカ売場でよく見られていた裸売りが未だ復活できないというのも売場にとっては課題の一つだ。裸売りができれば、華やかでシズル感のある売場が演出できるため、現在のテーマとなっている価値の創出にも繋がる」
 ー今後について。
 「即食や簡便性へのニーズは強く、惣菜への需要は引き続き高まっていくのではないか。近年、冷凍食品の進化も著しく、カテゴリーによっては惣菜と冷凍食品の棲み分けが進んでいく可能性もある。また、物価は今後も上昇していくと思うので、これまで以上に創意工夫を重ね、付加価値の高い商品の開発が必要になる。こらから先は、完全にコロナ明けの環境となるので、今年は、今後のデリカマーケットを占う意味でも重要な1年になると考えている」
【2024(令和6)年1月21日第5151号6面】

デリカテッセン・トレードショー公式サイト
https://www.delica.jp/

スーパーマーケット・トレードショー2024 2月14日より幕張メッセで開幕

横山実行委員長
昨年11月の合同記者発表会で決意を新たにする主催者代表
SMTS2023開会式のテープカット
「お弁当・お惣菜大賞2023」表彰式

「インバウンド×食」を新設 4年ぶりにセミナーステージ復活

第57回スーパーマーケット・トレードショー2023
 「第58回スーパーマーケット・トレードショー(SMTS)2024」「デリカテッセン・トレードショー(DTS)2024」(主催:一般社団法人全国スーパーマーケット協会)「第19回こだわり食品フェア2024」(主催:一般財団法人食品産業センター)が2月14日から16日まで、千葉市の幕張メッセ全館で開催される。
 「第58回スーパーマーケット・トレードショー2024」(横山清実行委員長)はスーパーマーケットを中心とする食品流通業界に最新情報を発信する商談展示会。2117社・団体、3497小間(2023年11月1日現在。前回実績は2046社・団体、3271小間)の規模で開催する。
 今回も全国各地から自治体や地方金融機関等の取りまとめにより、39都道府県のブースと1400社以上の地方メーカーが出展。海外からは13カ国、62社・団体、126小間が出展する。
 主催者企画「食のトレンドゾーン」では、前回好評だった「冷凍×食」「サステナビリティ×食」の2つのトレンドテーマに加え、「インバウンド×食」を新設。訪日外国人観光客数が急速に回復する中、滞在中の食事、お土産品の購入など、「食」分野のインバウンド需要に関連する食品・情報・サービスをバイヤーに提供することで、インバウンド消費の拡大、売上・利益の向上に貢献することを目的としている。
 また「SMTS・DTSセミナーステージ」、継続的近未来スーパーマーケット研究「Future Store 〝NOW〟2023‐2024」が4年ぶりに会場内に復活。セミナーステージでは開会式や各種表彰式の他、「DX」「物流2024年問題」「インバウンド」など注目度の高いテーマを題材としたセミナーを開催する。
 オンライン開催の「リテールトレンドウィーク2024 Vol.4」と合わせ、充実したプログラムを無料で聴講することが可能となっている。
 継続企画では、日本各地の酒蔵を集めた「てづくりNIPPON」、国内バイヤーとの個別商談会「ビジネスマッチング@SMTS・DTS2024」、海外バイヤーとの個別商談会「ジェトロ食品輸出商談会 at SMTS2024」等を実施する。
 「デリカテッセン・トレードショー2024」(三科雅嗣実行委員長)は、中食産業(お弁当・お惣菜)に特化した商談展示会。他業態と同時開催することにより相乗効果をもたらし、新たなビジネスチャンスを生み出す場として開催する。「第19回こだわり食品フェア2024」は日本全国から特色のある地域食品をはじめ、素材や製法、味付けや見せ方にこだわった食品を集めた「食」の専門展示会。地域食品のさらなる販売促進を図るため、商品の情報発信の場、商談の場を提供することを目的に開催する。
 【SMTS主催者企画】
<食のトレンドゾーン(4・5ホール)>

 3つの食のトレンドテーマを設定し、来場者に最新のトレンド情報と商品を紹介する。新設の「インバウンド×食」関連では、ゾーン内に主催者企画展示コーナーを設置する他、SMTS・DTSセミナーステージにて特別セミナーも実施する。
 ▽「インバウンド×食」インバウンドに関する食品・情報・サービス(5社・団体16小間出展)
 ▽「冷凍×食」冷凍に関する食品・機器・技術・サービス(51社・団体122小間出展)
 ▽「サステナビリティ×食」サステナビリティ(持続可能性)に配慮した商品(28社・団体55小間出展)
<てづくりNIPPON(1ホール)>
 日本の地域や質にこだわった造り手の〝技〟や〝思い〟を「お酒のあるく・ら・し」をコンセプトに、全国から選りすぐりの酒蔵を紹介する。また各酒蔵のSDGsや社会貢献への取組事例に焦点を当て、ブース内映像資料や紹介シートの作成等、ブース全体で出展酒蔵の魅力を発信する。日本酒、焼酎、クラフトビール、日本ワイン・果実酒、ウイスキー・スピリッツなどの酒蔵が45社出展。
<ビジネスマッチング@SMTS・DTS2024(国際会議場)>
 事前申込制で流通バイヤーとの個別商談会を開催。直接的な商談の場を提供する。2月14日(水)~2月16日(金)事前エントリー制、主催:(一社)全国スーパーマーケット協会、東京商工会議所。
<ジェトロ食品輸出商談会 at SMTS2024>
 日本産食品に関心を持つ海外バイヤーとSMTS2024出展者との商談会。4年振りのリアル商談会となる今回は、チリ、イギリス、スペイン、インド、オーストラリア等12カ国から海外バイヤーが来場。海外販路開拓の場を提供する(主催:(独)日本貿易振興機構)。
<出展者・商品検索システム「リテールトレンド」>
 2023年12月15日(金)より「リテールトレンド」ウェブサイト上にて出展者・商品検索システムを公開(2024年9月末まで)。登録可能件数の増加やメッセージ機能の搭載など、従来より機能性が向上。数ある出展者の中から、よりターゲットを絞りこんだ訪問を準備することができる(同時開催2展の情報も検索可能)。
<SMTS・DTSセミナーステージ(8ホール)>
 ▽開会式:SMTS/DTS/こだわり食品フェアの各主催代表者、関係省庁省、出展者代表者が登壇
 ▽第2回「SUPER‐DX コンテスト」表彰式‥流通業におけるDXの加速化を目的とした、流通業の課題解決策となる提案の表彰式(主催:経済産業省)。
 ▽SMTSスピークス:タイトル「百年スーパー時代」スピーカー 横山清氏(一社)全国スーパーマーケット協会会長/(株)アークス代表取締役社長)
 その他「スーパーマーケット白書」「DX」「物流2024年問題」「インバウンド」などのプログラムを実施する。
<継続的近未来スーパーマーケット研究「Future Store 〝NOW〟2023‐2024」(2ホール)>
 小売業界における課題と対策を定期的に議論するための推進協議会の開催や、議論内容をより深掘りおよび検証するための分科会を実施し、各会で得られた内容・成果を発表する。
 【DTS主催者企画】
<お弁当・お惣菜大賞2024>

 13回目となる今回は、1万4992件がエントリー。結果の公開は1月10日(水)を予定しており、会期初日の2月14日(水)に表彰式を行う。会期中は受賞商品の展示を行う他、「受賞商品の味が知りたい」という声に応えるため、フードコートにて一部商品を販売する。ウェブサイト:https://www.obentou-osouzai.jp/
<食べくらべ体験STAND>
 店内調理販売の導入提案として、デリカ関連のメニュー提案を来場者に食べくらべ体験してもらうコーナー。今回は、バックヤードでの導入が進むスチームコンベクションオーブンの活用メニューとして、注目が高まっている「ドリア」を、実演を交えて試食してもらう企画。
<デリカスタディ>
 デリカに関する情報を求めるニーズに応えるために、デリカテッセン・トレードショーの会期だけでなく、年間を通してデリカに関する勉強会を開催し、売れるメニューの提案や課題共有を図る。DTS2024では、年4回の開催を予定している。既に、2023年5月17日(水)・7月26日(水)・11月1日(水)の3講演を終え、残りは、1月17日(水)開催予定の1講演となる。
<惣菜デリ最前線>
 今回もお弁当・お惣菜に関する情報を満載した冊子「惣菜デリ最前線2024」を発行し、会場内で無料配布する。「お弁当・お惣菜大賞2024」受賞商品・売場の紹介を行う他、専門家・コンサルタント執筆による業界動向やトレンド、デリカに力を入れている小売業の販売現場や取り組み状況のレポートなどを掲載する予定となっている。
【2024(令和6)年1月1日第5149号13面】

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https://www.smts.jp/jp/index.html
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