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食料新聞デジタル2022年12月30日号

INDEX

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※〔 〕内はバナー広告掲載企業。
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【INDEX】(21項目)
1.全国スーパーマーケット協会 SMTS2023出展者・商品新検索システム「リテールトレンド」を新設
 〔banner ad 中田食品、水溜食品、カネツジ、三井食品工業、若菜、ブンセン〕
2.人事異動 国分グループ 2023年1月1日付 主要人事
3.マルエツ 2022年11月度 売上実績 売上前年比は101・2%
 〔banner ad 東海漬物、神尾食品工業、田丸屋本店、カメヤ食品〕
4.イオン新発田中田(新潟県) 12月9日オープン
 〔banner ad新進、マルワ、山重、信濃食品、伊藤食品〕
5.ヤオコー 世代別の対応に手応え 年末記者会見で進捗説明
 〔banner ad白雪食品、小林つくだ煮、鳩屋、小沼水産、宝化成〕
6.三井食品 第2四半期決算 売上前年並も経常利益減少
 〔banner ad 天塩、関東農産、かねぶん梅屋、保土谷化学工業〕
7.総務省・経産省 経済センサス調査 令和2年漬物出荷金額約3315億円
 〔banner ad 秋本食品、野崎漬物、菅野漬物食品、長島漬物食品〕
8.中小機構、NEXI、日本公庫が「海外ビジネス支援パッケージ」を構築
 〔banner ad 九州農産、機設、クレオ、厚生産業、大薗漬物店、ミノカン〕
9.『継ぐモノ』サミット開催 九州経済産業局、中小機構九州本部ほか
 〔banner ad 大平食品、十二堂えとや、河野食品、熊川食料工業、川津食品、ファルベン〕
10.小豆島マルシェ かどや製油と東京農大とコラボ 東京「おおもんテラス」で販売会
 〔banner ad霧島農産、上沖産業、道本食品、有坂食品、前田食品工業、中園久太郎商店〕
11.サンクゼール 東京証券取引所グロース市場へ新規上場
 〔banner ad落合一郎商店、春月、塩野正市食品、タムラ食品〕
12.フジッコ 昨年に続き価格改定 家庭用3月、業務用6月から
 〔banner ad 寿食品、しんざき、日本海水、勝僖梅〕
13.タカノフーズ 来年3月より価格改定 包装資材や燃料費等が上昇
 〔banner ad やまじょう、福梅、中村産業、長山フーズファクトリー、サナス〕
14.名代とんかつ かつくら 「贅沢海老づくし膳」と「かつくら漬」
 〔banner ad 堺共同漬物、日本東泉、上園食品、チヨダ〕
15.流通3団体 11月度実績 食品売上102.3% 惣菜と日配が伸長率大
 〔banner ad 五味商店、松下食品、雄勝野きむらや、キョウショク、カカシ食研〕
16.日本チェーンストア協会 11月度販売統計 食料品101.7% 店頭価格上昇で売上増加
 〔banner ad 東京にいたか屋、貝新物産、セキヤ食品工業、カネジュウ食品、国城産業〕
17.日本百貨店協会 月次報告11月 回復基調でコロナ前上回る店も 手土産・歳暮は堅調
 〔banner ad 伊勢惣、伊那食品、マルハチ、丸越〕
18.日本フランチャイズチェーン協会 コンビニ調査11月 既存店売上7.4%アップ 客単価は6.2%上昇
 〔banner ad やまう、やまへい、遠藤食品〕
19.日本ショッピングセンター協会 販売統計調査11月度 前年同月比伸長率は総合で+2.3%
 〔banner ad タカハシ、東乃匠、山田酒造食品、SONO〕
20.日本フードサービス協会 外食産業11月 ファストフードが伸長 夜間営業は回復鈍い
 〔banner ad 谷口醸造、長谷川醸造、オギハラ食品、つけもと〕
21.食品需給研究センター 2022年10月 その他の漬物27・4%増
 〔banner ad 平松食品、岡矢食品、濱金商店、サラヤ〕
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ヤオコー 年末記者会見

川野社長
ヤオコーの年末記者会見
世代別の対応に手応え 年末記者会見で進捗説明
 株式会社ヤオコー(川野澄人社長、埼玉県川越市)では12月15日、毎年恒例の「年末記者会見」を同社サポートセンターで開催した。
 川野社長は2022年の1年を、〝原料高による製品値上げが進んだ一年〟と振り返った。その中でも特に、「水光熱費の値上がりが、経営に大きなインパクトを与えた」と語った。
 売上の推移を見ると、特に10~11月は全店売上が前年比106~107%台をキープ。客単価、一品単価も前年を超えている。その一方で、買上点数は97~98%台と前年を下回っており、食品全般の値上げによって売上増となったと説明した。しかし、「値上げによる買い上げ点数の減少は想定していたが、思ったほどの低下ではなかった。これは、外食店も再開はしたが値上げを行っており、内食向けの惣菜等へ回帰したものと見られる」と分析した。
 川野社長は続けて、「今年は40代以下のヤングファミリー層への価格対応を強化した。食品値上げのタイミングでそれを評価してもらい、手応えを感じている。来年も値上げ基調は続く見通しだが、その中で当社の取組は大きく変わらない。前述のヤングファミリー層への価格対応と並行して、50歳以上のミドル層と65歳以上のシニア層へは、当社の強みである〝セミアップ商品〟(ちょっといいもの)の品揃えを強化していく」と語った。
 新店出店の予定では、来年2月に、栃木県宇都宮市内では初となる「トナリエ宇都宮店」のオープンを予定。その他、2023年度の新店はヤオコー5店、フーコット2店、エイヴイ1店舗の出店を予定している。
 第10次中期経営計画の2年目である今期の進捗状況では、経営方針に掲げた〝個店を強く、元気に〟の内容について、「個店での成功事例を集めて情報を共有し、人材育成とセットにした取組を続けていく」と語った。【「デジタル30」2022(令和4)年12月30日号、2023年1月1日号14面併載】

フジッコ 昨年に続き価格改定 家庭用3月、業務用6月から

【大阪支社】フジッコ株式会社(福井正一社長、神戸市中央区)は昨年12月27日、製品の一部において価格改定を実施することを発表した。家庭用商品は今年3月1日から、業務用商品は6月1日からを予定。
 同社は昨年6月に家庭用、10月に業務用で価格改定及び規格変更を実施している。しかし昨今の原材料、包装資材の価格が高騰していることに加え、原油価格高騰などの複合的要因から物流費、エネルギー費等の経費も上昇している。このコストアップを吸収すべく、生産、物流の合理化や効率化、経費削減等に努めてきたが、自助努力で吸収できる範囲を超える事態となり、今回の取組となった。
 家庭用製品は3月1日出荷分より、惣菜製品を約6%~36%、昆布製品を約9%~10%、豆製品を約14%、ヨーグルト製品を約4%の値上げを実施する。
 業務用製品は6月1日出荷分より、惣菜製品を約4%~15%、昆布製品を約5%~13%、豆製品を約14%の値上げを実施する。
 製品ごとの実施内容は別表の通り。

小豆島マルシェ 東京農大とコラボ

ごっつうまげ弁当 
島ハモフィレオバーガー
東京「おおもんテラス」で販売会
 1858年に小豆島で創業し、160年以上にわたって「ごま」を通じて顧客に健康と笑顔を届けるかどや製油株式会社(久米敦司社長、東京都品川区)は、小豆島・土庄町、カサイホールディングス株式会社、東京農業大学とともに、12月9日(金)~11日(日)の3日間、東京都港区の「おおもんテラス」にて、小豆島・土庄町の食材の美味しさ・多様性・食の持続性の取組みを伝える「小豆島マルシェWinter2022『小豆島・土庄町を、食す』」を開催した。
 本プロジェクトは、食をベースとした地域の活性化を目指す土庄町、食を通した地域貢献の可能性を学ぶ東京農業大学の学生たち、そして小豆島にゆかりのある民間企業2社による産学官連携のプロジェクト。2022年6月に小豆島で行われた東京農業大学 国際食農科学科の食農フィールドスタディ(地域の食や農に関する視野を広げ、実態を理解することを目的に行うフィールドでの研修プログラム)を、土庄町とカサイホールディングスがサポートしたことがきっかけとなり、首都圏への情報発信を目的としたプロジェクトへと発展。
 実際に地元の食文化や自然資源、文化的資源などに触れた学生たちが、土庄町の地域活性化に貢献するアイディアとして、自ら食材を選定してメニューを考案した。社長の笠井寛氏が小豆島で生まれ育ち、東京・浜松町にある小豆島の食材を使用したレストラン「夕陽ヶ丘食堂」を運営しているカサイホールディングスがメニュー内容を監修し、販売場所「おおもんテラス」を提供。小豆島で創業し、現在も小豆島に工場を構えるかどや製油は、ごまやごま油などの商品提供を行い、今回の期間限定での販売の実現へと繋がった。
 12月9日(金)から3日間通して開催される「小豆島マルシェWinter2022『小豆島・土庄町を、食す』」では、小豆島・土庄町のこだわり食材を使った学生考案メニューの「ごっつうまげ弁当(1日30食限定)」と「島ハモフィレオバーガー(1日20食限定)」をテイクアウトで販売した。
 「島ハモフィレオバーガー」は、夕陽ヶ丘食堂でも1日10食限定で同期間内販売。また、来店した利用客には、小豆島青みかんホットドリンクを試飲用として配布した。2階のフリースペースでは、メニューのプレゼンテーションやオリーブ新漬け・ハモ天などが試食できる小豆島PRブースを設けた。さらに、アンケート協力者には小豆島手延素麺と小豆島オリーブ牛をプレゼント。小豆島を堪能できる3日間となった。
 
小豆島マルシェ
霧島農産(宮崎県)
有坂食品(長野県)

名代とんかつ かつくら 「贅沢海老づくし膳」と「かつくら漬」

期間限定メニュー「贅沢海老づくし膳」

贅沢海老づくし膳
【大阪支社】名代とんかつ かつくらを運営する株式会社フクナガ(福永健社長、本社=京都市中京区)は、12月15日から2023年1月18日まで、期間限定メニューとして、「贅沢 海老づくし膳」を提供する。
 かつくらで人気の、3種類の海老かつづくしの特別なお膳。「天然シータイガーの大海老かつ」はぷりぷりの食感と海老の甘み、旨みが口いっぱいに広がる。人気のタルタルソースと見事に調和する味わい、迫力のある大きさで目でも楽しめる一品。
 「有頭車海老かつ」は車海老を専門に取り扱う取引先より仕入れた、厳選した鹿児島県産車海老を使用。黒潮の海水を潤沢に引き込んだ環境で育てられた海老は、ほどよい塩気を含み、柔らかな身の食感に、ほのかに残る海老の甘み感じられる。
 「海老しんじょうかつ」はごろごろと入った海老が口の中でほどけて、豊かな甘みが広がる。海老のすり身をふんだんに使用し、衣を纏ったサクサクのかつの中から、海老の風味が香る。

【贅沢 えびづくし膳】
 ▼販売期間=2022年12月15日〜2023年1月18日
 ▼価格=3480円(税込)
 ▼内容=天然シータイガーの大海老かつ、有頭車海老かつ、海老しんじょうかつ、キャベツ、ごはん、お味噌汁
【実施店舗】
 <京都府>三条本店、四条東洞院店、四条寺町店、伏見桃山店、京都駅ビルTheCube店、銀閣寺店
 <滋賀県>大津店、守山店、草津近鉄店
 <大阪府>梅田茶屋町店、くずはモール店
 <兵庫県>ミント神戸店、西宮ガーデンズ店、大阪国際空港店
 <東京都>新宿高島屋店、東急吉祥寺店、北千住マルイ店、成城コルティ店
 <神奈川県>西部東戸塚S.C.店、東急たまプラーザ店、ラゾーナ川崎プラザ店
 

★コラム★ 広島菜「かつくら漬」 創業時から守る名脇役

かつくら漬
 「名代とんかつ かつくら」は、株式会社フクナガが1994年にスタートした京都生まれのとんかつ店だ。素材の「旬」に気を払い、出汁をきかせて繊細な持ち味を生かすという京料理の精神を、とんかつへと落とし込み表現している。
 創業当初からとんかつの美味しさを陰で支えてきたのが「かつくら漬」だ。広島県名産の広島菜を発酵熟成し、香ばしい胡麻や爽やかな紫蘇の葉を加えている。とんかつと一緒に食べて良し、ご飯のお供として良し。店頭やオンラインショップでも販売している人気商品となっている。
 「かつくら漬」はかつくらが人気店となるきっかけを作った立役者でもある。
 創業当初のかつくらのコンセプトは『舞妓さんがひとりでも来れる店』。上質なとんかつを、気楽な雰囲気で楽しめる店を目指していた。
 数多あるとんかつ店の中で、かつくらの独自性を際立たせたのが「かつくら漬」の存在だった。時には、節約中の学生がおひつで提供されるご飯をかつくら漬とともにかき込み、とんかつが揚がる前から何度もおかわりすることもあった。こうして、かつくらは幅広い層から愛される店へと成長してきた。
 時が流れ、全国への展開を機に、より京都らしさを追求するように変化してきた。「なぜ京漬物ではなく広島菜を?」と問われることもある。それでも今なお「かつくら漬」を守り続けているのは、とんかつとの相性を一番に考え、美味しくお腹いっぱいになれる料理を食べてもらいたいという、矜持と愛が表れている。

イオンリテール 「イオンスタイル新発田中田」(新潟県新発田市)オープン

イオンスタイル新発田中田店の外観
冷凍食品コーナー
スマホで買い物「レジゴー」
イオンリテール株式会社は12月9日(金)、新潟県新発田(しばた)市に「イオンスタイル新発田中田」をオープンした。
新発田市は、越後平野の北部に位置し、県都新潟市に隣接する都市。江戸時代後期には、十万石の城下町として栄え、歴史的な遺産をまちの随所にとどめている。また、四季を通して楽しめる自然も新発田市の魅力であり、東部には二王子岳(にのうじだけ)や日本百名山のひとつ飯豊(いいで)連峰を望み、北西部には白砂青松と称される美しい海岸がある。
「鮮度」と「なじみの味」にこだわった地域密着店
▼地域に親しまれている野菜や魚の魅力を発信
近隣の生産者から直接取り寄せる地場野菜、県内主要漁港から水揚げされた近海魚を豊富に取り揃える。また、新潟市内を中心に店舗展開している「清水フードセンター」で親しまれている「銀鮭の焼き漬」のほか、日本酒や和菓子など地域で親しまれている商品を豊富に品揃えする。
▼「簡単」「便利」「健康」、多様なニーズに対応した商品を展開
“調理にかける時間を短縮したい”“食卓にもう一品加えたい”といったニーズに対応し、時短調理に最適な冷凍食材や工夫を凝らした総菜などバラエティ豊かに展開します。また、大豆からつくったハンバーグや豆乳ヨーグルトなど健康志向に対応した植物由来の商品をはじめ、糖質やアレルギーに配慮したデザート、レトルト商品やオーガニック食品も展開する。
▼時代の変化に対応した、便利な買物スタイルを提供
ネットスーパーの注文品をご都合の良い時間に店舗で受け取れる「PickUp!(ピックアップ)」ロッカーサービス、スマホでスキャンしながら買物できる「レジゴー」を利用できる。
【イオンスタイル新発田中田の概要】
名 称:イオンスタイル新発田中田
所 在 地:〒957-0006 新潟県新発田市中田町3丁目1324番地
開 店 日:2022年12月9日(金)
店 長:中川 壮登(なかがわ まさと)
敷地面積:12,837㎡
直営面積:2,150㎡
営業時間:午前8時~午後10時(医薬品:午前9時~午後10時)
駐車台数:218台
休 業 日:年中無休
従 業 員:約100名
テナント:ダイソー(100円ショップ)、イオン銀行(ATM)
【デジタル30 2022(令和4)年12月30日号】

イオンスタイル新発田中田店 HP

中小機構、NEXI、日本公庫が「海外ビジネス支援パッケージ」を構築

九州農産(宮崎県)

『継ぐモノ』サミット開催 九州経済産業局、中小機構九州本部ほか

 九州経済産業局、九州財務局、福岡財務支局、独立行政法人中小企業基盤整備機構九州本部では、円滑な事業承継の推進及び気運醸成に向け、『継ぐモノ』サミット及びオンラインセミナーを開催する。
 近年増加している第三者承継(中小M&A)にスポットをあて、中小M&Aの意義や現状、課題等の実情、M&Aにより成長を目指す経営者や支援者による事例紹介、多様な支援者による支援時の課題や承継後の支援のあり方などを通じて、第三者承継への理解醸成を図る。
 ▼日時:2023年1月20日13時00分~16時20分
 ▼聴講:無料
 ▼会場・定員:アクロス福岡 円形ホール(福岡県福岡市中央区天神1丁目1番1号)会場100名程度(先着順)
 ※現地開催に加えオンライン配信も実施。
 ▼申し込みURL→ https://shoukei9.smrj.go.jp/summit/
 ▼問い合わせ先:(事業請負先)西日本新聞社メディアプランニング部
  TEL:092‐711‐5490
【2022(令和5)年1月1日第5116号11面、食料新聞デジタル12月30日号併載】

サンクゼール 東京証券取引所グロース市場へ新規上場

日本取引所グループ 「新規上場会社情報」: https://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/index.html
サンクゼール HP http://stcousair.co.jp/company

日本チェーンストア協会 11月度販売統計 食料品101.7% 店頭価格上昇で売上増加

日本チェーンストア協会(三枝富博会長)は12月21日、令和4年11月度チェーンストア販売統計を発表した。
日本チェーンストア協会 https://www.jcsa.gr.jp/

日本百貨店協会 月次報告11月 回復基調でコロナ前上回る店も 手土産・歳暮は堅調

日本フランチャイズチェーン協会 コンビニ調査11月 既存店売上7.4%アップ 客単価は6.2%上昇

日本フランチャイズチェーン協会 https://www.jfa-fc.or.jp/

日本ショッピングセンター協会 販売統計調査11月度 前年同月比伸長率は総合で+2.3%

11月度の既存SC売上高の前年同月比伸長率は、総合で+2.3%となった。
行政による行動制限がなかったことや、前月に引き続き全国旅行支援で観光需要が高まったことで、来館者数が増え、前年超えとなった。都心部を中心に回復してきたインバウンドも、売上増に寄与した。ただし、気温が高かったことでアウターなどの重衣料の動きが鈍く売上に影響したSCや、月後半の新型コロナウイルス第8波の影響により来館者数が減少したSCも見られた。2019年と比較すると▲7.3%となり、コロナ禍前を下回っているが、マイナス幅は縮小してきている。
立地別に見ると、中心地域は総合で+5.9%、周辺地域は+0.7%となり、周辺地域が伸び悩んだ。自粛意識の高まりから近隣のSCを利用していた客層が、時間と共に都市部など遠方へ足を伸ばしていることが伺える。
業種別に見ると、観光需要の高まりによって旅行客の来館者数が増え、飲食が好調だった。また、外出機会の増加により、靴や鞄などのファッション雑貨が好調だった。一方、アウターなどの重衣料や防寒アイテムは、北海道を除いて全国的に気温が高かったため苦戦し、売上が伸び悩んだ。
日本ショッピングセンター協会 https://www.jcsc.or.jp/

日本フードサービス協会 外食産業11月 ファストフードが伸長 夜間営業は回復鈍い

食品需給研究センター 食品需給レポート2022年10月 その他の漬物27・4%増

米飯商材は無菌・冷凍とも増加
 一般社団法人食品需給研究センター(白須敏朗理事長)では、令和4年10月の「食品需給レポート」を発表した。
【加工食品の物価及び生産・販売動向】
 ◎卸売業と小売業の販売動向=食料・飲料卸売業の販売額指数は113・6で、対前年同月比6・9%増加した。飲食料品小売業の販売額指数は、109・1で1・3%増加した。
 ◎スーパー(SM)、コンビニエンスストア(CVS)、百貨店の加工食品の販売動向=SMは127・7で対前年同月比2・6%増加、CVSは113・2で2・8%増加、百貨店は75・7で5・3%増加した。
【食品製造業の生産動向】
 ◎農産食料品
 野菜・果実漬物の生産量は、対前年同月比▲3・0%とやや減少した。これは、糠漬類(7・8%)、みそ漬類(8・4%)及びその他の漬物(27・4%)は増加したものの、塩漬類(▲3・6%)、酢漬類(▲5・9%)、浅漬類(▲2・8%)、醤油漬類(▲5・0%)及び粕漬類(▲2・1%)が減少したことによる。
 上新粉の生産量は、対前年同月比16・5%と大幅に増加した。新規米粉の生産量も、対前年同月比2・8%と増加した。食パンの小麦粉使用量は、対前年同月比▲4・0%とやや減少した。
 生めん類の小麦粉使用量は、対前年同月比0・5%と前年並みとなった。これは、うどん(生)及び中華めん(生、ゆで、餃子等皮類)は減少したものの、うどん(ゆで)、中華めん(蒸し)及び日本そば(生)が増加したことによる。
◎調味料=味噌の10月の生産量は、▲1・7%と減少。これは、調合みそは増加したものの、米みそ及び麦みそが減少したことによる。醤油の9月の生産量は、▲0・1%と前年並みとなった。
 ◎調理食品=無菌包装米飯の10月の生産量は、5・2%と増加。冷凍米飯も4・1%と増加した。
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