本文へ移動

漬物研究同志会2021

吉岡屋 今夏2回目のインターン

インターン生(前列)と後列左から小林事務局長、平野氏、吉川社長、相羽氏
漬物アレンジレシピ
 株式会社吉岡屋(吉川絵美子社長、東京都中央区)では、漬物研究同志会女子会の取組としてスタートした東京家政大学学生を対象としたインターンシップを実施している。
 今夏2回目のインターンシップ(Bコース)が8月31日~9月13日の日程で実施され、家政学部栄養学科2年生の栁萌絵さん、澤千咲さん、1年生の中野佑香さんの3名が参加した。
 今回も7日間の日程のうち2日間は吉岡屋の豊洲や築地の店舗で、5日間はオンライン上で実習が行われ、インターン生は漬物の歴史や健康性を学びながら、漬物アレンジレシピの試作や漬物の魅力を伝えるPOPの制作などを行った。
 9日に実施された漬物レシピ試作会では、しば漬と卵焼きをパンに挟んだ「しば玉サンド」、奈良漬とクリームチーズをパンに挟んだ「奈良チーサンド」、奈良漬とかぼちゃ醤油漬を具材とした「奈良漬の和風パスタ」、人参と胡瓜のぬか漬を使用した「ぬか漬のナムル」など彩り豊かなアレンジレシピが並んだ。
 また前回に続き、豊洲の吉岡屋江戸前場下町店で提供するフードメニュー開発も同時に行われ、餃子の皮をピザ生地として使用した「奈良漬とじゃこのピザ」など施設内で手軽に楽しめるメニュー提案がなされた。
 インターン生は、「漬物は白米と食べるものというイメージがあったがアレンジレシピをいろいろと考えるうちに、和だけでなく洋にも使えるということが分かった」。「漬物を使用することで旨味やコクがでて、さらに料理がおいしく仕上がるので、世の中の人達に是非、その魅力を知ってほしい」。「今まで食べたことのある漬物の他にもたくさん美味しい漬物があるのだと驚いた。漬物の魅力をたくさんの人に知ってもらいたいという気持ちが強まった」とそれぞれ感想を述べた。
 吉川社長は「今回は〝表現する〟ことを大きなテーマとして取組んでもらった。漬物の知識を学んでもらった上で、その魅力をレシピやPOPの制作を通して表現してもらった。今回も、質の高いレシピやPOPが生まれ、こちらも参考になった」と話した。
 なお当日は漬物研究同志会の小林登事務局長、吉岡屋江戸前場下町店より平野益美氏、相羽和子氏が駆けつけ、インターン生のレシピ試作をサポートした。
【2021(令和3)年9月21日第5070号10面】

吉岡屋 夏期インターンシップ

吉川社長㊧、平野氏㊨とインターン生
漬物アレンジレシピ
東京家政大生3名が参加
 株式会社吉岡屋(吉川絵美子社長、東京都中央区)では、漬物研究同志会女子会の取組としてスタートした東京家政大学学生を対象としたインターンシップを実施している。
 2021年夏期インターンシップは、8月10日~8月24日(Aコース)と8月31日~9月13日(Bコース)の2度に分けて実施され、それぞれの期間内にインターン生は7日間×5時間(計35時間)の実習を行う。
 コロナ禍の影響により、今春行われた実習より実地とリモートを併用した形式を採用、夏期インターンも7日間の日程のうち2日間は吉岡屋の豊洲や築地の店舗で、5日間はオンラインを使用して行われ、インターン生は漬物の歴史や種類、健康性などについて学び、漬物の魅力を伝えるためのPOPや漬物アレンジレシピの制作を行う。
 今回Aコースには、家政学部栄養学科3年生の橋本理沙さん、阿彦瑞紀さん、立見佳奈子さんの3名が参加。19日に築地総本店で行われた実習では、学生自ら考案した漬物アレンジレシピを試作した。レシピ試作にあたっては、各自が食べてもらうシーンやターゲット層、PR方法などを記載した準備シートを作成し、より具体的なレシピのイメージをつかめるようにした。
 試食会では、奈良漬とキムチを刻み合わせた「韓国風万能ソース」や、2種類の梅干を混ぜ合わせて具材にしたおにぎり、ポテトチップに梅干を乗せて食べる「ポテチの梅のせ」など学生ならではの柔軟な発想が生かされたレシピが披露された。また今回のインターンでは、豊洲の吉岡屋江戸前場下町店で提供するフードメニュー開発も同時に行われ、キムチチゲや梅シェークなど施設内で気軽に楽しめる漬物メニューの提案が行われた。
 インターン生は、「レシピを創作してみて漬物の可能性が広がった。いろんな人に漬物の魅力を伝えていきたい」、「ナスやキュウリの漬物以外にもたくさんの種類があることに驚き、興味がわいた」、「漬物を使うだけでこんなにおいしい料理が簡単に完成することを知り感心した」などそれぞれ感想を述べた。今後の実習では、今回試作したアレンジレシピを、SNSでも発信し、漬物の魅力を幅広い層にPRしていく。
 吉川社長は「今回も漬物に親しんでもらうことを目的に実習を行った。立派なレシピよりも、簡単手軽なメニューを作ってもらうことで、下ごしらえがいらない〝究極のファーストフード〟としての漬物の魅力を、様々な角度から見せてほしいと思っている。今回も斬新なレシピが生まれ、こちらも勉強になった」と話した。
 なお当日は江戸前場下町店より平野益美氏も駆けつけ、インターン生のレシピ試作をサポートした。
【2021(令和3)年8月21日第5067号1面】

吉岡屋 インターン研修を実施

吉川社長㊥とインターンに参加した学生
キムチとザーサイを使用した「冷麺」
いぶりがっことべったら漬を使用した「ディップソース」
東京家政大生が漬物レシピ作成
 吉岡屋では漬物研究同志会・女子会の取組みとしてスタートした東京家政大学学生を対象としたインターン研修を今年も実施。家政学部栄養学科管理栄養士専攻1年生の齋藤桃さんと降旗美羽さんの2名が参加、3月1日~11日の日程で、全7回のプログラムが行われた。
 今年の研修は、コロナ禍の影響で、実地とリモートを併用した形式で進行。全7回のうち2回は同社店舗がある豊洲や築地で、5回は「Zoom」を使用して行われた。
 学生は、漬物の歴史や商品知識などを学び、漬物の魅力を伝えるPOPを作成。漬物に含まれる豊富な食物繊維や年代別のオススメポイントを東京家政大学大学院・宮尾茂雄客員教授の講演資料などをもとに図を用いて分かりやすくまとめた。
 また、SNS上ではオススメの漬物情報を発信、投稿が目立つようにオリジナルの表紙、裏表紙を作成するなど、若い感性を生かしながら、工夫を凝らし、漬物のPRを行った。
 3月8日には、学生自ら考案した漬物アレンジレシピを調理。築地市場内で素材の買い出しから行い、レシピの調理や盛り付け、オリジナルPOPの作成を手掛けた。
 オリジナルレシピは、キムチとザーサイを使用した「冷麺」、梅干しを使用した「梅ソーダ」、いぶりがっことべったら漬を使用した「ディップソース」と様々。どれも漬物の食感や味わいが生かされたレベルの高いレシピに仕上がった。レシピは今後、築地総本店や江戸前場下町店にてPOPと共に紹介される予定だ。
 インターンに参加した齋藤さんは「普段あまり漬物に馴染みがなかったが、漬物を料理食材として使用することで、漬物の使用頻度が上がると思う。バイトでは経験できない貴重な体験をさせて頂いた」、降旗さんは「漬物は塩分が高いという先入観があったが、今回の実習で、ナトリウムだけでなくカリウムも豊富に含まれており、ナトリウムを排出してくれることを知り、漬物の印象が変わった」と感想を語った。
 吉川社長は「今回はオンライン実習が主だが、学生の自主性、積極性を引き出し、働く側に立つという視点を大切に実習にあたった。コロナ禍入学の一年生の参加だったが、学びの意欲も高く彼女たちの新鮮な感性を存分に発揮してもらった。今回の経験を今後の学生生活に生かしてもらいたい」と話す。
【2021(令和3)年3月11日第5051号6面】

株式会社食料新聞社
〒111-0053
東京都台東区浅草橋5-9-4 MSビル2F

TEL.03-5835-4919(ショクイク)
FAX.03-5835-4921
・食料新聞の発行
・広報、宣伝サービス
・書籍の出版
TOPへ戻る