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食料新聞デジタル2022年7月30日号

INDEX

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【INDEX】(27項目)
1.カスミ「茂原マーケットプレイス店」(千葉県茂原市)7月29日オープン
 〔banner ad 東京にいたか屋、天塩、日本海水 、小林つくだ煮〕
2.マルエツ 6月売上高実績 売上前年比95・6%
 〔banner ad やまう、霧島農産、平松食品〕
3.ガスト 土用の丑の日 「うなぎ丼」と「うなぎ丼ダブル」
 〔banner ad ミノカン、伊勢惣、谷口醸造、鳩屋〕
4.ファミリーマート ストアスタッフ給与前払いサービス「プリポケ」導入
 〔banner ad 寿食品、小沼水産、ファルベン、サラヤ〕
5.国分首都圏 レトルトカレー2品を新発売 神田「エチオピアのカリー」
 〔banner ad 熊川食料工業、チヨダ、落合一郎商店〕
6.三井食品フードショー2022 460社が出展、2500名が来場
 〔banner ad 大平食品、長山フーズファクトリー、上沖産業〕
7.サミット 新宿中村屋とのコラボカレー リンゴ、いちじく、マンゴー使用
 〔banner ad 関東農産、九州農産、伊那食品、松下食品〕
8.日本アクセス 2023年3月期(第71期)第1四半期業績 前年比3.0%増
 〔banner ad 山重、信濃食品、キョウショク、マルハチ〕
9.旭松食品 10月1日より価格改定 大豆相場ほか諸コスト上昇で
 〔banner ad 大薗漬物店、かねぶん梅屋、有坂食品〕
10.ハウス食品 チューブ入り調味料「ゆずペースト」と「きざみガリ風ペースト」発売
 〔banner ad 濱金商店、五味商店、厚生産業〕
11.東京農工大学、野口酒造店と基本協定を締結 地域連携と産学連携の活性化へ
 〔banner ad タカハシ、機設、クレオ、SONO〕
12.近畿大学校友会食品支部 3年ぶりに総会対面で マッチング目的に66名集う
 〔banner ad やまじょう、日本東泉、保土谷化学工業、川津食品〕
13.三井食品工業 三井会総会開く 適正価格追求で盤石な経営 
 〔banner ad 三井食品工業、白雪食品、伊藤食品、やまへい〕
14.東京中央漬物 2022C-Zジョイフルフェア開催 健康基軸に提案力を強化
 〔banner ad 国城産業、ブンセン、雄勝野きむらや、カネツジ〕
15.全漬連 漬物製造管理士・技能評価試験 9月25日に関東ブロックで実施
 〔banner ad 野崎漬物、秋本食品、菅野漬物食品、長島漬物食品〕
16.九州漬物協会 創立80周年記念式典・総会開催 伝統的な漬物を次の世代へ
 〔banner ad 中園久太郎商店、水溜食品、後藤漬物〕
17.関西漬物協会 70周年記念式典 妙心寺で過去と未来思う
 〔banner ad 堺共同漬物、東乃匠、中田食品〕
18.漬物研究同志会 総会で宮尾茂雄氏が講演 研修会は10月前田食品へ
 〔banner ad 遠藤食品、前田食品工業 、丸越〕
19.業界人事
 ◎公益社団法人日本包装技術協会 2022年度役員を選任
 ◎井上梅干食品(和歌山県) 新社長に花村数夫氏
 ◎新進(東京都) 役員人事
 ◎三菱商事ライフサイエンス(東京都) 新役員体制を発表
 ◎塩事業センター 役員を選任
 ◎カネナカ食品工業(石川県) 新社長に中橋公輔氏
 ◎ヤマモリ(三重県) 三林圭介氏が新社長に就任
20.<リスパック>「現在の社会情勢と食生活の変化」アンケート調査
 〔banner ad 若菜、新進、しんざき、宝化成〕
21.流通3団体 6月度実績 既存店前年比は97.4% 惣菜が食品唯一の前年超え
 〔banner ad エムアンドアール、労働調査会、マルワ、カネジュウ食品〕
22.日本チェーンストア協会 6月度販売統計 内食化需要が減少
 〔banner ad 春月、山田酒造食品、塩野正市食品〕
23.日本百貨店協会 月次報告6月 売上高、入店客数とも4カ月連続プラス
 〔banner ad 長谷川醸造、勝僖梅、福梅、セキヤ食品工業〕
24.日本フランチャイズチェーン協会 コンビニ調査6月 来店客数が増加
 〔banner ad 十二堂えとや、道本食品、貝新物産、つけもと〕
25.日本ショッピングセンター協会 販売統計調査6月度 来館者増で売上伸ばす
 〔banner ad 東海漬物、神尾食品工業、サナス、タムラ食品〕
26.日本フードサービス協会 外食産業市場動向調査6月 「家族客」の客足好調
 〔banner ad オギハラ食品、田丸屋本店、上園食品、カカシ食研〕
27.食品需給研究センター 食品需給レポート2022年5月 漬物生産量▲2・0%減
 〔banner ad すが野、河野食品、中村産業、カメヤ食品〕
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国分首都圏 レトルトカレー2品を新発売 

 「エチオピア ビーフカリ―(中辛)」
神田「エチオピアのカリー」
 国分首都圏株式会社(物井敦社長、東京都中央区)は、有限会社エチオピア(鈴木堅司社長、東京都千代田区)監修のもと、株式会社キャニオンスパイス(辻田誉社長、大阪府泉南市)にて開発・製造のレトルトカレー2品、「エチオピア ビーフカリ―(中辛)」と「エチオピア チキンカリー(辛口)」を8月1日に発売開始する。
 カリーライス専門店「エチオピア」はカレー激戦地区として知られる東京神田エリアでカリスマ的な存在。全国からも多くのファンがその味を求め、連日行列が絶えない人気店として有名だ。
昭和63年の創業以来、美味しいカレーを作るためには妥協を許さない同店の公認を得て、このたび看板商品2品を発売する。
 「エチオピア チキンカリー(辛口)」
 お店の味そのままを再現することを目指し、店主にも常連客にも納得いただける商品として開発した。どこでも気軽に本格的なエチオピアカリーが楽しめる。
【商品概要】
◎「エチオピア ビーフカリ―(中辛)」▼内容量:200g▼賞味期間:24カ月▼希望小売価格:400円(税別)▼味わい: 国産ビーフの旨味と絶妙のスパイス配合が特長
◎「エチオピア チキンカリー(辛口)」▼内容量:200g▼賞味期間:24カ月▼希望小売価格:400円(税別)▼味わい:辛さだけではない爽やかなスパイス配合が特長


三井食品 三井食品フードショー2022

三井食品フードショー2022
商談する来場者

460社が出展、2500名が来場
 三井食品株式会社(柴田幸介社長、東京都港区)は、7月14日(木)、15日(金)に横浜市のパシフィコ横浜の展示ホールC・D(神奈川県)で、「三井食品フードショー2022」を開催し、メーカーが460社出展、計2500人が来場した。昨年より1割多い来場者数となった。
 三井食品の総合展示会「フードショー」として15回目を迎え、「明日(みらい)をつくる 食のチカラ」をテーマに、様々な食の力で、驚き、幸福、期待(ワクワク)、安心、感謝、感動、興奮、喜び、を提供し、「より良い未来を創る」企画・商品を提案した。
 「玄米粉を使用したオリジナルスイーツ」「健康に配慮した冷凍の幼児食」「国産原料、保存料・着色料不使用の冷凍・冷蔵のペットフード」などエシカル消費に対応した企画や製品、「ハートフル畑カレーうどん」「築地銀だこ」「ファッツェルチョコレート」「広島ハイボール濃いめ」など個性あふれるオリジナルの新製品提案のほか、460社の出展メーカーが多数の出品と試食・試飲を行った。

サミット 新宿中村屋とのコラボカレー

「中村屋 スパイス香るビーフカリー」
リンゴ、いちじく、マンゴー使用
 サミット株式会社(服部哲也社長、東京都杉並区)は、本格インドカリーのレトルトカレー「中村屋 スパイス香るビーフカリー」を7月9日に新発売した。家庭で本格スパイスの香り豊かな味わいを楽しんでもらえるよう、㈱中村屋がこだわりの高温焙煎したカリー粉と数種類の単体スパイスを使い、サミットのお客様のためだけに開発した商品。
 本商品は、昨年6月の発売以降、多くのお客様から好評を得ている「中村屋 スパイス香るチキンカリー」のシリーズ商品だ。ベースとなる「スパイス」と「たっぷりの玉ねぎ」はそのままに、リンゴ、いちじく、マンゴーなどの果実の割合を増やしている。
 「焼いた牛肉」の香ばしい風味を活かす新たなスパイスを使用することで、爽やかな香りとコクのある味わいに仕上がっている。ゴロっと大き目の牛肉とじゃがいもの具材感も堪能できる。
【中村屋 スパイス香るビーフカリー】
▼商品特徴:①香りたつスパイス(高温焙煎したカリー粉と数種類の単体スパイスで作った特製ルウを使用し、香り高いカリーソースに仕上げた)②たっぷり玉ねぎ(飴色になるまでじっくり炒め、自然な甘みとコクを引き出す)③濃厚なコク(リンゴ、いちじく、マンゴー使用)
▼発売日:2022年7月9日(土)▼取扱い店舗:サミットストア全120店舗


カスミ「茂原マーケットプレイス店」(千葉県茂原市)7月29日オープン

マルエツ 6月売上高実績 売上前年比95・6%

 株式会社マルエツ(古瀬良多社長、東京都豊島区)は2022年6月の月次売上高実績を7月15日付で次の通り発表した。
 【総売上高】306億6300万円、全店ベースでの前年同月比は95・6%、既存店ベースでは94・5%であった。
 部門別の詳細は、以下の通り。
 ▼食品=293億1800万円、前年同月比(全店ベース、以下同じ)は95・8%▼衣料品=2億3100万円、同94・4%▼住関連=10億4900万円、同93・8%▼その他=6500万円、同64・9%
 【売場面積】33万7568㎡、同100・8%
 【店舗数】303店、同101・1%


ガスト 土用の丑の日 「うなぎ丼」と「うなぎ丼ダブル」

うな丼ダブル
 株式会社すかいらーくレストランツ(大川原利明社長、東京都武蔵野市)が運営するガストでは、ふっくらやわらかに焼き上げたうなぎが楽しめる「うな丼」を販売している。
 ガストのうなぎのおすすめポイントは、
 ①うなぎタレにくぐらせてのじっくり3度焼き。ほどよく香ばしさを残したうなぎと、甘すぎずキレのある焼きダレが相性抜群。
 ②店内でもテイクアウトでも!こだわりのうなぎをお値打ち価格で提供
 店内飲食では「うな丼」に味噌汁と漬物が付いて1099円(税込1209円)、テイクアウトでは、999円(税込1079円)(※)と食事シーンにあわせて利用できる。
 うな丼ダブルは、味噌汁と漬物付きで1799円(税込1979円)、テイクアウトでは1599円(税込1727円)。
 【7月23日(土)と8月4日(木)は「土用の丑の日」】▼対象店舗:ガスト全店▼※一部店舗により販売有無、価格が異なる場合がある
 ※モーニング時間帯(10:30amまで)を除く
 ※テイクアウトに味噌汁は付きません
 

ファミリーマート ストアスタッフ給与前払いサービス「プリポケ」導入

日本アクセス 2023年3月期(第71期)第1四半期業績 前年比3.0%増

株式会社日本アクセス(佐々木淳一社長、東京都品川区)は25日、2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)を発表した。
売上高は、5429億9100万円で前年同期比3.0%増。営業利益は、45億9200万円で同14.0%増、経常利益は、47億2600万円で同12.5%増であった。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、27億9100万円で、同6.1%増であった。
連結財政状態は、総資産が5048億1600万円、純資産が678億1100万円、自己資本比率は12.9%であった。

日本アクセス HP

旭松食品 10月1日より価格改定 大豆相場ほか諸コスト上昇で

 【大阪支社】旭松食品株式会社(木下博隆社長、大阪市淀川区)は2022年10月1日(土)出荷分より 新あさひ豆腐製品の出荷価格を約5~15%引き上げる価格改定を実施する。
 価格改定の背景について、同社は次のように説明している。
「主原料である大豆相場の高騰は、昨年度から継続しており、加えて急激な円安が重なり、調達コストはさらに上昇しております。また、原油価格の高騰によるエネルギーコストの増加も著しく、その影響による物流コスト、資材コストも上昇しており、極めて厳しい状況となっております。当社と致しましては、企業努力だけではコスト上昇分を吸収することは非常に厳しく、今後も安心安全で安定した商品をお届けするために価格改定を実施させていただきます」


ハウス食品 チューブ入り調味料「ゆずペースト」と「きざみガリ風ペースト」発売

ハウス食品株式会社(工東正彦社長、東京本社=東京都千代田区)は、手軽に使えるチューブ入り調味料「ゆずペースト」と「きざみガリ風ペースト」を、8月15日からスーパーなどで発売します。“あると嬉しいけど使い切れずに余りがち”な生鮮薬味や漬物を、長期保存ができて使いやすいペースト状にすることで、料理のアレンジの幅を広げます。どちらも内容量38g。オープン価格(税別参考小売価格125円)。
■特徴
(1)「ゆずペースト」は、国産ゆず原料使用!すっきり爽やかな果汁とほんのり苦味のある皮をバランス良くブレンド。
(2)「きざみガリ風ペースト」は、甘酸っぱい味わいのガリの風味とほどよいきざみ食感を楽しめます。
■開発ストーリー
①【きっかけ】
「少ししか使わない生鮮薬味や漬物。あると嬉しいけど使いきれずいつも余らせてしまうから、買うのを悩んでしまう。」そんなお客様に対して、悩まずにおいしい食事を楽しんでほしい、と考えたことが開発のきっかけです。
②【ターゲット】
“そんなに量を使わない”、”忙しくて刻んだりする時間までかけられない”などの理由で、普段生鮮薬味や漬物を使うことを諦めてしまっている方々。
③【苦労した点】
 ◆「ゆずペースト」
ゆずは皮と果汁で特徴が大きく異なるため、どのような風味の“ゆずのペースト“が料理に使いやすいのか、時間をかけて方向性を決めました。お客様の実態を調査・分析した結果、すっきりとした果汁感がポイントであることが分かったため、ゆずの果汁を中心としてすっきりとした風味に仕上げました。さらに”ゆずらしい本格的な風味“を高めるために、アクセントとしてゆずの皮を加えてブレンド。その結果、ゆずの果汁のさわやかさと、ほんのり苦味の効いた皮の絶妙なバランスを見つけ出すことができました。
 ◆「きざみガリ風ペースト」
ガリは食感が特徴的ですが、のせたり混ぜたりして使うには、細かく刻むなどの手間がかかるという難点がありました。また、ガリを寿司料理だけでなく調味料としてさまざまな料理に使うシーンが増えていることを受け、多彩な用途に使いやすいペースト状のガリの開発をスタートしました。食感を感じられることと、使いやすいペーストにすることの両立に苦労しましたが、生姜の大きさやペーストの柔らかさなどに注目して試行錯誤を重ね、食感と使いやすさを兼ね備えた製品をつくることができました。
■ブランドの取り組み・展望
“自分で準備するのは大変だけど、あると嬉しい食材や薬味“を、いつでも手軽にお使いいただけるよう、今後も製品を展開してまいります。また、手軽に作れるおつまみレシピの提案なども検討しており、チューブ調味料の活用シーンを広げていきます。
■製品概要
 ●製品名/内容量:
 ゆずペースト/38g
 きざみガリ風ペースト/38g
 ●価格 :オープン価格(税別参考小売価格125円)
 ●発売日:2022年8月15日
 ●発売地区:全国

東京農工大学、野口酒造店と基本協定を締結 地域連携と産学連携の活性化へ

◆連携に関する問い合わせ◆
東京農工大学大学院 農学 研究院
生物生産科学 部門 教授
大川 泰一郎(おおかわ たいいちろう)
TEL/FAX 042 367 5 672
Email ookawa@cc.tuat.ac.jp

東京農工大学 HP

近大校友会食品支部 3年ぶりに総会対面で マッチング目的に66名集う

酒井支部長
李相談役
岡野顧問
松井副支部長
清水氏
 【大阪支社】近畿大学校友会食品支部(酒井恵二支部長)は19日、大阪市北区の大東洋で第10回総会を開催した。
 食品メーカーや原料商社、中外食業者、物流業者、機械メーカーなど「食」にまつわる様々な業種から計66名が参加し、ビジネスマッチングを目的として盛んに情報交換や企業PRが行われた。
 総会は松井義明副支部長(つけもと)の司会で進行。酒井支部長が「コロナや世界情勢は不安定な状況下だが、こうして総会を開催し、支部の目的であるビジネスマッチングの場を設けることができて嬉しい」と挨拶した。
 議事は昨年度の会計報告や事業報告、本年度の事業計画案などが上程され、いずれも原案通り承認された。昨年度は五島列島での研修旅行が実施された他、近畿大学在学生へ食材の無償提供を行った。本年度は例会を再開し、ビジネスマッチングを活性化していく方針である。
 研修会は、警察OBで株式会社PROROUND代表の西野勝弘氏(同支部相談役)が『反社勢力から会社を守る』と題して講演。
 反社勢力は一般企業を装っていることが多く、気づかないうちに関係を持ってしまうことがあると指摘。この対策として「平時から社内コンプライアンス教育をし、契約書等にも反社勢力排除条項を徹底すること。万一の際には会社全体で暴排の姿勢をはっきり示すこと、すぐに警察へ相談すること」と強調した。
 懇親会は、初代支部長である李忠儒相談役(日本東泉)の乾杯でスタート。李相談役は「当支部会員は128名と年々増えてきた。同じ近畿大学を卒業した者同士で安心してビジネスに取り組もうという思いが賛同いただけた表れだ。マッチングを増やして、将来は会員1000名を目指そう」と呼びかけた。
 懇親会では出席者による名刺交換が行われ、一人ずつ企業PRを行う時間も設けられた。
 この日唯一の在学生として参加した、農学研究科所属の清水和輝氏は「昆虫食」についてアピール。昆虫食はまだ嫌悪感を持つ人が多いが、栄養豊富で畜肉と比べて飼育時の環境負荷が非常に小さく、今後の食産業で重要な地位を占めるようになる可能性を紹介した。
 岡野邦男顧問(立花容器、直前支部長)は「当社製品の原料コストが大変高騰している。しかし今日様々な業界の方とお話しでき、新たなチャンスが見えてきたと感じた」と話した。
 松井副支部長は、自社が創業90周年を迎えたことや漬物が発酵食品として注目されていること、同支部でのマッチングにより台湾への輸出が始まったことを報告した。
 また高塚嵩博氏(高塚物産)が、塩蔵生姜の皮の有効活用について意見や協力を募るなど、具体的なマッチングの要望を示すアピールも見られた。
【2022(令和4)年6月26日第5097号6面】
3年ぶりに集った会員

三井食品工業 三井会総会開く 適正価格追求で盤石な経営

岩田社長
野﨑会長
上西副会長
講師の丹羽氏
三井食品工業社員らが壇上へ
交流増やし強みの相互理解を
 【大阪支社】株式会社三井食品工業(岩田浩行社長、愛知県一宮市)の取引先で構成する三井会(野﨑伸一会長)の定時総会が、名古屋市の木曽路瓦町店で開催された。
 開会冒頭、三井会初代会長で2年前に鬼籍に入った中田肇氏(中田食品)へ黙祷が捧げられた。
 続いて開会挨拶に立った野﨑会長は「3年ぶりの総会となった。新型コロナウイルスが落ち着きようやく経済も回復すると期待した矢先にロシアのウクライナ侵攻、資源高騰と、新たな課題が発生している。これを乗り越え、若い世代にとって魅力的な業界となるよう、三井会の皆様で団結して意気を合わせていこう」と力強く呼びかけた。
 議事に移ると野﨑会長が議長に就き、全3議案が滞りなく承認された。前期は総会を書面決議とし研修活動も中止したが、今期は総会を再開。研修会も秋に計画している。
 役員改選では、岩田社長が相談役に就任。岩田孝逸会長は顧問に就任した。また理事に竹内武史氏(竹内農産)が新任された。
 総会を終えて挨拶に立った岩田社長は「当社の7月決算は黒字で着地できそうだ。しかし昨今のインフレは我々のコントロールを遥かに超える規模となっており、このままでは来期以降の黒字継続は不可能となる。これまで『企業努力』と称して価格を抑えてきたが、今後はしっかり価格を見直し、盤石な経営体制を作ることが必要となる。それはつまり、三井会の皆様が安心してお取引できる会社になるということ」と発表。適正価格を追求していく方針を力強く示した。その上で「ライバル企業がたくさんある中、単なる値上げでは競争力を失ってしまう。これまで以上に、当社が皆様の商品の強みを理解し発信していくことが重要となる。コミュニケーションをどんどん増やし、強みを教えてほしい」と熱弁した。
 さらにこの日の会場であり、三井食品工業の取引先である木曽路についても触れ「木曽路様は野菜の産地や生産者にまつわる背景をお客様に伝えることで、他店との差別化に取り組まれている。こうした品質を大切にされる企業へ当社ならではの提案をしていきたい」と意気込みを見せた。
 続く講演会では、警察OBで危機管理アドバイザーの丹羽幸彦氏が「反社会的勢力にかかわるリスクと企業としての対応」の題目で登壇。丹羽氏は「反社勢力は一般企業を装うなど巧妙に近づいてくる。会社全体でコンプライアンス研修や暴排誓約を徹底するなど、日頃から意識を高めることが大切」と様々な実例を挙げながら解説した。
 講演会後、懇親会が開催され、上西宗市副会長(やまじょう)は「岩田社長の価格改定に関するお考えは私たちメーカーにとって心強いと同時に『値上げするなら本当に美味しいものを作りなさい』という激励の思いも受け取った」と話し乾杯。
 途中、三井食品工業の社員らが紹介されるなど和やかな雰囲気の懇親会となり、最後は長島久理事(長島漬物食品)が音頭を取って締め、閉会した。
【2022(令和4)年6月26日第5097号2面】

三井食品工業 HP

日本チェーンストア協会 令和4年6月度販売統計 内食化需要が減少

日本チェーンストア協会(小川信行会長)は7月22日、令和4年6月度チェーンストア販売統計を発表した。
日本チェーンストア協会 https://www.jcsa.gr.jp/

日本百貨店協会 月次報告6月 売上高、入店客数とも4カ月連続プラス

お問い合わせは、日本百貨店協会 橘・長柴 まで
TEL 03-3272-1666 ホームページアドレス http://www.depart.or.jp

日本フランチャイズチェーン協会 コンビニ調査6月 来店客数が増加

日本フランチャイズチェーン協会 https://www.jfa-fc.or.jp/

日本ショッピングセンター協会 販売統計調査6月度 来館者増で売上伸ばす

6月度の既存SC売上の前年同月比伸長率は、総合で+10.6%となった。
前年同月は、北海道、東京都、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、広島県、岡山県、福岡県が20日まで、沖縄県は月を通じて緊急事態宣言下となり、休業や時短営業の影響で売上が大きく落ち込んだ。当年は全国的に新型コロナウイルスの感染状況の落ち着きが見られ、イベントやセールの実施により来館者増で売上を伸ばしたSCが多かった。梅雨明けが早く気温が上昇したことで、衣料や雑貨などの夏物商材を求める動きが活発化した。観光立地のSCでは、前年と比較して修学旅行やシニア層の団体などの観光客の姿が多く見られたという声も聞かれた。2019年6月と比較すると、▲13.4%とコロナ禍前の水準は下回っているものの、前月に引き続き売上が回復傾向にあることが見てとれる。一方で、人出は戻ったが客単価が下がって売上が伸び悩んでいるSCも見られ、これは物価上昇による値上げの影響と思われる。
テナントは、前年同月比伸長率+13.6%となった。業種別に見ると、ファッションは梅雨明け後の気温の上昇により夏物衣料の売行きが好調だった一方、中国・上海のロックダウンの影響により、一部の衣料品に在庫不足が引き続き見られた。飲食は行動制限がなく外出需要が高まったことにより、特に昼の時間帯に客数増加が見られた。
キーテナントは、前年同月比伸長率+0.3%となった。前年同月は緊急事態宣言・まん延防止等重点措置(以下、宣言等)の発出による生活必需品の買い溜めが多かったが、当年はその特需の影響が薄まった。
日本ショッピングセンター協会 https://www.jcsc.or.jp/

日本フードサービス協会 外食産業市場動向調査6月

食品需給研究センター 食品需給レポート2022年5月

漬物生産量▲2・0%減 その他漬物は28・5%の増加
 一般社団法人食品需給研究センター(白須敏朗理事長)では、令和4年5月の「食品需給レポート」を発表した。

【加工食品の物価及び生産・販売動向】
 ◎卸売業と小売業の販売動向=食料・飲料卸売業の販売額指数は107・7で、対前年同月比6・3%増加した。飲食料品小売業の販売額指数は105・8で、同0・2%増加した。
 ◎スーパー(SM)、コンビニエンスストア(CVS)、百貨店の加工食品の販売動向=SMは127・5で対前年同月比▲1・7%減少、CVSは107・7で2・3%増加、百貨店は69・8で20・9%増加した。
 ◎飲食料品の企業物価指数は105・9で、前年比3・7%上昇。消費者物価指数(食料〔生鮮食品を除く〕)は102・6で、同2・6%上昇した。

【食品製造業の生産動向】
 ◎農産食料品=野菜・果実漬物の生産量は、対前年同月比▲2・0%とわずかに減少した。これは、酢漬類(18・4%)、浅漬類(1・7%)、糠漬類(13・4%)、粕漬類(4・1%)及びその他の漬物(28・5%)は増加したものの、塩漬類(▲4・1%)、醤油漬類(▲11・8%)及びみそ漬類(▲5・4%)が減少したことによる。
 ◎製穀粉・同加工品=上新粉の生産量は33・5%と大幅に増加。一方、新規米粉の生産量は▲9・0%と減少した。食パンの小麦粉使用料は▲8・8%と減少した。
 生めん類の小麦粉使用量は、対前年同月比▲2・8%とわずかに減少した。これは、中華めん(ゆで)及び日本そば(ゆで)は増加したものの、うどん(生、ゆで)、中華めん(生、餃子等皮類)及び日本そば(生)が減少したことによる。
 即席めん類のうち、袋めんの小麦粉使用料は▲6・7%と減少。一方、カップ麺は17・9%と大幅に増加した。
 ◎調味料=味噌の5月の生産量は、1・4%と増加。これは、麦みそは減少したものの、米みそ、豆みそ及び調合みそが増加したことによる。醤油の4月の生産量は、▲5・0%とやや減少した。
 ◎調理食品=無菌包装米飯の5月の生産量は、9・3%と増加。冷凍米飯も12・1%と増加した。
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東京都台東区浅草橋5-9-4 MSビル2F

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