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関連資材機器・原料トピックス2024

奥村商事 「UVCシステム」でウイルス除去

空調機内のステリルエアー殺菌灯
高出力紫外線発生装置「B-ZONE」
空気清浄装置「UVCエアステリライザー」
 奥村商事合資会社(奥村勝代表社員、愛知県名古屋市南区大堀町)は、食品加工・包装機械をはじめとする、食品に関する資材・機器の総合商社として知られる。
 同社ではパンデミック対策として有効な「ステリルエアーUVC(紫外線)システム」を提案している。「ステリルエアー高出力UVC」は、微生物のDNAとRNAを破壊することによって複製を阻止。あらゆるウイルスに対して効果を発揮する。
 これらウイルスの飛沫核であるバイオエアロゾルは、空気の流れと湿度に応じて、数時間または数日間空中に漂う可能性がある。また、空調機内部の熱交換器(冷却コイル)がUVCで処理されていないと、ウイルスが冷却コイル上で増殖するバイオフィルムに入り込み変異する可能性もある。
 「ステリルエアーUVC(紫外線)システム」で使用するUVスペクトルのC波長は253・7nmで、これは微生物のDNAを標的とし、細胞を破壊して複製を不可能にする。冷却コイルまたはドレンパンに向けられたUVCエネルギーは、湿気のある環境で増殖する微生物の集合体であるバイオフィルムを破壊する。
 バイオフィルムは空調システム内部に広く存在し、室内空気質(IAQ)と空調システムの運用上の問題を引き起こす。UVCは同時に空調システムを循環する空気中のウイルスやバクテリアを殺菌する。
 最も効果的な微生物制御のためにステリルエアー殺菌灯は冷却コイルの下流側かつドレンパンの上に設置する。この方法を取ればダクト内に単純に殺菌灯を設置するよりも効果的にバイオフィルムと微生物の制御が可能となる。ステリルエアーUVCは汚染物質の発生源・増殖減(冷却コイルとドレンパン)に直接照射され、表面微生物(バイオフィルム)の殺菌洗浄と空中浮遊微生物の破壊を同時に行う。空調システム内の空気の再循環によって微生物が何度もUVC照射される時間が生まれ、大量の空中浮遊微生物に対して作用できる仕組み。ステリルエアー(米国カリフォルニア州バーバンク市)は、1995年に本設置方法の特許を取得している。
 また、様々な場所で使用可能な高出力紫外線発生装置「B‐ZONE」は、紫外線を直接照射するのではなく、殺菌灯・ファンを内蔵した装置にて室内の空気を循環させながら除菌。病院や学校、食品工場など、幅広い分野でIAQの向上を図る。
 ウイルス、カビ、細菌、花粉に効く空気清浄装置「UVCエアステリライザー」は、人が密集する空間での科学的・心理的安全対策として未知のウイルスに対しての不安を解消する。
 これらの製品を組み合わせたり、システム化することでより高い効果が期待できる。注文や問い合わせは同社(本社代表=052‐822‐8855)まで。
 UVC装置メーカー:日本法人ステリルエアージャパン株式会社(山口雅樹代表)TEL052‐799‐4890
【2024(令和6)年5月21日第5163号8面】

奥村商事合資会社 052-822-8855

味の素 「アロマックスⓇ」 にんにくBooster

 信頼性の高い調味料を幅広く展開している味の素株式会社(藤江太郎社長、東京都中央区)は様々なラインナップとお客様の課題に応えるアプリケーションを保有。その中でも高く評価されているのが、にんにくの風味・呈味をバランス良く自然に増強する『「アロマックスⓇ」にんにくBooster』だ。
 にんにくの風味・呈味を効かせたおいしさづくりににんにく原料の使用は不可欠だが、天然物のため原料産地や収穫品によってブレが生じ、仕上がりの品質が安定しないという課題もある。
 にんにくも他の野菜と同様に収穫量や品質によって価格の変動がある中で、主産地である中国ではここ数年、高値安定の状況が続いている。今後についても中国に関連する国際情勢の影響が出てくる可能性もあり、原料供給は不透明な状況となっている。近年は人件費や資材、副資材などの製造コストに加え、海上輸送運賃も上昇しており、輸入量の多いにんにく原料の代替えニーズが高まる傾向にある。
 にんにくを増やさずに風味・呈味のみの付与を目的とした場合、既存の一般的な酵母エキスを使用すると中味の厚みや後味の余韻は補うことができても先味の華やかな風味や辛みの再現は困難だった。一方、香料製剤では先味の風味はカバーできても中味、後味については難点があった。
 『「アロマックスⓇ」にんにくBooster』は、にんにくの特性である先味の華やかな風味、中味の厚み・旨味、風味の余韻・辛みである風味・呈味をバランスよく増強することを可能にした。
 皮むきにんにくの価格高騰に伴い、ペーストやパウダー原料も連動して高騰する中で、にんにく原料の一部代替によるコスト削減といった課題解決の役割も果たす。同社ではキムチの調味液や各種調味料、タレなどに利用できる調味料として積極的な提案を行っている。
 同商品はにんにく原料不使用のため、商品自体ににんにくの香りや味は無い。その中で同社独自素材により、にんにく原料が有する風味・呈味を自然に増強できる点が特長だ。
 原料のキーパーツにはにんにく・タマネギ等に含まれているコク味成分「グルタチオン」を多く含んだ酵母エキスが使用されており、これがにんにくに近い呈味の厚み・伸びを発現することができ、同社独自素材である「酵母エキス発酵調味料」が先味の華やかなにんにく風味の増強を可能にしている。性状は粉末で、添加率は喫食時に0・1%~0・5%。食品への添加物表示事項(例)は調味料(アミノ酸)で、荷姿は1㎏×10となっている。
 その他、これまでになかった液体かつお調味料「調味ベースかつおGA<極厚>」、どっしり感で勝負する粉体鰹節調味料「調味ベースどっしり鰹だし」、国産昆布から同社独自の製法によって昆布に含まれる成分を抽出した「調味ベースこんぶH」など、用途によって特徴を出せる調味料は広く利用され、高く評価されている。
【2024(令和6)年5月21日第5163号11面】

味の素

<田丸屋本店> 「見る工場」リニューアル 体験型の見学通路新設

望月社長
後藤氏
古野氏
わさび田の映像を360度で再現
資料展示の見学通路
わさびのモニュメント
幻想的な照明
 株式会社田丸屋本店(望月啓行社長、静岡市葵区)では「見る工場 STEP IN たまるや」(静岡市駿河区下川原5‐34‐20)の見学通路を30年ぶりに大改装し、今月よりリニューアルオープン。11日に「新見る工場」のお披露目を兼ねたオープンレセプションを開催した。
 今回は、わさびの魅力をより感じてもらえる〝新空間〟を含めた体験型の見学通路に改装。プロジェクションマッピングや、鏡と提灯風の照明を活用したイマーシブ空間を新設した。
 レセプションでは、同社総務部庶務労務課長代理の北川知恵氏の司会で開会。挨拶に立った望月社長は、「1990年代に観光スポットを作りたいと〝見る工場〟を手掛け、その役割を果たせていると思う。しかし、30年前とは時代が変わり、大勢での移動ではなく個人で計画を立てる旅行スタイルに変化してきた。そのような変化を捉え、今回のリニューアルでは〝メッセージを共有できる〟見学通路にしようというコンセプトで進めてきた」と今回のリニューアルの趣旨を説明。「静岡はわさびの育つ環境があり、その環境を守ることの大切さを訪れた皆さんにも理解してもらい、思い出と共に持って帰っていただきたいと思う」と静岡とわさびへの想いを語った。
 続いて、プロジェクションマッピングを担当した株式会社リバティーみらい部取締役部長の後藤理佐氏が挨拶。「見学通路の廊下という狭い空間に、360度のわさび田を再現するチャレンジをさせてもらった。臨場感のある映像で、わさび田の美しさを再現できたと思う」と語った。
 見学通路のデザインを担当した有限会社橋本夕紀夫デザインスタジオの古野清也氏は「わさびの素晴らしさを表現できる空間を作るよう努力した。ぜひ、来た人に楽しんでいってもらいたい」と語った。
 望月社長の案内で新しくなった通路を見学。充てん作業を行っている工場内をぐるりと囲むようにできている見学通路では、わさびの歴史、わさびと唐辛子の違い、田丸屋の社史などの資料が展示されている。
 わさびの辛味成分を感じることができる体験室に続いて、わさび田の映像や大正時代の街並みをCGで再現したプロジェクションマッピングのイマーシブ空間では、5分間の映像を観ることができる。
 また、鏡と提灯風の照明を活用した部屋では、静岡大成高校放送部の協力による録音音源も流れ、幻想的なイメージが作り出されている。
 見学は予約不要、入場無料で、営業時間は9時~17時(隣接直営売店は19時まで営業)。
【2024(令和6)年4月21日第5160号1面】

田丸屋本店 HP
http://www.tamaruya.co.jp/

<リスパック(岐阜県)> 春の展示商談会を開催 バイオ素材で新製品展示

リスパック展示会の会場
数多くの新容器を提案
オススメ新商品「バイオよろず箱」
関西工場の紹介コーナー
 リスパック株式会社(大松栄太社長、岐阜県岐阜市)は9日~10日、TRC東京流通センター(東京都大田区)で、春の展示商談会「リスパックNEXT 2024 SPRING」を開催した。
 この展示商談会は、2月の仙台を皮切りに、名古屋、広島、大阪、岡山、福岡、東京、札幌で開催。「『箱の力』でミライを変える」をテーマに、植物由来の「バイオマスプラスチック」製品を中心に、次世代まで使い続けられるプラスチック製品を提案した。
 会場は提案する新商品を中心に番号順で回ることができ、通路も広くとった見やすい展示。中でも今回一番のオススメ新商品は「バイオよろず箱」で、鮮魚惣菜、精肉惣菜、冷惣菜の他、漬物などの日配商品などのおつまみ系メニューに最適。液体の多いメニュー、具材が大きいメニューにも安心の万能容器である。
 「バイオリーフボール」は、サラダやパスタ、冷麺など具材を分けて入れられる中皿付き。中皿が安定してズレにくく、盛り付けや輸送時の作業負荷が軽減されている。
 「バイオ彩菜」は、何にでもマッチするシンプルな形状と柄で、和洋中のメニューを彩る新冷惣菜容器。横陳列、縦陳列でも脚部を細くすることでラベルを底面まで貼りやすくした。
 その他、弁当用の「バイオマウント」、冷し麺専用の「バイオバッチリ」、寿司盛り用「バイオきわ盛」、惣菜業界史上最薄の「バイオリデュー」、業界初となるバイオOPS素材採用で耐熱容器初のオールバイオ容器「バイオビオル」など、目新しい商品が数多く展示された。
 なお同社は今月、関西工場(兵庫県加西市)が稼働。CO2を吸収する植物原料を使用する「バイオマスプラスチック」を製造する次世代型パッケージ工場で、総工費180億円をかけて新設した。これで関西3大都市圏を中心に、西日本エリアを広範囲にカバーする体制が整った。
【2024(令和6)年4月21日第5160号5面】

リスパック HP
https://www.risupack.co.jp/index.php

<味の素> 2050年見据えた戦略 IRセミナーで経営の進化示す

藤江社長
 味の素株式会社(藤江太郎社長、東京都中央区)は3月27日、オンラインでIRセミナーを開催した。
 最初に藤江社長が登壇し、同社の歩むべき道について説明。「2050年を見据えた、味の素グループにとっての重要事項を踏まえ、無形資産の強化を通じてASV経営をより進化させていく。その中で、アミノサイエンスⓇをベースとしたポジティブインパクトを生み出す取組がすでに加速している。一方で今後は、ネガティブインパクトの低減を着実に推進しながら、ポジティブインパクトの創出拡大を目指し、飛躍的・継続的な企業価値向上に挑戦し続ける」と語った。
 続いて、森島千佳執行役常務が登壇した。味の素が米国の調査会社ギャラップ社と連携してグローバルに実施した調査結果(2022年)によると、「調理を楽しむ人、共食が多い人」はウェルビーイング(個人や社会の良い状態)をより強く実感することが分かった。
 調理を楽しんだ人は、調理を楽しまなかった・調理しなかった人と比べ、ウェルビーイング実感が1・2倍高い。ウェルビーイングを実感する割合は「共食頻度が4日以上」の人は、「共食頻度が0日」の人より1・6倍高くなる。
 今後、オックスフォード大学とも連携しながら、食がウェルビーイングへ貢献することをオーソライズし、研究の更なる認知拡大に努めていく。
 健康・栄養の取組としては、料理版の栄養プロファイリングシステム「ANPS‐D(THE AJINOMOTO GROUP NUTRIENT PROFILING SYSTEM)」の開発に成功している。地域の食文化を考慮した栄養価値の高いメニュー・レシピの開発推進が可能で、調理後のメニューでの栄養評価ができる。
 「メニュー分類」「モデル献立」「栄養素寄与率」等を考察し、栄養素目標値設定・栄養スコアをアルゴリズムで処理し、表示させる技術だ(2022年論文発表)。従来は原則、製品単体の評価しか行えなかったため、大きな進展を見せている。
 その他、アミノサイエンスⓇによる先進医療へのソリューション提供・価値創出、電子材料を通じたスマートソサイエティ進化への貢献などについても紹介し、IRセミナーを締めくくった。
【2024(令和6)年4月21日第5160号5面】
  
味の素 HP

丸越 ハマキョウレックスへ物流委託  工場隣に物流拠点稼働

みよし第3センター
丸越専用エリアを視察
厳かに執り行われた竣工式
野田社長(左)と大須賀会長
 【大阪支社】株式会社丸越(野田明孝社長、愛知県名古屋市)は6月1日より、本社併設の物流センターを閉鎖し、3PL(サードパーティーロジスティクス)を専門とする株式会社ハマキョウレックス(大須賀秀徳社長、静岡県浜松市)への業務委託を開始する。
 4月3日には、丸越の子会社である株式会社香味小夜子三好工場(みよし市)の西隣に竣工された、ハマキョウレックスの「みよし第3センター」の竣工式が執り行われた。
 野田社長は「現本社・物流センターは稼働51年を迎え老朽化、耐震性の課題を抱えていた。3年ほど前から物流拠点の移転を検討していたところ、三好工場に隣接した土地で、物流のプロであるハマキョウレックス様への業務委託という案を頂いたのは奇跡的なタイミングだった。ハマキョウレックス様の物流網、デジタル管理、完璧な温度管理により当社商品はより美味しく安全に、より多くのお客様のもとへ届けられるようになる」と物流拠点の完成に声を弾ませた。
 また、これを機に三好工場内に新オフィスを増設。丸越の本社勤務だった営業部門、サポート部門などの社員を三好オフィス勤務とする。製配一体の体制を整えて効率的な運営を目指していく。
 「みよし第3センター」1階の常温倉庫部分の床面積は約1609㎡(約487坪)、低温倉庫部分は同約1140㎡(約345坪)で、ここに丸越専用エリアを確保し、香味小夜子工場から直結の通路を設置する。製造後、時間を置かず、外気や日光に触れずに倉庫へ移すことが可能となる。
 竣工式ではまず厳かに神事が執り行われ、土地の神へ工事が無事に終わったことを報告。このセンターが末永く堅牢、安泰であることを祈願した。
 続いて挨拶に立ったハマキョウレックス代表取締役会長の大須賀正孝氏は「荷主である丸越様や、地域の方々、設計、施工、多くの関係者の力添えでこの日を迎えることができ、ありがたく思っている」と感謝の言葉を述べた。
 野田社長は、ハマキョウレックスとの共存共栄を願い、「当社にとって待ちに待った、工場隣接の物流拠点。今年で創業110年目を迎えるが、この節目を機に心新たに漬物づくりへ邁進していく」と意気込みを語った。
【2024(令和6)年4月11日第5159号8面】

ハマキョウレックス https://www.hamakyorex.co.jp/

ハイテクプラスアルファ(群馬県) 「飲料用青汁粉末」で特許取得

青葉粉末㊤、高麗人参粉末㊧、シルクパウダー㊨
特許証
 株式会社ハイテクプラスアルファ(櫻井光一社長、群馬県邑楽郡邑楽町)は令和5年12月6日、「飲料用青汁粉末」で特許を取得した(特許第7398063号)。
 同社が開発した飲料用青汁粉末は、従来の青汁に高麗人参と地元群馬県の特産品である蚕が作る繭の粉末(シルクパウダー)を配合しているところがポイント。
 国産5種(大葉若菜・ケール・緑茶・明日葉・桑の葉)の青葉を使用した青汁に、古来より不老長寿の漢方薬として珍重されてきた高麗人参パウダー、必須アミノ酸を含む18種類のアミノ酸で構成されたシルクパウダーをブレンド。まろやかでお茶のように美味しく、3種類の素材成分の相乗効果が健康維持につながる新しい青汁粉末を開発した。
 開発過程においては、試行錯誤の上、配合比率を調整し、健康性や味わいの面で最も優れた配合をつきとめた。特許取得まで6年2カ月という長い審査期間を経てようやく特許取得に至った。
 今回特許を取得した青汁粉末は、水やお茶、牛乳に加えて飲料用として使用するだけでなく、様々な食品にブレンドして商品化することも可能。うどん、パスタ、そば、こんにゃく、パン、ご飯、まんじゅう、アイスクリームといった幅広い食品に使用すれば、健康性を付与した商品が開発できる。
 ハイテクプラスアルファでは、「飲料用青汁粉末」の特許権使用を希望する会社に、使用権を許諾する用意があり、同社では、「特許使用を希望する方は、電話・FAX・メール・郵便にて、ご連絡いただければ相談に応じます」としている。
 なお同社では過去に、櫻井社長の発明により、コンピュータ音センサー機能付き玩具、空き缶・ペットボトル・瓶のリサイクル処理機バーコード読込処理システム、太陽光追尾システムといった様々なヒット商品を世に送り出している。
【2024(令和6)年4月11日第5159号8面】

日本包装 技術協会「TOKYO PACK2024」 食品分野の出展社を募集

森長実行委員長
 「TOKYO PACK 2024」(主催:公益社団法人日本包装技術協会)の記者発表会が21日、東京都中央区の日本包装技術協会会議室で行われた。今回で30回目の節目となる同展示会は10月23日~25日に東京ビッグサイト東ホールにて開催される。
 「世界が驚く包装イノベーションを!‐TOKYO PACKから世界へ‐」を開催テーマとして、森長祐二実行委員長(DIC株式会社)をはじめとした実行委員の下、現在開催への準備が進められている。
 記者発表会では、日本包装技術協会専務理事の園山洋一氏が主催者を代表して挨拶。「“TOKYO PACK”は、1966年に第一回が開催されて以来、隔年で開催されており今年で30回目を迎える。近年、東京五輪による開催遅延や、コロナ禍による開催制限があったが、次回は6年ぶりに通常開催を目指している」と開催に向けた抱負を語った。
園山専務理事
 同展示会は、様々な業界で活躍する包装資材・容器、包装機械を中心に、調達から生産、物流、販売、商品、廃棄・リサイクルに至るまでのあらゆる分野を網羅した世界有数の国際総合包装展。日本が世界に誇る「環境」「機能」「先端技術」「印刷技術」の4つのキーワードを推奨テーマとして設定し、世界最高水準にある技術を同展示会から世界へ発信する情報のプラットフォームを目指す。
 また「TOKYO PACK」主催者の日本包装技術協会と「JAPAN PACK」主催者の日本包装機械工業会は、両展の出展勧誘並びに来場動員に向けて相互支援を行っている。 今回は、株式会社フジキカイ、大森機械工業株式会社、ゼネラルパッカー株式会社が実に44年ぶりに「TOKYO PACK」へ出展することが決定。
 2月14日現在の出展規模は、318社・団体、1741小間となっており、募集定数の約8割に達していることから、申込締切(5月10日)を前に、4月中に定数に達することが予想されている。
 展示会事務局では、「総合包装展として、バランスのとれた出展構成を目指しており、他の出展分類と比較し申込みが少ない食品・医薬品・クリーン関連機材、次世代テクノロジー、包装・物流ソリューションの分野の出展社を募集しています。出展をご検討されている場合は、是非お早めに申込をご検討ください」としている。
【2024(令和6)年2月21日第5154号5面】

TOKYO PACK 2024

ifⅰaJAPAN2024 5月20日から3日間開催

楠八重社長
 株式会社食品化学新聞社(楠八重政明社長、東京都千代田区)は19日、東京都千代田区の日本教育会館で「ifⅰa JAPAN 2024(第29回国際食品素材/添加物展・会議)・HFE JAPAN 2024(第22回ヘルスフードエキスポ)の開催と概要を発表した。
 会期は5月22日から24日の3日間で、会場は東京ビッグサイト南1~4ホール。出展者数は約380社、小間数は約480小間(想定)、来場者は3万人を見込んでいる。
 テーマは「新しいお!が見つかる」。昨年の来場者が見つけた「効率的な生産ができる食品添加物・素材」、「製品価値を向上させる原料」、「ビジネスチャンス」、「研究開発のきっかけ」といった、様々な「お!」がレベルアップし、また多くの新しい出展者、製品、技術も加わった。食品産業が抱える課題解決のための素材や技術が集結し、様々なニーズに対応する。
 主催する食品化学新聞社の楠八重社長は、「昨年は南1、2ホールで開催し、出展は満杯の状況だった。そのため、今回は規模を拡大し、南ホール全館を使用する。小間数は昨年比で30%増の申し込みをいただいている。特に中国からの出展が増加しており、昨年は約40小間だったが、今回は70小間を超える。中国は景気が悪いと言われているが、日本市場を重視していることがうかがえる」と期待を込めた。
ifⅰa JAPAN2024のポスター
 主催者企画として新たに「機能性表示食品開発パビリオン」を設け、機能性表示食品の原料をはじめ、分析、評価、認証の企業など、機能性表示食品開発に必要な技術が集結。パビリオン内には特設のセミナー会場や相談コーナーを設け、機能性表示食品に係る最新の情報を発信する。
 また、昨年立ち上がった十文字学園女子大学食品開発学科とのコラボ企画「目指せ!NewProducts」では、今年は「柚雪(ゆずマシュマロ)」、「米粉クレープ」、「マドレーヌ」を試食予定。素材提供スポンサーの出展者とともに開発を進めている。その他、2024年は日本食品化学学会30周年記念学術総会も会場内で行われ、学会の一般向けセミナーや企業展示・プレゼンが来場者向けにも実施される。
【2024(令和6)年2月21日第5154号5面】

ifⅰa JAPAN 2024 https://www.ifiajapan.com/

兵庫農水センター イカナゴ資源は最低水準 持続的な漁業へ取組訴える

 【大阪支社】兵庫県立農林水産技術総合センターは19日、令和6年漁期イカナゴシンコ(新子)漁況予報を発表した。事前調査で産卵親魚の量、稚仔の分布量とも低水準であった昨年を大きく下回っていることから、2017年漁期以降の不漁年の中でも最も厳しい漁模様と予想した。
 「イカナゴの資源量は近年でも最低の水準であり、危機的な状況であることから、将来にわたって持続的な漁獲を目指していくためには、イカナゴ資源を最大限残すことを考慮した取組が必要」と訴える。
 産卵親魚の調査は播磨灘北東部の鹿ノ瀬で文鎮漕ぎによる採集調査を実施。この結果、1曳当たりの採集尾数は、昨年の半数以下である11・3尾で、平年を大きく下回った。
 また稚仔の調査は3海域で表層から底層までの往復傾斜曳きを実施。その結果、
平均採集尾数は、播磨灘が0・3尾(昨年:1・7尾)、大阪湾が0・4尾(同:2・2尾)、紀伊水道が0・1尾(同:0・6尾)と昨年を大きく下回り、2017年以降続く不漁年の中でも最低水準となった。
 兵庫県での漁獲量は平成28年までは1万トンを上回っていたが、その翌年に1001トンと急減して以降低水準で推移し、昨年は1209トンだった。
【2024(令和6)年2月21日第5154号5面】

味の素 「アロマックスⓇ」 にんにくBooster

 信頼性の高い調味料を幅広く展開している味の素株式会社(藤江太郎社長、東京都中央区)は様々なラインナップとお客様の課題に応えるアプリケーションを保有。その中でも高く評価されているのが、にんにくの風味・呈味をバランス良く自然に増強する『「アロマックスⓇ」にんにくBooster』だ。
 にんにくの風味・呈味を効かせたおいしさづくりににんにく原料の使用は不可欠だが、天然物のため原料産地や収穫品によってブレが生じ、仕上がりの品質が安定しないという課題もある。にんにくも他の野菜と同様に収穫量や品質によって価格の変動がある中で、主産地である中国では今年の春も投機が入って価格が上昇するなど、ここ数年は高値安定の状況が続いている。今後も中国に関連する国際情勢の影響が出てくる可能性もあり、原料供給は不透明な状況となっている。近年は人件費や資材、副資材などの製造コストに加え、海上輸送運賃も上昇しており、輸入量の多いにんにく原料の代替えニーズが高まる傾向にある。
 にんにくを増やさずに風味・呈味のみの付与を目的とした場合、既存の一般的な酵母エキスを使用すると中味の厚みや後味の余韻は補うことができても先味の華やかな風味や辛みの再現は困難だった。一方、香料製剤では先味の風味はカバーできても中味、後味については難点があった。
 『「アロマックスⓇ」にんにくBooster』は、にんにくの特性である先味の華やかな風味、中味の厚み・旨味、風味の余韻・辛みである風味・呈味をバランスよく増強することを可能にした。
 皮むきにんにくの価格高騰に伴い、ペーストやパウダー原料も連動して高騰する中で、にんにく原料の一部代替によるコスト削減といった課題解決の役割も果たす。同社ではキムチの調味液や各種調味料、タレなどに利用できる調味料として積極的な提案を行っている。同商品はにんにく原料不使用のため、商品自体ににんにくの香りや味は無い。その中で同社独自素材により、にんにく原料が有する風味・呈味を自然に増強できる点が特長だ。
 原料のキーパーツにはにんにく・タマネギ等に含まれているコク味成分「グルタチオン」を多く含んだ酵母エキスが使用されており、これがにんにくに近い呈味の厚み・伸びを発現することができ、同社独自素材である「酵母エキス発酵調味料」が先味の華やかなにんにく風味の増強を可能にしている。性状は粉末で、添加率は喫食時に0・1%~0・5%。食品への添加物表示事項(例)は調味料(アミノ酸)で、荷姿は1㎏×10となっている。
 その他、これまでになかった液体かつお調味料「調味ベースかつおGA<極厚>」、どっしり感で勝負する粉体鰹節調味料「調味ベースどっしり鰹だし」、国産昆布から同社独自の製法によって昆布に含まれる成分を抽出した「調味ベースこんぶH」など、用途によって特徴を出せる調味料は広く利用され、高く評価されている。
【2024(令和6)年2月11日第5153号12面】

味の素

奥村商事(愛知県) 空気清浄装置「UVCエアステリライザー」

空調機内のステリルエアー殺菌灯
高出力紫外線発生装置「B-ZONE」
空気清浄装置「UVCエアステリライザー」
 奥村商事合資会社(奥村勝代表社員、愛知県名古屋市南区大堀町)は、食品加工・包装機械をはじめとする、食品に関する資材・機器の総合商社として知られる。
 同社ではパンデミック対策として有効な「ステリルエアーUVC(紫外線)システム」を提案している。「ステリルエアー高出力UVC」は、微生物のDNAとRNAを破壊することによって複製を阻止。あらゆるウイルスに対して効果を発揮する。
 これらウイルスの飛沫核であるバイオエアロゾルは、空気の流れと湿度に応じて、数時間または数日間空中に漂う可能性がある。また、空調機内部の熱交換器(冷却コイル)がUVCで処理されていないと、ウイルスが冷却コイル上で増殖するバイオフィルムに入り込み変異する可能性もある。
 「ステリルエアーUVC(紫外線)システム」で使用するUVスペクトルのC波長は253・7nmで、これは微生物のDNAを標的とし、細胞を破壊して複製を不可能にする。冷却コイルまたはドレンパンに向けられたUVCエネルギーは、湿気のある環境で増殖する微生物の集合体であるバイオフィルムを破壊する。
 バイオフィルムは空調システム内部に広く存在し、室内空気質(IAQ)と空調システムの運用上の問題を引き起こす。UVCは同時に空調システムを循環する空気中のウイルスやバクテリアを殺菌する。
 最も効果的な微生物制御のためにステリルエアー殺菌灯は冷却コイルの下流側かつドレンパンの上に設置する。この方法を取ればダクト内に単純に殺菌灯を設置するよりも効果的にバイオフィルムと微生物の制御が可能となる。ステリルエアーUVCは汚染物質の発生源・増殖減(冷却コイルとドレンパン)に直接照射され、表面微生物(バイオフィルム)の殺菌洗浄と空中浮遊微生物の破壊を同時に行う。空調システム内の空気の再循環によって微生物が何度もUVC照射される時間が生まれ、大量の空中浮遊微生物に対して作用できる仕組み。ステリルエアー(米国カリフォルニア州バーバンク市)は、1995年に本設置方法の特許を取得している。
 また、様々な場所で使用可能な高出力紫外線発生装置「B‐ZONE」は、紫外線を直接照射するのではなく、殺菌灯・ファンを内蔵した装置にて室内の空気を循環させながら除菌。病院や学校、食品工場など、幅広い分野でIAQの向上を図る。
 ウイルス、カビ、細菌、花粉に効く空気清浄装置「UVCエアステリライザー」は、人が密集する空間での科学的・心理的安全対策として未知のウイルスに対しての不安を解消する。
 これらの製品を組み合わせたり、システム化することでより高い効果が期待できる。注文や問い合わせは同社(本社代表=052‐822‐8855)まで。
 UVC装置メーカー:日本法人ステリルエアージャパン株式会社(山口雅樹代表)TEL052‐799‐4890
【2024(令和6)年1月11日第5150号11面】

<味の素> 事業説明会で成長戦略語る 強みを活かして飛躍的成長へ

藤江社長
 味の素株式会社(藤江太郎社長、東京都中央区)は昨年12月4日、事業説明会をオンライン併用で開催し、藤江社長を始めとする役員が、自社の成長戦略について、説明を行った。
 同社の今後の成長戦略で掲げるのは、「フード&ウェルネス」「ヘルスケア」「グリーン」「ICT」の4分野で、アミノサイエンスⓇの強みを活かしながらの、飛躍的成長を目指している。
 「フード&ウェルネス」分野では、2024年4月からの、BtoB事業とBtoC事業を一体化させた組織再編と、DtoC事業の組織新設を検討しており、事業連携スキームを立てている。今まで縦割りであった販売チャネル指揮系統の見直しを図る狙いだ。
 また、各国の事業を強化していく一方で、特定の国だけで販売していた商品を、別の地域へ展開する試みを加速させる。具体的には、欧米で成長軌道に乗る冷凍食品を、東南アジアやラテンアメリカでもニーズをつかめると見て、展開していく。
 ウェルネス向上の取組としては、「食と健康」領域のサービスを提供する企業として、教育や介護、スポーツといった異業種パートナー企業との連携も強めていく。
 「ヘルスケア」分野は、既存の化粧品や再生医療に加え、次世代事業として遺伝子治療にもチャレンジしている段階だ。
 同社は昨年11月、米国の遺伝子治療薬CDMOであるForge Biologics社を約828億円で買収した。
 遺伝子治療に関して豊富な知見を持つ「人材」、優れた「事業性」、確かな「技術」に価値を見出し、同社のアミノサイエンスⓇ技術とのシナジーを期待しての買収となった。
 「グリーン」分野については、アミノサイエンスⓇを活用したグリーンフード(プラントベース等)とアグリ(農業支援)事業を推進し、2030年に売上1000億規模の事業構築を目指す。
 すでにプラントベース食品では、発芽豆由来の植物肉の開発・製造に取り組んでいる。同社の成長加速は日々増している。
【2024(令和6)年1月1日第5149号14面】

味の素
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