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全国水産加工たべもの展 2022

受賞一覧

全国水産加工たべもの展2022 表彰式・審査講評

 「第66回全国水産加工たべもの展」の表彰式が5月23日、大阪キャッスルホテルで執り行われた。今回のたべもの展には、全国から913品もの出品があり、各賞受賞者は既報の通り。本紙5月16日号と公式SNS「おいしい新聞 食料新聞社®」で、その注目商品を紹介している。
 審査は学識経験者や消費者団体、栄養士会、水産関係団体や大阪府水産課などにより行われた。食味はもちろんのこと地域性やデザインなど商品性全般を審査対象としている。
 表彰式は、たべもの展運営事務局を務めた廣川昌平氏(大阪府調理食品協同組合副理事長)による司会で進行。初めに、山田裕一郎運営委員長(大調食理事長)が挨拶に立つと「たべもの展は昭和26年『水産加工たべもの展』として、水産加工品の振興と啓発を目的にスタートした。近年は水産物が減少し、また新型コロナウイルスなど厳しい環境となっているが、たべもの展が業界の活性化となり、皆様の励みとなれば幸い」と挨拶した。
 続いて審査委員長の塚正泰之氏(近畿大学農学部教授)が、審査講評を発表。「ハイレベルな出品ばかりで審査に悩まされた。伝統的な食品に新しい切り口を取り入れたものが多く、今後の展開に期待している」と述べた(講評全文は食料新聞電子版に掲載)。
 各賞の表彰状授与式が行われた後は、受賞者代表として加工昆布部門で「KONPARI」が農林水産大臣賞を受賞した株式会社山石(広島県)の山本修社長が登壇した。山本社長は「歴史あるたべもの展で受賞でき光栄。本品は出汁昆布には不向きとされる薄い昆布を用い、地元尾道で盛んなイカ天製造の技術を応用して開発したもの」と資源の有効活用や地域性に富んだ商品であることを紹介。そして「食は万人の喜びであり、健康の基礎となるもの。これを機にさらなる精進を積んでいきたい」と締めくくった。表彰式後には懇親会も催された。山田委員長は「たべもの展に参加する4団体は同じ水産加工品を扱う仲間。これを機に交流を深めて欲しい」と呼びかけた通り、活発に意見交換が交わされていた。
【2022(令和4)年6月1日第5095号4面】

おいしい新聞 食料新聞社®
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第66回全国水産加工たべもの展 913品から受賞作決定

塚正審査委員長
山田理事長
廣川副理事長
感染対策のため着座で試食審査
学識者や一次生産者らが審査
 【大阪支社】第66回全国水産加工たべもの展の最終審査が3月23日、大阪キャッスルホテルにて開催された。
 応募総数は913品と全国から自慢の水産加工品が集い、厳正な審査の下、各賞作品が決定された。
 最高位の農林水産大臣賞を受賞したのは4品。水産ねり製品部門から『トリュフチョコみたいなさつま揚げ「クラシック」8個入り』(魚万商店・奈良県)、水産物つくだ煮部門から『珠あゆ甘露煮』(山本、大阪府)、加工昆布から『KONPARI』(山石、広島県)、節類から『枯鰹本節血合い抜き削』(松村、東京都)が受賞した。
 今回の応募数は水産ねり製品が115品、水産物つくだ煮が321品、加工昆布が302品、節類が175品の合計913品。この中から一次審査・二次審査を突破した81品が最終審査に残った。
 最終審査の審査委員は、学識者や一次生産者、行政関係者らの他、たべもの展の運営を務めた大阪府調理食品協同組合、日本昆布協会、大蒲水産加工業協同組合、大阪鰹節類商工業協同組合の代表者らが務めた。審査委員長には近畿大学農学部教授の塚正泰之氏が就き、食味の良さは勿論のこと、外観や地域性、健康性、市場性など多様な角度から審査を行った。
 審査は大調食の廣川昌平副理事長による司会進行の下進められた。新型コロナウイルス感染防止のため、審査員同士が接触しないよう試食は着座で行うなど例年にない進行となった。
 運営代表として挨拶に立った大調食の山田裕一郎理事長は「前回開催から2年間ずっとコロナに苦しめられたが、その間、各社は商品開発に努められてきた。たべもの展が業界の励みになることを願っている」と話し、塚正審査委員長は「たべもの展は長い歴史を持つ審査会で、各社最高の技術を投じた作品で応募されている。それに応えられるよう、あらゆる角度から審査を行う」と語った。
 表彰式は5月23日、大阪キャッスルホテルでの開催を予定している。受賞作品一覧は9面掲載。本紙では5月11日号で、受賞作品特集を企画している。
【2022(令和4)年4月11日号1、9面】

大阪府調理食品協同組合 HP
珠あゆ甘露煮
KONPARI
トリュフチョコみたいなさつま揚げ「クラシック」8個入り
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