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食料新聞デジタル2022年9月30日号

INDEX

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【INDEX】(29項目)
1.総務省・経産省 経済センサス調査概要版を発表 5年に一度の包括的工業統計
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2.農林水産省 “飼料価格高騰” 緊急対策事業を実施
 〔banner ad 保土谷化学工業、白雪食品、マルワ〕
 〔banner ad 九州農産、機設、クレオ、厚生産業〕
7.小売・流通 「おせち」予約受付開始、メニューイベント企画
 ◎マルエツ おせちの予約受付を開始
 ◎日本アクセス 乾物おせちメニュー企画を実施
 〔banner ad 春月、しんざき、塩野正市食品、勝僖梅〕
8. ファミリーマート プラ製フォークの提供を取りやめ
 〔banner ad 霧島農産、上沖産業、有坂食品〕
9.9月23日 西九州新幹線が開業 佐賀・武雄温泉と長崎を結ぶ
 〔banner ad 大平食品、十二堂えとや、河野食品、ファルベン〕
10.国分首都圏 酒類の専門店「EXIVIN 」オープン
 〔banner ad 中田食品、水溜食品、三井食品工業、若菜〕
 〔banner ad 日本東泉、伊藤食品、上園食品、後藤漬物〕
14.タニタ 金芽米「タニタこまち」の販売開始
 〔banner ad 中村産業、川津食品、タムラ食品、カカシ食研〕
15.オタフクソース お好み焼きアンケートレポート2022
 〔banner ad 宝化成、チヨダ、大薗漬物店、ミノカン〕
16.赤穂化成  おいしい軟水「ゆらりきらり」新発売
 〔banner ad 天塩、関東農産、山重、かねぶん梅屋〕
17.リンガーハット 創業60周年記念キャンペーン第四弾
 〔banner ad 前田食品工業、寿食品、中園久太郎商店〕
18.全日本漬物協同組合連合会 静岡で技能評価試験
 〔banner ad 野崎漬物、秋本食品、菅野漬物食品、長島漬物食品〕
19.全国調理食品工業協同組合 近畿ブロック会 北海道研修で昆布漁視察
 〔banner ad 落合一郎商店、日本海水、熊川食料工業〕
20.全国調理食品工業協同組合 東日本ブロック会 展示会で佃煮・煮豆販売
 〔banner adカネツジ、ブンセン、雄勝野きむらや、国城産業〕
21.調理食品青年交流会 豊橋で3年ぶりに開催
 〔banner ad 平松食品、濱金商店、サラヤ〕
22.業界人事
 〔banner ad 東京にいたか屋、貝新物産、セキヤ食品工業、カネジュウ食品〕
25.日本百貨店協会 月次報告8月 売上前年比26.1%増 高齢層で外出自粛も
 〔banner ad 伊勢惣、伊那食品、マルハチ、タカハシ〕
26.日本フランチャイズチェーン協会 コンビニ調査8月 売上4.8%増 客単価は2.4%アップ
 〔banner ad やまへい、堺共同漬物、遠藤食品〕
27.日本ショッピングセンター協会 販売統計調査8月度 帰省や旅行客増加 飲食テナント好調に
 〔banner ad 丸越、東乃匠、山田酒造食品〕
28.日本フードサービス協会 外食産業市場動向調査8月 平日と夜の客足鈍いまま 前年比では18%増
 〔banner ad 谷口醸造、長谷川醸造、オギハラ食品、つけもと〕
29.食品需給研究センター 食品需給レポート7月 漬物生産量は前年並み 酢漬類19・4%と大幅増に
 〔banner ad道本食品、サナス、SONO、岡矢食品〕

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タニタ 金芽米「タニタこまち」の販売開始

 金芽米 タニタこまち
  健康総合企業の株式会社タニタ(谷田千里社長、東京都板橋区前野)は、は同社の国内生産拠点である秋田工場が所在する秋田県大仙市産「あきたこまち」の新米を東洋ライス株式会社(雜賀慶二社長、東京都中央区)が開発した独自の精米技術で「金芽米」に加工し、「金芽米 タニタこまち」として、タニタオンラインショップで9月20日予約販売を開始した。
 本商品は、同社が契約をしている大仙市の生産者が有機質肥料で育てた単一農家米を玄米の栄養を残した「金芽米」に加工している。
内容量は5キログラムで、価格は3000円(税込)。数量、期間ともに限定販売で、9月20日14時から予約受付を開始。発送時期は10月、11月、12月の中から指定でき、最終分となる12月分の受付締切は、12月12日12時。
 「金芽米」は、通常の精米時に糠(ぬか)とともに取り去られてしまう「亜糊粉層(あこふんそう)」を独自の精米技術によって残した無洗米である。これにより、通常の白米に比べて、ビタミンB1が約7倍、食物繊維が約1・8倍、オリゴ糖は約12倍含まれており、栄養価が高いのが特徴だ。
 また、亜糊粉層に多く含まれている酵素が炊飯時にでんぷん層を分解することで、良質な甘み・旨みを生み出す。さらに、亜糊粉層は水分を多く吸収するため、炊き上がった際に米1粒1粒がふっくらとふくらむ。少ないお米でいつもと同じ量のごはんが炊けるため、通常の白ごはんと比較してカロリー約17%、糖質約14%のカットを実現した。
 ■タニタこまち特設サイトは →こちらから

国分首都圏 酒類の専門店「EXIVIN 」オープン

EXIVIN 西武池袋本店
国分首都圏株式会社(物井敦社長、東京都中央区)は、西武池袋本店地下2階に、酒類の専門店「EXIVIN 」(エクシヴァン)を9月22日にオープンした。
①目的
国分首都圏は、西武池袋本店の酒類売り場改装に伴い、ワールドリカー専門店(輸入ワイン・洋酒専門店)を出店した。直接、生活者に食と酒のマッチングを伝え、食の楽しさを広く提案することで、食のマーケティングカンパニーの実現を目指す。
②店舗名
EXIVIN 西武池袋本店
③店舗コンセプト
 「最高の1本。最高のサービス。最高の場所。」
ターミナルに隣接し、トレンドの発信地でもある百貨店で、商品だけでなく、最高のおもてなしと、その気持ちをカタチに変えて演出する。幅広い品ぞろえに加え、ソムリエが店内に常駐し、食と酒のマッチングや贈答などの悩みにも応える。
④店舗開設日
2022年9月22日(木)
⑤店舗概要
住所:東京都豊島区南池袋1ー28ー1 西武池袋本店 西武食品館 地下2階
電話:03(5924)6111
営業時間:10:00~21:00(日・祝休日10:00~20:00)
※営業時間・休業日は施設の営業に準じる
取扱い商品:輸入ワイン、洋酒、リキュール、缶つまほか
店舗面積:72㎡
霧島農産(宮崎県)

赤穂化成  おいしい軟水「ゆらりきらり」新発売

おいしい軟水「ゆらりきらり」
赤穂化成株式会社(池上良成社長、兵庫県赤穂市)は、10月3日より、国産の海洋深層水100%を使用した飲み心地の良いお水「ゆらりきらり」を西日本のスーパーをはじめ、オンラインで新発売する。おいしさを追求しているため、目覚めの一杯やお風呂上がりの一杯、スポーツや仕事のお供など、様々な場面で楽しめる。
また、パッケージは海の中のワンシーンを切り取ったような世界観の手書き風デザインに仕上げている。 海洋深層水とは、世界を循環している光が届かない水深200m以深の、水温が急に冷たくなっている層にある海水のことをいう。深層水は、表層水と混じり合うことがないため極めて清浄で、マグネシウムやカルシウムをはじめとする多種類のミネラルを含むことが大きな特徴。
高知県室戸沖には世界的にも貴重な海洋深層水が湧き昇る湧昇域があり、1985年に科学技術庁(現:文科省)より、モデル海域に指定されました。「ゆらりきらり」は大自然が広がる室戸岬の当社事業所で、室戸沖2200m、水深344mから取水している。
<海洋深層水の3つの特性>
①清浄性
海洋深層水は、産業排水や生活排水の影響をほとんど受けないことや、植物プランクトンによる光合成が行われないため高い清浄性を保っている。
②ミネラル特性
海洋深層水には、マグネシウム・カルシウム・カリウムといった、私たちの健康に大切なミネラルが含まれている。
③低温安定性
光の届かない層にある海洋深層水は、年間を通じて温度が低く一定で、ミネラル成分などの水質変化もなく、常に安定している。
<商品特徴>
①クリーンな室戸海洋深層水100%の軟水
美味しさを求めたやさしい飲み心地の水なので、カラダにすっとなじむ感覚で、お目覚めの一杯や仕事のお供にも最適。
②海を想起させるパッケージデザイン
パッケージは海の中のワンシーンを切り取ったような世界観の手書き風デザインに仕上げた。
③気になる塩分をカット
海洋深層水から塩分を抜き、硬度10に調整した飲みやすいお水。
HP:https://web.ako-kasei.co.jp/PR/yurarikirari/

9月23日 西九州新幹線が開業 佐賀・武雄温泉と長崎を結ぶ

JR九州 西九州新幹線「かもめ」出発!『はしれ、ぜんぶ乗せて。』篇 60秒CM
 9月23日、佐賀・武雄温泉と長崎を結ぶ、「西九州新幹線」が開業した。
 西九州新幹線は、福岡市・博多駅と長崎市・長崎駅とを結ぶ143kmの新幹線ルート。23日の開業時には、長崎〜武雄温泉間がフル規格新幹線となり、武雄温泉〜博多間は在来線特急で運行され、武雄温泉駅の同じホームで乗り換える対面乗換方式(リレー方式)が採用されている。
 現行の在来線特急では、博多―長崎間は1時間50分(平均2時間)かかっていたが、今回の開業により最短約1時間20分でアクセスできるようになった。将来的に未整備区間の武雄温泉~新鳥栖間がフル規格で整備されると、博多―長崎間は約51分で結ばれる。また、長崎―広島間は約1時間54分、長崎―新大阪間は約3時間15分、乗り換え不要で行けるようになる。
 途中駅となる新大村、諫早や終点の長崎駅周辺では、新幹線開業によるまちづくりや振興策を進めており、商業施設の新設も予定されている。本紙関連業界でも商圏の広がりや、観光客の増加によるお土産需要の伸長などに期待がかかる。

ファミリーマート プラ製フォークの提供を取りやめ

 株式会社ファミリーマート(細見研介社長、東京都港区)は、プラスチック使用量の削減を目的に、店頭でのプラスチック製フォークの提供を10月4日から、全国のファミリーマート約1万6600店で原則取りやめる。
 フォークを希望する客には、原則フォークの代わりに、竹箸を提供。なお、スプーンについてはこれまでと同様、希望する客には持ち手に穴を空けた軽量化スプーンの提供を継続する。
 今回の取組により、竹箸などの代替品への移行や、消費者のマイカトラリー利用促進が進めば、プラスチック使用量は年間で約250トン削減される見込み。
 なお、箸に不慣れな外国人や、フォークを必要とする小さな子ども、障がいを持ちフォークを希望する客などについては、希望に応じてフォークの提供を継続する。
 同社では、今年4月のプラスチック資源循環促進法の施行を受け、3月に都内10店舗でプラスチック製フォークの配布取りやめの実証実験を実施した。店舗オペレーションや売上への影響、来店客からの声などを検証した結果、大きな問題もなかった。また、客からも「環境にとって良い取組である」などの好意的な意見も多数あり、今回の取組の実施を決定した。
 2020年2月には、環境に関する中長期的目標「ファミマecoビジョン2050」を策定。持続可能な社会の実現に貢献するため、2030年及び2050年に向けた中長期目標を設定し、「温室効果ガス(CO排出量)の削減」、「プラスチック対策」、「食品ロスの削減」の3つのテーマにおいて取組を進めている。

マルエツ おせちの予約受付を開始

 株式会社マルエツ(古瀬良多社長、東京都豊島区)は9月24日より、「おせち」の予約受付を302店舗とインターネット販売「ふれあいショッピング」で開始した。
 桜もち豚を使った角煮、丹波種の黒豆、脂がのった高級な鰤など、こだわりの食材がたっぷり入った自信作、「輝(かがやき)」をはじめ、人気ナンバー1のおせち「翔鶴(しょうかく)」、京都伏見に店を構える料亭で、和風の妙味を詰め合せた「京都料亭みのり竹林」など、こだわりのおせちを種類豊富に取り揃えた。
 さらに、年末年始の食卓を彩る「お刺身」「お寿司」などの関連商品も多数用意した。
 インターネット販売では、「PayPayモール店」、「楽天市場店」で、カタログ掲載おせち26品目、インターネット販売専用おせち9品目(宅配エリア:関東1都6県・山梨県限定)を品揃えしている。

日本アクセス 乾物おせちメニュー企画を実施

 株式会社日本アクセス(佐々木淳一社長、東京都品川区)は、おせち商材の販売支援として、新しいおせちメニューを紹介する乾物売場の企画『実際に食べて選びました!乾物おせちレシピおとなが選んだTOP5&こどもが選んだTOP5』を実施する。
 本企画は2020年からスタートした同社オリジナルの乾物おせち企画。今年で3回目を迎え、内容を新たにパワーアップした企画として展開していく。また、乾物を日常使いしない若い世代も多いため、この機会に乾物を“見て”“食べて”もらい、子どもたちに”乾物のおいしさ”を知ってもらうことも本企画のポイント。
 後世に残していきたい大切な日本の伝統食である「おせち料理」と「乾物」。この企画を通して子ども達に“伝えて、つなぎ”、乾物市場を盛り上げる。
 お正月こそ家族揃って同じものを食べて新年を迎えたいが、やはり「おとな」と「こども」では味の好みが違うもの。そこで今年は、NBメーカー各社が渾身のレシピを考案。メイン食材は『黒豆・田作り・栗きんとん・昆布・椎茸・高野豆腐・松前漬け』を使用する。
 おとな向け・こども向けの計約50レシピから料理好き親子30組(計60名以上)が試食審査し真剣にジャッジ。『おとなが選んだTOP5』『こどもが選んだTOP5』を決定し、家族みんなで楽しめる乾物おせちレシピを発表する。
 さらにさまざまな販促物を用意して売場を盛り上げ、メニュー提案を行う。販促物やレシピブックにつけたQRコードから、特設サイトにアクセスすることでWEB上でもレシピを確認できる。

マルエツ 「板橋南町店」オープン キムチ中心に韓国食材を展開

日配品の商材
 株式会社マルエツ(古瀬良多社長、東京都豊島区)は8日、東京都板橋区に「マルエツ板橋南町店」をオープンした。
 「池袋店」の閉店から2年6ヵ月、装いも新たに客のニーズやマーケットの環境変化に対応し、デジタル化への取組やリアル店舗ならではの強みを活かした、客の困りごとを解決する店として、「板橋南町店」が誕生する。
 「鮮度」「商品との出会い」「ストレスゼロ」「繋がり」といった4つの価値を提供することにより、客が笑顔になれる、またサステナブルな社会の実現に貢献でき、地域に親しまれる店づくりを目指す。
 日配食品では、キムチの品揃えを中心に、韓国食材コーナーを展開。また人気のキンパ、「太っちょマカロン」をはじめとした冷凍食品も幅広く品揃え。全国の有名餃子や、有名チェーン店人気メニューの冷凍食品も集合展開する。
 また、こだわりの豆腐として、相模屋の手作り豆腐「豆腐工房おかべの郷」を同店限定・数量限定で品揃えする。
 惣菜では、鮮魚や精肉で販売している生鮮素材を活用し、出来たてを提供。豊洲市場直送の生魚の塩焼きや、店内パン粉付けした「生アジフライ」、旬の野菜の天ぷらなど、種類豊富な品揃えで販売する。
マルエツ板橋南町店(イメージ)
【店舗概要】
 ①店舗名称 マルエツ板橋南町店店
 ②オープン日時 2022年9月8日午前9時
 ③住所東京都板橋区南町21番1号
 ④電話番号03-3972-3670
 ⑤売場面積1319㎡(399坪)
 ⑥建物構造鉄骨・鉄筋コンクリート造/地上2階地下1階建
 ⑦店長名 後藤寿史(ごとうひさし)
 ⑧従業員数86名(8時間換算)
 ⑨年商目標21・2億円
 ⑩営業時間9時~23時
 ⑪取扱品目 青果・精肉・鮮魚・惣菜・ベーカリー・日配食品・一般食品・日用雑貨
 ⑫駐車場226台(共用)
 ⑬駐輪場545台(共用)
 ⑭テナント ドラッグストア「どらっぐぱぱす」、クリーニング「きょくとう」

リンガーハット 創業60周年記念キャンペーン第四弾

株式会社リンガーハット(佐々野諸延社長兼CEO、東京都品川区)は、2022年7月22日にグループ創業60周年を迎えた。感謝の気持ちを込めた創業60周年記念キャンペーン第四弾として、10月1日より全国の「リンガーハット」「濵かつ」「とんかつ大學」の店舗を利用した客を対象に、期間中に使える「100円引きレシートクーポン」をプレゼントする。
【2022(令和4)年食料新聞デジタル9月30日号】

リンガーハット HP
中園久太郎商店(鹿児島県)

カスミ 新店オープンと移動スーパー運行開始

「カスミ大網店」(千葉県大網白里市)をオープン

株式会社カスミ(山本慎一郎社長、茨城県つくば市)は9月16日、千葉県大網白里市に「カスミ大網店」をオープンした。
1975年に千葉県内にカスミ湖北店を出店してから47年。千葉県内に40店舗目の出店をすることとなった。同店は、株式会社ハヤシ(林洋平社長、千葉県茂原市)が営業していた「フードプラザハヤシ大網店」をカスミが借り受け、地域生活者の食のライフラインを守り、従業員の雇用を維持するため、カスミの店舗としてオープンした。
地域ニーズにあった品揃えと、ライフスタイルに応える、豊かで楽しい日常の食生活を提案し、地域で一番愛されるお店づくりに努める。
同店のオープンにより、カスミの店舗数は千葉県40店、茨城県108店、埼玉県33店、栃木県7店、群馬県4店、東京都2店、合計194店舗となった。

カスミ 茨城県石岡市で「移動スーパー」運行開始

カスミ 石岡市移動スーパー 運行スケジュール →こちらから

吉野家・ヤマト運輸 外販流通で事業提携

3つの温度帯物流を一元化
 株式会社吉野家(河村泰貴社長、東京都中央区)とヤマト運輸株式会社(長尾裕社長、東京都中央区)は吉野家の直販・卸向け外販事業における流通スキーム再構築に向けた合意書を、12日に締結した。
 「冷凍牛丼の具」をはじめとする吉野家の個食用冷凍食品の保管から発送までをヤマト運輸の3温度帯(常温・冷蔵・冷凍)物流ネットワーク上に一元化することで、オペレーションを効率化し出荷キャパシティを拡大するとともに、サプライチェーン全体における温室効果ガス排出量を削減する。
 吉野家公式通販ショップを含む直販サイト全5店舗では、8月17日から本スキームにて運用を開始しており、卸向けについては2023年2月から運用開始予定。
 吉野家は1899年の創業で、店舗の拡大とともに家庭用の「冷凍牛丼の具」を1993年から発売し、卸向けに外販事業を開始。2013年からは、初の直販サイトとなる吉野家公式通販ショップを開設し、主力商品である「冷凍牛丼の具」や非常用保存食「缶飯牛丼」、特定健康保健用食品「トク牛」など全79品を販売している。
冷凍牛丼の具(左)と缶飯牛丼
 コロナやライフスタイルの変化によって中食需要は高まっており、2021年度における吉野家の外販事業売上は2018年度比の2倍となった。これまで同社は直販・卸部門ごとに委託業者を選定し、物流管理を行ってきたが、70種類以上にのぼる複数温度帯の商品管理やセット組(複数商品の組み合わせ作業)など、増加するニーズに迅速に対応するため、流通スキームの効率化が大きな課題となっていた。
 ヤマト運輸は、取引先のサプライチェーンを上流から下流までトータルに支援するため、全国の拠点と輸配送ネットワークのシームレスな結合や、デジタル情報の可視化を通じて、在庫の適正化やスピード納品、輸配送コストの削減など、顧客企業の経営に資するビジネスパートナーを目指している。
 今回、両社は高まる中食需要に対応し、個食用冷凍食品の出荷キャパシティをさらに拡大するため、外販事業における流通スキームを見直し、持続可能なサプライチェーンを構築することとなった。

日本チェーンストア協会 8月度販売統計 食料品は前年比97.1% 惣菜は昨年並維持

日本チェーンストア協会(小川信行会長)は9月22日、令和4年8月度チェーンストア販売統計を発表した。
日本チェーンストア協会 https://www.jcsa.gr.jp/

日本百貨店協会 月次報告8月 売上前年比26.1%増 高齢層で外出自粛も

お問い合わせは、日本百貨店協会 橘・長柴 まで
TEL 03-3272-1666 ホームページアドレス http://www.depart.or.jp

日本フランチャイズチェーン協会 コンビニ調査8月 売上4.8%増 客単価は2.4%アップ

日本フランチャイズチェーン協会 https://www.jfa-fc.or.jp/

日本ショッピングセンター協会 販売統計調査8月度 帰省や旅行客増加 飲食テナント好調

8月度の既存SC売上の前年同月比伸長率は、総合で+15.8%となった。
前年同月は全国的に緊急事態宣言やまん延防止等重点措置(以下、宣言等)が発出され、休業や時短営業の影響を受けたが、当年は宣言等が発出されない3年振りの夏休みとなり、前年に比べ帰省客や旅行客の来館が増えたSCが多かった。また、販促イベントなどを実施したSCも多く、来館者数増加に寄与した。
2019年と比較すると▲16.1%となり、7月の▲10.7%からは▲5.4ポイントとマイナス幅が大きくなった。これは同年8月に消費税増税前の駆け込み需要があり、その反動減によるものである。
テナントは、前年同月比伸長率+19.0%となった。業種別に見ると、3年振りの行動制限のない夏休みで帰省客や旅行客が来館したことにより、飲食が好調となった。また、ファッションは下旬頃から秋物衣料が立ち上がり、高稼働した。
キーテナントは、前年同月比伸長率+4.1%となった。中心地域・大都市は百貨店での売上が牽引した一方、外出機会が増えたことにより内食需要が減少し、スーパーは売上が低調だった。
日本ショッピングセンター協会 https://www.jcsc.or.jp/

日本フードサービス協会 外食産業市場動向調査8月 平日と夜の客足鈍いまま

食品需給研究センター 食品需給レポート2022年7月

漬物生産量は前年並み 酢漬類19・4%と大幅増に
 一般社団法人食品需給研究センター(白須敏朗理事長)では、令和4年7月の「食品需給レポート」を発表した。
【加工食品の物価及び生産・販売動向】
 ◎卸売業と小売業の販売動向=食料・飲料卸売業の販売額指数は109・3で、対前年同月比5・6%増加した。飲食料品小売業の販売額指数は、107・0で前年並みだった。
 ◎スーパー(SM)、コンビニエンスストア(CVS)、百貨店の加工食品の販売動向=SMは130・5で対前年同月比1・5%増加、CVSは117・4で▲1・8%減少、百貨店は96・2で▲0・8%減少した。

【食品製造業の生産動向】
 ◎農産食料品
 野菜・果実漬物の生産量は、対前年同月比0・2%と前年並みとなった。これは、醤油漬類(▲11・4%)、粕漬類(▲4・6%)及びみそ漬類(▲17・7%)は減少したものの、酢漬類(19・4%)、浅漬類(11・6%)、糠漬類(12・8%)及びその他の漬物(13・9%)が増加したことによる。
 上新粉の生産量は、対前年同月比0・6%と前年並み。新規米粉の生産量は、対前年同月比4・1%とやや増加した。
 生めん類の小麦粉使用量は、対前年同月比▲7・8%と減少。これは、日本そば(生)は増加したものの、うどん(生、ゆで)、中華めん(生、ゆで、餃子等皮類)及び日本そば(ゆで)が減少したことによる。
◎調味料=味噌の7月の生産量は、▲5・1%と減少。これは、調合みそは増加したものの、米みそ、麦みそ及び豆みそが減少したことによる。醤油の6月の生産量は、2・7%とわずかに増加した。
 ◎調理食品=無菌包装米飯の7月の生産量は、5・3%とやや増加。冷凍米飯も、2・2%とわずかに増加した
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