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漬物グランプリ2019

漬物グランプリ2019 審査結果発表

GPに「国産塩だし生姜」
レベル高く審査が拮抗
全日本漬物協同組合連合会(野﨑伸一会長)主催の「漬物グランプリ2019」(後援:農林水産省)の決勝大会が2019年4月27日、東京ビッグサイト西4ホール(第12回ホビークッキングフェア2019内特設会場)で開催された。
全国から104作品の応募があった法人の部では、グランプリ(農林水産大臣賞)はすが野(栃木県)の「国産塩だし生姜」、準グランプリ(農林水産省食料産業局長賞)は三奥屋(山形県)の「トマトマジェール」、一般審査特別賞は丸越(愛知県)の「長いもバジル」がそれぞれ受賞した。
また、審査が拮抗したため今回に限り急遽〝審査員特別賞〟が設けられ、本長の(山形県)「蔵王クリームチーズ粕漬(黒)」に授与された。
46作品の応募があった個人の部では、菊池真捺氏(岩手県)「琴畑かぶの山葡萄漬け」がグランプリに輝いた。表彰式では法人の部のグランプリ・準グランプリのプレゼンターを農林水産省食料産業局食品製造課長の東野昭浩氏が務めた。
個人の部の審査員を務めた全漬連の野﨑会長は「今年4回目を迎えた漬物グランプリは年々参加者と来場者が増え、盛り上がっている。全漬連としては漬物のPRと需要拡大を図る大きな事業の一つ。これからも、もっと充実を図っていきたい」と関係各位への協力を求めた。また「個人の部で高校生や大学生の応募が増えたことは大変ありがたく、嬉しく思う。法人の部もレベルが高く、業界を挙げて取り組んでいる結果が出ている」と述べた。
審査委員長を務めた宮尾茂雄氏(東京家政大学教授)は、「法人・個人ともレベルが上がっており、甲乙付け難かった。決勝に残ったものを見ると、チーズやピクルスが増えた。漬物という伝統食品の中で、現代のトレンドに合わせた作品が増えてきたと言える」と総評を述べた。
なお会場では、ホビークッキングフェア開催の25~27日にかけて、全漬連や協賛企業がブースを出展。全国の漬物の試食・販売(一部商品のみ)を行った全漬連ブースは、会場の入口すぐ右側という好立地に恵まれ、普段あまり口にできない漬物を試食できるとあって連日行列が途切れないほどの賑わいぶりを見せた。年に一度の〝漬物の祭典〟に相応しい3日間であった。
【2019年4月29日第4976号1面】
 
全日本漬物協同組合連合会 http://www.tsukemono-japan.org/
グランプリ
すが野「国産塩だし生姜」
準グランプリ
三奥屋「トマトマジェール」
一般審査特別賞
丸越「長いもバジル」
 
審査員特別賞
本長「蔵王クリームチーズ粕漬(黒)」
野﨑会長
 
東野課長
行列が途切れない全漬連の試食コーナー
来場者による法人の部一般審査の様子
法人の部の受賞者と審査員で記念撮影
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