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こんにゃく 商材・企業紹介2020

 

北野谷商店(栃木県)

北野谷商店(栃木県)
 
神々の蒟蒻
 
日光杉並木こんにゃく
   
大正7年創業の有限会社北野谷商店(北野谷佳孝社長、栃木県日光市)は、素材を生かす伝統製法によってこだわりのこんにゃく、ところてんを製造販売している。
2年前に創業100周年を迎えた5代目の北野谷社長は、「歴史や伝統を前面に押し出してブランド化することは手っ取り早くできるかもしれないが、新しい発想で商品を作りたかった」という思いを胸に自社製品並びに日光のこんにゃく製品のブランド化を目指して商品開発に着手。試行錯誤を繰り返し、昨年10月10日に新ブランド「KITANOYA 5LAB.」の第1弾商品として北関東3県が舞台となる神話にちなんだ「神々の蒟蒻」を完成、発売をスタートした。
栃木県日光市の戦場ヶ原は、神々の戦いの舞台となったことから名付けられたとされている。大昔、下野国(今の栃木県)の二荒神(男体山)と上野国(今の群馬県)の赤城神(赤城山)が中禅寺湖をめぐる領土争いで、それぞれ大蛇と大ムカデに化けて戦った。勝敗が決まらない中、鹿島明神(茨城県)から助言を受けた二荒神が弓の名手である猿丸の助けを得て勝利する、という神話がある。
北野谷社長は、「会社の強みと弱みを考えた。強みは伝統、知識、日光という立地。弱点は大手との価格競争には勝てないということ。こんにゃくは付加価値を付けることが難しい食品だが、北関東3県の原料を使用した神話にちなんで作った商品を新しいブランド商品として提案していきたい」と強みを生かして商品開発を行った経緯を説明した。
単県の原料を使用するのではなく、神々が棲まう栃木、群馬、茨城の3県の最高級レベルのこんにゃく精粉を使用しているため、従来のこんにゃく製品とは異なる「フワフワ」とした食感が特徴だ。
製法にもこだわり、主流の充填式製法ではなく、伝統的なバタ練り製法を採用。固すぎず柔らかすぎないこんにゃく本来の食感と調理時の味しみの良さを実現した。バタ練り製法は、こんにゃくの主成分であるマンナン繊維を切り過ぎず、不均一な気泡が練り込まれるため、噛んだ時にただ固いだけではない「グニグニ」とした食感になる。また、その気泡により、こんにゃく断面の表面積が広くなるため、調理時の味しみがぐっと良くなる。神々が棲まう北関東×日光の老舗が生んだ〝未知なる食感〟が魅力だ。
また、同じくバタ練り製法で作られた「日光杉並木こんにゃく」と、粉末寒天を一切使わず国産天草のみをブレンドして作った「ところてん」は、日光ブランドに認定されている。
【2020(令和2)年4月13日第5017号6面】
 
有限会社北野谷商店 http://kitanoya.co.jp/
 

中條商店(栃木県)

中條商店(栃木県)
 
鹿沼生ずりこんにゃく
1911年(明治44年)創業の有限会社中條商店(中條堅二社長、栃木県鹿沼市)は、鹿沼に江戸時代から伝わる特産品「鹿沼こんにゃく」を製造、販売している。
「鹿沼こんにゃく」は、希少な在来種を原料とし、生産に手間がかかることから生産量が減少する中、中條社長が歴史から消えかけた「鹿沼こんにゃく」を復活させ、県内を中心に希少な特産品として出荷している。
鹿沼蒟蒻商組合の組合長も務める中條社長は、「全国的に普及している品種改良された群馬県産のこんにゃく芋は2年で親芋になるが、在来種は3年かかる。鹿沼は在来種を守り、希少な素材として後世にそれを伝えてきた。こんにゃくの繊維を壊さないように手造りで造る製法は素材の良さを生かすためのもの。綺麗な水、良い素材、素材を生かす製法によって他の地域にはない『鹿沼こんにゃく』が生まれる」と魅力を説明した。
全国でも生産量が限られている在来種を生で擦って作る生ずり製法で作られる「生ずりこんにゃく」は、希少な原料と伝統の技が融合した付加価値の高い逸品だ。一般的に蒟蒻はこんにゃく芋を乾燥させた芋粉を使って作られるが、「生ずりこんにゃく」は文字通り在来種を生で擦って作る。こんにゃく芋の繊維質を壊さないようにするため、一枚一枚型に押し込み手作業で作る。
製造期間はこんにゃく芋の収穫時期となる11月から3月までで、旬の時期にしか食べることができない。手間がかかり、大量に作ることはできないが、こんにゃく芋本来のまろやかな風味としっかりとした弾力、滑らかな口当たりが特徴。内容量は4枚入りと7枚入りで賞味期限はD+60。
主力製品の「鹿沼こんにゃく」は、地元鹿沼産のこんにゃく芋粉を乾燥させて作るこんにゃく芋粉を原料に使用。同商品も「生ずりこんにゃく」と同様に型に押し込む作業は手作業で行い、板状にして大鍋で煮上げる。手作りで作ることによって独特の弾力を楽しむことができる。しょうが醤油やポン酢をかけ薬味を乗せれば高級感のある「刺身こんにゃく」となる。規格は5枚入り(350g)と8枚入り(560g)で賞味期限はD+60日。
【2020(令和2)年4月13日第5017号5面掲載】
 
有限会社中條商店 http://www.kanumakonnyaku.com/
 

協和食品工業(埼玉県)

協和食品工業(埼玉県)
 
生寒天徳用ところてん
 
なめらかところてん
   
衛生管理の行き届いた工場内
協和食品工業株式会社(柿澤瑞浩社長、深谷市普済寺)は、昭和42年の創業以来、主にこんにゃく、しらたき、ところてんなどを製造しているメーカー。大量生産にはない、手作りの味を追求している。原料は、国産のこんにゃく芋を使い、昔ながらの手作りの味を再現するため、細かい部分は手作業をしつつも、オートメーション化し、衛生面や品質管理を徹底して安全・安心な商品作りを行っている。
看板商品の「特選こんにゃく」は、先代から続く大造(おおど)製法という作り方を継承し、手間と時間はかかるが、歯ごたえと弾力があり、味しみの良さにこだわり仕上げた商品。
一方で、同社を代表する製品がところてんの商品群だ。創業当初から、味の評価は高く、こんにゃくと共に同社の人気商品となっている。
   
「生寒天徳用ところてん」は、天然の天草を100%使い、先代より受け継いだじっくり煮込んで炊き上げる製法により風味豊かに仕上げている。丸一日かけて煮込んで作る本格的なその味は、滑らかな食感とともに磯の香りをほのかに感じる品だ。内容量は600g。
また、寒天粉を使わず、天草のみを使用し、三杯酢のたれが付いた「なめらかところてん」も人気で、内容量は、150g×3パック。
同社のところてんには、それぞれ味のバリエーションとして、黒酢のたれが付いたものもあり、好みの味に対応している。これからの暑い時期には、ぴったりの逸品揃いだ。
同社は、埼玉県より経営革新計画承認制度により「こんにゃくとところてんの新商品開発・シリーズ化による新たなブランド構築と直販の展開」を承認されており、今後も、チャレンジ企業として継続して、新商品開発に力を入れていく。
【2020(令和2)年3月30日第5016号5面】
 
協和食品工業株式会社 http://kyowasyokuhin.com/
 

茂木食品工業(群馬県)

茂木食品工業(群馬県)
 
ほろっと崩れるこんにゃく
 
Soyソーセージ
   
茂木食品工業株式会社(茂木進社長、甘楽郡下仁田町)は蒟蒻の生産地として有名な群馬県下仁田町にて半世紀以上にわたり、コンニャクの製造販売を行う老舗。最近では、既存のこんにゃくの枠を超えた研究開発に着手し画期的な新商品を次々と生み出している。
昨年、公益社団法人発明協会の発明奨励賞を受賞したのが「ほろっと崩れるこんにゃく」。商品名の通り、舌でつぶせる柔らかさを実現したこんにゃくで、介護施設など向けに需要が拡大している。
開発のきっかけは、咀嚼が不自由なお客様から同社へ、こんにゃくをどうしても食べたいという要望があったこと。同社ではその声を受け、3年の歳月をかけて開発した。
これまでの介護用のこんにゃくは加熱すると溶けてしまうものが多かったが、同社の商品は加熱しても崩れず、煮物やおでんとして調理できるところに特徴がある。口の中に入れて初めて崩れる特性は同社の高い技術があってこそのもの。こんにゃくの可能性を大きく広げる商品として注目を集めている。
また植物肉を使用した「Soyソーセージ」をこのほど開発、新発売する。植物肉は、大豆やこんにゃくなどの植物原料や細胞培養技術によって作る人工肉。健康志向や環境保全の考え方が強まるなか、世界的に市場が拡大している。
同社では、ソーセージ製造機を新たに導入、大豆たんぱくとおからを主原料に、こんにゃく粉を練り込み弾力ある食感に仕上げている。皮には天然の羊腸を使用するなどパリっとした食感にもこだわった。野菜パウダーなどを用いて旨味を出し、ラインナップもプレーン、ハーブ、チョリソーの3種類を揃えている。
肉ソーセージさながらの味わいも去ることながら、特筆すべきはそのカロリーの低さ。100gあたり約60キロカロリーと通常のソーセージの20%程に抑えられており、こんにゃく粉に含まれる豊富な食物繊維も同時に摂取できる優れもの。市販用(6本入)のほか、今後は業務用(20本入)の展開も予定している。
【2020(令和2)年3月23日第5015号6面】
 
茂木食品工業株式会社 https://www.zeitaku.jp/
 

小林蒟蒻店(長野県)

小林蒟蒻店(長野県)
 
信州遠山郷糸こんにゃく
 
遠山のしらたき
   
有限会社小林蒟蒻店(小林文人社長、飯田市南信濃)は、長野県における蒟蒻栽培の起源になったとされる南信州・遠山郷の地で、高品質な商品を製造する蒟蒻メーカー。原料問屋をルーツに持つことから喬木村など産地とも関わりが深く、近年は原料である地元在来種の蒟蒻芋栽培にも携わり、地域に根付いてきた蒟蒻文化を守る活動にも力を注いでいる。
同社の商品作りの特徴は、在来種の蒟蒻芋を用い、昔ながらのバタ練り製法によって仕上げること。バタ練り製法では、現在広く普及している自動練機による攪拌で製造したものよりも、歯ごたえや味染みの良い蒟蒻を作ることが出来る。少量ずつ手作業で処理をすることや、どのくらい空気を含ませるかを長年の経験に頼ることなど、手間や時間がかかるが、その分美味しい蒟蒻を作ることが出来る。小林社長は、「蒟蒻栽培は手作業が多く、在来種は病気に弱く肥大率が小さいなど栽培しにくい反面、歩留まりが良く、味の面では粘りが強くて味染みの良い蒟蒻が出来る。この在来種を原料にした当社の商品はどうしても売価が高くなるが、これでなければというお客様がいるので大変有難い」と話す。原料の産地から製造までを全て長野県内で一貫して行うなど地元に密着した商品も販売しており、こうした商品は量販店にて高いシェアを誇るほか、道の駅、お土産コーナーなど、多くの販路で好評を博す。
「信州遠山郷こんにゃく」「信州遠山郷しらたき」は、同社を代表する商品として地元を中心に親しまれている。250g×2という大容量の規格で、寒い季節には鍋や煮物など様々なシーンで活躍する人気商品。また同社製品の特色として、柿パウダーを使用し、柿渋による殺菌、消臭効果で袋を開けた際の蒟蒻独特の臭いを抑える工夫も施している。
「遠山のしらたき」は、消費者目線で考え、長いままだと使いにくいという点を改善し、食べやすい長さにカットしており、味の染み込みの良さとシコシコとした食感に使いやすさがプラスされた商品として人気だ。
同社では近年、こうした商品群を活用したアレンジメニューを考案しており、サバ缶とキムチの素を加えて炒める「蒟蒻とサバ缶のピリ辛炒め」など、蒟蒻の新たな魅力を引き出す提案を行っている。
【2020(令和2)年2月24日第5012号8面】
 
有限会社小林蒟蒻店 http://kobayasi.vs.land.to
 

細萱食品(長野県)

細萱食品(長野県)
 
昔ながらのこんにゃく
 
糸こん小結び
 
心太 2個パック
 
水切り不要ところてん
   
株式会社細萱食品(細萱聖社長、佐久市平賀)は蒟蒻・白滝・ところてん・ゼリーを製造。昔ながらの製法を再現しつつ、現代に合わせた衛生的な設備により製造を行っている。
同社の蒟蒻原料は、100%群馬県産を使用。群馬県はこんにゃく芋の生産量全国一を誇り、隣接する群馬県から直接原料の仕入れを行っている。製品ラインナップとしては、「昔ながらのこんにゃく」シリーズに白・黒が揃う。
その他にも、大容量5~6人前の「大ちゃん」や、「突きこんにゃく」「糸こんにゃく」「糸こん小結び」などのほか、「しらたき」シリーズも豊富に取り揃えている。
一方、同社が自信を持って世に送り出しているのが「ところてん」シリーズだ。ところてんは天草を煮溶かし、抽出した液を型枠に流し込んで冷却し固める。これを突き器で麺状にすると出来上がる。同社のところてんは、ツルッとした舌触りとコシのある歯触りを楽しむことができる。ところてんの仕上がりを左右する原料の仕入れは必ず見て、触り、納得ができた天草だけを仕入れている。
天然の天草は仕入れのタイミングにより特徴が異なるため、ところてんにした際にバラつきが発生する場合があるという。そこで同社は完成品にバラつきが出ないように、そして最高のところてんをお客様に食していただくために、特徴の違う天草をバランスよくブレンドして仕込みを行っている。さらに長野県のおいしい水を使用しているため、洗練された味と香りを楽しむことができるのだ。
ところてんシリーズは、次の通り。▼「心太」2個パック(130g×2、タレ付)▼「ところてん(2食入り、スープ付)」▼「徳用ところてん」(400g、たれ付)▼「水切り不要ところてん」(175g)▼「ところてん 涼の華」(200g、スープ付)
【2020(令和2)年2月24日第5012号8面】
 
株式会社細萱食品 http://hosogaya-foods.jp/
 

上州屋(長野県)

上州屋(長野県)
 
国産 蒟蒻百珍(黒)
 
国産 蒟蒻百珍しらたき
 
刺身こんにゃく匠 青のり
 
こんにゃくパスタ ナポリタン
   
株式会社上州屋(中野健一社長、松本市島内)は昭和27年創業。こんにゃく、しらたき、ところてん、デザート他を製造する老舗企業だ。
長野県内で放送されているテレビコマーシャルでおなじみの「今夜食う、こんにゃくと言われてブルブルじゃ…」は、県内では知らない人はいない、と言われるほどポピュラーなキャッチフレーズだ。
こんにゃく芋を乾燥させ細かい粉にしたものを精粉(せいこ)と言うが、不純物が混じらず、グルコマンナンが変質せず、しかも糊力のある粉に仕上げるには「この道何十年」と言われる高度な技術が必要になるとされている。同社は国産精粉を中心に、高度に機械化された工場で製造している。
「蒟蒻百珍」シリーズは、群馬県産の蒟蒻粉を使用し、丹精込めて製造されている。板こんにゃく(白・黒)や、しらたきが揃っている。刺身こんにゃく「匠」シリーズは「青のり」と「ゆず」の2種類。「青のり」は国産青海苔を使用し、スライスした刺身こんにゃくに特製酢味噌たれを付けた。「ゆず」は、ゆずを練り込んだ刺身こんにゃくに柚子味噌が付いている。
その他「山形風玉こんにゃく」や、「そうめんこんにゃく」をはじめとして「ラーメンこんにゃく」、「こんにゃくパスタ」「こんにゃくソース焼きそば」「寒天こんにゃくうどん」などの麺類も豊富に揃う。
その他、ところてん商材は黒酢や三杯酢で食べるおかず商材や、黒みつで食べるデザート風も。デザートでは他に「白玉こんにゃく」や「みたらしこんにゃく」、「こんにゃく寒天ゼリー」(ぶどう味・みかん味)なども取り揃えている。
【2020(令和2)年2月24日第5012号8面】
 
株式会社上州屋 http://www.joushuya.co.jp/
 

寺田屋(長野県)

寺田屋(長野県)
 
いもうま
 
 
自然農法こんにゃく
 
とろり刺身こんにゃく
 
海藻えご
   
有限会社寺田屋(足立輝治社長、長野市風間)は地場産こんにゃく芋を主に使用して信州の水と空気に恵まれた風土の中で育まれたこんにゃくを製造する有力メーカー。
同社の看板商品である「いもうま」は、信州の気候風土で3年かけて育まれた良質のこんにゃく芋を使用。味染み良く硬すぎもせず独特の旨味がある。
晩秋収穫の地場産こんにゃく芋を冷凍保存し、瞬間解凍して製造している通年販売の商品であり、原料の旨味を見事に引き出している。
「自然農法こんにゃく」は、群馬県富岡市の堀込理氏が自然農法(無化学資材使用)で育てたこんにゃく芋を精粉にした原料を100%使用。
時計を見ながら小ロットで製造を行い、こんにゃく糊の鮮度を保ったまま成型している。歯応え良く蒟蒻の風味も味わえるため人気が高い。
「刺身こんにゃく」は厳選した国産原料を使用した夏にオススメの商品。徳島県の吉野川でとれる青のりを加え風味豊かに、弾力を保ちながらも柔らかな食感に仕上げている。こんにゃく芋をふんだんに使用しており、濃厚でツルツルした食感が特長の寺田屋ならではの商品。特製の刺身醤油と生わさびを添付している。
「海藻えご」は、えご草のみを原料にした海藻食品。新潟県ではポピュラーな食品で、長野県でも新潟に近い北信エリアで特に人気が高い。海藻の風味と香りが口に広がり舌ざわりはまるで羊羹のよう。辛子醤油や酢味噌で食べるとやみつきになる。
【2020(令和2)年2月24日第5012号8面】
 
有限会社寺田屋 http://teradaya.jp/
 

小林蒟蒻店(長野県)

小林蒟蒻店(長野県)
 
信州遠山郷糸こんにゃく
 
遠山のしらたき
   
有限会社小林蒟蒻店(小林文人社長、飯田市南信濃)は、長野県における蒟蒻栽培の起源になったとされる南信州・遠山郷の地で、高品質な商品を製造する蒟蒻メーカー。原料問屋をルーツに持つことから喬木村など産地とも関わりが深く、近年は原料である地元在来種の蒟蒻芋栽培にも携わり、地域に根付いてきた蒟蒻文化を守る活動にも力を注いでいる。
同社の商品作りの特徴は、在来種の蒟蒻芋を用い、昔ながらのバタ練り製法によって仕上げること。バタ練り製法では、現在広く普及している自動練機による攪拌で製造したものよりも、歯ごたえや味染みの良い蒟蒻を作ることが出来る。少量ずつ手作業で処理をすることや、どのくらい空気を含ませるかを長年の経験に頼ることなど、手間や時間がかかるが、その分美味しい蒟蒻を作ることが出来る。小林社長は、「蒟蒻栽培は手作業が多く、在来種は病気に弱く肥大率が小さいなど栽培しにくい反面、歩留まりが良く、味の面では粘りが強くて味染みの良い蒟蒻が出来る。この在来種を原料にした当社の商品はどうしても売価が高くなるが、これでなければというお客様がいるので大変有難い」と話す。原料の産地から製造までを全て長野県内で一貫して行うなど地元に密着した商品も販売しており、こうした商品は量販店にて高いシェアを誇るほか、道の駅、お土産コーナーなど、多くの販路で好評を博す。
「信州遠山郷こんにゃく」「信州遠山郷しらたき」は、同社を代表する商品として地元を中心に親しまれている。250g×2という大容量の規格で、寒い季節には鍋や煮物など様々なシーンで活躍する人気商品。また同社製品の特色として、柿パウダーを使用し、柿渋による殺菌、消臭効果で袋を開けた際の蒟蒻独特の臭いを抑える工夫も施している。
「遠山のしらたき」は、消費者目線で考え、長いままだと使いにくいという点を改善し、食べやすい長さにカットしており、味の染み込みの良さとシコシコとした食感に使いやすさがプラスされた商品として人気だ。同社では近年、こうした商品群を活用したアレンジメニューを考案しており、サバ缶とキムチの素を加えて炒める「蒟蒻とサバ缶のピリ辛炒め」など、蒟蒻の新たな魅力を引き出す提案を行っている。
【2020(令和2)年2月10日第5010号18面】
 
有限会社小林蒟蒻店 http://kobayasi.vs.land.to
 

中尾食品工業(大阪府)

中尾食品工業(大阪府)
 
菊松板こんにゃく
 
菊松糸こんにゃく
 
炊き込み用カット済みこんにゃく
   
中尾食品工業株式会社(中尾友彦社長、大阪府堺市)は、こだわりのこんにゃくブランド「菊松」で知られる。臭みやエグみがなく、こんにゃく芋が本来持つ風味が引き立つ逸品だ。
「菊松」こんにゃくの特徴の一つが、原料の厳選。製粉済みのこんにゃく粉は一切使わず有機栽培された広島県産生芋のみを用いる。解凍には蒸気ではなく、水中でゆっくり時間をかける。その後、皮ごとすり潰してこんにゃくのりを作っていくことで、生芋の風味を損なわずに仕上げる。製法は、二晩かけて熟成・成形する『缶蒸し製法』を採用している。パッケージの中で加熱成形する『生詰製法』よりも時間はかかるが、熟成時点でアクが抜けるため、家庭でのアク抜きが不要になる。
そして凝固剤には昔ながらの木灰の灰汁と、ホタテの貝殻を焼成して出来る水酸化カルシウムを使う。今日では石灰岩から作る、安価な水酸化カルシウムを使うメーカーが多数派となっているが、それが臭みやエグみの原因となっている。一方「菊松」こんにゃくは、生でも食べられるほど臭みがなく、逆にこんにゃく芋の風味が豊かに感じられる。
木灰はすべて関西の間伐材から自社製灰。自然な素材のため、品質の均一化には大変な技術を要する。このように「菊松」こんにゃくの製造には、すべての工程において大変な手間とコスト、高度な技術が必要となる。だが、現会長(前社長)の中尾康司氏が社長時代に「本物のこんにゃくを作りたい」という熱意をもって研究し、ついに現代としては貴重な木灰こんにゃくの商品化に成功した。
そして、4代目社長の中尾友彦氏は現在31歳。6年前に社長就任してからは高質路線をより明確化。製造設備の入れ替えや工場のリフォーム等に取り組み、大阪版食の安全安心認証制度(通称大阪版HACCP)を取得。安全かつ安定した品質の蒟蒻作りを可能にした。「価格よりも味を重視しなければ蒟蒻文化そのものが危うくなる」との考えから、販路の拡大を目指している。
【2020(令和2)年1月6日第5007号7面】
 
中尾食品工業株式会社 https://nakaoshokuhin.co.jp/
 
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