一般社団法人中央味噌研究所(満田盛護理事長)は、第65回全国味噌鑑評会(後援:農林水産省、全国味噌工業協同組合連合会)を実施した。11月21日に表彰式が鉄鋼会館(東京・日本橋)で開催された。
この鑑評会は味噌の品質向上を目指し、味噌醸造技術の健全な発達に寄与することを目的としている。
今回は農水大臣賞6品の他、農林水産省大臣官房長賞15品、全国味噌工業協同組合連合会会長賞20品、一般社団法人中央味噌研究所理事長賞20品、全国味噌鑑評会審査長賞20品がそれぞれ決定した。
表彰式当日は、午前9時半より全中・全味ビル(東京都中央区)で受賞作品の一般公開展示も行われた。
【農林水産大臣賞】
▼母さんの味 白みそ(広島県・株式会社ますやみそ)
この鑑評会は味噌の品質向上を目指し、味噌醸造技術の健全な発達に寄与することを目的としている。
今回は農水大臣賞6品の他、農林水産省大臣官房長賞15品、全国味噌工業協同組合連合会会長賞20品、一般社団法人中央味噌研究所理事長賞20品、全国味噌鑑評会審査長賞20品がそれぞれ決定した。
表彰式当日は、午前9時半より全中・全味ビル(東京都中央区)で受賞作品の一般公開展示も行われた。
【農林水産大臣賞】
▼母さんの味 白みそ(広島県・株式会社ますやみそ)
▼蔵王花笠 吟醸甘口(山形県・株式会社紅谷醸造場)
▼紅一点 石狩 白こし(北海道・岩田醸造株式会社)
▼雪国(新潟県・山﨑醸造株式会社)
▼匠の味 赤みそ(新潟県・株式会社越後一)
▼フンドーキン 生詰 あわせ(大分県・大分みそ協業組合)
この他に、全国味噌工業協同組合連合会会長賞を「100年伝承糀味噌」(福島県・株式会社宝来屋本店)、一般社団法人中央味噌研究所理事長賞を「生糀みそ(赤)」(福島県・会津天宝醸造株式会社)、「あま塩八丁赤だし」(愛知県・盛田株式会社)が受賞している。
【2024(令和6)年12月1日第5181号9面】
中央味噌研究所 第65回全国味噌鑑評会
https://www.miso.jp/chumiken_kanpyokai.html
【2024(令和6)年12月1日第5181号9面】
中央味噌研究所 第65回全国味噌鑑評会
https://www.miso.jp/chumiken_kanpyokai.html
「納豆」の日本一を決める「全国納豆鑑評会」の第28回大会が11月22日、大阪市の「ホテル京阪京橋グランデ」で開催された。今回が、初めての大阪開催となった。
全国70メーカー、総出品数187点の中から、有限会社ミドリヤ(村上利勝社長、福島県郡山市)の「みのり納豆 ほのか」が栄えある最優秀賞の農林水産大臣賞を受賞した。
審査対象となる納豆は、全国納豆協同組合連合会(=納豆連、野呂剛弘会長)に加盟する納豆メーカーが自社製造する製品。
審査は研究者、文化人、食品関係者、省庁関係者など各分野の専門家16名によって行われた。
納豆の「外観(見た目)」「香り」「味・食感」の3項目について、秀でたものを5点、劣るものを1点として評価。各項目の合計点数上位から受賞納豆が決定された。
農水大臣賞1点の他、小粒・極小粒部門および大粒・中粒部門から優秀賞が各3点、優良賞が各2点、大阪大会特別賞として大阪府知事賞が各1点、近畿農政局長賞が各1点、ひきわり大豆部門から全国納豆協同組合連合会長賞が1点、納親会長賞が1点、アメリカ大豆部門からSSGA U.S.Awardが1点、アメリカ大豆サステナビリティアンバサダーアワードが1点、合計19点が選出された。
来年度の第29回全国納豆鑑評会は、福島県で開催される予定。
【2024(令和6)年12月1日第5181号9面】
納豆連 第28回全国納豆鑑評会
https://www.natto.or.jp/kanpyou/kan2402_02.html
全国70メーカー、総出品数187点の中から、有限会社ミドリヤ(村上利勝社長、福島県郡山市)の「みのり納豆 ほのか」が栄えある最優秀賞の農林水産大臣賞を受賞した。
審査対象となる納豆は、全国納豆協同組合連合会(=納豆連、野呂剛弘会長)に加盟する納豆メーカーが自社製造する製品。
審査は研究者、文化人、食品関係者、省庁関係者など各分野の専門家16名によって行われた。
納豆の「外観(見た目)」「香り」「味・食感」の3項目について、秀でたものを5点、劣るものを1点として評価。各項目の合計点数上位から受賞納豆が決定された。
農水大臣賞1点の他、小粒・極小粒部門および大粒・中粒部門から優秀賞が各3点、優良賞が各2点、大阪大会特別賞として大阪府知事賞が各1点、近畿農政局長賞が各1点、ひきわり大豆部門から全国納豆協同組合連合会長賞が1点、納親会長賞が1点、アメリカ大豆部門からSSGA U.S.Awardが1点、アメリカ大豆サステナビリティアンバサダーアワードが1点、合計19点が選出された。
来年度の第29回全国納豆鑑評会は、福島県で開催される予定。
【2024(令和6)年12月1日第5181号9面】
納豆連 第28回全国納豆鑑評会
https://www.natto.or.jp/kanpyou/kan2402_02.html
陸上・朝原氏が糖質制限に警鐘
関西味噌生販協議会(土屋勇蔵会長)は10月16日、大阪市のホテルグランヴィア大阪で第58回定時総会を開催した。
開会に際し土屋会長は総会出席者に日頃の協力への謝辞を述べた上で「味噌業界では消費が落ちている。令和5年度は前年より出荷量が97・6%となり、今年に入って6月時点で96・4%だ。商品値上げによる買い控えや、一部メーカーの味噌事業縮小が原因とみられ、業界として消費拡大のためのPRをより一層活発化させる必要がある」と挨拶した。
続いて土屋会長が議長に選出され議案を審議。第一号議案は令和5年度事業報告、第二号議案は会計報告、第三号議案は令和5年度PR事業報告、第4号議案は監査報告、第5~7号議案で令和6年度の事業計画案、その他、第8~10号議案で市場状況等が確認され、議案は全て承認された。令和6年度は学校への食育活動を強化する。
閉会の挨拶は常任相談役の土屋福蔵氏が務め「現状の物価高騰で、速やかに商品の価格改定がなされていかなければならないだろう。私たち関西のメーカーは、関西らしい商品を新しく開発し打ち出していくことが強みとなっていくと思う。勝機を見つけてほしい」とメッセージを送り、総会を終えた。
次に講演へ移り、2008年北京オリンピックのリレー走で銀メダルを獲得した朝原宣治氏が「アスリートと健康な食について」をテーマに語った。
朝原氏は北京オリンピック後に引退し、現在はアスリートの育成や、栄養学を学ぶ学生への指導を主軸とした活動を行う。
本講演では、近年の過度な糖質制限ダイエットへ警鐘を鳴らしており、長期的なダイエットのためにはむしろ糖質を適切に摂取した方が身体への負担は少ないと訴えた。また糖質制限で栄養不足になる可能性を示した。
その他、選手時代にリレー競技で培ったチームワークや、科学的データに基づいて考える習慣は、現在の選手育成や講演活動において役立っており、ビジネスマンもアスリートの自己管理術は参考になるのではと話し、講演は締めくくられた。
開会に際し土屋会長は総会出席者に日頃の協力への謝辞を述べた上で「味噌業界では消費が落ちている。令和5年度は前年より出荷量が97・6%となり、今年に入って6月時点で96・4%だ。商品値上げによる買い控えや、一部メーカーの味噌事業縮小が原因とみられ、業界として消費拡大のためのPRをより一層活発化させる必要がある」と挨拶した。
続いて土屋会長が議長に選出され議案を審議。第一号議案は令和5年度事業報告、第二号議案は会計報告、第三号議案は令和5年度PR事業報告、第4号議案は監査報告、第5~7号議案で令和6年度の事業計画案、その他、第8~10号議案で市場状況等が確認され、議案は全て承認された。令和6年度は学校への食育活動を強化する。
閉会の挨拶は常任相談役の土屋福蔵氏が務め「現状の物価高騰で、速やかに商品の価格改定がなされていかなければならないだろう。私たち関西のメーカーは、関西らしい商品を新しく開発し打ち出していくことが強みとなっていくと思う。勝機を見つけてほしい」とメッセージを送り、総会を終えた。
次に講演へ移り、2008年北京オリンピックのリレー走で銀メダルを獲得した朝原宣治氏が「アスリートと健康な食について」をテーマに語った。
朝原氏は北京オリンピック後に引退し、現在はアスリートの育成や、栄養学を学ぶ学生への指導を主軸とした活動を行う。
本講演では、近年の過度な糖質制限ダイエットへ警鐘を鳴らしており、長期的なダイエットのためにはむしろ糖質を適切に摂取した方が身体への負担は少ないと訴えた。また糖質制限で栄養不足になる可能性を示した。
その他、選手時代にリレー競技で培ったチームワークや、科学的データに基づいて考える習慣は、現在の選手育成や講演活動において役立っており、ビジネスマンもアスリートの自己管理術は参考になるのではと話し、講演は締めくくられた。
【2024(令和6)年11月1日第5178号3面】
一般社団法人中央味噌研究所(満田盛護理事長)の主催で、第65回全国味噌鑑評会(後援:農林水産省、全国味噌工業協同組合連合会)が実施されている。
この鑑評会は味噌の品質向上を目指し、技術の研鑽を図ることで、消費者の認識を深めて食生活の向上と味噌醸造技術の健全な発達に寄与することを目的としている。
審査は、同研究所の柏木豊理事を審査長とする総勢26名の審査委員により、各区分5~6名ずつ全6回に分けて執り行われた。10月23日には、東京都中央区の全中・全味ビルで第6回審査会が実施された。
今回は米みそ、豆みそ、調合みそ、その他など10区分の分類で、全国から303点の出品があった。前年より10品減少したが、審査会後に会見した同研究所の小川由高理事によると、「天候不順の影響で米・大豆など原料不足や、人手不足によって出品を見送ったメーカーもあった。また、猛暑により色が濃くなり過ぎ、出品を断念したケースもあった」と報告した。
10月30日には授賞候補者が選定され(非公開)、11月21日9時30分より全中・全味ビルで出品製品全ての一般公開展示(授賞製品のみ企業名を公開)、同日15時より鉄鋼会館にて表彰式が執り行われる。
【2024(令和6)年11月1日第5178号3面】
中央味噌研究所
納豆連 「納豆真打検定試験」8月25日にオンラインで実施
全国納豆協同組合連合会(=納豆連、野呂剛弘会長)では、今年も「納豆真打」の試験を実施する。
同試験は全てオンラインで実施され、全国どこからでも受験できる。昨年実施したオンライン試験でも、多くの真打が誕生。納豆真打に与えられる様々な「証」が得られる機会として、毎年好評を博している。
試験日時は、8月25日の11時から。納豆連公式サイトの問題公開ページにアクセスして試験を受けられる。試験日の前に解答用紙(Excelデータ)をダウンロードし、試験当日はその所定の解答用紙に入力。回答後に指定のメールアドレスへ返送して受験完了となる。受験料は4000円。
納豆真打は、「前座」「二つ目」「真打」と分かれており、試験結果によって与えられる称号が変わる。100点満点のうち、90点以上得点すると「納豆真打」として認定し、認定証と真打バッジが贈呈される。
【2024(令和6)年7月21日第5168号13面】
全国納豆協同組合連合会 https://www.natto.or.jp/shinuchi/
同試験は全てオンラインで実施され、全国どこからでも受験できる。昨年実施したオンライン試験でも、多くの真打が誕生。納豆真打に与えられる様々な「証」が得られる機会として、毎年好評を博している。
試験日時は、8月25日の11時から。納豆連公式サイトの問題公開ページにアクセスして試験を受けられる。試験日の前に解答用紙(Excelデータ)をダウンロードし、試験当日はその所定の解答用紙に入力。回答後に指定のメールアドレスへ返送して受験完了となる。受験料は4000円。
納豆真打は、「前座」「二つ目」「真打」と分かれており、試験結果によって与えられる称号が変わる。100点満点のうち、90点以上得点すると「納豆真打」として認定し、認定証と真打バッジが贈呈される。
【2024(令和6)年7月21日第5168号13面】
全国納豆協同組合連合会 https://www.natto.or.jp/shinuchi/
SNS活用で需要拡大図る
全国味噌工業協同組合連合会(満田盛護会長)は5月23日、令和6年度の通常総会を開催。翌24日に同連合会の清水悟専務理事が記者会見を行い、味噌業界を取り巻く情勢や今後の取組を発表した。
現況としては、外食産業は回復基調であり、味噌においても業務用の販売が戻りつつある一方、家庭での需要は価格改定の影響もあり前年を下回る状況。輸出については前年比で6・5%、1400tの減少。味噌の全体出荷量についても36万5229tで、前年比97・6%と2・4ポイント減少している。
総務省家計調査でも、支出金額はほぼ前年並みだが、購入数量は95・2%と減少し、平均価格は105・0%と上昇。物価高による消費抑制傾向と、製品価格改定の影響が見られる。
原料については、シカゴ大豆の高騰が継続しており、コメについても外食等の業務用米需要の回復と令和5年産の不作によって、国産原料米は不足の状況となっている。
PR事業については、新しい時代に対応する需要拡大のための事業戦略を推進。オンラインサイトの改訂、インスタなどSNSで料理研究家とのコラボなど、インバウンド需要を意識しながらICT活用での展開を図っている。
輸出事業については、輸出EXPOへの中小企業の出店を募り、味噌生産量に対する輸出割合を現在の5%から10%に増やしたいという意向を示した。
【2024(令和6)年6月1日第5164号5面】
全国味噌工業協同組合連合会
https://zenmi.jp/
全国味噌工業協同組合連合会(満田盛護会長)は5月23日、令和6年度の通常総会を開催。翌24日に同連合会の清水悟専務理事が記者会見を行い、味噌業界を取り巻く情勢や今後の取組を発表した。
現況としては、外食産業は回復基調であり、味噌においても業務用の販売が戻りつつある一方、家庭での需要は価格改定の影響もあり前年を下回る状況。輸出については前年比で6・5%、1400tの減少。味噌の全体出荷量についても36万5229tで、前年比97・6%と2・4ポイント減少している。
総務省家計調査でも、支出金額はほぼ前年並みだが、購入数量は95・2%と減少し、平均価格は105・0%と上昇。物価高による消費抑制傾向と、製品価格改定の影響が見られる。
原料については、シカゴ大豆の高騰が継続しており、コメについても外食等の業務用米需要の回復と令和5年産の不作によって、国産原料米は不足の状況となっている。
PR事業については、新しい時代に対応する需要拡大のための事業戦略を推進。オンラインサイトの改訂、インスタなどSNSで料理研究家とのコラボなど、インバウンド需要を意識しながらICT活用での展開を図っている。
輸出事業については、輸出EXPOへの中小企業の出店を募り、味噌生産量に対する輸出割合を現在の5%から10%に増やしたいという意向を示した。
【2024(令和6)年6月1日第5164号5面】
全国味噌工業協同組合連合会
https://zenmi.jp/