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【バイヤー必見】 山本食品工業 「国産うす塩味らっきょう」

山本食品工業(埼玉県)

国産うす塩味らっきょう
こだわりのらっきょう・生姜・にんにく製品

山本食品工業株式会社(山本正憲社長、埼玉県行田市)は、らっきょう・生姜・にんにく製品を主体とする1921年創業の老舗漬物メーカー。「うまさと健康を食べる」をテーマに、厳選した原料を独自製法で仕上げた製品は老若男女幅広い消費者から支持を集めている。

数あるらっきょう製品の中でも特にファンが多いのが「国産うす塩味らっきょう」。じっくりと乳酸発酵させ、繊細な塩加減で香り豊かならっきょうの風味を引き出している。らっきょう好きの人はもちろん、らっきょう特有の臭みが少ないため、らっきょうが苦手な人や初めての人でも食べやすいのも特徴となっている。
「生姜の若だんな」は、竹しょうがの中でも最も柔らかい部分を厳選してさっぱりと酢漬けにした。生姜本来のさわやかな旨みとシャキシャキと柔らかな食感を堪能できる。サラダ代わりやおつまみの一品として、リピーターが多い商品。

「源喜亭 新生姜」は、農商工等連携事業として認定された貴重な国産竹しょうがを使用した漬物。国産竹しょうがは生産方法が未だ全国的に浸透していない珍しく貴重な素材。同社が茨城県の園部商店と取り組む生産から販売までの一連の流れは、農商工等連携事業としての認定も受けている。収穫したてのフレッシュな色・歯ざわり・風味等を残した国産ならではのこだわりの味わいが楽しめる。
 
青森県産にんにくを天然醸造味噌と国産かつお節を加えて漬け込んだ「源喜亭 にっぽんのにんにく味噌仕込み」も国産にんにくの風味を存分に引き出した味わいが人気を集めている。また厳選したにんにくを黒酢にじっくりと漬け込んだ「黒酢にんにく」もリピーターが増加している。
 
同社が位置する埼玉県行田市は、昨年(2017年)放送されたTBS系列のドラマ『陸王』の舞台として全国的に知名度が上昇。行田市を代表する会社として同社にも注目が集まっている。
源喜亭 新生姜
黒酢にんにく
 

ホームページ
http://www.kanetamaru.co.jp/

 

 

会社概要

 
会社山本食品工業株式会社
代表
取締役会長 山本 正幸
代表取締役社長 山本 正憲
創業1921年(大正10年)
法人設立1952年(昭和27年)10月1日
資本金10,000,000円
業務内容
漬物(ふる漬類)の開発および製造
住所(本社・工場)〒361-0025 埼玉県行田市埼玉4861-1
電話(代表)048-559-2111
FAX048-559-0580
製造品目らっきょう、しょうが、にんにく、きざみ漬、奈良漬
取引銀行
埼玉りそな銀行 行田支店
 

マップ

〒361-0025 埼玉県行田市埼玉4861-1

らっきょう・生姜・にんにく健康志向で伸長

国産甘口らっきょう

国産ピリ辛らっきょう

国産うす塩味らっきょう

甘らっきょう80g

ピリ辛らっきょう80g

国産紅しょうが

国産甘酢しょうが
 らっきょう・生姜・にんにくを主力とする山本食品工業株式会社(山本正憲社長、埼玉県行田市)は、らっきょう漬け込み量が日本一、酢漬メーカーで売上トップの地位を確立している。
 同社ではスーパーマーケット・トレードショー2024に出展、酢漬の需要期となる夏場に向け、自社製品の優位性を多方面へPRしていく。
 同社では近年、健康志向の高まりを背景に、らっきょう・生姜・にんにくの3品が揃って伸長、売上が右肩上がりで増加している。前期第71期(2022年10月~2023年9月)売上は107億円となり、増収増益を達成。第72期もここまで好調をキープしており、今期売上目標110億円に向け、順調なスタートを切っている。
 同社の好調な売上を支えているのが、美味しさへの支持と品質面の飛躍的進化だ。〝一度食べれば分かる明確な味の違い〟を武器に、リピーターを獲得し続けている。
 美味しさの秘訣は、卓越した高品質原料の調達力と素材の風味を高める製造工程にある。国内外の産地より厳選した原料を調達、それぞれの素材に最も適した製法で最高の味わいを生み出している。全商品において、定期的に味わいのマイナーチェンジを行うなど、絶え間ない品質改善を行い、常にその時代に合ったベストな美味しさを食卓に届けている。
 2019年に稼働した中国新工場では、原料の保管から処理、漬け込みまでの全工程でコールドチェーンを導入。徹底した鮮度管理を行うことで、らっきょう製品の品質は飛躍的な進化を遂げた。
 2020年に埼玉県行田市の本社工場及び中国湖南省の新工場にて〝FSSC22000認証〟を取得。昨年5月には本社工場、中国新工場においてFSSC22000の更新審査が完了、会社全体に衛生管理意識が浸透し、より高いレベルの生産体制が整っている。
 らっきょう製品は、「甘らっきょう」「ピリ辛らっきょう」「花らっきょう」3種の他、「国産甘口らっきょう」「国産ピリ辛らっきょう」「国産うす塩味らっきょう」といった国産シリーズまで幅広いラインナップ。同社のこだわりが詰まった国産シリーズは、その鮮度の良い味わいと歯切れの良さで、らっきょう好きの心を掴んでいる。
 生姜製品は「国産紅しょうが」「国産甘酢しょうが」「国産みじん紅しょうが」の国産シリーズ3品が好調。「国産紅しょうが」はシャキシャキとした食感と鮮度溢れる生姜の風味がたまらない仕上がり。「国産甘酢しょうが」も、筋がなく柔らかい舌触りとシャキシャキと心地良い歯切れを併せ持ち、上品な生姜の風味が生姜好きを唸らせる一品だ。
 「生姜の若だんな」「おつまみ新生姜」「フレッシュ新生姜」「源喜亭 新生姜」といった新生姜製品も、ヘルシーなお酒のおつまみとしてファン層が拡大している。
 にんにく製品は、マスク着用により口臭を気にする機会が少なくなった影響もあり人気が上昇。定番の「みそにんにく」「しそにんにく」に加え、厳選したにんにくを黒酢にじっくりと漬け込んだ「黒酢にんにく」もリピーターが増加している。
 同社では社会貢献や地域貢献をテーマに、SDGsの取組にも力を入れる。再生医療研究を支援するため、京大iPS細胞研究所へ継続的に寄付を実施している他、行田市の三方領地替記念事業への協賛、地元の埼玉(さきたま)小学校への寄付など、様々な社会貢献、地域貢献活動を行っている。こうした取組を受け、「埼玉県SDGsパートナー」にも登録、県が進める「埼玉版SDGs」にも対応している。
【2024(令和6)年2月11日第5153号2面】

<山本食品工業 新年会> 全社一丸で売上110億達成へ

山本社長
山本会長
野田常務
山本副会長
行田市長も出席、全社員が活躍誓う
 山本食品工業株式会社(山本正憲社長、埼玉県行田市)は1月20日、埼玉県熊谷市の熊谷スポーツホテルにて新年会を開催した。 新年会には行田市の行田邦子市長が出席し祝辞を述べた他、今春入社予定の新卒新入社員3名も参加、総勢180名で盛大に開催され、全社員が今年の活躍を誓った。
 年頭訓示で山本正幸会長は、元旦に発生した能登半島地震の被災者へお見舞いの言葉を述べると共に、NPO法人を通して寄付を行ったことを報告した。また、再生医療研究を支援するため、京大iPS細胞研究所に継続的に寄付を行っていることや、行田市の三方領地替記念事業への協賛、昨年150周年を迎えた埼玉小学校への寄付など、地元企業として様々な地域貢献活動を行っていることを明かし、「社会のため、地域のためにやれることは全てやっていく」と今後もSDGsの取組に力を注いでいくことを表明した。
行田市長
小池部長
宮崎工場長
山本食品工業の新年会
(左)から山本会長、行田市長、山本社長
当日出席した新卒内定者と山本社長
 年頭抱負で山本社長は、様々な災害が起きる中、変わらない日常生活ができていることに感謝を示すと共に、全社一丸で業務に取り組んでいく重要性を指摘した。
 また、社内で働く外国人実習生から「山本食品工業の社員の人達を家族のように思っている」と声をかけられたエピソードを紹介。社員がお互い家族のような絆を持って接することができる会社づくりを目標に掲げた。
 昨年10月にスタートした第72期の第一四半期も売上が好調に推移していることを報告。今期売上目標である110億円の達成に向け、「再度会社のルールを徹底し、一致団結して頑張っていこう」と呼びかけた。
 山本賢司副会長は、コロナ禍や円安など様々な逆風の中、全社員の頑張りにより良い結果が出ていることに触れ、「今期も素晴らしいスタートを切れている。優秀な新卒、新しい実習生も入社してくれた。ポジティブに物を考えることが非常に大切で、やればできる。前向きな考えでさらに会社が躍進するように頑張っていこう」と語った。
 各部代表抱負では、野田真二郎常務が営業部門代表として、宮崎雅也工場長が製造部門代表として挨拶。野田常務は「売上目標達成に向け、商品、製造設備、生産能力、品質管理など様々な面で弊社の強みをアピールし、売上に繋げていく。細かい数字の積み重ねが大きな売上をつくるということを意識して取り組んでいきたい」。宮崎工場長は、「工場のチェック項目を徹底し、常に主体性、責任を持って取り組んでほしい。製造部門が積極的に全社の取組に参加することで、もっと売上に貢献していこう」と話した。
 優秀社員表彰、漬物製造管理士合格者発表、新入社員、新実習生紹介に続き、当日出席した今春入社予定の新卒内定者が挨拶。その後、新年会に出席した全社員が部署ごとに今期の意気込みを述べた。
 新年会は、小池佑英執行役員営業部部長の乾杯発声により開宴。「営業部という仕事柄、毎日が戦い。覚悟して一年間やっていきたい。身体に気を付けて、売上目標を達成できるよう頑張っていこう」と全社員の活躍を祈願し杯を挙げた。 新年会には行田市の行田市長も出席。三方領地替記念事業への同社の協力に謝意を示した上で、「現役世代の皆様や子供たちに行田市に住んでもらうため、3歳未満の保育無償化など様々な政策を実施していく。地域雇用を生み出していく上で見本といえるのが山本食品工業様であり、御社のような会社が行田に1社でも2社でも増えるよう力を入れ取り組んでいきたい。今年一年が皆様にとって良い年になることを願っている」と祝辞を述べた。
 会場内では新年会恒例の餅つきなどのイベントが実施され、出席者が懇親を深めると共に今年一年の活躍を誓った。
【2024(令和6)年2月1日第5152号8面】

<山本食品工業> SDGsの取組に力 京大iPS研究所や埼玉小へ寄付

京大iPS研究所の活動報告DVD
 山本食品工業では、社会貢献や地域貢献をテーマに、SDGsの取組に力を注いでいる。
 その取組の一つが、京都大学iPS細胞研究所への寄付。昨年10月には同研究所よりこれまでの活動をまとめたDVDが届けられた。
 iPS細胞の実用化に向けた研究は進んでおり、1月11日には、同研究所より京大発のスタートアップ企業が、iPS細胞を活用して糖尿病の治療法を開発する共同研究契約をアラブ首長国連邦(UAE)の研究機関などと結んだと発表。中東地域で多いとされる糖尿病に対し、患者負担が小さく低コストの治療法普及を目指している。
埼玉小学校開校150周年記念誌『はにわの笑い あどけなく』
 また地域貢献活動として、昨年11月に150周年を迎えた地元の行田市立埼玉(さきたま)小学校への寄付を実施。開校150周年記念誌『はにわの笑い あどけなく』がこの度制作された。記念誌はA4判377ページに及ぶ大作。江戸末期から現在までの学校史の他、同小学校が位置し県名発祥の地である「埼玉(さきたま)地区」に関する解説など盛りだくさんの内容となっている。
 なお山本食品工業の山本正幸会長が同150周年記念事業の実行委員長を務め、記念式典開催や記念誌制作などの記念事業に尽力した。
【2024(令和6)年2月1日第5152号8面】

山本食品工業 HP


こだわり詰まった国産シリーズ

国産甘口らっきょう

国産ピリ辛らっきょう

国産うす塩味らっきょう

甘らっきょう80g

ピリ辛らっきょう80g

国産紅しょうが

国産甘酢しょうが
 らっきょう・生姜・にんにくを主力とする山本食品工業株式会社(山本正憲社長、行田市埼玉)は、らっきょう漬け込み量が日本一、酢漬メーカーで売上トップの地位を確立している。
 同社では前期第71期(2022年10月~2023年9月)の売上が第70期の売上101億円を大幅に上回る107億円で着地。らっきょう、生姜、にんにくの主力3品が揃って伸長し、増収増益を達成した。
 今期はFSSC22000認証を取得する世界基準の品質管理体制の下、『一品入魂』の精神にさらに磨きをかけ、全社一丸で売上目標110億円の達成を目指す。
 同社では近年、売上が右肩上がりで上昇している。その背景にあるのが、品質面の飛躍的進化と美味しさへの支持だ。〝一度食べれば分かる明確な味の違い〟を武器に、リピーターを獲得し続けている。
 その美味しさを支えているのが、卓越した高品質原料の調達力と素材の風味を高める製造工程だ。国内外の産地より厳選した原料を調達。絶えず製造技術の革新にも取り組んでいる。
 また味わいの面でも、全ての商品において定期的にマイナーチェンジを実施。絶え間ない品質改善を行うことで、常にその時代に合ったベストな美味しさを食卓に届けている。
 2019年に稼働した中国新工場では、原料の保管から処理、漬け込みまでの全工程でコールドチェーンを導入。徹底した鮮度管理を行うことで、らっきょう製品の品質は飛躍的な進化を遂げている。2020年に埼玉県行田市の本社工場及び中国湖南省の新工場にて〝FSSC22000認証〟を取得。今年5月には本社工場、中国新工場においてFSSC22000の更新審査が完了、会社全体に衛生管理意識が浸透し、より高いレベルの生産体制が整っている。
 らっきょう製品は、「甘らっきょう」「ピリ辛らっきょう」「花らっきょう」3種の他、「国産甘口らっきょう」「国産ピリ辛らっきょう」「国産うす塩味らっきょう」といった国産シリーズまで幅広いラインナップ。同社のこだわりが詰まった国産シリーズは、その鮮度の良い味わいと歯切れの良さで、らっきょう好きの心を掴んでいる。
 生姜製品は「国産紅しょうが」「国産甘酢しょうが」「国産みじん紅しょうが」の国産シリーズ3品が好調。「国産紅しょうが」はシャキシャキとした食感と鮮度溢れる生姜の風味がたまらない仕上がり。「国産甘酢しょうが」も、筋がなく柔らかい舌触りとシャキシャキと心地良い歯切れを併せ持ち、上品な生姜の風味が生姜好きを唸らせる一品。「生姜の若だんな」「おつまみ新生姜」「フレッシュ新生姜」「源喜亭 新生姜」といった新生姜製品も、ヘルシーなお酒のおつまみとしてファン層が拡大している。
 にんにく製品は、リモートワークの増加やマスク着用により口臭を気にする機会が少なくなった影響もあり人気が上昇。定番の「みそにんにく」「しそにんにく」に加え、厳選したにんにくを黒酢にじっくりと漬け込んだ「黒酢にんにく」もリピーターが増加している。
 同社ではSDGsの推進にも取り組む。近年、製造工程で発生する生ゴミの削減に力を入れており、前期は約40tの生ゴミ削減に成功した。また輸入原料容器の一部を木箱からステンレス製のスペースカーゴへ切り替えるなど、様々な環境対策を実施している。
 こうした取組を受け、「埼玉県SDGsパートナー」にも登録、県が進める「埼玉版SDGs」にも対応している。今年11月には150周年を迎えた地元の埼玉(さきたま)小学校へ寄付を実施するなど、地域貢献にも力を入れている。【2023(令和5)年12月1日第5147号16面】

『「一品入魂」の書』 執筆

本社1階に飾られた「一品入魂」の書
 山本食品工業のスローガンである「一品入魂」の書がこの度、同社社員で書道家の筑井伽奈子氏により書き上げられ、本社1階に飾られた。
 筑井氏は埼玉県熊谷市出身。4歳から書道を始め、20年のキャリアを持つ。現在は、有段者や師範より上位の資格である「教授」の資格を有する。
 自ら書道教室を運営し、20名ほどの生徒に教える傍ら、昨秋より山本食品工業へ入社し、週数回勤務している。
 筑井氏は「『一品入魂』は、山本食品工業の従業員にとって、特別な言葉。日常的に働いている中で、従業員一人ひとりに言葉への想いがたくさんあることが分かっている。そうした社員皆様の想いを乗せて筆をとった」と話す。
 書は、本社1階のパブリックスペースに飾られ、同社社員が通る度に、「一品入魂」の精神に磨きをかける。
【2023(令和5)年12月1日第5147号16面】

行田市「三方領知替」200年 山本食品工業が記念事業へ寄付

行田市長㊨に目録を手渡す山本会長
 埼玉県行田市では、今年「三方領知替」から200年を迎えるにあたり、「三方領知替200年記念事業」を実施している。
 9月7日には山本食品工業より記念事業に対する寄付が行われ、山本正幸会長より行田市の行田邦子市長へ目録が手渡された。
 三方領知替とは、江戸時代、幕府の命令で三つの大名家が同時に玉突き状態でお互いの領地を同時に交換させる(転封する)こと。今から200年前の文政6年(1823年)、忍藩主阿部正権が白河へ、白河藩主松平定永が桑名へ、桑名藩主松平忠堯が忍へ転封となる三方領知替が行われた。
 このことが縁となり、行田市・桑名市・白河市は平成10年に友好都市を締結し、経済や文化、スポーツなど様々な分野で交流が続けられている。
 今年は、この歴史的史実からちょうど200年、さらには友好都市25周年を迎える。行田市ではロゴマークやPR動画の作成の他、街中における懸垂幕・横断幕の設置などを行い200年を祝福すると共に、広くPR活動を行っている。
 12月24日には行田市産業文化会館ホールにて、「三方領知替200年記念講演会・トークショー」(主催:行田市、特別協力:山本食品工業株式会社、株式会社ファイブイズホーム)が実施される。行田市郷土博物館館長の鈴木紀三雄氏の基調講演「文政6年の三方領地替について」、落語家の春風亭昇太氏、城郭考古学者・博士の千田嘉博氏によるトークショー「忍城・桑名城・小峰城~三方領知替の城~」など盛りだくさんの内容を予定している。
【2023(令和5)年12月1日第5147号16面】

<奈良漬特集>「むさしの小舟」ブランド

国産奈良漬100g
奈良漬一本
「むさしの小舟」ブランドの奈良漬
 山本食品工業株式会社(山本正憲社長、埼玉県行田市)は大正10年創業の老舗。らっきょう・しょうが・にんにくを中心とした漬物の製造・販売で知られる同社だが、伝統製法が詰まった奈良漬製品の人気も高い。
 贈答用として人気なのが、創業時より製造を続ける奈良漬「むさしの小舟」ブランド。武蔵の大地に位置する同社が、地元行田の酒粕と瓜を使い、何度も漬け返し、一本一本心を込めて仕上げている。半割にした瓜の姿が小舟に似ていることから「むさしの小舟」と名付けられた。その味わいは長年多くの顧客から愛され続けており、同社のWEBショップでも根強い人気を誇る。
 「国産奈良漬100g」は、漬け替えを繰り返し、手間を惜しまず、じっくりと時間をかけて漬け込む。国産のシャキシャキとした食感に厳選した酒粕の香り高さが加わり口の中に芳醇な風味が広がる。100gというサイズ感も程よく、奈良漬を手軽に楽しみたいライトユーザーから、本格派のヘビーユーザーまで売場で幅広い層の支持を獲得している。
 独自調味液を使用し、全糖仕上げで作る「奈良漬一本」もマイルドな食べやすさとボリューム感が人気。奈良漬入門者からヘビーユーザーまでこちらも幅広い層から支持を受けている。
 同社がある行田市は2017年、足袋蔵などの歴史的遺産が評価され埼玉県内で初めて「日本遺産」に認定された。その構成遺産の中には、“行田の奈良漬”も含まれている。
【2023(令和5)年12月1日第5147号9面】

第72期経営発表会 前期売上は107億円

山本社長
山本会長
野田常務
山本副会長
小池部長
行田市長
第72期経営発表会
今期110億達成へ全社一丸
 山本食品工業株式会社(山本正憲社長、埼玉県行田市)は10月21日、第72期経営発表会を埼玉県熊谷市の熊谷スポーツホテルで開催した。第71期(2022年10月~2023年9月)の売上は前期売上101億円を大幅に上回る107億円で着地。らっきょう、生姜、にんにくの主要3品が伸長し、増収増益を達成した。今期は自社の優位性と商品価値の周知に引き続き取り組んでいく他、物流2024年問題に対応する配送の効率化、FSSC22000活動による品質改善などに力を入れ、全社一丸で売上目標110億円の達成を目指す。懇親会には行田市の行田邦子市長も駆けつけ、同社のさらなる発展へエールを送った。
 冒頭の挨拶で、山本正幸会長は「おかげ様で72期を迎えることができ、売上は107億円となった。ここまで売上を伸ばしてこられたのは皆様のおかげ。コロナ禍でも売上を伸ばすことができ、今までやってきたことが間違っていなかったと実感している」と謝意を示した。
 創業者の山本源次郎氏が、同社の商売の原点となる引き売り八百屋を始めた頃、種生姜の販売に力を入れていたことに触れ、「生姜とは特別な縁があると感じている。弊社の『国産生姜』は原料の品質にこだわった最高の商品で、自信を持ってお薦めすることができる。日本中が人手不足の中、有難いことに弊社では人材にも恵まれている。そうした自社の強みや優位性に自信を持ってPRしていくことが大切だ」と述べた。
 また「社会貢献していくことが企業の使命」とし、今年11月に150周年を迎える地元の埼玉(さきたま)小学校や京都大学iPS細胞研究所へ寄付を行ったことを明かし、引き続きSDGsに力を入れていく方針を示した。
 続いて、山本社長が基本方針を発表。前期売上が107億円となったことを報告し、「社長に就任して3年目だが、ここまで順調に来ているのは本当に有難いこと。皆様の力を結集することで売上アップに繋がっている。今期もその方向性を変えず全社一丸となり協力して頑張っていこう」と話した。第72期基本方針として、①感謝の気持ちを持ち、今まで以上に丁寧に「一品入魂」の精神で取り組む②現状がベストではないと考え、コミュニケーションをより強化して変化に対応する③物流2024年問題に対応するための配送の効率化、運送の最適化④FSSC22000活動を通じた品質向上や効率改善⑤事務処理・製造のIT、DX化⑥SDGsの取組強化などを挙げた。
 山本社長は、「得意先様や消費者に自社ブランドの美味しさや品質の優位性を周知できるよう努めていく。円安の影響などにより製造コストは上昇し続けており、今後、物流費の上昇も予想される。それに向けて知恵を絞り、しっかりと企業努力を行いながら、価格適正化を図っていく。72期もどんな困難が待ち受けているか分からないが、売上目標の110億円に向け、全員で協力して頑張っていこう」と語った。
 野田常務が第72期販売方針を発表。主要3品のさらなる販売強化、数字を意識した営業活動、取り組み商品の拡販などを挙げ、「今まで以上に弊社の商品価値を高めて、活用してもらいお得意先様と共に商品の拡販を進めていく。売上だけでなく主要3品の構成比アップにも力を入れ、売上目標を達成したい。72期も全社一丸となって頑張っていこう」と話した。
 新組織人事発表、優秀社員表彰に続き、小池佑英執行役員営業部部長が営業部代表として決意表明。同社ソフトボールチーム・山本スキャリオンズが今期地区大会で優勝3回と躍進していることに触れ、仕事もスポーツと一緒で、「どこのチームよりも団結し、個々の役割を全うすることが大切。今日良くても、明日どうなるかは分からない。緊張感を持ち、常にアンテナを立てて営業活動をしていこう」と呼びかけた。
 懇親会には、行田市の行田邦子市長が駆け付けた。山本会長より紹介を受けた行田市長は、「行田市は来年75周年、御社も非常に長い歴史と伝統を持つ会社。こうして長きにわたり、日本の食文化を守り、地域のために事業を展開し続けられるのは、昔からあった良いもの、歴史と伝統をしっかりと守るため、日々イノベーションを繰り返しているからではないか。これからも行田市に欠かせない会社として、地域や食文化のために飛躍して頂きたい」とエールを送った。
 懇親会は山本賢司副会長の乾杯発声で開宴。山本副会長は、「前期は皆様の力が結集されて良い数字がでたのだと思う。為替、少子化、人口減少など厳しい環境は続くが、社長を先頭に、会長、私もできる限り皆様と一緒に会社を盛り上げていく。今期も売上目標を達成できるよう頑張っていこう」と語り、杯を挙げた。
 懇親会では、こだわりの回転寿司チェーン「すし銚子丸」の出張回転寿司コーナーが設置され盛り上がりを見せる中、各社員抱負発表や新卒内定者紹介などが行われ、全社員が今期の活躍を誓った。
【2023(令和5)年11月1日第5144号8面】

左から山本会長、行田市長、山本社長
山本社長と来春入社予定の新卒内定者

「FSSC22000」更新完了

FSSC22000認証の登録証(本社工場)
FSSC22000認証の登録証(中国新工場)
 らっきょう・生姜・にんにくを主力とする山本食品工業株式会社(山本正憲社長、埼玉県行田市)は、らっきょう漬け込み量が日本一、酢漬メーカーで売上トップの地位を確立している。
 同社では近年、売上が順調に推移。前期第70期(2021年10月~2022年9月)売上は101億円を達成。今期もここまで好調な売上をキープしており、9月決算では売上前年比超が視野に入っている。2020年に埼玉県行田市の本社工場及び中国湖南省の新工場にて〝FSSC22000認証〟を取得、世界基準の安心安全な製品づくりを実現している。今年5月には本社工場、中国新工場においてFSSC22000の更新審査が完了、会社全体に衛生管理意識が浸透し、より高いレベルの生産体制が整っている。
 2019年に稼働した中国湖南省湘陰県の新工場は様々な最新テクノロジーを取り入れている。生産品目は各種らっきょう製品と一部しょうが製品で、生産能力は従来の約2倍に拡大した。原料の保管から処理、漬け込みまで全ての工程でコールドチェーンを導入、圧倒的なスケールで高品質製品の量産化に成功している。
 こうした環境下で製造されるらっきょう製品は、シャキシャキとした歯切れの良さを持っており鮮度感溢れる仕上がり。一口食べれば分かる、品質面での優位性を誇っている。
 同社では、〝うまさと健康を食べる〟をポリシーとして、絶えず製造技術の革新や製品改良に取り組んでいる。味わいの面においても、全ての商品において定期的にマイナーチェンジを実施。絶え間ない品質改善を行うことで、常にその時代に合ったベストな美味しさを食卓に届けている。
 らっきょう製品は、「甘らっきょう」「ピリ辛らっきょう」「花らっきょう」3種の他、「国産甘口らっきょう」「国産ピリ辛らっきょう」「国産うす塩味らっきょう」といった国産シリーズまで幅広いラインナップ。
 酸度・塩度・糖度のバランスにこだわり、じっくりと乳酸発酵させる独自製法で仕上げている。らっきょう特有の臭みが少なく、らっきょうが苦手な人や初めての人でも食べやすい味わいが特長。素材の旨味や歯切れの良さは一度食べれば違いが分かる美味しさで、全国的にファン層を増やしている。
 生姜製品では「国産紅しょうが」「国産甘酢しょうが」「国産みじん紅しょうが」の国産シリーズ3品が特に好調な動きを示す。厳選した原料を使用、筋がなく柔らかい舌触りとシャキシャキと心地良い歯切れを併せ持ち、上品な生姜の風味が鼻を抜ける生姜好きにはたまらない味わいが支持を集めている。
 「生姜の若だんな」「おつまみ新生姜」「フレッシュ新生姜」「源喜亭 新生姜」といった新生姜製品も、家飲み需要が高まる中、ヘルシーなお酒のおつまみとして需要が拡大。冷惣菜売場向けカップ製品「おつまみ新生姜」もリピーターが増加中で、引き合いが強まっている。
 同社では生産方法が未だ全国的に浸透していない国産竹しょうがの栽培にいち早く取り組んできた。独自の栽培方法で契約農家と取り組む生産から販売までの一連の流れは、農商工等連携事業としての認定も受けている。
 「源喜亭 新生姜」は、この貴重な国産竹しょうがを使用した漬物で、収穫したてのフレッシュな色、歯ざわり、風味を残した国産ならではの味わいが楽しめるこだわりの製品だ。
 同社ではSDGsの推進にも取り組む。近年、製造工程で発生する廃棄物の削減に力を入れており、前期は約40tの廃棄物削減に成功した。また輸入原料容器の一部を木箱からステンレス製のスペースカーゴへ切り替えるなど、様々な環境対策を実施している。
 こうした取組を受け、「埼玉県SDGsパートナー」にも登録、県が進める「埼玉版SDGs」にも対応し、地域貢献にさらに力を入れる。
【2023(令和5)年9月11日第5139号10面】
甘らっきょう80g

ピリ辛らっきょう80g

国産紅しょうが

国産甘酢しょうが

生姜の若だんな

冷惣菜売場向けカップ製品「おつまみ新生姜」

<奈良漬特集>幅広い奈良漬ユーザーから支持

国産奈良漬100g
奈良漬一本
 山本食品工業株式会社(山本正憲社長、埼玉県行田市)は大正10年創業の老舗。らっきょう・しょうが・にんにくを中心とした漬物の製造・販売で知られる同社だが、伝統製法が詰まった奈良漬製品の人気も高い。
 「国産奈良漬100g」は、漬け替えを繰り返し、手間を惜しまず、じっくりと時間をかけて漬け込む。国産のシャキシャキとした食感に厳選した酒粕の香り高さが加わり口の中に芳醇な風味が広がる。100gというサイズ感も程よく、奈良漬を手軽に楽しみたいライトユーザーから、本格派のヘビーユーザーまで売場で幅広い層の支持を獲得している。
 独自調味液を使用し全糖仕上げでつくる「奈良漬一本」もマイルドな食べやすさとボリューム感が人気。奈良漬入門者からヘビーユーザーまでこちらも幅広い層から支持を受けている。
 また、贈答用として人気なのが、創業時より製造を続ける奈良漬「むさしの小舟」ブランド。 熟成に時間と真心を込めた味わいは長年多くの顧客から愛され続けており、同社のWEBショップでも根強い人気を誇る。
 同社がある行田市は2017年、足袋蔵などの歴史的遺産が評価され埼玉県内で初めて「日本遺産」に認定された。その構成遺産の中には、”行田の奈良漬”も含まれている。
【2023(令和5)年7月1日第5133号6面】

<酢漬特集> 酢漬メーカーで売上トップ

甘らっきょう80g
ピリ辛らっきょう80g
国産うす塩味らっきょう
国産紅しょうが
 らっきょう・生姜・にんにくを主力とする山本食品工業株式会社(山本正憲社長、埼玉県行田市)は、らっきょう漬け込み量が日本一、酢漬メーカーで売上トップの地位を確立している。
 前期第70期(2021年10月~2022年9月)の売上は101億円となり、厳しい環境下で増収を達成。今期もここまで好調な売上をキープしており、酢漬の需要期となる夏場に向けてさらなる売上増を目指す。
 同社では2020年に埼玉県行田市の本社工場及び中国湖南省の新工場にて〝FSSC22000認証〟を取得、世界基準の安心安全な製品づくりを実現している。今年5月にはFSSC22000の更新審査が完了し、より高いレベルの生産体制が整っている。
 2019年に稼働した中国湖南省湘陰県の新工場は、工場の建築面積が1万8000平方メートルに及ぶ。生産品目は各種らっきょう製品と一部しょうが製品で、生産能力は従来の約2倍に拡大した。
 新工場には様々な最新テクノロジーが取り入れられており、原料の保管から処理、漬け込みまで全ての工程でコールドチェーンを導入、圧倒的なスケールで高品質製品の量産化に成功している。
 らっきょう製品は、「甘らっきょう」「ピリ辛らっきょう」「花らっきょう」3種の他、「国産甘口らっきょう」「国産ピリ辛らっきょう」「国産うす塩味らっきょう」といった国産シリーズまで幅広いラインナップ。酸度・塩度・糖度といった3つのバランスにこだわり、最も美味しいと感じる旨みの黄金比を追求している。らっきょうが持つ素材の旨みが際立ち、苦手な人が多いらっきょう臭が少ないのも、この絶妙なバランスがあってこそのものだ。
 生姜製品は「国産紅しょうが」「国産甘酢しょうが」「国産みじん紅しょうが」の国産シリーズ3品が好調。筋がなく柔らかい舌触りとシャキシャキとした心地良い歯切れを併せ持ち、上品な生姜の風味が鼻を抜ける生姜好きにはたまらない味わいが支持を集めている。
 「生姜の若だんな」「おつまみ新生姜」「フレッシュ新生姜」「源喜亭 新生姜」といった新生姜製品も、家飲み需要が高まる中、ヘルシーなお酒のおつまみとして需要が拡大している。冷惣菜売場向けカップ製品「おつまみ新生姜」もリピーターが増加中で、引き合いが強まっている。
 同社では生産方法が未だ全国的に浸透していない国産竹しょうがの栽培にいち早く取り組んできた。独自の栽培方法で契約農家と取り組む生産から販売までの一連の流れは、農商工等連携事業としての認定も受けている。
 「源喜亭 新生姜」は、この貴重な国産竹しょうがを使用した漬物で、収穫したてのフレッシュな色、歯ざわり、風味を残した国産ならではの味わいが楽しめるこだわりの製品となっている。
 同社ではSDGsの推進にも取り組む。近年、製造工程で発生する生ゴミの削減に力を入れており、前期は約40tの生ゴミ削減に成功した。また輸入原料容器の一部を木箱からステンレス製のスペースカーゴへ切り替えるなど、様々な環境対策を実施している。こうした取組を受け、「埼玉県SDGsパートナー」にも登録、県が進める「埼玉版SDGs」にも対応し、地域貢献にさらに力を入れる。
【2023(令和5)年6月16日第5131号5面】
国産甘酢しょうが
源喜亭 新生姜
生姜の若だんな

冷惣菜売場向けカップ製品「おつまみ新生姜」

新入社員歓迎会を開催

山本社長
山本会長
山本副会長
山本相談役
山本社長と新卒新入社員
新入社員歓迎会
 山本食品工業株式会社(山本正憲社長、埼玉県行田市)は4月28日、熊谷市の熊谷スポーツホテルにて2023年新入社員歓迎会を開催した。今期は10名の新卒新入社員が入社し、歓迎会では新入社員の入社を祝った。
 冒頭、野田真二郎常務に続き社員全員が経営理念・創業者訓言を唱和した後、山本正幸会長が挨拶した。 山本会長は新入社員の入社を祝福すると共に働く上で大切にすべきポイントを紹介。「心を込めて挨拶をきちっとすることがとても大切で、人生においての基本となる。また一生懸けても悔いのない良い会社にしていかなければならない。その会社に入って自分の力を思う存分発揮してやっていくことでその会社に勤めた価値がある。社会人として頑張ってやっていってほしい」とエールを送った。
 山本社長は「今年10名の新しい仲間が増えた。これから辛いこと、嬉しいことがたくさんあると思うが、その一つ一つが成長に繋がっていく。それを楽しみながら仕事をしてほしい。ハングリーな気持ちを持って、常に上を目指して頑張ってほしい」と新入社員を激励した。
 また今期業績について、「お陰様で半期が終わり売上は好調に推移している。酢漬メーカーとして、ここからの半期が勝負となるので、全社員一丸となってやっていこう。それぞれの部署が力を合わせて、一つの方向を向いてやっていくことの大切さを忘れないでほしい」と述べた。
 山本賢司副会長は「今年も10名の素晴らしい新卒新入社員が入社した。“企業は人なり”とよく言われる。最近はChatGPTやAIなどデジタル技術が目覚ましい進化を遂げているが、どんなに優れた技術があっても、最終的にそれをコントロールするのは人。新しい才能ある人たちがスキルアップして、会社を盛り上げていってほしい」と訓示した。続いて、今期入社した新卒新入社員と中途新入社員が登壇し、自己紹介を行った。その後、優秀社員表彰が行われた。
 懇親会では、小池佑英執行役員営業部部長ら各部代表者から新入社員へ激励の言葉が贈られた後、外国人技能実習生が挨拶した。乾杯発声は山本貢相談役が務め、「これから正式に配属先が決まるが、自分が与えられた仕事をしっかりやって会社に貢献していってほしい」と新入社員の活躍を祈念し盃をあげた。
 中締めは、宮崎雅也工場長、新入社員全員、野田常務が務め、新入社員歓迎会は閉会した。
【2023(令和5)年5月1日第5127号3面】

<埼玉特集> 品質面で飛躍的進化 「埼玉版SDGs」に対応

甘らっきょう80g
ピリ辛らっきょう80g
国産紅しょうが
国産甘酢しょうが
黒酢にんにく
源喜亭 新生姜
 らっきょう・生姜・にんにくを主力とする山本食品工業株式会社(山本正憲社長、埼玉県行田市埼玉)は、らっきょう漬け込み量が日本一、酢漬メーカーで売上トップの地位を確立している。
 創業100周年を迎え売上101億円に到達した第69期に続き、前期第70期(2021年10月~2022年9月)も、中国のロックダウンや歴史的な円安など様々な逆風が吹き荒れる中で、増収を達成した。今期も、FSSC22000認証を取得する世界基準の品質管理体制の下、『一品入魂』の精神に磨きをかけ、より高品質な製品づくりに邁進している。 
 同社では『うまさと健康を食べる』をポリシーに、らっきょう・生姜・にんにくの健康性の提供と共に、その味わいに磨きをかけることへ長年力を注いできた。徹底的に美味しさを追求する継続的な取組の成果により製品の品質が向上、食べれば分かる明確な味の違いを生み出している。同社製品の美味しさを支えているのが、卓越した高品質原料の調達力と素材の風味を高める製造工程だ。
 国内外の産地より厳選した原料を調達、独自の漬け込み技術を応用した低塩熟成製法で漬込む。2019年に稼働した中国新工場では原料の保管から処理、漬込みまでの全工程でコールドチェーンを導入。徹底した鮮度管理を行うことで、らっきょう製品の品質は飛躍的な進化を遂げている。
 同社のらっきょう製品は、「甘らっきょう」、「ピリ辛らっきょう」、「花らっきょう」3種の他、「国産甘口らっきょう」、「国産ピリ辛らっきょう」、「国産うす塩味らっきょう」といった国産シリーズまで幅広いラインナップ。酸度・塩度・糖度といった3つのバランスにこだわり、最も美味しいと感じる旨みの黄金比を追求している。らっきょうが持つ素材の旨みが際立ち、苦手な人が多いらっきょう臭が少ないのも、この絶妙なバランスがあってこそのものだ。 
生姜の若だんな
 生姜製品は「国産紅しょうが」、「国産甘酢しょうが」、「国産みじん紅しょうが」の国産シリーズ3品が好調。「国産甘酢しょうが」は筋がなく柔らかい舌触りとシャキシャキと心地良い歯切れを併せ持ち、上品な生姜の風味が鼻を抜ける生姜好きにはたまらない一品だ。「生姜の若だんな」、「おつまみ新生姜」、「フレッシュ新生姜」、「源喜亭 新生姜」といった新生姜製品も家飲み需要が高まる中、ヘルシーなお酒のおつまみとしてファン層が拡大している。
 同社では生産方法が未だ全国的に浸透していない国産竹しょうがの栽培にいち早く取り組んできた。独自の栽培方法で契約農家と取り組む生産から販売までの一連の流れは、農商工等連携事業としての認定も受けている。「源喜亭 新生姜」はこの貴重な国産竹しょうがを使用した漬物で、収穫したてのフレッシュな色、歯触り、風味を残した国産ならではの味わいが楽しめるこだわりの製品だ。
 にんにく製品は、リモートワークの増加やマスク着用で口臭を気にする機会が少なくなった影響もあり人気が上昇。定番の「みそにんにく」、「しそにんにく」に加え、厳選したにんにくを黒酢にじっくりと漬け込んだ「黒酢にんにく」もリピーターが増加している。
山本社長㊨から行田市社会福祉協議会へらっきょう製品などを寄贈
 同社ではSDGs(持続可能な開発目標)の推進にも力を入れている。近年、製造工程で発生する生ゴミの削減に取り組んでおり、前期は約40tの生ゴミ削減に成功した。また水、電気、燃料、資材など様々な資源を節約することで環境対策に努めている。全社員がより良いやり方を日々模索しており、アイデアを提案シートとして提出、各部署において絶え間ない改善活動が行われている。
 施設面では、大型廃水処理設備や太陽光発電の導入、重油からガスへのボイラー転換などを実施。営業車も全てハイブリッド車に変更するなど、全社を挙げて環境に負荷をかけないものづくりを推進している。
「埼玉版SDGs」に対応
 社会貢献活動としては、地元小学校や京都大学iPS細胞研究所への寄付を実施している他、6月から行田市社会福祉協議会へらっきょう製品などを月一回継続的に寄贈する取組も新たに開始した。昨年7月には「埼玉県SDGsパートナー」にも登録、県が進める「埼玉版SDGs」にも対応し、地域貢献にさらに力を入れていく。
【2022(令和4)年11月21日第5112号10面】

山本食品工業 「第71期経営発表会」開催

山本社長
山本会長
野田常務
山本副会長
宮崎工場長
小池部長
役員一同
山本社長と来春入社予定の新卒内定者
第71期経営発表会
厳しい環境下で増収達成
 山本食品工業株式会社(山本正憲社長、埼玉県行田市)は10月22日、第71期経営発表会を埼玉県熊谷市の熊谷ガーデンパレスで開催した。第70期(2021年10月~2022年9月)の売上は中国のロックダウンや歴史的な円安など様々な逆風が吹き荒れる中、増収を達成した。今期は自社の優位性と商品価値の周知による適正価格化や3年目となるFSSC22000活動による品質改善などに力を入れ、全社員一丸で売上目標103億円の達成を目指す。
 経営発表会で山本正幸会長は、「皆様の力で何とか前年売上を超えることができた。円安の進行など難しい時代になっているが、全社を挙げた経費削減や効率化、営業の頑張りもあり売上を確保することができた。皆様が様々なことに取り組んで努力してくれた結果だ」と謝意を示した。
 今期については、さらなる円安進行や製造コストの上昇が危惧されるなか、自社製品の品質に絶対的な自信を持って販売していく必要性を強調。「らっきょう、生姜、にんにくを始めとした自社製品において、味、品質、価格といった商品価値で同業他社に絶対に負けないだけの自信がある。それをもっとアピールしてほしい。自信を持って元気にやっていこう」と話した。
 続いて、山本社長が第71期基本方針を発表した。山本社長は「70期は激動の一年だった。値上げ交渉、中国のロックダウン、円安など非常に厳しい環境の中、皆様の頑張りでどうにか乗り切ることができた」と前期を振り返った。
 今期の基本方針については、①感謝の気持ちを持ち、「一品入魂」の精神で取り組むこと、②常に改善を進め、その成果を水平展開していくこと、③自社の優位性と商品価値の周知に努め適正価格化を実現すること、④3年目となるFSSC22000活動を通じた品質向上や効率改善、⑤製造ラインや事務処理等のIT、DX化、⑥SDGsの取組強化などを挙げた。各部署で業界最強のチームづくりを行い、名実共にらっきょう№1の地位を確立すると同時に、生姜・にんにくカテゴリーにおいてシェアを拡大していくことを目標に掲げた。
 最後に、「為替などの外部環境がどうなるかは分からないが、やるべきことは一つ。美味しい物、安心安全なものを製造し、食生活に貢献すること。経営理念にある通り、それを第一にやっていく。そのためには、会社全体が一枚岩になり力を合わせることが重要だ。皆様と協力して厳しい一年を乗り越えていきたい」と述べた。
 野田真二郎常務は第71期販売方針を発表。主力3品の国内シェア№1を目指すこと、自社製品の優位性を伝える営業をしていくこと、組織力を強化していくことを目標に掲げ、新規開拓にも積極的に取り組んでいく方針を示した。「100年の歴史で培った自社商品の付加価値や優位性をしっかりと伝え、適正な評価をしてもらうことで営業につなげていこう。世の中が不安定な状況、何が起きても各部署が協力し合い売上目標を達成していきたい」と話した。
 辞令授与、新組織人事発表、優秀社員表彰に続き、宮崎雅也工場長、小池佑英執行役員営業部部長が各部代表として決意表明。宮崎工場長は「ルールの徹底や変化への対応に力を入れていこう」、小池部長は「アクション・レスポンスのスピードや精度を上げる努力をしていこう」とそれぞれ抱負を語った。
 懇親会では、山本賢司副会長が挨拶。「厳しい環境の中、前年売上をクリアできたのは素晴らしいことで、皆様一人ひとりが頑張った結果だと思う。弊社創業者訓言にあるように明るく元気で、仲良く働くことが非常に大切で、チームワークの良い会社やチームが最後は勝つ。今期も力を合わせて頑張ろう」と話した。
 各社員抱負発表では当日辞令を受けた第一生産部課長の染野翔氏、生産一課主任の末永隆行氏が挨拶。新入社員、新実習生紹介に続き、当日出席した来春入社予定の新卒内定者10名が自己紹介を行った。
 石井悟営業部長が、全社員の活躍を祈願し乾杯発声を行い開宴。会場内では、こだわりの回転寿司チェーンとして知られる「すし銚子丸」の出張回転寿司コーナーが設置されるなど、盛り上がりを見せた。
【2022(令和4)年11月1日第5110号12面】

全社で「SDGs」推進  

40tの生ゴミ削減に成功
 山本食品工業では、SDGs(持続可能な開発目標)の推進に力を入れている。製造工程で発生する生ゴミの削減に近年取り組んでおり、前期は約40tの生ゴミ削減に成功した。また水、電気、燃料、資材など様々な資源を節約し環境対策に努めている。
 施設面では、大型廃水処理設備や太陽光発電の導入、重油からガスへのボイラー転換などを実施。営業車も全てハイブリッド車に変更するなど、全社を挙げて環境に負荷をかけないものづくりを推進している。
 社会貢献活動としては、地元小学校や京都大学iPS細胞研究所への寄付を行うなど、幅広い取組を通してSDGsへ貢献している。
 これらの取組により、昨年7月には「埼玉県SDGsパートナー」にも登録、県が進める「埼玉版SDGs」にも対応し、地域貢献にさらに力を入れていく。
【2022(令和4)年11月1日第5110号12面】

<酢漬特集> 酢漬メーカーで売上トップ

甘らっきょう80g
ピリ辛らっきょう80g
国産うす塩味らっきょう
 らっきょう・生姜・にんにくを主力とする山本食品工業株式会社(山本正憲社長、埼玉県行田市)は、らっきょう漬け込み量が日本一、酢漬メーカーで売上トップの地位を確立している。同社では、前期売上が101億円となり、創業100周年の節目の年に、売上100億円を達成。今期も、FSSC22000認証を取得する世界基準の品質管理体制の下、『一品入魂』の精神に磨きをかけ、より良い製品づくりに邁進している。
 コロナ禍の長期化により健康志向が高まる中、同社が主力とするらっきょう・生姜・にんにく製品は好調に推移。らっきょうのフルクタン、生姜のショウガオール、にんにくのアリシンといった成分は、どれも免疫力強化や疲労回復に効果的とされ、日常的に食べるユーザーが増加傾向にある。自己防衛のための強い身体づくりに関心が集まる昨今、これら食品へのニーズはさらに高まっている。
 同社では『うまさと健康を食べる』をポリシーに、らっきょう・生姜・にんにくの健康性の提供と共に、その味わいに磨きをかけることへ長年力を注いできた。同社製品の美味しさを支えているのが、卓越した高質原料の調達力と素材の風味を高める製造工程だ。
 国内外の産地より厳選した原料を調達、独自の漬け込み技術を応用した低塩熟成製法で漬け込む。2019年に稼働した中国新工場では、原料の保管から処理、漬け込みまでの全工程でコールドチェーンを導入、徹底した鮮度管理を行うことで、らっきょう製品の品質が飛躍的に高まっている。
 現在、力を入れているのが「旬」の提案だ。新生姜製品は8月下旬より2022年新物に切り替わり、らっきょう製品も秋口より順次、新物へ切り替わる予定だ。今年の新物新生姜は、筋がない柔らかさとシャキシャキとした食感、爽やかな香りが特長。新物らっきょうも、歯切れの良い食感と鮮度溢れる風味を持ち合わせており、それぞれ旬の味わいが存分に楽しめる。
 同社のらっきょう製品は、「甘らっきょう」「ピリ辛らっきょう」「花らっきょう」3種の他、「国産甘口らっきょう」「国産ピリ辛らっきょう」「国産うす塩味らっきょう」といった国産シリーズも人気。酸度・塩度・糖度といった3つのバランスにこだわり、最も美味しいと感じる旨みの黄金比を追求している。らっきょうが持つ素材の旨みが際立ち、苦手な人が多いらっきょう臭が少ないのも、この絶妙なバランスがあってこそのものだ。
国産紅しょうが
国産甘酢しょうが
 また「生姜の若だんな」「おつまみ新生姜」「フレッシュ新生姜」「源喜亭 新生姜」といった新生姜製品も、家飲み需要が高まる中、ヘルシーなお酒のおつまみとしてファン層がさらに拡大している。
 同社では生産方法が未だ全国的に浸透していない国産竹しょうがの栽培にいち早く取組んできた。独自の栽培方法で契約農家と取組む生産から販売までの一連の流れは、農商工等連携事業としての認定も受けている。「源喜亭 新生姜」は、この貴重な国産竹しょうがを使用した漬物で、収穫したてのフレッシュな色、歯ざわり、風味を残した国産ならではの味わいが楽しめるこだわりの製品だ。
 にんにく製品は、リモートワークの増加やマスク着用で口臭を気にする機会が少なくなった影響もあり人気が上昇。定番の「みそにんにく」「しそにんにく」に加え、厳選したにんにくを黒酢にじっくりと漬け込んだ「黒酢にんにく」もリピーターが増加している。
 同社ではSDGs(持続可能な開発目標)への対応にも積極的だ。大型廃水処理設備や太陽光発電の導入、重油からガスへのボイラー転換などを実施し、全社を挙げて環境に負荷をかけないものづくりを推進している。これら取組により、「埼玉県SDGsパートナー」にも登録されている。
【2022(令和4)年9月11日第5105号10面】
生姜の若だんな
源喜亭 新生姜
フレッシュ新生姜
黒酢にんにく

<酢漬特集> 酢漬メーカーで売上トップ

新パッケージの「ピリ辛らっきょう80g」
新パッケージの「甘らっきょう80g」
 らっきょう・生姜・にんにくを主力とする山本食品工業株式会社(山本正憲社長、埼玉県行田市)は、らっきょう漬け込み量が日本一、酢漬メーカーで売上トップの地位を確立している。
 同社では、前期第69期(2020年10月~2021年9月)の売上が101億円となり、創業100周年の節目の年に、売上100億円を達成した。
 創業101年目を迎えた今期は、FSSC22000認証を取得する世界基準の品質管理体制の下、『一品入魂』の精神に磨きをかけ、より良い製品づくりに邁進している。
 今年4月にはらっきょう製品のパッケージを刷新。“じっくり乳酸発酵”の一文を加え、さらに美味しさが分かりやすく伝わるようリニューアルした。
 同社が特にこだわるのが原料の品質だ。国内外の産地より厳選した原料を調達、独自の漬け込み技術を応用した低塩熟成製法で漬け込む。2019年に稼働した中国新工場では、原料の保管から処理、漬け込みまでの全工程でコールドチェーンを導入、徹底した鮮度管理を行うことで、らっきょう製品の品質が飛躍的に高まっている。
 らっきょう製品では、定番の「甘らっきょう」「ピリ辛らっきょう」「花らっきょう」3種の他、「国産うす塩味らっきょう」「国産甘口らっきょう」「国産ピリ辛らっきょう」といった国産シリーズも人気。酸度・塩度・糖度のバランスに徹底的にこだわり、じっくりと乳酸発酵させる味わいが支持を集めている。
国産うす塩味らっきょう
国産紅しょうが
国産甘酢しょうが
フレッシュ新生姜
 また原料への強いこだわりが垣間見えるのが新生姜製品。中国の広大な大地で育まれた高品質な原料を使用。その中でも最も柔らかい部分を厳選し、保存料・合成着色料を使用せず漬け込む。辛味の少なさに加え、筋がない柔らかさと、シャキシャキとした歯切れの良さを持ち合わせている。口の中に広がる香り高い新生姜の風味にも、その品質の高さが表れている。
 「生姜の若だんな」「おつまみ新生姜」「フレッシュ新生姜」といった新生姜製品は、年々リピーターが増加中。サラダ代わりや家飲みのおつまみとして、漬物売場だけでなく、惣菜売場やコンビニでも人気が広がっている。
 同社では生産方法が未だ全国的に浸透していない珍しく貴重な素材である“国産竹しょうが”の栽培にもいち早く着手。独自の栽培方法で契約農家と取り組む生産から販売までの一連の流れは、農商工等連携事業としての認定も受けている。この貴重な国産竹しょうがを使用した「源喜亭 新生姜」は、収穫したてのフレッシュな色、歯ざわり、風味を残した国産ならではの味わいが楽しめるこだわり製品だ。
 コロナ禍の巣ごもりの影響もあり国産生姜製品も伸長している。「国産紅しょうが」「国産甘酢しょうが」「国産みじん紅しょうが」の国産シリーズ3品は、筋がなく柔らかい国産生姜の食感と風味を存分に生かした仕上がり。「源喜亭 新生姜」「源喜亭 おかか生姜」を合わせると同社の国産生姜シリーズは全5品になる。
 にんにく製品では、定番の「ピリ辛みそにんにく」「さわやかしそにんにく」の他、青森県産にんにくホワイト六片種を使用した「源喜亭 にっぽんのにんにく味噌仕込み」、近年健康食品として定着した「黒にんにく」もこだわりの味わいが支持されている。
【2022(令和4)年6月11日第5096号5面】
生姜の若だんな
おつまみ新生姜
源喜亭 新生姜
ピリ辛みそにんにく

山本正憲社長が特別賞を受賞 「埼玉ちゃれんじ企業経営者表彰」

山本正幸会長(左)と山本社長
 山本食品工業の山本正憲社長が、埼玉県内の中小・ベンチャー企業の経営者を表彰する「第18回埼玉ちゃれんじ企業経営者表彰」(主催:埼玉産業人クラブ、後援:埼玉県、埼玉りそな銀行、日刊工業新聞社)において、特別賞を受賞した。
 4月25日には埼玉県さいたま市の浦和ロイヤルパインズホテルにて表彰式が行われ、埼玉県の大野元裕知事、埼玉りそな銀行の福岡聡社長らが出席する中、山本社長が表彰を受けた。
 「埼玉ちゃれんじ企業経営者表彰」は、優れた先見性と指導力で新しい事業、産業の将来性を切り開こうとしている経営者や、既存事業とは異なる新規事業を展開し企業を発展させている経営者、家業などを引き継ぎつつ経営革新を実践している経営者らを表彰するもの。山本社長が受賞した特別賞は、新産業の創出と新規事業展開などで特に功績が認められる経営者に贈られる。
埼玉ちゃれんじ企業経営者表彰の表彰式(前列左から一人目が山本社長)
 推薦のあった中小・ベンチャー企業経営者らを対象に、1次審査で事業・財務内容を審査し、2次審査で地域社会への貢献度などを加味して受賞者が決定した。
 山本社長は食材の信頼性を確保する「トレーサビリティー」を実現するなど、品質の維持管理のための機器導入など厳しいチェック体制を構築、コロナ禍でも安定した財務・経営体制を維持したことが評価された。また私募債を発行し、行田市内の教育機関や体育館へ、時計や空調設備を導入するなどの地域社会への貢献が認められた。
 なお山本社長の他、住田光学ガラスの住田利明社長が埼玉県知事賞、協同商事の朝霧重治社長が埼玉産業人クラブ会長賞、和光紙器の本橋志郎社長と新報国マテリアルの成瀬正社長が特別賞を受賞した。
【2022(令和4)年6月11日第5096号5面】

iPS細胞研究所へ寄付 京大キャンパス内に銘板掲示

京大キャンパス内に掲示された銘板
 山本食品工業では再生医療研究を支援するため、今年3月まで山中伸弥教授が所長を務めた京都大学iPS細胞研究所(現在は髙橋淳所長)へ、これまで計500万円の寄付を実施した。
 この度、寄付の御礼として、京都大学キャンパス内に同社の銘板が掲示されることになった。
 同研究所では、iPS細胞の医療応用を目指し、研究活動を行っており、今年4月には血小板が少なくなる病気の患者に他人のiPS細胞から作り出した血小板を投与する治験を世界で初めてスタートするなど実用化に向けた研究が進んでいる。
【2022(令和4)年6月11日第5096号5面】

にんにく増量キャンペーン

「ピリ辛みそにんにく」「さわやかしそにんにく」のカップを10g、トレーを15g増量
らっきょう・生姜・にんにくを主力とする山本食品工業株式会社(山本正憲社長、埼玉県行田市)は、らっきょう漬け込み量が日本一、酢漬メーカーで売上トップの地位を確立している。同社では、第69期(2020年10月~2021年9月)の売上が101億円(第68期売上は96・9億円)となり、創業100周年の節目の年に、売上100億円を達成した。
10月よりスタートした新期は、FSSC22000認証を取得する世界基準の品質管理体制の下、『一品入魂』の精神にさらに磨きをかけ、より良い製品づくりに邁進していく。
同社が特にこだわるのが原料の品質だ。国内外の産地より厳選した原料を調達。昨年稼働した中国新工場では、原料の保管から処理、漬け込みまでの全工程でコールドチェーンを導入、徹底した鮮度管理を行うことで、らっきょう製品の品質が飛躍的に高まっている。また原料への強いこだわりが垣間見えるのが新生姜製品。中国の広大な大地で育まれた高品質な原料を使用。辛味の少なさに加え、筋がない柔らかさと、シャキシャキとした歯切れの良さを持ち合わせている。口の中に広がる香り高い新生姜の風味にも、その品質の高さが表れている。
さらに生産方法が未だ全国的に浸透していない珍しく貴重な素材である〝国産竹しょうが〟の栽培にいち早く着手。独自の栽培方法で契約農家と取り組む生産から販売までの一連の流れは、農商工等連携事業としての認定も受けている。
こうした先駆的な取組によりつくられる高品質な原料を、独自の製造技術により加工することで、らっきょう・生姜・にんにく製品の味わいに〝違い〟を生み出している。
現在、らっきょうと新生姜製品は、2021年新物に切り替わり、より鮮度の高い旬の味わいを楽しむことができる。
売場で好評を集めているのが11月より実施しているにんにく製品の増量キャンペーン。定番の「ピリ辛みそにんにく」「さわやかしそにんにく」のカップを10g、トレーを15g増量している。にんにく製品は、健康性の認知度アップに加え、リモートワークの増加やマスク着用により口臭を気にする機会が少なくなった影響もあり人気が上昇。今年、新発売した「黒酢にんにく」や、青森県産にんにくホワイト六片種を使用した「源喜亭 にっぽんのにんにく味噌仕込み」も好調に推移している。
国産紅生姜
生姜の若だんな
源喜亭 新生姜
源喜亭 にっぽんのにんにく味噌仕込み
また、らっきょう製品では、定番の「甘らっきょう」「ピリ辛らっきょう」「花らっきょう」3種の他、「国産うす塩味らっきょう」を始めとした国産シリーズも人気。酸度・塩度・糖度のバランスに徹底的にこだわり、じっくりと乳酸発酵させる味わいが支持を集めている。
生姜製品では「国産紅しょうが」「国産甘酢しょうが」「国産みじん紅しょうが」の国産シリーズ3品が好調。「生姜の若だんな」「おつまみ新生姜」「フレッシュ新生姜」といった新生姜製品もリピーターが増加中だ。「源喜亭 新生姜」は、貴重な国産竹しょうがを使用した漬物で、収穫したてのフレッシュな色、歯ざわり、風味を残した国産ならではの味わいが楽しめるこだわりの製品となっている。
同社は、昨年2月にテレビ埼玉の人気番組『いろはに千鳥』で、らっきょう・生姜・にんにく・奈良漬などの製品が放送され、人気漫才コンビ〝千鳥〟の二人(大悟・ノブ)がその味わいを絶賛した。この度発売されたムック本『るるぶ いろはに千鳥』では、埼玉を代表するご飯のお供として、「みそにんにく」と「奈良漬」が紹介されている。
【2021(令和3)年11月21日号10面】

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食料新聞
2020年8月1日号5面
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