漬物業界を代表するメーカーベンダー

本社・湘南工場
秋本食品株式会社(秋本大典社長、本社=神奈川県綾瀬市)は1933年、風光明媚な湘南の地で大根の品種改良から沢庵の製造をスタート。「本物の食の充実こそが、豊かな生活を営む基盤である」という創業以来変わらない想いで漬物を供給し、2018年に創業85周年を迎えた。
時代を越えても変わらない「食の伝統」と変化していくニーズに対応し新しい味を生み出す「技術の革新」。そして、それらを継承する「秋本の心」が信頼につながり、今日では漬物業界を代表するメーカーベンダーに成長した。
契約栽培農家は300カ所以上、物流センター取扱い機能は25万パック、得意先は120社を超えた。本社のある神奈川県を中心にスーパー、直売店、卸売市場、通信販売など、多方面に販売チャネルを持ち、「誰でも、どこでも、お求めいただける」というモットーを追求している。
看板商品

秋本食品の強み
仕入れから販売まで一貫した自社管理体制
国産の原料野菜にこだわっている。仕入れから製造・物流・販売まで一貫した自社管理体制を敷き、コールドシステムや製造履歴管理など、様々な取り組みを行っている。また、業界屈指の物流・販売網を活かし、全国各地の商品を仕入れて供給。地域で愛されている特産品から季節感を活かした春夏秋冬の浅漬まで、全てのカテゴリーに精通し、多様なニーズにきめ細かく対応している。
昨年8月には静岡県磐田市に東海工場を竣工。これまで外部委託していた製造や物流機能を内製化し、出荷までを一貫して行っている。原料保管などの温度管理の他、最新鋭の異物除去洗浄ラインを導入するなど、HACCPに基づく衛生管理と品質管理で安心安全な商品作りを行っている。生産能力はこれまでの約2倍となる5000万円~6000万円(月間売上)で、主要取引先のイオングループをはじめ、東海地方の食品スーパーへ商品を供給している。
全国つけ物・惣菜展示見本市
会社名 | 秋本食品株式会社 |
本社 | 〒252-1123 神奈川県綾瀬市早川2696-11 TEL 0467-71-6001(代表) FAX 0467-71-6008 |
支社 | 東海支社 〒438-0051 静岡県磐田市上大之郷110番地 TEL 0538-39-7333(代表) FAX 0538-39-7322 |
創業 | 1933年10月19日 |
資本金 | 8,000万円 |
代表者 | 代表取締役社長 秋本大典 代表取締役専務 秋本善明 |
従業員数 | 393名 |
工場 | 本社 湘南工場 藤沢工場 東海工場 |
事業所 | <営業所> 藤沢出張所 / 南部出張所 <直営店店舗> 鎌倉あきもと 本店 / 鎌倉あきもと スカイツリータウン・ソラマチ |
グループ会社 | 株式会社鎌倉あきもと 鎌倉あきもと 本店 〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町2-11-22 TEL&FAX:0467-22-0101 株式会社アキモ 〒321-0912 栃木県宇都宮市石井町2341 TEL:028-667-0545(代表) FAX:028-667-5749 |
その他 | 女性活躍推進法 |
本社 地図
秋本善明専務は、「我々の業界はプロモーションがあまり上手くない。発酵食品である漬物をもっとPRして良いと思う」と健康面を訴求したPRの必要性を強調した。
本日は、ご多忙な中を秋本会・秋本食品合同開催による東京家政大学大学院客員教授の宮尾茂雄先生のセミナーに参加いただき、ありがとうございます。秋本会の行事は、コロナ感染蔓延により恒例の展示会が2年連続で中止になり、その他の行事も中止の連続だった。その中で、昨年4月14日に東京プリンスホテルにおいて、第50回の秋本会総会を開催する予定だった。前回の東京オリンピックは昭和39年に開催され、同じ年に開業した東京プリンスホテルで「秋本会50周年の記念講演」を宮尾先生にお願いしていた。それが、1年半後の本日、オンラインを含めたセミナーという形で実現した。本日は、秋本会から菅野会長と遠藤副会長に会場にお越しいただき、日本各地の会員企業44社がオンラインで受講する。秋本食品もこの会場と藤沢工場の会議室と東海支社の会議室がWEBでつながり参加する。また営業マンも各デスクのパソコンで受講し34名が受講するので、業界新聞社5社8名を含めると合計86名が聴講する。これだけ多くの方が参加するのは、宮尾先生の本日の演題「発酵漬物の魅力と健康力」が漬物業界の皆様の興味のある演題であり、そして宮尾先生の人気があるからだと思っている。コロナ感染の緊急事態宣言が全国的に解除されたため、このチャンスに秋本会の行事も大至急復活させている。来年1月26日、27日には東京流通センターで「春夏商品提案会」を「新たなる販売促進の出発」のテーマでコロナ感染防止対応をした展示会として開催する。今年の秋は、台風が本州への上陸が無い年だったので、原料野菜は年末年始から春まで概ね豊作となり売上さえ作れば利益が出る年になっている。秋本会の皆様と社員の皆様が協力して年末年始と1月の展示会を乗り切り、お互いに収益が出るようにしていきたい。
コロナの発生から2年近くが経つ。その間、秋本食品と秋本会では行事を開催することができなかった。本日のセミナーは多くの方に参加いただき、喜ばしく思っている。コロナの第6波の到来が懸念されているが、この間に行事を行いたいということで来年1月26日と27日に春夏向けの提案会を開催する。また皆さんと直接お会いできることを心待ちにしている。本日の宮尾先生の講演にもあった『発酵』はプチブームとなっている。先日、発酵をテーマにしたカフェに行ってきた。米麹、酒粕、しば漬などが並び、発酵と健康を結び付けてPRしていた。我々の業界はプロモーションがあまり上手くない。発酵食品である漬物をもっとPRして良いと思う。ご講演をいただいた宮尾先生は全漬連と同じ事務所で漬物の研究を続けられるとのことでより身近な存在になったと感じている。今後も宮尾先生のご指導を仰いで発展していきたい。
【2021(令和3)年11月21日第5076号1、2面掲載】
【紙面アーカイブ】第51回秋本会総会(2021年4月16日開催)
役員改選で菅野弘副会長(すが野社長)が新会長、近清剛会長は相談役に就任。菅野新会長は第5代目会長。その他、梅澤敏晴会計理事(やまう会長)が退任し、伊藤征剛理事(信濃食品社長)が会計理事、新たに梅澤綱祐氏(やまう社長)が理事に就任した。
今年度の総会は、コロナ禍に対応してオンラインをベースに主催者や会長、副会長、監事ら役員を秋本食品本社会議室に招き、多くの会員にはパソコン上で参加できるようWeb会議ツール「ズーム」を活用する形で実施した。
2021年4月21日号3面 秋本会 (148KB) ↑ここをクリックすると詳細画面を見ることができます。
|